今日のMSN産経ニュース(3/8分)(追記・訂正あり)

日付がずれているが毎日更新のかたちを続けたいので。

■【産経抄】3月12日
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120312/dst12031203130000-n1.htm

放射能の拡散が日本を「裂いた」との意味も込めたそうだ。原発の恐怖を過度にあおり、風評被害を助長する人たちこそ、日本人の裂け目を大きくしているというのに。

言ってることが意味不明。原発事故は「福島県民を自分の住んでる土地から裂いた」とか全く産経は思わないんでしょうか?
そして「原発の恐怖を過度にあおり、風評被害を助長する人=ビナード氏」とでも言いたいんでしょうか?
「過度にあおり」とか「風評被害」とか言う言葉からはそう疑わざるを得ません。

毎年の原爆慰霊祭は、星さんがいうような「しめやか」な雰囲気だけではない。しばしば特定のイデオロギーの宣伝や、政治パフォーマンスに利用されてきた。

 慰霊祭で反核を訴えると単に「核武装大好き」な産経が政治的偏向と因縁つけるだけだろ。ふざけるな。
 「核武装」と「慰霊祭」が両立すると思ってるのか?。思ってるんだろうな、バカだから。


■【40×40】笹幸恵 戦没者の思い伝える気迫
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120308/art12030808040004-n1.htm

私はいつも思う。「あとは頼むぞ」と言った19歳の若者に、私たちはどう応えたらよいのだろうか、と。

「ああいう悲惨な戦争を二度と起こさない」というのが「応え方」の一つだろう。ただし産経も笹も「靖国神社第7代宮司の大野俊康氏」もウヨだからたぶんそんな事は少しも思ってないだろうが。


■【月刊正論】世界の王室が危ない 皇室を王家とするなかれ*1
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120308/bks12030817200002-n1.htm
 渡部昇一にマジ突っ込みするのもばかばかしいが。

もしも世界に皇室や王室がなかったら、人々は今よりも粗暴で、倫理観に乏しく、ずっと我が儘であったことでしょう。
今よりも治安は乱れ、文化性が乏しく、ずっと無味乾燥とした社会であったことでしょう。
なぜなら、権威としての帝や王は、文明そのものであるからです。

王室や皇室のない国もあるのに、「古今東西、愚かな王や皇帝は山ほどいる(例:暴君ネロ)」のに何、寝言言ってるんでしょうか?

ある時、王は考えました。どうしたらこの地位を、自分の子や孫に引き継いでいけるかと。
 そう考えたのは、王のエゴだけではありません。権力の座が代わるとき、必ず多くの血が流れます。そのため集団の力が弱まり、別の集団に攻め滅ぼされてしまうこともあったからです。文明が未成熟な社会において、権力の平穏な交代=世襲の確立は、集団を守っていく上で必要不可欠でした。

北朝鮮の三代世襲には問題などないと言うことですか、わかりません。
まあ、誰が考えても世襲なんてただのエゴだろ。

周王朝の頃に飛躍的に進化した文明も、いつしか停滞してしまいます。一方でヨーロッパと日本は封建制の下、独自の文化を発展させていったのです。

そんな事実ないやろ。日本の前近代の文化(仏教とか儒学とか水墨画とかいろいろ)は「中国文化の摂取」抜きではあり得ないことを公然とスルーか?
つうかいつの間にか「王家万歳」が「ヨーロッパと日本の封建制万歳」「封建制のない中国はだめ」と言う話にすりかわるのはどういうことやねん。
ちなみに正論4月号(http://www.sankei.co.jp/seiron/wnews/1203/mokji.html)には

「庶民化する各国王族たちに未来はあるか(徳島文理大学教授:八幡和觔)」

って記事があるようですので「世界の王室が危ない」って要するに、いわゆる「開かれた皇室(王室)路線(産経にとっての「庶民化」)」が気にくわないって話なんでしょうね。
ほかにも

ワンチュク国王の笑顔に学べ(ノンフィクション作家:河添恵子

てのは何だかなあと思う。よりによってネトウヨと同レベルの河添なんかに書かせなくてもいいのに。
 そして

終わらぬ悲劇−ロマノフ王朝の謎を追う(ジャーナリスト:福田ますみ)

てのはわけがわかりませんね。ロマノフ王朝なんてものはこの世にもはやないわけで、この文章だけほかから完全に浮いてますよね。まあどうせ産経ですからただの反共雑文なんでしょうが。ほかにも「正論目次」にはトンデモとしか思えない文章がたくさん見受けられますが面倒くさいので紹介は省略します。

*1:「皇室を王家とするなかれ」って大河ドラマ平清盛」が気にくわないってことですか、わかりません