今日のしんぶん赤旗紹介(11/19分) (追記・訂正あり)

■大阪に独裁者はいらない・各界の声

坂本廣子さん(食育・料理研究家
「食育」切り捨て・予算ゼロ
 私が大阪府の食育関係の会議の座長をしていたとき、知事になった橋下徹氏は食育関係の予算をゼロにしてしまいました。関係者の意見をまともに聞かずにです。食育関係の講演や催しができなくなりました。橋下氏は図書館で子供に本を読み聞かせるボランティアの補助も切りました。
(中略)
 橋下氏は『あとの結果はどうなろうと、その時は自分はいない』*1と言ったそうです。あまりにも無責任です。
(中略)
 もうこれ以上、橋下氏の政治を許してはなりません。


・森南海子さん(服飾デザイナー)
市長は優しさ必要なのに
 橋下徹前知事はどこかおかしい。
(中略)
 (注:彼が当選を目指す大阪市の)市長の仕事は市民の生活や町づくりを支えることではないでしょうか。そのために市長は市民の気持ちや願いを聞いて、まとめていくことが大切です。
 ところが彼は、市民と話し合うことをしないで、自分の主張を押し通そうとします。そのために、教員や公務員を悪者にして攻撃し、人気を得ようとまでしています*2
 独裁者そのものです。市民への思いやりや優しさこそが市長にとって大切なのだと思います。


 橋下の無茶苦茶ぶりは「橋下の無法のために被害を受けている人々」に取っては許し難いものだろう。
 問題は「関西マスコミがまともに批判しないこと」「あの男のデマゴギーに欺されるバカが大阪に多いこと」なのだが。
 ぜひともあの男に今度の選挙で落選という鉄槌が下って欲しいものだ。


【追記】
1)俺が見つけた某氏のツイッター

「磯野、野球やろうぜー」「いいけど中島、バットやグローブは? ボールもないじゃん」「いいじゃん、そんなもんなくても野球やろうぜ」「いやそれだと野球できないよ」「磯野は僕に負けるのが嫌だからそんなこというんだ、お前の負けだ」これの中島が橋下、磯野が平松だと思う。

うまい!。それくらい橋下はデタラメなんだがそれが分からないバカが多いんだよな。
ただ、中島と橋下ごときを一緒にするのは、中島の「中の人」に失礼だと思うが。


2)いろいろと参考になるエントリをお書きになり、かつ俺のエントリやはてブを割と好意的に紹介してくださったりするid:vanacoral氏の橋下批判エントリを紹介しておく。

vanacoralの日記
「70年代黒田時代大阪と現代ハシズム下大阪は同じなのか」
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20111119
「「橋下徹脱原発」にあらず 」
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20111122
「橋下“大阪市長”は敬老パスを廃止します」
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20111123


3)ブクマもつけたが、多くの野球ファン(もちろん必ずしも公務員じゃない)から非難されるナベツネの行為を正義の行為みたいに言える橋下には恐怖を感じる。正気なのかと。独裁者ナベツネの独裁をたたえながら「俺は独裁じゃない」と言うのもふざけた話だ。冗談抜きで橋下とその取り巻き的には「いい独裁」と「悪い独裁」があるのかもしれないが(勿論そんなのはただのご都合主義だ)。
産経新聞『「あーだこーだいったら解任!」橋下氏が仰天プラン 公務員は読売グループで研修せよ?!』
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111125/waf11112514000012-n1.htm


4)俺が時々チェックしてるid:motorunder氏のツイッター引用

まあどうなるかは分からないし、東京都民の自分が関われない話でもあるけれど、勝つにせよ負けるにせよ、橋下が大阪に君臨できるのはもうそう長くはないと思う。だけどそうなる前に橋下は国政に転身するだろう。文字通り大阪を骨までむしゃぶりつくした後で。
だからこれだけ書いておきます。大阪の皆さん。これが最後のチャンスです。橋下に大阪をこれ以上ムチャクチャにされないために「NO!」を叩きつける唯一最大のチャンスがこのダブル選です。

5)
kojitakenの日記「橋下徹松井一郎ダブル当確! まさに「20時の惨劇」! やはり時報と同時だった」
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20111127/1322391614

で、これにつけた俺のブクマ。

id:kojitaken氏の政治ブロガーとしての素早い対応には頭が下がる(記事アップがほぼ8時ちょうど)/しかし本当かよ。大阪民度低すぎだろ。あいつらとの戦いがこれからも続くのかよ/明日のマスゴミは万歳報道なのかね*3

