「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(8/19分:荒木和博の巻)(追記・訂正あり)

拓殖大学海外事情研究所『政治家の英語力』(丹羽文生*1
http://www.kaiken.takushoku-u.ac.jp/column.html

 東京佐川急便事件で失脚した金丸信*2自民党副総裁は、丸っきり英語が苦手でした。「あの法案の『タイム・メリット』(タイム・リミット)はいつだ」、「福永(健司)*3(注:衆院)議長は開会式の『リサイタル』(リハーサル)をやったのか」と怪しげな英語を連発。周囲を笑わせました。
(中略)
 就任以来、世界中を飛び回っている安倍晋三首相。上手いかどうかは別として、南カリフォルニア大学に留学しただけあって、英語力は、そこそこのようです。
(中略)
 大臣クラスが外国の要人と会談する場合、発言の正確さを期すために通訳を介して全て日本語で話すケースが一般的です。しかし、たとえ拙い英語であっても簡単な自己紹介、場を和ませるジョークの一言でもあれば、相手に好印象を与えることができるのではないでしょうか。

 まあ無理な安倍擁護ですね。英語ができるにこしたことはないですが、英語ができたって安倍みたいな非常識極右では好印象なんか無理でしょう。つうか既に中韓に悪印象を与えてることをどうして無視できるんですかね。慰安婦決議や銅像が相次いでる米国だって安倍への見方はこの安倍シンパさんが考えるほど好意的ではないでしょう。


■大森勝久『「国の存立を全うし、国民を守るための切れ目のない安全保障法制の整備について」(7月1日閣議決定文)は大嘘であり、違<法>・違憲である』
http://1st.geocities.jp/anpo1945/kuninosonritsu.html
 久しぶりの大森エントリです。何を大森氏が憤っているのかと言えば「台湾有事での自衛隊出兵を認めない閣議決定など、従来の政府見解を変更し集団的自衛権を容認しようが話にならない」「憲法をまともに解釈すれば台湾有事での自衛隊出兵は合憲だと分かるはず」「すべき事をしない安倍首相は反日左翼」なんだそうです。
 すごいですねえ。これが元新左翼だってんだから頭痛がしてきます。いくら安倍だって「台湾は友好国だから中国が攻めてきたら自衛隊を出す」なんて言えるわけないでしょうが。そんな事言ったら日中関係が恐ろしいことになりますよ。「兵器の売却」などで台湾を軍事支援する米国ですらその辺り曖昧にごまかしてるのに。


■産経紙面で立命館大学を誹謗する荒木
http://www.sankei.com/premium/news/141002/prm1410020001-n1.html

 関西の名門、立命館大学京都市)の現役学生や卒業生8人が、昭和の時代から平成にかけて次々と“謎”の失踪を遂げている。自ら姿をくらませる事情はなく、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者を調べる「特定失踪者問題調査会」が特定失踪者としてリストアップしている。調査会は今月17日、京都市立命館大周辺を調査した。その結果、見えてきた失踪の背景は何なのか。
 調査会は立命館大在学中または卒業後に失踪した行方不明者として、8人をリストアップしている。最も失踪時期が古いのは昭和27年10月*4、在学中に失踪した渡邊晃佐さん(82)=失踪当時(20)=で、最も時期が新しいのは、平成22年に行方不明になった卒業生の男性(氏名非公表)となっている。

 絶句ですね。小泉訪朝は今から12年前の平成14年です。一方荒木曰く「平成22年に行方不明になった卒業生の男性は特定失踪者で北朝鮮拉致の疑いが否定できない」。
 もうなんて言っていいのか言葉もないですね。
 「小泉訪朝後にも拉致がある」なんて思ってる人はいないでしょう。なら何のために拉致を認めたのか。そして拉致が小泉訪朝で北朝鮮の犯行だと分かったのに、その後も北朝鮮に犯行をされるほど日本警察は無能なのか。実際にはそれどころか「九州南西海域工作船事件(平成13年)」なんて事件*5が小泉訪朝直前に起こっておいそれと工作船なんか日本近海に出せなくなるわけです。
 しかしこんなふざけた連中「巣くう会一味(荒木、西岡、島田など)」に下駄の雪や金魚の糞みたいにくっついていく横田夫妻とか有本夫妻とか家族会関係者は何考えてるんですかね。

特定失踪者に立命館大の現役学生や卒業生が多いことについて、荒木代表は「学内や周辺に拉致に関係のある組織が存在していた可能性がある」と指摘。

 失礼極まりないですね。本来、立命館サイドに名誉毀損で訴えられても文句言えないでしょうね。
 つうか何でこういう馬鹿な事を立命館相手に言うのか。何か立命館に私怨でもあるんでしょうか。
 ちなみに蓮池薫氏は「我が母校・中央大卒」ですが、中央大で他に失踪者がいて荒木が「何としてもこじつけたい」なんて「どす黒い憎悪」を中央大に持ってたら、立命館同様の言いがかりが中央に対してされたんでしょうか。

 立命館大もすでに学内調査を行った。平成20年1月、学内に失踪者に関する調査委員会を発足。特定失踪者の友人や教員に聞き取り調査を行い、8人全員と連絡が取れないことを確認したという。

 そんなもん調査する必要は全くないでしょう。調査したって警察でもないのにわかることもないでしょうし。「連絡が取れない」程度の事など今さら確認する必要はない。しかし学内に産経や巣くう会に同調し調査を要求する右翼教員でもいたんでしょうか?

 今月17日、調査会が京都市内で実施した調査では、新たな事実が判明した。昭和49年に失踪した酒井さんと54年に失踪した尾方さんが、京都市内の同じ下宿を利用していたのだ。

 ばかばかしいですね。同じ大学に通ってるんだから下宿が同じなんてコトは珍しくないでしょう。
 それとも「下宿を紹介した人間(不動産会社?)=北朝鮮工作員」「下宿先の管理人=北朝鮮工作員」とでも言い出す気でしょうか。


ストックホルム・シンドローム
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/10/post-e5d4.html
 エントリタイトルのストックホルム・シンドロームストックホルム症候群)というのはご存じの方も多いでしょう。荒木も簡単に説明していますがウィキペディアを引用してみましょう。

ストックホルム症候群(ウィキペ参照)
・精神医学用語の一つで、犯罪被害者が、犯人と一時的に時間や場所を共有することによって、過度の同情、さらには好意等の特別な感情を抱くことをいう。
・1973年8月に発生したストックホルム*6での銀行強盗人質立てこもり事件(ノルマルム広場強盗事件)において、人質解放後の捜査で、犯人が寝ている間に人質が警察に銃を向けるなど、人質が犯人に協力して警察に敵対する行動を取っていたことが判明した。また、解放後も人質が犯人をかばい警察に非協力的な証言を行ったほか、1人の人質が犯人に愛の告白をし結婚する事態になったことなどから名付けられた。
 この問題を調査したOchberg博士は、FBIとイギリス警察に、次のような報告を行った。
「人は、突然に事件に巻き込まれて、人質となる。そして、死ぬかもしれないと覚悟する。犯人の許可が無ければ、飲食も、トイレも、会話もできない状態になる。犯人から食べ物をもらったり、トイレに行く許可をもらったりする。そして、犯人の小さな親切に対して、感謝の念が生じる。犯人に対して、好意的な印象を持つようになる。犯人も、人質に対する見方を変える。」
 犯人と人質が閉鎖空間で長時間非日常的体験を共有したことにより高いレベルで共感し、犯人達の心情や事件を起こさざるを得ない理由を聞くとそれに同情したりして、人質が犯人に信頼や愛情を感じるようになる。
 また「警察が突入すれば人質は全員殺害する」となれば、人質は警察が突入すると身の危険が生じるので突入を望まない。ゆえに人質を保護する側にある警察を敵視する心理に陥る。このような恐怖で支配された状況においては、犯人に対して反抗や嫌悪で対応するより、協力・信頼・好意で対応するほうが生存確率が高くなるため起こる心理的反応が原因と説明される。
 上述のように、ストックホルム症候群は恐怖と生存本能に基づく自己欺瞞的心理操作(セルフ・マインドコントロール)であるため、通常は、人質解放後には、犯人に対する好意は憎悪へと変化する。

 では荒木にとって何がどうストックホルム症候群なのか。「最初は見ず知らずの外人だったジェンキンスさんと結婚して子どもまで作るなどあの国に必死に対応した曽我ひとみさんなど、5人の帰国拉致被害者か?」「巣くう会が拉致被害者扱いしてる寺越武志さんか?。寺越さんは家庭も持って孫までいるし、平壌市職業総同盟副委員長だもんな」と普通は思うでしょうが残念ながら(?)違います。

 5月の日朝局長級協議がストックホルムで行われたせいでもないでしょうが、このところの日本政府の動きは「ストックホルム・シンドロームにかかったのではないか」とすら思えてなりません。

 ばかばかしいですね。交渉において妥協が不可避なのは通常の事でしょう。
 妥協を「ストックホルム症候群」などと言いがかりをつけていては交渉はいつまで経っても成功しません。

国民の知らないところで墓参→遺骨ビジネスへと進む道筋が進んでいるようです。

やれやれですね。墓参したら何か悪いのか。

ギャンブルで失敗した人間が「こんどこそ」と思いながら借金を重ねていくパターンに似ています。この場合本人の認識は「俺は失敗していない。次には一気に取り返すんだ」ということでしょう。

 おいおいですね。荒木の主張を是としても*7それストックホルム症候群と全然違う話じゃないですか。
 つうかむしろ「一気に取り返すの悪いパターン」にはまってるのは家族会でしょうよ。

