「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(8/31分:島田洋一の巻)(追記・訂正あり)

■国家基本問題研究所・今週の直言【第222回】ダライ・ラマ来日、及び腰の政治対応(石川弘修)
 島田がツイッターで「是非読んで欲しい」と言っていた文章にコメントしてみます。

http://jinf.jp/weekly/archives/11733
11月15日から来日中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ法王14世が東京、千葉、静岡、京都などで対話集会や講演などを積極的に繰り広げているが、迎える日本の政治家の対応は及び腰だ。安倍晋三首相との会談も実現していない。
 国会議員への特別講演会は20日参議院議員会館で開かれ、法王は水資源などの環境問題、中国で相次ぐチベット僧たちの焼身自殺などについて語った。主催は「超党派国会議員有志の会」(世話人代表=平沼赳夫*1日本維新の会国会議員団代表)。昨年に続いて今年も法王と議員の集会を開いた努力を評価するものの、参加者は自民党議員103人をはじめ8党の141人(うち議員本人は64人、残りは代理)。同じ場所で開かれた昨年11月13日の集会に参加した232人(議員本人は134人)の約半分だ。

 『世話人代表=平沼赳夫日本維新の会国会議員団代表』って、何でチベット亡命政府連中(ダライ一味)はこの種の極右とのつきあいを躊躇しないのやら。まあ、代表を極右・平沼にする日本側も頭がどうかしていますが。

チベット支援議員連盟」が昨年結成されたのに、なぜ主催者が(注:議連ではなく)有志の会に格下げとなったのだろうか。また昨年は「チベットおよびウイグルなどに対する中国の不当な人権弾圧」の改善を中国政府に求めるアピールまで採択したが、今年はそれに類することを避けたばかりか、参加議員が講演中に中座するなど出入りが激しく、法王に対する失礼が目に余った。

 政権復帰して自民党主流がチベットを斬って捨てたという話に過ぎません。むしろそういう連中はこれを機に縁切りした方がいいでしょう。ただし「今回残った連中がまともである」と言う保障はどこにもありませんが。残った連中が全員そうだとは言いませんが、「かなりの札付き極右が複数いること」は否定できないでしょう。

 前回の集会では、首相復帰前の安倍自民党総裁も「チベットに対する日本の政治対応は大きく変化した。我々もしっかり連携していきたい」と挨拶し(中略)大きな前進を見せたはずなのだが。

 野党時代はさんざん吹いて、与党になったら知らんぷりとは実に安倍らしい話です。

 (注:ほぼ同時期に)訪中し、(注:中国の政府、党の)トップとの会談を要望していた日本の経済界代表団の障害にならないよう配慮して法王との接触を自粛したのか。

その可能性は当然あるでしょうね。
ちなみにこの訪中団についての記事。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/131120/bsg1311200501002-n1.htm
 日中経済協会の訪中団は19日、北京市内で中国の汪洋*2副首相と会談した。
(中略)
 日中経協の訪中団は、今年の早い段階での(注:訪中)受け入れ表明を「雪解けが近い」(大手商社)と受け止め、習近平*3国家主席李克強*4首相との会談を要望したものの、実現しなかった。ただ汪氏は07年に中国の工業地帯で日本企業とも関係が深い広東省のトップに就任し“市場原理による調整”を訴え改革を進めた経済通である上、次代の最高指導部入りが有力視されている。日本側には「建前ではなく実質的な話ができる相手」(大手メーカー)として汪氏との会談を歓迎。(注:訪中団団長の)張富士夫トヨタ自動車名誉会長は「日中は経済から仲良くなることが大事」と述べ、今後も民間交流で関係改善を後押しする考えを強調した。

だそうです。確かにこういう訪中団が向こうに行ってる時期に安倍がダライと会ったら財界の面目が丸つぶれ。安倍に出来る話じゃないでしょう。

 野党から政権与党になると蓋をせざるを得ない信念や価値観とは何なのだろう。

 ま、安倍や自民党多数派議員にとってチベットなどその程度の扱いということですね。そもそも国基研だって人権意識からこの問題にコミットしてるわけじゃなくて、ただの中国叩きですが。

 米大統領執務室ではなくホワイトハウス内のプライベートな居住区で会うとか、英首相官邸ではなく国教会のカンタベリー大主教の公邸で会うといった細工を施した

 要するに欧米首脳もダライと会う場合でも「プライベートな面会」として中国にそれなりに配慮してるわけです。国基研レベルの主張をする首脳なんてどこにもいません。

靖国神社参拝自粛と同じで、霞が関や永田町にみられる過剰な中国に対する萎縮、日中関係を損ねるのを嫌うオバマ米政権への配慮などが強く働いているのだろう。

 太字強調は小生によるものですが、国家基本問題研究所が「オバマ政権は日中関係悪化を望んでいないし、そのためには日本にもダライ問題や靖国問題で自重を求める」と認識しているのが興味深いですね。それでも「ダライに会え」「靖国に行け」といえる当たりがよくわかりませんが。
 彼らウヨは「日米関係は大事」といっていたはずなんですけど。

 着任したばかりのキャロライン・ケネディ米新大使を首相官邸に招くスピーディーな対応とは対照的だ。

 ケネディ大使とは会わざるを得ません(会わなかったらそれこそ日米関係が悪化します)。
 がダライと会わなきゃ行けない義務はありませんので。むしろ会ったら日中関係が悪化する。

 目先の損得勘定ではなく、自由や人権の尊重という普遍的な価値観について発言を続けていくことこそが、結局日本の評価を高め、国益に資するのではないか。

 やれやれ。慰安婦否定論だの南京事件否定論だのほざく国基研が「自由や人権の尊重」とは大笑いです。ただのアンチ中国の癖に。

 及び腰の対応を続けていると、安倍首相に対する折角の国民の広範な支持も失われかねない。

 まあ、国基研のような極右はともかくほとんどの日本人にとって「安倍とダライの面会」などどうでもいいことです。会おうが会うまいが支持率には影響しないでしょう。              


■産経の連載「再び、拉致を追う」について
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3233169/

本日付の産経新聞に載った拉致問題の連載記事である。この「下」は阿比留記者の執筆という。

 阿比留の書いた(下)はもちろん酷いですが阿比留以外が書いた(上)、(中)も酷い。本当に産経はろくでもないゴミ新聞です。
 (上)、(中)については小生、『【張成沢失脚その他】今日の北朝鮮・韓国最新ニュース(9/14分)(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20130914/5064205021)、『【張成沢失脚その他】今日の北朝鮮・韓国最新ニュース(9/18分)(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20130918/5064205021)で突っ込んでいます。
 (上)、(中)の何が酷いって「中曽根内閣時にスパイ防止法が出来てれば拉致解決に役立った」だの「今からでも遅くないからスパイ防止法を作れ」だの無茶苦茶なことを言っています。
 今からそんなモンを作ってどう拉致解決に役立つというのか。拉致の悪質な政治利用以外、何物でもありません。しかもあの増元が「私も同意見」と言って登場するのですから絶句です。さすがにそういう輩は家族会の中でも増元ぐらいじゃないかと思いますがたとえそうでも増元は「家族会事務局長」として「俺の意見は家族会の総意」という態度を取っていますので、「スパイ防止法支持者の集まりなど支持できるか」と左派、穏健保守に家族会がドンビキされても自業自得でしょう。
 おそらく第一次内閣時から産経と安倍は「拉致を口実にスパイ防止法を作りたかった」のでしょうが、支持率低迷でそれが出来ず、今回は「夢よ再び」ということでしょう。ただ皮肉なことに拉致被害者家族会が完全に世間から忘れ去られつつありますが。
 ま、阿比留の(下)についても後で突っ込みます。

なお、政府拉致対策本部の職員は、菅直人*5首相が官邸を去る日、恒例の見送りに出なかった。
「連絡の不備」とされているが、幹部の意識的判断だったと聞いている。

ま、島田はそういうことにしたいんでしょう。官僚ともあろう者がそんなバカをやるとは思えませんし、仮にやったところで『やった官僚が馬鹿なだけ』ですが。
 そもそも「恒例の見送り」なんて物があるかどうかも疑問です、拉致対策本部職員の直属の上司は拉致担当相(菅首相退陣当時は中野寛成)であって首相ではありませんから。では次に阿比留の駄文に突っ込みます。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/131219/kor13121910260000-n1.htm
【再び、拉致を追う 第10部 明日への提言(下)】
13歳の人生も守れぬ「憲法

タイトルからして絶句ですね。「13歳」というのは横田めぐみさんです。でめぐみさん拉致をネタに憲法九条に因縁つけるわけですが、めぐみさんが拉致されたのは別に憲法九条は関係ない。憲法九条などない韓国にだって拉致被害者はいる(それも日本より被害者数が多い)んだから当たり前の話ですが。
 つうか「米国人拉致被害者(デビッド・スネドン君)*6がいる」「タイやルーマニアにも拉致被害者がいる」「つまり拉致は日本だけの問題じゃないから、米国やタイ、ルーマニアなどと協力すれば北朝鮮に勝てる!」と言っていたのが巣くう会なんですが、こういう時はそういうことはころっと忘れる都合のいい脳みそを阿比留ら右翼は持っているようです。
 まあ、米国にもタイにもルーマニアにも憲法九条なんかないからねえ。

