■【産経抄】10月31日
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121031/trd12103103320002-n1.htm
英国人やイタリア人は親日だが、中国人や韓国人は反日だとでも言いたげなトンデモ文章なので俺は次のブクマをしました。
いつも通り意味不明な展開。100字じゃ突っ込みきれないからあとでエントリ書くか/一応一つ突っ込んどくとイギリスにだって太平洋戦争の退役軍人とか反日な人はいますぜ
ということでブクマの指摘(英国人にだって日本嫌いはいる)以外にも書きたいので書いてみましょう。
単に社交辞令だと思いますけどね。
それで思い出したのは、9月に開かれたあるパーティーの席だ。乾杯役をつとめたのは、英国人ジャーナリスト、ヘンリー・ストークス氏だった。英語で日英の近代史などについて語った後、日本語でこう「音頭」をとった。「天皇陛下バンザイ!」。
どんなパーティーなんでしょうか、それは。右翼集会じゃあるまいし、普通、パーティーで「天皇万歳」なんて言いません。抄子がどんなパーティーか説明しないのでわかりませんが、「天皇関係のパーティー(って右翼集会か、皇室主催のパーティー以外にどんなパーティーがあるのか思い浮かびませんが)」なら、まだしもたとえば「還暦のお祝い」とかでそんな事を言ったら場違いで、おかしい人以外の何物でもありません。
三島と親しいって事はよほどの極右なんでしょうか?
会場がいっぺんになごやかな空気に包まれたことは言うまでもない。
なごやかにならないっての、普通は。そういうのが当然の何か前振りがあるならともかく、普通パーティーでそんな事を言う人はいません。ウヨしかいなかったパーティーなんでしょうか?
それぞれの母国の精神風土がもつ懐の深さだろう。
首相のようなその国を代表する人間ならともかく、そうではない特定個人の言動で「立派な国だ」だの「ろくでもない国だ」だの評価するのは馬鹿げてるとしか言いようがない。
日本文化を理解せず靖国神社参拝を非難したりする。
バカも大概にしろと言いたい。「政教分離原則問題」や「富田メモ問題」から靖国参拝を批判する人間は当然、日本人にもいます。
【追記】
「ヘンリー・ストークス」でググったら予想通り彼が、「日本会議」系列のプロ右翼と親密な関係だということがわかりました。こんなウヨと一緒にされてはデムーロ騎手もいい迷惑です。
パーティーってのはおそらくそういう代物でしょう。だから抄子はどんなパーティーか、具体的に言えなかったんでしょう。
参考
http://hanausagi2.iza.ne.jp/blog/entry/2534033/
戦争を仕掛けたのはアメリカだった!
昨12月8日の大東亜戦争*1開戦日(真珠湾攻撃)は全国各地でさまざまな記念イベントが開かれたが、東京永田町の憲政記念館大ホールでは、「戦争を仕掛けたのはアメリカだった*2」と題する講演会が開催され、立ち見も出るほどの多くの人があつまり、弁士の語る大東亜戦争の真実に熱心に耳を傾けた。
(以下略)
で、この極右講演会の講師の一人がストークス氏の訳です。
なお、ストークス氏は高山正之と共著で「なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか」(祥伝社新書)なんてトンデモ本を出してます。仕掛けてねえっての!。米国が日本を追い詰めるのが悪いなんて言ったら、北朝鮮のヨンビョン島砲撃だって何だって正当化できてしまうがな。
ちなみにストークス氏以外の講師も加瀬英明、高山正之、茂木弘道とプロ右翼揃い。来賓も立ち枯れの平沼、安倍の子分・衛藤とわかりやすいほどの極右ぶり。