「制裁は間違ってない、小泉訪朝後12年間動きがなかったが間違ってない、まだまだ制裁が足りないんだ」(足りないどころか、もはやできる制裁はないと思いますが)

と根拠レスで主張する家族会は「まだ投下資金が少ないんだ、もっとつぎ込めば金が儲かる」というギャンブラーとどこが違うんでしょうか?
 まあ、「ストックホルム症候群」とは違うでしょうが、巣くう会に下駄の雪のようについて行き蓮池透氏除名という愚挙まで強行した家族会の態度は「ある種の症候群」と呼んでもいいかもしれません。
・なお、「満州国ができた、次は中国全土を支配したい」「中国だけじゃなくて仏領インドシナも支配したい」「戦争で分捕ったところから撤退しろだと(ハルノートのこと)。米国は何様だ!、たたきつぶしてやる」「米国をたたきつぶすこの際、フィリピンやマレーシアも日本のモノにしちまえ」と言ってどんどん戦争を拡大した戦前日本もある種のギャンブラーみたいなもんでしょう。
 その結果、「台湾、朝鮮、南樺太を失い、GHQが日本統治」という酷い目にあうわけですが。

 昨日突然、黄炳瑞*8崔竜海*9・金養建*10といった北朝鮮の大物が首をそろえて韓国を電撃訪問しました*11。どう考えても長期的戦略に基づいたものとは思えませんが、日本に対して「放っておけば韓国とか他のところとやるから交渉は進まないよ」というメッセージの意味もあるかも知れません。

 昨日の出来事を早速、今日エントリネタにする辺り、電撃訪韓に対する荒木の衝撃の強さが伺えます。ただ訪韓しただけではなく、「詳しい会談内容は分かりませんが」、柳吉在統一相、金寛鎮*12国家安保室長など韓国政府高官と会談していますからね。
 たぶん、自称北朝鮮ウオッチャーの癖にこの情報を事前につかめていなかったのでしょう。
 それはともかく、荒木の主張はばかばかしいですね。何を根拠に「長期的戦略がない」というのか。
むしろ巣くう会の方こそ「制裁を叫ぶ」バカの一つ覚えで「長期的戦略」なんかないんじゃないのか。
「放っておけば韓国とか中国とかロシアとか他のところと経済協力で交渉やるから」てのはフカシじゃなくてその通りでしょうね。で、そういう路線で北朝鮮は小泉訪朝後12年間の日本の制裁を乗り切ったわけです。別に電撃訪韓がなくても、巣くう会のような「交渉打ち切り」なんかできるもんじゃないでしょうが、電撃訪韓でさらに打ち切りに現実性がなくなったとは言えるでしょう。

韓国は南北関係が進まないのに日朝が接近することに焦りを感じています。

 でそれが事実だとして何がどうだと言うんでしょうか。むしろ「南北関係なんかどうだっていい(朴大統領)」なんて無責任な態度の方がよほど問題でしょう。

交渉で取り返せるのはごく一部でしかないという前提に立って、その一部を取り返して全体の解放につなげる(そのときは全ての手段を動員して、ということになりますが)。

 何を根拠に一部だと決めつけるのか。それに一部だろうが何だろうが交渉以外に取り返す手があるわけないでしょう。「全ての手段を動員して=自衛隊北朝鮮突入」でしょうがばかばかしくて話になりません。


■外務省は嘘を付いているのではないか
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/10/post-3b70.html
 外務省が「秋頃には最初の回答が来ると思う、合意文書を作ったわけではないが交渉過程でそういう感触があった」と言ってたのに来ないじゃないか、嘘つきだという荒木です。
 しかし嘘つきだ、なんだというなら「秋頃にはあると思う」と言ってたのは菅長官や安倍だって同じなんだから彼らも嘘つきと言うべきでしょうが、まあ、毎度のことですが「外務官僚が悪い!」としか言わないわけです。
 まあ、「秋頃には回答があると思う」発言をどう解釈すべきかよくわかりませんけど、「嘘つきだ」云々と言ってもどうしようもないでしょうに。

 宋日昊(注:北朝鮮・日朝交渉担当大使)は記者団との懇談の中で「死んだ人間を生き返らせることはできない。もっと今生きている人の安全に関心を向けるべきだ」と言ったそうです。この「今生きている人」というのが北朝鮮が死亡と言っている被害者以外の拉致被害者なのか、それとも今日本にいる国民を意味するのかは分かりませんが

 「日本にいる国民」てのは意味不明ですね。宋大使が「日本にうちがミサイルをぶち込んでもいいと思ってるのか」と脅してるとでも思ってるんですかね。ないでしょ、そんなこと。
 つうかこの「生きている人」の例として「いわゆる日本人妻」や「ウンギョンさん、寺越武志さん」を荒木が揚げないのは「何だ、荒木の野郎、日本人妻とかウンギョンさんとか興味ないのか?」*13と心底呆れますね。宋大使の言う「生きている人」に彼らは明らかに含まれるでしょうに。
 どう見てもウンギョンさんの身の安全を考えてるとは思えない荒木について行く横田夫妻にも心底呆れます。

1日の説明の中で家族会の増元事務局長が「死亡とされた8人は生きていると思いますか」と聞いたのに対し、伊原局長は「亡くなっているという確かな情報がないからそういう前提で仕事をしていく」としか答えませんでした。普通考えれば「当然生きておられると思っています」と答えるべきでしょうが、宋日昊の発言とあわせて考えると完全に北朝鮮ペースで交渉が行われていることが分かります。

 北朝鮮ペースも何も生きてると考える方がおかしいでしょう。いや仮に生きてたって「生きてるという確証がない」んだからどうしようもないでしょう。正直外務省は小泉訪朝の時から「生きてる、生きてるって馬鹿な事いってんじゃねえよ、お前ら無茶苦茶な事ふっかけて単に問題を膠着させてるだけじゃねえか、拉致解決する気ねえだろ」「そんなに日朝国交正常化が実現するのが嫌か」と思ってるでしょうね。

共同通信が報じていましたが、9月29日の瀋陽*14での協議で日本側は北朝鮮終戦前後に亡くなった日本人の墓参を国の事業にすると伝えていたそうです。10月1日の報告ではそんな話は一切ありませんでした。調査委員会の説明を聞きに行くという口実で遺骨ビジネスの話をしようとでもするならますます言語道断です。

 「国の事業=遺骨ビジネス」て理解がすごいですね。「慈善事業」って言葉もあるのですから「事業=ビジネス」じゃないでしょうに。つうか仮に荒木の言う「遺骨ビジネスの話*15」があったとして何が言語道断なんですかね。ガキの使いじゃあるまいし、わざわざ北朝鮮まで行って「拉致被害者以外の話はしません」てのも馬鹿げてるでしょうよ。つうか荒木って墓参したい、遺骨回収したいって遺族の思いを何だと思ってるんですかね。
 自分らが政治利用できない人間のことはどうでもいいのか。全くふざけた野郎です。


■益田の男
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/10/post-8011.html
 まあくだらないですね。写真じゃなくて似顔絵であり、しかも何年も経ってからの曖昧な記憶に基づいての似顔絵です。
1)まず「情報提供者の女性」とやらの記憶が正しいかどうかが怪しいし
2)その記憶に基づいて描いた絵が本当に記憶と合致してるかどうかも問題
でしょう。ドラえもんの秘密道具だと「記憶がそのまんま絵になる*16」んですがそんな便利な道具はない以上「伝言ゲームでお絵かき」になるわけで当然その過程で記憶が歪むことはあり得ます。
 しかもこの似顔絵が仮に「100%正確だった」「この似顔絵の男が見つかった*17」としましょう。そうだとしても何の意味もない。というのも「情報提供者の女性」は「不審人物であり北朝鮮工作員じゃないか」と言ってるだけだからです。北朝鮮工作員だと判断するまともな根拠は何もない。見つけた男を問いただしたところで「人を勝手に工作員呼ばわりするな」で終わりでしょう。
 まあ、駅前や交番に張ってある「全国指名手配犯人」の顔写真だって「逮捕されない人間はいる」わけで、こんな怪しい似顔絵が役に立って男が見つかるわけもないでしょうけど。

 これについて9月28日のフジテレビ系「新報道2001」が別の画家による似顔絵も含め報道しています*18が、この絵は前の似顔絵ももとに記憶を辿り、さらに本人のイメージに近いものになったとのことです。

 つまりはフジテレビ似顔絵と今回の似顔絵は微妙に違うわけです。記憶に基づく似顔絵の問題点「目撃者の記憶や画家の技量という曖昧な物に左右されるので、写真と違って正確性に欠ける」がもろに出ています。
 で荒木や「情報提供者の女性」は「今回の方が正確だ」というわけですが当然ながらそんな根拠はどこにもないわけです。

(注:この似顔絵の人物に)どなたかお心当たりのある方はお知らせ下さい。

 そんな人がいるわけないでしょう。いや仮にいたとしても、まあ、勘違いであって「無駄骨折った」で終わることがほぼ100パー確実でしょう。

日本国内での工作員*19を摘発せよとは事あるごとに言っていますが、もう政府に任せておくこともできません。国民の手で情報を集め、明らかにしていくことこそが北朝鮮への圧力になると思います。