北朝鮮による韓国・延坪島砲撃から間もない平成22年12月10日、菅直人首相(当時)は拉致被害者家族との懇親会で、朝鮮半島有事への備えをこう語った。
 「万一のとき拉致被害者を(北朝鮮から)いかに救出できるか、準備を考えておかなければならない」
 さらに菅氏は翌11日には、記者団に「拉致被害者はもちろん、韓国にいる一般邦人を自衛隊機で救出するルールができていない。これから韓国との間で相談を始めたい」と、自衛隊法改正にも踏み込んだ。
 ところが菅内閣はその後、この問題で何も具体的に動こうとはしなかった。
 それどころか、拉致被害者救う会」副会長の島田洋一福井県立大教授は、複数の政府関係者からこんな実態を聞く。米国や韓国との調整も必要となることから、「どう進めましょうか」と指示を求めた事務方に対し、菅氏はこう言い放ったのだという。
 「本気で自衛隊を韓国に送るなんてことを、俺が考えるはずないだろう」
 単なるリップサービスかでまかせだった、ということになる。

 もちろんリップサービス(食言行為)はよくありません。しかし問題にすべきは「できもしないこと」を約束した食言行為であって「何故自衛隊法を改正しなかった」なんてことじゃありません。
 アルジェリア日揮社員人質事件のように「居場所がわかってるケース」ならともかく「居場所がわからない拉致」で自衛隊北朝鮮に送り込んでも意味がない。  
 韓国の邦人救出にしたって韓国側が「自衛隊は来なくて結構です」「韓国軍を信用して下さい」というのが目に見えてます。外国軍、それも過去に自国を侵略した過去のある日本軍(自衛隊)に来て欲しいとは韓国も思わないでしょう。「自衛隊北朝鮮、韓国出動論」を叫ぶ極右・安倍一味ですら食言ではないんでしょうか。

「たった10人のことで日朝正常化が止まっていいのか。拉致にこだわり、国交正常化がうまくいかないのは国益に反する」
 外務省の槙田邦彦*7香港総領事(同)が11年12月の自民党の部会でこう発言したのは、このころの永田町・霞が関の空気を反映している。実はこの言葉自体、「河野洋平*8外相が日ごろから話していることを代弁したにすぎなかった」(現在の外務省高官)という。

 槇田氏の物言いの是非はともかく、拉致問題を理由に国交正常化しないのは間違いだと思いますよ。むしろ「国交正常化した方が拉致解決にも役立つ」でしょう。もちろん「日朝交易で儲かる」とか「北朝鮮暴走の危険性が遠のく」といった別のメリットもあります。

朝日新聞は同年8月31日付の社説で「日朝の国交正常化交渉には、日本人拉致疑惑をはじめ、障害がいくつもある」と記し、拉致問題を邪魔もの扱いしている。

 阿比留には日本語読解力がないんでしょうか。この場合の障害とは「邪魔者」と言う意味ではなくて「解決すべき課題」とでも理解すべきでしょうに。

初代内閣安全保障室長の佐々淳行氏は「北朝鮮へのコメ支援に反対する拉致被害者家族らが自民党本部へ行ったら、党幹部が警察署に『建造物侵入だ。追い出してくれ』と要請してきた」と振り返る。

 本当かよと思いますね。佐々の発言以外に何か証拠はあるんでしょうか。つうか佐々って1989年に既に退官*9していて、この時期は政府、与党内部のことなんかわからないと思いますけど。何を根拠に阿比留が佐々を信用するのか、さっぱりわかりません。

拉致被害者有本恵子さんの父で、「家族会」副代表の明弘さんはこう切々と訴えた。
 「憲法改正が対北朝鮮外交のスタートになる。そのことを知っていてほしい」

 ばかばかしいですね。改憲拉致問題解決と何の関係があるのか。じゃあ改憲に反対する護憲派は家族会の敵なのか?
 こういう異常な事態(家族会の右翼集団化、拉致解決運動の右翼運動化)を見過ごせない蓮池透氏が「護憲改憲拉致問題は関係ない」「護憲派を敵視するのはおかしい」と家族会、巣くう会批判を始めたら家族会除名です。
 有本明弘や増元照明のような輩が家族会を「ただの安倍応援団」「ただの右翼団体」に変質させたと言っていいでしょう。拉致が風化するのも当然です。「拉致問題解決の為に安倍さんを応援しよう」「憲法を改正しよう」「スパイ防止法を作ろう」なんて無茶苦茶な主張は安倍支持者以外容認できる話じゃありません。
 特に左派が「右翼集団」と化した家族会から距離を置くようになったのは当然すぎるほど当然でしょう。

 現在の政府見解では「他国の領域内の日本人を武力行使などの手段で保護を図ることは憲法上、許されない」とされており、自衛隊拉致被害者を「救出」できない。
 会場からも次のような意見が表明されていた。
 「自衛隊には特殊作戦群があり、日夜訓練を重ねていて士気も高い。しかし、残念ながら(被害者救出は)わが国はできない。憲法問題ということもある」(ジャーナリストの恵谷治氏*10
「実力、つまり自衛隊による救出準備に官民挙げて取り組むべきだ」(潮匡人*11・拓大*12客員教授

 冗談も大概にして欲しい。憲法九条のない米国だって「自国民が北朝鮮に拘束されたとき」はカーター訪朝など外交交渉で取り戻してきました。
 憲法九条のない韓国だって「韓国人拉致被害者を取り戻すため韓国軍を北朝鮮に送ろう」なんて言わない。
 憲法九条があろうがなかろうがそんなリスキーな策はやるべきでないし、実際まともな人間はやろうなんて思いません。自衛官もいい迷惑です。巣くう会連中は自衛官の命を何だと思ってるのか。
 「自衛官は何人死んでも構わない、国に命を捧げるのを覚悟して入隊したんだから」とでも思ってるのか。自衛官も巣くう会の無茶苦茶ぶりに怒り出すんじゃないか。
 しかしこういう物騒な発言をしながら改憲論を唱えるというのが恐ろしいですね。俺なんか「九条改憲したらこいつら中国や北朝鮮に軍事攻撃しかねないから絶対に護憲だな」と思いますが何故かウヨ連中にはそういう認識はないようです。

 安倍首相は月刊誌「文芸春秋」の今年1月号で、憲法前文について「平和を愛する諸国民が日本人に危害を加えることは最初から想定されていない」と指摘し、横田めぐみさんの拉致事件をこう総括している。
 「結局、日本国憲法に象徴される、日本の戦後体制は13歳の少女の人生を守ることができなかった。そして、今もその課題は私たちに残されている」

 憲法九条のない韓国にだって拉致被害者はいるのですから安倍の発言は、憲法九条に対する無茶苦茶な言いがかりに過ぎません。拉致問題を解決できない無能さだけならともかく、自分の無能さを憲法九条に責任転嫁して改憲の口実にしようというのだから安倍の馬鹿さ、ゲスさには怒りがこみ上げてきます。
 こんなバカ・安倍の駄文をよく文春も掲載できる物だし、こんなバカ・安倍を良く家族会も支持できるもんです。拉致敗戦も当然でしょう。

第10部は、久保田るり子*13、阿比留瑠比*14、ソウル・加藤達也、森本昌彦が担当しました。「再び、拉致を追う」は今回で終了しますが、産経新聞はこの問題の解決に向け、今後も真相を追い続けます。

 産経に真相を追う能力なんかないんだから何もしなくていいのに。つうか、めぐみさんの件だってまぐれ当たりだろ。


■相変わらず意識の低い国連事務総長潘基文のコメント―北朝鮮情勢
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3232580/

国連事務総長を務める潘基文(韓国・盧武鉉政権で外相)が、北朝鮮金正恩による張成沢処刑に関連し、すべての関係国は「早まった行動を取らないように」(not to take any premature actions)と呼び掛けた。

 まあ、当たり前の発言でしょう。「全ての関係国」ですから、当然ながら自制を求められてるのは北朝鮮だけでなく日本、米国、韓国、中国、ロシアもそうです。
 島田としては「この機会に自衛隊で攻撃してもいい」などと物騒な事を考えてるからパン総長の「全ての関係国は自制せよ」発言が気にくわないんでしょう。「何故日本が自制しないと行けないのか」と。まあ、さすがに安倍も「自衛隊で攻撃」を考えるほど野蛮じゃないでしょうし、中国、ロシアはもちろん米国、韓国だってそんな路線は支持しないでしょうが。

潘基文が強く要求すべきは、中国・韓国両政府が安保理決議を蔑ろにして続ける対北支援・合同事業の即時停止である。

 そんな事言ったってやめるわけもないでしょうに。もちろん言うまでもなく開城工業団地安保理決議をないがしろにしてません。公然と安保理決議違反行為をできるわけもないでしょう。

なお潘基文は、「いかなる状況下でも、国連は死刑に反対する」(under any circumstances, the United Nations is opposed to the imposition of the death penalty)とも述べているが、無意味かつ余計なコメントだ。

 死刑廃止条約なんて条約もありますし欧米先進国のほとんどは死刑を廃止しています。死刑廃止が世界のトレンドであってそう言う意味ではパン氏の発言は自然な発言です。
 何で島田が怒るかといえば、張処刑とほぼ同時期に日本政府が死刑を執行しているからです。
 パン氏の発言が「死刑に私は反対だ」という一般論なのか、はたまた張処刑だけでなく、安倍政権の死刑執行も批判しているのか知りません(もちろん安倍政権批判の場合も、安倍政権の死刑執行を張処刑と同列視してるわけではないでしょうが)。
 いずれにせよ、「安倍信者」島田は「安倍政権批判だ」と理解したあげく「北朝鮮と一緒にするな」(パン氏もさすがに一緒にはしていませんが)と憤激してるというばかばかしい話です(もちろん島田は死刑賛成論者でもあるのでしょうし、そもそも「盧武鉉政権外相」パン総長を嫌ってるわけですが)。ま、死刑執行が安倍政権でなく、民主党政権なら島田は何も言わないかも知れません。

