【その1:島田洋一】
■島田洋一ブログ「独自抑止力の必要を直視しない防衛白書」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2512406/
「防衛白書」がJL2(注:中国が開発したらしい弾道ミサイル)の開発という事実に言及しながら、それが「核の傘」の無力化をもたらすという肝心の意味合いに、中国の「活動目標」を列挙した中心箇所で、強調どころか触れてもいないのは、重大な職務怠慢というか、日米間の大きな認識ギャップですね。
言及しないという島田の指摘が正しいとして、それは「怠慢」ではなくおそらく『「核の傘」の無力化』という島田の認識が間違ってるからだろう。
「核の傘」の無力化は、日本自身が独自に抑止力を備える必要を指し示す。
日本独自の抑止力とは前後の文脈から見て「日本の核保有」のことだろう(はっきりそう書かないのはあの「暴言王」島田ですら世間の批判を恐れているのか?)。それを実行するには日本がNPTを脱退しなければならず、日本のような大国がNPTを脱退すればNPT脱退国が相次ぎ、NPT体制は崩壊するだろう。そうなれば北朝鮮も大っぴらに核開発ができると言うことだ。
要するにそんな事は出来るわけがない(アメリカもそんな事は認めないだろう)し、やれば日本はすさまじい国際的非難を浴びると言うことだ。こんな男が国際政治学者を名乗ってるというのだから呆れる。
■島田洋一ブログ「ガンは中国共産党―米中経済安保調査委・年次報告」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2511956/
島田の紹介する議会報告が島田の言うとおりのものだとして、単に今の議会が反中国的なだけで、そう言う路線をオバマ大統領が取るとは思えないが。
いずれにせよいくら様々な問題を抱えてるからと言って隣国をガン呼ばわりするのは常軌を逸してる。じゃあ中国でアレどこの国でアレ、日本をガン呼ばわりしたらこいつが「それも一つの意見ですね、支持しませんが」と冷静に対応するかといったら、おそらくマジギレするのだろうから呆れる。自分が言われていやなことは他人に言わないのは常識じゃないのだろうか。「ガン」呼ばわりしなくても「中国には人権上問題があると思います」と普通に言えばいいだけの話なのだから。
【その2:珍右翼が巣くう会福岡】
■「第13回日朝教育シンポジウム」
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=506
日朝友好のためには「朝鮮学校の無償化除外」のような差別は許されないという論は身勝手でも何でもない正論だ。バカ右翼は黙ってろ。
勝手な前提をつくるな。日本と国交のある国は民主国家揃いじゃねえだろ。
大体韓国や北朝鮮、中国が「歴史問題での真摯な反省(←別に外国との友好と関係なく必要だと思うが)や領土問題(尖閣、竹島)での日本の身勝手でデタラメな領有権主張取り下げは日本との友好の前提」と言ったらバカ右翼のお前は同意するのか?
手前みたいな寝言ほざいてたらいつまでたっても拉致問題は解決しないわ。というかこいつは拉致問題を解決したいのではなく、北朝鮮との友好妨害、国交正常化妨害に拉致問題を政治利用してるだけだろうが。
教育に携わる者ならば、北の人権侵害に目を瞑ってはいけません。
そもそも誰も「北朝鮮の人権侵害に目をつむって」いないと思うが。
大体「今日も増元照明氏と「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(9/28分)(追記・訂正あり)」http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20110928/5064208021でも批判したが、
『過去に従軍慰安婦否定論(http://sukuukai.jugem.jp/?eid=416)、蓮池透さんや反原発運動への中傷(http://sukuukai.jugem.jp/?eid=345)』
を書いた男が偉そうに人権を語るな。手前の方こそまず従軍慰安婦のおばあさん、蓮池透さん、反原発運動家の皆さんに自分が吐いた暴言を詫びたらどうなんだ。