今日のMSN産経ニュース(2/14分)

■道徳新教材 「日本人の自覚」深める 「美しい心」話し合い考える

http://sankei.jp.msn.com/life/news/140214/edc14021418260004-n1.htm
 文部科学省が来年度から小中学生に配布する道徳用の新教材「私たちの道徳」には、いじめ問題への対応などのほか、「日本人としての自覚」を深める記述も数多く盛り込まれた。分かりやすい物語で、日本人が昔から大切にしてきた“美しい心”とは何かを考えさせる内容だ。文科省は「道徳的価値を教え込むものではない。周囲と話し合って考えを深めてほしい」としている。
(中略)
 中学生用の教材には、エルトゥールル号遭難事件が取り上げられた。
 明治23(1890)年に和歌山県沖で沈没したトルコ船エルトゥールル号の乗員を、近くの集落の人々が総出で救助。蓄えていた食糧を全て提供して介抱に努めた。それから100年近くたった1985年、イラン・イラク戦争が激化する中、テヘラン空港に取り残された日本人のためにトルコ政府が救援機を飛ばし、全員を脱出させたという史実に基づいた物語。
 自らの困窮も構わずに人を助ける日本人の「無私の心」が、100年も続くトルコの親日感情に結びついたのだと、生徒に気づかせる構成になっている。

 何つうか「アホか」としか言いようがないですね。
「1985年のトルコの行為はエルトゥールル号事件で生まれた親日感情が理由」って何が根拠なのか。
 ぶっちゃけ日本は経済大国なんですから発展途上国のトルコがこういうことで恩を売れば後々美味しいわけです。
 エルトゥールル号事件なんか関係ないでしょう。つうか「いいことをすると後で見返りがあるよ*1」ってのは道徳授業としていかがなもんなんでしょうか。きれい事を書きますが、道徳ってそういう功利主義と違うんじゃないか。


■自民議員、百田氏発言を批判「公共放送の信頼損なう」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140214/stt14021418580006-n1.htm
 誰が発言したのかは残念ながら書いてありません。
 そりゃ、政治的中立性が求められるNHK経営委員なのに田母神の応援をしたあげく「南京事件否定論」をかますわ、『田母神さん以外の候補、舛添、細川、宇都宮は皆人間のくず』と自公支援候補・舛添を誹謗中傷するわで、自民から百田批判が出なかったらその方がおかしいでしょう。


■拉致家族、担当相に首相との面会要望 担当相「総理とよく相談して対応」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140214/crm14021420090010-n1.htm
 まあ、今の状況だと会うと安倍が家族会につるし上げ食らう可能性がゼロではないですからね。そりゃ古屋拉致担当相も即答できないでしょう。もちろん「検討したい理由」の建前は「公務多忙で会う時間がとれるかわからない」でしょうけど。
 できれば安倍は会いたくないし、菅官房長官、古屋拉致担当相ら側近連中も会わせたくないんじゃないか。「拉致敗戦が明白になってない状況」、つまり「安倍官房副長官時代」なら大喜びで会ってたんでしょうけど。


■【主張】村山氏訪韓 「反日宣伝」利するだけだ
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140214/kor14021403380000-n1.htm
 「河野談話村山談話を堅持すべきだ」「首相の靖国参拝など辞めるべき」「日韓友好は大事」と言う村山氏のいつもの持論を韓国で言っただけのことが産経にとって「反日宣伝を利した」んだそうです。むしろ「日本イコール安倍ではない」「安倍を支持する日本人がいるのは事実だが、安倍批判派もいる」と宣伝することは「反自民・反安倍」ではあっても決して「反日」ではないと思いますが産経にとって「自民党(それも河野洋平*2三木武夫*3などといったハト派ではなく安倍的な自民)=日本」なんでしょう。

村山氏は関連して「最近、不規則な発言をする者がいる。恥ずかしい限りだ」とも述べた。
(中略)
韓国メディアは、「不規則な発言」を意図的に「妄言」と訳すなど、村山発言につけ込んだ日本批判を繰り広げている。

「不規則発言」ってのは要するに「妄言(暴言、失言)」の婉曲表現でしかないですから。韓国の翻訳に何ら問題ない。婉曲表現でなくなって、意味がわかりやすくなっただけで、何ら意味に変更はない。

*1:と言っても見返りがあったのは100年後の日本人で、救助した和歌山県人でないのに見返りと言えるのか?

*2:中曽根内閣科学技術庁長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長などを歴任

*3:自民党幹事長(石橋総裁時代)、岸内閣科学技術庁長官(経済企画庁長官兼任)、自民党政務調査会長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣環境庁長官などを経て首相