「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(3/25分:「巣食う会福岡」の巻:その2・猪木記者会見)(追記・訂正あり)

■拉致解決したら幸せになれるのか アントニオ猪木
http://sukuukai.jugem.jp/?eid=1317

拉致問題に関連するニュースで事実上日本国民が洗脳されているとの見方

 「洗脳」が何を意味するかによりますが「巣くう会、家族会の言うことばかりが流される」と言う意味では洗脳でしょう。そう言う意味では「洗脳発言」が問題だとは俺は全く思わない。『小泉訪朝後にヘギョンさんを取材しただけでフジテレビや毎日新聞が罵倒されたこと』『田中均氏が事実上外務省を追放されたこと』『蓮池透氏が家族会を追放されたこと』なんか酷いとしか言いようがない。日本人が「洗脳」されてるからそういう無法がまかり通るんじゃないのか?

従来、猪木氏は、
「友好関係が崩れてしまう疑問があった」
という理由で拉致問題にはかかわらないようにしてきたというが、参院選当選を機に、
「公人としてこういう(拉致問題解決に向けた)期待が色々寄せられる中で、本当の話を伝えていかないと」
と方針転換したようだ。

ま、その考えには一理あると俺は思いますけどね。「まずは信頼関係を作ろう、拉致を持ち出すのはそれからだ」という考えがそんなに問題なのか?。そりゃご家族の気持ちはわかりますけど、外交とか交渉ってのはシビアでないといけない。文章筆者はどうやらこれで猪木氏を批判してるつもりのようだが俺から言わせれば「全く批判になってない」。

拉致被害者名簿の精度を問題視した

政府の名簿はともかく巣くう会が持ち出す「特定失踪者」なんて認定後に死亡が確認された人(山本美保さん)がいるんだから何の精度もありませんよ。まったくもって猪木氏の言うとおりです。

度重なる独自制裁が意味を失っていることも指摘した。

 中国が支援してるから制裁なんか効いてないなんて話は猪木氏だけでなく、「中国在住」のファンキー末吉氏(ブログ:http://www.funkyblog.jp/)や、「在日評論家」河信基氏(ブログ:http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute)など多くの人がしており、正直、何を今さらの話です。

 『外交に勝利無し』という言葉がある。相手も国民がいる。これは北朝鮮に限ったことではない。日本にも国民がいる。どこかで落としどころを決めなければ、片一方だけが勝っても、片一方が負けても不平不満が出る

 「北朝鮮との諸問題の解決は外交やるしかない」「その場合、日本の言い分だけ言って北朝鮮の言い分は聞かないんじゃだめ」「そもそも外交ってのは北朝鮮外交に限らず、常に『ウィンウィンの関係』を目指すべき」というまあ、当たり前すぎるほど当たり前の話です。むしろこういう言葉が与党や最大野党民主党から出ないことが嘆かわしい。猪木氏に「この言葉を実現するだけの政治力」があるか知りませんが、たとえ彼にそれがなくても「言ってることは正論」です。この方向性しか拉致問題は解決しないと思う。

猪木氏は、おなじみの「闘魂注入」と「1、2、3 ダーッ!」で会見を締めくくったが、どうやら闘魂注入は「寸止め」に近かったらしく、ビンタを受けた司会者は「母ほど強くなかった」と平然としていた。

 ははは(苦笑)。年老いたとは言え元レスラーですから本気で張り倒したら怪我するんじゃないか?