真面目にそう思うなら、まず最大の死刑執行国・中国の習近平に向かって言うべきである。

 言ってるんじゃないですかね。言ってないと思う理由がわかりません。
 大体「死刑の執行方法(火あぶりとか)はともかく、死刑それ自体に問題はないと思う」「絞首刑という日本の死刑執行方法は人道的だ」「死刑冤罪防止に日本は努力している(なお、俺個人は全然していないと思いますが)」とかならともかく「俺より酷い奴がいる、中国だ」なんてのがまともな反論になるわけもない。


■「除去したことで経済発展速まる」 北朝鮮金正恩第一書記処刑で
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3231959/
 もちろん処刑されたのは「張成沢国防副委員長」です。島田曰く「パロディ」だそうですがばかばかしいですね。単なる悪口雑言はパロディとは言いません。


■「中国の大国意識は病的」―韓国紙の冷静な分析とパックネの愚昧
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3231839/
 朝鮮日報が中国を非難してるんだから朴大統領も見習えという暴論です。
 批判する場合でも「中国の大国意識は病的(朝鮮日報)」なんて朴大統領が言えるわけないでしょう。一国の大統領にはそれにふさわしい言動というのがある。というか朝鮮日報の中国非難は明らかに異常だと思いますね。
 そして朝鮮日報は別に親日的なわけでもない。靖国問題慰安婦問題では島田のような極右を当然批判してるんですけどね。


■長期政権と拉致そして歴史認識問題
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3231778/

 第一次安倍政権で首相秘書官を務め、極秘に訪朝して交渉に当たった経験も持つ井上義行参議院議員みんなの党拉致対策本部長)が、「2007年夏の参院選自民党が大敗した途端、北からのアプローチが消えた。長期政権でなければ事は進まない。北は日本から経済協力金を取る時点まで考えて動いてくるから」と発言したが、その通りだろう。

やれやれですね。島田は「だからこそ第二次安倍内閣を長期政権にしよう!」と言いたいようですが、井上発言が事実なら「第一次安倍内閣参院選敗北後、早期退陣した方が拉致問題解決に良かった」って話にしかならないことを島田は理解してるんでしょうか?
 しかし井上氏も今は「みんなの党」ですか。安倍も井上氏もお互いに信頼関係などなかったんでしょうね。だから井上氏が選挙に自民党から出馬したくても安倍は協力してくれず、業を煮やした井上氏は仕方なくみんなの党から出馬したという話でしょう。
 そういう首相秘書官では役に立たないでしょう。まあ、誰が秘書官でも短命政権で終わったのでしょうが。

 来年初頭の「今週の直言」は、今年同様理事長の櫻井よしこ氏が担当する。
 ところで事務局が用意した資料を見ると、今年の櫻井氏のテーマは「首相は歴史問題で正しい情報発信を」だった。
 まったく同じタイトルで1年後の「直言」を書きうるというのは政権にとって名誉なことではない。 というより、日本国にとっていわれなき不名誉の蓄積だ。河野談話修正だけでも早期に踏み込むべきだろう。
 1年前の櫻井氏の一文を掲げておく。
今週の直言【第174回】 2013.01.07 (月)
首相は歴史問題で正しい情報発信を
(以下略)

「1年前の正月に国基研が『河野談話を即時、撤回せよ』と書いたのに安倍総理は応じなかった」「また同じこと、『河野談話を撤回せよ』を同じ正月に書くのが無念だ」「早く撤回せよ」ってもう撤回しないでしょうよ。米国から明らかに「撤回するな」って圧力がかかってますからね。それでも「野党時代の約束を破った安倍は嘘つきだ!」などと安倍批判ができない国基研も哀れな連中です。1年後に安倍内閣が仮にあったとして、安倍批判などせず、また同じ事を書くんですかね。書くんでしょうね、右翼連中は異常なまでに安倍に甘いから。
 まあ、安倍批判派の一人として、1年後には安倍政権が退陣していることを期待してますが。


慰安婦問題で日中に「抑制」合意という朝日の記事について
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3230041/
 まあ、真偽はわかりませんが事実なら中国は相当、日本に気を遣ってるわけです。
 その「気を遣ってる」中国ですら安倍が「玉串料」だの「慰安婦違法性否定論」だのぶちかませば批判せざるを得ないわけです。中国の国民世論に配慮しないといけないし、中国政府の配慮にも限界がある。「文革時代のように」最高指導者が何か言えばその通りに動くという時代じゃ中国はもはやない。
 ただし島田がそういう理解をせずに「こんなのは中国のマヌーバーだ」「中国は何が何でも日本叩きがやりたいんだ」と無茶苦茶言うのはいつものことです。「(経済的利益を重視して?)日本ともめたくない」という中国の態度の「いい悪い」は別にして「安倍が無茶苦茶言わなければ」中国は今ほど厳しい批判はしなかったんじゃないかと思います。 

1994年に在米反日組織「世界抗日戦争史実維護連合会」を組織するなど、慰安婦問題を含む反日歴史カードのプレー・アップに中国側は着々と乗り出している。

 ばかばかしい。在米華僑団体と中国政府につながりがあるなんて根拠はないでしょう。そもそも「中国が一定の配慮」を日本に表明したのは1992年で、この頃の宮沢内閣は安倍内閣ほど極右じゃありません。
 安倍の極右ぶりが全てをぶちこわしにしているわけですがそういう理解は島田にはもちろんありません。

 韓国系団体をフロント(走狗)に使う動き

 もちろんそんな事実はありません。単に歴史認識問題で共闘しているだけです。

中国政府は慰安婦問題を抑え込むべく誠実に努力したのに、右翼の安倍一派が河野談話見直しなど逆のプレー・アップに出たため、中国側も堪忍袋の緒を切らせた、と朝日は言いたいのかも知れない。

 実際その通りでしょうよ。そしてそういう安倍の無茶苦茶ぶりに堪忍袋の緒を切ったのは中国だけでなく、韓国や米国も同じでしょう。
 ただし、そういう事実を安倍や島田は絶対に認めないでしょうが。

慰安婦問題の沈静化を他ならぬ中国共産党に相談したという外務官僚もどうかしている。

 中国も慰安婦問題の当事者なんだし、普通、相談するんじゃないですか?。ましてやこの時期「明仁天皇訪中」が予定されてたんだからなおさらでしょう(まあ、島田は天皇訪中などつぶれていいと思ってるでしょうが)。
 相談なんかしても無駄だという島田の方が異常でしょう。
 まあ、「中国より韓国の方が重要度が高い(韓国人慰安婦の方が数が多いから)」というなら話は別ですが島田の主張は明らかにそういう話じゃないですからね。


国務省知日派との意思疎通にすら躓く外務省とは
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3229255/
・中国の防空識別圏については無知なので意見は保留します。とはいえ「島田や岡本氏が言うように」事前に確認も相談もしてないのに「日本の主張を米国も支持するはず」と勝手に思い込んで米国と足並みが乱れたのなら「日本の主張と米国の主張とどちらが適切か」に関係なく安倍内閣自民党、外務省はお粗末です。
 そう言う意味では

 一体、国務省・外務省間の意思疎通はどうなっていたのか。

という島田の主張は一応正論です。まあ、正論はここだけですが。
慰安婦についての島田の言い分は言うまでもなくお粗末です。
 「河野談話否定論」なんてオバマ民主党政権どころか、ブッシュ共和党政権も支持しないし、国務省どころか国防総省だっておそらく支持しない。そんな事は安倍もわかってるから首相になったらそんな事言わなくなったわけです。つうか安倍が首相を目指すのなら、野党時代にもそんなバカ言うな、お前がどうなろうと知らないが国益が害されるから暴論はやめろって話ですが。

ジム・アワー元国防総省日本部長のように、正しく慰安婦問題を理解している人もいるからだ。

 島田の言う「正しい理解」ってのはもちろん「河野談話否定論」です。そんなもんアワーが支持したから何だというのか。「河野談話否定論」は米国政府の公式見解になんか絶対になりませんよ。
 そもそもアワーも本気で支持してるのではなくて適当に国基研に調子あわせてるだけで「米国で慰安婦違法性否定論唱えるか」と言ったらたぶん唱えてないでしょう。まあ唱えたってまともな人間は誰も相手にしませんが。

知日派で知られる元米国務副長官、リチャード・アーミテージ*15の唐突な言葉に自民党の国会議員たち*16はあっけにとられた。「悲しい思いをした女性が一人でもいるなら、それは決して許される問題ではない」
 東京・永田町の党本部で10月31日に開かれた政策勉強会「経済活力・雇用創出研究会」。日米同盟の重要性や経済問題について講演と質疑応答を終えた後、突然、激しい口調で慰安婦問題について発言し始めた。日本が慰安婦を強制的に集めたとする韓国側の言い分に沿ったものだ。
 「なぜいきなりそんな話をしているのかと不思議に思った*17」。出席議員の一人は振り返る。アーミテージは、特に安全保障面で安倍晋三政権を支持する言動で知られる。それが慰安婦問題では、日本の立場にはほとんど理解を示さない。
 安倍首相の靖国神社参拝に理解を示す米国ジョージタウン大学教授のケビン・ドークさえ「慰安婦を利用していたこと自体が非道徳的で罪」とし、元米国務省日本部長のケビン・メアも「外国では誰も同情しない」との立場だ。

 いや、だから「改憲では安倍を支持するアーミテージ」や「靖国参拝では安倍を支持するドーク」だって「慰安婦問題で安倍なんか支持できない」ってだけの話ですよ。何の不思議もない。不思議に思う方が理解できない。
 大体「慰安婦問題の被害国」韓国は米国の同盟国なんですけど。何で米国が韓国と敵対関係になれると思えるのか。慰安婦問題での安倍の言い分に道理があればともかく道理がないのに「韓国を敵に回して」安倍支持なんか出来るわけがないでしょう。

