今日のMSN産経ニュース(6/8分)(追記あり)

■【産経抄】6月8日
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130608/plc13060803020002-n1.htm

今日は本当に突っ込み所が満載ですね。

第一に世間様の冷たい視線を浴びたことで、社会への免疫ができた。

俺は幸いにも現役生でしたが浪人生ってそんなに冷たい目線浴びますかね?
ま、そういう差別体験がありながら、「差別常習新聞社」に入社するってのも度し難い腐った神経だと思います。
「社会への免役」がついたから「差別常習新聞社に入る」なんて恥ずかしいことが平気で出来るのかもしれませんが。

時間は有り余るほどあり、「勉強するのは今でしょ!」と言ってくれる先生もいなかったので、映画もかなり見た。

別に見るのはこの人の勝手ですが「浪人生がそれでええんか」とは思います。ま、当時は映画料金が安かったんでしょうね。映画なんて2時間しかいられないし、今は結構いいお値段だと思います。図書館とか上野動物園で1日過ごすとか、リーズナブルな娯楽は他にたくさんあります。

チケット代がなくなれば、裁判所に出かけた。裁判の傍聴は、無料のうえ格好の暇つぶしになったからである。地裁では、裁判官の個性が判決を大きく左右することもよくわかったし、護憲運動がらみの裁判では、某新聞の記事がいかにでたらめであるかも身をもって体験できた。

「裁判官の個性が判決を大きく左右することもよくわかった」
そりゃそうでしょうね。ある証拠を信頼性があると評価するか、しないか、法律をどう解釈するかなど、様々な面で個性は出ざるはえないでしょうね。裁判を見なくても想像のつくことだとは思います。
「護憲運動がらみの裁判」
具体的に何よ?
「某新聞」
想像はつくけど、具体的にどこよ?。裁判関係でデタラメ書いてる新聞が仮にあるとしたらそれは産経じゃねえの?
「でたらめ」
何がどうデタラメなの?。俺は某新聞の判決評価には賛同できないなんてのは、某新聞がデタラメであることになりませんから。念のため。なお、産経みたいに「外国人地方参政権についての最高裁判決は禁止説」なんて言うのは明らかなデタラメです。
 とにかくこの文章が全く具体性がないのには絶句ですね。
 まあ、産経記者なんでここで書かれてることが右翼的な内容だろうって事だけは想像がつきます。

もっともらしいが、果たしてうまくいくだろうか。

まあ、一般的に言って新システムの導入ってのは難しいです。かつ抄子が言うように導入する必要性が高いのかどうか。一発勝負云々っていったってそれが該当するのは「当日、風邪を引いて試験に行ったけど絶不調だった」ってケースぐらいでしょう。体調が万全ならそれなりの実力があれば一発勝負でもそれなりの成績は残せるでしょう。

かつて選考過程が不透明との批判を浴びた水泳は、日本選手権での一発勝負を明確にし、ロンドン五輪では11個のメダルを獲得した。一方、「メダルに近い選手」という曖昧な基準で選んだ柔道は惨敗した。

一発勝負かどうかではなくて選考基準が不明確って話じゃないんですか?。かつメダルが取れるかどうかってのは「選考基準の問題オンリー」でもない。柔道の場合、選考基準より育成方法の問題じゃないんですか?
大体、一発勝負ってのは確かにわかりやすいですが、「A大会では確かにBの方がCより上だが、別の大会では結果が違うけどそれでええんか」という問題もあるわけです。「それでええんや」と基準の明確性を重視するってのも一つの考えですが。

失敗すれば、安倍晋三首相のように、またやり直せばいいだけの話である。

いろんな意味で呆れます。
先ず第一に「毎回毎回安倍晋三万歳かよ」と言う意味で呆れる。
第二に「日本ではやり直しが困難なのにそれを平然と無視している」と言う意味で呆れる。湯浅誠氏などは著書で「日本社会ではやり直しが困難なこと」を「すべり台社会」なんて表現したことがあります(俺は湯浅本を読んでおらず又聞きですが)。
「すべり台と一緒で失業などで1度、経済的に下に落ちると、上に上がるのが難しい」って意味ですね。すべり台なら階段を上れば上に行けますが、「すべり台社会」では「どこに階段があるのかわからないことが多い」上に「見つけた階段を上るのがすごく大変」なわけです。


■【主張】日仏首脳会談 対中「脅威」認識の共有を
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130608/plc13060803030004-n1.htm

仏企業がさきに、軍事利用の恐れのあるヘリコプター着艦装置の中国への売却を決めたが、こうした事態を避けるよう新たな枠組みをしっかり機能させてほしい。

まあ産経の言うような「反中国の道具」としては機能しないでしょうね。フランスは自国の国益を考えて動くでしょう。

荒天時の着艦を可能とするこの装置の売却について、日本は再三、懸念を伝えてきた。

にもかかわらず売却したわけですから。