 北朝鮮工作員に限らず警察が逮捕できない人間を素人探偵が逮捕するなんてのはミステリー小説の中だけで起こる話でしょう。現実的な話じゃありません。
 いや「警察が逮捕できない人間を逮捕する小説」の場合も「犯人の目星はついてるが証拠がなかった、警察が見つけられなかった証拠を見つけた*20」てのがほとんどで、荒木のケースのような「犯人*21がどこにいるかすら分からない」なんてケースで「逮捕しました」なんてあるわけがないでしょう。いや、もしかしたらあるかもしれませんがそれ、かなりレアな小説でしょう。そして、そんな小説は絵空事でしかないわけです。


■最優先
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/10/post-402d.html

 昨日の内閣府での説明会で、対策本部や外務省の幹部から「認定拉致被害者最優先が政府の方針」という言葉が出ました。問いただしたところ、「全ての拉致被害者」ということであると言い直しましたが、まあ、これが本音なんでしょう。

 そりゃ「政府認定拉致被害者が最優先」なのは当たり前でしょう。
 特定失踪者なんて拉致じゃありませんから。まあ、荒木がこういうふざけたことをいうのは何ら不思議ではありません。
 不思議というか理解不能なのは「政府認定拉致被害者家族」の集まり・家族会の態度ですね。蓮池透さんが著書や講演で「最優先は認定拉致被害者だ」と言ったら裏切り者扱いして家族会から除名するんだから訳がわかりません。あげく「特定失踪者も返ってくるよう運動する(家族会)」ですからね。

 北朝鮮のどこかから(注:安倍政権や、与党、外務省に拉致被害者の)リストは届いているのだと思います。その中に「最優先」の認定被害者がいないか、期待より少ないから受け取らないということでしょう。

 やれやれですね。本気で荒木がこう思ってるのなら問題は北朝鮮よりむしろ日本政府じゃないですか。

今のままでは「最優先」の政府認定者ですら、取り返すことは不可能です。

 つうか「一回死亡発表された拉致被害者」が取り戻せると思う方が間違っています。ぶっちゃけあきらめた方がいい。
 先ず第一に「死亡発表が嘘だという根拠がない」。本当に死亡してる可能性は否定できないでしょう。
 第二に「仮に生きてるとしても、、生きてるじゃないか、返せと言えるほどの証拠がない」。仮に生きてるとしても返せといって、生存を認めさせるためにはそれなりの証拠が必要でしょう。あるいは証拠不足を補う何らかの交渉術(北朝鮮へのお土産?)か?
 しかし荒木らは証拠もないのに「生きてる証拠は確実」といい、返ってくる保障もないのに「制裁を強めれば返ってくる」とデタラメをほざいてるんだからあきれます。

「死亡」とした人を取り返すのはある意味特定失踪者より困難です。制裁解除などのアメだけでは不可能で、ムチが絶対に必要です。

 やれやれですね。小泉訪朝後のこの12年間ムチなら「経済制裁」と言うムチを振るってきました。これ以上何をしろというのか。まさか自衛隊で攻撃なんて訳にもいかないでしょう。
 そして北朝鮮が今回交渉に応じたのは「制裁解除」というアメがあったからじゃないですか。

12年前は米国の強硬姿勢というムチがあったから、それまで「拉致はでっち上げ」と言い続けてきた北朝鮮が前言を翻し最高指導者金正日自ら拉致を認めたのです。

 こういう主張に対し以前書いた批判を再掲しておきます。

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20140813
・果たしてそういっていいかは極めて疑問だと思います。というのは当時の金大中政権(1998〜2003年)は太陽政策で、爆撃には当然反対であり、実際に米国が北朝鮮爆撃できたかははなはだ疑問だからです。金大中政権が爆撃に反対してるのにそれを押し切って爆撃を強行できたかどうか。また小泉訪朝時(2002年9月)の米国は既にアフガン戦争(2001年10月〜)に着手し、また大量破壊兵器保有疑惑を理由にイラク攻撃する構えを見せていました(実際に攻撃したのは2003年3月)。米国にとって「アフガンで戦争中」で、「イラクで戦争を予定中」なのに果たして北朝鮮を爆撃できたかどうか。率直にいってアフガンやイラクの方が北朝鮮より優先順位は高いでしょう。そういう状況で果たして北朝鮮爆撃ができたかどうか。
 また中国、ロシアは「北朝鮮の友好国」であり、米国のそうした攻撃に反対するでしょう。そして中朝同盟は未だ有効であり、下手に北朝鮮攻撃などすれば米中戦争すらおきかねません。
 なお、北朝鮮に対して影響力を及ぼせるのは何も米国だけではありません。中国、韓国、ロシアなんかも影響力があるでしょう。北朝鮮が「何故小泉訪朝受け入れ、拉致被害者一時帰国に踏み切ったのか」「ブッシュの悪の枢軸発言も大きな理由なのか」は、正確なところは当面分からないでしょうが、「米国の恫喝(悪の枢軸発言)が理由だ」とする西岡説に説得力があるようには俺は思いません。
・まあ、仮に西岡説を受け入れるにしても「米国が恫喝したから北朝鮮が日本の言い分を全てハイで受け入れた」なんて西岡が言うような話では全くなく、「小泉外交あってこその成果だ」と言うことは押さえておくべきでしょう。「国交正常化の暁には一定の経済支援をする」というお土産が「北朝鮮の決断」において大きかったことは間違いないでしょう。そうしたお土産を反故にした結果が「小泉訪朝後12年の拉致敗戦」であり、「安倍が一部制裁解除というお土産を出したこと」が今回拉致問題が動いてる理由です。「拉致を解決したかったらお土産を出すしかない」、これは否定できない事実でしょう。
 もちろん「お土産なしでも解決できる」というならそれはそれでいいのですが、実際には無理でしょう。無理だからこその「12年間の拉致敗戦」のわけです。

http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20140722/5064208022
 どうですかねえ?。まあ、そうだとしても「平壌宣言で経済支援を約束したことでわかるように」そのチャンスを的確に捉えた小泉外交の勝利であって「ブッシュが脅したから日本にすり寄った、日本は何もしなくても良かった」てほど単純な話じゃないでしょう。

 この過去の拙批判以外に他に付け加えることがあるとすると「仮に米国の圧力とやらが荒木の言うように12年前効果を発揮したとしても*22、今の米国にはそれは期待できない」ということでしょう。米国にとっては「イスラム国や、パレスチナイスラエル問題、ウクライナ問題」こそが重要課題であり北朝鮮の優先順位は落ちます。

 (注:政府主催の)説明会に出るたびに呆れ、しまいには「こちらを呆れさせ、やる気を無くさせるための高等手段ではないか」とすら思えてきます。これで伊原局長が平壌に行って帰ってきたらまた同じような報告会をやって時間稼ぎ(国民に対して)するのでしょう。警察庁の幹部が平壌で机でも叩いて「『報告した』と言ってごまかすなら山本美保の件をやっているわれわれの方が上*23である。お前たちなどに騙されないぞ」とでも言って啖呵を切るならともかく、そんなことのできる官僚がいるとは思えません。

 やれやれですね。ここまで政府に敵対的なことを言ってどうするのか。巣くう会がこういう暴論を吐くのは「アンチ北朝鮮が真の目的」だからよくわかりますがこれにつきあう家族会は全く理解できません。

政府に期待を抱くのではなく、使えるものは使うとしても、私たちであれマスコミであれ民間がともかく先頭に立って、本当にやる気のある政治家・官僚とともに道を開いていくしかない。それこそが「最優先」だとあらためて実感しています。

 「やる気のある政治家」とは一体誰のことなのか?。まあ政府(外務省や警察庁)をここまで罵倒してるんだからその中に「安倍首相、菅官房長官、岸田外相、山谷国家公安委員長」は入ってないんでしょう。しかしそれなら誰に期待するのか?。今の与党内に安倍に逆らえる議員がいるか疑問です。
 野党の極右議員(例:次世代の石原)に期待してるのだとしても、彼らに果たして安倍批判なんかできるのか。
 そして「やる気のある官僚」て何のことですかね。「無役の政治家」ならともかく官僚が上司(首相や大臣)を無視して荒木と個人的に関係を持って、勝手に暴走したら、もはや法治国家じゃないでしょうに。


■説明会での配布文書
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/10/post-dc85.html

本日13時から内閣府で行われた外務省伊原(注:アジア大洋州)局長らの説明会にあたり、出席者に以下の文書を配布しました。
 平壌への担当者派遣に反対する

 反対してどうするのか。交渉を打ち切れとでも言うのか。それでどう拉致を解決するのか。まあ、荒木の主張が政府に無視されることだけは間違いないでしょう。

そもそも拉致は北朝鮮による国家犯罪、戦争行為

 やれやれですね。「拉致は犯罪行為」には誰も異論はないでしょうが、拉致の何が戦争行為なんでしょうか。荒木は「戦争だから自衛権が発動できる」とでも言って自衛隊で攻撃する気なのか。

いずれにしても、この交渉で全ての拉致被害者が帰国することはあり得ない。全ての拉致被害者を帰国させるためには北朝鮮がそうせざるを得なくなるような圧力が必要であり、より強い制裁(注:が必要)

とためらいなく言える辺りに呆れますね。何が根拠なのか。中国、ロシアの支援によって制裁なんぞきかないと言う事はもはや明白でしょうに。

国内における(注:拉致での)北朝鮮工作員・協力者の摘発

 そんな事が今さらできると思ってるんですかね。思ってるのならバカだし、できないと分かりながらふかしてる場合は別の意味でバカです。

ビスマルク*24の言葉に「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ*25」というのがありますが(注:安倍政権、与党自公、外務省は)経験にすら学んでいないのではないか

