■【水内茂幸の夜の政論】民主津村氏宿舎で男鍋「反ポピュリズム再編だ」与謝野氏の遺産が民主救うか
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120129/stt12012918010002-n1.htm
この記事には「与謝野さん*1の遺産(消費税増税計画)で沈むと思う、それがわからないなんて困ったものだ」と言う趣旨のブクマもつけたんですがブクマとは違う観点からも突っ込んでみます。
産経記者には特定の政治家に対し悪意をもろだしにして恥じない安藤某や阿比留某のような人がいますが、水内記者自体は津村氏に対し悪意などないのでしょう。少なくとも悪意を表明していない。まあ、当たり前の話ですが。悪意を表明したら、普通はその後の取材が困難になるだけで何のメリットもないですから。
が、だからこそかえって津村氏の「平然と公約破りを正当化する発言」に不愉快になります。外食でなくて、宿舎で鍋ってのも「庶民性をアピールする作戦」なのかもしれませんが、話す話が消費税増税論では「やってること(庶民性アピール)があざとすぎて」いっそう不愉快になります。俺はそもそも共産支持者なので民主党には大して期待してませんでしたが、ここまで酷いとは思わなかった。自民党政権のままの方がよかったんじゃないの?。次の選挙で民主党が崩壊してどうにもならなくなるのは目に見えてるし。といってそれに変わる第三勢力というと現時点では悲観的にならざるを得ないな。
「格安家賃で議員特権の象徴」などと冷やかされる赤坂宿舎だが、入ってみるとフローリングの床はフニャフニャ。備え付けのソファは、「開業30年の歯科医の待合室」にあるような代物だ。風のうわさでは、世論の批判を気にした衆院事務局が、わざと調度品を低いランクに抑えたという。
だから議員宿舎は無問題とでも言いたいんでしょうか?。だったら朝霞の国家公務員宿舎(建設予定)も「フローリングの床はフニャフニャ。備え付けのソファは、「開業30年の歯科医の待合室」にあるような代物」だったのかもしれませんね。建設中止しない方がよかったのでは?(毒)
最初から批判ありきじゃなくて、(注:議員)報酬に見合った仕事をしてるかどうか、仕事の中身で判断してほしいよね。
というのはそれだけ取り出せば正論です。
しかしそういって「安易な議員報酬削減論」に反対する人が「安易な議員定数削減論」「安易な公務員報酬削減論」を主張するのはどういう意味ですか?
「最初から批判ありきじゃなくて報酬に見合った仕事をしてるかどうか、仕事の中身で判断してほしいよね」と国家公務員があなたと同じこと言ったらどう対応しますか?。「最初から削減ありきじゃなくて適切な議員定数については仕事の中身で評価してほしいよね」と削減反対派の議員、政党が言ったらどう対応しますか?。まあ単に津村氏が銭ゲバなだけでしょう。俺の歳費は一円も減らしたくないということでしょう。歳費をむやみに減らすことがいいことだとは俺も思いませんが津村氏はふざけてる。手前の銭ゲバのために議員定数削減や公務員報酬削減を唱えて、他の人(当選が難しくなるミニ政党や給与を減らされる公務員)に迷惑かけるなっての。大体公務員給与削減論なんて典型的なポピュリズムじゃん。そんなことを言う奴が「反ポピュリズム」ね。笑わせるなよ、腹筋が痛いから。
「首相は消費増税を公約に掲げて党代表選に勝った。どうしてもその結果に従えないのなら、出ていくべきだ。」
それ(消費税増税論)は公約違反じゃねえか。手前の党の代表選挙なんか国民に関係ないだろ。国民一般には代表選挙の選挙権ないんだから。こういうバカが民主党執行部側にいると小沢信者(民主党への政権交代を今も支持したいが執行部は支持したくないという連中だろう)の気持もわかる気がするね。いや小沢は政局のために消費税反対と言ってるだけで本心は増税派だと俺は思うし、原発推進派だし、疑惑の灰色政治家だから支持する気はないが、自民の公約破りを野党時代批判してきた党が平然と公約破りするんじゃねえよ。
水内氏じゃなくても普通の人間はそう思う。思ってないらしい菅前首相や野田首相、津村氏には呆れる。しかも連中を公然と批判してるのが民主党内には「疑惑の政治家」小沢とその子分しかいないとは民主党は末期状態だろう。
「今の自民党は、民主党の批判ばかりで自分たちの政策やビジョンが示せていない。民主党は放っておけば自滅すると油断してる。そんなに甘くない。消費税に『条件付き反対』というのは、いかにも中途半端。民主党が郵政選挙で大敗したのと逆の構図だよ」
津村氏の言ってることが意味不明。郵政選挙で自民が勝ったのは「郵政民営化がバラ色の未来を生む」と認識されたからだろう(もちろん誤認識にもほどがあるが)
