いつもどおりid:noharra氏に突っ込む(6/7分)(追記・訂正あり)

よーし、きょうもおじさん、大嫌いな「珍右翼」id:noharra先生を批判しちゃうぞ。最近どんなつまらないことでも野原に突っ込む俺。

鄭義の「二つの文革」論
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20120617#p1

『鄭義の「二つの文革」論』やそれについてのid:noharra先生の見解については興味もないし、正直よく理解できないので突っ込まない。
 問題は明らかに意味不明な次の文章だ。

現代思想の知識を総動員して言葉たくみに結局中国の現体制を擁護する、汪暉(ワンフィ)や丸川一派も批判しなければならない

1)注記もなく、いきなり丸川一派という意味不明な言葉が出てくるのが何だかなあと思う。
最後の審判を生き延びて 劉暁波文集」の後書きの偏向!
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20110403
id:noharra先生が批判している丸川哲史鈴木将久氏のことであろうか?
 もしかしたらそれプラス
「シモツカレさん、ありがとう」
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20110702/p1
で批判している高井潔司氏であろうか?。ちなみにid:noharraが彼らを批判するのは「id:noharraが心酔する」子安宣邦氏が彼らを批判しているからだろうが(id:noharraのことを子安信者と呼んでもいいかもしれない)。
 いずれにせよいきなり丸川一派などと言う意味不明な言葉を使うのはすごい。エントリは「自分しか読まない秘密日記」ではなく、一応「他人に読ませること」「他人にわかってもらうこと」が大前提だと思うのだが。
ちなみに俺は『ちょっと子安宣邦氏をdisってみようか(6/13分)』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20110613/5643271098
でそうした子安氏の理解に疑問を呈している。丸川哲史鈴木将久氏について、高井潔司氏は明らかに、子安氏のような「中国の手先」的見方はしていない。せいぜい「中国政府執行部への見方が甘い」としか見ていない。
 そして子安氏が丸川氏らに対し「中国の手先」的見方をするのはid:noharra先生的に言えば「子安氏が敵か味方かという判断しかできない1ビット脳(高井氏の表現では二分法)」だからだと批判してるわけだが、「1ビット脳」という言葉が大好きなid:noharra先生は何故か高井氏に同意しないらしい。
 なお、俺の理解では高井氏は
「中国のいまをどう読むか――三つの劉暁波論から(1)」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0513&f=column_0513_009.shtml

「中国のいまをどう読むか――三つの劉暁波論から(2)」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0513&f=column_0513_010.shtml
において特に自分の劉暁波論や中国論を述べていないように思う。
 高井氏がしていることは
1)「子安氏の丸川氏、鈴木氏への非難は不当な中傷であるという批判」と
2)「及川順子氏や矢吹晋氏ら丸川氏、鈴木氏とは違った劉暁波論や中国論の紹介」に過ぎない。
 高井氏は自らの論文において、中国執行部への見方は「ゴルバチョフ的な改革もあり得る」とする丸川氏、鈴木氏に対して、そうした改革の可能性は小さいとする矢吹晋氏を紹介した上で、「どちらの見方が正しいかは、今後わかること。いずれにせよこれらの違った見解を読むことで中国理解が深まるだろう」としているのだから、丸川氏・鈴木氏と高井氏を同意見扱いする子安氏が間違ってることは明白だろう。
 高井氏は丸川氏らの考えを手放しで支持してるのではなく、単に「子安批判は言いがかりだ」としているに過ぎない。

2)
id:noharra先生は

現代思想の知識を総動員して言葉たくみに結局中国の現体制を擁護する、汪暉(ワンフィ)や丸川一派も批判しなければならない

の脚注で

汪暉(ワンフィ)の本読んでないので批判できないが。

という意味不明なことを書いている。

「本読んでないので批判できない」のに「中国の現体制を擁護する汪暉」と評価してしまうのか?。超能力ですか?(毒)
善意に理解すれば
1)汪暉氏は中国現体制擁護を公言している
2)汪暉氏は「中曽根ブレーン」「橋下ブレーン」のように「特定の政治家・政治集団(たとえば胡錦濤氏)のブレーン」であるため、そうid:noharra先生は評価した
などといった何らかの根拠があるのだろうが、id:noharra先生が

「本読んでないので批判できない」のに「中国の現体制を擁護する汪暉」と評価した理由

を何一つ書かないのでこちらにその判断の是非が理解できない。汪暉氏に対するただの偏見ではないのかとすら思う。人に読ませることが目的のブログでここまで意味不明な独りよがりの文章が書けるというのも一つの才能だとは思う。