知日派たちのこうした態度は、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の「河野洋平官房長官談話」の根拠となった元慰安婦からの聞き取り調査が極めてずさんだったことが明らかになっても変わらない。

 そもそも「杜撰だ」ってのは産経の勝手な決めつけに過ぎません。

「韓国系市議が像設置を市長に働きかけた」「慰安婦に関する市民集会に市議数人が集まっていた」という情報が多く集まってくる。
 そのたびに領事館員が現地に出向き、慰安婦問題を含め日韓間の請求権問題は昭和40年の日韓基本条約と日韓請求権・経済協力協定で解決済みであることなどを、地域の実力者や地方議員に訴え、像の設置などに賛同しないように働きかけている。

 領事館の主張はわけがわからないですね。「請求権問題の解決」と「慰安婦像の設置」と何の関係もないのに。別に「設置者」は「日本の賠償を求めている」訳では必ずしもない。単に「悲惨な戦争の歴史を語り継ぎ忘れないようにしよう、その為に像を造ろう」という話の訳です。

外務省幹部は「放っておけば鎮火すると思われていた山火事は広がる一方だ」と自嘲気味に語る。

 やれやれですね。安倍が首相になってから大火事になった、安倍首相就任以前は全然騒がれてなかったと言う事実を平然と無視しないで欲しい。
 安倍が「2012年11月に慰安婦否定広告に賛同者として名前を出す(赤旗『日本軍「慰安婦」 強制を否定、安倍首相が賛同』(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2013-01-06/2013010601_01_0.html)参照)」というぼやにガソリンぶっかけて大火事にするような暴挙をするのが問題なんですが。


集団的自衛権、行使せぬならそう憲法に書くべき―谷内正太郎NSC事務局長
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3229158/
 発言場所が国基研ってのも酷いですが言ってることも無茶苦茶ですね。これが元外務事務次官なんですから頭痛がしてくる。集団的自衛権というのは「日米安保」が締結されて始めて発生した問題で、憲法制定時には日米安保なんかなかった。当然、「憲法集団的自衛権について書かれない」のは当たり前です。影も形もない物について何を書けと言うんでしょうか。にもかかわらず「行使を禁じると書いてないから行使していい」というのは詭弁でしかありません。
 でこういう「法制定時には存在しなかったため法に規定がないこと」なんてのは憲法に限らず世の中にいくらでもあります。いいたとえが思いつきませんが、たとえば「代理母」なんかがそうですよね。じゃあ代理母は「民法に禁止規定がないから当然にやっていいんだ」という事でいいかといったらそういう話じゃないでしょう。「禁止規定がないからやっていい」という解釈も可能なら「認容規定がないから認められない」という解釈も可能です。その場合、どういう風に解釈するかといったら「法制定者の意思」「法の目的」などを実質的に考えて決定するわけです。そして従来の政府見解はその結果、「集団的自衛権憲法上認められないという立場」をとったわけです。


■覇権を愛する中共による「領空の拡張」―中国版「防空識別圏
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3229005/
 中国の主張する「防空識別圏」についてどう評価すべきかはよくわからないので意見は保留します。まあ、「防空識別圏」に限らず一般論として
1)中国の主張が日本の国益を害する不当なものなら抗議の必要がある
2)しかしその場合でも「中国打倒」「国交断絶」「政権転覆」などという非常識な反中国論は唱えるべきではない
と言うことは言えるでしょう。
 で島田の場合「非常識な中国論は唱えるべきではない」という常識がないから困ります。
 島田が引用する鈴置氏の文章についてはノーコメント。島田と同レベルのアホ右翼が鈴置氏なので彼の主張は到底鵜呑みには出来ません。


中国の“防空識別圏”と、日本などのそれとは全く別物であることをまず理解しておく必要があります。

 鈴置氏が紹介する謎の人物B氏の主張ですが何がどう違うのかさっぱりわかりません。おそらく同じ物でしょう。小生のような「同じ物なのに違うと強弁して中国に不当な非難をしているんじゃないの?」と指摘するエントリとして、誰かの妄想・はてな版『“中国の防空識別圏だけが異常”って本当?』(http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20131128/1385658620)を紹介しておきます。
・日本も韓国も米国もそんな主張(中国の防空識別圏と他国のそれは違う)はしていなかったと思います。日本その他が問題にしているのはそういうことではおそらくない。
 大体「間違いのない主張」と自信があるのなら、鈴置氏も島田も「B氏などという実在性の怪しい人物を持ってくるな」と言いたいですね。はっきり実名を出せばいいでしょう。


■2/3を遙かに超える88%が賛成したNSC設置法案―憲法不改正の責任
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3227780/
 いわゆる日本版NSC法案について「衆参両院の2/3が賛成して法が成立した」から改憲も可能だ、改憲の発議をしようという主張です(なお、俺個人は共産党支持者、9条護憲派ハト派としてNSC法には反対であることを一応お断りしておきます)。
 まあ、島田もさすがに本気じゃないでしょう。
 「NSC法と9条改憲」は「軍事的タカ派が主張者」と言う点では共通点があるがイコールではない。
 そして改憲するにはNSC法と違って「国民投票での過半数」を取る必要があるわけです。しかも「9条改憲」に限定すればともかく、自民党極右の中には「天皇元首化」とか「靖国神社公式参拝の合憲化」とか、9条以外の分野で右翼的主張を盛り込もうとしている人間もいる。明らかに改憲の方がハードルが高いわけです。だから安倍も「内閣法制局長官」を安倍に都合のいいタカ派に交代させた。
 まあ、そんなことはさすがに島田もわかってるでしょう。改憲ムードを盛り上げるためにふかしてるわけです。


特定秘密保護法案をめぐる日程闘争―田久保憲法案の「立法期」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3227053/
 島田と田久保が言ってることは「立法期」なる概念の導入によって「継続審議にならずに廃案」と言う事態を減らしたいという話です。「議員提出法案」がないわけではないが多くは政府提出法案だし、政府は廃案という自体を望んでないわけです。
 ただこういうことを彼らが言い出すのは「自公が衆参で過半数だから」でしょう。
 「民主党が衆参で過半数」で、かつ「民主党の出した法案が外国人地方参政権付与法のような島田や田久保にとって不愉快な法案」でも同じ事が言えるのかと言ったら多分言えないでしょう。
 そもそも民主党政権時代には「廃案目指して頑張る」をやってきたのが自民のわけですし。

田久保憲法案を「あんな憲法が通ったら日本を脱出する」と切って捨てた橋下徹維新の会代表は一体何を見ていたのか

ま、よく見た上でそう判断したんじゃないですかね。普通は産経案など否定的に判断するでしょう。
しかし「日本脱出」はともかく産経案に批判的なのは橋下だけではないのに、こういう事を言うのはよほど橋下が嫌いなんでしょう。ただし一方で「橋下の慰安婦発言」は持ち上げるわけですし、維新の石原「共同代表」や平沼「国会議員団長」はほとんど批判しないわけですが。


■書評:古森義久『中・韓「反日ロビー」の実像』*18
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3226462/
 古森の著書名が「中韓」となってるのに島田があげつらうのが「中国だけ」と言うのが興味深い。
 島田的には「韓国は中国の走狗、中国の奴隷」「韓国は中国のいいなりに動く連中」「だから中国批判すればそれでOK」と言う理解なんでしょうか。もちろんそういう理解は言うまでもなく間違っていますが。

アジア・西太平洋における覇権確立を狙う中国共産党政権にとって、歴史カードを用いた「『日米離反』は年来の外交目標」である。

 ばかばかしいですね。「南京事件はなかった」なんてデマ飛ばす日本人がいれば「冗談ではない」とアメリカで「南京事件は実在した、日本人右翼は許せない、米国政府も日本を批判して欲しい」と政治活動する在米華僑がいてもおかしくないでしょう。
 それは「日米離反をねらう」なんて話ではない。そもそも何でそれ(戦前日本の戦争犯罪の指摘)で「日米が離反する」のか。
 少なくとも建前では日本政府も「あの戦争は侵略戦争であり、中国国民を含む多くの外国国民に酷い被害を与えた」事を認め謝罪しているわけです。そう言う意味では「戦前日本の戦争犯罪の指摘」は本来「日米離反」をもたらすわけがない。
 大体、島田や古森らバカウヨは「フィリピンの米軍兵士が虐待されたとするバターン死の行進は冤罪だ、捕虜虐待なぞ存在しない(もちろん捕虜虐待は存在しました)」「従ってバターン死の行進の責任者として本間雅晴中将を処刑したことは不当だ」だの「ハルノートで米国にはめられた」だの「ルーズベルトは事前に真珠湾攻撃を知っていた(知っていたなどと言う根拠はどこにもありません)」だのデタラメで米国を誹謗してるのだから「華僑による日米離反工作」以前の話です。
 「バターン死の行進は冤罪」だのと公言する自分らの米国誹謗が「日米離反を招かない」とでも本気で思ってるんでしょうか。

その目標達成に向けたいわば正規軍が中国大使館(大使以下、日本に比べ、対米工作*19に特化した人材を揃えている)とすれば、裏の特殊部隊*20と言えるのが「世界抗日戦争史実維護連合会」(Global Alliance for Preserving the History of WWⅡ in Asia)である。

「世界抗日戦争史実維護連合会(以下、維護連合会)」というのは「(中国人として)世界抗日戦争(第二次世界大戦のこと)での史実*21を維持し護る会」「そうすることによって中国人の名誉を護る会」というただそれだけの団体です。要するに「南京事件はなかった」だの「張作霖暗殺はコミンテルンの犯行」だのという日本右翼のデマは許さないと言うだけの団体です。それでどうして日米が離反するのか。
 離反するとしたら「日本が南京事件否定論などの歴史捏造主義の立場」で「一方、米国はそれを批判する立場」の時だけでしょう。
 でその場合離反するのは「維護連合会」のせいなんでしょうか。誰が考えても「まともな歴史認識が出来ない日本が悪い」でしょう。

