増元照明氏に突っ込む(11/30分)(追記・訂正あり)

2011.11.29
「やはり認識不足だ!」
 衆議院副議長の衛藤征士郎が産経のインタビューに答えて、訪朝の意義を強調している。その内容を見るとやはり認識不足の感は否めない。
まず、一つずつ反論していきたい。

珍右翼の広告塔、増元というバカが「日本を代表する偉大な政治家」衛藤閣下に失礼な因縁をつけているようだ。
衛藤ファンとして増元の暴挙は許し難い。増元の主張内容を見るとやはり認識不足の感は否めない。
まず、一つずつ増元に反論していきたい。

>私は日朝国交正常化推進議連として政治レベルの直球を投げた。国交正常化に向け(1)スポーツ・文化(2)経済(3)政治ーの3段階で関係が進展すればいいと考えていたが、私たちの直球を、向こうががっちり受け止めたのだ。


 直球を投げたということだが、日本の国会議員として直球は「拉致被害者返還問題」だろう。そのほかは変化球であり、ましてや「国交正常化交渉」は北朝鮮相手に投げてはいけない悪球である。これを直球という認識違いが全ての原因である。

それは単に「増元が拉致問題以外重視していない」「国交正常化交渉をする気がない」というだけの話である。日朝間の諸問題は拉致問題だけではない。核、ミサイル問題とか、植民地支配の問題とか、在日朝鮮人の人権問題とか他にも色々とある。
大体、俺みたいな「肉親に被害者がいない人間」にとってはぶっちゃけ拉致問題なんかどうでもいい。むしろ「俺が最悪死ぬことになりかねない」核、ミサイル問題の方が解決して欲しい。ドンだけ思い上がってるんだか、増元のバカは。俺みたいに「拉致問題なんかどうでもいい」と口に出さない人でもそう思ってる人は多いだろうね。だから、マスコミも拉致問題を全く取り上げなくなったんじゃないの?。

>米国務省幹部も理解
 10月初旬に米国の国務省情報管理分析局の部長ら5人が私をたずねて来て、拉致やミサイル、核などの問題について話をした。際、訪朝計画を説明したら「よくわかった」と理解してもらった。


 米国国務省はもともと対話優先であり、その結果が「テロ支援国指定解除」である。

何だか「米国務省は対話派だけど、オバマは対話派じゃないんだもんね」とでも言いたげな増元。常識で考えて国務省が対話派ならアメリカ政府全体が対話派だろ。

>10月12日、北朝鮮側から総連の許責任副議長を介して「日朝国交正常化推進議連の衛藤会長の都合のいいときに来てください。歓迎する」という招待状を受け取った。


 土台、許宗萬などという俗物を頼りにしていること自体、拉致問題の解決に結びつくハズがない。総連の主張を見ていれば分かることだ。北朝鮮との交渉を本気で考えるなら、総連ルートは除外すべきである。

総連ルートは外せってじゃあ、どんなルートならご満足なんだよ。言ってみろよ。お前はどんなルートでも北朝鮮と交渉すれば因縁つける癖にふざけるなよ。

>議員外交に対し行政府は閣僚とはいえ、「ああだ、こうだ」とコメントする立場にない。


 議員外交というが、それは相手国にまともな議員が存在する場合に言えることであり、北朝鮮のような独裁国家では話し相手がいないことを知るべきだ。

・相手国に議員がいないと議員外交は無意味とは、明らかに田中首相訪中の地ならしであったろう、日中国交回復前夜の公明党・竹入訪中団を評価しないという理解でよろしいでしょうか。
「謝れ!。増元は竹入先生と、池田大作先生と、公明党創価学会の皆さんに謝れ!」
・そして北朝鮮に抑留されていた第18富士山丸船長らを取り戻した金丸訪朝団をを評価しないという理解でよろしいでしょうか。
「謝れ!。増元は金丸先生以下訪朝団メンバーと、第18富士山丸関係者に謝れ!」
・共産支持者の俺としては正直、公明党も金丸も大嫌いですが、まあ、彼らの業績は業績としてフェアに認めた方がいいかなと。

>「非」は往々にして日本にある
いろいろな要因はあるが、決定的なことは、拉致問題について平成20年8月の日朝実務者協議で全面的な調査のやり直しなどで合意したが、それが履行されずにいることだ。
9月に福田首相が辞任された。北朝鮮側は日本の新内閣のスタンスを見守るということだったが、結局、国交正常化が前に進まない状況を作り出してしまった。
拉致問題の全面解決なくして国交正常化に踏み込んではならないという考え方はどうだろうか。