 「愚者のお前が言うか」ですね。「自分の経験に学ぶことすらできない愚者=荒木一味」でしょうに。まあ、荒木一味の場合「打倒北朝鮮!」と叫んでるだけの低能右翼で「学ぶ能力がない」以前に「学ぶ意思もない」でしょうが。そしてそんな愚者に金魚の糞や下駄の雪のようにいつまでもくっついてる家族会も本当にどうしようもない愚者の集まりです。


平壌の八百屋
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/10/post-8197.html
 以前荒木は「金正恩政権に誠意を求めるのは八百屋でウナギを得ようとするようなもの」と「金権政党自民党に政治浄化を求めるのは八百屋で肉や魚をえようとするようもの」に似たり寄ったりの事言ってましたがその続きです。つまり「平壌の八百屋=金正恩政権」であって本当の八百屋ではありません。このエントリにはウナギの画像が張ってあって思わず吹き出してしまいました。バカじゃねーの、荒木。

 政府はいよいよ平壌の八百屋に行くことにしたようです。今日13時から外務省伊原局長の説明を聞く予定ですが、その場で宋日昊*26の提案に従い平壌に説明を受けに担当者を派遣するとの話になるのではないかと思われます。
 結論から言えばこの交渉は一度ご破算にすべきです。

 「ご破算」というのは「そろばんで計算結果をゼロにして元に戻すこと(電卓で言えばゼロボタンなどを押して表示をゼロにすること)」 を元々は意味し、転じて「今やってることを白紙の元の状態に戻すこと」を言います。
 はいはい、予想通りの結論来ましたねえ。全然意外性ありません。荒木の場合、「何が何でも金正恩政権を打倒したい」「そのために何が何でも日朝国交正常化を妨害したい」「そのためには何が何でも拉致の解決を妨害したい」「拉致の解決の妨害のために交渉それ自体を否定したい」というのがあまりにも見え透いていますので家族会が「9月中に報告と違うのか!」と北朝鮮批判始めた時点でこの発言は十分予想できました。
 いや正確に言うと「今は荒木が絶賛してる安倍政権」なので「他の政権(福田政権、菅政権など)なら気楽にご破算を言えても」安倍相手には躊躇して「奥歯に物野の挟まったような事言う」かとも思ってましたが、「ご破算」だそうです。まあ、安倍も「少なくともしばらくは」荒木の主張なんか無視するでしょうけどね。今年いっぱい(あと3ヶ月)は少なくとも交渉路線でしょう。そう簡単にご破算にできるわけがない。できれば「荒木をずーっと無視」「来年いっぱい交渉路線」してくれるとありがたいですね。

このままで良い結果が出る可能性はほとんどありません。先の大戦でドーリットルの空襲に慌ててミッドウェーで失敗し、その後打つ手打つ手が裏目に出たのと同じようになってしまいます。

 意味不明ですね。「交渉を続けてもいい結果が出ない」と決めつけること*27も意味不明ですし、ミッドウェー海戦の理解も意味不明です。
 荒木は「ドーリットルの空襲に慌て」たから「ミッドウェー海戦に負けた」と思ってるのか。全然違いますよ。国力が違うから負けた、ただそれだけです。
 ウィキペ「ミッドウェー海戦」によれば「ドーリットル空襲で作戦開始が計画より早まりそれがいろいろ不手際を生み、日本敗北の一因になった可能性がある」そうですがじゃあ、当初計画通りなら勝てたのか。荒木は勝てたと勘違いしてるようですが、まあ、負けたでしょうね。そもそも「計画を早めても問題視しない」「不手際が生まれても問題視しない」こと自体、「軍のレベルの差」であり、そうした差は「万全の状態」でも露呈したことでしょう。
 そもそも開戦したこと自体が間違いで「米国には勝てない」という予測もあったわけです。ハルノートを受諾して中国戦線から撤退してれば良かった話でしょう。
 しかしいわゆる主戦派、タカ派が「今さら中国から撤退なんかできない」「いや米国には勝てる*28」「米国を過大評価しすぎだ」「俺達にはドイツがついてる、ドイツがヨーロッパを完全征服し、日本がアジアを完全征服すれば米国もなすすべがない、イギリスもいずれドイツに降伏する」と自分に都合のいい予測待ちだした結果の敗戦の訳です。
 「自分に都合のいい予測(経済制裁北朝鮮は即時崩壊)持ち出して負け*29て、それでも責任取らないで自体をさらに悪化させる」という意味では旧日本軍にそっくりなのは「拉致敗戦の荒木一味」でしょう。そうしてみると外務省は「日米開戦したら日本が負ける」と開戦前に言っていた海軍の米内光政*30や井上成美*31にあたるとか、「日本の敗戦が誰の眼にも明らかになった時点」で終戦工作に乗り出した「戦前最後の首相」鈴木貫太郎*32に当たるとか言えるかも知れません。
 あるいは「交渉を否定して事態をかえって悪くした」「向こうの方が弱い立場だからと相手を舐めてた」と言う意味では荒木の態度は近衛*33内閣の有名な「国民政府を対手とせず」声明(近衛声明)を俺に連想させます。
 なお,ミッドウェーの敗戦についてはウィキペ「ミッドウェー海戦」の記述を紹介しておきます。

ミッドウェー海戦(ウィキペ参照)
■敗因の分析
・後にニミッツ米国太平洋艦隊司令長官は「日本軍が6隻の空母、11隻の戦艦などを集中運用していたならば、いかなる幸運や技量をもってしても敗走させることはできなかったであろう。日本海軍は奇襲を必要としない場合も奇襲に依存するという錯誤を犯した」と語り、日本の作戦構想の誤りを指摘したという。
・千早正隆*34は、連合艦隊が、開戦時と違い十分に警戒された敵要地に奇襲が成功すると決めつけ、奇襲不可なら反撃され損害を受けることを考慮しなかった点、南方攻略作戦の成功から日本の希望通りに予定が進むと思い込み敵を侮蔑して強引に、予期せぬ事態に対処する余裕のない作戦立案を行った点、ミッドウェー攻略を早く認めさせるために大本営の要望するFS作戦(フィジーおよびサモア攻略作戦)を組み入れた点を批判している。また連合艦隊はミッドウェー島上陸を6月7日に固定したため作戦の柔軟性が失われた。
・米海軍は、日本海軍の暗号解読でミッドウェー作戦を事前に把握して迎撃準備を整えていた。日本の「海軍暗号書D」は、乱数表を用いて二重に暗号化した複雑な暗号であったものの、開戦前から使用していたうえ、作戦前に行われる予定であった更新も遅れ、作戦概要がアメリカにほぼ察知されていた。
・日米戦争開戦後は「真珠湾以来すべて完勝してきた」との自信があった。そのため、珊瑚海海戦で空母同士の決戦を初めて経験し、訓練された敵の空母部隊と交戦して大損害を受けた後も、その敗北の検証さえ十分に行われなかった。第一航空戦隊(赤城、加賀の飛行隊)のパイロットたちも「珊瑚海で米艦隊を撃ちもらしたのは5航戦(第5航空戦隊)がだらしないからだ」「自分たちなら問題ではない」と信じていたという。連合艦隊は過信から、日本の機動部隊が精強なので、たとえ敵情判断が間違っていても簡単に処理できるだろうと考え、索敵も不十分であり、意図がばれてもかえって敵機動部隊を誘出し撃滅できると甘い判断で行われた。航空作戦においても索敵は念のため程度であり、ミッドウェーの航空基地制圧にも艦上攻撃機の全力が使用されなかった。

 まあ、これらの指摘がどれほど正しいかは素人の俺には分かりませんが荒木の言う「ドーリットル空襲で浮き足だった」云々が怪しいことだけは明白でしょう。まあ、荒木の主張の怪しさは検証するまでもないとは思いますが。

 平壌でわけの分からない説明を聞けば北朝鮮は「もうちゃんと説明をした」と言ってさらに引き伸ばすに決まっています。この辺り山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件で「家族にちゃんと説明をした」と言っている警察庁を彷彿とさせます

 荒木という男はどこまで警察をコケにすれば気が済むんですかね。本気で拉致解決を希望してたら警察を誹謗中傷したりはしないでしょう。良くこんな男と家族会はつきあえるもんです。

出てくるものはこちらが席を立っても北朝鮮は出してきます。

 やれやれですね。席を立ったら「また拉致敗戦」でしょうよ。そもそも小泉政権時代、二度の訪朝でそれなりに交渉して成果(蓮池一家などの帰国)も出ていたのに「めぐみさんは生きてるはずだ」などと言いだし制裁を発動、北朝鮮の交渉意欲をなくさせたことが「小泉訪朝後12年に及ぶ拉致敗戦」の原因です。また交渉意欲をなくさせてどうするのか。いや荒木ら巣くう会がやりたいことは「拉致の解決ではない」でしょうから巣くう会はそれでいいでしょうが家族会はそれでいいんでしょうか。

もっとも伊原局長が平壌の八百屋にピストルを持って行って「鰻を出さなければ命はないぞ」とでも言うのなら話は別です。そうすれば鰻は生け簀に満杯になって届くでしょう。

 さすがに本気で言ってるわけではないでしょうが冗談にしても最悪です。そしてこうした暴言を吐く荒木が「交渉意欲がまるでないこと」「そもそも拉致を解決する気がないこと」「拉致被害者やウンギョンさん、寺越武志さん、いわゆる日本人妻などに犠牲が出ても、軍事攻撃や経済制裁北朝鮮を打倒したいこと」は明白でしょう。