「94年といえば、中国では当時の国家主席江沢民*22が愛国反日*23の教育をスタートさせようとしていた。日本では河野談話が出されたのが1993年、村山談話が出たのは95年」と古森氏は指摘する。

 普通に考えて「中国の日本批判を和らげることも目的の一つとして」河野談話村山談話が出されたわけです。でそこには「日本の中国への贖罪の思い」がなかったとは言いませんが「中国で日本企業が商売するにはそうせざるを得ない」という実利もあったわけです。河野談話村山談話の何が問題かさっぱりわかりません。河野談話村山談話が「中国の日本批判」を激化させているのではなく、むしろ「これらの談話を否定、撤回しようとする島田や古森のような極右」こそが「中国の日本批判」を激化させています。

反日ロビーの最大の成功例は、「日本にとっての汚辱の日」と言うべき2007年7月30日の米下院「慰安婦問題日本非難」決議である。

1)2007年7月当時「河野談話否定論者の安倍」が首相であり、安倍が内心では河野談話を否定したがっていたことが見え見えな事
2)安倍が首相であることから産経など極右連中が河野談話撤回論を大声で叫んでいたこと
3)こうした事態に「日韓関係が破壊されては困る」と恐怖を抱いた米国下院が「安倍への牽制として」決議を可決した
と言うのが事の経緯です。つまりは「決議可決」の最大の功労者は首相の安倍です。安倍が総理でなければ決議は可決されなかったでしょう。
 今回、米国地方議会で「慰安婦決議が可決されている」のも「最大の功労者」は首相の安倍です。谷垣*24首相であればこういう事態にはならなかったでしょう。安倍以外に功労者を上げるとして慰安婦への暴言を吐いた「橋下徹大阪市長、維新の会共同代表)」の名前を挙げてもいいかもしれません(橋下が暴言を吐いたのは首相・安倍へのこびへつらいでしょうから、安倍が首相でなければ橋下暴言はなかったでしょうが)。
 中韓ロビーの活動などその意味では「たいした問題じゃない」といえるでしょう。
 首相や大阪市長(しかも国政政党維新の会の共同代表でもあり、一時は市長辞任による衆院選参院選への出馬も噂されていた)といった公人が慰安婦否定論者であったら、批判されないわけがないでしょう。

その提出者マイク・ホンダ議員(民主党)の選挙区に、実は抗日連合会*25の本部がある。日系議員が日本批判の先頭に立てば宣伝効果は絶大だ。ホンダを、特に資金面で連合会が「育ててきた」経緯を古森氏は子細に検証している。

 単に「ホンダ議員への献金団体・企業」に「維護連合会がある」と言うだけの話でしょう。で、それの何が問題なのか(おそらく「育ててきた」と言うほどの巨額の献金がされてるわけでもないでしょう)。悪徳宗教「統一協会」のダミー団体「国際勝共連合」から自民党献金を受けている方がよほど問題でしょう。
 そしてホンダ議員の力だけで「決議が可決できるわけもない(過半数の下院議員の賛成が必要)」以上、彼をあげつらっても何がどうなるわけでもありません。

なお連合会のウェブサイトには、「朝鮮、中国、フィリピン、インドネシアその他では約50万人の女性、少女が日本軍の性的奴隷として拉致され、何年もの間、連日、強姦された」と記載されている。謝罪すれば相手は許すどころか嘘を拡大してくるのである。

 何が嘘なんですかね。「50万人」という数字が正しいかどうかは「小生は無知なので」意見を保留しますが、他は全て事実です。
 「慰安婦は性奴隷」「強姦も同然」「その被害者は朝鮮、中国、フィリピン、インドネシアに幅広く存在する」というのは全て事実ですし、日本政府の公式見解(河野談話)でもあります。国連の報告書(クマラスワミ報告、マクドガル報告)も米国下院の決議もそうした立場に立っています。今更ひっくり返すことなど不可能です。


■「横田めぐみさん拉致事件検証」シンポジウムの開催―11月28日(木)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3224419/

西岡力*26惠谷治*27両氏は先日、改めて新潟、富山、鳥取などの拉致関連現場を訪れ、検証作業を行いました。

 新潟:蓮池夫妻、横田めぐみさん
 富山:拉致未遂事件
 鳥取松本京子さん、ですね(以上は政府認定拉致。なお、北朝鮮は蓮池夫妻、めぐみさんの拉致は認めているが松本さんについてはその事実を認めていない)。

横田めぐみさんについては(注:帰国した拉致被害者蓮池夫妻、地村夫妻、曽我さん)5人すべて横田さんに言及することが許されている点から見て、まだ生きていると信じておられるご両親には申し訳ないが、(注:北朝鮮が発表した)その自殺は残念ながら真実である可能性は高い」(岡崎久彦氏)といった一部有識者の発言が論理性も根拠も欠くゆえんも論題になる予定です。

 ばかばかしい。岡崎の発言の方こそ「論理性も根拠もあり」、一方生存説の方が「論理性も根拠もない」でしょう。なお、島田エントリ『岡崎久彦氏の冷静な戦略論と「めぐみさんは自殺」という根拠なき感想』(http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3219675/)に寄ればこの岡崎発言はPHP研究所が出版している右翼雑誌「ボイス」の2003年1月号に出てくる言葉です。小泉訪朝が2002年9月ですから岡崎発言は訪朝から3ヶ月程度しかたっていません。なぜこんな早い時期に「右翼の岡崎」が「めぐみさん死亡説」を唱え、それを右翼雑誌ボイスが掲載したのかその理由は知りません。またこの発言を現在の岡崎やボイス誌が「今も保持し続けているのかどうか」も知りません。
 しかし主張動機が何であれ、岡崎の「ボイス2003年1月号」での主張は正論であり、常識があれば誰でも共感する意見だと言えるでしょう。岡崎の主張が世間に受けいられられていれば、いや少なくとも横田夫妻が受け入れていれば「小泉訪朝後、10年に及ぶ拉致敗戦はなかったのではないか」と思います。今からでも遅くはないので「死亡説を夫妻は受け入れるべき」です。
 少なくとも「生存説を理由に孫と会うための訪朝を拒否し続ける」という愚行は辞めるべきです。
 しかし岡崎と同じ事を「島田の嫌いな左派政治家」当たりが言ったら糞味噌でしょうに岡崎だとこの程度の批判で済ませるんだから島田も全くいい加減な男です。

生存情報も多数あり

 問題は信憑性です。めぐみさんと一緒にしては失礼かも知れませんが「ネッシーの目撃情報」「ツチノコの目撃情報」「宇宙船(いわゆるUFO)の目撃情報」がたくさんあるからといってそれは「ネッシーツチノコ、宇宙船の実在の証拠」にはならないわけです。

今年10月、菅官房長官は、横田めぐみさんの現状について、「もちろん生存していると私どもは確信しています」と断定的に述べ

 述べるのは菅の勝手ですが根拠がなければただのデマカセでしかありません。北朝鮮に「これが証拠だ」と突きつけられる何かがあるとはとても思えません。

拉致の手法、経路、目的、背景などを探り、一日も早い救出方法を考えます。

 救出に必要なことはとにかく交渉でしょう。で交渉をやるにおいて、「拉致の手法、経路、目的、背景など」を知る必要があるかは疑問です(わかるに越したことはないでしょうが)。まあ、巣くう会がそうした事について「まともな手法で分析してまともな結果が出る」とはとても思えませんが。
 なお、この集会の報告がどこぞに乗ったら改めて突っ込む予定です。


■感情的やり取りに戦略的契機を見いだせなかった野田佳彦―日韓首脳会談と慰安婦問題
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3223892/
 タイトルからして馬鹿すぎ。先ず第一に野田氏は「多少感情的になったところもあったと思う」と言っただけであって「感情的やりとりに終始した」と言ってるわけではありません(まあ、日本の加害者という立場や、野田氏の首相という立場を考えれば「感情的になる」なんてとんでもない話だと思いますが)。
 第二にまともな人間なら「戦略的契機」と言う場合、「何とか韓国に納得してもらう解決案を出す事(具体的な案をどうするかはともかく)」を考えるでしょう。島田の場合「この際、河野談話アジア女性基金も否定せよ、慰安婦は公娼で違法でも不当でもないと言え」と言うのだから呆れます。
 東電が福島被災者相手に「原発事故は未曾有の津波が原因だから我々は悪くない」というようなもんでしょう。相手を怒らせてどうするのか。
 それで問題が解決するわけがない。外交交渉で「相手の言い分を無視して自分の主張だけ言う」なんて最悪です。ましてや「慰安婦が違法で不当」というのは否定しようのない事実であり国際的常識です(クマラスワミ報告、マクドガル報告、米国下院決議などはその証明です)。
 日本もだから河野談話アジア女性基金でそれなりの対応をした。今更それがちゃらにできるわけがないでしょう。道義的是非以前に「現実的に無理なこと」がよく言えるもんです。
 それにしてもこの男は「巣くう会副会長」なのに言う事は「河野談話を撤回せよ」「首相は靖国参拝せよ」「打倒中国」「原発を今まで通り推進せよ」と拉致問題に関係ないことばかりブログに書くのだから「拉致に本当は全く関心がない」のでしょうし、こんな男を副会長にする救う会も拉致に関心などないのでしょう。
 最後に島田が引用する野田*28発言にコメントします。率直にいって「慰安婦問題で努力したのに韓国がわかってくれない」というぼやき節で「マジでやめて欲しい」と言う内容ですね。元首相がこんな事を言ったら日韓関係が悪くなるだけでしょう。
 安倍がバカやれるのもこうした「日韓関係をまともに考えてるとは思えない『未だに靖国参拝を正当化する』小泉や『慰安婦問題で努力したのにと、ぼやきだけ』の野田氏のような存在」のせいもあるでしょう。

