今日のMSN産経ニュース(2/4分)

 日付が思いっきりずれてますが、毎日更新の形にしたいのでこのまま続けます。

■【高橋昌之のとっておき】生活保護費の不正受給を許すな! 銀行は全国一括照会に協力を
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120211/plc12021112010006-n1.htm
 不正防止策としてこの提唱が正しいかどうかは素人の俺には何とも言えないので意見保留。一般論として「不正は防止すべきだが、まともな受給者まで排除されてはならない」「不正防止ならプライバシー侵害の恐れのあることでも何でも許されるわけではない」としか言えません。
 ただ以下の文章は明らかにおかしいでしょう。

生活保護世帯の急増の背景には、もちろん貧困層の増加がありますが、私はこうした不正受給の拡大もあると考えています。

 不況だし、統計データ上、失業者や低賃金労働者が増えてるので「貧困層の増加」が原因であることは間違いないでしょう。
 しかし何を根拠に「不正が増加してる」というんでしょうか。こういう物言いは「生活保護受給者への差別、偏見」を助長しかねないことをどう思ってるんでしょうか?

生活保護費の不正受給は根の深い問題だと思いますので、私は今後も取材を続け、追及していきたいと思います。

 願わくは「不正受給」だけ報道し、「もらうべき人がもらっていない」と言う問題をスルーしないでいただきたいものです。


■【関西の議論】避妊しない女性たち 調査の6割「大丈夫な気がした」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120211/wlf12021112010001-n1.htm
 「きれいな産経」と言うか、まあまともな記事でしょう。

 過去1年以内のセックスについて避妊状況を聞いたところ、44・5%が「避妊しないことがあった」と回答した。
 残り55・5%は「必ず避妊した」と答えたものの、問題はその方法。このうち実に約2割の人が「膣外射精」を選択していた。膣外射精は確実な避妊法とはいえず、逆に妊娠率が27%に上るという調査結果もある。この方法を選んだ人を「避妊しない」グループとして改めてカウントすると、全体の約6割(57%)に達したという。

できれば理由も書いてくれるとわかりやすいんですが、コンドームやピルなどを使った避妊法ほど膣外射精は避妊法として確実でないというお話。

妊娠を望んでいないのになぜ避妊をしないのか。

まあ、避妊しない理由が「子どもがほしい」なら何の問題もないんですが、必ずしもそうでないらしいことがわかります。

40代では「安全日だったから」がトップだった。だが、この安全日については、立ち止まって考える必要がある。世間には広く浸透しているが、専門家の間では“神話”に過ぎないと指摘する向きも多い。
一般には、月経(生理)初日から数えて約2週間後に排卵日が来るといわれている。妊娠するのは排卵日の前後数日間なので、そこから次の生理までが「安全日」とされる。
 だが、生理が比較的順調な女性であっても、1〜2日程度の周期のずれは決して珍しくない。また、基礎体温を計って「体温低下=排卵日」と杓子定規に考えている人もいるが、体温はちょっとした体調の変化に影響を受けやすいうえ、個人差も大きい。つまり、排卵日を特定すること自体が容易ではないのだ。
 妊娠したくない女性にとってはむしろ、安全日など存在しないと考えたほうがいい、というわけだ。

少なくとも「いわゆる安全日だから避妊しなくていい」と言うわけではないという話。