「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(9/26分:巣くう会集会報告の巻)(追記・訂正あり)

■阿部治平*1『事件は作られる:テロと焼身自殺が終わらないもう一つの理由』
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-2920.html
 id:Mukkeさんがブクマしていたので気付きました。ま、小生は「素人の小生にとっては論文の真偽は不明ですので」特に阿部論文についてコメントはしません。
 論文の詳細はリンク先を見てもらえば分かりますが「テロと焼身自殺がとまらないのは中国側に止める気がないからだ、止めなくても力でぶっつぶして反中国派を根絶やしにすればいいと思ってる、むしろ現地の公安警察幹部、軍幹部にはテロ鎮圧目的で公安や軍の予算や権限が増えるからテロが増えても構わないとうそぶく輩もいるようだ。そういう態度は事件を作ってるのも同じだ*2」て話です(そこから『だから焼身自殺がとまらなくても仕方がない、チベット亡命政権悪くない、ダライ猊下が自殺を止めろと言わなくても無問題』がid:Mukkeさんの立場のようで俺はそれを支持しませんが)。
 でこの話の真偽はともかく、この話それ自体は「巣くう会の路線に似てるな」と。
 「拉致が解決しないのは巣くう会に解決する気がない」からで彼らは「阿部氏が紹介する公安警察・軍の幹部のように」、拉致が膠着すればするほど「短波放送しおかぜ予算などで巣くう会にカネが引っ張れる」と思ってることは間違いないでしょう。


北朝鮮の不誠実な対応に期限を切って再制裁を−山谷大臣に面会
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4598.html
 本当にバカの一つ覚えですね。第一次安倍政権から今までずっと制裁して意味がなかったから交渉してるんでしょうが。もはや家族会は「拉致問題を解決したい」のではなくて「憎悪の対象である北朝鮮に嫌がらせがしたい」だけで「拉致被害者を救出する意思はかけらもない」し、そもそも「生存拉致被害者がいるとも思ってないのではないか」と疑いますね。もし「嫌がらせがしたいだけ」なら正直にそういって下さい。政治的に支持しませんし、「『拉致被害者を救出したい』という虚言を吐き続けた卑劣な態度」を軽蔑しますけど。そして「北朝鮮は酷い国だ」と言う癖にそういう制裁をしてウンギョンさんや寺越武志さんに「酷い国・北朝鮮」が危害を加えないと何故思えるのか、それとも「彼らが北朝鮮に酷い目にあわされても構わない、とにかく北朝鮮に嫌がらせがしたいと思ってるのか」正直に言って下さい。
 率直に言って俺は巣くう会は勿論、家族会にも憤激、憎悪や軽蔑といったネガティブな感情しか今はありません。


北朝鮮の内部状況と拉致問題の現状‐東京連続集会83全記録2
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4606.html

本間勝(田口八重子さん兄)
 韓国が侵攻しちゃえばいいんです。

 何で拉致界隈ではこういうバカ右翼がでかい面してるんですかね。「侵攻しちゃえばいい」てできるわけないでしょう。最悪、北朝鮮の反撃で万単位の死者が出かねないという試算があるのに本間のバカは何抜かしてるのか。つうかどういう理解をすれば「侵攻すれば拉致解決に役立つ」なんて考えられるのか。戦乱で拉致被害者が死にかねないでしょうに。


■国際セミナー「日朝拉致協議の遅延をどう打開するか」報告10
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4549.html

浜本七郎(浜本富貴恵さん兄、家族会副代表)
 (注:このセミナーに参加した)唯一の(注:拉致被害者が)帰国した家族です。北は自分勝手な都合で、我が国に土足で入って、主権を犯し、家族を拉致したということは間違いなく妹は生き証人で、福井県で暮らしています。

 「浜本富貴恵て誰やねん」と思いましたが「福井に住んでる」と言うことでしばらく考えて「蓮池さん夫妻や曽我さん一家は確か新潟に住んでるし」ということで「地村さんの奥さんだ」と気付きました。なら「地村(旧姓・浜本)富貴恵」て書いてよ。それはともかく「弟・薫さんが帰って来て正気に戻った蓮池透さんのような賢明な人」もいる一方で「妹・富貴恵さんが帰って来ても、救う会べったりで、気が違ったままの浜本七郎のような愚かな人間」もいるんですねえ。

ネットを見ると、家族会は圧力団体ではないかとも言われます。

「とも言われてます」じゃなくて立派な圧力団体でしょうよ。一応お断りしておけば「圧力をかけるのが圧力団体」であって「その圧力がいいか悪いか」は関係ありません。まあ、俺個人は「悪い圧力だ」と思ってますけど。

先ほど島田洋一先生*3NHKのことを言われましたが、一言言いたいのは、マスコミの皆さん、どっちの味方ですか(拍手)。

 言ってる意味がわかりませんね。日本のマスコミのどこが「北朝鮮の味方」なんでしょうか。
 それとも「マスコミは無条件で家族会の味方をしろ」とでも言いたいのか。どれほど思い上がってるのか。大体日本のマスコミは全然家族会に甘いと思いますよ。

年内に回答がなければ、有無を言わさず(解除した)制裁をもどす。さらに、ヒト、モノ、カネの流れをゼロにするしかないと思います(拍手)。それが、北朝鮮が家族を返さざるをえないことになると思います。

 いい加減にして欲しいですね。小泉訪朝後12年間も制裁をしても意味がなかったことがまだわからないのか。

有本明弘(有本恵子さん父、家族会副代表)
 金正男が旅券法違反で捕まった。あれを返してしまった。

 正男を帰さなかったらその後の小泉訪朝はなかったでしょうね。当然、蓮池一家、地村一家、曽我一家の帰国もなかったでしょう。その程度の事が分からない有本のようなウスラバカの低能が家族会副会長なんだから拉致敗戦、拉致風化も当然であり、家族会の自業自得です。
 それに当時の官房副長官は安倍なんだから、「正男出国」は安倍も共同責任なのに何で安倍を批判しないのか。あるいは当時の小泉内閣経産相平沼赳夫*4をどうして批判しないのか。どれほど安倍や平沼といった極右に甘いのか。
 何度も言いますが俺は家族会のようなバカの集団にはかけらも同情しません。家族会のバカ共は全員早く死ねばいいとすら思う。

 外務大臣田中真紀子*5。あれは田中真紀子が返したんでしょうか。総理大臣は何をしていたのか。あれは二人でやったことです。

 確か、閣議決定の上で帰してるんだから「二人じゃない」ですね。「現在、拉致議連会長を務める平沼赳夫経産相」や「今度、第三次安倍内閣防衛相になる中谷防衛庁長官」を含む全閣僚の責任です。
 まあ、救う会連中は極右の平沼や「今度、安倍の部下になった」中谷氏は絶対に批判しないでしょうが。
 なお、小生はその後、「当時、小泉内閣法相だった森山真弓*6」の著書『法務大臣の八八〇日』(2004年、河出書房新社)を「正男の件についてなんて書いてあるんだろう」と思って本屋で斜め読みしましたが森山氏はもちろんこの決定を「正当な物だったと思う」としています。ちなみに森山氏の著書が金正男のことを「金正男氏の疑いがある男性」と書いてるのには「小泉内閣金正男と断定していない以上、彼女の立場としては当然の話だが、何だかなあ」と思わず吹き出しそうになりました。

本間勝(田口八重子さん兄)
 よど号犯が向こうにいて日本に帰りたがっているから、一時帰国させて、拉致の実態を追及していくこともできる

 気楽に言うなって話です。もちろん彼らは「帰りたがってはいますが」、一方で刑事訴追の恐れに帰国を躊躇してる。北朝鮮だってあまり返したくはないでしょう。

寺越昭男(寺越昭二さん長男)
 政府は北朝鮮を崩壊させることを真剣に考えてほしいと思います(拍手)。

 拉致を解決したいんじゃなくて「父・昭二を死なせた*7北朝鮮に復讐したいのか、北朝鮮を打倒したいのか、と首をひねりますね。しかもこの発言をした寺越昭男は「寺越武志・友枝親子の親類」ですからね。「武志が死んでも構わない」としか理解できない発言をできる昭男の神経は異常でしょう。武志・友枝親子も昭男には強い怒りと憎しみを抱いてることでしょうね。


■国際セミナー「日朝拉致協議の遅延をどう打開するか」報告9
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4547.html

恵谷治
 交渉の過程で拉致について納得できる回答を出せば、一般的な遺骨ビジネスでなんなら色をつけてやってもいいぞというくらいの交渉をやるべきだと思います。
(中略)
 (注:北朝鮮が)拉致をきちんとやるのであれば、「(注:マルナカが落札した)総連本部の(注:ビルの)ことも(注:総連や北朝鮮の立場を)考えてやるぞ」というくらいの交渉をやるべきではないか。そうしないとなかなか解決しないと思います。

 恵谷がどこまで本心を語ってるかと言う問題はさておき「別に遺骨ビジネスでええやないか。別に総連本部ビルを更地にしたり、総連ビルから総連を追い出したりせんでもええやないか。拉致が進展するんならいくらでも金出してええやないか、お土産つけてええやないか」と彼が言ってる点は「交渉即時打ち切り」「打倒北朝鮮」を公言する荒木や西岡、島田よりはマシと言えるでしょう。まあ恵谷はさすがに荒木らほどの極右暴論を放言することには躊躇があるのでしょう(とはいえそういう人間・恵谷が自分から救う会入りすることも、救う会がそれを受け入れることも俺には理解不能ですが)。
 これを恵谷以外の人間、たとえば救う会が敵視してる左派が言ったら「北朝鮮の手先」か「軟弱物、腰抜け」呼ばわりでしょうが、恵谷が言うとそこまで酷い罵倒にはならないようです。「安倍以外の首相が交渉路線だとおそらく罵倒するが、安倍だと罵倒しない」のと同じ事が「恵谷の言動」についても起こってるわけです。