李明博大統領は『歴代の韓国政権は最初、日韓の未来志向を語りながら、だんだん支持率が下がると、歴史問題の対日カードを使ってきた。それによって、支持率を浮上させようとすることを繰り返してきた。私は絶対、そういうことはやりたくない』と話した。

 「反日カードではないのか」という指摘がある「李大統領の竹島上陸」を考えると複雑な思いのする李発言です。とはいえ「日本に非がなければ」反日カードの切りようがないのであって、それを無視して「反日カード」云々と加害者の日本が言う事ほど醜いこともないでしょう。竹島上陸への日本マスコミ、保守政治家の李批判は常軌を逸していたと今改めて思います。

最初の会談で、 私からは『中国が台頭するなか、米国と同盟関係にある日韓がよく連携し、東アジアの安全保障を管理していこう』と話した。

中国封じ込め論です。安倍ほど露骨ではないが野田氏がこのように「中国封じ込め論」を躊躇なく語れることに絶句します。

李大統領から事前に、『8月の憲法裁判所の判決があって、今度会うときには、慰安婦問題について触れざるを得ない』という話があった。こちらとして、一往復くらいのやり取りを想定していた。

どんだけ考えが甘いんですかね。どれだけ時間がかかるかはともかく「一往復」ですむわけがないでしょう。仮にその場では簡単に済んだとしても「後でもっと詳しく事務方で交渉しよう」とでもなるでしょう。そうそう簡単に憲法裁判所の判決を無視できるわけもないでしょう。「一往復で終わり」じゃ憲法裁判所判決を反故にしたのも同然です。

 私もソウルの日本大使館前に立てられた慰安婦の碑について『撤去すべきだ』と言うと、向こうはカッとなってしまった。

 バカかとしか言いようがない。まあ、表現はもっと柔らかに「国民感情があるので出来れば撤去して欲しいのだが。それが無理ならせめて大使館前以外に設置して欲しい」だったかもしれませんが。それにしたって「加害国」という日本の立場を考えろと言いたい。

なぜ、李大統領の態度が一変したと思うか。
 「日本の事情ではないと思う。日本が急に右傾化したわけではない。」

要するに「支持率低下で李大統領が反日カードを切った」とでも言いたいんでしょう。バカかと言いたい。そういうことを言っても何がどうなる訳じゃない。つうかそれが加害者の立場の国・日本が被害者の立場の国・韓国に政治的、道徳的に言うべきことでしょうか?。
 ましてや今は「河野談話を認める野田氏と違い河野談話否定論の安倍」です。「見ろ、野田だって韓国批判してる、俺(安倍)は悪くないんだ」「そうだ、安倍さんは悪くない」と悪用されかねない位のことが野田氏にはわからないんでしょうか。

日韓関係を打開するには、どうすれば良いと思うか。
 「今の日韓関係は大局観を失っている。先行きは難しいと感じる。昨年春以降、斎藤勁官房副長官も含め、水面下で韓国側と色々とやり取りした。慰安婦問題で打開策を探ろうとしたが、全然ダメだった」

 これまたナンセンスな言葉ですね。「河野談話否定論や首相靖国参拝論すら唱える」安倍政権誕生後に「いっそう日韓関係が悪化したこと」は明白な事実でしょう。これでは「野田だって解決策がわからないと言ってる、俺は悪くない」と安倍と安倍のお仲間連中が野田発言を悪用しかねません。野田氏とはどれほど政治センスのない人間なんでしょうか。民主党が下野したのも当然、そう思わせる酷い言葉です。


菅直人*29の「死のキス」と小泉純一郎*30の二発言
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3223857/
 菅氏が小泉氏の脱原発発言をべた褒めした事への島田の罵倒エントリです。
 なお、島田曰く菅氏が褒めなかった小泉発言

「私が首相を辞めた後、(首相は)一人も参拝しないが、日中問題はうまくいっているか。外国の首脳で靖国参拝を批判するのは中国、韓国以外いない。批判する方が今でもおかしいと思っている*31

のほうが正しいんだそうです。
 ばかばかしいですね。小泉の靖国参拝で日中、日韓関係が冷え込んでしまったからこそあの安倍ですら「首相就任直後」訪中、訪韓して日中、日韓友好アピールせざるを得なかったわけです。当時はそういう「ある程度」まともな安倍でしたが、今回は頭に乗ってるのか、中韓と喧嘩状態ですから頭痛がします。
 ちなみに今うまくいってないのは「尖閣問題で民主党が船長逮捕*32尖閣国有化なんかするから」「慰安婦問題で安倍が河野談話撤回論ほざくから」「首相参拝はしていないが麻生財務相など、閣僚は参拝し、安倍も真榊を奉納したから」「安倍が支持者相手に『いずれ参拝する』と未だに言ってるらしいから」です。安倍のせいでせっかくの菅談話が全く意味をなさなくなってしまった。
 なお、「外国の首脳で靖国参拝を批判するのは中国、韓国以外いない」なんてのは小泉の大嘘です。 米国は少なくとも批判している。安倍政権が誕生したら、「言葉だけの批判」でなく、ケリー国務長官ヘーゲル国防長官が「靖国に行かないでわざわざ千鳥ヶ淵だけに行く」というパフォーマンスまでやった(まあ、そもそも靖国問題には「政教分離問題」「富田メモ問題」もあるのにそれをガン無視してること自体小泉は問題です)。
 ま、小泉とはこういうデタラメな人ですからね。小生は「脱原発発言だけで小泉と一点共闘すること」には到底賛同できません。まあ、小泉だって「目的はともかく」適当にふかしてるだけで「じゃあ共闘しますか」と菅氏などに言われれば詭弁吐いてトンズラでしょうが。

菅に「カッコイイ」と言い寄られて、自分は途方もなく誤った道に踏みいったのではないかとゾッとしないなら、正常な感覚の持ち主とは言えない。

 むしろ「島田に褒められて、自分は途方もなく誤った道に踏みいったのではないかとゾッとしないなら、正常な感覚の持ち主とは言えない」のほうが正しいでしょうね。


■小泉「核廃棄物の処理できない」に奈良林教授の反論(今週の直言)
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/3223052/
 奈良林教授って人は国家基本問題研究所理事だそうですからまあそういう人なんでしょう。まともな人はあんなところの理事を引き受けません。
 そもそも「核廃棄物処理のめどが立ってない」なんてのは小泉元首相のオリジナル発言ではなくて原発の専門家も認めてることだと思いますけどね。地下に埋めるわけですが、地震国日本では下手すると地下水が汚染されるわけです。
 また核廃棄物は半減期が長いので長期保管が必要ですが、100年後や200年後のことに責任が持てるかといったら普通は「そんな後の時代のことまでわからない」でしょう。大体その時、当然ながら原発推進者は死んでるわけです。何か問題が起こっても責任の取りようがない(100年後も大丈夫だと言える奈良林氏とそれを支持する島田は正気ではないでしょう。彼らの主張は反論と言えるようなもんじゃない)。そんなリスキーなことをしてまで原発を続ける理由があるとはとても思えません。だからこそどこの市町村も「核廃棄物処理場の候補地」に手なんか挙げないわけです。

【追記】
奈良林氏のトンデモぶりについてはkojitakenの日記『奈良林直の「トンデモ」の毒気にあてられ、「きまぐれな日々」の公開を明日に延期』(http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20110711/1310339403)を紹介しておきます。
 なお、今の彼は北海道大学教授ですが、ウィキペディア「奈良林直」によれば

1978年:東芝入社。原子力事業本部原子力技術研究所に配属。
1991年:東芝原子力技術研究所主査就任。
2000年:東芝電力・産業システム技術開発センター主幹就任。
2005年:北海道大学大学院工学研究科助教授就任。
2007年:北海道大学大学院工学研究科教授就任。

ですから学者と言うよりはむしろ「原子力技術者」とでも言うべき方だと思います。


■島田のツィート(2013年12/17分)

朝日のよい記事だ。継続的に取材・報道してもらいたい。
■中国の労働教養所、名前変え存続 アムネスティが批判
http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312170196.html

まあ、「アムネスティの批判」を報じただけで朝日の独自取材ではないのですが、悪い記事ではありません(おそらく同業他社も報じてるでしょう)。建前ではなくしたがヤミで残ってるという「日本の教師の体罰」とか程度の差こそあれ、どこの国でもある問題ではあります(まあ、労働教養所というのは教育的指導を口実に裁判なしで身柄拘束する刑務所のようなところらしいので非常に問題ですね)。
 ヤミで残ってるのが「中央政府が最初からその気だったのか」「なくしたいが、地方政府の抵抗でなくせないのか」はこの記事だけではわかりません。
 朝日嫌いの島田はこういう記事は故意に無視するかと思っていたので意外です。いずれにせよ日本マスコミ(特に島田らウヨが左派扱いする朝日など)が中国に媚びてるなどと言う島田らウヨの発言がいかにデタラメかという証明になる記事でしょう。


■島田のツィート(2013年12/14分)

これに反論できない程度なら小泉氏はまさに思いつきで発言したことになる。
小泉脱原発論にかつての女房役がバッサリ「直感。あまり知らないのでは。廃棄物に爆発物ありとでも…」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131214/stt13121408000001-n1.htm

