週刊現代今週号(2013年2/25号)の「巣くう会」化が酷い

日付がずれてますが毎日更新の形にしたいので。

「スクープレポート アメリカはCIAを送り込んだ、北朝鮮 金体制を転覆せよ」
http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/article/130225/top_01_01.html

 「米国はCIAによる金正恩暗殺を計画している」と堀田佳男*1なる「謎の『自称ジャーナリスト』」「巣くう会のお仲間としか思えないほどおかしい人」「島田洋一すらまともに見える人」が公言するという酷い記事です。
 なぜ、「週刊現代が堀田氏の主張を正当と認めるのか」は記事を読んでもさっぱりわかりません。ま、ぶっちゃければ、「受ければいい、売れればいい、どうせアメリカも抗議してこないだろ」という最悪のスキャンダリズムを発動しただけでしょう。まさか本気で「俺達はこの記事に自信がある、訴訟も怖くない」なんて思ってやしないでしょう。ま、確かに米国も「週刊現代のうさんくさい記事」に「暗殺計画などない!。週刊現代編集部は我が国に謝罪しろ!」などと抗議しないでしょう。
 しかし、週刊現代の編集部はこんなふざけた記事を書いて恥ずかしくないんでしょうか?。
 産経やウィルあたりならまだしも、仮にも大手出版社「講談社」が発行する雑誌がこんなふざけた記事を書いて恥じないとは日本の将来に暗澹となります。
 なお、俺個人の考えを言えば、「金正恩」に限らず政府要人暗殺などそう簡単にできるわけがないし、もちろん北朝鮮側だってその対応はしているでしょう。かつ暗殺することがいい結果を生むとはとても思えないから、そもそも米国はそんなことをやらないでしょう。大体、北朝鮮を支援する中国やロシアがそんな無茶苦茶な行為を容認するわけがない。

*1:著書『大統領はカネで買えるか?:5000億円米大統領選ビジネスの全貌』(2008年、角川SSC新書)など