荒木和博
 博物館に入れるような物を(注:兵器として)使っている国なんですから、そんなもん日本が負けるはずがない。

 さすがに「博物館に入れるような物」は使ってないでしょう。「奇襲攻撃だった」とはいえ博物館レベルで「天安撃沈*8」「ヨンビョン島砲撃」とか韓国軍相手にできるとも思えない。
 そして「負けはしない」でしょうが「勝つまでに相当の犠牲が出る」でしょう。

島田洋一
 (注:訪朝した)伊原外務省局長は、(注:日本人を拉致した北朝鮮の政府要人に対して)「お会いできてうれしいです」と言っています。これは極めておかしい。首相が叱責すべきだと思います。

 やれやれですね。こんなん通常の社交辞令じゃないですか。何でこんなことで伊原局長を叱責できると思うのか。

 外務省は、「拉致問題を進めるためにも、墓参や遺骨にお金を出した方がいい」という進言をしかねないので、安倍首相がよく見て、退ける必要があると思います。

 やれやれですね。この男は自分の発言の前に恵谷が「拉致が進展するなら遺骨ビジネスでも構わない」と言ったことを聞いてなかったのか。まあ、聞いてたんでしょうが、それに構わず恵谷の面子を潰したわけです。とはいえ「一応、恵谷は救う会の仲間という建前」なので、恵谷の発言にすぐさま「黙れ、恵谷」というほど、「あの島田」も野蛮ではないわけです。

櫻井よしこ
 集団的自衛権の行使容認を閣議決定したとたんに、集団的自衛権に対する反対論の方が上回ってしまう、憲法改正に対する反対論の方が上回ってしまうようなこともありました。

 だからそれ拉致とかけらも関係ないでしょうに。

交渉でだめなら力があるじゃないか。軍事力もあるんだよという形を作るところまでいかなければならないと思います。

 「軍事力もあるんだよ」じゃないですよねえ。北朝鮮への軍事攻撃なんかできるわけがない。


■国際セミナー「日朝拉致協議の遅延をどう打開するか」報告8
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4546.html

櫻井よしこ
 荒木さんは、いい意味での直情径行で、すぐ(注:日朝)交渉をやめて(注:北朝鮮の)体制をぶっつぶせとおっしゃったわけですが、そのようなことが起きた場合は、現実に核・ミサイルの危険が生じるという指摘がありました。

 まあ、確かに荒木が言ってることはそういうことなんですが、それをよしこたち聞き手がろくに批判しない、それどころか賛同するんだから呆れます。「そのようなことが起きた場合は、現実に核・ミサイルの危険が生じるという指摘」て、その前に「拉致被害者や寺越武志さん、ウンギョンさんや日本人妻」に生命の危険が生じるでしょうに。救う会連中が拉致被害者や寺越さんなどを「身の安全を守るべき同胞」とかけらも思ってないこと、連中がやりたいことは拉致解決ではなくそれを口実とした北朝鮮打倒に過ぎないと言う事がよく分かります。こうした救う会の本性に気付いた蓮池透さんは救う会批判を始めますが、彼を支援すべき家族会が救う会のいいなりに彼を除名するんだから全く呆れます。

島田洋一
 伊藤博文*9を暗殺した安重根(アン・ジュングン)は、韓国人にとっては独立運動の英雄かもしれませんが、日本にとってはテロリスト*10です。しかし、金正恩を除去する人間が出れば、これは日韓両国にとって英雄ですから、その時日韓は歴史を共有できることに(笑)。
 日韓が歴史を共有するためにも、そういう英雄が出てきてほしいし、日本としてもバックアップすべきだと思います。

 こういう暴言を吐く島田も異常なら、それを批判しない荒木やよしこらウヨ仲間も異常だし、こうやって「不特定多数が見るサイトに掲載して疑問に思わない神経」も異常です。まともな人間ならこの島田発言だけで救う会とは距離を置くでしょう。大体金正恩が暗殺されることと拉致の解決と何の関係があるのか。

 約1か月くらい前、NHKの朝の「日曜討論」で日朝協議の問題を取り上げて、専門家を出してくるんですが、美根慶樹という元外務官僚、インパクトの何もない人ですが、以下およそ北朝鮮問題で専門知識を多少とも持っている人間は、誰も専門家とは認めないような融和派の人物を4人並べた。

 もちろんこの番組に出た美根氏(元外務省日朝国交正常化担当政府代表)、武貞秀士*11拓殖大学大学院特任教授、平岩俊司*12関西学院大学教授、李鍾元*13早稲田大学教授は「全員専門家」のわけです。ただ島田らウヨにとっては「救う会のような北朝鮮打倒論」にたたない人間はそれだけで「融和派」になるし、融和派はそれだけで「専門家じゃない」というばかげた話です。元防衛庁研究所研究員で拓殖大教授の武貞氏なんて「左派の訳がない」「明らかに保守派」ですがそういう人間ですら「救う会のような北朝鮮打倒論を唱えない」と言うだけで敵視するのが島田ら救う会のウヨ連中です。
 言うまでもないですが「北朝鮮打倒論」なんて唱える極右はまずいない。いたとしてもそんな物騒きわまりない人間がNHK日曜討論に呼ばれるわけもない。別に「美根、武貞、平岩、李」の4氏でなくてもまともな北朝鮮専門家を呼べば救う会的な極右が番組に呼ばれるわけもない。いくら安倍でもNHKに「荒木さんや西岡さん、島田さんを呼びなさい」と圧力かけるほどのバカじゃないわけです。島田らはそういう圧力を期待してたんでしょうけど。

 荒木さんとか惠谷さん、西岡さんは絶対に呼ばれない(笑)。西岡さんは「産経新聞」の正論大賞をとりましたから、ますますNHKは敬遠するだろうと思います。

 当たり前の話です。

 4人呼ぶんだったら一人くらい(注:荒木、西岡、島田と言った)今日のメンバーを入れておけば言い訳できるわけですが、全員融和派では(注:我々救う会北朝鮮に対し軟弱だと)言われてもしかたがないと思います。

 NHKも安倍も「1人だけでもノーサンキュー」でしょう。全く当たり前の話です。

 中国や韓国が慰安婦問題で、我々から見ると、非常に歪曲した反日的なプロパガンダを国際的に続けている。これに対して安倍首相は、「これじゃいけない。反論すべきだ」という認識で外務省にも指示している。
 それを受けて外務省が、「分かりました」と、「ジャパンハウス」という予算をかけて箱モノを作りたいと。反論はというと、「日本は(注:河野談話村山談話などで)何回も謝りました。アジア女性基金でお金を出しました」と逃げの反論をしている。

 「河野談話を撤回せよ」「慰安婦は公娼だと公言せよ」という島田の暴論が酷いのは勿論ですが、それ以前に何で拉致を話し合う場で「河野談話なんか撤回すべきだ」なんて話が出てくるのか。全然関係ないじゃないですか。大体、河野談話について島田が語るなら「河野談話否定論なんか公言したら中韓が日本の敵に回って拉致について情報をくれなくなる、協力しなくなる、拉致の解決が難しくなる、だから私は右翼だが、巣くう会副会長を務める限りはそんな事は言わない。副会長を辞めてから言う」てのが筋でしょうに。河野談話否定論を口にしたいなら副会長やめろって話ですよ。

追加制裁についてひとこと。もう追加制裁の手段はないという人もいますが、色々あります。

 色々あるというなら何があるのか。はっきり言って何もないと思いますよ。


■国際セミナー「日朝拉致協議の遅延をどう打開するか」報告7
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4544.html

荒木和博(特定失踪者問題調査会会長)
 率直に言いますが、今まで何回も言っていることですが、日朝協議は一端中止にすべきだと思っています。これ以上いくら続けても意味がない。逆に、こちらが打ち切るといった方が、向こうが話に乗ってくる可能性があると思います。

 言ってる事が無茶苦茶ですね。小泉訪朝で日朝交渉がスタートしたのに「事実上、打ち切りも同然の態度=経済制裁」で「第一次安倍政権から野田政権に至るまで」約10年間ずーっと「交渉はぽしゃってた」わけです。そのとき荒木らは「無駄な交渉をして北朝鮮に舐められるぐらいなら、交渉を辞めて制裁した方が、北朝鮮が日本に降参してかえって交渉が進む」と無茶苦茶言ってたわけです。しかしもちろん交渉なんか進まなかった。また打ち切りなんかしたら、また交渉がストップしますね。下手したらまた10年ストップですね。そして80代の横田夫妻なんかは「小泉訪朝から約10年間、交渉が挫折してる中で次々高齢化した家族が亡くなったように」、あと10年も放置されたら本当になくなるでしょうね。増元のような比較的若い家族しか残らないでしょう。それでいいのかってことです。まあ、荒木はそれでいいんでしょうが家族会はそれでいいのか。「いいんだ」つうのなら、俺は部外者である以上「ああ、そうですか」で終わりですが、まあ、まじめに考えれば「いいわけない」ですよね。

 12年前のあの時と違う最大のものは、あの時はブッシュ政権の一番気合が入った時で、いつ爆弾を落とすか分からない、そういうものがあったから、北朝鮮が怖くなって日本に来ざるを得なくなった。
 ところが今回は、アメリカの大統領はとても爆弾を落としそうにはみえない。もしやるとしたら、アメリカの代わりに、日本が爆弾を落とすしかない。中国、 韓国がやるとは思えない。

