「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(8/8分:島田洋一の巻)(追記・訂正あり)

■また米国が安倍にダメだし

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-10-30/2013103002_02_1.html
 元米国務副長官のリチャード・アーミテージ*1と元国防次官補のジョセフ・ナイ*2は29日、都内で開かれたシンポジウムに出席し、戦時中の日本軍「慰安婦」問題をめぐり強制性と日本軍の関与を認めた河野官房長官談話「見直し」を安倍晋三首相がもくろんでいることや、日本の首相による靖国神社参拝に対し、懸念の声をあげました。
 ナイ氏は「河野談話のいいことは、歴史問題について明確に処理したことだ」と指摘し、「これを否定すれば日本に大きなダメージとなる。米国との関係を傷つける波及効果も与える」と強調。首相の靖国参拝については、「歴史問題のシンボルのようにとらえられている。靖国神社に参拝すると大きな打撃を近隣諸国に与え、米国との関係でもマイナスの波及効果になる」と述べ、戦没者追悼は別の方法を追求すべきだと求めました。
 アーミテージ氏も靖国参拝について、「日本の首相は選挙で支持をした人たちだけの代表ではなく、すべての国民を代表している」と指摘。「適切な方法をあらゆる知恵を出し決定すべきだ」と述べました。

 アメリカがいかに安倍を危険視してるかの表れでしょう。
 「ケリー国務長官ヘーゲル国防長官の千鳥ヶ淵参拝」だけでは足りないんじゃないかと思って再度のだめ出しです。「アーミテージ共和党系」「ナイは民主党系」ですから「歴史認識問題での安倍批判は米国政界の共通認識」と言っていいでしょう(日米関係に配慮して安倍批判が穏健か、それとも強硬かはともかく)。
 「安倍は全く悪くない」なんていう人間は明らかに少数派です。
 島田らはこうした「米国の安倍批判」を無視したがりますが否定できない事実です。


■島田のツィート(2013年11月1日分)

猪瀬知事は正しい決定をした。
時事:朝鮮学校への補助金見送り=不適切な財産管理で−東京都
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201311/2013110100609&g=soc

でこの島田が紹介する時事の記事に小生がつけたブクマ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.jiji.com/jc/zc?k=201311/2013110100609&g=soc

もちろん酷い差別だが、とはいえ「反日教育」「拉致と核開発」などとは言わない点は猪瀬は前任者・石原や大阪の橋下、横浜の林に比べ「狡猾」とは言えるのではないか。ま、猪瀬以外が差別感情を露呈しすぎなのだが

 まあ、猪瀬のいう「不適切な財産管理*3」などは「言いがかり」であり本心は「石原や橋下、林」あるいは「島田ら巣くう会一派、三浦小太郎ら守る会一派」と同じ朝鮮学校差別でしょうが「建前」は「朝鮮学校の不適切な財産処分があった」「朝鮮学校以外が同じ事をやっても補助金は見送ります」と言い逃れできるようにしようと、猪瀬がしたところは「なかなか狡猾」「裁判などでの追及はゲスさもろだしの連中よりはやりづらい」とは言えるでしょう(まあ、でもまともな裁判官なら裁判になれば、東京都敗訴でしょうが。問題はまともじゃない判事の存在なんだよな)。
 まあ、石原や橋下、林が「差別感情をもろだししても構わないというげすな性格」または「そういうゲスな人格を演じた方が支持者に受けていいという政治的計算をした」のに対し、猪瀬は「そういうゲス行為は政治的にデメリットとして、差別でないとの偽装にいそしむ」人間の訳です。
 たとえるならば「見ず知らずのお姉ちゃんをいきなり路上で襲って強姦するような露骨なゲス=石原、橋下、林」なら、「知人のお姉ちゃんを、それなりの信頼関係があることを利用して、酒場で酔っぱらわせてからラブホに連れ込み和姦だ、同意の上のセックスだ、と強弁する程度の悪知恵を働かせるゲス」が猪瀬の訳です。
 どっちにしろ「どんなに偽装行為にいそしもうとも」強姦が和姦でないのと同様、猪瀬の行為もどう言い訳しても差別行為でしかありません。


■島田のツィート(2013年10月31日分)

田中真紀子*4平岡秀夫*5はじめ論外というべき名前が多い*6
時事ドットコム衆院選公認34人内定=田中前文科相ら元職−民主
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201310/2013103001060&g=pol

 いい、悪いは別として「それなりの地盤がある元職」を担ぐことは民主党に限らず、自民、公明などその他の政党でも珍しいことではありません。
 なお、島田が論外という人間が「まとも」で褒める人間が「異常」である事は言うまでもありません。まさに「島田=人間リトマス試験紙」です。
 ちなみに、名前が挙がってる元職について過去の経歴を簡単に紹介しておきます。こうして見ると「大臣経験者すら落選」という大敗だったことが改めてわかります。
三井辨雄菅内閣国交副大臣、野田内閣厚労相
鉢呂吉雄:野田内閣経産相
逢坂誠二菅内閣総務副大臣
神風英男:野田内閣防衛大臣政務官
高山智司:野田内閣環境大臣政務官
城島光力:野田内閣財務相
中山義活菅内閣経産大臣政務官
手塚仁雄:野田内閣首相補佐官
末松義規菅内閣内閣府副大臣(沖縄・北方問題等担当)、野田内閣復興副大臣
山花郁夫菅内閣外務大臣政務官、野田内閣法務副大臣
西村智奈美:鳩山・菅内閣外務大臣政務官、野田内閣厚労副大臣
黒岩宇洋菅内閣法務大臣政務官
牧野聖修:野田内閣経産副大臣
伴野豊菅内閣外務副大臣、野田内閣国交副大臣
岡本充功菅内閣厚労大臣政務官
田島一成:鳩山・菅内閣環境副大臣
平野博文鳩山内閣官房長官、野田内閣文科相
樽床伸二:野田内閣総務相
長安豊:野田内閣国交副大臣
松本大輔菅内閣防衛大臣政務官、野田内閣文科副大臣
城井崇:野田内閣文科大臣政務官
宮島大典:野田内閣防衛大臣政務官
吉良州司:鳩山・野田内閣外務大臣政務官

敵をどう支援するか、おおっぴらに論じている様には呆れざるを得ない。 
■時事:開城団地発展へ積極姿勢を=訪問の韓国議員団会見
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201310/2013103000874&g=int

 いい加減、開城工業団地閉鎖などあり得ないと理解したらどうなんでしょうか。


■島田のツィート(2013年10月30日分)

健康被害を生む汚染の除去は必要だが、経済活動を妨害し風評被害を生むだけの無駄な「除染事業」は直ちにやめねばならない。 
■除染費の一部国費負担、経産相「検討したい」 (読売)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131029-OYT1T01405.htm?from=tw

 ま、一般論としては「無駄な除染(そんなものがあるとも思えませんが)」はすべきではないでしょう。ただ島田の場合、何の根拠も上げずに「除染は無駄」呼ばわりですから呆れます。福島県民の健康をなんだと思ってるんでしょうか?。
「どうせ福井県民の俺は関係ないから、福島県民に健康被害なんか出ても構わない、むしろ反原発ムードを高めるから除染などするな」と「原発推進派としての党利党略」で福島県民の健康を度外視してるのか、それとも島田が「健康被害を受ける危険性がある福島県民」でも「健康被害なんかでないよ」と公言できるのか知りませんが、呆れたバカです。


■島田のツィート(2013年10月29日分)

林市長は見直した。正しい決定だ。
横浜市朝鮮学校補助金不支給 拉致と核が理由、交付要綱を改正:政治(CHUNICHI Web
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013102901002370.html

 もちろん小生は林市長を軽蔑します。正直、共産党の市長候補と違い「自民の朝鮮学校攻撃に曖昧な態度をとり続ける林市長」に危惧はしていたのですが、結局は平然と差別政策実行ですか。
 赤旗が『横浜市 待機児「ゼロ」を考える』(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-05-22/2013052203_01_1.html)、『数え方変え「待機児減らし」、「横浜方式」』(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-06-11/2013061105_01_1.html)で批判した「待機児童ゼロ捏造疑惑」のときから、彼女には疑問を感じていましたが、本日はっきりと「林ノー、ノーモア林」と断言できます。まあ林の後釜が「橋下並みの極右」では話になりませんが、林氏のようなこんな人はとても支持できません。
 大阪の橋下や前市長・中田のように積極的に朝鮮学校を差別しているわけではなく「差別を求める横浜自民党に屈服した」のでしょうが理由は何であれ差別は差別です。
しかも

林文子市長は9日の記者会見で「拉致と核開発問題が解決しない限り、支給する予定はない」と指摘した。

ですからね。ブクマもつけましたが最近は「朝鮮学校に因縁をつける右翼」すら「反日教育」「金正日肖像画」云々といって「誰がどう考えても明らかに朝鮮学校に責任を問えない問題(朝鮮学校がやってるわけではない核開発や拉致)」を持ち出すことはしないのですが(なお、小生は「教育内容」を理由とした不支給も支持しません)。大体これではとても裁判で勝てないでしょう。
 そして日本人学校に対して「学校に責任を問うべきでない」「安倍政権の問題」を理由に中国や韓国が差別待遇をとっても文句が言えなくなりますよ。
なお、小生以外にも横浜市の愚行を批判してる人は勿論いますので紹介しておきましょう。

誰かの妄想・はてな版『横浜市、民族差別を制度化』
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20131030/1383144496
横浜市朝鮮学校補助金不支給 拉致と核が理由、交付要綱を改正』のはてなブックマークhttp://www.47news.jp/CN/201310/CN2013102901002370.html

 こうしたid:scopedog氏他の方々のような横浜市他「朝鮮学校差別者」の批判をするどころか「守る会会員」として朝鮮学校差別に荷担するid:noharraは「人権意識のないクズ」だと改めて言っておきましょう。
 また「質問大歓迎」とほざきながら、「小生の批判」からトンズラし続けるid:noharraは「嘘つきのクズ」「鉄面皮、面の皮の厚いカス野郎」だとも指摘しておきましょう。こんな男id:noharraが尊敬するという「松下昇」も相当のクズなのでしょう。


