■韓国への修学旅行見直さず 秋田県教育長「不安を払拭したい」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140523/kor14052313350002-n1.htm
今年秋に韓国への修学旅行を予定していた秋田県立能代松陽高(能代市)が旅客船セウォル号沈没事故を受けて韓国行きを中止した問題で、米田進県教育長は23日、他の県立高については実施する意向を示した。
県議会自民党会派との協議会で北林丈正氏の質問に答えた。北林氏は「風評被害ではないが、説明が必要だ。学校の判断に任せるのではなく、県として対応すべきではないか」と韓国への修学旅行の継続を求めた。
米田教育長は「おっしゃる通りで、安全対策や情報収集で不安を払拭し、県の(旅行費)補助事業についてもPRしたい」と韓国行きを見直さない考えを示した。県教委によると、今年度は県立高3校が韓国への修学旅行を計画している。
県は大韓航空の秋田−ソウル便維持のために韓国への修学旅行を推進しているが、交通機関への不安のほか、反日国*1への修学旅行は適切ではないとの批判が出ている。
なかなか面白い記事ではあります。
まあ、各学校に任せるべき問題で、県がどうこう言う問題なのか、大体
県は大韓航空の秋田−ソウル便維持のために韓国への修学旅行を推進している
て「教育的にいかがなものか(ソウル便維持したいってそれ県の都合で高校生関係ないでしょ)」「そこまでしないと大韓航空便が維持できないのなら維持する必要があるのか」と思う反面、「風評被害」で韓国旅行が取りやめになるのも「いかがなものかな」と思うし、うーん。まあ、ああいう事故(セウォル号事故、地下鉄事故)が韓国でがんがん起こってるなんて事実はないだろうから旅行取り止める必要はないと思うんですけどね。
しかし
反日国への修学旅行は適切ではないとの批判が出ている
とまで書く産経は「韓国が憎いから」中止して欲しいんでしょう。
一方、「秋田の自民党」と秋田県は
大韓航空の秋田−ソウル便維持のため
もあって中止する気はないわけです。これもまた、ライプツィヒの夏『「経済のほうが政治よりよっぽど現実(実状)に正直だ」の実例(オランダ編)』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/95e7a684b7d1071f8928da30055f93b5)が指摘する「経済重視」の一例なのでしょう。
【追記】
ライプツィヒの夏『「経済のほうが政治よりよっぽど現実(実状)に正直だ」の実例(日本の自治体編)』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/dac834e188396517b2a5114aa83a363e)で拙エントリをご紹介いただきました。ありがとうございます。