「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2/22分:荒木和博の巻)(追記・訂正あり)

■公開情報
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-c77f.html

昭和63年(1988)2月10日付産経新聞(当時「サンケイ」)の記事です。ここに出てくるB子さんの妹さんは李恩恵ではなかったわけですが、その後一体どうなったのでしょう。

言うまでもなく今、李恩恵最有力候補は「田口八重子さん」のわけです。で「李はおそらく田口さん」と認識されるのは「1988年よりずっと後のこと」でまあ、1988年産経記事は「李恩恵は拉致された日本人ではないか」というのは当たっていたわけですが他はだめだめだったわけです。
 まあこの種の情報は「怪しい情報オンパレード」でしょうからそうそう真実が明らかになる訳もない。つまりは誠実な人間なら「特定失踪者800人全員北朝鮮拉致」なんて放言は出来ないと言う事です。もちろんそういう放言が出来る荒木は不誠実きわまりない。
 なお、「B子さんの妹さん」について言えば「北朝鮮拉致ではなかった」し、一方で「北朝鮮拉致以外の可能性も見つからず」、現在まで消息不明って事でしょう。


■電気炉
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-866b.html

できればここに出てくる兵士や労働階級とはお友達になりたくありません

 向こうも荒木なんぞと友達になりたくはないでしょう。俺も荒木とは友達になりたくありませんし。荒木とつきあえる家族会や巣くう会の面子は訳がわかりません。

「再調査」と「制裁部分解除」で交渉が進んでいます。

 日本政府の発表では、現時点では日本が「再調査」を要求し、それに対し北朝鮮が「制裁部分解除」を要求したという話であって決して「再調査のバーターで制裁部分解除する」ということで話が進んでるわけではないのですが。
1)単に「日本は再調査を要求し、北朝鮮はそれに対して制裁一部解除を要求した」ということを荒木は表現したに過ぎないのか
はたまた
2)「再調査と制裁一部解除のバーターで話が進んでるに違いない」という荒木の気持ちがこの表現に表れてるのか、どちらなのか。
そして仮に2)だとしてそれは巣くう会の共通認識なのか気になるところです。

相手を山賊とでも思って交渉しないと根本的な間違いを犯すことはこの20年、日本のみならず米国も、そして国際社会もさんざん学習してきたはずです。

 意味がわからないですね。米国はともかく、日本について言えば「小泉訪朝後11年」、荒木ら巣くう会の「経済制裁すれば向こうが折れてくる」という暴論のせいでまともな対北朝鮮外交は何一つやってないんですが。
 大体仮にも国連加盟国を山賊扱いしてどうするんですか?。つうか、荒木の言う「山賊扱い」って具体的にどういう意味なんですかね。

一番慣れているはずの中国ですら、私たちとは別の意味で(注:北朝鮮に)手を焼いています。

 荒木ですら「北朝鮮は中国の言いなりではない」と評価している点は興味深い。もちろん中国は北朝鮮にとって重要な国であり、完全に敵に回すことなど出来ないでしょうがそれでも北朝鮮は巧みな外交術である種の自立性を保ってるわけです。

政府間交渉の場で伊原アジア大洋州局長あたりが「宋日昊*1、この野郎、拉致被害者をすべて返さなければ電気炉にほうりこみ、骨すらも残らないようにしてやるぞ」と言って机をひっくり返すくらいのことは必要なのではないか。

 荒木じゃあるまいしそんな馬鹿な事が言えるわけないでしょう。さすがに荒木も冗談で言ってるのでしょうが、巣くう会幹部という立場にある男が言っていい冗談じゃありません。俺ならドンビキですが荒木とつきあえる家族会や巣くう会の面子の脳みそは理解できません。


■山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件に関する情報(4)
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/4-1f1d.html

山本美保さんと山形の身元不明遺体を結びつける唯一の「情報」がDNA鑑定の結果

 まあ、「唯一の情報」になるのは当たり前の話です。「遺体が腐敗している」「遺体が燃えて炭化している」と言った「肉眼では判別不可能な時」に「最後の手段として使われる」のがDNA鑑定ですから。美保さんの場合「腐敗が酷かった」のでDNA鑑定以外手がなかったわけです。

ちなみに警察はこのDNA鑑定の鑑定書は家族等には見せるが公開はしないと言い続けています。

 警察はとっとと公開すればいいのにと「素人としては」思います。
 公開しないことがご遺族の疑念を招いていることは否定できないでしょう(とはいえさすがにご家族も荒木の「北朝鮮拉致説」を鵜呑みにしてるわけではなく「誤鑑定ではないのか」という疑念を晴らしたいが為にあえて荒木のほら話に乗っかってるだけでしょうが。まあ、「娘は生きてる」「姉は生きてる」と信じたいご遺族の気持ちは人としてよくわかります。何せご遺体は肉眼では判別不能なまでに腐乱してたわけですから)
 警察に善意に理解すれば「公開すれば荒木をぼこぼこに論破出来るが、その場合に逆ギレした荒木が安倍らウヨ政治家を使って何をするかわからないのであえて公開しない」、悪意に理解すれば「実際、誤鑑定で遺体は美保さんではない」といったところでしょうか。もちろん「悪意に理解した場合」でも「美保さんは北朝鮮で生きてる」だの「鑑定の間違いはミスではなく故意の捏造」なんてことはないでしょうが。

いうまでもなくこの事件は山本美保さん一人の問題ではなく、すべての特定失踪者、さらには拉致問題全体に関わる問題です。

言うまでもなく「これが捏造だとしても(もちろんせいぜい誤鑑定でしょうが)」、美保さん限定の話です。「全ての特定失踪者」だの「拉致問題全体」だのに関わる問題では全くありません。


■不審な船
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-c4f4.html
・いわゆる『九州南西海域工作船事件(2001年)』で海保の機関銃射撃で工作船が沈められてからは、工作船活動などおそらくやってないでしょう。
 当時、小生は「これを契機にどんどん軍拡路線されてはたまらない」「沈めたのはやり過ぎと違うか」「北朝鮮の対応がどうなるか」と危惧しましたが幸いにも当時は極右・安倍政権でなかったこともあり「何ら軍拡的事態が起こらなかった」とまでは言いません*2が安倍のような無茶苦茶な路線にはいきませんでした。また北朝鮮サイドも暴走するようなことはありませんでした。
・では2001年以前の工作船活動についてはどうか。もうこんなものは警察や海保もある程度情報を把握してるでしょう。
1)警察や海保が把握していない
2)しかも情報として極めて有用
なんて不審船情報が巣くう会に今更集まるわけがない。そんなことは荒木もわかった上でのフカシでしょうが。


■なぜ韓国は中国についていくのか
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-cb5f.html
 荒木の奥さん・信子が『なぜ韓国は中国についていくのか』なる駄本を
・「つくる会」理事による「自虐史観」批判本)小山常美『歴史教科書の歴史』(2001年)
南京事件否定本)東中野修道南京事件:国民党極秘文書から読み解く』(2006年)、『再現・南京戦』(2007年)
河野談話否定本)西岡力『よくわかる慰安婦問題』(2007年)
・荒木和博の陰謀論本)荒木和博『山本美保さん失踪事件の謎を追う・拉致問題の闇』(2012年)
・朝鮮植民地統治正当化本)ジョージ・アキタ『「日本の朝鮮統治」を検証する:1910-1945』(2013年)
ロッキード事件は石油メジャーの陰謀とする陰謀論本)山岡淳一郎*3田中角栄*4の資源戦争』(2013年、草思社文庫)
など、「右翼方面を中心に」数々のデマ本、トンデモ本を出版してきたことで悪名高い草思社http://www.soshisha.com/)から出版したそうです。もちろん、まともな本が草思社にないわけではないのですがあまりにも異常な本が多すぎて俺はとても草思社を評価する気にはなりませんね。たぶん俺、草思社の本は買ったことも「きちんと読んだこと」もないし。
 まあ、荒木の奥さんの駄本は読む価値もないでしょうね。大体内容は見当がつくし。
 鈴置高史『中国という蟻地獄に落ちた韓国』、『中国に立ち向かう日本、つき従う韓国』(以上、2013年、日経BP社)とかこの種の「韓国は中国の言いなりだ」というトンデモ主張は産経新聞などウヨメディアでは嫌と言うほど読むことが出来ます。
 おそらく「安倍靖国参拝への批判」などで中韓が共闘してることに難癖つけてるのでしょうが、単に「利害が共通してることで共闘してるだけ」であって別に「ついていっている」わけではありません。
 利害が必ずしも共通しないこと(例:北朝鮮問題)ではいろいろと意見対立は当然あるわけです。


■情報が隠れている理由
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-4121.html
 そもそも「情報が隠れてる」などという荒木の主張には何の根拠もありません。
 「隠れてる情報を我々巣くう会が発掘して特定失踪者を認定した」「警察が情報を隠すから拉致が解決しない」などと強弁するための前振りに過ぎません。
 まともな人間ならつきあいきれませんし、実際「視聴率や部数がとれなくなったこと」もありマスコミは荒木とのつきあいを切っています。全盛期(小泉訪朝直後)には「マスコミワイドショーに出ずっぱりだった」荒木の顔をテレビで見ることはもはやほとんどありません(そもそも北朝鮮拉致問題自体、取り上げられることが減りましたが)。

 なぜ(注:特定失踪者の)ご家族が(注:なかなか)名乗り出ないのか、不思議に思われる方もいると思います。考えられるのは次のようなことです。
(中略)
2、家庭内にトラブルがあり、それが理由で家出したものと思われている。
(中略)
4、そもそも拉致と思っていない。