■島田のツィート(2013年10月28日分)

金正日の弔問に総連を訪れて「心からの哀悼」を示した人だから、方向性が同じ面も多々あるだろう。
社民党*7、「脱原発」で小泉元首相*8と会談へ「方向性は一緒だ」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/131028/plt13102814010018-n1.html

 島田が社民党の悪口を言うのは何ら不思議ではありませんが「安倍を引き上げてくれた恩人・小泉」に悪口雑言とは意外です。よほど「小泉の脱原発発言」及び「野党幹部(社民党みんなの党)との会合」が不愉快だったのか。あげく「小泉は金正日の弔問に行ったんだ!」と昔のことまで持ち出しています。
 まあ、小泉という人間が何を考えてるかよくわからないですが、島田は「野党を巻き込んだ政界再編の仕掛け人」として小泉が安倍に敵対することを恐れているのかも知れません(個人的には小泉はそんなことはしないと見ます。息子が自民党ですしね)。いずれにせよ何よりも安倍が大事な男が島田です。


■島田のツィート(2013年10月26日分)

自然な笑顔で(注:IOC総会で「おもてなし」という)科白を言った滝川クリステル氏は立派だったが、あの一節*9は、国として媚びる印象になりはしないかと余り感じがよくなかった。

 どーでもいい話ではありますが、言ってる意味がわかりません。「作り笑顔で不快」ならともかく、「自然な笑顔で言った」「立派だった」のに「媚びてる」「あまり感じが良くない」んですか?

まさに維新が率先追及すべきテーマだ。自民党は河野*10に「身内」意識をもつ者*11も多いだけに矛先が鈍る。「橋下発言がむしかえされる」と及び腰になるなら維新の存在意義はない*12。 
■維新、河野談話を検証 プロジェクトチーム近く設立へ」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/131026/plt13102610170011-n1.html

 自民が維新と違って「河野談話の検証」などしない最大の理由はもちろん「安倍がそれを望まないから」です。
 「第一次安倍内閣での米国下院での慰安婦決議」などを考えれば「第二次安倍内閣でも河野談話撤回など無理」「それをしようとすれば米国、韓国の厳しい批判を受ける」「日米関係、日韓関係の悪化と政権の短命化を覚悟しないとそんな事はできない」のは明白です。内心はともかく普通の人間が安倍の立場なら「遅くとも政権交代の可能性が出てきた時点」で河野談話撤回論なんか封印します。
 しかし愚かな安倍とその取り巻き連中は「第二次内閣なら撤回可能」とでも思ったのか、「2012年11月(自民党が政権奪回するたった1ヶ月前)」に「国家基本問題研究所が米国地方紙に出した河野談話否定広告」に名前を出す、などさまざまな暴挙を「政権奪回直前」まで平気でやってきました。
(たとえば赤旗『日本軍「慰安婦」 強制を否定、安倍首相が賛同、米紙に意見広告 4閣僚*13も、国内外の批判は必至、昨年11月』(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-01-06/2013010601_01_0.html)参照)
 その結果、当然の如く「首相になった安倍」には慰安婦問題で米国や韓国からは批判が来ます。「日米関係、日韓関係の悪化と政権短命化を覚悟してでも河野談話は撤回する、政権が1年で終わっても構わない」という考えではなかったらしい安倍と取り巻き連中は途端にしどろもどろになり、今や「河野談話踏襲」を口にしています。彼らにとっては「河野談話の再検討」など絶対にしたくはないことでしょう。
 再検討過程で「河野談話否定発言」をすれば韓国や米国の批判を浴び政権がやばくなりますが、かといって「河野談話擁護発言」をすれば右翼の反発を浴びます。安倍一派にとって、一番いい手は「談話を再検討する必要などない」「とにかく談話は従来の内閣と同様、踏襲し続ける」として問題をうやむやにすることです。
 そうしたことは安倍シンパか安倍批判派かに関係なく、常識があれば誰でもわかることですが安倍批判したくない「安倍シンパ」島田はその事実を無視し「党内の河野*14支持者のせい」とデマカセほざくわけです。

 さて島田が評価する維新の会PT(座長はあの中山成彬*15を予定)ですが

ただ橋下徹共同代表(大阪市長)の慰安婦をめぐる発言が党の支持率低下につながったとの思いもあり、「橋下発言がむしかえされる」としてPTより格が下の勉強会にとどめるべきだとの声も党内には出ている。

ということで維新内部からは「極右化によるいっそうの支持率低下、政界での地位低下」を恐れる声が出ています。
 当然の声でしょう。実際、橋下暴言直後に支持率は下がったわけです。
 また維新が極右化すればするほど「みんなや民主党の政界再編派」は維新との連携を敬遠するでしょう。そんな極右政党・維新と野合すれば、自分たちも「極右」として韓国や米国の批判を浴びるからです。これでは都議選、参院選堺市長選での敗北を「政界再編」で乗り切るという維新のもくろみが崩壊してしまいます。
 実際、「都議選、参院選でのみんなの党と維新の選挙協力」が挫折した原因は「橋下の慰安婦暴言」です。もしかしたら「選挙協力を拒否するための単なる口実」に過ぎなかった*16のかも知れませんがいずれにせよみんなの党は「都議選、参院選選挙協力できない最大の理由」に橋下慰安婦暴言を上げました。
 それでも「支持率がいっそう低下しかねないし、政界再編の支障になるから、そういうことはやめよう」ではなく「PTより格下の勉強会に格下げしよう」というところがいかにも維新の会です。格下にしたところで最終的に国会で「河野談話撤回を政府に求める」と主張するのなら意味がありません。それともこう主張する人物は「ガス抜き勉強会」で終わらせる算段をしているんでしょうか?
 それにしても西村眞悟*17慰安婦暴言で除名したのは一体何だったんでしょうか?


■島田のツィート(2013年10月25日分)

中国との貿易なら許容範囲内のリスクかも知れないが、中国に工場や大型店舗を建てるとなると、どういうリスク計算になっているのか。理解が難しい。
■根強い「反日感情」 明治粉ミルク、中国撤退:イザ!
http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/131025/ecn13102508280002-n1.html

・いやいや「中国に工場や店舗を持つこと」の何が問題なんだかさっぱりわかりません。そんな日本企業は産経記事が触れる「明治やヤマダ電機」以外にもたくさんあるし、「日本以外の外国企業」にもそんな企業はたくさんあるわけです。
・島田の紹介する産経記事に寄れば明治が「中国の粉ミルク市場から撤退する(ただし一時撤退としており再進出の可能性を否定していない)」そうですがどーいうことなんでしょうか?。記事を見てみましょう。なお、中国嫌いの島田が「明治の一時撤退を絶賛すること」は言うまでもないでしょう。

 自動車市場も、BMWアウディといったドイツ勢の低価格攻勢が、ただでさえ欧米志向の強い中国人の需要を取り込み、(注:相対的に価格が高い)日本車離れを後押しする。
(中略)
 独特の商習慣も日本企業の進出をはばむ。ヤマダ電機は今年、販売不振を理由に5月に南京、6月に天津の店を相次いで閉店した。最大の理由は、「省が違えば隣の国に行くくらい異なる」という中国で、複数の省にまたがる物流網を構築できなかったためだ。

 記事を読んでも明治の撤退理由はよくわかりません。要するに「儲けが薄い」ということなのでしょうが、その理由がわかりません。記事タイトルでは「反日感情による不買運動*18」のようですが、そのようなことは書いていません(正確には「反日感情による不買」が「一時撤退原因の可能性」と指摘しているが、詳しいことがわからないとして断言はしていない)。記事タイトルは記事本文とずれており、明らかに不適切です。
 また記事では「商慣行の違いによる問題」「ライバル企業の存在」と言った問題が「自動車」や「ヤマダ電機」に関して触れられています。


小泉純一郎よ、「いい案」の叩き台ぐらい示せ―脱原発パフォーマンス
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3215341/
 まあ、島田の指摘「一般人ではなく政治家なのだから、いい案という抽象的なものではなくある程度具体案を出して欲しい」自体はその通りです。小泉という人が「首相時代は原発推進派だったこと」「息子が原発推進政党自民の議員であること」もあって「小泉の脱原発」は今ひとつ信用できませんね。
 なお、「小泉以外の脱原発派」の名誉のために言っておけば「小泉以外の多く」は是非はともかくいちおう「いい案のたたき台」位は出しています。
 また原発推進派の主張に非の打ち所がないかといったらそんなことはありません。彼ら推進派は未だに「核のゴミ(核廃棄物)をどこに捨てるか」結論が出せないのだから、脱原発派を一方的に非難できるような立場じゃありません。

東京中の家屋に太陽光パネルを設置しても原発1基分の発電量にしかならず、しかも夜間や雨天時は機能しないという物理的現実は、いくら議論しても動かせない。

何も「脱原発イコール太陽光発電」ではないんですが。他にも風力、地熱、潮力などいろいろあります。島田がまともに「脱原発」について理解しているか疑わしい文章ではあります。


■米政府は尖閣の日本領有権認めよ―ウォール・ストリート・ジャーナル
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3214477/
 こういう反中国記事を書くと言うことはウォールストリートジャーナル(以下、WSJ)というのは右翼メディアなんでしょう。なお、「尖閣問題」では右よりのWSJもさすがに「自虐史観」云々などという極右的な主張までは支持してはいない事に注意が必要です。
 一方、米国には「尖閣日本領」と言うメリットがない。そんな事を言っては米中関係が悪くなります。また島田のようなウヨは無視したがりますが尖閣については台湾も領有権を主張しているのだから台湾との関係を考えても米国には「尖閣は日本領」というメリットはありません。