 何をか況やである。08年の実務者協議の合意を一方的に破棄したのは北朝鮮であり、我が国ではない。その理由も金正日の健康問題であり、我が国の問題ではない。

増元はバカなのか?。「今日も「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(10/17分)(追記・訂正あり)」(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20111017/5064208021)で指摘したが
調査やり直しは

「日朝間の人的往来の規制を解除」し「航空チャーター便の規制解除」すると言う福田内閣の約束(福田退陣でチャラになったが)とバーター

なのである。そして福田内閣の後継である麻生内閣は「航空チャーター便の規制解除」をしなかった。だから北朝鮮は約束を守らなかっただけの話である。増元の言う「金正日の健康問題」というのがどこから出て来た話なのか知らないが、そのように北朝鮮が言ってるとしても、それは事実ではあるまい。
約束云々というなら、日本も約束を破っているのであり北朝鮮を非難できる立場にない。
もちろん衛藤氏の言う

「非」は往々にして日本にある

とか

国交正常化が前に進まない状況を作り出してしまった

とかいうのは「何故麻生政権は航空チャーター便の規制解除等の約束を守らなかったか、守れば良かったのに」ということだろう。
増元がまるきり日朝交渉について理解していないのには呆れる。それとも理解した上で「そんな約束は反故にしていい」とか「そんな約束に触れずに北朝鮮酷いと言えば、無知な国民は支持してくれる」とか思っているのか?
 まあ、「無知な国民」は支持してくれるかも知れないが、いくら相手が北朝鮮でも政府合意を日本が破っておいて北朝鮮にだけ履行を求めるなんてふざけた行為が国際的に通用するわけもないだろう。
 とか何とかいうと増元先生は俺のことを「北朝鮮シンパ」認定してくださるんでしょうね。増元先生のような「愚人」にはほめられるよりもけなされた方がむしろ光栄ですよ(毒)。創価学会によれば日蓮大聖人曰く「愚人にほめられたるは第一のはぢなり」とのことだそうですよ。

「国交正常化が先んずれば、拉致被害者が抹殺される」これは、帰国した被害者たちが言っていることだ。

帰国した被害者の誰がそんな事を言ってるんですか?。俺の知る限りそんな帰国した拉致被害者はいませんが。
というか、本当に彼らがそんな事を言ってるのなら蓮池透さん(言うまでもなく蓮池薫さんの兄)が柔軟路線を主張し、増元らによって家族会を除名されるなんて事が起きるわけもないでしょう。
そもそも「拉致被害者の主張」だろうと何だろうと「神の主張」「神聖不可侵」ではないので盲目的に従う必要はないとは思いますが。
大体、『今日も増元照明氏と「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(9/22分)(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20110922/5064208021)で突っ込みましたが

帰国した(注:拉致)被害者達は、自分達の言動が北朝鮮にいる(注:拉致)被害者に及ぼす危険を考えると今は言えない事もあるといっているが、その間に、(注:今も北朝鮮にいる拉致)被害者が病気で死んだり、災害によって命を失うことは考えないのだろうか?
(中略)
(注:帰国した拉致被害者達が)沈黙を続けるというのは(注:今も北朝鮮にいる)拉致被害者の救出自体を望んでいないという事としか思えない。

とまで帰国した拉致被害者に酷い因縁をつけた男・増元が「拉致被害者の意見に従え」とは寝言も大概にしてもらいたい。
 都合のいいときは拉致被害者を持ち上げ、都合の悪いときは罵倒ですか?
 増元はホームラン級の屑だな。

>拉致は日朝2国間の問題だが、核問題などをめぐる6カ国協議に半ば委ねている状態にあるのではないかと懸念している。


 拉致を6者協議に半ばゆだねている状態にあるというのは正しいが、「拉致は2国間の問題である。」との認識は誤りである。韓国・中国を含む多国間の問題であることは事実が示している。

