今日のMSN産経ニュース(1/25分)

■【産経抄】1月25日
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140125/elc14012503040001-n1.htm

中国は、靖国神社に参拝した安倍晋三首相憎しのあまり、「東条英機*1はアジアのヒトラー」というプロパガンダ(宣伝)戦を世界中で展開している。ならばと、ウイグル族社会運動家を弾圧する習近平*2国家主席を「現代のヒトラー」と呼ぶ日本人も出よう。悪質なプロパガンダは、民族間の憎悪しか呼ばないのを中国の偉い人は知らないのだろうか。

プロパガンダではなくて事実でしょう(あえて言えばヒトラーに当たるのは大元帥昭和天皇であって、東条は「ヒトラー側近*3」の気もしますが、昭和天皇は戦後も象徴だったので、さすがにそこまでは中国も言えないでしょう)。実際そのように見なす人間は中国政府に限らず世界にいくらでもいるでしょう。「ヒトラーと軍事同盟を結んでいたのが戦前日本」であり、「ヒトラーがヨーロッパ征服を目指したのに対し日本はアジア征服を目指し」「日本版ニュルンベルク裁判・東京裁判」で処罰されたのが東条だからです。中国が宣伝するまでもない。
・というか東条を批判されて怒り出すなんて産経は何考えてるんですかね。「東条は日本の負の歴史、日本はそれに東京裁判で片をつけて平和国家に生まれ変わった」というのが日本の戦後の建前でしょう。
・そして「民族憎悪を呼ぶ悪質なプロパガンダ」はむしろ「対馬が危ない」「慰安婦南京事件中韓の捏造」といった産経のデマ記事でしょう。


参考

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140125/chn14012521370007-n1.htm
産経新聞『中国外相「A級戦犯はアジアのナチス」 安倍首相の靖国参拝批判』
 中国の王毅*4外相は24日、スイスで世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席し、安倍晋三首相の靖国神社参拝について「日本のA級戦犯はアジアのナチスだ。欧州の指導者がナチスの戦犯に献花したら欧州の人たちは許せますか」と批判した。

*1:関東軍参謀長、陸軍次官、近衛内閣陸軍大臣などを経て首相

*2:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席などを経て国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会書記、党中央軍事委員会主席

*3:敗戦前後に自殺したゲッベルス(宣伝大臣)、ボルマン(ナチス官房長)、ヒムラー(親衛隊指導者、内務大臣)、ニュルンベルク裁判で裁かれたヘス(ナチス副総統)、ゲーリング(航空大臣、空軍総司令官)、リッベントロップ(外相)など

*4:外務省日本課長、駐日中国大使館参事官、外務省アジア局副局長、アジア局長、外務次官補、外務次官(アジア担当)、党中央台湾工作弁公室主任(国務院台湾事務弁公室主任兼務)など外交畑の要職を歴任し、現在、外相