 「日本が爆弾を落とすしかない」て何考えてるんですかね、この男は。こういう発言すること自体、呆れて二の句が継げませんが、もっと呆れて二の句が継げないのは「こんな暴論を不特定多数が見るサイトに掲載してること」でしょうね。もちろん「世間の批判を恐れて内輪のみで見るものにだけ掲載、事実上のオフレコ状態」てのも汚い話ですが、「こんな暴論を世間に公然と宣伝して問題だと思わない」というのも正気を疑う酷い話です。

 総理は、「いざという時にはアメリカに協力を求めることがある」と。それが集団的自衛権につながったと思いますが、集団的自衛権があろうがなかろうが、こんなことは個別的自衛権ですむ問題で、アメリカがいざという時に助けてくれる保障はほとんどないと思います。日本がやるしかない。

 で「日本がやる=いざとなったら爆弾を落とす」てことでしょう。どれだけ無謀で野蛮なのか。

ところが、そこのところは、安倍さんは残念ながら乗り越えようとはしていないと思っています。

 当たり前でしょう。いくら安倍が極右だって「いざとなったら爆弾を落とす」なんて公言できるわけがないでしょう。

結局北朝鮮の体制をつぶしてしまわないと、最終的な解決は絶対に起きえない。

 やれやれですね。どうやって潰すのか。軍事攻撃でもするのか、はたまた経済制裁で潰すのか。潰す事によってかえって拉致被害者の生命は危険にさらされないのか。いや拉致被害者以外にもいる同胞(ウンギョンさん、寺越武志さん、日本人妻など)の命は危険にさらされないのか。今まで経済制裁で潰れてないのに経済制裁で潰せるのか。軍事攻撃した場合、北朝鮮の反撃で多数の死者が出ないか。もし「中朝軍事同盟」を理由に中国が参戦したらどうするのか。
 まともに考えれば「北朝鮮打倒論」など非常識きわまりない話です。つうかどう見ても荒木一味の目的は「拉致解決」ではなくそれを口実にした北朝鮮打倒です。

日本政府が、なかなか直接、総理大臣からしてあの体制をつぶしてやるとは言えないかもしれません

 当たり前でしょう。制裁だって建前は「対話のための圧力」であって「打倒のための圧力」ではありません。

残念ながらこの選挙で拉致問題は全く争点になっていない。

 この選挙も何もいまだかつて拉致が争点になった選挙なんか1度もありませんが?

私は安倍政権がやってきたことは、拉致問題に関する限りノーというしかないと個人的には思っています。

 ついに荒木も一線を越えたようです。

惠谷治(ジャーナリスト、救う会拉致プロジェクト委員)
 今日のニュースですが、「ワシントン・タイムズ」という新聞が、 「1977年の6月に、金正日が『日本の20代の女性を拉致せよ』という文書を入手した」というのがありました。

 ワシントンタイムズて、統一教会系の新聞ですからね。もちろん統一協会は日米両国の反共ウヨとつるんでる謀略的組織の訳で、こんなもんを鵜呑みにするのはバカのやることです。まあ恵谷だってそんなことはよくわかってるでしょうけど。

荒木さんの後に話すと、軟弱なように思われるかもしれませんが(笑)、(中略)官房長官は、「北朝鮮は、調査は全体で1年程度と述べた」と報告していますので、その間になんらかのいいアイデアが出て、交渉が進展することを期待するしかないというのが現状です。

 さすがに恵谷は荒木と違い「即時交渉打ち切り」を公言する度胸はないようですね。


■国際セミナー「日朝拉致協議の遅延をどう打開するか」報告6
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4541.html

張真晟
 張成沢処刑によって、中朝関係が悪くなっています。

 なーんて言ってるのは巣くう会一味だけです。中朝関係をどう評価するにせよ「敵対関係」にあるかのような事言ってるのは救う会だけです。

今の北朝鮮をどう見るのか。金正恩を相手に交渉しようとするのか、あるいは(注:朝鮮労働党)組織指導部を相手に交渉しようとするのか。

 そもそも「朝鮮労働党組織指導部が最高機関」と言う主張自体眉唾です。いずれにせよどの機関が重要な機関かに関係なく「政府・党・軍のトップが金正恩(国防第一委員長、朝鮮労働党第一書記、朝鮮人民軍最高司令官)」であることに変わりはないわけです。「金正恩を相手に交渉する」のは当たり前でしょう。もちろん「金正恩を相手に交渉する」といっても、直接の交渉相手は「宋イルホ朝日交渉担当大使」「徐大河・拉致問題特別調査委員会委員長」などですけど。
 つうか「どこが最高決定機関か」なんて「わかればありがたいが」ある意味どうでもいいことでしょう。問題は「北朝鮮が何を考えてるのか、それにどう対応すべきか」を的確に判断すべきということであってそう言う意味では「最高決定機関がどこか」なんてある意味どうでもいいことです。たとえば安倍政権を理解するにおいては「安倍政権の意思」を理解できれば十分であって「安倍が一番信頼してる側近は麻生*14副総理・財務相か菅*15官房長官か、谷垣*16幹事長か、稲田*17政務調査会長か、それとも彼ら以外にいるのか」「自民党政務調査会は名前の上では自民党における政策決定の最高機関だが実際にはどれほどの権限があるのか」「公明党の連立政権内部での政治力はどの程度の物か」なんて事は「わかればありがたいが」ある意味どうでもいいことです。

 金正恩が本当にすべての決定権を持っているのであれば、 張成沢公開処刑は起きていないだろうと思います。

 言ってる意味がさっぱりわかりません。言ってる事の真偽以前に何で「金正恩が全権を握ってれば張成沢粛清はなかった」なんて論理になるのかさっぱりわからない。これ巣くう会一味には分かってるんですかね?

西岡
 こういう、安定に見えるけど不安定な状況の中で、日本への接近が始まるんですね。

 本当にばかばかしいですね。日本への接近というなら「小泉訪朝以後」基本的に北朝鮮は「日朝国交樹立を目指してた」わけです。何も金正恩政権になってから接近が始まった訳じゃ全くない。じゃあ何で金正恩政権で日朝交渉が始まったかといえば「安倍が交渉路線にシフトしたから」です。北朝鮮の事情じゃなくて日本の事情の訳ですが、それを認められない救う会としては「北朝鮮が追い詰められて日本に接近してきた」と強弁するわけです。北朝鮮が「左うちわで万々歳」とは言いませんが、中国とロシアが支援してる以上巣くう会が言うほどに窮状に陥ってるわけではないでしょう。おそらくそんなことは巣くう会一味も本当はよく分かってる。

 金日成は象徴であって権力はなかった。

 「1980年代から金正日が事実上のトップだった」というホラ話の続きです。冗談も大概にしてほしいですね。金日成のついていた「国家主席朝鮮労働党総書記・朝鮮人民軍最高司令官」が全部実権のない名誉職だとでも強弁する気でしょうか。

張真晟
 国防委員会の委員に誰を任命するのかも実は党組織指導部が決める。軍の総参謀長を粛清するかどうかも党組織指導部が決める。

 張某の「朝鮮労働党組織指導部最強説」「朝鮮労働党組織指導部最高意思決定機関説」の続きです。
 「国家の最高機関の国防委員会の上に党組織指導部がある」「建前では組織指導部の上に党の機関がもちろんあるがそれでも一番偉いのは組織指導部」というわけですがもちろん何か確実な根拠があるわけでは全くありません。
 「俺は脱北者で元党幹部だから内部事情に詳しいんだぜ」という張の根拠の全くない話を「ははあー、張先生のおっしゃるとおりでございまする」とみんなして張にひれ伏してるというくだらない話です。本当につきあいきれません。

櫻井よしこ
 今の話を伺っていますと、組織指導部が絶大な権力を握っていて、組織指導部を金正恩自身がコントロールしているかどうかも定かではない

 いやいやさすがに金正恩君がコントロールしてるでしょうよ。何でこう「根拠レスで北朝鮮危機説を放言したがる」のか訳がわかりません。


■国際セミナー「日朝拉致協議の遅延をどう打開するか」報告5
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4540.html

西岡力
 金正日が、自分を後継者にした父親金日成から権力を奪い取ろうとした。そういう権力闘争が内部であったのです。
(中略)
 あたかも親孝行で父親を崇拝しているように外向けには見せながら、実は父親から権力を奪うというのが70年代後半から80年の第6回大会以後ほぼ完成した。

 やれやれですね。そんな事を言ってるのは救う会など日本ウヨだけでしょう。大体、ウィキペディア金日成」「金正日」を見るだけでも分かりますが先ず第一に
金日成が対立勢力、不平勢力をほぼ完全に打倒し、国家主席(政府のトップ)、朝鮮労働党総書記(党のトップ)、朝鮮人民軍最高司令官(軍のトップ)に就任しほぼ全ての国家権力を手中に収めた上、北朝鮮憲法にいわゆる主体思想を国家指導理念として書き込むなどして自らの権限集中を進めたのが「1972年」です。つまり西岡の主張だと「金日成は1972年にほぼ全権を掌握したのに」その「わずか4年後」の「1970年代後半」から「1980年の第6回党大会にかけて」金正日が父親から奪権した、しかし父親は国家主席(政府のトップ)、朝鮮労働党総書記(党のトップ)、朝鮮人民軍最高司令官(軍のトップ)であり続けたという不自然なことになります。
 しかも西岡が「金正日が父親から奪権した」という「1970年代後半から1980年の第6回党大会」において金正日はもちろんそれなりに重要なポストではあるわけですが「父親のポストに比べたら」たいしたポストには就いていません。父親のポスト「国家主席(政府のトップ)、朝鮮労働党総書記(党のトップ)、朝鮮人民軍最高司令官(軍のトップ)」に比べたら段違いの差、雲泥の差です。その為、西岡は金正日が当時ついていたポスト「朝鮮労働党組織指導部部長」を父親のポストを凌ぐ権力を持ってることに「根拠レスで」してしまい、「朝鮮労働党組織指導部こそが金正日時代から今に至るまで最高権力だ」と強弁する有様です。もちろん「金日成金正日への権力委譲をスムーズに進めるため」、自分の生前から「経験を積ませると共にハクをつけるため」金正日にそれなりのポストを経験させたでしょうがそれは「金日成生前から金正日が全権を掌握してた」なんて話ではないしましてや「権力闘争で金正日が父親・金日成に勝利した」なんて話ではないわけです。
 金日成生前は国家主席が、金日成死後、金正日生前は国防委員長が最高ポストである以上、普通に考えて最高権力は「金日成生前は、国家主席に関係する機関*18」「金日成死後、金正日生前は国防委員長がトップの機関・国防委員会」でしょうに。もちろん「党組織指導部」がどうでもいいわけではありませんが、西岡の言うような最高権力ではないでしょう。