確かに他にも拉致被害者がいる国はありますが、日本ほど拉致問題に拘ってる国はありませんから。他の国は「拉致問題が解決しない限り他の問題についても交渉しない」なんて態度じゃありません。そして「日本人拉致」に限れば、いうまでもなくこれは「日朝2国間」の問題です。外国にとっては「日本人拉致」なんてぶっちゃけどうでもいい。
他の国にとっては拉致問題に必要以上に拘る日本は厄介者以外の何物でもないでしょう。

>「制裁、制裁」と言っても、中国が北朝鮮に全面支援をすることは間違いなく、効果は非常に希薄になっている。韓国は戦略的には制裁するが、戦術的には対話路線に切り替えた。


 中国の全面支援はありえない。3回の訪中においても何ら成果を上げられなかった金正日の落胆からも事実である。中国は生かさず、殺さずの政策をとっている。韓国は戦術的に対話路線に切り替えたというが、実質的な路線変換は見えない。

増元の認識自体が間違ってると思います。訪中は一定の成果はあったんじゃないですかね?
また、韓国がロシアの「北朝鮮通過するパイプライン一緒につくろうぜ」と言う主張に大いに乗り気なのは、増元には見えないんでしょうか?。それとも「韓国のパイプライン建設への参加」など「実質的な路線変換」ではないんでしょうか?
じゃあ、日本も「パイプライン建設工事を日本ゼネコンが落札」しても「パイプラインで安く韓国に供給されるガスを日本企業が購入し、化学製品に加工」しても何の問題もないですよね。
ああ、それと「最近、金大中盧武鉉政権の流れをくむ野党・民主党」が次の大統領選挙で与党・ハンナラ党に勝つんじゃないかと言われてること、つまり「太陽政策の復活があり得ること」も忘れないでください。
中国が「生かさず殺さず」かどうか、素人の俺は知りませんが、少なくとも「増元流北朝鮮打倒路線」に否定的なことは事実でしょう。

>20年8月以降、日朝2国間で政府は何をして、議員は何をしてきたのか。大きな軌道をつくるために汗をかいている人はいない。もし、やっているというのなら列挙してもらいたい。誰かがやるべきだろう。


 利益誘導型の政治しかできないあなたにはやって欲しくない。その手法は北朝鮮に利用されるだけだ。命懸けで北朝鮮に行くという覚悟が無い議員は手を出すべきでない。

増元とは何という失礼な男なのでしょうか。俺が増元の立場だったら「衛藤さんありがとう」と感謝する所です。増元の大好きな安倍だの平沼だのが「小泉訪朝後10年」で一体何をしたというのでしょうか?。こういうバカが「家族会事務局長」としてのさばり、それを批判する蓮池透さんを会から追放するとは家族会のバカさには呆れてしまいます。
そして増元の大好きな安倍の方こそ「日歯連疑惑」「安晋会疑惑」で名前の出た疑惑の政治家なのですがね。

参考
赤旗
安倍氏に問いたい人脈・カネ、耐震偽装事件、日歯連事件」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-09-25/2006092515_01_0.html

>永遠に日朝が国交を持たないなんてことはあり得ない。北朝鮮と国交を正常化させるのは、気がついたときに日本が最後だったということがあってはならない。


 金正日の独裁体制の続く北朝鮮との国交樹立は、我が国の国益に沿わない。民主化された北朝鮮との国交は考えられるが、そこまで北朝鮮との国交を回復しなくても我が国にとって何の痛痒もない。

このバカは本気でこんな事を言ってるんでしょうか。北朝鮮民主化するまで国交回復しないなんて態度はどこの国もとってないんですが。
衛藤氏の指摘「主要国で北朝鮮と国交がないのは日米とフランスだけ」「そのフランスも来年早々事務所は設置する」が見えないんでしょうか?
日本が国交を結んでる国は最近政変が起こってる中東諸国のように必ずしも民主主義国家ではないことを増元はどう思ってるんでしょうか。

>国交正常化したら、日本政府として拉致問題について、オランダのハーグの国際司法裁判所に提訴することもできる。今は国交がないから、できないのだ。


 ばかげた論理だ。北朝鮮と国交を樹立した「拉致被害国」がハーグに提訴しているか?何ども言うがこの手法は被害者を殺してしまう。

「国交回復したら拉致被害者が死ぬ」などと根拠もなく言う増元の方がよほどバカです。

超党派拉致議連北朝鮮を孤立化させないと拉致問題は解決しないという立場だが、どうやって拉致問題を解決するのか私には理解できない。国交を正常化させた方が拉致問題は早く解決する。


