筆坂秀世の転落が酷すぎてあきれ果てた(副題:河野談話否定論をかます筆坂)

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41557?page=4
 慰安婦問題で「朝日新聞」が8月5日付と6日付で特集記事を組んだ。この特集について、杉浦信之編集委員は、「『慰安婦問題は朝日新聞の捏造(ねつぞう)』といういわれなき批判が起きています」と述べたうえで、「記事の一部に、事実関係の誤りがあったことがわかりました」とさらっと述べている*1。では「事実関係の誤り」とは何か。
 この問題で論争になってきたのは、官憲による強制があったかどうかである。朝日新聞は、済州島での慰安婦狩りがあったとする吉田清治氏を16回も登場させ、強制連行があったとする根拠にしてきた。それについて、今回の特集で「裏づけ得られず虚偽と判断」と結論づけている。
 また、これまで「第2次大戦の直前から『女子挺身隊』などの名で前線に動員され、慰安所で日本軍人相手に売春させられた」(91年12月10日付)とか、「太平洋戦争に入ると、主として朝鮮人女性を挺身隊の名で強制連行した。その人数は8万とも20万ともいわれる」(92年1月11日)などと報道してきた。だが挺身隊と慰安婦はまったく別だった*2というのである。
 つまり強制連行の根拠は、まったく捏造だった。朝日新聞は、それでも韓国に謝れと言うが、朝日はまず日本国民に謝罪すべきであろう。

「筆坂、手前デタラメ抜かしてるんじゃねえ」と本当に呆れますね。
 小生も何度も指摘していますし、多くの論者が指摘していることですが、「河野談話」にせよ「米国下院慰安婦決議」にせよ「国連の報告書」にせよ「吉見義明氏ら研究者の著書」にせよ「吉田証言のみに依拠してる」なんてことはありません。
 吉田証言が虚偽なら「慰安婦は合法」という筆坂や産経こそがデマゴーグです。
 しかし筆坂も「日本共産党政策委員長・参院議員」まで務めた男が「慰安婦は合法だ!」「韓国は嘘つきだ!」と叫んで恥じないのだから呆れますね。もちろん共産党は「慰安婦は違法行為」「日韓友好は大事」という立場であり、筆坂も党幹部時代はその立場で発言していたわけです。党幹部時代に「慰安婦は合法」「韓国は嘘つきだから友好関係なんて築けない」なんて言ったら「歴史学会の通説に反するデマを流して慰安婦を誹謗するとは筆坂は何を考えてるんだ、しかも、我が党の公式見解にも反してる」「我が党が慰安婦を侮辱する性差別政党だと思われるではないか」「しかも嘘つき韓国と友好関係が築けないとはあいつはアホか、政策委員長を解任した上で除名するしかないなby党執行部」と処分物ですからね。
 離党したとは言え、よくもまあ恥知らずにも党幹部時代と180度真逆のことが言えたもんです。
 結局「僕はウヨに媚びて生きるんだ、そうするしか能のない男なんだ」「プライドなんてねえよ、飯が食えればいい」が筆坂なんでしょう。最初はさすがに「穏健保守ないし中道左派」の共産党批判者を演じていた筆坂ですが、才能がないのでそれが行き詰まったと。離党直後は著書『日本共産党』(2006年、新潮新書)でそれなりの注目を集めた筆坂でしたが「穏健保守ないし中道左派共産党批判者」を演じ続けられるほどの注目は長くは続かなかった。既にそういう批判者は山ほどいますからね。才能なければ筆坂が行き詰まるのは当然です。
 で、それに我慢がならないのか、しかし「穏健保守ないし中道左派共産党批判者の立場」でまじめに努力して世間の評価を得ようとする気概も才能もないのか、とにかく目先の金が大事だ、ウヨに媚びればウヨが金くれると、ついに「極右以外支持しない暴言(河野談話否定論やそれに基づく朴クネ政権への悪口雑言)を放言する」に至ったと。
 共産支持者として「元党幹部」筆坂の腐れ外道ぶりには頭に来ますね。
 「こいつは党幹部時代からこういう信念のない党利党略だけの奴だったのか」「党員や支持者をだましてきたのか」と。
 とはいえ「筆坂が馬鹿な事を言えば言うほど」、「世間の良識派」は「慰安婦は合法と言うほど女性差別主義者ならあの人やはりセクハラしてたんでしょうね」「してないのなら名誉毀損で党を訴えればいいじゃない、怪しい男ね」「いずれにせよ慰安婦を侮辱するような男が共産党の批判をするなんてもはや街宣右翼と違わないじゃない」と思われるでしょうから党支持者として「ざまあ筆坂、お前の党批判の説得力がなくなってよかったな(毒)」と喜んだ方がいいのか(苦笑)
 しかし「セクハラで処分された男(党政策委員長を解任)」が「慰安婦は合法!」と叫べば「セクハラ男だからそういうバカを言う」と世間から冷たい目で見られる程度のこともわからないんだから筆坂も哀れな男です。まあ、分かった上で「金にさえなれば何でもやる」ところに筆坂もいってるのかも知れませんが。

*1:杉浦氏の文章についてはhttp://www.asahi.com/articles/DA3S11284070.html参照

*2:報道初期はともかくこんなことは今は皆分かっています。別に「過去に混同があったから」安倍が批判されてるわけでもなければ、安倍を批判してる韓国が混同してる訳でも全くありません。筆坂や産経のデマ屋ぶりには心底呆れます。