だから金日成が死んだ後も全然動揺しなかったのです。

 呆れて物も言えませんね。金日成死亡直後は「全権を握ってるのは金日成金正日バカボンだからすぐに国家崩壊する」と言っていた連中が今になって「1980年代前半から事実上のトップは金正日で約10年の統治実績があるから、1994年に金日成が死んでも崩壊しないのは当然なんだ」てこのデタラメぶり。そのうち「金正日生前から事実上のトップは金正恩、2000年から既にそうだった。だから2011年に金正日が死んでも北朝鮮が動揺しないのは当然。金正恩には2000年から2011年まで、約11年の統治実績がある」とか言い出すんでしょうか。
 もう、なんて言っていいのか絶句しますね。つきあいきれないていうか何ていうか。少しは恥を知れと言いたい。なおこうした「金正日金日成の対立話」という与太話で特に酷いのが萩原遼辺りが放言してる「金正日による金日成暗殺説」です。

 李済剛(イ・ジェガン)という(注:朝鮮労働党組織指導部)第一副部長のトップ*19が(注:2010年に)交通事故で死にました。
 これはおかしい。内部で李済剛のことを知っている人に聞くと、「彼は平壌の外には出ない」。そして彼のベンツは大変頑丈で、絶対に自分で運転なんかしない。 金容淳*20のように酔っぱらって自分で運転するような男じゃない。それが交通事故で死んだ。

 やれやれですね。この程度の話で「金正日による李済剛暗殺が立証できた」とでも思ってるんでしょうか。ばかばかしくてつきあいきれません。

 その時、張成沢系列の私がつながっている人*21はこう言っていました。「拉致問題を動かせますよ。張成沢はやる気ですよ。西岡先生を張成沢に会わせますよ」と。

 ばかばかしい。西岡なんぞと会ったって何の意味もないことは向こうも分かってるでしょう。要するに「大物ぶりたい」西岡の嘘八百の訳です。


■国際セミナー「日朝拉致協議の遅延をどう打開するか」報告4
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4538.html

金聖●(キム・ソンミン脱北者、自由北朝鮮放送代表。●=王へんに文)
 第1のオプションは、張成沢*22チャン・ソンテク)粛清、李英浩*23(リ・ヨンホ)粛清があり、「次は俺の番かもしれない」と思っている将軍たちがたくさんいるということです。自分の番が来る前に金正恩をやってしまえという形で金正恩が死ぬオプションです。
 次は、30代の金正恩が実は自分の身体を管理できなくて、40日間姿を消して治療していたという事実があります。彼が出てきている姿を見ると、今服を着ていますが、ぜい肉がたくさん付いた大肥満状態です。自分の身体さえ管理できない金正恩が病気で死ぬ可能性があります。

 まあどっちもないでしょうね。つうかそれ以前に「何でそんなに金正恩が死ぬことを希望する」のかよくわかりません。拉致が解決するかといったら関係ないでしょうに。結局「拉致が解決しなくてもいい、金正恩が嫌いだから死ねば嬉しい」レベルのくだらない話でしょうが。

今まで申し上げたオプション、金正恩の死が北朝鮮民主化運動に直結しているとも言えます。

「死ねば民主化」と言う理解がさっぱり分かりませんがそれ以前に「拉致問題を議論する場」で何で「民主化」なんて関係ない話が出てくるのか。

ちなみに西岡さんはこの度、正論大賞を受賞されました(拍手)。

 建前では右翼集会ではない「はず」なのに「正論大賞おめでとう!」なんだから呆れます。しかも受賞理由が「河野談話が間違ってることを指摘した」ですからねえ。

張真晟(チャン・ジンソン)さん
 日本という条件の中で北朝鮮を圧迫する手段としては、朝鮮総連があります。朝鮮総連の建物だけを奪っても*24だめなのです。彼らが、活動できる集まりを持っていること自体を問題にしなければならない。

 「活動できること自体が問題」て何をどうする気なのか。まさか破防法を適用するとか、バカ抜かす気か。


■日朝交渉をどう見るか−東京連続集会報告5
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4492.html

島田洋一救う会副会長、福井県立大学教授)
 西岡さん、増元さんが強調されたように、今国連で北朝鮮による人権蹂躙を国際刑事裁判所に付託し、人権侵害の最高責任者を特定するという決議案が審議中です。
(中略)
 この決議案はEUと日本の共同提案でアメリカは入っていません。
(中略)
 国際刑事裁判所は比較的 最近できたのですが、原告がとんでもない人権侵害を受けたと言えば、裁判所の判断で司法手続きが始まっちゃう。
 従ってアメリカは、米兵が世界中に展開していますから、虐殺に関与したとか、その親玉はブッシュ(注:大統領)だとか、ラムズフェルド*25、あるいはキッシンジャー*26だとして、実際に彼らを訴えようという動きがあります。だからアメリカは、国際刑事裁判所に関わる条約を批准していない。特に共和党議員が反対です。今回上院でも共和党が多数になりました。
 そしてアメリカは国際刑事裁判所が入っている決議案には基本的に冷ややかです。

 まあ、「正義の味方ぶる」アメリカですが所詮そういう国のわけです。

 国家安全保衛部というのはナチスでいうとユダヤ人大虐殺をやったSS*27*28、あるいはそこから派生したゲシュタポ*29という政治警察があります。
 従って、こういう男と握手するというのは、SSのトップで大虐殺をしながら動物愛護運動のトップもつとめたハインリッヒ・ヒムラー*30、こんな奴と握手して伊原さんは「お会いできて嬉しいです」とカメラの前で言ってしまいました。

 そんな事を言って何がどうなるもんでもないでしょう。拉致解決は交渉以外手がないし、交渉するには会わないとならないし、会えば握手とお愛想発言ぐらいするでしょう。それの何が問題なのか。

 武貞先生とか小此木さんとかは、「北朝鮮に政府代表団を送らなかったら交渉が切れてしまう」と。

 正論じゃないですか。ちなみに武貞さんとは元防衛庁防衛研究所研究員で現在は拓殖大学教授の武貞秀士氏。
 『防衛庁教官の北朝鮮深層分析』(1998年、ベストセラーズ)、『恐るべき戦略家・金正日』(2001年、 PHP研究所)、 『金正恩北朝鮮 独裁の深層』(黒田勝弘との共著、2013年、角川oneテーマ21)といった著書があります。
 小此木さんとは慶應義塾大学名誉教授の小此木政夫氏。『北朝鮮と人間の安全保障』(編著、2009年、慶應義塾大学出版会)、『転換期の東アジアと北朝鮮問題』(編著、2012年、慶應義塾大学出版会)と言った著書があります。いずれも島田とは違うまともな研究者と言えるでしょう。

横田夫妻が孫のウンギョンさんとモンゴルで会いましたけれど、誰も分からず、全く水面下で実質的な話を進めていたのです。

 まあそうなんでしょうけど、今さら「島田ら巣くう会は横田夫妻には信用されてなかった」なんて、そんな事を公言して島田も恥ずかしくないんですかね。

 だから本当に実質的な話をする時には、実際に拉致被害者がどうなっているのか、リストを出せというような時は、北朝鮮側の方から「秘密でやろう」、「メディアなんか絶対連れてくるな」と言うはずです。
 ところが政府代表団に、「連れてきてくれ」と、産経新聞まで「連れてきてくれ」(笑)ということは、これは明らかに宣伝戦をやろうというのが見え見えな猿芝居です。

 やれやれですね。そんなに秘密外交してほしいのか。本当に秘密外交したら怒り出すであろう癖に(苦笑)。


■日朝交渉をどう見るか−東京連続集会報告3
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4486.html

西岡力救う会会長、東京基督教大学教授)
 生きている人を殺して、本物の「遺骨」にして出してくるという案があったことは間違いないと思っています。

 ばかばかしい。そんなリスキーなことはするわけがないでしょう。拉致被害者を「返せるのなら生かして返すでしょうし、返せないのなら隠す」でしょう。そしてこういう馬鹿な事を言うと「病死の遺骨を返す」ということが極めて困難になります。つうか「何が何でも遺骨を出させない」、あるいは「遺骨がでたら因縁つけて交渉を潰す」というのが巣くう会の考えなんでしょうけど。こういうバカが巣くう会会長としてでかい面することを家族会が許してるんだから拉致敗戦も当然、俺は家族会には全く同情しません。バカの集団「家族会」の自業自得ですよ。


■日朝交渉をどう見るか−東京連続集会報告2
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4483.html