鳩山由紀夫より、よほど日本らしい

 鳩山氏は「尖閣には領土問題はない、という態度は辞めて、領土問題があることを認めた上で中国と交渉したらどうか」と言ったのであって島田らが不当に言いがかりをつけるようなことは何も言っていません。「尖閣は中国領だ」と言ったわけではない。ま、彼に問題があるとしたら「首相時代にそういうことをやって欲しかった」、ただそれだけでしょう。


■北に圧倒的忠誠を示したアントニオ猪木天皇陛下に直諫状の山本太郎
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3214450/
 ばかばかしいですね。訪朝の是非はともかく「訪朝イコール北朝鮮への忠誠」ではありません。

山本太郎も、彼が無知*19と判断した天皇陛下に対し直諫状を手渡す、日本の伝統、文化を無視したパフォーマンスに出た。

 むしろこの種の「直訴(?)」は「田中正造」「北原泰作」など、「日本の伝統、文化にのっとったパフォーマンス」じゃないんですかね。もちろんだから「直訴(?)」していいという話じゃないですけど。
 問題は「天皇の政治利用」という話でしょう。こうした「直訴(?)」で天皇の政治的言動を期待するなら、安倍ら自民党が「天皇の政治利用」をする事が批判出来なくなります。
 またこうした直訴をされても田中や北原が直訴した戦前ならともかく、戦後は「政治権力がない」天皇には動きようがない。まあ天皇が、何か発言したところで「都合の悪い発言」は安倍は平然と無視するでしょうが。スーパーゲームズワークショップエンターテイメント『天皇を 利用出来る奴 出来ない奴』(http://roodevil.blog.shinobi.jp/Date/20131101/)の指摘が全く正しいと思いますね。

潔く議員辞職すべきだ。

・ばかばかしい。是非はともかく*20この程度の事が何で議員辞職に当たるんでしょうか。
・故・中川昭一*21の酩酊記者会見なら議員辞職に該当する重罪でしょうが(中川の愚行をかばったのが勿論島田です)。
・率直に言って今一番議員辞職すべき政治家は「徳洲会公職選挙法違反疑惑」が発覚した徳田毅議員(第2次安倍内閣国交大臣政務官を女性スキャンダルで辞任)でしょう。彼の指示命令によるものなら当然法的責任は免れませんが仮に「部下が勝手にやったこと」でも道義的責任は免れないわけです。
 しかもうやむやになってしまったとは言え「大臣政務官辞任理由」となった女性スキャンダル問題もある。
 この選挙違反疑惑、女性スキャンダル問題が「民主党議員の疑惑」なら猛批判の島田でしょうが、自民党議員だと何も言わないのだからいい度胸です。


中国共産党は便乗弾圧をやめ、自由選挙を実施せよ
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3213287/
・「やめよ」も何も「便乗弾圧」なんてものがやられてるかどうかは現時点ではわからないと思いますよ。ま、中国に対し偏見丸出しの島田的には事件直後にこういうことを抜かすことに何の躊躇もないのでしょうが。
・そして「便乗弾圧」とやらを本当に望まないのなら、安直に「ウイグル独立派のテロで背後関係があるらしい」という言説(たとえ目的が中国批判であっても)を批判すべきじゃないですかね。現時点では「事件は故意の犯行」で「複数のウイグル人が実行者らしい」と言うこと以上に「確定的に物が言えること」はないと思いますね。
 たとえば産経新聞『【天安門車炎上事件】「ウイグルの計画テロ」と断定 その真偽は? 事件めぐる3つの謎』(http://sankei.jp.msn.com/world/news/131101/chn13110122080018-n1.htm)は「運転ミスによる事故ではなく、テロであることは間違いないだろう」としながらも「個人テロではなく、背後関係がある組織的テロと断定する根拠があるかどうか疑問」としています。
・「安倍のような反民主主義者、ファシスト」を礼賛する島田に「民主主義精神」などあるわけもなく、単に「中国叩きがしたいだけ」でしょう。この男が「反民主主義だ、何だ」と言って批判するのって「中国と北朝鮮」限定ですから。アジア、アフリカの発展途上国、たとえばミャンマーベトナムなんぞは西欧民主主義国家と比較すれば明らかに独裁的でしょうが、島田はこれらの国を批判するどころか「日本が経済進出すべきだ」と公言してます。
 が、まあ、島田の動機を無視すればもちろん「中国に民主化を求める言論」は一応正論です。ただし島田流の「中国政権転覆論」と言う非常識は論外です。

毛沢東の大肖像画を政治施設が集中する首都の中心部に掲げるというのは、ドイツが首都ベルリンの国会議事堂外壁にヒトラーの肖像を掲げるのと同断で、毛沢東一派により筆舌に尽くしがたい被害を受けた内外多くの人々に対する挑発行為と言える。

ばかばかしいですね。その理屈だと「東京裁判で処刑されたA級戦犯東条英機ら」を「英雄として合祀する靖国神社」は「東条英機らの実行した侵略戦争により筆舌に尽くしがたい被害を受けた内外多くの人々に対する挑発行為」であることを認めざるを得ないでしょう。当然そんな神社に安倍や「安倍内閣閣僚」が参拝すべきではない。だからこそ中国、韓国、米国などは「参拝したいという意思を隠さない安倍」や「参拝した麻生財務相ら閣僚」などを批判しているわけです。
 ところが島田は「東京裁判など知ったことか」「日本には日本の歴史観がある」と居直ってしまうのだから絶句です。だったら「中国には中国の歴史観がある」のであって「毛沢東肖像など飾るな」などとはいえないはずです。
 「自分に都合のいいとき」は「毛沢東批判は国際社会のスタンダードだから中国は従え」と国際社会の権威を持ち出し、「都合の悪いとき」は「東京裁判など知ったことか」と国際社会の常識を無視するのだから島田という男も本当に頭がいかれています。なお、中国は「毛沢東を建国の父」としてはいますが、さすがに安倍のような挑発行為はしないわけです。安倍みたいに中国が「韓国は朝鮮戦争歴史観を改めろ」などと言い出したら、大もめにもめるでしょうが、そういうことは中国はしない。
 だったら毛沢東肖像を飾ろうがそんなのは中国の自由だという韓国の態度は普通の態度でしょう。


■【直言】(英語版)首相は今こそダライ・ラマと会見を
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3212736/
 英語でこんなモン流して何の意味があるんですかね。「あの文章を読んだが全く同感だ、君はダライと会いなさい」とオバマが安倍に言ってくれるとでも妄想してるんでしょうか。
 つうか国家基本問題研究所が「英語発信したもの」で国際社会に影響与えたものなんかあるんでしょうか?。「河野談話を撤回しろ」なんてのは明らかに「影響ゼロ」または「逆効果」ですよね。


■エリート外務官僚に多いModerate fanatics(穏健な狂信家)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3212114/

 櫻井よしこ氏が最近、靖国問題をめぐってある外務省幹部と面談したところ、A級戦犯が合祀されている靖国神社に首相が参拝するのは、諸外国の反発のみならず常識的な国民感情に照らしても認められない、との発言が相手から出たという。
 外務省のエリート官僚には、このように東京裁判史観が刷り込まれてしまった人が多いようだ。
 中韓米の「反発」を理由に、河野談話村山談話の見直し、靖国神社参拝などで安倍首相に自重を求める外務省系アドバイザーの「穏健な」姿勢の背後に、「日本=侵略者、中国・朝鮮=犠牲者、連合軍=解放者」とする単純かつ歪曲された東京裁判史観(自虐史観)への狂信がしばしば見受けられる。

 すり込まれるも何も「A級戦犯侵略戦争を起こした犯罪者」と言う東京裁判判決を日本は受け入れた上で国際社会に復帰しているんですが。
 今更「東京裁判なんて茶番劇」「A級戦犯が犯罪者だなんて認めない」「あの戦争で日本は正義の立場だ」なんてことが言えるわけがないでしょう。当然、靖国参拝している右翼政治家も「一部を除いて」皆「東京裁判判決を否定する気はない」「A級戦犯を英雄視する気はない」「あの戦争は侵略戦争で申し訳ないことをした」としているわけです。
 一方、櫻井よしこや島田は「そもそも東京裁判なんか認めない」と公言しちゃうのだから頭痛がしてきます。狂信的なのはむしろ櫻井や島田の方です。

A級戦犯には、南京攻略戦時の外相で「大虐殺」*22の責任を問われて絞首刑となった広田弘毅*23をはじめ、重光葵*24(禁固7年)、東郷茂徳*25(禁固20年)など外務省関係者が少なからず含まれる。

・島田が名前を挙げていない外務省関係者としては次の人がいます。
松岡洋右
 近衛内閣外相時に日独伊三国同盟を締結。裁判中に病死。靖国神社に「昭和殉難者」として合祀されている。
白鳥敏夫
 駐イタリア大使。東京裁判で訴追された大島浩駐ドイツ大使*26東京裁判終身刑判決が出るが後に釈放)とともに日独伊三国同盟締結に尽力。東京裁判終身刑判決。服役中に病死。靖国神社に「昭和殉難者」として合祀されている(まあ、騒がれるA級戦犯合祀ってもちろん松岡のような「裁判中病死」や、白鳥のような「服役中病死」ではなく、むしろ死刑になった東条英機広田弘毅松井石根らですが)。
・広田が「南京事件当時の外相であること(当時は近衛内閣)」「広田の訴追理由に南京事件があること」は事実ですが「広田に死刑判決が出た主たる理由は南京事件ではない」のでこの島田の文章は非常に問題ですね。むしろ問題視されたのは、日中全面戦争を不可避にした近衛内閣外相時代のいわゆる近衛声明(国民政府を対手とせず)でしょう。
 なお南京事件が主たる理由で死刑になった人間としては
松井石根(事件当時、中支那方面軍司令官。東京裁判で死刑判決)
・谷寿夫(事件当時、第6師団(熊本)師団長、南京軍事裁判で死刑判決)がいます。
 松井、谷以外の「南京攻略戦に参加した軍幹部」のうち、以下の人間が裁かれなかった理由はわかりますが他の人間が裁かれなかった理由は無知な小生にはよくわかりません。もちろん「谷の第6師団以外が虐殺をしなかった」なんてことはありません。小生の理解する限り「第6師団が南京事件において特に残虐だった」ということもありません。
【皇族だから裁かれなかった】
朝香宮鳩彦王(事件当時、上海派遣軍司令官)
 「天皇を訴追しない」以上、皇族を訴追するわけにはいかないでしょう。
【裁判当時既に死亡していた】
・中島今朝吾(事件当時、第16師団(京都)師団長、昭和20年10月28日死去)

