12月の日付のエントリで、紹介記事は2014年1月の記事と日付が大幅にずれてますが連続更新の形にしたいので。
■週刊朝日『「バカヤローと怒鳴ってやる」訪朝終えたアントニオ猪木氏が吠える』
http://dot.asahi.com/news/politics/2014012100057.html
今回の訪朝の目的は三つです。まず、昨年11月に約束していた日本の国会議員団の訪朝計画を再確認すること。次に、1995年に平壌で38万人を集めた「平和の祭典」というプロレスのイベントを今年の夏に開催すること。私の師匠である力道山が、昨年に没後50年を迎えたので、記念する行事にしたいと思います。そして、私が代表を務める「スポーツ平和交流協会」の平壌事務所を日朝間の交流促進の窓口として機能させていくことです。
こういう活動をしていると「猪木の野郎は北朝鮮の太鼓持ちをしている」と批判してくる人がいます。でもね、面と向かって言ってきたら「バカヤロー!」と怒鳴ってやりますよ。
拉致担当大臣は7年半で14人も代わっている。水面下の外交交渉も、まともにできていないのです。日朝関係は10年以上動いていません。なのに、北朝鮮と対話をしようとすると批判され、国会で制裁を受ける。だから、俺は腹をくくって行動しているんです。
最近では理解者も増え、日本維新の会の国会議員団や拉致議連の幹部からは訪朝の了承をもらっています。拉致被害者の家族の方々からも「現状をどうにか打開してくれ」との要請がたくさん来ています。
今回の訪朝では朝鮮労働党の金永日(キムヨンイル)国際部長と面会しました。日本の国会議員団の受け入れでは「拉致問題担当大臣もおいでください」とも言ってくれました。これは金永日氏ひとりの考えで言えることではありません。北朝鮮の上層部もそのように考えて、対話を求めるメッセージを出しているのです。
・「7年半で14人の拉致担当相」というのは以下の通りです。「第一次安倍〜麻生」まではほとんど「官房長官の兼任」で、鳩山内閣以降は何故かほとんど「国家公安委員長の兼任」であることがわかります。
塩崎恭久・官房長官の兼任(第1次安倍*1内閣)
与謝野馨*2・官房長官の兼任(第1次安倍改造内閣)
町村信孝*3・官房長官の兼任(福田*4内閣)
中山恭子・内閣府特命担当相(男女共同参画・公文書管理担当)の兼任(福田改造内閣)
河村建夫*5・官房長官の兼任(麻生内閣)
中井洽*6・国家公安委員長の兼任(鳩山、菅*7内閣)
柳田稔・法相の兼任(菅第1次改造内閣)
仙谷由人*8・官房長官・法相の兼任(菅第1次改造内閣。柳田氏が失言で引責辞任したためのショートリリーフ的存在)
中野寛成・国家公安委員長の兼任(菅第2次改造内閣、公務員制度改革担当相も兼任)
山岡賢次・国家公安委員長・内閣府特命担当相(消費者問題担当)の兼任(野田*9内閣)
松原仁*10・国家公安委員長の兼任(野田第1次改造、第2次改造内閣)
田中慶秋・法相の兼任(野田第3次改造内閣。田中氏が週刊誌に報じられた暴力団スキャンダルで引責辞任したためのショートリリーフ的存在)
藤村修*11・官房長官の兼任(野田第3次改造内閣)
古屋圭司・国家公安委員長の兼任(第2次安倍内閣)
・「拉致議連幹部や維新幹部からは了承をもらってる」というのが事実ならびっくりですね。こんな事で嘘をついたら後で問題になるでしょうから本当なのだろうかと思う反面、「あの極右集団が了承するだろうか」という疑問もありますね。
まあ、「小泉訪朝後11年経っても問題が動かない」という悲惨な状況を前に「明白な問題が起きない限り黙認する」と言う意味での「了承」かもしれませんが。