増元照明(増元るみ子さん弟、家族会事務局長)
 我々に対する説明の中では、分科会の中で、北朝鮮サイドは「骨ビジネスと言われているものはいっさい考えていない」と言っていたということでした。「それを文章で合意したのか」と聞くと、「口頭で話した」というのです。「今後遺骨に関してわが国はいっさい請求しない」と文章に書かせればいいんです。

 やれやれですね。何で増元が「骨ビジネス」とやらをそれほど嫌うのかさっぱり分かりません。
 増元も荒木ら同様「拉致や遺骨問題を解決したいのではなく」とにかく北朝鮮を打倒したいのではないかと疑いますね。だったら最初から「とにかく北朝鮮を打倒したい」と正直に自白したらどうなんですかね。

北朝鮮との合意の中で、共通認識として、拉致の問題が最優先ですと我々は常に言っています、と。

 増元ら拉致被害者家族はどれほど思い上がってるのか。「遺骨問題より日本人妻問題より何より拉致が大事だ」なんて自分の言ってる事がいかに遺族や日本人妻に失礼か分からないほどのバカが増元ら拉致被害者家族のようです。

 確かに安倍さんでなければ解決できないと私たちも思います。他の政治家の方たちでは、権力を持っても難しいでしょう。

 何を根拠に増元がこれほど安倍に期待するのか訳がわかりません。まあ、「政権が日朝交渉をしても、極右の集まりである救う会や家族会を黙らせることができるのは安倍だけではないか」と言う意味では「安倍でなければ解決できない」かもしれませんがそれ家族会や救う会が異常な安倍信者ってだけのくだらない話ですからね。かつ増元に限れば奴が言ってることは「極右を沈黙させられるのは安倍だけ」て意味じゃなくて「安倍は有能だ」というとんちんかんきわまりない寝言でしょうからね。呆れて二の句が継げません。

北朝鮮が応じなければ、さらなる制裁をかけるべきです。

 中国、ロシアが北朝鮮を支援してる以上、制裁してもきかないって事が未だに分からないバカが増元ら家族会のようです。中国やロシアによる北朝鮮支援を指摘すると「なら中国やロシアを制裁しろ」とさらに「実現不可能な馬鹿な事」を言い出すから本当にどうしようもない。

 (注:アメリカが対北朝鮮制裁に消極的なのなら)アメリカに対して説得すればいいじゃないですか。もう一度金融制裁を日本とともにやりましょう、と。もう一度テロ支援国指定を日本とともにやりましょう(拍手)。

 まあ、やりましょうったってやらないんじゃないですかね。そもそも「中国、ロシアの支援」を考えれば過去の制裁もどれほど効果があったのか疑問符がつきますが。

 今週、先週と北朝鮮問題を取り上げたテレビの中で、どうも融和的な話がいっぱい出てきているんですね。今週のBSイレブン*31もそうでした。
 拉致問題を解決するためには北朝鮮への支援が必要ということです。インフラでも何でも北朝鮮が望むものを与えればいいと言っていました。学術会議で、和田春樹とともに訪朝した人たち、武貞秀士さんもそうでした。

 さすがに「何でも与えればいい」とは言ってないでしょう。増元にとっては「とにかく制裁あるのみ」なので「制裁解除論」を唱える人間は,皆「増元の敵」になるわけです。
 武貞氏なんか「元防衛庁防衛研究所研究員」にして「拓殖大教授」というどう見ても左派とは言えない人間ですが、それでも「救う会流の制裁論」に賛成しないと増元は悪口雑言するわけです。
 なお荒木の言うBSイレブンの番組ですがどうも『報道ライブ21 INsideOUT』のようです。

http://www.bs11.jp/news/2513/message.php
■「進展するのか『拉致問題』」(11月3日放送)
ゲスト:蓮池透拉致被害者家族連絡会元副代表)、倉沢治雄*32(ジャーナリスト)
 先週、北朝鮮の特別調査委員会から拉致被害者らの再調査状況を聴取した日本政府団が帰国した。今回の訪朝に対して、慎重な対応を求めてきた家族会の支援組織*33だが、政府は強行した。果たしてその成果とは?。ゲストに拉致被害者家族会連絡会元副代表で1978年に北朝鮮に拉致された蓮池薫さんの兄・透さんとジャーナリストの倉澤治雄さんを迎えて、じっくり考える。
■「『拉致問題』日朝の課題」(11月4日放送)
ゲスト:歳川隆雄(インサイドライン編集長)、辺真一(コリア・レポート編集長)

が荒木の言う「融和的な話」でしょう。ここに出てきた人たちはおそらく巣くう会ほどのウヨではなかったのでしょう。

武貞さんの一番の間違いは、「制裁をかけて解決したことはない。だから融和的にすることが必要だ」ということです。しかし、北朝鮮に関してこれまで徹底した制裁をやってこなかったじゃないですか。

 何度も言いますが「中国、ロシアは制裁論に否定的である」以上「徹底した制裁」なんてもんは無理です。また安保理の制裁は「核開発」を理由にした物であり、拉致を理由にした日本の単独制裁とは性格が違います。

本間勝(田口八重子さん兄)
 韓国は自国民が(注:大韓航空機爆破事件で)多数殺されていながら、北朝鮮を糾弾するとかやってないじゃないですか。

 もちろん糾弾はやっています。やっていますが本間や増元のような家族会に巣くうウヨ連中からすれば「糾弾してるというなら何故開城工業団地なんかやるんだ、やめちまえ」という無茶苦茶な話になるわけです。


■日朝交渉をどう見るか−東京連続集会報告1
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4481.html
 「交渉は今だ成果がない」と言ってぼやいてるだけの話です。「成果がない」つうなら「小泉訪朝誤12年もやった制裁も成果はなかった」んですけどね。何で「1年経ってない交渉で」こんなにぶーぶー文句言う癖に「12年もやった制裁」の失敗に文句言わないのか訳がわかりません。


東亜日報の「横田めぐみ死亡」情報は虚偽
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4479.html
 もちろん真偽は分かりませんが巣くう会の場合「めぐみさん生存説」という「結論ありき」ですから話になりません。
 なお俺個人は「娘ウンギョンさんの存在を認めながら」めぐみさんを隠す理由があると思いませんので「もはや死亡してる」と見なしています。
 ちなみに「東亜日報」は保守系で「アンチ北朝鮮」ですのでこの報道は「北朝鮮を有利にしよう」などという底意はないことを指摘しておきます。そもそもこのネタ元は「韓国の拉致被害者家族会」なのに何が「北朝鮮の情報工作」なのか。
 巣くう会の「北朝鮮の情報工作」云々というのは「アンチ北朝鮮の保守メディア」東亜日報や「韓国の拉致被害者家族会」に対して非常に失礼です。
それはともかく

 同記事によると、「日本政府の拉致対策本部が第三国で、めぐみさんが入院していた精神病院関係者2人と極秘に面会して作った極秘報告書を東亜日報が入手した。同報告書によるとめぐみさんは1994年4月に、薬物過多投与か毒物採取*34のため変死した。遺体は他の5人の遺体といっしょに棺に入れられないまま病院付近の山に直接埋められた*35。同病院に勤務していた2人はその様子を目撃した」という。

というのは事実なら衝撃ですね。日本政府が「めぐみさん死亡」をほぼ確実な事実と認識しながら隠蔽し続けてきたということですからね。横田夫妻や日本国民への背信行為ではないのか。
 なお、「俺が思うに」これ仮に情報工作だとしたら北朝鮮サイドよりむしろ日本政府サイドですよねえ。「めぐみさんは死んでることを受け入れてこれ以上巣くう会とつるまないで欲しい、安倍政権や外務省への不当な批判はやめて欲しい」て横田夫妻へのメッセージでしょう。


■民主・維新・次世代、日朝協議で要請
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4470.html
 まさかあの安倍が野党(とはいえ極右の次世代、維新及び、「信念、理念のある共産と違い」安倍批判なら何でも飛びつく信念、理念のかけらもない、ダボハゼ政党の民主ですが)から「制裁解除を撤回し北朝鮮に制裁しろ」と突き上げを食らう日が来るとは思いませんでした。もちろん俺はこんな要請には怒りと失望しか感じません。
 こんなふざけた要請に維新、次世代とともに荷担する民主党には「滅びろ」「くたばれ」「消えろ」「俺はこの件では日朝交渉路線の安倍首相を支持する、制裁再開なんか唱えるバカのお前らは支持しない」「そもそも安愚楽牧場の宣伝マン・海江田なんか代表にしてるんじゃねえよ、チンカス政党」としか言いようがありません。まさか俺も「事情はどうあれ自らが安倍を擁護し、安倍批判派を罵倒する日が来る」とは思っても見ませんでした。もちろんこれも事情はどうあれ「安倍が制裁を解除した」からですが。安倍が「日朝交渉派」に変節したからこうなったのであって決して「俺が安倍信者に変節したわけではないこと」、そして「安倍の日朝交渉には賛成するが安倍の朝鮮学校無償化除外だの靖国参拝だのには拉致解決に支障を産みかねないという意味でも反対」「安倍の極右性(特定秘密保護法靖国参拝など)には反対」「安倍の弱者切り捨て(生活保護減額、消費税増税ホワエグ導入の画策など)にも反対」ということはお断りしておきます。


北朝鮮の「拉致解決済み」暴言に抗議し政府に毅然たる対応を求める緊急集会報告5
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4436.html

早坂胞吉(特定失踪者・早坂勝男さん弟)
今日の集会では、中山先生が(注:訪朝団の)団長になって交渉してほしいとの発言がありましたが、そういう方向でやってもらいたいと思います。