■見せられない理由(わけ)
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/09/post-394a.html
 山本美保さんの例の件で「何で山梨県警は美保さんのご遺族に詳しいDNA鑑定結果を紙で渡さないで口頭報告だけで済ませるのか」「見せられない理由(わけ)があるのか」「鑑定結果を詳しく分析されたくないのか」「やはり故意の捏造で美保さんは北朝鮮で生きているのか」という荒木です。
 まあ、荒木の言う「故意の捏造」だの「北朝鮮で美保さんは生きてる」だのは論外です*35が、俺も「とっと見せればいいのに?」と首をかしげます。アンチ荒木の俺ですら「見せれば遺族の疑念も晴れるかも知れないのに」「まさかとは思うけど誤鑑定なの?*36」と首をひねります。
 日弁連が「鑑定結果を口頭で説明するだけじゃなくて紙で渡したら」という勧告を出したのもまあそう言う意味では仕方ないかなと思います。
 ただ当然ながら「遺族の疑念を晴らすために遺族の要望に応えて紙で渡してやったら?」「まさかとは思うけど誤鑑定なの?」「渡すことに捜査上の問題なんてあるの?」「僕は渡してやった方がいいと思うなあ、藤村君、ミスター(大泉洋風に)」という日弁連の態度は決して荒木の言う「故意の捏造説」「美保さんは北朝鮮で生きてる説」を支持してるわけではありません。

先日警察庁前で座り込みをやった後、庁舎のロビーで会った警察庁の幹部は議論の末「(注:美保さんの)DNAの鑑定結果が一致する以外に(注:遺体確認に)何が必要なんですか!」とまで言いました*37(この言葉を他のDNA鑑定に関わる冤罪事件*38の(注:再審請求の)原告にぜひ伝えてもらいたいものです)。

 やれやれですね。荒木の方こそ「冤罪事件に興味関心もない癖に」こういう時に冤罪がどうのこうのなんて冤罪被害者に全く失礼です。まあ、北海道庁爆破事件(道庁職員2名が死亡)の再審請求死刑囚*39・大森氏には荒木は関心あるみたいですけど、アレは「右翼運動の同志*40としての関心」だからまた意味合いが違うでしょう。
 また「警察のDNA鑑定が信用できない」と美保さんの件で荒木が言うのなら「めぐみさんの遺骨鑑定問題」はどうなるんでしょうか。北朝鮮は「アレは間違いなくめぐみさんの遺骨だ!」と言ってるわけです。
 「めぐみさんじゃない」と鑑定した結果だって鑑定したのは警察だし、「警察でも北朝鮮でもない中立な立場の第三者のチェック」が入ったわけでは全くありません。荒木の物言いだと「めぐみさん鑑定が正しいか、中立な立場の第三者にチェックさせるべき」になるでしょうが、まあ、そういったらほぼ100パー確実に「そんな必要はない」「お前は北朝鮮の手先か」と荒木は言い出すでしょうね。
 「中立な立場の人にやらせるんだから、チェックに何の問題もないでしょう、何が北朝鮮の手先なんですか、誹謗も大概にして下さい」と言っても無視するでしょう。
 全く荒木もふざけたどうしようもない馬鹿野郎です。

 おそらく他の特定失踪者についても様々なことが隠されているのでしょう。山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件はたまたま明らかになった氷山の一角なのかも知れません。

 美保さんの件だけでも「誤鑑定のもみ消しを疑うのならともかく故意の捏造ってふざけんな!」「氷山の一角て、拉致だの特定失踪者だので、美保さんの他に何が捏造だって言うのか言ってみろ!」「手前、家族会やウヨ政治家とつるんでれば警察相手に何言っても許されると思ってるのか!、ゴロツキ右翼が調子に乗るな!」と警察は荒木一味に怒り心頭でしょう。
 俺が家族会の人間だったら「警察がDNA鑑定を捏造した」「多分他にも警察はいろいろ捏造してる」と荒木が言い出した時点で「警察に敵意をもたれること」を恐れて荒木一味と距離を置くこと、つまり「家族会は荒木や島田、西岡と言った巣くう会と関係ないから、誤解しないで下さい。私たちはあなた方、警察がDNA鑑定を故意に捏造するなんてもちろんかけらも思ってません。警察の皆さんこれからも仲良くしましょう」とアピールすることを考えますが荒木とつきあい続けるんだから家族会の馬鹿さには心底呆れます。警察に恨まれることが拉致解決に役立つわけもないでしょうにねえ。


金正恩は大丈夫なのか
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/09/post-42a8.html
 正恩君の健康不安説が一部で出ていることから

外務省だけで対処出来ない事態*41が起こり得ることは想定しておいていただきたい

とまで放言する荒木には心底呆れます。要するに「正恩君の病死→有事」だの「彼の健康不安につけ込んだ反正恩派のクーデター→有事」だの妄想してるのでしょう。
 大丈夫なのかと聞きたくなるのは正恩君の健康より「荒木の脳みそ」「荒木とつきあう家族会の脳みそ」です。

【2014年9/4追記】
日経新聞北朝鮮・正恩氏の3側近訪韓 韓国統一相と会談』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM04H0H_U4A001C1MM0000/

 北朝鮮の黄炳瑞*42(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長ら金正恩*43キム・ジョンウン)第1書記の側近3人が4日午前、平壌から専用機で韓国に入った。同日夜に開く仁川アジア大会の閉会式に出席する。これに先立ち、一行は同日昼、柳吉在(リュ・ギルジェ)統一相と会談した。
 訪韓したのは黄氏のほか崔竜海*44(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党書記、金養建(キム・ヤンゴン)党統一戦線部長ら11人。3人は金正恩体制を支える中核人物だ。
 柳統一相との会談後には、金寛鎮*45(キム・グァンジン)国家安保室長ら政府高官も加わり、昼食を兼ねた会談を開く。一連の会談は朴槿恵(パク・クネ)政権での南北対話としては最も高いレベルとなる。

 荒木の言う「大丈夫なのか」には荒木にとって皮肉な形で回答が出ましたね。北朝鮮が荒木の言うようなやばい状態なら幹部3人が暢気に訪韓してる場合じゃないでしょうし、一方、そんなぐらついてる政権の幹部と韓国側も対話しないでしょう。つまりは「しばらくは北朝鮮の現体制は崩壊しそうにない」てことです。


拉致問題担当大臣
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/09/post-df67.html
 荒木が何言ってるかというと「福田改造内閣の中山拉致担当相以外は、政権交代前の自民政権*46の拉致担当相は全員官房長官の兼務だったじゃないか」「国家公安委員長の兼務になったのは鳩山政権以降のことだ」「第二次安倍内閣は昔のように官房長官を、つまり菅義偉氏を拉致担当相にせよ」だそうです。「今さらかよ」ですよね。民主党政権時代にそういうことをいわなかったのは「荒木が民主党を敵視していたから」で、まあ、「アンチ民主党」荒木の立場ではある意味仕方ないでしょうが安倍政権になって何故すぐそういわなかったのか。古屋「国家公安委員長」が第二次安倍内閣(改造前)拉致担当大臣になったときにそういうことは言えよ。
 まあ、それにしてもこれ「古屋は期待はずれだったし、山谷にも期待してない」と言ってるのも同然の発言で「荒木は一体どうしたんだ?」と首をひねります。古屋や山谷にすれば不愉快きわまりない荒木の発言でしょう。大体、菅官房長官を拉致担当相にしたら何がどうだって言うんでしょうねえ。そうすれば荒木に有利に情勢が動くとでも思ってるんでしょうか。そんな事実はないと思いますけどね。
 それとも「菅じゃ駄目だ、他の人間にこの際官房長官を変えてくれ」とでも言い出すのか。
 他の荒木発言にも軽く突っ込んでみます。

 御嶽山の噴火で防災担当大臣である山谷えり子拉致問題担当大臣はさらに多忙になりました。就任直後に広島の豪雨禍の視察にも行かれています。前号ニュースでお知らせした今晩のBS-TBSの番組も予定されていた山谷大臣の生出演ができなくなったために延期になったそうです。

防災担当相なら当然そうなるでしょう。御嶽山の噴火に対処しないで能天気にBS-TBSに出演して「拉致がどうこう」言ってたらそれこそ人間性が疑われます。

 現在山谷さんは拉致問題担当大臣以外に国家公安委員会委員長、海洋政策・領土問題担当大臣、国土強靱化担当大臣、内閣府特命担当大臣(防災)を兼ねています。

 兼務しすぎですよね。たとえば国土強靱化なんて事実上「防災建築」と同じなんだから太田昭宏国交相が兼務すればいいんじゃないか。
 まあ、第一次安倍内閣でも高市*47「沖縄及び北方対策担当相」「科学技術政策担当相」「イノベーション担当相」「男女共同参画担当相」「少子化対策担当相」「食品安全担当相」というすさまじいのがありましたけど。「沖縄問題(米軍基地問題)」は「防衛省」と、「科学技術」は「文科省」と、「イノベーション」は「経産省」と、「少子化対策」は「厚労省」と、「食品安全」は「農水省」とそれぞれ協議の必要があるでしょう。第一次安倍内閣大臣当時の高市が本気で全部やろうとしたら体が持たないでしょう。要するにどう見ても肩書きを大量にくっつけただけです。