 そりゃそうでしょう。別に不思議でも何でもない。自発的に失踪する動機(家族とのトラブル)があればそれが原因で失踪したと考える方が自然ですし、仮に犯罪に巻き込まれたとしても普通「北朝鮮拉致だ」とは思わないでしょう。
1)よほど「北朝鮮拉致ではないか」と疑う堅い証拠でもない限り、あるいは
2)多分北朝鮮拉致ではないが「何かしていないと気が狂いそうだ」とか「何かすれば何か情報が集まるのではないか」
とでも思わなければ誰も「荒木に相談しよう」とは思いません
 でほとんどの「特定失踪者家族」は2)でしょうし、実際『1)で「事実、北朝鮮拉致」なんてケース』はほとんどないでしょう。少なくとも「荒木一派が認定した800人の特定失踪者全て北朝鮮拉致」なんてことはありえない。

1、近所の目を気にして失踪していること自体を周囲に明かさない。

 これはどう見てもご家族の認識が「兄貴は経済的破産が原因で自発的失踪したんだ、借金を踏み倒して夜逃げなんて恥ずかしい」とか「自発的失踪でないかも知れないが犯罪に巻き込まれたのだとしてもあの子は日頃からヤクザとつきあっていた。ヤクザがらみの犯罪なんか表沙汰になったら恥ずかしい」とかそういう話でしょう。
 北朝鮮拉致であろうとなかろうと「失踪が非自発的(つまり事件や事故)でうちの子には何ら非はない」などと思ってたら隠すなんて事はないでしょう。そういうケースが北朝鮮拉致なんてケースはまずないでしょう。

3、拉致かも知れないと思っても諦めている。

 まあ、少なくとも荒木に相談しても無意味であることは確かです。


■いったい誰の責任なのか?(戦略情報研究所Sセミナー)
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-3eaa.html
 「国内の拉致実行犯を逮捕できないのは誰の責任か」とほざく荒木ですが先ず第一に「現在、国内に拉致実行犯がいる」と言う証拠がありません。
 第二に「国内」と言う縛りをなくして「拉致実行犯が逮捕できないのは何故か」を考えれば「(国内でアレ国外でアレ)逮捕する証拠がないから」、または「逮捕する証拠がある人間は国際指名手配しているが身柄が拘束できないから」でしょう。
 で、まあ、それは「日本警察が無能だから」と言えば言えるかも知れない(国際指名手配分については「ICPOや海外警察も無能」と言えるかも知れない)。まあ、「桶川ストーカー事件」のようなよほど酷いミスでもない限り俺は警察を責められないと思いますし、そこまでのミスは拉致ではないと思います。また未解決事件は拉致の他にも「三億円事件」「グリコ森永事件」「朝日新聞阪神支局襲撃事件」「国松警察庁長官狙撃事件」などたくさんあるわけです。
 が、結果責任という意味では「拉致捜査で警察は無能だった」と言えるかも知れない。
 まあ、そういうこと(無能呼ばわり)をされても相手が被害者やその家族なら警察も我慢するしかないでしょう。ただ第三者の荒木が無責任に「警察は無能」呼ばわりするのは無礼にも程があるし、拉致解決など何かにつながる建設性は何もないわけです。
 むしろ荒木は「制裁すれば北朝鮮が折れる」とデタラメなことを言って小泉訪朝後11年を無駄にした自分ら巣くう会の馬鹿さ加減でもいい加減反省したらどうなんですかね。まあ、荒木一味にそれが出来るとはかけらも期待していませんがいい加減拉致被害者家族会は「小泉訪朝後、あんたら巣くう会は拉致問題で何の成果があったんだ!」と糞味噌に荒木一味を罵倒して縁切りでもしたらどうなんでしょうか?


■圧力と対話
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-aa6a.html

田母神俊雄・元航空幕僚長がよく講演の中で話すことに「日本の外交は『言うことをきかないと話し合いをするぞ!』というもの」というのがあります。

 いつもながら田母神も荒木も言ってることが意味不明です。
 『相手が言う事を聞かないけど話し合いをするしかない』が正しい。
 話し合い以外に何をしろと言うんですかね。
 俺が考えるに「話し合い以外の手法」といったら
1)交渉打ち切り
2)武力攻撃や経済制裁、あるいは「そうしたことをやられてもいいのかと言う恫喝」で、つまり力で相手に自分の希望をのませる
かどっちかしかないでしょう。
 で1)は「成果が出ない」と言う意味では交渉失敗です。もちろん場合によってはそうせざるを得ないこともあるわけですが。
 で2)。まあ、荒木や田母神は北朝鮮相手に2)を主張するんでしょうが、「で成功の見込みあるの?」という話です。「相手に力ずくで押しつけるなんてアンフェアではないか」という道徳論はひとまず置くとして成功の見込みがあるのか。まあ、ないですよね。小泉訪朝後、「めぐみさんは生きてるはずだから制裁する」なんて言って制裁して何の成果もなかった。
 荒木なんぞは「中国が支援するから悪い」なんてほざいてますが、そんな事言ったって何がどうなるわけでもない。酷いアンチ中国になると「中国も制裁」とか言い出すわけですが是非以前にできるわけがない。中国に進出している日本企業をどうするのか?。島田洋一なんぞは「日本企業は全部、中国から撤退すればいい」と言い出しますがそんなことできるわけないでしょう。
 じゃあ軍事攻撃かと言ったらそんなことはもっとできない。憲法上、あるいは国際法上違法でしょうし、日本の北朝鮮攻撃なんか6カ国協議参加国(米国、ロシア、中国、韓国)のどこも希望してないでしょう。大体、軍事攻撃で問題が解決するならとっくの昔に米韓がやってるでしょう。

私が救う会全国協議会にいた当時の平成11年(1999)年末*5、最近(注:産経が河野談話で)話題(注:にしている)の河野洋平*6・外相(当時)に家族会・救う会で面会したとき「(注:自衛隊の攻撃など)力ずくで(注:拉致被害者を)取り返すことはできない」と言われたことがあります。お恥ずかしい話ですが、河野外相が余りにも自信に満ちた顔で言ったもので、そのときは「そういうものなのかな」と思ってしまいました*7。実際は「力ずく」も選択肢の一つのはずです。

 冗談じゃないですよ。居場所もわからないのにどうやって「力ずくで取り戻せる」のか。
 政治的に適切かどうか以前に物理的に不可能です。


■警友会 
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-34ee.html
 警察OB団体「警友会」の集会で荒木が講演したいと申し入れたところ
1)警友会は警察OBの親睦団体でそういう政治目的の団体じゃない
2)したがって基本的に警友会では巣くう会に限らず過去に外部団体の講演や資料配付を認めたことはないし、今後も認める気はない
3)大体、荒木氏が講演したいとする集会は既に予定が決まっており今更講演の時間なんかとれない
として断られたようです。
 まあ、「講演してくれませんか」と団体側から荒木に声をかけるのなら、ともかく自分から「特定の団体」に「講演の押し売り」なんて話は俺は聞いたことがないですね。
 「不肖、私はこういう講演ができますのでぜひお呼び下さい」と「駅でのビラ配り」とかポスティングとかで宣伝というならわかりますけどね。荒木も何様のつもりでしょうか。しかし

(注:講演拒否の)回答の文書を受け取った救う会役員は「失礼ながら、これでは世間の常識と警友会の常識は年々かけ離れていってしまいますね!」と言って退席したとのことです

というのだから荒木一味の非常識には心底呆れます。「世間の常識」とかけ離れてるのは荒木一味の方でしょう。

 拉致問題は古屋国家公安委員長自ら「自分が最後の拉致問題担当大臣になる」と意気込みを見せてやっているのに、この対応はいかがなものでしょう。もちろん、「警友会と警察とは別組織」と言ってしまえばそれまでですが、警友会が現職の意志に逆らうようなことをするとは思えず、逆に言えばこの回答は現職の意志を反映したものとも言えるでしょう。

「警友会と警察は別団体」なのに酷い詭弁ですね。

北朝鮮ではありませんから、拉致被害者をいつまでに取り返せなかったら収容所送りとか、実行犯をいつまでに何人逮捕できなかったら公開処刑とかいうわけにはいきませんが、それにしてももう少し本気になってくれないものかと、この回答文を見て色々思いをめぐらした次第です。

むしろ荒木一味の方こそ「拉致被害者をいつまでに取り返せなかったら政治運動から引退」などの約束をして「本気になって欲しい」ものです。


■1万キロ現地調査第20回(愛媛・高知)報告
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/120-d4ec.html
 まあ、1990年代の失踪なんて普通に考えて北朝鮮拉致じゃないでしょう(なお、1970,1980年代の失踪は年代だけ考えれば拉致の可能性はありますが荒木の場合、何らまともな根拠でそういってるわけではなく全く無意味な放言です)。
 しかし「1990年代の失踪を北朝鮮拉致扱い」なんて荒木の数々の暴挙の中では「まだマシな方」です。
 何せ、荒木の場合「小泉訪朝後の失踪者」や「幼稚園児(松岡伸矢君)や小学1年生(佐賀直香さん)の失踪」すら「北朝鮮拉致」としてしまうし、「山形県で遺体が発見された山本美保さん」について「警察の発表は捏造だ、美保さんは今も北朝鮮で生きてる」と言えてしまうのだから常識が通用する相手ではありません。いい加減家族会も荒木の異常さに気付いて縁切りしてもいいと思うんですけどね。

⑦ 非公開女性Aさん
イ 失踪状況
 実家のある高知県に「(一時的に)帰る」という電話があった後、行方不明となる。当時、スナックの店長として勤務していたが、「経営者が在日だった」との情報もある。

