【その１：珍右翼が巣くう会福岡】
■延坪島砲撃事件から一年
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=516
昨年11月23日の延坪島砲撃事件から一年が経ちました。
時のたつのは本当に早い。
事件当初、由々しき事態に陥るのではないかと予想していましたが、民間人に犠牲者が出たにもかかわらず、意外にも韓国世論が冷静？だったのには驚きました。
・俺は全然驚かないが。大統領暗殺未遂事件（朴正煕時代の青瓦台襲撃事件、全斗煥時代のラングーン事件）が起きても、大規模な軍事報復などしなかったわけだし。
冷静で何が悪いんだ？。立派じゃないか。むしろ北朝鮮に日本が軍事攻撃されたわけでもないのに、「朝鮮学校無償化除外」と発狂してるバカがいる日本人の方が心の底から恥ずかしい。少なくとも対北朝鮮外交では完全に俺たちの国・日本は韓国に負けてるだろ（他でも負けてる気がするが）。
・興奮した韓国に北朝鮮と全面戦争でもやってほしかったのか、お前は？。俺はそんな物騒なことはノーサンキューだ。
・大体、民間人に犠牲が出たと言うが「こういう言い方は良くないかも知れないが」民間人死者は2人だけだぞ。全面戦争なんかやったら民間人の死者は2人じゃ済まないだろうが。
・なお、死者が「軍基地で工事作業していた作業員」という半分「軍属」みたいなもので「純粋な民間人じゃない」というのも「冷静」だった理由の一つかも知れない（軍基地にいる半分「軍属」みたいなものなら殺していいという話には勿論ならないし、「純粋な民間人」に死者が出なかったのは、「北朝鮮が軍基地をピンポイント攻撃した」と言う話ではなく「韓国政府の住民避難措置が適切であった」プラス「単なる幸運」だろうが）
・つうか軍基地へのピンポイント攻撃なら攻撃していいわけじゃないし、軍人だって殺しちゃダメだけどな。
参考
延坪島砲撃事件（ウィキペ参照）
死者：4名 負傷者：19名
死者の内訳は海兵隊員2名と民間人2名。 負傷者のうち16名は海兵隊員、3名が民間人
・俺個人は別に「全面戦争などしない」冷静な対応には全く驚かないが、韓国の「ロシアと一緒に北朝鮮通過する天然ガスパイプラインをつくるよ」計画（北朝鮮に通過料としてそれなりの金を払う）にはかなり驚いた。確かにタンカーで運ぶよりその方が輸送費がお安いらしいが。
「平壌市のある幹部」なんて正体不明の人間が出てくる記事なんか信用するんじゃねえっての。ガセじゃないと判断する根拠は何だよ？
我々は、この様な異常な国家がすぐ隣に存在している事を、ひと時も忘れてはいけません。
誰も北朝鮮が非の打ち所のない立派な国家だなんて思ってないから安心しろよ。
ましてや独裁国家と国交を回復するなんぞ「もってのほか」
日本と国交のある国は全部民主主義国家なのかよ？。違うだろ？（例：ミャンマー）
いや何を根拠に「民主化しないと拉致被害者はかえってこない」と意味不明なことを言うわけ？
蓮池さん、地村さん、曽我さんはかえってきただろ？。お前、屁理屈で「国交正常化」を妨害し、「民主化」と言う名の北朝鮮打倒がやりたいだけだろ？
【その２：島田洋一】
■田中康夫・稲田朋美「TPP対談」を読む（WiLL 2012年1月号）
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2521799/
TPPに批判的ないし慎重な態度を取る保守派は少なくない。しかも田中の対談相手は極右の稲田で対談した雑誌も極右系のウィル。
にも関わらず
田中康夫の軽薄ぶりがひどく（予想通りで驚きはないが）、汚物をかき分けながら泳ぐような不快感を覚える。
とまで田中をけなすのにびっくり。島田はTPPに好意的なのかも知れないが、批判的、懐疑的な人間は田中以外にもいるのに何故？
ま、読みすすめてその理由が何となく分かったが。しかし島田は他人のことを「軽薄」だの「汚物」だの「不快感」だの言えるほど自分が立派だと思ってるのか？
一例だけ挙げておこう。
田中
「途上国にたいしては日本が有利にISD（投資家と国家の紛争）条項を使える」って、早い話が、名誉白人を気取る日本が、上から目線で同じ黄色人種イジメをするって構図。……ドラえもんで言えば、アメリカというジャイアンがいて、「その友だちです」って米つきバッタしてるスネ夫が日本。そしてのび太である途上国を、腰巾着のスネ夫がいじめるのを、よしとするような話。
田中の認識の是非はともかく「日米関係ではずっとアメリカがジャイアンなら日本はスネ夫、それはTPPも同じ」という田中の認識が親米派を自認するらしい島田には気にくわないのだろう。単なるTPP批判ならここまでけなしたりはしないのだろう。
ただ、この種の「対米自立」を唱える人間は保守派にはごろごろいるし、そもそも田中の対談相手・稲田と掲載雑誌・ウィルは保守雑誌なのだが。そして県知事時代、共産党の事実上の支援を受けていたとは言え今の田中はどちらかと言えば右よりの人間だろう。左派が稲田相手にウィルで対談するとは思えない。
こんな男が、文学者を気取って、「なにしろ、“便所の友”で知られる薄っぺらな人生訓の相田みつをだからねえ。一国の宰相としては、せめて武者小路実篤や志賀直哉レベルでとどまって欲しいのに」などと野田首相に訓戒を垂れるさまは、まさに下手な漫画以下だ。
質の悪い極右活動家の島田が「国際政治学者」を気取ってる方がよほど「下手な漫画以下」でしょう。
まあ、個人的には「別に政治家が何読もうと勝手、何意味不明なこと行ってるんだ、田中は」と思いますし、「国籍法改正」でデマ流して未だに謝罪してない田中を俺は軽蔑していますが。
TPPの危うさを衝く言論は必要だが、田中のような軽薄人士との対談という形が、稲田氏にとって賢明な選択だったとは到底思えない。
稲田にせよ、田中にせよそもそも「歴史修正主義雑誌」で「土井たかこ氏は在日というデマ記事を書いて土井氏に訴訟を起こされ敗訴した」ウィルで対談すること自体がまともな行為じゃありませんが。
何せウィルの編集長は「ホロコースト否定論」を愚かにも雑誌マルコポーロに掲載し、その結果、雑誌を潰し、当時の文藝春秋社社長を引責辞任に追い込んだ花田某と言うロクでもない人ですし。
TPPに関しては、（中略）ルール無視の中国共産党が愉快を覚える展開なら、協議は失敗ということだ。
島田のトンチキぶりがスゴイですねえ。根拠レスで中国を「ルール無視」呼ばわりしたり、TPPを中国が喜べばそれは失敗だと意味不明なことを言ったり。TPPって別に中国封じ込めが目的じゃないでしょうに。
しかも農協や医師会などの反対論に全く言及しないところもすごすぎ。