 一方、拉致問題担当大臣というのは国家公安委員長を兼務しているので警察は指揮できますが、外務省にも防衛省*48にも監督権限はありません。

 当たり前でしょうが。でだから何だというのか。拉致担当相は外相と防衛相と国家公安委員長を兼務せよとでも言うのか。
 拉致担当相と外相、防衛相が協議すればいいだけだし、一番上には調整役としての首相もいるわけです。
 大体「ある問題」が複数の省庁に関わるのは拉致限定じゃない。じゃあTPP担当相である甘利明経済財政担当相*49には「農水省経産省に対する監督権限が必要」なのか?。そういう話じゃないでしょう。

 前の自民党政権時代、拉致問題担当大臣官房長官兼務以外だったのは中山恭子・現参議院議員だけでしたが、中山さんは国家公安委員長の兼務もありませんでした。ご本人の意志とは関係なく、当時の福田政権が期待したのは家族会が政府に反旗を翻さないようになだめさせることだったと思います。

 意味がよく分からないですね。別に拉致担当相が国家公安委員長を兼務する必要ないでしょう。
 つうか「家族会が政府に反旗を翻さないようになだめさせること」て、まるで福田氏が中山を大臣にしたことが悪かったみたいな物言いですけど、引き受けたのは中山の意思でしょうに。引き受けるべきじゃなかったとでも言うんですかね。そしてそんな事言うなら「安倍や麻生が中山を拉致担当首相補佐官にした」のだって全く同じ事でしょうに。「首相補佐官」の方が大臣より格落ちなんですから、むしろ福田氏に感謝すべきなのに安倍に感謝するんだからわけがわかりません。結局、荒木らにとって「ウヨの安倍は評価に値し、安倍ほどの極右でない福田氏は非難の対象」という「拉致と全く関係ない評価」がされてるわけです。

山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件でも前の古屋大臣、そして今の山谷大臣も入閣前には委員会での質問もされましたが、大臣になってからは動かすことができませんでした。

 権限がどうこう言う話ではなく、野党時代なら無責任に警察非難出来ても「警察を本当に指揮監督する立場」になれば「DNA鑑定捏造疑惑」なんてホラ話に乗っかることは古屋も山谷も恐ろしくて出来ないって事でしょう。政治的性格は大きく違いますけど「野党時代はダライと会うことに躊躇しなかった安倍が首相になったら中国の反発を恐れて会わなくなった」のと同じ事です。
 まともな常識があれば「DNA鑑定捏造疑惑」なんてホラ話には乗っかりません。まあ、古屋や山谷には「野党時代にもその常識を発揮して欲しかった」ところですけどね。

(注:今回官房長官に拉致担当相を兼務させるにおいては)もちろん前のように肩書きだけの官房長官兼務ではなく

 「前」とやらには「第一次安倍内閣の塩崎*50官房長官(改造前)や与謝野*51官房長官(改造後)」も入るのか荒木にははっきり言って欲しいもんです。多分適当にごまかすでしょうが。そして「肩書きだけじゃない兼務」て具体的にどういう意味なんですかね。まあ、巣くう会の言うことを聞くかどうかが判断基準というくだらない話でしょうけど。いずれにせよ今さら「官房長官の兼務にしろ」と言ったって安倍は無視するだけでしょう。そういう運動をしたいなら改造前にやれって話です。


朝日新聞
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/09/post-a1a2.html

 横田めぐみさん拉致を西村眞悟衆議院議員が初めて国会で取り上げた平成9年(1997)2月3日、実名・写真入りで報道したのは産経新聞本紙と朝日新聞社の「AERA」でした。

ということで「巣くう会や拉致被害者家族会は朝日に恩義がある」と言いだし「一部右翼人士の朝日非難には同調できない」という荒木です。
 「一部右翼人士の朝日批判」というのに「朝日なんか廃刊しろ」という島田洋一が入ってるのは間違いないでしょう。
 ただし朝日を擁護しても
1)名指しで批判者(例:島田洋一)を批判出来ない
2)吉田証言誤報を理由に河野談話撤回と言う暴論を唱えるところは島田らと同じ
と言う点が所詮荒木の限界ですが。
 とはいえ、わざわざ「島田らの反感を買いかねない」こういうことをいうということはよほど荒木は「朝日の拉致報道」に感謝してるんですかね?。荒木にここまで評価されてることを喜んでいいのかははなはだ微妙です。何せ「特定失踪者」なんてデマをほざく男ですからね。
 そう言う意味では「政府が北朝鮮拉致疑惑を認めた答弁」を初めて引き出した「橋本敦参院議員質問」と言う功績があるのに荒木に褒められない共産党はむしろ喜んでいいのかも知れません。

 かつて拉致問題に及び腰だった、特に政治家が、ここぞとばかりに拉致を朝日叩きの材料に使っているのには正直言って違和感を感じます。
 私自身は朝日新聞の社論とはかなり異なる立場にいる人間であり、今後も批判すべきことは批判するつもりです。
(中略)
 が、朝日叩きを利用して責任逃れをすることはあってはならないはずです。

 荒木が非難する「朝日叩きを利用して拉致問題の責任逃れをする政治家」とは具体的に誰のことなんでしょうか?(そういうことを左派の政治家はしていないので右派の政治家だと言う事、前後の文脈から見て与党政治家であろうと言う事は分かりますが)。
 首相の安倍ですか?。安倍が自分の思い通りに動かないから「朝日叩きを利用して拉致問題の責任逃れをする政治家」呼ばわりですか?
 荒木が政治家の名前を出せない辺りが「何だかなあ」と思います。

■調査会役員の参加する講演会(一般公開の拉致問題に関係するイベント)・メディア出演・寄稿・特定失踪者問題に関する報道(突発事案などで、変更される可能性もあります)等
★9月28日(日)7:30〜 フジテレビ系「新報道2001
★9月28日(日)21:00〜 BS-TBS「週刊BS-TBS報道部」

 やれやれですね。フジテレビが荒木とずぶずぶであることには驚きはありませんがTBSがそこまでいかれた会社だとは。ああ、でも報道特集では荒木が良くでてましたっけ。


■失踪者ご家族への対応について(特に報道関係の皆様に)
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/09/post-1d34.html

これまでになく特定失踪者への関心が高まっています。

とてもそうは思えませんけどね。

(注:特定失踪者に対する)国民各位の理解が深まることは拉致問題の解決にも寄与するはずです。

確かに
「小泉訪朝後の失踪者まで特定失踪者認定してるんですよ。そんな事があると思いますか?」
「幼稚園児の松岡伸矢君まで特定失踪者認定してるんですよ。そんな事があると思いますか?」
「特定失踪者認定した山本美保さんと言う人が後に山形で遺体(事故死体?)で発見されてるのに巣くう会は、『遺体は腐乱して肉眼で判断できないから美保さんじゃない、警察のDNA鑑定は捏造だ、美保さんは北朝鮮で生きてる』と強弁してるんですよ。そんな事があると思いますか?」
「特定失踪者認定した小山修司さんと言う人が後に千葉で事故死体で発見され、ご家族も小山さんの遺体と認めたためか、巣くう会は渋々認定を撤回してるんですよ(そもそも小山さんは小泉訪朝後の失踪者ですが)。認定がデタラメすぎると思いません?」
と巣くう会のデタラメさについて理解が深まり連中が政治力を失えば拉致の解決にも寄与するでしょう(毒)。
 正直いくら何でもここまでデタラメなことを巣くう会が言うとは思ってなかった。
 ましてやそのデタラメを家族会や政府与党、マスコミが黙認*52するとは思っても見ませんでした。日本人であることが冗談でなく心底嫌になります。外国人相手にこんな馬鹿な話ができますか。「じゃあ何で政府が拉致認定しないの?」「小山修司さんなんて存在がいる時点で特定失踪者認定が怪しいジャン」と言われるのが落ちです。
 蓮池透氏などは頭のいい人ですからさすがに巣くう会の酷さに気付いて「小泉訪朝後に拉致があるとか幼稚園児の失踪が北朝鮮拉致とか本当とは思えない、そんな怪しい代物を持ち出して政府認定拉致の解決が遅れてはたまらん」と巣くう会批判を始めます。
 しかし、それを横田夫妻ら家族会が支持するどころか敵視して家族会から蓮池氏を追放、荒木ら巣くう会とつきあい続けるというのだから家族会の馬鹿さには呆れて物が言えません。
 まあ、それはともかく、このエントリの「荒木のお願い」とやらは今ひとつ訳がわかりません。「特定失踪者への取材攻勢は控えて欲しい」てことでしょうか。まあ、特定失踪者家族に限らず、むやみやたらに取材することがいいとは確かに俺も思いませんけどね。「政治家や芸術家などといった公人」ならともかく特定失踪者家族なんて私人ですし(そもそも特定失踪者なんて拉致じゃありませんし)。
 しかし荒木が「取材は巣くう会を通して」などと言わない点が興味深いですね。本当はそういって巣くう会の政治力増大に利用したいのかも知れませんがそこは特定失踪者家族も千差万別、「取材攻勢ウエルカム、巣くう会なんてワンクッションはいらん」て家族もいるんでしょう。


■鰻(うなぎ)
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/09/post-53e8.html

後で我ながら「なぜ鰻と言ったのだろう」と考えました。普通なら「八百屋に行って魚を求める」でしょう。

「今頃かよ」ですね。荒木にとってはよほどウナギってのは大ごちそうなんでしょうか。ただ八百屋(?)でアレ魚屋でアレ、ウナギって自分で買ってきて自宅で料理する人はあまりいないと思いますが。普通はうなぎ屋で食べますよね。
 だからどうでもいいですけどウナギのたとえだと「ミスドに行ってウナギ」「サーティーワンに行ってウナギ」とかになるんじゃないか?