 ばかばかしい。なんで「第一次安倍、麻生内閣首相補佐官(拉致対策担当)、福田内閣拉致担当相」としてなんの成果もない人間・中山に期待するのか。
 そして昔はともかく今は一介の泡沫野党「次世代の党」議員に過ぎない人間・中山がどうして訪朝団長になれると思うのか。

 荒木先生に話したんですが、私は仙台で3年くらい前に公安調査庁の方から面会を受けました。

 荒木の顔を立てただけでまさか本気で「勝男さんの失踪は北朝鮮拉致です」なんて公安調査庁職員も思ってないでしょうが、胞吉が勘違いするからそういうことはやるべきじゃないですよね。罪深いですよ。

矢島文恵(特定失踪者・荒谷敏夫さん妹)
 残念ながら、いなくなったことを知られるのが嫌なので、ほとんどの方は何もしていないんですね。

 まあ、「あいつがいなくなったのはあいつ自らの意思だろう。あいつは故郷を常日頃から嫌っていた。故郷を捨てて放浪者になるなんて我が一族の恥だ。あいつのことは今後話すことは辞めよう。捜索願いなんぞ出さないでいい」て人も中にはいるでしょうね。
 矢島女史の言う「いなくなったことを知られるのが嫌」てのはそう言う意味でしょう(その場合、犯罪に巻き込まれた可能性はゼロではないにせよ低いでしょう)。
 でも全てがそうだと決めつけるのもおかしな話です。仮に「犯罪に巻き込まれたのだ」と思ったとしても「なんの手がかりもなければ」警察に捜索願は出すにしても、それ以上は何もせず、あきらめてしまう人は多いでしょう。人間そんなに強くない。
 「あきらめずに探す」たって探しようがないわけです。いずれにせよ根拠もないのに「北朝鮮拉致だと決めつけて荒木とつきあうなんて矢島女史のような生き様」は愚の骨頂です。無様としか言いようがない。

「みなさんが長いことかけて培ってこられた会に参加させていただくのは非常に心苦しい」と申し上げましたら、「そんなことはないですよ。一人でも多く参加すれば、それだけ会が大きくなって力になるし、発言力も注目度も高くなるからどうぞご利用ください」と快くおっしゃっていただきました。

 「快く」てカルト宗教だって「新規信者の加入」は「快く受け入れる」でしょうし、ヤクザの組長は「非行少年の組入り」を「快く受け入れる」でしょう。荒木の「快く」はそれと同レベルであり「悪魔のささやき」「喪黒福造の営業トーク」みたいなもんです。
 「荒木さんには感謝してる」とか言うこれらの人を見てると「喪黒さんのおかげで人生変わりました」という「喪黒と出会った最初の頃の人々の喜びの言葉」を連想するのは俺だけではないと思います。まあ、毎回、喪黒のせいで人生破滅するんですけどね。
 喪黒はネタだからいいのですが「リアル喪黒=荒木」は」ネタでないから困ります。

 何の確証もないんですが、荒木先生が、「あの辺はいっぱい拉致*36されているから、独り者でまだ結婚もしていないし、何か見てはいけないものを見てしまい、どこかでばったり会ってやられたのではないかと思いますよ」とおっしゃって下さいました。

 いつもながら荒木も無責任きわまりない男です。荒木につきあう方も勿論どうしようもないバカですが。

西岡力(巣くう会会長)
 認定の有無は関係ありません。

 無茶苦茶言うなって話です。拉致認定できないような人間を救出対象にできるわけがないでしょう。どれほど常識がないのか。なんでこうなるかといえばさすがに「特定失踪者を拉致認定する」なんて馬鹿な事は政府与党、外務省など関係者がストップかけたからです。普通ならここであきらめるところですが「認定しなくても救出対象にしろ」と無茶苦茶を家族会や巣くう会が言いだし、それに安倍が応じるんだから絶句です。ただ今の交渉路線だとさすがに「特定失踪者」なんて馬鹿げたもんは事実上「安倍によって切って捨てられる」でしょうけど。

飯塚繁雄(政府認定拉致被害者田口八重子さん兄、家族会代表)
 家族会が、「行くのをやめろ」と言ったら、「はい。ではやめます」というふうにはならないと思います。

 飯塚も自分ら家族会が安倍に見捨てられつつあることにやっと気付いたようです。でもバカだからどうしていいかわからないようですが。
 その危険性に早い段階で気付いて路線修正を求めていたのが蓮池透氏ですが飯塚らバカ執行部は彼を追放しました。まあ、「ざまあ見ろ、自業自得だ」「今頃泣き言言っても遅いんだよ、バーカ(嘲笑)」としか飯塚には思いませんね。

西岡力(巣くう会会長)
 最後に一言申し上げます。本来なら、政府が戦略を立てて、「こういう戦略でこうします」という説明会を家族にしてほしかったなあと思います。

 はっきり言ってそれはできないですね。だって常識が通用する相手じゃないジャン、お前ら。バカには手の内のカードなんか見せられるわけがないでしょう。どうせ外務省が説明したって理解する能力も意思もないんだから、日朝交渉の妨害しかしないんだから「家族会なんか適当にあしらってどんどん外交を進めていくのがベスト」でしょう。


北朝鮮の「拉致解決済み」暴言に抗議し政府に毅然たる対応を求める緊急集会報告4
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4434.html

松木信宏(政府認定拉致被害者松木薫さん弟)
 北朝鮮という国は商売人だと思います。だから、どうしたら一番お金を手に入れられるかを考えている国*37だと思います。

 ここから出てくる答えは「経済支援をカードに交渉やれば成果が得られる」だと思うのですがそれと逆のこと「交渉白紙撤回論」「制裁再開論」を言い出すのだから頭痛がしてきます。
 「国交正常化時の経済支援をお土産に拉致被害者を取り戻したのが小泉訪朝」で、一方、「制裁を行い小泉訪朝で始まった日朝交渉を白紙に戻した」のが小泉訪朝後12年の「拉致敗戦の歴史」じゃないんでしょうかね。何故それが分からないのか。

 そうなると、みすみす10年、日本からのお金を棚に上げるのか。私にはそうは思えません。だからやはり、中山先生がおっしゃっていたように、1回白紙に戻せばいいんだと思います。ただ、(中略)(注:これから拉致被害者家族の中に)10年待ちたくないという人がいらっしゃるかどうか定かでない中で、それを押し付けるのは少し気が引ける面はあるんですが、そういう覚悟をもった方がおられるでしょうか。やはりそこが大事だと思います。
(中略)
 やはりそういう覚悟を持って臨んでいかないと。

 まず第一に横田夫妻のような高齢化する家族は10年も待てませんよ。「もう10年我慢しよう、北朝鮮と我慢比べだ。横田夫妻などが死んでも仕方ない」とでも言うのか。横田夫妻もよくこんなふざけた発言を聞いてられるもんです。俺だったら怒ってこの場を立ち去ってますよ。こんなふざけた発言ができる松木信宏も相当のバカですが。
 つうか10年後なんてどう考えても安倍政権じゃねえし。
 第二に中国やロシアが支援してるのになんで日本の制裁が効くと思うのか。つうか、小泉訪朝後12年制裁やって効かなかったでしょうが。

我々は北朝鮮との交渉は望んでいますが、それは妥協、妥協の交渉を望んでいるわけではないんです。

 妥協しないで交渉が成立するのか。「絶対に妥協しない」なんてバカ言ってたらいつまで経っても拉致は解決しませんよ。

姉も身体を崩していますが、兄に会いたいという気持ちは人一倍あります。ただ、そこまで土下座してやることでもないと思います。

 やれやれですね。俺だったら「土下座してでも成果を得たい」と思う所ですが、まあこの松木信宏という男にとって兄・薫さんは「あいつのために北朝鮮に土下座なんかできるか」程度の存在でしかないんでしょう。そういうちんけなのを兄弟愛って言うんですかね。
 うーん、でも俺もきょうだいのためには土下座まではできないかな。所詮きょうだいて他人かも。ただこの件に限れば俺は小泉訪朝も、安倍の交渉路線も「日本の土下座」「俺の土下座」なんて思ってないし「あれ(交渉)以外に手がない」と思ってますからねえ。「あれ以外に手がない」と思ってる俺にとって、「アレを否定すること」は「きょうだいと会えなくていい」と同義ですからね。それは人としてさすがにない。

西岡力・巣くう会会長
 松木さんは、小泉総理に大変核心に触れる質問をしたことがあります。2004年に、小泉総理が二度目の訪朝をした時、家族会が大変バッシングを受けた会見*38の時ですが、「総理、被害者が生きていると思っていらっしゃいますか」と質問しました。
 私はその時そこにいましたからよく覚えていますが、残念ながら総理の答えは、「分かりません」でした。

 だってわからないでしょうよ。まあ俺は「多分生きてない」と思いますけどね。ただ俺も「鬼じゃない」ので家族会連中に面と向かってはそういう事言わないかな。まあ、でもそう思ってる日本人はぶっちゃけ多いんじゃないのか?

