日付が思いっきりずれてますが、毎日更新の形にしたいのでこのまま続けます。
■主張 皇室典範改正 首相の「男系堅持」を貫け
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120212/imp12021203130000-n1.htm
俺は「消極的天皇制支持者」「消極的天皇制廃止論者」、つまり「国民世論が続けたいというなら別にそれでもいいが、個人的には価値など認めていない。だから天皇制が滅んでも無問題な人」なので正直、この種の議論にはあまり興味もないのですが突っ込んでみます。
日本の皇位は神武天皇以来*1125代にわたり「男系」によって継承されてきた。今、一転して「女系」を認めることは、この唯一といえる伝統と原則を放棄することになる。天皇の権威や国民の崇拝の念を損ないかねない。
(中略)
その一方で、将来的に「男系」維持に不安がある現実も直視せざるをえない。その不安を解消するためには、多くの識者が指摘するような旧皇族の皇籍復帰も有力な方法である。
俺の人生経験からの「独断と偏見」ですが「今の女性皇族を天皇にする」より「旧皇族を復帰させて天皇にする」方が「天皇の権威や国民の崇拝の念*2を損ないかねない」と思いますがね。女帝支持者の方がたぶん多いでしょ。
だって今の天皇とはまるきりかけ離れた遠い親戚の上、「一般人になってから長い年月が経ってます」からね。
そういう人間に「権威」など発生するのか。それ以前に「今の生活を捨てて天皇になりたい」と言う旧皇族がどれほどいるのか。
旧皇族復帰論なんて一部のウヨさんしか言ってないのにも理由があるわけです。
それに女系反対って「女帝を認めない中国の儒教のにおい」がするのは俺だけでしょうか?(日本は言うまでもなく中国文化の影響を長いこと受けてきました)。
この辺り詳しい人が説明いただけると幸いですが、もし俺の疑念通り、天皇制の現状が「女帝を原則認めない中国文化の反映」だったら「日本の伝統」云々というのは滑稽な話ですよね。
■群抜く新鮮なネタ…面白かった てんぷくトリオ 実は台本、井上ひさし作
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120211/ent12021108070005-n1.htm
ブクマもつけたがエントリでもコメント。
無名時代の井上ひさし(1934〜2010年)が、3人組お笑いグループ「てんぷくトリオ」の座付きコント作家だったことはあまり知られていない。
それ以前に今や「てんぷくトリオ」や「てんぷくトリオ」の命名理由となった「脱線トリオ(1961年に解散)」を知る人が少ないでしょう。
1973年に戸塚睦夫が病死してトリオは消滅。1982年には三波伸介も病死して、メンバーの生き残りは伊東四朗のみ。しかも、シリアスな役を演じることが多い今のあの人をコメディアンと思ってる人は少ないでしょう。
今や、大河ドラマ「平清盛」で白河法皇ですから。
まあ、日本ではコメディからシリアス方向に移行する人が多いですよね。小松政夫とか。年取るとコメディ路線でやってくのはやはりきついんでしょうか。
「今のお笑い界に本当の『芸』がある人がいったいどれほどいるでしょうか」。澤さんはこう問いかけ、テレビ局のプロデューサーやディレクターについても「多くは本も読まず、演芸場も回らない。人気者を持ってきてダメになると入れ替えるだけ。これでは芸人も育たない」と手厳しく語った。
焼き畑農業じゃだめだという話ですな。