昨日あたり流れた*53北朝鮮が言ってきた初回の報告が特定失踪者*54・日本人妻と戦後残留者に限られていたので日本政府が報告を拒否した」という報道からするとまんざら当たっていないわけでもないと思いました。要は政府認定拉致被害者(=鰻)が入っていないからということでしょう。

 それが事実なら日本政府はふざけています。「日本人妻と戦後残留者」はどうでもいいのか。そんなふざけた話はないでしょう。荒木がそれについて「事実なら日本人妻と戦後残留者に失礼だ」などとは言わないのにも呆れます。荒木にとって「日本人妻と戦後残留者」はどうでもいいのか。
 それと「特定失踪者がどうでもいいかのような物言いを荒木がしている」のにはびっくりです。
 荒木の立場では「それが事実なら安倍政権は特定失踪者のリストを出しなさい」て言うべきじゃないんですかね。荒木の考えはさっぱりわかりません。

最終的には死亡とされた政府認定拉致被害者も、また現在認定されていない拉致被害者も(われわれのリストや警察のリストにない人も含め)全て取り返すのが国家としての責務です。

われわれのリストや警察のリストにない人も含め

てのは無茶苦茶ですね。荒木らの特定失踪者リストにない人間すら取り返せと主張するってそれ言いがかり以外の何物でもないじゃないですか。

ピストルをちらつかせながらにっこり笑って「ちょっと誠意を見せてもらえないかなあ」という交渉こそが必要だと思います。 

 意味不明なへたくそな比喩「ピストルで脅す」とはどういう意味なのか荒木ははっきり言ったらどうなんですかね。
 「自衛隊で軍事攻撃するぞ」と脅せと言う事なのか。そんなことはできるわけもない。
 それとも「制裁を復活するぞ」と脅せと言う事なのか。たぶん無駄でしょうね。小泉訪朝後制裁を続けて意味がなかったから今回一部解除したわけです。
 いずれにせよ荒木が「ピストル」云々という比喩でしか表現できずはっきり「ああしろこうしろ」と言えないのは「具体的内容をはっきり言って安倍に無視された場合の面子失墜が怖い」ということなんでしょうね。だから曖昧な、どうとでもとれる物言い「ピストル」でごまかすと。


■決断
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/09/post-6e25.html

 北朝鮮はこれまでおそらく(注:小泉訪朝後)10年近く、日本政府に対して「あと(注:拉致被害者を)何人出せば終わりにするのか」と言ってきました。そして日本政府はそれに答えることができませんでした。

 実は「荒木が妄想する北朝鮮の言い分」に近いことは「巣くう会批判を開始以降の」蓮池透さんも著書「拉致」(2009年、かもがわ出版)の中で言っています。
「日本政府が取り戻したい拉致被害者とは一体、全部で何人いるのか?」
「それが曖昧だといつまで経っても日本側からまた拉致被害者が見つかったと蒸し返す危険性があるから北朝鮮も交渉に応じないだろう、それでは拉致被害者も困るではないか。交渉以外にどうやって問題を解決するのか」
「特定失踪者なんて曖昧な物は交渉に持ち出すべきじゃない、政府認定拉致被害者だけ交渉に持ち出すべきだ」と言う主旨の事を。
 言ってる事は全く当然の話です。「交渉以外に問題は解決しない」し「交渉する場合に落としどころをしっかり相手に示す*55」のも当然でしょう。
 「何人出せば終わりなのか」というか「一体あんたらの言う拉致被害者、拉致の疑いがある人って何人なのか」というのは北朝鮮が問題にするのは当たり前でしょう。「これで交渉の対象にしてる拉致被害者は打ち止め」のはずが、いつまでたっても「打ち止めにならず」、「また拉致の疑いのある人が見つかった」となる疑いがあるのではいつまで経っても解決にならず、向こうも交渉する気はなくなるでしょう。特定失踪者なんてもんが持ち出されたのは小泉訪朝後の話です。後出しじゃんけんにも程がある。まあ、「拉致なんか北朝鮮は認めない」と思ってた頃は「それなりにまともな物しか拉致被害者として出してなかった」巣くう会ですが「小泉訪朝で認めるやいなや」、特定失踪者なんてインチキを始めるわけです。まあ、そういうインチキを始めたことで巣くう会のデタラメぶりが誰の目にも判明したってのはいいことですが。問題は「巣くう会のデタラメ・特定失踪者認定」より「それを容認する家族会、政府、日本社会」にあります。蓮池透さんみたいに「そんな怪しい物持ち出すな」と言う人間が多数派ならこんなばかばかしい話はまかり通らないんですから。
 まあ、それはともかく。で言うまでもなく荒木は「蒸し返して何が悪い」と無茶苦茶な事を言うわけです。どう見ても荒木には拉致を解決する気があるとは思えませんが家族会関係者ではっきり荒木を批判したのが蓮池透さんだけで、その蓮池さんは「裏切り者として家族会除名」ですから家族会のあまりの悲惨さに言葉もないですね。

 田原総一朗氏が有本恵子さんのご両親に訴えられた裁判で提出した陳述書の中に次のような一節があります。

「私(田原氏)は、(北朝鮮から)帰国後の平成19年11月8日、外務省にて、外務省幹部4人と拉致問題について話し合いました。
(中略)
 私が、(注:北朝鮮の)ソン・イルホ(注:日朝交渉担当)大使が『8人*56以外に複数の日本人が生存している』と話したことを伝えたところ、外務省幹部は『同じ話を聞いているが、8人以外の複数の日本人が帰国しても、北朝鮮に対する世論が好転することはないと判断したため、その話はなかったことにした。』などと話しました」

 ニュアンスの違いはあるでしょうが、自分が訴えられた裁判の陳述書で提出した内容ですからわざわざありもしない話をでっち上げたとは思えません。

 荒木には「おいおい、お前は何を言ってるんだ?」ですね。この裁判は
1)田原氏が「外務省は有本恵子さんは死んだと判断している。私の取材にそう答えた」とメディアにおいていい
2)有本恵子さんの両親、家族会、巣くう会が「恵子は今も生きてるはずだ、外務省もそういう認識のはずだ。田原は嘘つきだ、北朝鮮の手先か、そんな外務官僚がいるわけがない、田原の嘘を暴く!。田原は取材テープを公開せよ」と要求
3)田原氏が取材源の秘匿を理由に拒否
4)恵子さんの両親らがテープ公開を求めて訴訟
という話で始まった裁判なのですが(結局、取材源の秘匿を理由に裁判所が原告が求めた取材テープの公開を認めなかったため、田原氏の主張の真偽は不明です。外務省が田原氏にほとんど抗議しなかったことを考えれば「全くの事実無根、田原氏の口から出任せ」とも思えませんが)。
 で、荒木は「田原氏を嘘つき扱いし、外務省を擁護する巣くう会側の人間のはず」なんですが「田原の発言は真実だと思う、『8人以外の複数の日本人が帰国しても、北朝鮮に対する世論が好転することはないと判断したため、その話はなかったことにした』とは何事か。外務省は許せない」と言い出すのはどういう脳みそをしてるんでしょうか。「恵子さんについての田原発言は嘘だが他は真実だ」とでも強弁するのか。
 外務省が叩けさえすれば荒木にとって論理的整合性はどうでもいいのか。

 7月3日、総理はぶら下がりの会見で北朝鮮の「特別調査委員会設置」について、「かつてない体制」と評価し、「行動対行動の原則に従って、(注:特別調査委員会設置という北朝鮮の行動に対し)日本がとってきた一部の(注:経済制裁)措置を解除する(注:と言う行動で報いるつもりだ)」と発表しました。
(中略)
 おそらく北朝鮮に対し「私が決断する」ということを示したのでしょう。
 その「決断」が何かと考えると「こちらが納得できるところまで出せば事実上拉致問題を棚上げにする」ということではないか(中略)。
 そして納得できるところとはおそらく横田めぐみさんを含めた政府認定拉致被害者の大部分(つまり「死亡」を取り消させる)と、特定失踪者の何人か*57(注:の存在、生存を認めた上での日本帰国)ということでしょう。そしてその後、北朝鮮は「これで(注:拉致問題は)終わった」と理解し、日本側は「(注:拉致問題は)引き続き粘り強く交渉を行う」と、同床異夢の解釈ができるようにしていったん終わりにするということではないかと思います。

 荒木も随分と安倍に対してきついことをいうもんです。この荒木の解釈が正しいかどうか知りませんが、本気で荒木がこう思ってるのなら安倍を厳しく非難しないと筋が通らないでしょう(この文章では荒木は曖昧な奥歯に物が挟まったような事を書いていて明確な安倍批判はしていません)。
 安倍以外だったら確実に罵倒でしょうから。
 本格的な安倍批判が果たして安倍信者の荒木にできるのか。荒木が仮に安倍批判をやったとしてそれに果たして巣くう会や家族会がついてくるのか。
可能性としては
1)ここまで安倍に批判的な事を言いきったのに結局「安倍を完全に敵に回すことが怖くて」荒木には本格的な安倍批判ができずうやむやになる
2)荒木が本格的な安倍批判をするが救う会や家族会が「安倍さんに失礼だ」と荒木を運動から追放
3)荒木とともに巣くう会や家族会が本格的な安倍批判
でしょうが一体どうなるのか気になるところです。個人的には1)、2)、3)の順で可能性が高いと見ますが。荒木や救う会、家族会には安倍批判ははっきり言ってハードルが高いでしょう。