 「経営者が在日」云々って思い切りヘイトスピーチですね。しかも「情報もある」なんだから真偽が怪しいわけです。


■わかりやすい国
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-07a7.html
 「巣くう会が北朝鮮が嫌いなこと」は改めてよくわかりました。それ以外には何が言いたいのかさっぱりわかりませんね。「総連ビルの競売」について言えば売却したところで拉致問題が解決するわけでもない。
 ま、「売却を阻止したければ拉致でそれなりの成果を出して欲しい」と日本が交渉ネタに使うならともかくそうでないなら競売問題と拉致は関係ありません。要するに巣くう会には競売問題について何か言う動機は「競売問題を交渉ネタに使えと主張しない限り」本来ないはずです。でも「競売をやめて欲しい」という北朝鮮に悪口雑言する巣くう会。
 連中の思いが「拉致解決」ではなく「アンチ北朝鮮」であることがよくわかります。実に「わかりやすい団体」です。


■北海道
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-b92e.html

北海道の人は「よそ者」に対する警戒心をあまり持ちません。私の学生時代のバイト先の先輩でも北海道に旅行しているうちにその魅力にとりつかれて定住している人もいます。

 「警戒心がない」なんてことはないでしょう。「よそ者(荒木のバイト先の先輩)でもまともな人間なら受け入れる」のと「怪しい人間でも安易に信じる」のは全然違います。

北海道は(中略)自民・社会のいわゆる「60年体制」*8が強い土地であり、北朝鮮に友好的な団体の勢力が比較的大きい土地柄でもあります

 酷い発言ですね。「北朝鮮に友好的な団体」とは社会党社民党)や共産党と言った左翼政党、あるいは労組のことを言ってるのでしょうが、名誉毀損で訴えられても文句は言えないでしょう(小生、北海道政治には全く詳しくありませんが、荒木の与太話は論外として、社会党横路孝弘氏が北海道知事になったことを考えれば比較的、左派や労組の強い地域ではあるのでしょう)。
 大体、荒木の言い分が正しいなら政府認定拉致被害者がいる新潟(蓮池夫妻、曽我さん母子、横田めぐみさん)や福井(地村夫妻)、鹿児島(増元るみ子、市川修一さんのカップル)は「北朝鮮に友好的な団体の勢力(要するに左翼政党や労組)が比較的大きい」のか?
 そんなことはいえないでしょう。たとえば新潟なんて越山会田中角栄*9」王国なんですから。鹿児島だって大久保利通*10西郷隆盛*11といった「日本保守のビッグネーム」を生み出した保守的な県でしょう。
 拉致被害者家族会もよく荒木のようなバカとつきあえるもんです。

圭運丸事件などもまさにそのような中で起きた事件でしょう。

 ばかばかしい。「圭運丸事件(漁船沈没事故を荒木が拉致だと放言)」なんて荒木が騒いでるだけで産経以外のメディアはどこもまともに相手にしていません。

圭運丸事件もお知らせしたように検察・警察・海保に告訴状を提出しましたが、放っておけば3庁のたらい回しで終わる可能性もあります。

 まあ、こんな「荒木が騒いでるだけの空中楼閣・圭運丸事件」など警察その他がまともに相手するわけがないでしょう。荒木もそれは自覚しているから「今後の監視が必要」云々と言い出すわけです。


■大町*12ルート
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-ce20.html

「大町ルートというものは存在しない」
 7、8年前ですが、警察庁外事課の担当者(仮にA氏としておきます)からこう言われたことがありました。

まあ、俺もそんなものは存在しないし、そんなものが存在しないことは荒木一味も本心ではよくわかってると思います。もちろんこの「A氏」を荒木が悪口雑言することは言うまでもありません。
 しかし「A氏」も随分と勇気のある人です。荒木のような男が自分の非を認めるわけもないし、俺が「A氏の立場」だったらせいぜい荒木に批判的な事を言うとしても「大町ルートなどと言うものは我々警察は確認できていない。仮にそのようなものが実際にあったとしても証拠がなければ認定できない。『そういうルートがあるかも知れない』レベルでは警察としてはどうにもならないのですよ」というのが関の山でしょう。まあ、これだって「そんなものはない」と言ってるに等しい発言ですがかなり婉曲的に表現しています。
 それともさすがに「触らぬ神にたたりなし」でA氏も「婉曲表現した」のを荒木が婉曲表現を全て取っ払って荒木流に「大町ルートというものは存在しない」と表現してるんでしょうか。

A氏は山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件について「(山本美保さんの)ご家族に聞いてみると良いと思いますよ」と、自殺であってあの遺体は山本美保なのになぜ騒いでいるのかとでもいうような言い方もしていました

 ま、荒木の紹介する「A氏の発言」が事実あったのかは疑問です。
 これは「ご遺族が自殺原因を知ってると思うから聞けばいい」という無神経きわまりない発言でまともな人間はこんな暴言吐かないし、こんな暴言を吐いたら大問題になっているでしょうから。A氏は懲戒処分され、上司も謝罪記者会見でもしないといけないでしょう。
 荒木が「A氏」と書いて具体的人名を書かないのは要するに荒木のデマだからでしょう。まあ、それはともかく。
 この荒木の文章からはやはり、警察が美保さんの死を「犯罪などの事件性なし(事故か自殺)」と見なしていることがわかります。遺族にとってはつらいことでしょうが「殺人を疑う理由」がなければ警察もそう認識するしかないでしょう。
 まあ、殺人だとしても残念ながら今更犯人の逮捕などしようもないでしょうが。

 昨日藤田進さん(新潟)のお母さん、フミさんの葬儀の帰り、(注:新潟県糸魚川から)大糸線で南下して(長野県)松本から「あずさ」*13で(注:新宿まで)帰りました。文字通り大町ルートです。

 JR大糸線の「大」とは「長野県大町」の「大」で、「糸」とは「新潟県糸魚川」の「糸」です。
 つまりは「長野県松本駅新潟県糸魚川駅」を走る列車が大糸線です(もともとは「長野県信濃大町駅新潟県糸魚川駅」を走るのが大糸線だったが後に「長野県松本駅」まで路線が延びた)。
 要するに荒木は大糸線沿線(つまり長野や山梨)の失踪者には北朝鮮拉致被害者がいて「大糸線とほぼ同じルート*14(荒木の言う大町ルート)」で新潟県糸魚川方面に送られ、新潟から船で北朝鮮に送られたと言いたいのでしょう。
 あるいは「大糸線沿線」だけでなく、それプラス「特急あずさ沿線(つまりJR東日本中央本線篠ノ井線沿線)」の失踪者にも北朝鮮拉致被害者がいて、そうした人物は「特急あずさ&大糸線、とほぼ同じルート」で新潟県糸魚川方面に送られ、新潟から船で北朝鮮に送られたと荒木は言いたいのかもしれません。
 いずれにせよ荒木の主張はもちろん何の根拠もない話です。根拠があるから「大町ルート」と言いだしたのではなく「大糸線、あるいは、大糸線&特急あずさにヒントを得た思いつき」を放言しているだけです。

別に北朝鮮工作員が「大町ルート」と呼んでいたわけではなく、アメリカが北朝鮮のミサイルを「ノドン」とか「テポドン」と名付けたのと同じようにこちらで便宜的に考えた名称

 何、馬鹿な事を言ってるんですかね。ノドン、テポドンは実在を否定することは出来ませんが、逆に「大町ルート」は実在の証明なんか全くされてないじゃないですか。
 「便宜的につけた名前」といっても「実在が確実なモノ(ノドン)」と「実在するか怪しいモノ(大町ルート)」では全然違います。
 なお、ノドン、テポドン北朝鮮の地名から命名されました。
 ちなみにいわゆる「テポドン1号」について北朝鮮自身は「銀河1号」または「白頭山1号」と呼んでるそうです(ウィキペ「ノドン」「テポドン」参照)。

山梨県・長野県などには北朝鮮の協力者と思われる人間が、土地の有力者として存在します。

 荒木の言う「山梨県、長野県にいる北朝鮮の協力者と思われる土地の有力者」とは誰のことなんでしょうか。名前出せるモノなら出してみろと言いたいですね。名誉毀損で訴えられることが怖くて荒木もさすがに名前は出せないでしょうが。それとも常軌を逸してる荒木なら平然と名前を出すんでしょうか。いずれにせよここまで無茶苦茶な荒木とつきあえる巣くう会や家族会の面子の脳みそは理解不能ですね。
【追記】
 そういえば山梨と言えば金丸訪朝団を組織したことで荒木が悪口雑言している金丸信*15の出身地ですがまさか荒木は「その有力者の一人は金丸氏だ」とは言わないでしょうね?。いや言うのか?。そうだとすると長野の有力者とやらもその名前を聞いたら「金丸氏同様」、常識人はあきれ果てるような名前が飛び出すんでしょうか?