櫻井氏にA級戦犯の許されざる事を説いた先の外務省幹部なども、仮に尖閣をめぐって日中戦争、日本の敗北、中国による日本占領*27、戦犯裁判となった場合(今はSF的想定だが)、平和を愛する中国に侵略戦争を仕掛けた「共同謀議」の罪*28を問われ、懲役10年は固いだろう。

 ばかばかしくて話にならないですね。大体、「中国が日本を占領するような」日中全面戦争なんて起こらないでしょう。せいぜい尖閣で小競り合いがいいところです(というか小競り合いレベルでも起こしてはいけない)。
 また「日中全面戦争を不可避とした近衛声明に関与した広田」や「日米開戦決定に関与した東郷」のように「戦争政策に荷担すればともかく」そうでないなら「外務官僚」というだけで戦犯として処罰されるわけもないでしょう。大体「中国相手の侵略戦争」なんかやらかせば「外務官僚が懲役10年」以前に「開戦時の首相(安倍?)が東条英機のように絞首刑」じゃないんですかね。

特にエリート外務官僚をいかに自虐史観から脱却させるかは、公務員研修の重大課題でなければならない。

 ばかばかしいですね。外務官僚も何も「東京裁判判決結果の受け入れ」は「外務省の決定」ではなく、政府、自民党も関与した「日本国家の決定」なんですが。


■迎合だけの「独自のパイプ」は国際的誤解を与えるだけ―参院議員・猪木の訪朝申請
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3211602/
 本当に訪朝申請した場合の「維新の会」「山崎*29参院議長(それとも許可するかどうかの判断は日本政府?)」の対応が興味深いですね。維新は何とか猪木氏を「飴と鞭(例:申請を取り下げれば党でそれなりのポストを与えるが、取り下げないなら除名する、など)」で抑え込んで申請を出させないのか。それが無理な場合は除名などの懲戒処分をするのか。それとも「参院選で維新敗北ををやわらげた功労者の一人・猪木氏」を斬ることが出来ず「申請を事実上認め、うやむや決着」にしてしまうのか。
 猪木氏が申請を出した場合、山崎参院議長は許可するのか?(それとも許可するかどうかの判断は日本政府?)
 しかし「猪木氏が平壌でプロレス興業をしてから」、北朝鮮とつながりが出来、何度も訪朝し、「日朝友好の功労者」として北朝鮮から勲章までもらってることは「維新の猪木氏公認」の時から周知の話でした。何ら「猪木氏が隠していたこと」ではない。にもかかわらず、猪木氏を公認した維新の考えがわかりません。
 「橋下の慰安婦暴言などで窮地に追い込まれてる以上、使えそうな人間は誰でも公認する。猪木にはまだ有名人としての人気、知名度があるはずだ、選挙で集票できるはずだ」「猪木も公認されれば石原*30代表に気を遣って訪朝など自粛するだろう」「いや、その前に北朝鮮が猪木を激しく非難し、関係は断絶するだろう」とでも思っていたのでしょうが、皮肉にもそうはならなかったわけです。

30回近く*31訪朝しながら、拉致問題で1ミリの進展ももたらせない「独自のパイプ」に何の意義があるのか。

 やれやれですね。そもそも猪木氏が有力なパイプを仮に作っていたとしても*32「政府がそのパイプを使わなければ」拉致が解決しないのも当然でしょう。たとえば猪木氏が政府に無断で勝手に「拉致被害者を帰したら日本政府が経済支援します」なんて言えるわけもない。
 そして政府に「北朝鮮と交渉しなくていい、制裁すれば向こうが折れてくる」と言って外交を一切させなかったのが島田ら巣くう会です。
 その結果拉致は解決したのか?。全く解決していません。「制裁すれば拉致が解決する」とデマカセはいて、拉致解決を挫折させた自分ら巣くう会の無能、無責任を棚に上げて猪木氏批判とは島田は恥知らずにも程があります。家族会も良く巣くう会みたいなふざけた連中といつまでもつきあえるもんです。

今回猪木が、「自分も今や国会議員だ。拉致被害者の2,3人連れてでなくては帰れない。それまでここを動かない」、あるいは「自分が身代わりになるから、拉致被害者を日本に返せ」と座り込んでくると確約するなら、行かせる意味もあろう。

「島田、荒木、西岡といった巣くう会幹部連中」「島田とつるんでる平沼*33松原仁*34といった拉致議連幹部連中」当たりがそうすればいいんじゃないですか?。巣くう会や拉致議連なんか「拉致を解決する気は全くない」からお気楽に制裁論なんてふざけたこと抜かしてるんでしょうから。「島田、荒木、西岡」「平沼や松原」は北朝鮮に居座って当分、日本に帰ってこなければいいんですよ。あいつらが日本にいても害悪しかないから「日本政府の代理人」として北朝鮮に居座って外交でもしてくれた方がずっとマシです。まあ、そんな能力も度胸も連中にはないでしょうが。

北との連絡パイプなら、より信頼できる他の線がある。

 誰のことを言ってるんでしょうか?。口から出任せ?。それとも飯島勲内閣参与のことでしょうか?
 猪木氏に限らずそもそもパイプは多ければ多いほどいいでしょう。そして猪木氏に限らず、使えるパイプは大いに使うし、使えないと思ったパイプは、「使えないと思った時点」で切ればいいだけの話です。ただ今の日本政府は「事実上、対北朝鮮外交(対北朝鮮交渉)をしていない」ので「パイプの取捨選択以前の話」ですが。

維新の会は、異常な独裁体制に何の疑問も感じない男を公認したことを、改めて恥じるべきだろう*35

 やれやれですね。まあ、「北朝鮮打倒論の石原を党首にしながら、猪木氏を公認する維新」は確かに変だとは思います。
 ただし「異常な独裁体制に何の疑問を感じない男」って島田の文章は猪木氏への誹謗中傷でしょう。
 猪木氏は「外交パイプを作ることが大事」だから島田のような無茶苦茶な北朝鮮罵倒は控えてるだけで別に北朝鮮政治体制を全面肯定している訳じゃないでしょう。

【追記】
NHK「猪木参院議員 国会許可なく訪朝へ」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131101/k10015735781000.html

 ということで
1)猪木氏は参院に申請を出した
2)しかし許可は得られなかった
3)けれども「不許可には納得がいかない」として当初予定通り訪朝の予定。1日現在は北京におり、2日に平壌入りする予定
4)「反北朝鮮極右政党」自民から「猪木氏が訪朝したならば処分すべき」という処分論が登場
ということのようです。この間、維新の会が「猪木氏に申請を出さないように動いたのか」「参院が許可を出さないように動いたのか」など、どうこの問題で動いたのかは不明です。
 なお、自民党が猪木氏に対しかなり糞味噌なのに対し、「参院選での得票の功労者・猪木氏」は維新の会にとって批判しづらいらしく「帰国後詳しい事情を聞いてから判断したい」としているようです。


■愚民迎合党はいらない
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3211404/
・抽象的な意味では「愚民迎合党」は確かにいらないのですが、島田が何をもって細野*36氏や橋下*37を「愚民迎合」というのかわからないので何とも言えません(むしろ細野氏らの行動は愚民迎合と言うより「理念なき野合」とでも呼ぶべきではないでしょうか。島田は大嫌いな俺ですが野合としか思えない細野氏や橋下の政界再編論は支持しません。そもそも政界再編の結果誕生したのが衆院選で大敗し今苦境にある民主党です。当然ながら、政界再編すれば民主党や維新の会が抱える問題が全て解決するわけではありません)。
・ただこういう細野批判を島田が言うのはもしかしたら「民主党細野グループ+大阪維新の会(橋下グループ)+みんなの党反主流派*38=細野新党誕生(当然細野氏が党首でしょう)」の恐怖に怯え先制攻撃をしているのかもしれません(個人的にはそんな新党は誕生しないだろうし誕生してもどれほどの力を持つだろうかと思いますが。それとも仮に細野新党が誕生したら「アホな日本人」はまた新党万歳するんでしょうか?。ただその場合でも橋下はせいぜい「細野新党の一幹部」にしかなれず、一時の熱狂はないでしょう)。
・なお、以前は「橋下万歳」だった島田ですが橋下が完全に落ち目になり、かつ「落ち目状態を挽回しよう」と島田が嫌っていた細野氏*39に「細野氏が政界再編の中心人物になること」を期待して近づいたことで「俺には自民党安倍があるじゃないか」と橋下は見限ることにしたようです。
 ただし「橋下は見限る=大阪維新は見限る」でしょうが、島田が「石原や平沼ら旧太陽の党一派も見限る」「維新は全員見限る」のかどうかは定かではありません。


■首相は今こそダライ・ラマと会見を―国基研「今週の直言」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3210509/
 「会え」って言ったって会わないでしょうね。そんなリスキーなことをしても安倍に何のメリットもないでしょう。第一次内閣では会ってないわけですし。安倍以外の閣僚や党役員から会う人間がでるかどうかすら疑問です。安倍の側近と言われ、ダライに会いにインドに行った下村文科相(第一次内閣で副官房長官)など、ゴリゴリの極右連中もダライにあったりはしないんじゃないか。でその場合島田は何と言うんでしょうか?。いよいよ安倍批判、自民党批判でも始めるのか、はたまた結局「安倍や自民党をかばってしまう」のか。あるいは「安倍批判しない」ものの「取り巻きが悪い」と言って「菅官房長官*40や岸田外相*41の批判」でも始めるのか?
 なお、安倍がダライに会わなくても、「チベット支持を自称する一部安倍ファン」は批判的な事は何も言わないでしょうね。総理が安倍以外だったら多分非難でしょうが。「日本の自称チベット支持者(本当はただの反中国極右?)」の安倍への甘さは異常です。