 体制が変わらない限り取り返すことはできません。

 いつもの体制転覆論です。体制転覆なんかできるわけもないし、すべきでもない。ウンギョンさんや寺越武志さんの身の安全をどう考えてるのか。大体これでは政府方針「圧力による対話」「対話のための圧力」にすら反するじゃないですか。圧力はあくまでも建前では「対話のため」であって「体制転覆のため」じゃありません。

「八百屋に行って鰻を求める」ためには、八百屋にピストルを突き付けて鰻を持ってこさせるしかありません。私は総理に必要なのはその決断だと思います。「今帰せば利益が得られる」ではなく、「今のうちに帰さないと何をされるか分からない」という恐怖感こそ、あの独裁体制を動かすことができます。

ばかばかしい。「自衛隊で攻撃するぞ」と北朝鮮を脅せとでも言うのか。そんなことはできるわけもなければすべきでもないでしょう。ウナギ(拉致被害者)を北朝鮮に持ってこさせるのだったらもっと平和的な方法を考えたらどうなのか。

 そしてそれ*58ができないのなら日本は北朝鮮のみならず外国からの脅威にこれからも晒され続けます。

北朝鮮のみならず外国からの脅威」て何を想定してるんでしょうか?。尖閣問題の中国?。北方領土問題のロシア?。竹島問題の韓国?。いずれにせよ荒木は非常識きわまりないでしょう。

総理は政治生命も、場合によっては物理的生命も賭けていただかなければならないかも知れませんが、あえてそれをしていただきたい

 「物理的生命の危険」とは要するに「暗殺の危険」ということでしょうが荒木は一体何を想定してるのか。はっきり言ってほしいもんです。「自衛隊による北朝鮮攻撃を公言すれば北朝鮮が安倍を暗殺しようとするかも知れないがそれを覚悟して公言しろ」とでも言うのか。いずれにせよ首相に向かって「暗殺を覚悟しろ」と放言するとは、もはや荒木の言ってる事は正気じゃないですね。

*1:著書『日中国交正常化と台湾』(2012年、北樹出版)など

*2:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)を歴任

*3:池田内閣労働相、佐藤内閣官房長官、田中内閣厚生相、福田内閣運輸相、衆院議長を歴任

*4:昭和27年と言えば朝鮮戦争の真っ最中であり、日本で拉致なんてやってる余裕があるとも思えません。

*5:北朝鮮と思われる不審船が海保の銃撃によって撃沈された

*6:スウェーデンの首都

*7:俺は勿論「非」としますが

*8:朝鮮労働党組織指導部第一副部長を経て現在、国防委員会副委員長、朝鮮人民軍総政治局長

*9:元国防副委員長、元朝鮮人民軍総政治局長。現在、国家体育指導委員会委員長、朝鮮労働党書記。国防副委員長、朝鮮人民軍総政治局長の辞任については「失脚説」と「病気辞任説」がある。

*10:朝鮮労働党統一戦線部

*11:彼ら大物が一時的とは言え北朝鮮を留守にすることは「北朝鮮体制が安定してることの証明」でしょうが荒木はどうもそうは考えないようです。

*12:統合参謀本部議長、国防相を経て、現在、国家安保室長。

*13:たぶんそうだろうとは思ってましたが、「ウンギョンさん達のことを心配している」と偽装する気もないらしい事には呆れます。いや偽装されても困りますけど。

*14:中国・遼寧省省都

*15:普通に墓参とか遺骨回収とか言わない点が荒木らしい酷さです

*16:もちろんその場合でも記憶が正しい保障はどこにもないですが。

*17:まあ後でも指摘しますが見つかる可能性はまずないでしょうが

*18:フジテレビらしい実に馬鹿げた報道です。

*19:そもそも国内に工作員がいるという保障はどこにもありません。

*20:これだって小説の中だけで起こるおとぎ話でしょう。

*21:つうかこの件の場合「ただの不審者」に過ぎないのですが。

*22:もちろんそうだという保障はどこにもありませんが

*23:ここまで笑えない酷い冗談で警察を誹謗する荒木とそれにつきあう家族会には心底呆れます。

*24:プロイセン王国の駐ロシア大使、駐フランス大使、プロイセン王国首相を経てドイツ帝国首相

*25:正確にはこの「経験」とは「自分の経験」、「歴史」とは「他者の経験」です。つまり平たく言うと「バカは自分で痛い眼見ないと分からない」「本などで他者の体験を学んだりできない」という話です。

*26:北朝鮮の対日交渉担当大使

*27:もちろんいい結果が出る出ないではなく北朝鮮打倒論者の荒木が本心ではいかなる形でも交渉を望んでないだけの話ですが

*28:この場合での勝ちとは「日露戦争パターン(日本海海戦でロシア・バルチック艦隊に大打撃を与えたように、日本が米国海軍に大打撃与えて米国の戦意をなくし和平交渉に持っていく)」であってさすがに日露戦争でロシアに進軍しなかったように米国上陸で地上戦なんかタカ派も考えていません。太平洋戦争での「日本海海戦」にあたるのが「ミッドウエー海戦」ですが逆に日本が大打撃食らいます。

*29:小泉訪朝後12年間拉致で動きがなかった事

*30:林、近衛、平沼、小磯、鈴木、東久邇、幣原内閣で海軍大臣

*31:海軍省軍務局長、海軍航空本部長、第四艦隊司令長官、海軍兵学校長、海軍次官などを歴任

*32:海軍次官連合艦隊司令長官、海軍軍令部長侍従長、枢密院議長などを経て首相

*33:貴族院議長を経て首相。戦後、A級戦犯に指定されたことを苦にして自殺

*34:元海軍軍人。戦記作家。著書『連合艦隊興亡記(上)(下) 』(1996年、中公文庫)、『日本海軍の驕り症候群(上)(下)』(1997年、中公文庫)、『元連合艦隊参謀が語る日本海軍失敗の本質』(2008年、PHP文庫)など

*35:遺族だって本気で荒木の与太「鑑定結果は故意の捏造」「美保さんは北朝鮮で生きてる」を信じてるわけではなく彼らが信じてる、つうか信じたいのは「腐乱死体は美保じゃない」「警察は足利事件のようなDNA誤鑑定したあげく責任追及を恐れて真実隠蔽に走ってる」ということだけでしょう。あくまでも「嘘も方便」で荒木の与太につきあってるだけでしょう。「嘘も方便」では許されないと俺個人は思いますけど。

*36:まあ不幸にして(いや幸いにしてか?)誤鑑定でも美保さんの所在が分かることはおそらくもはやないでしょうけど、「もしかしたら遠い星の下で美保は今も生きてるかも」と思えるだけで家族は幸せなのでしょう。

*37:警察サイドが完全に荒木の言いがかりにマジ切れしてること、荒木の言いがかりに屈する気が全くないこと、それを荒木も認識しながらわざと警察に敵対してることがよく分かる文です。

*38:無罪判決が出た足利事件が最も有名ですが、再審請求事件ならば確か他にもあります。

*39:無罪を主張。日弁連アムネスティも「冤罪ではないか」と関心持ってるようだし、まあ、大森氏が有罪判決のママなくなるとしても、人権団体の批判を浴びるであろう「死刑強行」ではなく帝銀事件の平沢被告のように獄中死(病死)でしょう。

*40:大森氏も新左翼からトンデモ極右化するとは全く変な御仁です。

*41:おそらくいわゆる朝鮮有事のことであり、荒木は「自衛隊出動論」でも唱えるのだろう。

*42:朝鮮労働党組織指導部第一副部長を経て現在、国防委員会副委員長、朝鮮人民軍総政治局長

*43:国防第一委員長、朝鮮労働党第一書記、朝鮮人民軍最高司令官

*44:元国防副委員長、元朝鮮人民軍総政治局長。現在、国家体育指導委員会委員長、朝鮮労働党書記。国防委員長、朝鮮人民軍総政治局長の辞任については「失脚説」と「病気辞任説」がある。

*45:統合参謀本部議長、国防相を経て、現在、国家安保室長。

*46:第一次安倍(改造前も改造後も)、福田(改造前)、麻生

*47:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、自民党政務調査会長(第二次安倍総裁時代)、第二次安倍内閣総務相を歴任

*48:そもそも「レンジャー部隊による救出」などという救う会路線を取らない限り防衛省拉致問題での出番はありませんが。

*49:小渕内閣労働相、第一次安倍、福田内閣経産相麻生内閣規制改革担当相など歴任

*50:第二次安倍内閣厚労相

*51:村山内閣文相、橋本内閣官房副長官小渕内閣通産相自民党政務調査会長(小泉総裁時代)、小泉内閣金融・経済財政担当相、福田内閣経済財政担当相、麻生内閣財務相などを歴任

*52:多くの場合さすがに積極支持じゃないでしょう。

*53:どこで流れたのやら?

*54:特定失踪者が北朝鮮拉致なんて事はないでしょうし、本当にそうだったらむしろ安倍は喜んで出すんじゃないですかね。

*55:拉致に限らず交渉ってそういうもんでしょう

*56:蓮池夫妻、地村夫妻、曽我さん、及びその家族と言う事か?。ただそれだと「8人を超えていた」ような気がするが。

*57:そもそも特定失踪者のほとんどは明らかに拉致ではないでしょう。いや「全部、拉致の可能性はない」と言いきってもいいかもしれません。荒木も本心ではそれは良く理解しているでしょう。

*58:荒木の言う「八百屋にピストルを突き付けて鰻を持ってこさせる」ということ。「自衛隊での北朝鮮攻撃をするぞと北朝鮮を恫喝する事」か?