「消費税増税論がバラ色の未来を生む」と認識している人間がどこにいるのか?。確実に消費を衰退させ不況を悪化させるだろう。
「財政再建します」だの「社会保障を充実させます」だの言ってもそんな保障はどこにもない。過去の消費税増税が「財政再建」も「社会保障充実」ももたらさなかったのにそれを信用するお人好しは少ないだろう。
「僕は次の選挙で『消費税10%』を訴えます。」
ふざけるな、手前。公約破りを平然と正当化か。
もう1つ書く予定のフレーズは、他党を『批判しない』ということ。
自民党や公明党などとできる限りパーシャル連立したいから、批判しないと。何のための政権交代だったんだよ。「権力亡者」の手前らが権力握りたいだけか。
津村さんは自民党の林芳正元防衛相と共著「国会議員の仕事・職業としての政治」(中公新書)を出版したことで知られる。社会保障や財政再建策について2人の主張は驚くほど近い。
(中略)
「正直にいえば、林さん*2や谷垣禎一総裁とは非常に共鳴する。言葉を選ばずに言えば、将来一緒に政治をやりたいとすら思う。」
しっかり社会保障財源を確保しながら弱者に優しい政治を打つ。
法人税も所得税も相続税も上げると財界が怒るからあげません、財源は逆進性のある消費税ですなんて主張のどこが弱者に優しいんだか。
最後の方の恋愛話には興味ないので突っ込みません。つうか書く必要ないだろ?。水内記者も「政治には関係ないが津村氏の人間性を知る上で重要だと思った」とか「男鍋には恋愛話がつきもの」とか苦しい言い訳するくらいなら書かなきゃいいのに。
■「素人防衛相」を繰り返す民主党は政権失格
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120129/stt12012912010000-n1.htm
と書くのなら「自民時代はすばらしかった」と書くのかと思いきや
平成以降の防衛相(防衛庁長官)を就任順に列挙すると、山崎拓、松本十郎、石川要三、池田行彦、宮下創平、中山利生、中西啓介、愛知和男、神田厚、玉沢徳一郎、衛藤征士郎、臼井日出男、久間章生、額賀福志郎、野呂田芳生、瓦力、虎島和夫、斉藤斗志二、中谷元、石破茂、大野功統、額賀福志郎、久間章生、小池百合子、高村正彦、石破茂、林芳正、浜田靖一、北沢俊美、一川保夫、田中直紀の各氏です。
いかがでしょうか。「防衛、安全保障の専門家」あるいは「大物」といえる政治家は数えるほどしかおらず、ほとんどが「素人」または「軽量級」の政治家です。
だそうです。産経にとって「専門家」「大物」は誰で「素人」「軽量」は誰か教えてほしいものです(平成以前はどうだったのかというのも聞きたいところです。ほかの問題はともかく、この問題で平成と昭和で区切る必然性があるとも思いませんが)。
一応、ググってわかった範囲でそれなりに大物らしい各氏の経歴を書いておきます。
山崎拓:宇野内閣防衛庁長官、宮沢内閣建設相、自民党幹事長(小泉内閣時代)を歴任
池田行彦:海部内閣防衛庁長官、橋本内閣外相、自民党総務会長(小渕、森内閣時代)を歴任
宮下創平:宮沢内閣防衛庁長官、村山内閣環境庁長官、小渕内閣厚生相を歴任
愛知和男:海部内閣環境庁長官、細川内閣防衛庁長官を歴任
玉澤徳一郎:村山内閣防衛庁長官、小渕内閣農水相を歴任
衛藤征士郎:村山改造内閣防衛庁長官、森内閣外務副大臣を歴任。現在衆院副議長
臼井日出男:第1次橋本内閣防衛庁長官、小渕、森内閣法相を歴任
久間章生:第2次橋本内閣防衛庁長官、安倍内閣防衛相を歴任
額賀福志郎:小渕内閣、第3次小泉再改造内閣で防衛庁長官、森内閣経済財政担当相、安倍、福田内閣財務相を歴任。現在額賀派ボス。
野呂田芳成:村山内閣で農水相、小渕内閣で防衛庁長官を歴任
瓦力:竹下内閣、小渕第2次改造内閣、第1次森内閣で防衛庁長官、橋本内閣で建設相
石破茂:第1次小泉改造内閣、第2次小泉内閣で防衛庁長官、福田内閣で防衛相、麻生内閣で農水相を歴任
小池百合子:小泉内閣環境相、安倍内閣防衛相を歴任
高村正彦:小渕内閣・福田内閣外相、森内閣法相、安倍改造内閣防衛相を歴任。高村派ボス
林芳正:福田改造内閣防衛相、麻生内閣経済財政担当相を歴任
■論説委員・清湖口敏 「都民冥利に尽きる」とは
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120129/imp12012903040000-n1.htm
ブクマもつけましたが
皇居を間近に仰げることの喜びと誇り−。「都民冥利」とは、まさにそれをいうのではないかと私は思っている
って戦前じゃあるまいし。しかも皇居が間近なのって、東京都じゃなくてせいぜい「東京23区」でしょ?。23区外が皇居が間近だと思ってるんですか?