 親不知*16は昭和30年代後半に書かれた水上勉の小説『砂の紋章』の舞台で、半世紀前近く前の小説なのに北朝鮮工作員の上陸の話が出てきます*17

 水上先生も死後、勝手に荒木一味に「小説『砂の紋章』は北朝鮮拉致を証明している」なんて放言されては大迷惑でしょう。たとえば、ならば「松本清張『日本の黒い霧』(文春文庫)」が「下山事件謀殺説を証明するか」と言ったら話はそんなに単純ではないでしょう。
 それはともかく、荒木のこの放言、水上先生が存命だったら荒木に抗議するかも知れないし、こういうことを荒木が言い始めたのは「水上先生の死後」だと思います。要するに「死人に口なし」と水上先生をバカにしてるのでしょう。
 それにしても「雁の寺(直木賞受賞作)」「飢餓海峡三国連太郎主演の映画で有名)」と言った代表作ならともかく、よくもまあマイナーな水上作品を見つけ出してきたもんです。

もう絶版になっていると思いますが古書はときどき出ているようですから関心があればご一読下さい。

 ま、ミステリーとしては面白いかも知れません。古本屋や図書館で探して読むのも面白いかも知れない。
 が、荒木の言うような実用性は勿論ありません。
 そして絶版と言う事は世間的には人気が出なかったし、水上先生も「失敗作」と思ってたのかも知れません。あるいは「荒木のような右翼」に「北朝鮮叩きネタに使われて水上先生が迷惑を被ること」を水上先生ご本人や出版社が恐れての「絶版」と言う面もあるのかも知れません。

A氏の「大町ルートは存在しない」というのが、「存在するが認めない」なのか「存在したとは知らなかった」なのかは分かりませんが、明らかに事件が起きていたことは間違いありません。大事なのは現実を直視することではないかと思います。

・事実を直視すべきなのは何でもかんでも特定失踪者認定したあげく「山本美保さん」「小山修司さん」が国内で遺体で発見されてもろくに謝罪もしない荒木の方でしょう。
・小山さんについては「特定失踪者認定は間違い」と自らの非を認めたからまだマシですが美保さんに至っては「DNA鑑定は山梨県警の捏造、美保さんは北朝鮮で生きてる」と放言する荒木には呆れて物も言えません。こんな男を幹部に担ぐ巣くう会、及びこんな男とつきあえる家族会は本当にバカだと思います。
・「存在するが認めない」ってのは明らかにA氏に対する誹謗中傷ですね。
 もちろんA氏の主張は「そのような物があるとは我々警察は考えていない。仮にあるとしても証拠がない。荒木氏のいうようなものは証拠とはならない」というだけの話でしょう。
 もちろん「明らかに事件(北朝鮮拉致のこと)が起きていたことは間違いありません」などというのは酷い戯言です。


■藤田進さん(新潟)のお母さん逝去
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-55e6.html
 ご冥福はお祈りしますが、まあ特定失踪者は拉致ではないでしょう。つうかお母さんご本人もそんな事は自覚していて
1)とにかく何かして心の平穏が得たい、何もしないのでは精神的に耐えきれない
2)相手がたとえ巣くう会の連中でも「お子さんは生きてる」「一緒に頑張りましょう」などと言われるのは嬉しい、豊田商事にだまされた孤独な老人が「金儲けよりセールスマンが自分の話を聞いてくれるのが嬉しかった」「極論すれば金が儲からなくても良かった」と言うのと同じ心境
といったことでしょう。
 しかし荒木もよく

・胸の塞がれる思い
・昨日(4月1日)糸魚川市内でお通夜が執り行われました。私も今日の葬儀には参列する予定です。行ったところで何の弁解もできないのですが、せめてお詫びをしなければ、と思っています。

などと口から出任せが言えるもんです。


■エイプリルフール
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-8e42.html
 「山本美保さんは北朝鮮で生きてる、山梨県警の発表は捏造だ」「幼稚園児・松岡伸矢君、小学1年生・佐賀直香さんの失踪は北朝鮮拉致」「小泉訪朝後も北朝鮮拉致がある」など普段から「頭がエイプリルフール」の荒木ら巣くう会一味が何寝言言ってるんだろうという感想しかないですね。

日本には世界に冠たる平和憲法があり、世界最強の米国が守ってくれていますから、何もしなくても外国からの侵略などありません。

そんな事は護憲派は言っていません。
1)過去の戦争を反省しないような人間(例:安倍晋三)が政権与党にいるのではまたあのような無法、無謀な戦争を起こす危険があるので改憲論など乗っかれない
2)過去の戦争を反省しないような人間が改憲したら日中、日韓関係が悪化してかえって戦争の危機が高まる
と言っているのです。
 問題はそう言う意味では「軍保有の是非」よりもむしろ「過去の戦争をきちんと反省しそれを未来に生かしていけるか」ということでしょう。要するに「酒(軍)の是非」というよりは「アル中(侵略に無反省な人間)に酒など飲ませられない」という話です。
 もちろん「南京事件は捏造」「慰安婦は公娼」「大東亜戦争は正義の戦争」などと放言する荒木ら極右にそうした反省がないことは言うまでもないでしょう。彼らは「そもそも俺はアル中じゃない」と馬鹿な事を言っているわけです。
 なおマジレスすれば
1)「自衛隊在日米軍がある」(それがいいと言ってるわけではなく単なる事実の指摘です)
2)「経済大国の日本が侵略されて大ダメージを受けたら国際社会も大ダメージを受けるので国際社会もそうした動きには批判を強めるだろう」
3)昔ならともかく「侵略は悪」という概念が普遍化している現代国際社会では「先に攻撃されたら反撃しただけだ」など「何らかのいいわけをつけない」とそうそう簡単に侵略などできない
などと言った意味でまあ、侵略なんて事はまずあり得ませんね。

拉致被害者が多数いるなどという不届きな団体があります

 おっしゃるとおりですね、荒木さん。根拠があるのならともかく何の根拠もなくただの失踪者を何でもかんでも北朝鮮拉致認定する巣くう会一味は「不届きな団体」以外何物でもありません。

DNAデータ偽造事件?そんなことを政府がやるわけないでしょう。

 これは「まともな人間なら」誰しも思うことでしょうね(それにしても「偽造」の主語が警察ではなく政府であるところがさすが荒木はトンデモです。荒木曰く一警察の犯行ではなく政府幹部レベルの犯行の訳です)。ここまで酷い戯言を容認できる拉致被害者家族会には呆れて物も言えません。
 ま、百歩譲って「鑑定が警察の誤鑑定」だとしても
1)美保さんが北朝鮮で生きてるなんて事はない
2)「誤鑑定を認めないこと」は「責任問題を恐れての」故意の犯行ではあっても、誤鑑定それ自体は故意ではない
と考えるのが普通の人間でしょう。

まあ、山梨県警とか、一部の「妄動分子」がやっていれば分かりませんが、いずれにしても警察庁には関係ありません。いわんや政府中枢に関わった人間がいるはずはありません

まあ、普通に考えて仮に「誤鑑定(何度も言いますがその場合でも故意ではないでしょう)」だとしても、「誤鑑定をやらかしたのは山梨県警であって、警察庁や政府には直接関係ない」と考えるのが普通の人間でしょう。
 もちろん管理監督責任というのがありますから、「警察庁や政府に法的・政治的・道義的責任は一切ない」とまではいえないでしょうが、荒木の言うような「政府、警察庁レベルの陰謀」なんて馬鹿な話はあるわけもない。正直ここまで馬鹿な事を言って警察が抗議しないのも、マスコミが批判報道しないのも恐ろしい話です。荒木のこの与太話と「その与太話を警察やマスコミが批判しないこと」こそ「エイプリルフール」あるいは「怪談話」とでも呼ぶにふさわしい事態でしょう。

北朝鮮は今話し合いに乗ってきていますから、話し合いで全ての被害者を取り返すことができます。

 「全て取り返せるかどうか」はともかく「話し合い」「外交交渉」以外に現実的解決策はない。荒木の言う「拉致被害者救出の為、自衛隊レンジャー部隊を北朝鮮に突入させる」なんて寝言の方がよほど「エイプリルフール」です。

書いているうちに、永田町や霞ヶ関に残りの364日本気でこう考えている人間がいるのではないかという気になってきました。そうでないことを祈るばかりです。

 少なくとも「自衛隊レンジャー部隊を北朝鮮に突っ込む」「山本美保さんは今も北朝鮮で生きてる、荒木さんの言うように山梨県警は鑑定を捏造した」なんて考えてる人は「永田町や霞ヶ関」には、いや日本全体でも「荒木と同レベルのアホ右翼」以外おそらくほとんどいないでしょう。
 「そうであることを祈るばかり」です。つうか極右の安倍ですら荒木ほどのバカではないでしょう。


拉致問題の「解決」とは何か
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/04/post-a038.html
 残念ながら詳しい内容はわかりませんが副題が「必要不可欠な北朝鮮の体制変更」ってところで読む気がなくなります。そんなもんは「拉致問題解決」に限れば必要ないからです。結局、巣くう会とは拉致を口実に体制転覆論を叫んでるただの右翼集団に過ぎません。蓮池透さんが袂を分かつのも全く当然です。


■寺越さんの訪朝
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-4a1e.html
 故・寺越外雄さんのご家族が訪朝を望んでると言うニュースへの巣くう会のいつもの因縁です。
 ま、「訪朝なんて駄目だ」と言い続けた巣くう会としては訪朝されたら面子が丸つぶれになりますからね。もちろん「訪朝すれば全てがうまく行く」という保障もないですが「訪朝しなければ何も動かない」わけです。まずは訪朝することが大事でしょう。

 ただ、訪朝するのであれば、何としても実現してもらわねばならないことがあります。
 北朝鮮で亡くなったとされる寺越外雄さんは、帰国事業で北朝鮮に渡った在日朝鮮人福生さんと結婚し、2人のお子さんがいます。お孫さんもいるようです。
(中略)
 墓参訪朝団とともに、外雄さんの家族が同じ飛行機で帰国してこそ、昭二さんと外雄さんへのご供養になるのではないでしょうか。

・要するに訪朝を公然と非難しづらいから「北朝鮮にいる外雄さんのご家族が日本に帰国しないと意味がない」と因縁つけてるだけです。北朝鮮はそう簡単にご家族を帰さないだろうという判断がこの因縁にはあるわけです。
・その判断が外れ「北朝鮮が早急に帰国を認める」と大変いいと思いますがどうなるでしょうか。まあ、その場合でも「北朝鮮は制裁で苦しんでるから帰国させたんだ、我々の制裁論の勝利だ」と強弁しかしないのが巣くう会ですが。帰国させなければその場合は「酷い国だ、制裁が必要だ」ですから「制裁するという結論は最初から決まってる」わけでばかばかしいことこの上ない。俺なんか巣くう会とは到底つきあう気になれません。
・もちろんご家族が帰国しなくたって訪朝には意味があるし、そもそも「帰国条件を作り出すためにはいろいろとやるべきことがある、そのためには複数回の訪朝が必要」というそういう覚悟が必要でしょう。「1回訪朝して成果がないからもう行かない」なんてのはばかばかしい話です。そのばかばかしい話をするのが巣くう会なのでうんざりします。

