http://sankei.jp.msn.com/world/news/131105/asi13110523010002-n1.htm
■日印との関係重視、ブータン首相インタビュー…中国と国交樹立急がず
親日国として知られるブータンのツェリン・トブゲイ首相（４８）が５日、首都ティンプーの首相府で産経新聞の単独インタビューに応じ、日本と隣国インドとの関係を重視していく方針を強調した。国境問題を抱える中国との早期の国交樹立については、否定的な見解を示した。首相就任後、日本メディアのインタビューに応じたのは初めて。
産経の単独インタビュー（しかもそれが日本メディアの初インタビュー）って本当に変わった首相ですね。産経記事を信じれば、言ってることも思い切り産経に媚びてるみたいですね。
「日本の経済支援が欲しい→安倍首相に近い産経相手にがんがん反中国言論で媚びまくるぜ」ってことなんでしょうけど。たいした「幸せの国ブータン」ですね（皮肉）。何つうか「ダライやカーディルと日本ウヨとのつきあい」を連想させる（というとMukkeさんが大激怒しそう）。「チベット、ウイグルそしてブータン」って、そういうのが今はやってるの？
まあ、確かに金は大事なんだし日本と敵対しろとも言わないけど「日本ウヨに下手に媚びる」と道義的にどうこう以前に「政治的計算オンリー」でもまずいと思うね。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131105/plc13110509210006-n1.htm
■『米側資料の慰安婦は「大金稼ぎ欲しいもの買えた」 韓国主張の性奴隷とは異なる風景』
世界で慰安婦イコール性奴隷と流布されているが、現実はどうだったか。過去の米国の資料からは、それとは全く別の慰安婦像が浮かび上がる。
実はこの産経の主張、少なくとも「今から６年前（2007年）に批判されてる全くのガセ、インチキ」であることは、
■誰かの妄想・はてな版『従軍慰安婦高収入説は誤り・１（再掲）』（http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20120323/1332519449）を読めばわかります。
何がガセ、インチキなのかはid:scopedog氏のエントリを読めばわかると思いますのでここでは説明を省略します。
問題は「6年前に既に批判されてるデマ主張」をそのまま持ち出す産経のデタラメさです。
「産経には調査能力がない」か「デマをデマと知りながら垂れ流してる」かどちらかでしょう。
そして「学者ではない」一般ブロガーであるid:scopedog氏すら「デマだとわかるようなこと」は当然外国だってわかります。はっきり言って産経の主張は低レベルな詭弁であり、id:scopedog氏のような文章で『ある程度詳細に説明されれば』よほど理解力に問題がない限り、誰でもデマだとわかるレベルのデマです。
こんなデマカセは「よほど無知な人」にしか通用せず、韓国政府、米国政府や国際社会相手に持ち出しても物笑いの種にしかなりません。いずれにせよ産経には「慰安婦の真実を調査する意思も能力もない」ことが伺えます。
【追記】
この件についてはid:scopedog氏が『嘘も100回言えば・・・を地で行く産経』（http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20131105/1383668260）を書いています。既にid:scopedog氏その他の人々が批判してるネタを「批判をなかったこと」にしてまた繰り返すのだから「嘘も百回言えば」以外何物でもありません。「詭弁による反論」ですらない。
歴史修正主義者が100回嘘をつくなら、史実派は1000回真実を語るしかない
という気分。
同じことの繰り返しでさすがに嫌になるのもわかりますが、反歴史修正主義クラスタの人たちは以前書いたことでも蔓延する嘘を指摘する記事を書いてほしいと思います。個人的希望としてはツイッターやブクマとかではなく、まとまった記事を書いてほしいですね。
特に産経のような公式メディアでデマが流されるとその感染力は甚大です。まとまった批判記事をちゃんと上げる人が増えるといいなと思います*3。
おっしゃるとおりです。本来は朝日や読売といった同業者が批判すべきですが、「朝日はヘタレ」「読売は産経とともにデマの垂れ流し」ですかどーしよーもない。
小生にはちょっと「書く能力がない」ので書きませんがこうして「批判エントリ」のご紹介はしておきます。