 第一次政権の任期内に靖国神社を参拝できなかったのは「痛恨の極み」という安倍晋三首相の言葉に嘘はないだろう。先人の鎮魂を政争や国際紛争の具にすべきでないという認識*42も正しい。それだけに、靖国神社の春と秋の例大祭に淡々と赴くという「自然な型」*43を作る機を今年逸したのは重ねての痛恨事だった。今回の苦渋の不決断で生じた、自らの言葉の重みに対する疑念を、首相は行動を通じて払拭していかねばならない。その絶好の機会が間もなく訪れる。
 11月15日、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマが来日し、数日間首都圏に滞在する。

 ここまでで「後の文章を読まなくても」、タイトルがヒントになって島田の言いたいことがわかりますね。「靖国参拝しなかった汚名返上に安倍はダライに会え」「3週間後だから今予定がなくても急いで入れれば間に合うはずだ。ダライも喜んで会ってくれるだろう」という話です。
 島田のお仲間には「ガッテン、ガッテン」出来る主張なのでしょうが、主張の是非以前に小生にはまるで「ガッテンできません」。
 「靖国参拝しなかったこと」がどーして「ダライとの面会」で帳消しに出来るんでしょうか?。
 「靖国参拝以外に戦没者追悼の道はない」んじゃなかったんでしょうか?。ダライに面会すると「戦没者追悼」になるんでしょうか?。なんだか島田らウヨにとっては「靖国参拝は中国への嫌がらせが目的ではないのか?」と疑いたくなる話です。
 「ダライとの面会」と「靖国参拝」に「中国が批判的」以外にどんな共通点があるんでしょうか?
 それとも「安倍さんは野党時代に首相になったらダライに会うと言った、だから会え」「会えば野党時代の靖国参拝論も信用できる」という話なんでしょうか。安倍はダライに会いはしないでしょうが仮にそういう話だとしても、「ダライに会えば靖国参拝論も信用できる」と言う認識は意味不明です。
 「神道靖国」と「チベット仏教のダライ」は関係ないし、その理屈だとダライに会わないと「安倍は嘘つきだ!。あいつは首相在任中、絶対に靖国参拝しない気だ!」という話にでもなるのか?

最近、安倍氏の年来の主張に警戒心を抱く外務省関係者*44などが「米国の反発」カードを多用している。が、そのほとんどは、中国共産党が怖いというのが本音だろう。

いやいや少なくとも「河野談話」と「靖国」は「中国も怖い」のかもしれませんが、「米国が怖い」という話です。
靖国参拝など米国は支持しない」ということは、「ケリー国務長官ヘーゲル国務長官千鳥ヶ淵参拝」で明白ですし、慰安婦問題でも米国は「河野談話否定論」など支持しません。
 それは橋下が慰安婦問題で暴言を吐いたとき、米国国務省が橋下批判したことで明白でしょう。
 形式的には「橋下のみ批判」ですがもちろん、「暗に安倍に警告した」のは言うまでもありません。

 そうでないなら、首相とダライ・ラマの会見には反対し得ないはずだ。

 うーん、どーなんですかね。「日中関係のこれ以上の悪化を望まない」米国が「ダライとの面会は今回は避けるべきだ」と圧力をかける可能性はあるんじゃないかと俺は思います。
 まあ、「米国の圧力」がなくても、常識人なら中国との関係が悪化するダライとの面会など反対しますし、仮に「米国の圧力」があったとしても、それは表に出せる話ではないでしょうが。

日本政府同様、ダライ・ラマとの接触を避けてきた韓国政府も、この問題では口ごもる他ないだろう。

 口ごもるも何も当事者じゃないんだからどーでもいい話です。韓国は「日中関係が悪くなること」を別に望んではいない(むしろ懸念している?)でしょうが、だからといって「日中関係が悪くなるからダライに会わない方がいいよ」とわざわざ言って日本右翼に恨まれてもばかばかしい。そこまでする義理は韓国は中国に対しても日本に対してもないわけです。
 「ダライ問題なんか日本、中国、チベット亡命政府で勝手にやれよ」という話でしかない。
 中国と韓国の関係が悪くなるから、韓国政府は「安倍がダライと面会したとして」、「面会したことをほめない」し、一方で「何故会った!」と非難する動機もないから何もコメントしないでしょう。「島田みたいなアンチ中国の韓国人極右」が「朴大統領も安倍さんを見習ってダライに会え」「韓国はチベット支持、打倒中国の先頭に立つべきだ」「朴政権は中国にびびってるんじゃねえよ」云々と非難すれば何か言うかも知れませんが。

 外務省OBで元駐中国大使の宮本雄二氏が近著にこう記している。「ダライ・ラマと会談しても、ドイツのメルケル*45首相の場合は二国間関係への影響が小さかった*46が、フランスのサルコジ*47大統領の場合は影響が大きかった。北京の外交団のあいだでは、事前に首脳レベルで直接、中国側に伝えたかどうかの違いであると認識されている」。
 要するに「影響」の大小は事前の手順次第であり、安倍首相は中国にトップレベルで通告した上、堂々と官邸にダライ・ラマを迎えればよいわけだろう。

 ばかばかしいですね。サルコジ氏とメルケル氏とで中国の対応に違いがあるとしたら「フランス相手には強く出れる事情があったが、ドイツにはなかった」という単なる中国側の事情(どういう事情か知りませんが)に過ぎないでしょう。
 「事前通告すればいい」なんて話の訳がない。「事前通告」が意味があったとしても
1)「ダライと会うなと言うならこっちにも考えがある、中国に対抗措置を執らざるを得ない」として強面で押し切ったか、
2)「ダライと会わざるを得ない事情がある、別の件では中国の要望を聞くから許してくれ」と泣きを入れたか、どちらかだったと言うことでしょう。事前通告それ自体に意味があるわけではない。
 島田の誤読ではなくて、宮本氏が近著(『これから、中国とどう付き合うか』(2011年、日本経済新聞出版社)のことか?)で本気でそんな事を言ってるのなら単に中国理解がおかしいだけです。元中国大使で現在、日中友好会館副会長を務める人間がそこまでとんちんかんとはとても信じられませんが。
 なお、日中友好会館(http://www.jcfc.or.jp/)は
 名誉顧問:程永華*48・駐日中国大使
 顧問:文遅・中日友好協会副会長
 理事:王昆・元駐長崎中国総領事
ということでわかるようにもちろん日中友好団体の一つです。
・当然安倍がこんな話を信じて「事前通告した上でダライと面会」なんかするわけもない。
 話が脱線しますがちなみにサルコジ氏のダライに対する態度を中国共産党機関紙・人民日報がどう報じているか見てみましょう。メルケル氏については残念ながら見つかりませんでした。


人民日報
『外国指導者のダライとの接触に中国は断固として反対 外交部』
http://j.people.com.cn/94474/94735/6534281.html
『中国・EU首脳会議の延期について』
http://j.people.com.cn/94474/94735/6542016.html
サルコジ大統領のダライとの面会、外交副部長が強く抗議』
http://j.people.com.cn/94474/6548938.html
サルコジとダライが会合--政治的信用を損なう茶番』
http://j.people.com.cn/94474/6549229.html
『フランスが価値観を口実に他国の利益を損なうことは受け入れられない』
http://j.people.com.cn/94474/6555345.html
『ラファラン*49元仏首相「サルコジ大統領は中国首脳との対話を希望」』
http://j.people.com.cn/94474/6589407.html


 話が脱線しましたが、島田のエントリへのコメントを続けます。

11月30日からは天皇、皇后両陛下のインド公式訪問が予定されている。

 島田だと「天皇、皇后両陛下に是非ダライと会って欲しい」「その上でダライ激励と中国批判のお言葉が欲しい」と言うかと思いましたがそこまでのバカではないようです。「天皇をそこまで露骨に政治利用」したら政治問題化して安倍政権がやばくなりますからね。「天皇の政治利用」には批判的な左派が安倍批判するのは当然として「一部右派」も「安倍さんは自分が出来ないことを陛下にやらせるのか?。陛下にもダライラマにも失礼だし、大体、人として卑怯だ」と批判をするでしょう。
(この訪印が「反中国の同盟相手という理由で、インドに異常に肩入れしている」安倍の差し金か、単なる通常の友好訪問にすぎないのか気になるところです。いずれにせよさすがに安倍でも「ダライと天皇・皇后両陛下の面会」なんて日程は入れてないでしょう)。

インド政府は、ダライ・ラマの国内居住を認めるだけでなく、チベット亡命政権に拠点設置すら許してきた。

 まあ、「中国とインドの仲が悪いときに亡命を許した」んですけどね。今は正直腐れ縁でしょう。昔と違って中印関係はそんなに悪くない。ダライがインドを出ていって欧米にでも拠点を移してくれるなら願ったりかなったりでしょう。でもダライはそういうことをしない。であるならば「邪魔だから出て行け」なんて言うわけにも行かないでしょう。


【追記】

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131019-OYT1T00215.htm
読売新聞『ダライ・ラマ来月来日へ、政府関係者と接触なし』
 チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が、11月15〜26日に来日することが分かった。
 ダライ・ラマ法王日本代表部事務所が18日、明らかにした。東京都や静岡県京都府などで、宗教や文化などをテーマにした講演を行う予定。
 ダライ・ラマ14世は、中国政府によるチベットへの宗教弾圧や民族差別などの問題解決を世界に訴えている。日本政府関係者がダライ・ラマ14世の来日中、接触する予定はないという。