 率直に言って「小泉に反論可能かどうか」はともかくまともな「それなりに勉強してる脱原発派の人間」なら充分反論可能でしょうね。大体どんなに「廃棄物処理計画はちゃんと作ってる、トイレのないホテルという小泉さんの批判はおかしい」と威張ったところで実際には「核のゴミ捨て場」はまだ作れてないわけです。
 しかし女房役というからてっきり福田官房長官か、飯島*33秘書官か、もしかして安倍(当時、幹事長、官房長官)、それとも武部さん(当時、幹事長)?と思えば細田*34官房長官(福田氏の後任)ね。悪いけど細田さんってあまり印象にないなあ。地味すぎるって言うか。
 小泉時代官房長官、麻生時代に幹事長って事は大物のはずなんですけどね。
 小泉も結構「細田さんはあまり女房役って気はしなかったですね」とか思ってたりして。


■島田のツィート(2013年12/12分)

「日本の新聞の韓国化が目立つ」。黒田勝弘氏の言葉だ

 「亡国化」「反日化」「売国化」だのならまだしもこういうところで「韓国化」なんて言葉を使う人間がいるとは思っても見ませんでした。黒田や島田にとって「韓国とは悪い物の代名詞」のようですが、一般人にとってそんなことはないわけです。しかし黒田という男も「韓国特派員」なのに何でこんなに韓国に敵意を燃やしてるんでしょうか。ちなみに島田がツィートで紹介する阿比留瑠比の記事『メディアの煽りと恣意性−慰安婦報告書非開示にはなぜ沈黙するのか』(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131212/plc13121211140006-n1.htm
はばかばかしいですね。慰安婦問題で一番「煽り報道(デマ報道)」が酷いのは産経であり、産経の報道は河野洋平氏ら関係者への名誉毀損そのものではないかと思いますがそれはさておき。
 「何故沈黙するのか」って、「安倍御用新聞」産経だって「公開したくない安倍に配慮してほぼ沈黙している(少なくとも露骨な安倍批判はしない)」し、まあ、産経以外のマスコミがこの問題を取り上げたがらないのは「産経同様、安倍に配慮してる安倍信者」か、「公開を求めた場合に予想される、公開したくない安倍の攻撃を恐れてるから」でしょう。
 それも情けない話だと思いますが、阿比留の妄想するような「公開したら慰安婦のデマがばれることを恐れてるんだ」という話ではない。
 そもそもマスコミが公開を求めようが求めまいが安倍の一存で公開できるのだから阿比留が最も批判すべきは安倍でしょう。
 「安倍信者」阿比留だって「政府は公開せよ」と言いながら「露骨な安倍批判はしない」のだから、偉そうな事が言えた話では全くありません。これが福田総理や野田総理だったら悪口雑言でしょうから、産経連中はどれほど安倍に甘いんでしょうか。
 また、「慰安婦報告の非開示が許せない」と言いながら「(政府の情報非開示を増やすであろう)特定秘密保護法を支持する」という阿比留の脳内構造はさっぱりわかりません。「慰安婦報告の非開示を支持する、政府は開示すべき情報のみ開示するという当然の立場を取ったに過ぎない」と阿比留が言うのなら「特定秘密保護法支持」も筋は通ってるでしょうが。


■島田のツィート(2013年12/3分)

「すり寄り」云々でなく中身で議論すべきだ。集団的自衛権での渡辺喜美氏の立場明確化は正しい。 ■自民すり寄りは裏切り…江田憲司氏が執行部批判(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131202-OYT1T01101.htm?from=tw

 江田氏の目指す路線(あの維新との共闘を模索してるようです、もちろん俺は維新は評価しませんので江田氏も評価しません)の是非はともかく、渡辺代表批判自体は正論です。「参院選挙においてみんなの党は自民との連立など公約していない」わけです。むしろ「自民でも民主でもない第三極」をアピールしていた。当然、安倍のすりよりは支持者への裏切り以外何物でもないでしょう。
 「渡辺氏には理念などないのか」「麻生自民では選挙に勝てないから新党を作り、安倍自民は羽振いがいい*35から戻るのか」と言われても文句は言えないでしょう。
 島田が渡辺氏をかばうのは単に「安倍さんは正しいから安倍さんに従う奴は支持する」「参院選みんなの党は自民との連立なんか言ってない?。公約違反だ?。知るか、そんな事」というご都合主義者であるからに過ぎません。
 これが「渡辺氏のすり寄る相手」が「政権与党時代の民主党」なら糞味噌に罵倒してるのが島田でしょう。


■島田のツィート(2013年12/2分)

山田風太郎明治小説全集第4巻『幻燈辻馬車』(下)を読んだ。主人公は会津藩の元同心で今は辻馬車の御者。西南戦争で(注:政府軍として従軍し)戦死した息子と会津籠城で自害した妻の亡霊が凄惨の気とユーモアを発しつつ危急の場面に現れる。明治初期、官憲と自由党の政争も絡み面白い。

 別に山田風太郎という人は「アンチ薩長会津シンパ」と言うわけでもないでしょうが、主人公が「会津藩の元同心」では「明治維新万歳!」という話にはなりようがないでしょう。
 「明治維新万歳」と言いたがるウヨの一員である島田が「山田小説は自虐史観の一種」などと罵倒せずに、「山田小説が面白い」というのはどういうことなのかな、と思います。
 フィクションならどんなに薩長を否定的に描いても島田は笑って許すというわけでもないんでしょうし。


■島田のツィート(2013年11/29分)

 (注:ダライラマ訪日は、安倍首相がダライと面会することによって)安倍「価値観外交」を印象づける大きな機会だったが、残念ながら(注:ダライとの面会に)踏み切れなかったようだ。

 ダライと安倍が面会しなかったことをぼやく島田。しかし随分と安倍に甘いもんです。「ダライに会わなかった首相」が安倍以外(特に島田が嫌ってる福田氏や鳩山氏や菅氏)ならこんなものではなく「中国に怯えるとはこの恥さらしが!」と糞味噌でしょう。


■島田のツィート(2013年11/28分)

中国の現体制崩壊を戦略目標と意識すべき。それなしの決議は意味がない。
中国防空識別圏「不当な膨張主義」自民が党決議 (読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131128-OYT1T00455.htm?from=tw

 全く島田という男はいつもながら非常識ですね。


■島田のツィート(2013年11/25分)

首相官邸ダライ・ラマとの面談を避けるなど「及び腰の政治対応」について、石川弘修*36氏(元読売新聞記者)が国基研の「直言」に的確な批判を書いている。なお水曜までは会員限定期間。

 十分予想できたことですが、結局島田ら国基研の「首相はダライに会うべき」を安倍政権は無視しました。明日ダライは日本を去ります。もちろん「去るまでに会う可能性」はゼロではないですがまあ、普通に考えて会わないでしょうし「去る当日にあっても意味が乏しい、訪日したらすぐ会え」と言う判断のもと政府批判なのでしょう(政府は批判しても「安倍さんの取り巻きが悪い」として安倍は批判していないかも知れません)。
 「非会員も文章を読める」水曜以降に改めて突っ込みたいと思います。


■島田のツィート(2013年11/24分)

韓国による対北資金提供に、日本のメディアは相変わらず問題意識を持たないようだ。

 「対北資金提供」ってのは「開城工業団地」のことです。要するに島田のいつもの持論「開城工業団地なんか辞めろ」ですね。まあ、韓国は辞めないでしょうけど。いい加減「開城工業団地は今後も続く」という現実的政治判断をしたらどうなんでしょうか。日本マスコミはそういう現実的判断をしてるから島田のようには騒がないわけです。


■島田のツィート(2013年11/23分)

櫻井よしこ氏が自民党の要請に応えて出馬すれば、出直し都知事選は盛り上がるだろう。 
■猪瀬知事、5千万円の説明混乱 「(選挙の)資金提供」→「使うつもりなかった」 - 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131122/crm13112222570022-n1.htm

 櫻井出馬というありえない島田の寝言はともかく。
 とりあえず猪瀬の政治生命が終わって欲しいと思いますね。
「犯罪として猪瀬を検察が追及(できれば逮捕起訴で厳罰希望)」「マスコミや野党も猪瀬を追及」「リコール運動も起こる」→「自公が猪瀬を見捨て、猪瀬が辞任後再出馬(いわゆるみそぎ選挙)などという居直りも出来ずに政界引退」は最低限実現したい。
 まあ、その後「共産も支援する反自公候補の都知事当選」が出来ればベストですが、まずは「猪瀬の政治生命終了」が大事です。猪瀬終了後に「橋下並みの珍獣」が自公の都知事候補として出てきても困りますが、だからといって猪瀬のような腐敗政治家に居座られても困る。
 それはともかく、島田が「猪瀬辞任による出直し選挙を期待し」、まるきり「石原後継」猪瀬に冷たいのが興味深い。猪瀬は保守系なので左派でないのは当然ですが、あの石原の子分ですから「かなり右よりの男」と言っていいでしょう。
 でも猪瀬程度の右寄りでは島田にとってかばう価値はないのでしょう。もちろん「ヤミ献金5000万円(金銭受領の事実自体は猪瀬も認めた上で『借金であって政治献金ではない、だから政治資金報告書に記載がなくても問題ない』『資産報告への記載は忘れていた。故意に隠蔽したわけでない』などと強弁)」なんてかばえる話じゃない。また自公支持者には「下手に猪瀬をかばうより切り捨てて、出直し選挙で別の候補を立てた方が得策」という人もいるかも知れません。
 しかし、島田の場合、猪瀬が「本当に好きな政治家」ならそれでもかばうでしょうからね。

【追記】
 ふと思ったのですが猪瀬「都知事」で5000万円なら、「大物厚生族議員(厚生相経験者など)」なんかだともっと巨額の金が渡ってるかも知れないですね。検察、マスコミ、野党などによる徳洲会疑惑の徹底追及を期待したい。


■島田のツィート(2013年11/22分)