3人は明らかに拉致被害者であるにも関わらず、日本政府は拉致認定をしていない。

ばかばかしいですね。武志さんが「拉致ではない」と言ってるのに何が「明らかに拉致」なのか。武志さんが「拉致ではない」と言ってるのに拉致認定してどうするのか?。武志さんの立場が悪くなる危険性が出るだけです。北朝鮮叩きのために武志さんやお母さん・友枝さんの意思は無視するというのだから巣くう会も全くふざけた団体です。


■再調査
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-cb20.html

いうまでもなく「再調査」とは北朝鮮に逃げ場を与え、譲歩を引き出そうというものです。北朝鮮の外務省が工作機関に手を突っ込んで調査をし、極めて重大な問題である拉致を進展させることができるはずはありません。こんなことは子供でも分かります。北朝鮮は何年も前から何人かを出すつもりではいるのであって、その人たちを返すために「再調査したら出てきた」という口実を作るだけのことです。

 で、そうだとして何か問題なんですかね。現実問題として「犯人を引き渡して実態解明」なんてことができるわけもないでしょう。そもそも日本だって「大森勧銀ギャング事件」で特高警察が果たした役割などは明らかになってないわけです。公式にはスパイ松村による共産党破壊工作なんか警察は認めてませんからね。他の権力犯罪、たとえば甘粕事件や亀戸事件についても不明な点は多いでしょう。
 韓国だって金大中事件など軍政時代の全ての権力犯罪が明らかになったわけではないでしょう。
 あるいは今回「証拠捏造疑惑」が裁判所によって認定された袴田事件だって「証拠捏造の実態」がどれほど解明できるかは疑問です(せめて捜査の可視化、証拠捏造の防止策策定などの冤罪防止策策定と、「減給、降格」など、県警責任者の処分くらいはしてほしいですね。今の責任者処分は少し酷な気もしますが袴田被告の再審請求を積極的に支援しなかった以上仕方ないでしょう)。
 要するに北朝鮮に限らず権力犯罪の追及などそうそう簡単に出来るわけではないでしょう。
 そして我々がまず目指すべきは「拉致被害者の救出」でしょう。それが最優先課題です(まあ正直な話、未だに生存拉致被害者がいるとは俺には思えないのですが)。

昨年から飯島勲内閣官房参与アントニオ猪木参議院議員の口を通して拉致被害者の人数の話が出ています。要は北朝鮮側が「何人出せば終わりになるのか」と言っているのでしょう。

 そりゃ当たり前でしょう。「特定失踪者800人」なんて代物を持ち出されて「800人が全員帰国しない限り解決じゃない」なんて因縁をつけられてはたまったもんじゃない。
 「山形で遺体が発見されたと山梨県警が発表した山本美保さん」や「失踪時、幼稚園児だった松岡伸矢君、小学1年生だった佐賀直香さん」「小泉訪朝後の失踪者」なんて「拉致でないことがほぼ確実な代物」(救う会の特定失踪者)を持ち出されて「彼らが帰国しない限り解決じゃない」なんて言うのでは問題は絶対解決しません。

福田康夫政権のとき、結局虻蜂取らずになってしまった轍を再度踏むことがないようにしてもらいたいものです。

 福田政権が交渉路線にシフトしようとしていたから荒木が悪口雑言吐くわけですが、福田政権が成果を上げられなかったのは単に交渉途中で福田氏が退任し、後を引き継いだ麻生政権が福田政権の交渉路線を否定し、制裁路線に逆戻りしたからです。福田政権が続いていれば少なくとも拉致解決に話を限ればいい成果が生まれたことでしょう。本当に彼の退任は残念です。ま、福田氏が退任しても後を継いだ人間が交渉路線なら良かったんですが、残念ながらそうではなかったわけです。

大部分の拉致には国内の固定工作員や協力者が深く関与

という荒木の主張には何の根拠もありません。こんなことをいうことは朝鮮総連への偏見を助長しかねません。というか総連に悪のレッテルを貼るために荒木はこういう与太を飛ばしてるのでしょうが。

今帰国している拉致被害者5人の拉致にもそういう人間が多数関与しています。

 これまたそんな根拠はありません。そしてこういう無茶苦茶な事を荒木が放言することによって「荒木の右翼運動に政治利用されてはたまらない」ということで「お母さんが未だ行方不明の曽我ひとみさん」以外の拉致被害者は荒木から明らかに距離を置くようになったわけです。
 また曽我さんもご自身が巣くう会の集会などに参加するだけで、ご主人・ジェンキンス氏や、お子さんは救う会から距離をおいているわけです。もちろんジェンキンス氏やお子さんも救う会に好感情などないのでしょうが、俺が思うに曽我さんも「母の行方不明を解決するためには何でも利用する」と思いながらも救う会の怪しさ、うさんくささから夫や子どもを関与させる気にならないのでしょう。


■大森勝久『祖国を守るため、中露の思想工作員の安倍首相らを打倒し、彼らが策定した「国家安全保障戦略」を葬り去らねばならない』
http://1st.geocities.jp/anpo1945/sokokuwomamorutame.html
 タイトルだけで絶句ですね。「ハト派的立場」から「国家安全保障戦略」を葬り去り、タカ派、極右の安倍を打倒しようというのならわかりますけど、何で安倍政権の「国家安全保障戦略」を中露が策定したことになるのか。大体、中国はこの戦略を「中国を敵視している」として批判しているのを大森氏はどう理解してるんですかね。元新左翼がここまでトンデモな極右方向にいってしまうんだから「長期の刑務所生活で精神がやばい状況になってるのではないか」と危惧せざるを得ません(大森氏は「冤罪」「無罪」を主張し、再審請求中ですが、北海道庁爆破事件*18の犯人として死刑判決を受け、当然ながら長期の刑務所生活を余儀なくされています。また「死刑判決を受けている以上」いつ死刑執行されてもおかしくない*19わけでその恐怖から精神が病んでもおかしくないでしょう)。


参考
人民日報
『中国の脅威をでっち上げるのは安倍氏の政治洗脳術』
http://j.people.com.cn/94474/8487587.html
『安倍政権による安保文書3件の決定の意味するもの』
http://j.people.com.cn/94474/8488699.html
『国防部:「中国の脅威」を鼓吹する日本の国家安全保障戦略に断固反対』
http://j.people.com.cn/94474/8492029.html
『「国家安全保障戦略」は日本をどこに導くか』
http://j.people.com.cn/94474/8492573.html
『「国家安全保障戦略」は日本をどこに導くか (2)』
http://j.people.com.cn/94474/204188/8492587.html
『「国家安全保障戦略」は日本をどこに導くか (3)』
http://j.people.com.cn/94474/204188/8492588.html


■1万キロ現地調査第20回終了
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/120-62d6.html

報告会の折「今回の成果は?」と記者さんに聞かれたのですが、昨日のニュースに書いた永本憲子さんの件などいくつも成果はあるものの、劇的な情報、例えば尋ねて行ったご自宅から拉致の証拠が出てきたとか、海岸を歩いていたら北朝鮮工作員の水中スクーターが見つかったといった成果はさすがにありません。

 要するにそれは「成果がない」と言うことに過ぎません。「事件解決につながらない情報」は別に特定失踪者に限らず成果とは言いません。


■先入観
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-a76c.html

この地域では太平洋側ということもあり、拉致問題についての関心は低く、それこそ先入観で「こんなところで北朝鮮による拉致が起きるはずがない」という認識が一般的です。

「この地域」というのは高知のことです。まあ、普通「太平洋側」の高知で拉致があるとは思わないでしょう。
もちろん根拠があれば「高知で拉致があった」といって何の問題もないのですが、根拠もないのに放言し、「そんなことがあるのか?」と疑問視されれば「それは先入観だ」と居直るのが荒木ですから呆れて物も言えません。


今治にて
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-1f69.html
 少なくとも「1991年失踪」の大政さんは拉致ではないでしょう。いや仮に拉致だとしても「韓国慶州市」が失踪場所なのに出身が愛媛だという理由で愛媛で調査など馬鹿げています。成果を出したいなら慶州市で調査すべきでしょう。まあ、慶州市で調査してももはや何もでないのでしょうが。


■圭運丸事件で3庁に告訴状提出
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/3-e765.html
 そもそもこの事件、拉致云々と騒いでるのは荒木一味(救う会)だけです。産経など一部極右メディアを除きほとんどのマスコミはまともに「そうだ、拉致かも知れない」などとは報じないのがこの事件です。
 検察や警察、海保とて拉致だなどとは全く思ってないでしょう。荒木が安倍晋三ら右翼政治家とつるんでるが為に無視できないだけの話です。
 仮に拉致だとしても時間が経ちすぎていてもはや何も動きようがないでしょう。犯人逮捕どころか「拉致の証明」すら可能か疑問です。


陸軍中野学校
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-505b.html

ある程度の年齢の方でないとご存じないかも知れませんが、大映映画に「陸軍中野学校」シリーズがあります。

 ウィキペ「陸軍中野学校」によれば1966〜1968年の間に『陸軍中野学校』、『陸軍中野学校・雲一号指令』、『陸軍中野学校・竜三号指令』、『陸軍中野学校・密命』、『陸軍中野学校・開戦前夜』と5作造られています。
 まあ、戦前のスパイ学校ですね。まあ、映画は虚実ない交ぜでしょう。「007映画」の英国MI6が虚実ない交ぜであるように。
なお、大映というのは今はありません。ウィキペ「大映」を一部引用しておきます。