・橋下当選とかネットニュースで見たらマジギレしそうだったので8時5分ぐらいに「id:kojitaken氏は何か書いてるかな(石原当選の時も郵政選挙の時も割と早くに簡単な意見を書かれていたので)」と見たらこれですよ、げんなり。
・今後、各方面から各意見が出るとは思うし、それを見ていろいろ考えたいが現時点での俺の意見を書いておく。
・俺的には橋下が『投票率が60%台になって欲しい(←大阪市長選はときに40%台と言うことも珍しくないらしい)』などと弱気な発言をしてるとのマスコミ報道だったので、不幸にして奴が勝つにせよ、そう簡単に当確などでないだろうと思っていたので大変残念だ。
・まあ、奴の言ってる都構想*4とやらが大成功するとはとても思えないので、id:kojitaken氏や、id:motorunder氏が予想するように、今回府知事をやめ市長に鞍替えした*5ように「実行するが失敗が表面化する前に理由つけて国政にトンズラ」「実行できない→やっぱり国会議員にならないといけないと言い出し、トンズラ」するのが目に見えてる(その時こそ落選して欲しいが)。
まあ、そう言う意味では奴の「大阪支配」も長く持って2〜3年で、石原のような4選などねらってないだろう。そういう意味では、石原など多選首長に比べ橋下はいわゆる「一発屋芸人」なみのきわめて無能な男と言えるし、その点は「幸せ」だが、その間に大阪を「焼け野原」(財政悪化と福祉切り捨て)にされては後の人間が困る。しかも国政進出などされては(あるいはそこまで行かなくても橋下と連携する動きが、地方首長や野田政権などに出れば)俺の住む埼玉にも悪影響が出る恐れがあるわけである。現知事・上田は橋下ほどの屑ではないともちろん思うが、どちらかというネオリベ寄りだし。
 たとえば大阪をまねして「高校入学できない中学3年生が沢山生まれました」とかなったら当事者は笑えない。
 大阪が焼け野原*6になっても、奴はトンズラし「後任首長が悪い」と言い訳し、信者がそれを支持するのかと思うと胸くそが悪い。
 とにかく、戦いをやめるわけにはいかないので、「金銭スキャンダル」でも「政治失政」でも何でも奴の問題点を今後も追及していくあきらめない姿勢が何より大切だろう。
・今回の共産の平松支持は結果的には成功しなかったわけだが、今後もこうした共闘に共産も「共産の相手側も」努力していただきたい(大阪はもちろんだが大阪に限らず)。そしていい加減、id:kojitaken氏らの批判するいわゆる「リベサヨ」は共産批判ばかりするのはやめてほしいと一共産支持者として思う(元宮城県知事が都知事選にでたときの「共産は候補を下ろせ」とか、「小沢批判を共産はやめろ」とかいいかげん不愉快)。
まあ、共産が悪い、悪い言ってれば精神的平穏が保てるのかも知れないがそれって何ら建設的じゃないから。

*1:今回の大阪市長選出馬の思惑が良く理解できる言葉だ。「我が亡き後に洪水よ、来たれ」か。

*2:それで「下品な奴だ」と非難が起こるのではなく、人気が得られるというのも大阪(あるいは日本?)の民度の低さを象徴するいやな話だが

*3:と思うので俺的にはこの件でのマスゴミ報道は出来る限り見ないつもり。不愉快になる上、橋下のデマカセ垂れ流しで何ら勉強にならないのでは見る意味はなかろう

*4:多くの橋下批判者が指摘するようによほどのメリットが見込める場合以外、こんな実現が困難な構想を口にしないと思うが。まあ奴にとって政策とは「東スポの見出し」も同然なのだろう。良く共産が脱原発の主張などを理由に理想主義だの非現実だの言われるが俺の理解では橋下辺りの方がよほど非現実だ。

*5:奴の鞍替えの理由の一つは明らかに信者にすら府政運営の失敗がばれる前のトンズラだろう。本気で府政運営に自信があるのなら、いくら後任が自分の子分でも府知事を辞めたりはするまい。むしろ市長選に刺客として子分を送りこんだだろう。府知事を続けたらじり貧だが、今市長選にでれば「府知事をなげうった勇気ある男」(俺は単に無責任としか思わないが)アピールで当選できる、最悪、落選しても「府知事をなげうった勇気ある男」イメージで国政進出を狙う、それが無理でも「勇気ある男」イメージで以前のようにタレントとして食ってけるという計算だったのだろう。したがって後任府知事の松井が何らかの理由で橋下に造反(造反理由が何でアレ、橋下の人を人とも思わない無茶苦茶ぶりではその可能性はゼロではない)しても奴は平気だろう。むしろ松井に府政失敗のすべての責任をおっかぶせることができると思ってるだろう(造反しなくても府政失敗が誰の目にも見えるようになったら自分のことを棚に上げて「松井が無能」といいだすのだろうが)

*6:話はまるきりずれるがある種の焼け野原状態から党を立て直した宮本顕治氏は実に偉大だと思う。しかも1955年当時の氏は、47歳の若さ(まあ、氏より年上の幹部はほとんど転向と獄死でいなくなっていたのだが)だ