「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(11/21分)(追記・訂正あり)

【その1:珍右翼が巣くう会福岡】
■非難決議の有効性に疑問
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=513

今回で7回目の採択となる国連総会第3委員会での北朝鮮非難決議ですが、年々賛成する国が増えてきている事は、歓迎しますが果たして北朝鮮への圧力、人権侵害問題の是正に有効なのか?甚だ疑問を感じます。
(中略)
非難決議採択に喜んでいるだけでは何も解決しないと思いますが・・・。

「果たして意味があるのか」という点は俺も同感だ。「中略」とした部分には賛成できないが。
で、以下が中略とした部分。

是正しないのなら制裁発動させるくらいの事は必要だと思います。

たぶんそう言う決議にしたら「賛成が減って」、最悪の場合、決議が不成立になると思うぞ。

決議に反対している中国やロシアに対して、日本政府・外務省は何かしらのアクションを起こしているのでしょうか?

マスコミ報道に寄れば「反対16、棄権55」なのに中国とロシアだけやり玉に挙げるのが実に右翼らしい。ちなみに棄権国にはこの間安倍ちゃんたちが訪問した「親日国」インドが入ってるらしい(毒)
ちなみに中国とロシアへのアクションって何、想定してるの?。まさか中国、ロシアを経済制裁しろとは言い出さないだろうな?。現実問題、無理だと思うぞ。


【その2:島田洋一
石破茂氏の常識論―谷垣“劣化進行”執行部は野田政権以下
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2517117/
島田なんかにほめられても石破も嬉しくないでしょう。
で、島田が何をほめてるかというとTPPに対する石破の態度。
要約すると石破の主張は「TPPには賛成だが民主党がやるのには反対だ、我々自民でなきゃいいTPPにならない。何故自民党執行部はTPP自体に反対するのか」というもの。
いや、そういえるまともな根拠があればいいんですが、石破の文章を読む限りまともな根拠があるとは思えない。

谷垣禎一*1石原伸晃*2という軽佻浮薄な総裁・幹事長コンビを担ぐ自民党執行部は、石破氏*3小池百合子*4がはずれたことで、一段と質が劣化したようだ。

逆だと思いますがね。
で、今は誰がその職にあるかというと、
政調会長茂木敏充
 第2次小泉内閣で科学技術政策担当相、沖縄・北方担当相。福田改造内閣で金融担当相。
 ウィキペ曰く「一時、自民党朝鮮半島問題小委員会*5の幹事長を務めた」そうですから極右ではないでしょう。その辺りが島田は気にくわないのでしょう。

総務会長:塩谷立
 福田改造内閣官房副長官麻生内閣文科相。ウィキペを見る限り、茂木氏と違い島田が塩谷氏を嫌う理由があるようには思えませんが「極右でなければ皆一緒」ということでしょうか?

ウルグアイラウンドが実質合意に達したのは1993年のことでしたが、EUは既にその前年に農政の大改革方針を決定していたのに対し、日本の対策決定は翌年の1994年、6兆1千億円の対策の中身のほとんどは基盤整備に充てられ、温泉ランドや農道空港などという、どう考えても農業の体質強化とは無縁の事業も多く含まれていました。私(注:石破のこと)は当時当選3回の野党新進党議員として何度も質疑に立ちましたが、与党であれ、野党であれ、EUと比べて危機感や真摯さにおいて大きな落差を感じた

で、石破が非難する政策をどこの誰がやったのかと言えば当時の自民ですからね。そして彼が当時いた新進党の主要メンバーは今の民主党にいると(小沢がその代表です)。
そして石破が何故自民に戻ったかと言えば、政策の話じゃなくて、後援会その他から戻った方がいい、いつまでも野党議員のつもりかという声が出たことが理由ですから。
良くこういう偉そうな事が言える。

*1:小泉内閣国家公安委員長財務相、福田改造内閣国交相

*2:小泉内閣国交相

*3:政調会長福田内閣防衛相、麻生内閣農水相を歴任

*4:前総務会長。安倍内閣防衛相

*5:北朝鮮対話派の衛藤氏や山崎拓氏が役員を務めたことのある会と言えばどういう会かは想像がつくでしょう