ウィキペ「大映
第二次世界大戦がはじまると、戦時統制の一環として内閣情報局の指示によって小規模企業を整理・統合する戦時企業統合が始まった。映画業界でも1942年、新興キネマ大都映画・日活製作部門を軸とした合併が行われ、大日本映画製作株式会社(大映)が誕生、松竹、東宝との3社体制が成立した。
・オーナーとなった永田雅一社長の体制下で大映は一時期大きな成功を収めたが、直営の興行館が東宝や松竹に比べ数の面ではるかに劣り、これは興行収入に大きく響いた。また映画産業の近代化・斜陽化が進むにつれて、永田の前時代的な丼勘定と、公私混同した典型的なワンマン経営は様々な弊害を生み、最終的には大映を破綻させるに至る。
・1967年、映画事業の赤字に起因する大映の巨額負債と経営難が表面化した。これをきっかけに永田体制は破局へと徐々に向かい始める。
・1971年3月に経営難のため、250人の希望退職者を募集。4月には、本社ビルを売却したが、これは当時の大映の末期的様相を象徴する出来事であった。
・1970年代に映画産業が深刻な斜陽に陥ったのは大映に限った話ではなく、同業他社でも、大幅な整理縮小や合理化、直営映画館などの資産の整理を迫られることとなったのは同じである。しかし、他社と大映の決定的な違いは、映画制作部門が好調でキャッシュフローも潤沢だった1950年代に、他社は映画事業の収益を元手に直営映画館の新設や洋画買い付け部門の機能強化などの映画事業の増強策や、ボウリング場や不動産運用・タクシー会社などのサイドビジネス、つまり多角化による経営安定化策を実施し、これが多かれ少なかれ奏功していたのに対し、大映は永田の方針として、全盛期の収益は主に株式配当河野一郎*20・元建設相や岸信介*21・元首相との交流を介して政界のフィクサーを目指した永田の政治活動などに充当されており、他社の様な映像事業強化や多角化による経営基盤の強化に積極的に資本を投入しなかったことである。このため、映画事業が不振となり経済的に行き詰まった時、大映にはそれに代わって安定的に収益を生み出す手段もなく、資金面で窮するたびに本社や撮影所などを含む自社関係の資産を切り売りしてどうにかしのぐという、苦しい選択肢しか残されていなかったのである。
・1971年11月29日、体調を崩していた永田雅一に代わり、息子である永田秀雅副社長から全従業員に解雇通告がなされ業務全面停止、翌12月に不渡手形を出し、大映は破産宣告を受ける。12月28日に東京証券取引所上場廃止となった。かくて、永田時代の大映は日本映画界でも当時空前の大型倒産によって終焉を迎えた。
・1974年、大映労働組合徳間康快社長率いる徳間書店と経営再建で合意、破産した大映に代わり、9月に新法人として、大映映画を設立し、徳間書店傘下の映画製作会社となる。なお、大映映画は後に大映に社名を変更した。
・1988年、45億円を投じた日中合作の超大作映画『敦煌』を公開する。
・1992年、25億円を投じてロシアで撮影した『おろしや国酔夢譚』を公開する。
・これら「超大作路線」による借入金の増大とバブル崩壊などにより、大映のみならず徳間書店グループ自体の累積赤字が膨らむ。その後も平成『ガメラ』シリーズや『Shall we ダンス?』などでヒットを出したものの、徳間書店住友銀行の管理下におかれることとなり、大映売却が取り沙汰され始める。
・2000年、徳間康快が死去する。
・2002年7月、徳間書店は同業の角川書店に、大映保有する全映画とその配給権およびビデオ制作権、ならびに調布市大映スタジオ(多摩川撮影所)の運営など、全事業を売却することで合意する。11月、角川の映像子会社「角川大映映画」が設立され、大映は営業権と従業員のすべてをこれに移譲、ここに大映は60年の歴史に事実上幕を下ろした。

主役は市川雷蔵

ウィキペ「市川雷蔵」によれば

・演出家の武智鉄二雷蔵の役者としての資質を高く評価したが、権門が幅を利かせる梨園では日の目を見ずに埋もれてしまうことを案じた。そこで武智は、四半世紀もその名が絶えていた上方歌舞伎の大名跡中村雀右衛門」を継がせようと考えたが、雷蔵梨園の権門の出でないことを嫌った三代目中村雀右衛門の未亡人に断られてしまう。
・その後武智は、子がなかった三代目市川壽海雷蔵を養子にしたいという意向を持っていることを知る。。そこで武智は関係者に働きかけ、この養子縁組を取りまとめることに成功する。壽海は雷蔵に、「市川新蔵」を継がせたいと願ったが、これには二代目市川猿之助が「どこの馬の骨とも知れない役者に新蔵の名跡はやれない」と猛反対、交渉の結果「市川雷蔵」の名跡を継ぐことで決着した。
・1951年に壽海の養子となった雷蔵だったが、さして良い役は与えられず、楽屋には大部屋があてがわれるという扱いを受けた。そんな中、雷蔵は1954年に大映所属の映画俳優に転身した。
 動機について、映画評論家・田山力哉によると雷蔵は以前から自分に対する処遇に強い不満を感じていたところ、1954年に大阪歌舞伎座で催された六月大歌舞伎『高野聖』において、台詞がひとつもない白痴の役が割り当てられたことに憤激し、梨園と縁を切ることを決意、かねてから雷蔵を時代劇のスターとして売り出そうとしていた大映の誘いに応じ、映画俳優に転身したという

ということで元々歌舞伎役者だったが、名門出身でないことから酷い扱いを受け「差別じゃないか」と憤った彼は歌舞伎役者から映画俳優に転進したわけです。いろんな作品に出ていますが代表作は「眠狂四郎大映)」でまあ、時代劇映画スターですね。「陸軍中野学校」は時代劇以外に挑んだ異色作の訳です。

なかなか見応えのある映画なのですが、これを特に高く評価したのは映画好きの金正日でした。単に観ただけではなく、工作機関でもこの映画を教材として使わせたそうです。元工作員安明進氏は金正日政治軍事大学でこの映画のシーンをスライド教材に使って授業を受けたと言っていました

娯楽映画として評価し、映画学校の教材にすることはあり得ても、金正日政治軍事大学の教材にはさすがにしないと思いますよ。虚実ない交ぜの娯楽映画なんですから。大体、安明進なんて

2007年7月9日、覚醒剤を韓国国内で密売したとして逮捕

され、「シャブの金欲しさに北朝鮮問題についてメディア相手にあることないことを言った」と自白、今やメディアに登場しなくなった人間です。信用できるような人間ではありません。

北朝鮮の情報機関立ち上げのときに中野学校出身者が関わっていたという話もあります

 なんか根拠あるんですかね。大体中野学校関係者ってどう見ても「右寄り」で北朝鮮に協力するとも思えませんが。


■看護婦さんの失踪
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-0c1b.html
 看護婦の特定失踪者が多いとのたまう荒木ですがそもそも巣くう会の認定する「特定失踪者自体」が
「四歳の幼児・松岡伸矢君や小学1年生・佐賀直香さんを特定失踪者に認定」
「小泉訪朝後の失踪者を特定失踪者に認定」
「特定失踪者認定後、国内で遺体が発見される(山本美保さん*22、小山修司さん*23)」
というデタラメ、インチキきわまりない代物ですから話になりません。
 大体

松井綾子*24平成10年 茨城 

なんてものが北朝鮮拉致の訳がないでしょう。拉致被害者家族会結成が平成9年、小泉訪朝が平成14年ですよ。この時期に北朝鮮が拉致を実行すると考えるのは非常識にも程があるでしょう。

全くの推測に過ぎませんが、朝鮮半島には昔から日本女性に対する憧憬(若干盲目的な)のようなものがあります。例えば金日成*25が「日本の女っていうのはいいんだ。特に看護婦なんか、献身的だし…」とか言ったので手下が「そうか、看護婦を連れてくれば親分の覚えがめでたくなるんだな」と考えて拉致をしたのではないか。非常に次元の低い話ですが必ずしも的外れとは思えません。

 ばかばかしいですね。「非常に次元の低い話」で「的外れ」でしょう。もちろん次元が低いのは根拠レスで妄想できる荒木ですが。「荒木の脳内妄想にでてくる手下」とやらも次元が低いですが、これは荒木の脳内妄想に過ぎませんからね。荒木も妄想するなら「北朝鮮の医療向上のために看護婦を拉致した」のほうがまだ説得力が多少はあると思うんですが荒木の脳内では「北朝鮮関係者は次元が低い」という設定なのでしょう。そして少なくとも荒木のお仲間はそうした「次元の低い妄想」を信じちゃうバカ揃いと。

北朝鮮の政権というのは要は出来たときから山賊みたいなもので、今も山賊みたいなものですから、交渉するにしても山賊としていると思った方が分かりやすいです。

 交渉相手を、それも「国連加盟国」を山賊呼ばわりできる荒木のアホさには絶句です。

私自身朝鮮半島研究者の一人としては、研究対象の次元が低いとなれば自分の次元も低くなったような気になるのですが、やはりあまり考えすぎない方がよろしいかと思います。

 北朝鮮が次元が低いかどうかに関係なく「荒木は次元が低い」ですし「荒木はもう少し考えすぎた方がいい」でしょう。荒木を幹部にする巣くう会や、教員にする拓殖大の「次元が低い」こともいうまでもありません。
 まあ、大抵の北朝鮮研究家(例:伊豆見元*26静岡県立大学教授、小此木政夫*27慶應義塾大学名誉教授、平岩俊司*28関西学院大学教授)は「荒木と同類の西岡力、恵谷治など」を除けば、荒木ほど次元も低くなければ、頭も使ってるでしょう。
 なお、荒木のようなバカに「頭を使え」と言っても使えるわけもないでしょうね。「右翼の巣窟」拓殖大学以外では教員として採用などされないただの右翼活動家が荒木です。