早紀江さんがよくおっしゃるんですが、「子どもが池に落ちでおぼれている。そしたらみんな飛び込んで助けるじゃないか」と。

 全然違うじゃないですか。子どもが池に落ちたら目で見て分かるけど拉致被害者なんかどこにいるかわからないんですよ。横田の奥さんて本当にバカですね。こんな馬鹿話をドヤ顔で紹介する西岡や、こんな馬鹿話を黙って拝聴する連中もバカですけど。
 なお、俺だったら「飛び込んで助けるか」どうかはわからないですね。実の我が子とか、あるいはきょうだいとか、身内だったら飛び込むかも知れない。でもそうじゃなかったら飛び込まないですね。
 「ライフセーバー」とか「人命救助することが義務」でない限り飛び込む法的義務は存在しないし、下手に飛び込むと二次被害で自分が怪我したり死んだりする恐れがあるからです。場合によっては「二次被害に遭った俺を助けようとして」三次被害を招く恐れすらある。
 もちろん「誰か来てくれ」と大声で叫んだり、携帯で110番通報したりはするかも知れませんが。さすがに見殺しにはしないでしょう。つうかマジレスするとその場で完全に固まって「結果的に見殺しになってしまう」危険性は否定できませんね。人間とはパニック状態に陥ると頭や体が動かなくなりますし、俺、自分がパニック状態になりやすい小心者だと自覚してますから。そういう場合は「沢山の人間がいて俺がパニクっても問題が生じない」状態ですとありがたいです。「なんで俺助けられなかったんだろう」と鬱になって自死とか、子どもの家族に恨まれて襲われて殺されるとかノーサンキューなので。
 まあ、それはともかく。むしろ拉致に近いのはコメ欄にも書きましたけど

「フィリピン左翼ゲリラによる若王子氏誘拐事件」「グリコ社長誘拐事件」のような誘拐事件
あるいは「駐ペルー日本大使館占拠事件」「駐イラン米国大使館占拠事件」のような立てこもり事件

でしょう。
 で、その場合に巣くう会流の強硬策を誰がとるのかて話です。家族なら「とにかく助かって欲しい、そのためなら基本いくらでも金を出す」「犯人を刺激することはできるだけ避けたい」でしょうね。
 「あいつが殺されても犯罪者に金なんか払えるか」なんて人はあまりいない。

「分かりません」というのは第三者だなと残念ながら思いました。

 それの何が悪いんですか。第三者まで当事者と一緒に感情論でどうするんですか。「一歩離れた立場で冷静に物が見られる」のが第三者の良さであり外務省はその良さを見事に発揮してるじゃないですか。もちろんこんなのは外務省に限らない話で警察官や検察官、医者などが「犯罪被害者や患者」などと一緒にパニクったり、感情論になったりしたらそれはもはやプロて言えません。

中山先生が、家族支援室を作った時は、最初から、「全員生存が前提です」とおっしゃっていました

 ばかばかしい。死亡も覚悟するのが当然じゃないですか。家族会に媚びてどうするのか。

寺越昭男(特定失踪者・寺越昭二さん長男)
「返してください。返さなかったら経済制裁しますよ。日本からは1円たりとも入れません。中国、ロシア、周辺諸国*39からも1円も入れさせない」。そういうふうに圧力をかけなければだめだと思います。

 そんな事が現実問題としてできるわけがないでしょう。中国もロシアも「制裁は我が国の国益上、やれないな」と言うでしょうよ。でどうするのか。「中国とロシアはふざけてるから制裁する」とでも言うのか。

生島馨子(特定失踪者・生島孝子さん姉)
 政府に何回も、「聞き取り調査でいいから」とお願いしましたが、だめでした。

 特定失踪者なんて怪しい代物が北朝鮮相手に持ち出せるわけがないでしょう。どれほどバカなのか。

私は、妹がいなくなったことがあって、結婚していません。

 どうでもいいんですけどそういう無茶苦茶言うのやめてほしいですよね。単に「結婚に縁がなかった」だけでしょうに。別に結婚しなきゃ妹さんが見つかる訳じゃないし、本当に好きな人ができたらそんなの関係なく結婚するでしょうよ。

私がもし死んでしまったら、我が家は絶えてしまうんです。

 それこの人が結婚しないからじゃないですか。ちなみに俺も俺の姉も独身なので時々、両親に「このままでは我が家が絶えてしまう」とか言われてつらいですね(2014年11/19追記:幸いにも姉には「結婚を前提におつきあいしてる方」ができたので最近、姉も両親もご機嫌です(ただその分、俺が「姉さんを見習え」と言われるようになった)。無事結婚までたどり着くと幸いです。あまりプライベートなことは書く気ないのでこれ以上は書きませんが)。
 さすがに俺も姉も両親に向かって「知るか、ボケ」て言えない*40し、結婚したくないわけでもないし。しかし「じゃあ、今すぐ結婚するよ」てわけにもいかないですしね。

今の状態だと、うちの妹が北朝鮮に拉致されたらしいという話は消えてしまいます。

 そんな怪しい与太話は消えて当然です。

特定失踪者って一体どのように皆さん思っていらっしゃるのか。

 「拉致の訳ねえだろ、バカじゃねえの」としか思ってませんが?

私の妹は東京でいなくなったといっても、東京の人たちでもそれを知りません。日本全国でも知りません。

 いちいち個別の失踪者について知ってる人がいるわけないでしょう。


北朝鮮の「拉致解決済み」暴言に抗議し政府に毅然たる対応を求める緊急集会報告3
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_4432.html

有本明弘(政府認定拉致被害者有本恵子さん父、家族会副代表)
 北朝鮮の言う通り、外務省の言う通りになったら、安倍さんの人気が落ちると思います。

北朝鮮の言うとおり=外務省の言うとおり=交渉路線」のわけです。いい加減にして欲しいですね。交渉以外にどんな解決の道があるのか。そして巣くう会を無視してもそんなことは「安倍の人気(支持率)」には関係ないでしょう。拉致は昔と違って完全に風化しています。今ニュースの話題はたとえば「小渕優子の政治とカネ問題」であって拉致じゃありません。
 むしろ「アベノミクスでも生活が楽にならないこと」の方がむしろ安倍の支持率をじわじわと落としていくでしょう(アンチ安倍の俺の願望込みですが)。

横田早紀江(政府認定拉致被害者横田めぐみさん母)
37年間かかってようやくここまで日本が真剣な目を向けてくださるようになったこと

 横田奥さんから言わせれば「失踪から37年」なんでしょうが「めぐみさん拉致疑惑」が北朝鮮工作員安明進の証言で浮上したのは1997年です(ウィキペ「安明進」参照)。小泉訪朝が2002年。つまり俺から言わせれば「たった5年で成果が出た」わけですがそういう理解ができないこの奥さんは本当に駄目な人だと思います。

増元照明(政府認定拉致被害者・増元るみ子さん弟、家族会事務局長)
 10月1日の説明会の時に、あまりにも熱意がないというか、やり方が納得できないので、伊原さんに聞いたんです。「あなたは死亡とされた8人が生きていると思ってますか」と。
 そしたら官僚言葉で、「北朝鮮の回答が納得できないから、納得できるような回答をもらうための交渉をしている」と。生きているとおもってないんです。

 官僚言葉じゃなくて正論でしょうに。増元のバカは何を根拠に生きてるというのか。ただの妄想じゃないですか。つうか増元は「生きてると思ってる」のに「制裁しろ」と言うんですか?
 俺には信じられないですね。拉致被害者が生きてるのなら制裁なんかしたら報復で殺されかねないでしょうに。
 つうことで俺は
1)増元は姉はもう死んでると思っており北朝鮮に報復したい、だから制裁を唱える
2)しかしそれを公言すると「ウンギョンさんや寺越武志さん、日本人妻のことをどう思ってるんだ、彼らに危害が及んでもいいのか、この鬼畜野郎」などと非難されかねないので嘘ついてる
としか思えませんね。

(注:北朝鮮の対日交渉担当大使)宋日昊なんか何の権限もない

 という増元の主張には何の根拠もありません。そもそも「交渉路線を否定するための難癖」に過ぎませんから誰が交渉相手として登場しようと増元は「あんなのに交渉権限はない」と因縁をつけるでしょう。

本当に全日本でやるのなら、北朝鮮を擁護している中国に対し、経済的な圧力をかけるべきじゃないですか(拍手)。

 ばかばかしいですね。日本企業が多数中国に進出してるのに、中国相手にそんなことできるわけがないでしょう。また何も北朝鮮を支援してるのは中国だけではありません(最も支援してるのは中国ですが)。
 ロシアも支援してるし韓国も支援してる(開城工業団地のことです)。じゃあ増元はロシアや韓国にも「経済的圧力をかける」のか。

【参考:ロシアの北朝鮮支援】
日本経済新聞北朝鮮、協力相手を確保 ロシアと関係強化急ぐ』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM22H19_S4A021C1FF1000/
NHK『ロシア 北朝鮮鉄道網の近代化に協力へ』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141022/k10015605681000.html

自民党の合同会議での話ですが、日本の中にいる協力者、韓竜大はもう亡くなりましたが、曹廷楽、八尾恵、李秀吉をすべて捕えて、さらに他に隠れている工作員が100人くらいいるはずなんです。公安はそれをつかんでいるんです。
 全部捕えてしまえばいいじゃないですか(拍手)。

 自らの犯行関与を認め謝罪してる八尾氏はともかく他の面子は犯行を否定してるのにどうやって逮捕するというのか?。
 「安明進北朝鮮工作員がそういってた」レベルで逮捕できるわけがないでしょう。
 増元は「証拠があるのに政治的配慮で公安が逮捕しない」と妄想してるようですがその妄想には何の根拠もありません。
 なお、八尾氏逮捕論も実に馬鹿げた暴論です。彼女が著書『謝罪します』(文藝春秋社)などで拉致への関与を認めたのは今から12年も前の2002年です。でその頃は、今と違って「制裁論の失敗が明白になってなかった」し、「拉致も風化してなかった(それどころかワイドショーに荒木らは出ずっぱりだった)」ので、増元らは「八尾氏逮捕論」なんか言ってなかったわけです。
 むしろ彼女に感謝するようなことを言ってた。まあ、彼女の思惑がなんでアレ、感謝するのは当然でしょう。それが制裁の失敗が隠せなくなり、拉致が風化したら途端に「八尾を逮捕しろ」と言い出すんだからそのバカさには唖然です。八尾氏を仮に逮捕起訴したとして何がどうだというのか。そんなことをしたら彼女は反発して拉致問題について黙秘し続けるでしょうね。かえって拉致解決に逆効果です。