まあ、「今ない」だけでなくて、今後もずっとないでしょうね。「総理は多忙なため、ダライ氏訪日直前まで総理の日程が確定しておらず面会申し入れできなかったが、幸いにも確定したので面会をダライ氏に申し入れる」なんてことは今後、多分ない。
 なお、この件について「ダライ・ラマ法王日本代表部事務所」は通常のサイト(http://www.tibethouse.jp/home.html)とは別に特設サイト(http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/2013/)を作っています。
 その特設サイトに寄れば訪日日程は以下の通りです。詳細は特設サイトを見ましょう。

11月17日(日)
 ダライ・ラマ法王と科学者との対話「宇宙・生命・教育」
  司会:池上彰
  場所:ホテルオークラ東京
11月21日(木)
 ダライ・ラマ法王講演「21世紀の平和に向けて」
  場所:ホテルセンチュリー静岡
11月22日(金)
 祈りの祭典 日本平から始まる世界の平和
  場所:日本平ホテル
11月23日(土)
 学生との対話「世界を自由にするための方法」
  場所:京都精華大
※精華大ホームページ(http://www.kyoto-seika.ac.jp/1968+45/event/dalailama/)に寄れば参加対象は学生、保護者、教職員、卒業生といった精華大関係者限定のようです。
11月24日(日)
 宗教家と芸術家の視点から「世界を自由にするための方法:ダライ・ラマ14世×よしもとばなな
  場所:京都精華大
 ※こちらは前日イベントと違い一般参加も可能です。
11月25日(月)
 ダライ・ラマ法王来日講演「日常の中で活かす仏教の智慧ダライ・ラマ法王と語ろう〜」
  場所:両国国技館

 なお、科学者との対話ですが「海部宣男・元国立天文台台長」などまともそうな学者もいますが例の「ダーウィン進化論否定者」「エセ科学者」村上和雄筑波大学名誉教授も面子に入ってます(幸いにも「死後の世界」を根拠無しで主張するトンデモさん・矢作直樹は今回の面子ではありません)
 しかしどれほど村上はダライ一派に食い込んでるんだ、というか、よくダライも村上みたいな怪しい人間とつきあえる、というか。まあ、海部氏みたいな「ある程度、まともそうな学者」にしても何でこんなイベントにつきあうのか訳がわかりませんが。「ダライとローマ法王の対話」とかならまだしも、「科学素人のダライ」と科学者が対話したって意味なんかないでしょう。大体「ダライに対する講話」みたいなもんで「対話」とは言い難い代物ですし。


マイケル・グリーンの韓国紙への寄稿と鈴置高史氏の解説
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3210309/
 鈴置氏って人も島田も何考えてるんだろうと呆れます。鈴置氏の文章は産経と同レベルですがそういう人間が日経編集委員で「日経ビジネスインターネット版」にコラムがあるというのだから驚きです。日経ってそんなに酷い会社なんでしょうか。


日米同盟強化で逆切れ*50した韓国、「だったら、中国と同盟を結ぼう」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20131022/254888/?ST=world&rt=nocnt

タイトルだけで絶句ですね。もちろん「TPP参加」「集団的自衛権行使」は米国が求めていること*51でもあり、そう言う意味では安倍は米国にとって「愛しい奴」でしょう。しかし「靖国参拝」や「河野談話否定論」は到底米国にとって認められない。
 つまり日米関係は「敵対関係」では無論ありませんが、鈴置氏や島田が言うほど「単純な友好関係」じゃない。大体米国にとっては韓国も同盟国なんですから「オバマ政権など少なくとも政界主流」においては韓国を斬って捨てることなど出来るわけないでしょう。
 一方、韓国にも「韓米同盟廃棄、中韓同盟」なんて考えは「朴クネ政権など少なくとも政界主流」においてはない。大体そんなことは米国は勿論、中国だって北朝鮮だって反対でしょう。単に「歴史認識問題」で中韓が部分共闘してるのを鈴置氏が珍理解しているだけです。まずは鈴置論文に突っ込みましょう。

韓国が大騒ぎになったのは10月3日。日本の集団的自衛権の行使に対し米国が賛成したうえ、多角的で厚みのある日米同盟の強化を打ち出したからだ。
(中略)
日本の新聞の4日付は読売、毎日と産経が1面トップ。ただ、日経は1面4段、朝日が1面3段だった。それと比べると、韓国メディアの異様に大きな扱いが目に付く。

むしろこうした「軍事政策の一大変更」を騒がない日本マスコミが異常なんですが。大体「日本の侵略の被害国」が「日本が軍事大国化を目指してる」「しかも米国も大筋でそれを認める気らしい」と言うニュースに騒ぐのは当然でしょう。

米国が日本の軍事力強化をテコに中国牽制に乗り出した。

というのは鈴置氏が紹介する中央日報の分析です(鈴置氏も同意見なんでしょう)。
ただどーですかね。中国牽制のために「反中国・安倍政権下で集団的自衛権容認」なんてリスキーにも程があるでしょう。尖閣周辺で「フォークランド戦争型の軍事衝突」が起きかねませんよ。
鈴置氏の見方が間違ってる可能性*52もありますが、正しいとすれば米国は、
1)尖閣周辺で軍事衝突が起こることを覚悟しているのか、それとも
2)「安倍を、中国への牽制のみに使う、抜かない刀として使う」ことが可能だと認識している、のか。1)は論外ですが、2)だって問題がありすぎでしょう。

日米が対中軍事同盟、つまり対中包囲網の強化で合意した以上、米国と同盟を結んでいる韓国の立ち位置――米国側に残るのか、中国側に行くのか――が問題となるのは確実だ。

 バカも大概にして欲しいですね。韓国には「中韓同盟」なんて選択肢はありません。一方、隣国で重要な貿易相手国・中国に対してそんな牽制論に乗るわけにも行かないでしょう。
 米国の日本集団的自衛権行使支持をやめさせ安倍の集団的自衛権行使の野望を挫折させる、それが無理でも最低限、「中国への発動」「竹島問題での韓国への発動」はやめさせる、できれば「そんなことはしない」と安倍、オバマ両政権に公式な場で明言してもらうというのが目指す方向でしょう。

韓国人にとってショックだったのは「集団的自衛権の問題で、米国が韓国よりも日本を尊重した」ことだ。

 まあ、「他の政権ならまだしも、安倍政権なのに認めるのかよ」と「ショックで、不快」でしょうが、「そうした状況を認識した上でたてる」のが外交政策であり、鈴置氏や島田が考えるほど韓国もうちひしがれてはいないでしょう。そもそも「米国の靖国慰安婦問題での日本批判」を無視して論を立て「日米関係万々歳」と書いてる時点で鈴置氏と島田も見方があまりにも一面的です。
 そして「韓国が何言っても米国が支持すれば御の字」と言う態度を露骨に取る鈴置氏や島田は「ジャイアン(米国)に媚びるスネ夫(日本ウヨ)」としかいいようがないですね。

それが米韓関係に尾を引くのは間違いない。

 そりゃ、「尾を引く」でしょう。ただしそれは「韓米同盟廃棄、韓中同盟」なんて話ではあり得ない。

韓国メディアが報じてきた「世界像」は以下のようなものだった。
オバマ大統領は極右の安倍晋三首相が大嫌いだ。一方、朴槿恵大統領に対しては極めて親しい感情を抱いている。米国にとって、韓米同盟が米日同盟よりも重要になった。
安倍晋三首相は右傾化を進めており、集団的自衛権の行使容認もその一環だ。
・韓国が中国をも背景に、日本の集団的自衛権の行使容認に反対している以上、米国が許すはずがない。朴槿恵外交の勝利だ。

・俺も「オバマは安倍が大嫌いでむしろ朴大統領が好き」だと思いますね。ただだからといって「韓米同盟のほうが米日同盟より重要」といえるかは疑問ですが。同盟の重要性は「トップが誰か」だけできまるものではないですし。
・「安倍晋三首相は右傾化を進めており、集団的自衛権の行使容認もその一環だ」
 これはその通りでしょう。米国が行使容認を求めてるのは事実ですが、安倍はいやいややらされてるわけではないし、米国が反対しても安倍は行使をしたいでしょう。
・「韓国が中国をも背景に、日本の集団的自衛権の行使容認に反対している以上、米国が許すはずがない。」
 ここは「どーなんだろうな」と思いました。俺個人は「安倍が無茶苦茶な対中国・韓国外交態度を改めない限り、冷淡な態度をとり続け、安倍に外交方針変更を促す」んじゃないかと思っていたので俺の考えは「鈴置氏が紹介する韓国メディアの考え」に近いですね。現状で集団的自衛権容認に米国が動くことは「安倍の歴史観容認」と誤解、曲解される危険性があるわけですから。しかし米国は「安倍政権が外交態度を改めない状況下でも集団的自衛権行使容認」に動くようですね。

集団的自衛権の行使容認は、非公式な形とはいえそもそも米国が日本に要求したものだ。だから誰が反対しようが、米国がいずれ“認める”に決まっているではないか。

というのが鈴置氏の主張です。しかし「いずれ認める」としても「安倍政権下では認めない」と言う「韓国メディアの考え」は充分合理性がある考えでしょう。アメリカはそういう立場を取らないようですが。

安倍首相は前に首相を務めた時と比べ相当に柔軟で、韓国紙の期待ほど「右傾化」してくれない。そこで安倍首相が「731*53」の機体番号の自衛隊機に乗ったのは軍国主義復活の狼煙だ――といった、相当に無理筋の批判を展開するしかなかった。

 いやいや充分「右傾化しています」よ。たとえば河野談話否定論者・櫻井よしこ中教審委員にすることのどこが「右傾化ではない」んでしょうか。安倍は第一次政権では「櫻井登用」程無茶苦茶な人事はしていませんが。もしかして鈴置氏って櫻井シンパ?
 「731の話」は「無理筋」というより「被害者感情とはそういう物」と理解すべき話でしょう。というか何で「731」なんて機体番号の飛行機に乗って安倍も鈴置氏も何とも思わないのか、その方が理解できません。

