今日のMSN産経ニュース(4/12分)(追記・訂正あり)

■韓国首相、抗日軍の本拠復元を中国に要請 中韓共同で“反日記念物”整備か
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140412/kor14041218420008-n1.htm
 まあ、本来、日本にとってどうでもいい話です。なぜなら日本は建前では「日本は戦後生まれ変わった、平和国家になった、戦前の問題はきちんと反省している」としてるからです。
 さすがに「捏造や勘違いで変な言いがかりつけられても困ります」がそうでない限り別に日本にとって悪い話ではない。積極的に応援するような話でもないが、反対する話でもない。
 なお、産経もこの本拠地復元を「事実に反する」ということはできないようです。
 でも安倍や産経は「内心では過去を反省していないから」「明らかに日本の違法行為である南京事件慰安婦すらなかったことにしようとしてるから」、たとえ本拠地復元が事実に合致していても「悪い話」になるわけです。


■【高橋昌之のとっておき】朝日・毎日への反論(8) 集団的自衛権行使に反対なら説明責任を果たせ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140412/plc14041207000001-n1.htm
 やれやれですね。朝日、毎日は反対理由を示してるのに産経が勝手に「俺は反対理由を説明したとは認めない」と言ってるだけです。
 「集団的自衛権を認めないと行けない状況(米国が攻撃され日本の支援なしでは米国が対応できない)など考えられない」「むしろ米国との共同軍事作戦(韓国のベトナム戦争参戦、英国のイラク戦争参戦のようなケース)が集団的自衛権の名の下に実行されかねない、それは自衛とは到底言えない」「日中、日韓関係が悪化する」「また『集団的自衛権憲法上、行使出来ない』とした定着した政府見解をチャラにして集団的自衛権を容認するというやり方は手続き的に問題がある」、全て正当な指摘でしょうよ。

これに関連して、私がなぜなのかと思ったのが、3月30日に放送された「たかじんのそこまで言って委員会」という番組でした。そこでは産経、読売、朝日、毎日の4大紙の社説を検証するという企画が行われ、各紙の論説委員に出演を求めたということなのですが、朝日と毎日の論説委員は出演しませんでした。

 「たかじん」なんて明らかに右翼番組ですからね。まともな検証などされるわけはないでしょう。
 「産経、読売を露骨に万歳」する方向に行くことは目に見えてるわけで普通の人間ならばかばかしくて出演する気にならないでしょう。大体「検証=たかじんに出演すること」ではないわけです。


■【感染症と人の戦い】子宮頸がん予防の利益とリスク 川崎市健康安全研究所所長・岡部信彦
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140412/bdy14041212410001-n1.htm
 大変厄介な問題であり筆者の結論も明快ではありません。
 副反応で苦しんでる人がいるのは事実ですがメカニズムがわからない。つまりは「接種が原因とは言い切れない」ということです。ただ接種が原因かもしれないし、原因がわからないから副反応の予防のしようがない。
 一方で接種には「子宮頸がん予防」と言うメリットがあるし、副反応もさまざまな方法で改善出来る。
 結局、「副反応の原因が解明されるまで」当面は「医師がメリット、デメリットを伝えた上で当事者に自己判断してもらう」「自己判断の結果、デメリット(接種しない事による子宮頸がん発病や接種による副反応)を受けた場合も国がそれなりのアフターケアをする(自己責任だとして切り捨てない)」しかないでしょう。「自己判断にゆだねる」というのは無責任な気もしますがはっきりしたことが言えない今、国が一律に「是非受けるべし」とするのも「絶対に受けるな」とするのも不適切でしょう。


■新藤総務相靖国参拝
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140412/plc14041214550019-n1.htm
 大臣就任以前は参拝していても就任後自粛する人間が多い中、未だに参拝しているのだから全くもって札付きの極右です。ただその彼ですら政教分離問題などを気にして「私的参拝だ」と言い訳しているのは興味深いところです。