本間勝(政府認定拉致被害者田口八重子さん兄)
 私たちが運動している埼玉県川口市では、みなさんご存じの特定失踪者の藤田進さんの弟隆司さんが、スイスのジュネーブまで出かけて国連に訴えてきました。

 特定失踪者なんて拉致か怪しい代物の「救出運動」を「政府認定拉致被害者田口さんの兄・本間」が応援するんだから全く理解ができません。
 「小泉訪朝後の失踪者」「小山修司さん、山本美保さん(特定失踪者認定後日本国内で遺体が発見)」「松岡伸矢君(失踪当時、幼稚園児)、佐賀直香さん(失踪当時、小学1年生)」なんてものが特定失踪者にカウントされてるのにお前ら正気かと、本間たち家族会メンバーに問いただしたくなります。

藤田進さんが(注:ジュネーブに)行った時は、国は一切支援しませんでした。

 そんなのは当たり前じゃないですか。本間はどれほどバカなのか。

1分、1時間も惜しいんですよ。

 だったらなんで交渉路線を否定するのか。まるきり家族会連中の脳みそは理解できません。

飯塚耕一郎(政府認定拉致被害者田口八重子さん息子、家族会事務局次長)
 我々は合同調査にはずっと反対をしています。

 なんで反対するのか。まるきり理解に苦しむ連中です。

彼らのフィールドで、彼らが思うようにコントロールできる範囲で調査をするということは、合理的なことではありません。

 現実問題、「彼らのフィールドで調査する」以外に調査しようがないわけです。
 「我々の自由に、制約なしに好きに勝手に北朝鮮国内を調べ回りたいんです」て言ったって向こうも認めないでしょう。
 一体、家族会は何がしたいのか。

仮に遺骨問題が先行した場合、おおよそ400億円が日本から流れるという試算があります。

 で、それの何が悪いのか。拉致問題が解決しなくてもいい、とにかく北朝鮮に金や物を渡したくないというのが家族会の立場なのか。だったらはっきりそういって下さい。
 「拉致なんか解決しなくていい」「とにかく北朝鮮に金や物なんか渡したくない」と。支持しませんけど。

他の問題が先行した時に問題なのは、安倍さん、外務省、拉致対策本部が言っている、「拉致問題が最優先」という大前提が崩れます。

「拉致が最優先て、手前ら何様だ、思い上がってるんじゃねえぞ、糞野郎。家族会は神聖不可侵だとでも思ってんのか」と不愉快になりますね。家族会みたいなクズの集まりに同情できる人間の心は俺には理解不能です。

*1:著書『もうひとつのチベット現代史:プンツォク=ワンギェルの夢と革命の生涯』(2006年、明石書店)、『チベット高原の片隅で』(2012年、連合出版)など

*2:そこまで中国政府って中央幹部も現地幹部も無謀かしらて気もしますが。別に「中国当局の人権意識がどうこう」て話じゃありません。だってあまり無茶苦茶なことになれば国外からの中国批判も酷くなりますし、「治安が悪化してもいい。現地幹部の俺の予算と権限が増えるからいい」てのは暢気すぎですよね。自分らがテロリストの暗殺ターゲットになりかねないわけですし、あまり状況が悪いと「無能」のレッテル貼られて党中央、政府中央によって左遷されるでしょう。

*3:島田のようなキチガイ極右を先生呼ばわりしてる時点で浜本七郎の正気を疑います。バッカじゃなかろうか、ルンバ!

*4:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相たちあがれ日本代表、維新の会代表代行(国会議員団長兼務)などを経て現在、次世代の党代表。また拉致議連会長でもある。

*5:村山内閣科学技術庁長官、小泉内閣外相、野田内閣文科相を歴任。

*6:海部内閣環境庁長官官房長官、宮沢内閣文相、小泉内閣法相を歴任

*7:北朝鮮はそんな事は認めていませんし、実際どうなのかは分かりませんが、昭男が北朝鮮を「父の敵」と見なしてることは間違いないでしょう。

*8:北朝鮮は犯行を否定していますが「荒木は北朝鮮犯行説」なので「お前は、天安撃沈を北朝鮮の犯行だと認めるのに、博物館レベルと言うのか、言ってる事おかしくねえか、荒木」と言う意味で天安撃沈を持ち出して荒木批判することには問題はないでしょう。

*9:初代首相、初代枢密院議長、初代貴族院議長、初代韓国統監など政府の要職を歴任。元老の一人。

*10:いや日本人の俺にとっても英雄ですが?。一般的に言って小生は「テロを容認しませんが」、当時の韓国では合法活動は弾圧されてたわけだし、民族活動家が「伊藤のような宗主国の大物」を暗殺しようとするのは全く自然な話です。非難に値すると思わない。無差別テロなんぞよりはよほど共感できます。

*11:著書『防衛庁教官の北朝鮮深層分析』(1998年、ベストセラーズ)、『恐るべき戦略家・金正日』(2001年、PHP研究所)、『金正恩北朝鮮・独裁の深層』(共著、2013年、角川oneテーマ21)など

*12:著書『北朝鮮:変貌を続ける独裁国家』(2013年、中公新書)、『北朝鮮は何を考えているのか:金体制の論理を読み解く』(2013年、NHK出版)など

*13:著書『東アジア冷戦と韓米日関係』(1996年、東京大学出版会)、『日朝交渉:課題と展望』(共著、2003年、岩波書店)など

*14:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)を歴任

*15:第一次安倍内閣総務相

*16:小泉内閣国家公安委員長財務相自民党政務調査会長(福田総裁時代)、福田内閣国交相、第二次安倍内閣法相を歴任

*17:第二次安倍内閣出行革担当相

*18:て具体的に何か知りませんが

*19:筆頭第一副部長と言う事でしょう

*20:朝鮮労働党国際担当書記、祖国平和統一委員会委員長などを歴任。2003年に交通事故で死去。

*21:て具体的にだれよ。どうせ「極秘情報だから名前は明かせない」と強弁でしょうが。

*22:失脚時、国防副委員長、朝鮮労働党行政部長

*23:元朝鮮人民軍総参謀長。ただし「処刑が北朝鮮政府によって公式発表された張成沢」と違い彼の総参謀長辞任が失脚かどうかは実はよく分かってないと思う。

*24:そもそもアレは少なくとも建前では「借金返済の抵当物件」という話であって総連潰しという話ではありません。

*25:フォード政権、ブッシュ子政権で国防長官

*26:ニクソン、フォード政権で国務長官

*27:現在ではSSだけでなくドイツ国防軍ユダヤ虐殺に関与したことが分かってるのでこういう物言いは非常に問題です。なお、「虐殺に国防軍は関与していない、SSだけがやった」と言う物言い(明らかにデマですが)を俗に「国防軍無罪神話(国防軍潔白神話)」と言います(詳しくは例えばウィキペ「清廉潔白な国防軍」参照)。守屋純『国防軍潔白神話の生成』(2009年、錦正社)なんて本もあるようです。今ではこんな物言いも批判によって下火になったわけですが、昔はそれなりに有力であり「日本に比べ戦後処理が評価される」ドイツも「その歩みは平坦な物ではなかったこと」が伺われます。

*28:親衛隊

*29:もともとゲシュタポは「プロイセン州内務大臣となったゲーリング(後にナチドイツ経済大臣、航空大臣など歴任。ニュルンベルク裁判で死刑判決が出た後に自殺)」が作り上げた秘密警察で、当初は「親衛隊のヒムラー」はノータッチです。後にヒムラーの指揮下に入るので、島田の書き方はややミスリーディングだと思います。

*30:後に英国軍の捕虜となり自殺。

*31:テレビ東京系列のBS局

*32:日本テレビで北京支局長、経済部長、政治部長、解説委員などを歴任。著書『原子力船“むつ”虚構の航跡』(1988年、現代書館)、『原発爆発』(2013年、高文研)、『原発ゴミはどこへ行く?』(2014年、リベルタ出版)など原発関係の著書多数。

*33:もちろん巣くう会のこと

*34:要するに自殺でしょう

*35:てのは事実なら人道的にどうかと思いますが。

*36:もちろんこの「拉致」が「政府認定拉致でもなんでもない荒木らの特定失踪者」である事は言うまでもありません。

*37:であるならば日本側が飲めないようなことを言うようなら、そして他でカネの手当が付くなら無理して日本と交渉する必要はないわけです。でまあ、日本からもカネは欲しいでしょうが、中国、ロシアからカネは来るし、当面「体制の危機に直面」てほどの状態じゃないわけです。今の北朝鮮を「体制危機に直面してる」ていうのは「イラクやシリアが体制危機に直面してる」て言うくらい馬鹿げてるでしょう。もちろんイスラム国の登場でかなり治安がやばい状態ですが、国際社会はイラクやシリアを支援しイスラム国を叩いてるし、そう簡単にイラクやシリアの政府も倒れないでしょう。

*38:小泉訪朝を誹謗中傷するからバッシングされたのであって自業自得だと俺は思っています。家族会のようなバカはぼこぼこに叩かれた方がいい。

*39:中国とロシア以外の周辺諸国というと韓国とモンゴルでしょうか?

*40:たださすがに何度も言われると「結婚できない俺が悪い」とは思うもの、むかっとはします。