ちなみに韓国には、国民の情緒――喜怒哀楽を煽れてこそ有力メディア、との発想がある。正確な事実の伝達は、先進国ほど重視されない。

なんて偉そうな事が抜かせるほど日本は「正確な事実伝達」をしてるんでしょうか。犯罪報道など「被害者遺族の言い分を垂れ流す」など、「事実伝達より国民の情緒優先」としか見えませんが。
 鈴置氏の韓国への偏見、差別感情が露呈している文章だと思います。

もっとも、米中両大国の力を背景に、日本を叩いて外交的に快進撃を続ける我が国――といった共同幻想を厳しく批判する韓国人もわずかながらいる。
 外交政策企画室長やシンガポール大使などを歴任した元・大物外交官で「親中反日政策は韓米同盟の空洞化につながる」と警告する李長春*54(イ・チャンチュン)氏だ。
 同氏は保守系サイトの趙甲済ドット・コムに「NATOも顔色を失う米日同盟の躍進」(10月11日付)を寄稿し、こう訴えた。

 世の中には「悪い意味での親日派韓国人」ってのがいるんだなあと思います。まあ、この李元大使が寄稿したサイトの主催者・趙は「韓国核武装論者」であり「河野談話否定派の西岡力と平気でつきあい、国内から批判されても『どこに問題があるのか?』と居直る現代の親日派」なので李氏もそういう「現代の親日派」なんでしょう。何よりも大事なのが「反共・反北朝鮮」であり、そのためなら「慰安婦否定論も容認する」と言う悪い意味での親日派
 李氏の意見を「韓国保守の主流」なんて理解したら大間違いでしょう。
 先ず第一に「日本を叩いて快進撃」とは韓国政府もさすがに思ってないでしょう。重要な貿易相手国を出来れば叩きたくはない。安倍以前には慰安婦問題や靖国問題で叩くなんて事はしていないわけです。しかし安倍の無法を叩かざるを得ないといったところです。
 第二に「親中国」と言うのも間違いです。もちろん「反中国」ではないですが、あくまでも「隣国で重要な貿易相手国だから」「北朝鮮問題で中国と親密な関係であることはメリットがあるから」「安倍の極右ぶりに対抗するために『日本の戦争被害国』として手を握った方が得策だから」という理由による「友好関係」であって、「中国の子分になったわけ」でもなければ、「米韓同盟を廃棄して中韓同盟に切り替える」という話でもない。

米中二股外交

 二股も何も「外交関係とは夫婦関係」ではありません。「私という妻がいるのに浮気するなんて」と言う関係ではない。もっとシビアな関係です。「米国とつきあってメリットがあれば米国とつきあい、中国とつきあってメリットがあれば中国とつきあう」なんてのは当たり前です。そもそも「米国も中国も韓国にとって重要な国」なんですから、「どちらともうまくつきあっていこう」というのは当たり前の話です。
 大体「米国の国益=韓国の国益」でもなければ「中国の国益=韓国の国益」でもない。こんなのは韓国に限ったことではないですし、韓国を「二股外交」呼ばわりするなら世界中の国が全て「二股外交国家」でしょう。

朴槿恵大統領がヘーゲル国防長官に(歴史認識など)日本の責任を訴えてからわずか3日後に、同長官は集団的自衛権(の行使容認への)支持を発表した。

 一方でヘーゲル長官は「靖国ではなく千鳥が淵に参拝」しました。つまり「安倍の危険な歴史認識を抑え込んだ上で集団的自衛権を認める」という話であって、「韓国の集団的自衛権反対論」を米国が採用しなかったのは事実ですが、「安倍が諸手で支持されてるわけでもない」のです。見事までに鈴置氏も島田も「ヘーゲル氏の千鳥ヶ淵参拝」を無視していますが。

朴槿恵大統領が「面子をつぶされた」と感じるのは当然だ。

そりゃ当然でしょう。実際面子が潰されてるわけですから。

「日本が誤った歴史認識を改めないなら米国は日本との協力関係を見直すべきだ」と主張しているのは韓国に過ぎない。米国がそれに同意したこともないのだ。

 やれやれですね。鈴置氏や島田が見事までに無視するヘーゲル国防長官、ケリー国務長官の「千鳥ヶ淵参拝」は「日本の誤った歴史認識へのノーの表明」なのですが。当然「靖国参拝すれば日米安保の見直しもあり得るぞ」と言う意見表明です。鈴置氏や島田が能天気に主張するほどアメリカは安倍を全面支持しているわけではありません。

米国批判を超え、中国との同盟を訴える記事も登場した。韓国日報のパク・イルクン北京特派員が10月7日に書いた「独島(竹島)と集団的自衛権」だ。

 ま、そういう記者も中にはいるでしょう。問題は「イルクン特派員や韓国日報の思想傾向」でしょう。はっきり言ってそういう主張は韓国において主流とは言えないでしょう。
 産経が「核兵器保有論」を唱えるからと言って「日本世論は核保有に好意的」と言ったら非常に問題でしょう。鈴置氏のやってることはそういう愚行だと思います。

日本にもっと大きな役割を期待する米国の価値と、反省しない日本を認めることができない我々の価値は同じものであり得ない。
少なくとも日本の再武装に対しては、米国ではなく同じ被害者の中国と我々の価値がより近い。

これ自体はイルクン記者の言う通りじゃないんですかね。もちろんだからといって「いっそうの韓中友好」を主張するならともかく、そこから「韓米同盟を廃棄して、韓中同盟を目指そう」と言う人は少ないと思いますが。というか、この韓国日報の記事のどこに鈴置氏の言うような「韓中同盟」なんて書いてあるんでしょうか。
 「韓米同盟を見直そう」とは「米国が韓国の国益を無視するならそれ相応の対応が必要ではないか(韓国日報の考えの具体的内容まではよくわかりませんが)」「その場合、中国と連携することもオプションの一つだ(ただし韓米同盟破棄、韓中同盟なんて考えてないでしょう)」ということでしょう。 是非はともかく、それがそんなに変ですかね。

(注:中国は)経済的にも米国を凌駕する最大の交易国だ。米国の安保戦略と韓中関係が衝突しないよう接点を探す知恵を発揮するのが急がれる。

「米国の安保戦略と韓中関係が衝突しないよう接点を探す」と書いている以上、つまり「衝突しても構わない、米国なんか知ったことか」とは書いてない以上、韓国日報が「反米主義」だとか「韓米同盟破棄論」だとか理解することは出来ないでしょう。
 要するに「米国が反中国政策など採っては、中国の貿易相手である韓国の国益が害されるからそうならないように米中両国に働きかけよう」って話でしょう。鈴置氏や島田にとって何が変なのかさっぱりわからないし、別にこんな事は「親中国」だの「反米」だのという話ではないでしょう。

ケリー米国務長官李克強*55・中国首相はASEAN首脳会議で舌戦を繰り広げた。その間で、韓国がどちらか一方に近づく姿勢を見せるのは難しい状況だ。

 そりゃあそうでしょう。中国は韓国にとって「重要な商売相手」です。いくら同盟国だからってアメリカべったりなんて態度もとれないでしょう。韓国にとっては「お互いよく話し合って円満解決して欲しい」とでもいうのが一番いいでしょう。
 それは反米主義なんて話ではない。大体、東南アジア諸国だって「アメリカ万歳で反中国」ではないでしょう。

 10月7日に中国の習近平*56国家主席と会談した際、朴槿恵大統領は「更上一層楼」という漢詩を引用した。青瓦台(韓国大統領府)は「さらなる関係改善を求める意志を表明したもの」と韓国メディアに説明している。

 日本だって政府高官が訪中すればこの程度の事は言うでしょう。
 でそのときに「日本が中国べったりでアメリカを裏切った」なんていう人は普通いないでしょう。
 鈴置氏や島田なら「日本政府が中国に屈服した、極めて遺憾だ」などとバカを抜かすのかもしれませんが。韓中友好それ自体は「当然に韓米友好に反する」ものではないし、韓国が「うまく両国とつきあっていこうとしているだけ」なのは普通の人間ならわかるでしょう。中国と敵対関係になれば鈴置氏や島田は大喜びかも知れませんが、そんなリスキーな選択肢を韓国がすすんで選択するわけもない。

 マイケル・グリーン戦略国際問題研究所CSIS)先任副所長兼ジョージタウン大学教授は中央日報に「韓日関係、進展のシナリオがない」(10月14日付)を寄稿した
 「韓国を刺激しないよう、せっかく米国が安倍政権を説得して日本を抑え込んだのに、韓国が反日強硬策を続けたのですべてがぶち壊しになった」という趣旨である。

 逆じゃねえの、と思いますけどね。確かに安倍は靖国にはいかなかった。でも真榊は送った。閣僚も靖国参拝しそれについて安倍はやめさせようともしなかった。さすがにリップサービスだとは思いますが周囲には「いずれ参拝したい」「野党時代に支持者相手に『首相時代に参拝できなかったことは痛恨の極み、今後、首相になるときがあったならば必ず参拝したい』と言ったことは勿論覚えている」などと公言している。
 安倍が行かなかったのは「ケリー国務長官ヘーゲル国防長官が千鳥ヶ淵に行ったから」でここまでしないと「安倍はわからない」とアメリカも呆れてる、と言うのが事の真相でしょう。
 そもそもグリーンの所属するCSIS

小泉進次郎*57が一時籍を置いた。麻生太郎*58安倍晋三なども度々CSISを訪れ、講演でスピーチを行っている。(ウィキペ「CSIS」参照)

なんてところです。要するに自民党と近いわけでここの研究員の主張を「アメリカの意思」と見なすのは「産経の論調≒日本政府の意思」と見なすくらい馬鹿げてるでしょう。むしろこんな記事を掲載した中央日報の考えが知りたいところです。中央日報にとっては「安倍の靖国参拝自粛」は評価に値することなんでしょうか?。だとしたら中央日報というのも随分安倍よりのメディアですね。

