今日のMSN産経ニュース(5/11分)(追記・訂正あり)

「【正論】中国現代史研究家・鳥居民 権力亡者の芽摘んだ「新四人組」」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120529/chn12052903210001-n1.htm

 本当かどうか知りませんが、この記事を読む限り、薄氏という人には「自分の反対派はどんな手を使ってでも潰す」「自分にとって有利なら長期的国益とか考えずに暴走する」橋下的狂気があるようにしか見えません。本当に「重慶市公安局長(前市長の側近)」には死刑に値する罪などあったんでしょうか?。橋下の組合叩き、平松前市長叩き的な黒さを感じますが。
中国共産党上層部のとった手法はともかく彼が失脚したことはそれだけ取れば「中国」にとっても「国際社会」にとっても幸せだったと思います。「国家主席・軍主席・党総書記」というトップになるかもしれない、中国の最高幹部の一人(彼は中央入りが噂されていた)が橋下と同レベルでは怖すぎます。本来、重慶市長にもすべきじゃなかったでしょう。
しかも就く予定のポストが「中央政法委員会書記」という「犯罪や不正を追及する」公安ポスト(警察や検察を指導するポスト)ですからなおさら怖い。政敵に濡れ衣着せて抹殺という「スターリンの粛清」みたいなのが大規模に起こりかねない。
産経が、中国をほめるような文章を載せる理由はよくわかりませんが。しかしこう言うのを見ると、薄氏を葬り去った手法や動機はともかく結果だけ見ると「橋下並みに危険な狂気の政治家・薄氏」を葬り去った中国の方が日本よりマシに見えるから悲しい。


ken3jyoの日記「胡総書記と温首相は、江氏と彼の昔からの部下に恩を売ったのだ!」
http://d.hatena.ne.jp/ken3jyo/20120529/1338240244

そう言う理解しますか。あまりにも危険すぎる薄氏を打倒するためには江氏の協力が必要で、そのため江氏周辺の不正を見逃さざるをえなかったって事ではないかと思いますが。裏返せば江氏の力は未だに相当の力だって事でしょう。