今日のMSN産経ニュース(6/7分)(追記あり)

■【正論】国学院大学名誉教授・大原康男 「象徴」では曖昧な天皇の地位
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130607/imp13060703040001-n1.htm
 別に曖昧じゃないでしょう。かつ「曖昧だから明確にしよう」ならともかく「元首にしよう」ってのは意味不明です。

「象徴」という語を認知する圧倒的多数の国民が、その言葉によって、どのような天皇像を具体的にいだいているのかという点だ。

人それぞれ、いろいろじゃないですかね。日本人が考えるあるべき天皇像ってのは。そういうことが法律化できるか疑問ですし、法律化しないといけないのかも疑問です。つうか日本に限らず海外(イギリスとかオランダとか)だって「あるべき王室像」ってのは人それぞれでしょう。

皇位の継承に関しては、「世襲」という議論を招く表現を避け「男系」である旨を明記している。

別に、憲法の「世襲」という表現について議論なんかないですけど。通説的見解は世襲とは「血でつないでいくこと」、男系限定かどうかって細かいことは皇室典範で決めること、現時点では典範は男系を採用しているが改正して女系を認めてもいい、と理解しているわけです。
それを産経が「世襲とは男系世襲と解釈すべきなのに単に世襲としか書いてないから議論や混乱が起こってる」と自分に都合のいい解釈してるだけです。
 大体、憲法は不磨の大典じゃないんですから「男系」と憲法にかいたところで「改憲して女系認めてもええやないか」と言う議論は起こりえますよ。

占領期の過渡的な施策にすぎない、皇室の財産享有権能を厳しく制約していた規定

全然過渡期的じゃないですけどね。皇室の政治利用を避けるために財産権を制約するって考えは。