【追記】
つうか後で気付きましたが、以前荒木は

http://araki.way-nifty.com/araki/2012/01/post-0dcf.html
■お願い(失踪者情報について)
 先週ソウルに行って来ました。その折耳にした話で、日本人拉致被害者の可能性がある女性の情報があります。
◎1970年(昭和45)前後の生まれ
◎1980年代後半か1990年代前半、ヨーロッパで失踪。
◎看護師ないし医療関係の仕事をしていた人
 現時点では詳しく発表できないのですが、以上のような失踪者をご存じの方がおられましたらご連絡いただければ幸いです。

と書いてる。つまり「看護師失踪者の情報大募集」「医療従事者失踪者の情報大募集」って書いてるんですよね。それなら看護師失踪者、医療従事者失踪者の情報が巣くう会(荒木一味)のもとに沢山集まるのは当然でしょう。にもかかわらず

http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-0c1b.html
■看護婦さんの失踪
 26日からの現地調査の対象のお一人、山下綾子さんは看護師でした。女性の看護師(手っ取り早く言えば看護婦さん)の失踪は非常に多く、これに医師(昭和38年非公開女性)・看護学校中退(山本美保さん)・検査技師(松井綾子さん)を入れると以下のように非常に多数になります。 

などというのは詐欺同然でしょう。


■放置国家
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-eea6.html

 救出運動が始まったころ、警察庁の担当者に会うと(特に公式の場で)、「法と証拠に基づいて厳正にやっています」と言われたことが何度もありました。
 そのときは、「そうか、なかなか証拠が出てこないから前に進まないのだな」、あるいは「法律を整備しないと進展させられないのかな」と思っていました。まだ政府は「拉致」と断定せず、「拉致疑惑」と言っていたとき*29です。
 しかし、この言葉は最近あまり聞かなくなりました。「法と証拠に基づいて」いなかったことが誰の目にも明らかになったからです。

 単に「法と証拠に基づいて厳正にやっています」と言っても荒木一味が「どこが基づいてるんだ」だの「厳正にやらんでもいい、ある程度アバウトでも構わん」だの、ワーワー文句言うから言わなくなっただけじゃないんですかね。しかし何を根拠に「厳正にやってないことが明白になった」と荒木は放言できるんでしょうか。

先日、ある元自衛官(故人)のご子息にお会いしたとき聞いた話ですが、お父さんは昭和40年頃1か月位家を空けて日本海側に行っていたそうです。それは演習名目での海岸線の北朝鮮工作員上陸に対する警戒監視、威嚇だったらしいとのこと。後にお父さんは拉致問題がテレビで放送されるのを家で見ていて、お母さんが「かわいそう」と言ったところ、「10人や15人ではない、100人以上はっきりしているんだ」と語ったそうです。お母さんが「何でそんなこと分かるの」と聞いたのには答えませんでした。

 お父さんが故人だっていうんだから実に怪しい話です。つうか家族に理由を言えないようなことを放言しますかね、普通。
 大体家族から「じゃあお父さんはそれを知っていて拉致を野放しにしたの?。この人でなし!」とか言われたらどうするんですか?。「その通りだ、俺は人でなしだ、生きる価値のないゴミだ」とでも言って割腹自殺でもするんですか?
 しかも仮にこれが事実だとしても警察は全く関係ないじゃないですか。

少なくとも公式的には自衛隊はこれまで拉致問題にほとんど関与してきませんでした。

そりゃ当たり前です。犯罪捜査という意味では拉致は警察や検察の専門だし、拉致被害者救出の為の交渉と言う意味では外務省の担当です。ぶっちゃけ自衛隊はお呼びじゃありません。それは別に自衛隊をバカにしてるわけではない。まあ、荒木だといつもの「自衛隊レンジャー部隊で拉致被害者救出の特殊作戦発動」という「スパイ大作戦」「特攻野郎Aチーム」「ランボー」などの見過ぎで頭がおかしくなったとしか思えない寝言を言うんでしょうが。

去年の政府主催拉致問題コンサートで「海上自衛隊の歌姫」と言われる三宅3曹が歌を歌ったのが「自衛隊の関与」としては初めてかも知れません

まあ、こういうのはどう見ても自衛隊の政治利用だからやめて欲しいですね。彼女が歌を歌ったからと言って何がどうなるもんでもないし。

調査会では平成18年、朝霞の陸上自衛隊広報センターで集会を開催しています。協力いただいた当時の千葉駐屯地司令はじめ、自衛隊の中にその思いを持っている人が少なからずいることは確かです

 どういう経緯かわからないので何とも言えませんが、救う会の集会なんかやるなよと思いますし、未だに「田母神のような極右」が自衛隊にいるとしたら嘆かわしい話です。

いざというときには様々なことが起きるわけで、突然「助けに行け」と言われてもできるはずはありません。また、情報収集能力だけをとっても自衛隊には独自の能力があります。それを使ってこなかったのは敢えて使ってこなかったということでしょう。それはひょっとしたら歴代防衛庁長官の中に金丸信加藤紘一といった皆さんが名前を連ねていることと関係しているのかも知れません。

 これは金丸氏の遺族や、加藤氏に訴えられても文句の言えない妄言ですね(なお金丸氏への因縁の理由は「金丸訪朝」と簡単に理解できますが、加藤氏への因縁の訳は無知なのでよくわかりません。誰かにご教示いただけると幸いです)。大体「金丸氏=福田改造内閣防衛庁長官」「加藤氏=第2次中曽根第1次・第2次改造内閣防衛庁長官」に過ぎないのに、別に彼ら二人が「長きにわたり長官をするなどして、防衛庁のドン、影の防衛庁長官などと呼ばれる存在になっていたわけではおそらくない」のによくもまあこんなふざけたことが言えるモンです(むしろ防衛庁長官になった回数で言えば、竹下、小渕、森内閣で三度も就任した瓦力氏、橋本、安倍内閣で二度就任した久間章生氏、小渕、小泉内閣で二度就任した額賀福志郎氏、小泉、福田内閣で二度就任した石破茂氏などの方がよほど影響力は強いでしょう)。大体これでは金丸氏や加藤氏を長官に任命した「福田首相、中曽根首相」に対して「金丸や加藤とグルの悪党」または「彼らの正体が見抜けなかった無能」と言ってるのも同然で福田氏、中曽根氏にも失礼です。
 ちなみに「金丸氏、加藤氏」以外に一体、誰が防衛庁長官だったことを荒木が問題視してるのか、それとも金丸氏、加藤氏だけを問題視してるのか知りませんが、「拉致が始めて発生したと思われる*30福田内閣」から「現在の第二次安倍内閣」に至るまでの防衛庁長官、防衛相の名前をウィキペディアを元にメモ書きしておきます。


福田赳夫*31内閣:三原朝雄*32
福田赳夫改造内閣金丸信*33
・第1次大平*34内閣:山下元利
・第2次大平内閣:久保田円次(宮永陸将補スパイ事件で引責辞任)→細田吉蔵*35
・鈴木*36内閣:大村襄治
・鈴木改造内閣伊藤宗一郎*37
・第1次中曽根*38内閣:谷川和穂*39
・第2次中曽根内閣、第3次中曽根内閣:栗原祐幸*40
・第2次中曽根第1次・第2次改造内閣加藤紘一*41
・竹下*42内閣、小渕第2次改造内閣、第1次森内閣瓦力*43、なお瓦氏はなだしお事件で竹下内閣防衛庁長官引責辞任。後任は田沢吉郎*44
・宇野*45内閣:山崎拓*46
・第1次海部*47内閣:松本十郎
・第2次海部内閣:石川要三
・第2次海部改造内閣池田行彦*48
・宮沢*49内閣:宮下創平*50
・宮沢改造内閣中山利生
・細川内閣:中西啓介(「半世紀前に出来た憲法に、後生大事にしがみつくのはまずい」と発言したことを問題視され引責辞任)→愛知和男*51
・羽田*52内閣:神田厚
・村山内閣:玉澤徳一郎*53
・村山改造内閣衛藤征士郎*54
・第1次橋本*55内閣:臼井日出男*56
・第2次橋本内閣、第1次安倍内閣久間章生。なお、第1次安倍内閣当時「原爆投下は仕方なかった」発言が問題視され引責辞任。後任は小池百合子*57
・第1次小渕*58内閣、第3次小泉改造内閣額賀福志郎*59。なお第1次小渕内閣防衛庁長官長官を防衛庁調達実施本部背任事件で引責辞任。後任は野呂田芳成*60
・第2次森*61内閣:虎島和夫
・第2次森改造内閣:斉藤斗志二
・第1次小泉*62内閣:中谷元
・第1次小泉第1次・第2次改造内閣、第2次小泉内閣福田康夫内閣:石破茂*63
・第2次小泉改造内閣、第3次小泉内閣大野功統
・第1次安倍*64改造内閣高村正彦*65
福田康夫*66改造内閣林芳正*67
・麻生*68内閣:浜田靖一
鳩山内閣、菅*69内閣:北澤俊美
・野田*70内閣:一川保夫
・野田第1次改造内閣田中直紀
・野田第2次・第3次改造内閣森本敏
・第2次安倍内閣小野寺五典


チャンネル桜横田夫妻の孫娘との面会他)
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-60f2.html

チャンネル桜「防人の道」で横田夫妻のモンゴルでの孫娘との面会についてお話ししました。

俺だったら桜なんかでは話しませんが極右の荒木にはそういう躊躇はありません。まあ、キー局ではもはや荒木は呼ばれないというのもあるんでしょうが。

それにしても彼女は何で「ヘギョン」が「ウンギョン」になったのでしょう。
(中略)
めぐみさんの「死亡」も最初1993年と言われたのが後に1994年になっていますし、途中で何か北朝鮮内部の変化があったのかも知れません。