米国が韓国の甘えをいつまで許すか

逆じゃないんですかね。むしろ「米国がいつまで安倍の甘えを許すか」でしょうね。

米韓関係が悪化すれば、その影響は一部で改善が叫ばれる日韓関係の比ではない*59。下手すれば、日本が大陸に直接に向き合う最前線になるのだ。

これはどう読んでも「集団的自衛権行使は日米共同軍事作戦で中国と対決するための物」「韓国が非協力的なら日本が対中国軍事作戦の前線基地になる」としか読めませんよね。鈴置氏も島田もどれほど野蛮なんでしょうか。産経新聞かと言いたくなる暴論ですが、これが日経編集委員とは日経も鈴置氏と同意見なんでしょうか。さすがに財界は「対中国軍事攻撃」なんて希望してないでしょうし、アメリカもいや安倍ですらそんな事は考えてないんじゃないか。安倍は「反中国極右の支持を得るため」、集団的自衛権行使のターゲットを「中国も入る」「尖閣での軍事衝突も恐れない」などと極右支持者相手に公言しているかも知れませんが、正直、そんな事は考えてないでしょう。おそらく考えていることは「アフガンやイラク」といった遠くの国での日米軍事作戦でしょう。
鈴置氏への突っ込み終わり。
次に島田の文章に突っ込みます。

東京裁判史観を修正しようとする日本の保守派の動きを単に「挑発的」で片付けるなど、グリーンの見解には同意できない部分もある

  安倍に近いグリーンですらさすがに「安倍の歴史認識」を容認することなど出来ないわけです。
 なお、島田は「東京裁判史観を修正しようとする日本の保守派の動き」なんて言いますがさすがの安倍も「東京裁判は間違ってる、日本は無罪だ」なんて行為「東京裁判全否定、日中戦争・太平洋戦争全面正当化(島田の言う東京裁判史観修正)」はしていません。「慰安婦は合法」などせいぜい「日本の戦争犯罪の矮小化」しかできないわけです。
 つうか「A級戦犯が合祀されていても靖国に参拝すべき」「分祀は出来ないし、千鳥ヶ淵じゃだめだ」と「東京裁判は間違ってる、日本は無罪だ」を同時に島田が主張することから「島田ら産経極右」の主張は「A級戦犯は英雄だ」としか理解が出来ませんね。で中国、韓国、米国は「靖国参拝A級戦犯肯定だ、英雄視だ」と非難していた。一方、安倍は「A級戦犯を肯定、英雄視する気はない」と言ってきた(この安倍の言い分は、一部極右政治家を除いて全ての靖国参拝派政治家に共通します)
 まあ、実際には安倍の言い分は「汚染水コントロール」と同じで苦しい言い訳、詭弁だとは思いますが。
 安倍が苦しい言い訳をしているにもかかわらず島田は「A級戦犯を肯定して何が悪い、東京裁判なんか間違いだ」と言ってしまうのだから頭が痛い。安倍すら言えないことを言ってしまうんですから。島田の頭はどうかしてるんじゃないでしょうか。

*1:レーガン政権国防次官補、ブッシュjr政権国務副長官を歴任

*2:カーター政権国務次官補、クリントン政権国防次官補を歴任

*3:財産管理に問題があったことが事実かどうかはこの記事ではわかりません。事実でないなら「言いがかりによる不当処分」でありかえって猪瀬が不利になるでしょう。ただし「財産管理に問題があった」が事実でもそれは「当然に補助金不支給を正当化するもの」ではありません。

*4:村山内閣科学技術庁長官、小泉内閣外相、野田内閣文科相を歴任

*5:菅内閣総務副大臣、野田内閣法相を歴任

*6:ただしこの元職の中には島田に近い右翼的な人間もいます。歴史修正主義集団『慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会』メンバーの神風英男はその一人です。

*7:吉田忠智氏(社民党参議院国対委員長参議院幹事長、政策審議会長などを経て党首)

*8:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*9:「おもてなし」のこと

*10:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*11:島田が具体的に誰を想定しているのか教えて欲しいもんです。

*12:河野談話撤回に及び腰の安倍を島田らが「それではあなたが首相をやる意義はない」と斬って捨てるのは何時の日か?

*13:古屋国家公安委員長、下村文科相、稲田行革相、新藤総務相という安倍の取り巻き連中のこと。

*14:この河野には河野洋平氏の子息・太郎氏(小泉内閣法務副大臣)も含まれるんですかね?

*15:小泉内閣文科相麻生内閣国交相を歴任

*16:慰安婦暴言がでる前から「維新の方がみんなより格上」とでも言いたげな橋下の傍若無人な態度にみんな側は不快の念を隠していませんでした。

*17:小渕内閣で防衛政務次官

*18:もちろんそうだとしたら安倍の責任は重大ですが、島田は当然安倍批判などしません

*19:誰も無知だなんて一言も言ってないんですが

*20:個人的には山本太郎の行為は「天皇の政治利用で不可(ただし米長邦雄の同様の天皇政治利用行為を非難しなかった自民に山本批判の資格はない)」、猪木氏の訪朝は「判断保留(許可を得られれば良かったが不許可が妥当な判断か疑問だし、猪木氏がどんな成果を訪朝で出すかわからないから)」というのが小生の認識です。いずれにせよ議員辞職だの懲罰だのというほどの問題行為だとは思いません。

*21:小渕内閣農水相小泉内閣経産相麻生内閣財務相を歴任

*22:カギ括弧をつけてる当たりが島田らしい。要するに「南京事件否定論」なんでしょう。全くどうしようもない男です。

*23:斎藤、岡田、近衛内閣外相

*24:東条内閣外相、戦後、鳩山内閣外相

*25:東条内閣外相

*26:ただし大島は外務省出身ではなく陸軍出身

*27:たとえ話とは言え島田が「日本の敗北」「中国の日本占領」なんて書くとは思いませんでした。「そんな能力はない、日本が格上に決まってる」とでも言うかと思ってました。

*28:少なくとも日本から中国に全面戦争を仕掛ければそういう認定をされるでしょうね。ありえないことですけど。

*29:橋本内閣大蔵政務次官小泉内閣官房副長官自民党参議院幹事長、参議院副議長などを経て現在、参議院議長

*30:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事などを経て現在、維新の会共同代表

*31:スポーツニッポンアントニオ猪木氏 11月、訪朝計画 要人と接触も』(http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/10/25/kiji/K20131025006880890.html)などマスコミ報道によれば「今回の訪朝計画が実現すれば27回目の訪朝」です。

*32:作っているか知りませんが。スポーツニッポンアントニオ猪木氏 11月、訪朝計画 要人と接触も」(http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/10/25/kiji/K20131025006880890.html)などマスコミ報道によれば「金永南最高人民会議常任委員長、金永日朝鮮労働党国際部長、金正恩第1書記の叔父で最側近とされる張成沢国防副委員長と会談」したことはあるようです。

*33:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相などを経て現在、維新の会国会議員団長

*34:野田内閣国家公安委員長

*35:堺市長選で敗北」など、最近維新の会がぱっとしないことや、維新の橋下が安倍ではなく細野豪志一派に色目を使い出したこと、未だに安倍が高支持率であることにいい気になって島田は維新を見限ることにしたようです。以前は維新に対し期待するかのようなことを言っていたのに

*36:野田内閣環境相民主党政務調査会長(野田代表)、幹事長(海江田代表)を歴任

*37:この男には敬称をつける気になりません。安倍や石原なんかにもつける気にはなりませんね

*38:細野新党が出来るとして維新全体、みんな全体が合同すると言うことは多分ないでしょう

*39:つまりは今や橋下の立場は「細野氏より下」の訳です。また橋下にとってもはや石原はどーでもいい存在でしょう。

*40:第一次安倍内閣総務相

*41:岸田派会長。小泉内閣文科副大臣、安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、自民党国会対策委員長(谷垣総裁)などを歴任

*42:ならば、靖国以外で追悼すればいいだけなんですが

*43:過去の総理は参拝していないんだから「全然自然じゃありません」。大体誰も時期を問題にしてるわけじゃない。

*44:島田は官僚ばかりを非難しますがまともな人間なら政治家でも財界人でも安倍の年来の主張など支持しないでしょう。マスコミ報道を信じれば、そもそも安倍の側近と言われる菅官房長官こそが島田の言う「米国の反発」カードを使用している一人なのですが。

*45:コール政権女性・青少年問題相、環境・自然保護・原発保安担当相などを経て、現在首相

*46:つまり影響がなかったわけではありません

*47:バラデュール内閣予算相、ラファラン内閣内務・治安・地方自由相、経済・財務・産業相、ド・ビルパン内閣内務相などを経て大統領

*48:駐マレーシア大使、駐韓国大使を経て現在駐日大使

*49:シラク大統領政権で経済財務相、首相を歴任

*50:韓国の何が逆ギレなんでしょうか。むしろ韓国に逆ギレしてるのは島田や鈴置氏のような右翼の方でしょう。

*51:もちろん日本が一方的に押しつけられてるわけではありませんが

*52:とはいえ、中国は反発しているわけで「目的が中国牽制でなければいい」という話でもありません

*53:もちろん細菌戦部隊731(石井四郎部隊)を連想させるという話です

*54:残念ながら「李長春」でググっても「元中国共産党中央政治局常務委員。元中国共産党中央精神文明建設指導委員会主任」という中国政府高官の記事しかヒットしません。

*55:河南省長、河南省党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て現在、首相

*56:廈門市副市長、福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席などを経て現在、党総書記、党中央軍事委員会主席、国家主席、国家中央軍事委員会主席

*57:現在、第二次安倍内閣復興大臣政務官

*58:橋本内閣経済企画庁長官、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相などを経て首相。現在、第二次安倍内閣財務相

*59:むしろ日韓関係の方が「日本が当事者である」から重要だし、そもそも米韓関係で日本に何が出来るのかと思いますが何故か鈴置氏や島田の考えは違うようです