 既に何ども言っているのでいわないが、認識不足そのものだ。

いや認識不足と寝言ほざいてないで、拉致問題解決についてどういう青写真があるのか言ってみろよ。小泉訪朝後10年を無駄に空費したバカが何ほざいてるんだか。

>とにかく拉致問題を解決するには、トップの野田首相北朝鮮に乗り込んでいくことだ。小泉純一郎元首相が2回にわたり訪朝して努力されたように…。


 総理の訪朝しか、金正日との直接対話しか解決の道はないのは当然の理だが、覚悟の無い総理では、むしろ拉致問題の解決を遅らせる。小泉総理の足跡が物語っている。

・オイオイお前にとっては小泉訪朝は失敗だったのかよ、増元。まさか「姉るみ子がかえってこない限り無意味」と自分勝手なこと思ってるんじゃないだろうな?
蓮池さんや地村さん、曽我さんやその家族が日本に帰ってきたのは全く無意味だったとでも?。俺が蓮池さんや地村さん、曽我さんの立場だったら手前のその暴言を絶対に許さないぞ。
そしてあれだけの成果を上げた小泉さんをそこまで罵倒し、何の成果も上げない安倍や平沼の経済制裁路線を褒め称えるようなバカだから、拉致敗戦なんだといい加減気づけ。橋下の都構想もそうだが、実績もない、派手な動きだけの口先三寸の詐欺師に欺されるバカが日本には多すぎだ。
・小泉訪朝をそこまで罵倒したら小泉さんがやる気なくすのも仕方がないし、後任の首相たちもお前らに罵倒されて支持率を落とす危険性を犯すくらいなら拉致をほったらかしにするのは当然だろ。首相の訪朝が必要というなら何で「小泉訪朝は失敗」なんて、訪朝する気をなくすようなバカを言うんだ。
そして何故衛藤訪朝に反対する。衛藤氏でなくても構わないが誰かが地ならしをしないでいきなり首相が訪朝しても成果なんかでない。にも関わらず「訪朝に反対」するなんて、増元は「バカか」、「本心では首相訪朝なんか望んでないが何故か望んでると嘘をついてる嘘つき」のどちらかだろう。どちらにしてもろくなモノではないが。

>家族会や救う会などから反対や反発はあっても、拉致問題解決への一助になるという使命感をもっており、どうのこうのする気はない。


 衛藤氏の使命感とは、北朝鮮人民を苦しめる金正日を礼賛し、助けなければならないという使命感だろうか?

そう言う変な使命感は常識で考えてあるわけないだろ。根拠もないのに北朝鮮シンパのように印象操作しようとするとは増元はどれだけ屑なのか?。国交正常化交渉主張したり、その前段階として訪朝しようとしたら、北朝鮮シンパなのかよ。衛藤氏が増元を名誉毀損で訴えてもいいレベルの暴言だな。
「知ってたけど〜、増元こんなにアホだとは」(「空がこんなに青いとは」の節で)
(注:適当に斜め読みしていたので最初は「衛藤氏の使命感とは、北朝鮮人民を苦しめる金正日を批判し、北朝鮮人民を助けなければならないという使命感だろうか?(「いやそうではない」と言う反語)」と誤読しており「そりゃそう言う使命感があって人として当然だろ」「そう言う使命感がないように書くな、失礼だ」と意味不明なことを書いてしまったのでここに訂正します。どうもすみません。本当にドジで間抜けだな、俺)
もうさ、こいつを早く家族会事務局長から解任しようぜ。それ以外に家族会が「正常化」する道はないと思うぞ。

学生時代から朝鮮半島に興味を持って見てきたということだが、何年たっても見極められない政治家とはなんなのだろう。

それは「20年前から北朝鮮即時崩壊」と言ってその予想を外してきた癖に北朝鮮専門家面する荒木和博にこそむしろ当てはまる。

正しい北朝鮮の実情を把握してこそ、交渉での敗北は軽減される。

あんたの方こそ「経済制裁で即時北朝鮮崩壊」という間違った北朝鮮理解をしている癖に何を偉そうに。

この方の訪朝は認めるべきではない。

極端な話、仲良しの安倍や平沼だって、誰だってあんたは訪朝を認める気はないだろ?。衛藤氏限定じゃないだろ。そうじゃないというなら誰なら訪朝しても納得なのか言ってみろよ。