まあ、荒木でなくても言えるレベルの話です。自称北朝鮮ウオッチャーなら「この変化にはこれこれこういう理由があると思います」と説得力ある話を証拠付ですべきでしょうがそんな能力は荒木にはないのでしょう。


■モンゴルと北朝鮮拉致問題のいくつかの接点
「総連本部ビル競売での落札企業がモンゴル企業」「横田さんと孫の面会場所がモンゴル」というので「モンゴルと北朝鮮ってつながりがあるのかなあ」というのはまあいい。問題は福留さんどうこうって部分ですね。

http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-603c.html
 来週、現地調査を行う高知出身の福留貴美子さんは、このモンゴルへの渡航を強く希望していました。
失踪時、モンゴル渡航のオンリーワン企業がS社です。失踪前、福留貴美子さんも訪ねています。北朝鮮との繋がりも強く、1991年5月に名古屋から平壌に民間として初めてチャーター便を飛ばしています。この企てを実質的に仕切ったのが、マダム朴こと朴敬允(金剛山国際観光オーナー)です。猪木議員を最初に北朝鮮に紹介したのがマダム朴と言われています。猪木議員は訪朝から帰国後、執拗に家族会に「北朝鮮に来ないか」と誘っていたようです。
 S社のオーナーでモンゴルとのNGO団体理事長がY氏です。
(中略)
 S社のビルに事務所を設けたのが北朝鮮での墓参と遺骨収集を目指す「北遺族連絡会(前身「全国清津会」)」です。

こういう「S社やS社オーナー・Y氏が福留さん拉致に関与してるかのような印象操作」や「北遺族連絡会関係者が福留さん拉致に関与してるかのような印象操作」して恥ずかしくないんですかね。
さすが荒木というか何というか。とはいえさすがに「印象操作にとどめている」「S社、Y氏などイニシャルトーク」と言う当たり荒木も『下手なことを言ったらS社やY氏、北遺族連絡会に名誉毀損で告訴されかねない」と自覚してるんでしょう。

(注:小泉第二次訪朝により弟・蓮池薫氏の)子供たちが帰国後、蓮池透氏の発言が(注:救う会に批判的なものに)変化するのですが、同時期以降、蓮池透氏・小坂浩彰氏・寺越友枝さんご一緒の姿が目撃されます。また、蓮池透氏は横田さんに北朝鮮で、お孫さんと会うことを進言します。

「だから何?」の一言ですね。どうも救う会一味は自分たちと意見が違う相手には「蓮池透氏」であれ「寺越友枝氏」であれ「北朝鮮の手先、シンパ」として罵倒することに何の躊躇もないようです。

*1:北朝鮮の対日交渉担当大使

*2:素人なのでよく知りません

*3:著書『医療のこと、もっと知ってほしい』(2009年、岩波ジュニア新書)、『国民皆保険が危ない』(2011年、平凡社新書)、『原発と権力:戦後から辿る支配者の系譜』(2011年、ちくま新書)、『インフラの呪縛:公共事業はなぜ迷走するのか』(2014年、ちくま新書)など

*4:岸内閣郵政相、自民党政務調査会長(池田総裁時代)、池田内閣蔵相、自民党幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*5:当時は小渕内閣

*6:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*7:というより当時の荒木は「河野外相に言い返せるほどの度胸はなかった」ということでしょう

*8:いわゆる「55年体制」の誤記か?

*9:岸内閣郵政相、自民党政務調査会長(池田総裁時代)、池田内閣蔵相、自民党幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*10:大蔵卿、内務卿を歴任

*11:参議、陸軍大将、近衛都督

*12:長野県大町市のこと

*13:松本−新宿間を走るJR東日本の特急列車。かなり古いですが兄弟デュオ・狩人のヒット曲「あずさ2号」(1977年)の「あずさ」はこの特急「あずさ」のことです。

*14:もちろん輸送手段は鉄道ではなく「自動車」でしょうが

*15:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)を歴任

*16:新潟県糸魚川市の海岸

*17:昭和30年代後半ですからこの時点では拉致なんかありません(通説では拉致の実行は昭和40年代以降のことです)。もちろん荒木のような認識を水上先生はしてないでしょう。密輸出入とか、密出入国とか、情報スパイとかそういう話でしょう。

*18:北海道庁職員2名が死亡しており大森氏が真犯人であるならば死刑廃止論や死刑違憲論の立場に立たない限り、死刑判決はやむをえないでしょう。

*19:無罪、冤罪を訴え再審請求してる政治犯・大森氏の死刑執行を強行するほど政府、法務省、与党もさすがに無法ではないでしょうが。死刑執行するとしたら「犯罪事実それ自体は認めてる人間」を先に執行するでしょう。ただし法的には「再審請求を無視して死刑執行しても」当然に違法になるわけではない(明文の禁止規定はどこにもない)し、従って「いつ処刑されるかわからない」と言う恐怖心をなくすことは出来ないでしょう。法改正して刑訴法にはっきり「再審請求中の処刑は違法」と書いた方がいいんじゃないかと個人的には思います。

*20:自民党河野派ボス。鳩山内閣農林相、岸内閣経済企画庁長官、池田内閣建設相などを歴任

*21:自民党幹事長、石橋内閣外相を経て首相

*22:気付きませんでしたがこの荒木エントリによると美保さんは看護師学校中退なんですねえ。まあ看護師学校中退を「看護師」というのは無理がありすぎますし、彼女の遺体が山形県の海岸で発見されてるので明らかに北朝鮮拉致じゃないですけど

*23:美保さんについては「山梨県警のでっち上げ、美保さんは北朝鮮で生きている」と強弁する荒木も何故か小山さんについては千葉県警が発見した遺体を小山さんと認め、荒木らに救う会一味による特定失踪者認定の間違いを認めています

*24:ただし荒木もエントリで書いていますが、彼女は看護婦ではなく「臨床検査技師」です。まあ、つまらないことですけど医療従事者という意味では共通点がありますが、臨床検査技師と看護婦はもちろん違います。

*25:国家主席朝鮮労働党総書記、朝鮮人民軍最高司令官

*26:著書『北朝鮮で何が起きているのか:金正恩体制の実相』(2013年、ちくま新書

*27:著書『北朝鮮と人間の安全保障』(共著、2009年、慶應義塾大学出版会)、『転換期の東アジアと北朝鮮問題』(共著、2012年、慶應義塾大学出版会)など

*28:著書『北朝鮮:変貌を続ける独裁国家』(2013年、中公新書)、『北朝鮮は何を考えているのか:金体制の論理を読み解く』(2013年、NHK出版)

*29:まあ、北朝鮮が認めない限り「疑惑」と言わざるを得ないでしょう

*30:つうか政府認定拉致が起こったのは福田内閣以降です

*31:岸内閣農林相、自民党政務調査会長(池田総裁時代)、佐藤、田中内閣蔵相、三木内閣経済企画庁長官などを経て首相

*32:佐藤内閣官房副長官、田中内閣文相、大平内閣総理府総務長官などを歴任

*33:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官自民党総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)を歴任

*34:池田内閣官房長官、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*35:小泉内閣官房長官自民党幹事長(麻生総裁時代)を務めた細田博之氏の父。田中内閣行政管理庁長官、中曽根内閣運輸相を歴任

*36:池田内閣官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(大平総裁時代)などを経て首相

*37:竹下内閣科学技術庁長官、衆院議長など歴任

*38:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*39:宇野内閣で法相

*40:大平内閣で労働相

*41:宮沢内閣官房長官自民党政務調査会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)を歴任

*42:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相などを経て首相

*43:橋本内閣で建設相

*44:福田内閣国土庁長官、鈴木内閣農林相を歴任

*45:田中内閣防衛庁長官福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相などを経て首相

*46:宮沢内閣建設相、自民党幹事長、副総裁(小泉総裁時代)を歴任。山崎氏と言えば中曽根派出身のタカ派でありながら巣くう会流の制裁路線には批判的だったので荒木が敵視する長官経験者の一人は山崎氏かも知れない。まあ、宇野内閣は女性スキャンダルで短命に終わったので何かできたかといえば何も出来なかったんですけどね

*47:福田、中曽根内閣で文相

*48:宇野内閣総務庁長官、橋本内閣外相、自民党政務調査会長(小渕総裁時代)、総務会長(森総裁時代)を歴任

*49:佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相を経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相。

*50:村山内閣環境庁長官小渕内閣厚生相を歴任

*51:海部内閣で環境庁長官

*52:竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相、細川内閣外相を経て首相

*53:小渕、森内閣農水相

*54:衆院副議長時代に訪朝を計画したこの方も荒木の敵視する防衛庁長官かもしれません

*55:大平内閣厚生相、中曽根内閣運輸相、自民党幹事長(宇野総裁時代)、海部内閣蔵相、村山内閣通産相などを経て首相

*56:小渕、森内閣で法相

*57:小泉内閣環境相自民党総務会長(谷垣総裁時代)を歴任

*58:竹下内閣官房長官、橋本内閣外相などを経て首相

*59:森内閣経済企画庁長官、自民党政務調査会長(小泉総裁時代)、第1次安倍内閣福田内閣財務相などを歴任。額賀派ボス

*60:村山内閣農水相

*61:中曽根内閣文相、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*62:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*63:麻生内閣農水相自民党政務調査会長(谷垣総裁時代)を経て、現在、自民党幹事長

*64:小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)を経て首相

*65:高村派会長。村山内閣経済企画庁長官、小渕、福田内閣外相、森内閣法相を経て現在、自民党副総裁

*66:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*67:麻生内閣経済財政担当相を経て、現在、第2次安倍内閣農水相

*68:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て現在、第二次安倍内閣財務相

*69:橋本内閣厚生相、鳩山内閣財務相を経て首相

*70:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相