■【大阪特派員】近藤豊和 今こそ、パール博士の言葉
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140923/art14092308480003-n1.htm
東京・迎賓館でのスピーチで、モディ首相が「パール判事が東京裁判で果たした役割は忘れていない」とたたえた。留飲が下がる思いだった。
お世辞って言葉を産経は知らないんですかね。安倍が異常なパル判事びいきであることにつけこんでおべっか言ったと見るのが妥当でしょう。そもそもインドではパルを知ってる人はほとんどいないそうですし。我々日本人だって「小田滋*1(1976〜2003年までICJ判事)」なんてほとんどの人は知らないでしょうから別に不思議でもない。パルだけが東京裁判の判事の訳ではなく「オランダのレーリンク*2とかいろいろいたわけですがほとんどの国の人間は「自国の判事」だからといって東京裁判の判事を知ってるかといったら多分知らないでしょう。
かつモディ氏は「たたえてない」でしょう。「忘れてない=覚えてる」というのは意味深な言葉ですね。はっきり「パルの無罪判決を評価してる」なんてモディ氏は一言も言ってないわけです。
ましてや「日本の戦争はアジア解放戦争だ」「A級戦犯は昭和殉難者だ」なんてことは一言もモディ氏は言ってない。まあそんなこと言ったら連合国(米英露中)との関係がまずくなるからいうわけもない。モディ氏も「ちょろいな、安倍&産経」と苦笑してることでしょう。