メディアも「小泉劇場」といった無責任な囃し立てをすべきでない。地に足の付いた建設的議論が必要だ。

おっしゃるとおりですが、「核廃棄物処理のめどは立ってないがいずれ立つ」というのは全然「地に足の付いた建設的議論」じゃないでしょう。「原発は危険すぎるから早急に撤退すべきだ」の方が「地に足の付いた建設的議論」でしょう。まあ今から撤退を決めても既に原発を稼働してしまった以上、「核廃棄物処理」と「廃炉処理」は変わらないのですが「原発を続行して核廃棄物をどんどん増やし続ける」よりはマシでしょう。


■島田のツィート(2013年11/21分)

自民族にここまで残酷になれる連中が他民族に何をやるか想像を絶するものがある。この連中にへつらう猪木あたりの愚かさも想像を超える。
北の風刺画「悲惨な暮らし知って」…脱北画家 (読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899562/news/20131121-OYT1T00246.htm?from=tw

突っ込み所だらけのツィート。
先ず第一にこれは「北朝鮮に敵意を抱いてる脱北者の証言」です。当然誇張があるでしょう。
第二に「他民族に何をやるか想像を絶する」というのはむしろ逆でしょう。通常は「自国民に酷いことをやる独裁政権」でも「外国人相手には政治問題化を恐れて無茶苦茶はあまりしない」もんでしょう(国力の差を理由に外国を極端に蔑視してるような特殊なケースならともかく。植民地支配が当然だった昔ならともかく、今時そういうことはそうそうないでしょう)。
 その点、「ミャンマー軍事政権によるフリージャーナリスト永井さん射殺」はどういうことだったのか今でも不思議です。「北朝鮮があれに類することをやれば」糞味噌に罵倒するであろう自民党極右議員がミャンマー相手には何も言わないのも実に不思議ですが。
 第三に「猪木氏は別にへつらってるわけではない」でしょう。そもそも交渉しないでは問題は解決しないわけです。

ぜひ国会の場でも安倍政権をプッシュし、「維新」の存在感を示してもらいたい。
河野談話見直し「安倍内閣に強く要求を」 維新がPT設立総会 -
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131121/stt13112112500004-n1.htm

・安倍が極右支持者を裏切って完全に「河野談話見直し」を反故にしてしまったが故に「河野談話を政府は撤回せよ」と叫ぶ極右政党「維新の怪」を島田が応援しているという話です。
 既に安倍が「河野談話見直し取り止め」を決めた以上、維新の行為は「プッシュ」「応援」どころか安倍にとって「大きな迷惑」です。
 安倍としては「撤回する」なんて日米、日韓関係を考えれば言えるわけもありません(本来こんな事は首相就任前からわかっていたことで、自民党総裁就任後も撤回論を叫んだ安倍は馬鹿すぎです)。
 とはいえ、極右相手に「撤回なんかしない」と明言することも「野党時代さんざん撤回論を叫んだ」手前、しづらいでしょう。だからこそ「維新の怪」のような極右政党が「河野談話撤回」を叫び島田のようなウヨも「そうだ、安倍さんは野党時代の約束を守れ」と言い出すことほど安倍にとって迷惑なことはない。
なお、島田は何故かツィートで触れていませんが産経記事に寄れば

自民党参院議員有志が河野談話関連の勉強会を設立する方針を固めたことが21日、分かった。

そうです。島田が触れないのは「維新には期待できるがこの自民党参院議員有志には期待できない(「日米関係が悪くなるから辞めろ」と安倍に恫喝されればすぐに屈服して勉強会を辞める)」と見なしているからでしょうか?。はたまた「こういう勉強会が出来る=安倍の態度は河野談話撤回派への裏切り」と言う事実を安倍信者として未だに認めたくないからでしょうか。
 この記事では誰が参加してるのかわかりませんが「河野談話撤回論」を自民党内極右議員が公言しだしたと言う事です(そもそも若手議員時代にそういうことを叫んでいたのが他でもない安倍ですが)。維新が「河野談話撤回」と叫ぶのも安倍にとって頭が痛いでしょうが、自民党からそういう人間が出るのも安倍にとって頭が痛いでしょう。
 何というか、安倍の姿には、武藤章に「関東軍は好き勝手やるなと言われますが我々は満州事変時代の石原閣下を見習ってるだけです」と言われて二の句が継げなかったという石原莞爾の姿を連想します。安倍も「若手議員時代の安倍先生を見習ってるだけです」と言われたら二の句が継げないんじゃないか。
・それにしても「橋下や西村眞悟慰安婦暴言→支持率低下、みんなの党もそれを理由の一つに選挙協力を白紙撤回」したため、少なくとも都議選、参院選までは「慰安婦否定論」を封印してきた維新が今頃になって「河野談話なんて撤回だ!」と言い出すのは何なんでしょうか?
 「封印したけど都議選、参院選堺市長選で勝てなかった→なら、思う存分言ってやる」ということなんでしょうか?。封印したところで「本心は否定論」というのは見え透いてるから勝てなかったのであって、「思う存分言ったら」余計勝てなくなるでしょうね。その程度の常識は日本人にはあるでしょう。あると思いたい。
 と同時にこんな態度取ったら自民党と連立を組みたくても組めなくなるし、民主党みんなの党と政界再編したくてもこれまた組めなくなるでしょう。米国や韓国に「危ない極右政党」と見なされる危険を犯してまで誰が「落ち目の維新」と手など組むでしょうか。

*1:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相たちあがれ日本代表などを歴任

*2:重慶市党委員会書記、広東省党委員会書記などを経て現在副首相

*3:廈門市副市長、福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記などを経て現在、国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*4:河南省党委員会書記、遼寧省党委員会書記、第一副首相などを経て現在首相

*5:橋本内閣厚生相、鳩山内閣財務相を経て首相

*6:これは明らかに眉唾です

*7:ウィキペ曰く『アジア局中国課長、アジア大洋州局長、駐シンガポール大使、駐エジプト大使を歴任』

*8:中曽根内閣科学技術庁長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*9:ウィキペ「佐々淳行」参照

*10:著書『金正日非公認情報』(1998年、徳間文庫)、『北朝鮮対日謀略白書』(1999年、小学館

*11:著書『北朝鮮の脅威を見ない人たち』(2003年、小学館文庫)

*12:荒木和博も藤岡信勝も拓殖だし、本当に拓殖ってのはウヨの巣窟ですね。まともな拓殖OB(いるのか知りませんが)にとってこれほど恥ずかしいこともないでしょう。

*13:著書『金正日を告発する:黄長菀の語る朝鮮半島の実相』(2008年、産経新聞出版

*14:著書『決定版・民主党日教組』(2010年、産経新聞出版)、『政権交代の悪夢』(2011年、新潮新書)、『総理、あなたこそ復興の障害です:菅直人政権の「大罪」』(2011年、PHP研究所)、『破壊外交:民主党政権の3年間で日本は何を失ったか』(2012年、産経新聞出版

*15:レーガン政権国防次官補、ブッシュjr政権国務副長官を歴任

*16:正確には国会議員の前に「極右」がつきますね。自民党議員でも加藤紘一氏(中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政務調査会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)を歴任)や河野洋平氏(中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任)のようなハト派ならアーミテージ発言に「全くその通り」としか思わないでしょう。

*17:しないと安倍が懲りないからでしょうが

*18:2013年、PHP研究所刊行

*19:島田のいう「対米工作」の意味がわかりませんが中国に限らずどこの国も「大使館にその国の専門家をそろえる」のは当然の話です。

*20:その存在が隠蔽されてるわけでも何でもない市民団体の何が「裏の特殊部隊」なんでしょうか。

*21:とはいえ華僑の団体なので対象とする事実は「南京事件」など、もっぱら中国での出来事でしょうが。東南アジアや南洋諸島などは取り上げることがあるとしてもメインではないでしょう。

*22:電子工業部長、上海市長、上海市党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*23:反日教育などではないと言う反論もありますがいずれにせよここで中国が問題にしているのは「戦前日本の中国侵略とそれに対する戦後日本の反省」限定であることを指摘しておきます。

*24:橋本内閣科学技術庁長官、森内閣金融再生委員会委員長、小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政務調査会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相自民党総裁などを経て、現在第二次安倍内閣法相

*25:「世界抗日戦争(第二次世界大戦の意味。英文でもちゃんと「WWⅡ」と書いてあります)」で一つの言葉なので「抗日連合会」と略すのは不適切です。「維護連合会」とでも略する方が適切でしょう。反日団体であるように印象操作するため無茶苦茶な略称にしているのでしょう。ただし連合会の正式名称の英文を併記してる以上、その企みが成功しているか疑問ですが

*26:著書『日韓「歴史問題」の真実:「朝鮮人強制連行」「慰安婦問題」を捏造したのは誰か』(2005年、PHP研究所)、『北朝鮮の「核」「拉致」は解決できる』(2006年、PHP研究所)など

*27:著書『北朝鮮はどんなふうに崩壊するのか』(2013年、小学館101新書)

*28:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相

*29:橋本内閣厚生相、鳩山内閣財務相を経て首相

*30:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*31:小泉のバカには「靖国問題での態度を反省しなくていいからせめて黙ってろ」と言いたいですね。元首相がこういうバカを言うことの意味がわかってないのか。中韓への明らかな挑発行為じゃないですか。日中、日韓関係が悪化しますよ。

*32:小泉首相時代には即時国外退去にしています。「金正男」もとっとと国外退去にしていますし、小泉は割と「ヘタレだった」わけです。いやヘタレでいいんですけど。

*33:現在内閣参与

*34:現在幹事長代理

*35:といっても現在においては、ですが。安倍の無茶苦茶な極右ぶりを考えればこれがいつまで続くかは疑問でしょう

*36:国基研評議員