【張成沢失脚後の】今日の北朝鮮・韓国最新ニュース(9/6分)(追記・訂正あり)

9月の日付で10月記事と大幅に日付がずれていますが連続更新の形にしたいので。

産経新聞金正恩氏、杖つき視察する姿…40日ぶりメディアに登場 北朝鮮で一斉に報道』
http://www.sankei.com/world/news/141014/wor1410140012-n1.html
 まあ予想通りですね。荒木が吹いてた「政変の予感」なんてデマカセだったわけです。荒木とか国外のウヨに好き勝手デマ流されるのにさすがに金正恩君も我慢がならなくなったってところでしょうか。
中央日報『ライス米補佐官「北朝鮮、権力移動の兆候なく』
http://japanese.joins.com/article/266/191266.html
によれば米国のライス国家安全保障担当大統領補佐官は「政変の可能性はない」とする見解を表明したそうです。


朝日新聞『中国の扱い、カンボジアより短く 北朝鮮国内のニュース』
http://www.asahi.com/articles/ASGBD5HLDGBDUHBI00L.html

 ラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮朝鮮中央放送は11日、10日の朝鮮労働党創建69周年にカンボジア人民党が祝電を送ってきたことを報じるニュースの末尾に付け加える形で、中国共産党が花かごを寄せたことを短く伝えた。中朝間の冷え込みを象徴する動きとの見方が出ている。

 カンボジア人民党ってどんな党だったかと思ってググって見ます。ウィキペ「カンボジア人民党」によれば
1)ベトナムが支援したいわゆるヘン・サムリン*1派(カンボジア人民革命党)がルーツの政党(当初は共産主義政党)。サムリンが長く書記長(党首)を務めた。
2)現在、カンボジアの政権与党(最大野党がカンボジア救国党*2)。首相のフン・セン氏*3は「1998年から現在まで」16年に及ぶ長期政権を維持している
とのこと。
 まあ、これだけでは何とも言えないと思います。せいぜい「中国への牽制」だと思いますが。


東京新聞拉致問題打開「対話」シフト 第1次内閣「圧力」成果なし』

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014101302000135.html
 北朝鮮による日本人拉致問題で、日本政府が掲げる外交方針は「対話と圧力」と「行動対行動」。北朝鮮側の動向に応じて硬軟を使い分ける外交策だが、歴代内閣は「対話」と「圧力」の間で揺れ動いた。安倍晋三首相も第1次内閣では圧力に傾いていたが、今は対話重視の姿勢が目立つ。 (上野実輝彦)
 首相は十二日、拉致問題をめぐる北朝鮮への対応について「基本的には対話と圧力の姿勢で対応するが、解決していくためには対話していかなければならない」と語った。
 これまでの安倍首相には「圧力」重視のイメージが強かった。
 拉致被害者五人を帰国させた小泉内閣を引き継ぎ、二〇〇六年に首相になった安倍氏は「主張する外交」を展開。北朝鮮が核実験を行うと、国連に先駆けて独自の経済制裁を発動し、北朝鮮船舶の入港や輸出入を全面禁止した。核開発をめぐる六カ国協議の参加国が重油支援を決めた際も、日本だけは「拉致問題解決が先」として加わらなかった。
 この路線は、国内で一定の支持を得たものの、北朝鮮は反発。対話の糸口すらつかめなくなった。
 後任の福田康夫首相は対話姿勢に転じ、〇八年八月には拉致の調査やり直しで北朝鮮と合意。しかし、この直後に退陣したため実現しなかった。その後は、首相が頻繁に交代する日本の政治情勢もあり、拉致問題は進展しなかった。
 第二次内閣での安倍首相の対応は、福田内閣と似ている。圧力中心で結果を出せなかった第一次内閣の教訓があるためだ。 日朝協議が本格化する直前の今年三月下旬、北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射した際も協議を中断しなかった。七月の日朝協議で決まった再調査は「夏の終わりから秋の初め」とした北朝鮮の第一次報告も遅れているが、北朝鮮側の打診に応じて外務省の担当者らを訪朝させる方針だ。外務省幹部は「首相官邸から、対話を切らさないよう指示が来ている」と明かす。 慶応大の礒崎敦仁(いそざきあつひと)専任講師(北朝鮮政治)は「北朝鮮との間で物事を動かすには、対話を続けるしかない」と理解を示す。

 東京新聞もまた随分思い切った記事をかいたもんです。「俺が太字にした部分」が大変重要だと思いますね。まあ、今の安倍の態度は

第二次内閣での安倍首相の対応は、福田内閣と似ている。

と俺も思いますが安倍や巣くう会がそれを認め福田氏を評価することはないでしょう。まあ、安倍は「福田氏は偉大だった」といわなくてもいいので、今の対北朝鮮路線でお願いしたいですね。福田氏も「俺の路線の正しさが証明された」と少しは気持ちも晴れるでしょう。将来的には福田対北朝鮮外交は「挫折したが方針自体は正しかった」「他の件はともかく、少なくとも対北朝鮮外交の福田は偉大な先駆者として評価出来る」と評価されると思いますし、また「評価されないとおかしい」とも思います。

【追記】
産経新聞『【拉致再調査】政府、北朝鮮調査委トップとの会談を調整 月内にも訪朝決定』
http://www.sankei.com/world/news/141015/wor1410150004-n1.html
 とにかく早く訪朝して欲しいですね。話はそれからです。どうせ訪朝してしまえばウヨ連中は安倍相手には何も言えませんから。

*1:カンボジア国家評議会議長(国家元首)、カンボジア人民党書記長を歴任。現在、下院議長、カンボジア人民党名誉議長。

*2:サム・ランシー財務相が党首

*3:ヘン・サムリン政権時代の外相、首相、ラナリット政権時代の第二首相を経て、現在首相、カンボジア人民党副議長(なお,カンボジア人民党議長のチア・シム氏は上院議長を務めている)。