拉致問題、国連委員会で日朝が非難合戦

 【ニューヨーク=黒沢潤】
 国連総会第3委員会(人権)の会合が15日、国連本部で開かれ、拉致問題で日本と朝鮮が非難合戦を繰り広げた。
 日本の久島直人公使は演説で、「拉致の事例は紛争下の問題が未解決ということを示している」と強調。また、拉致被害者家族の高齢化が進む中、「差し迫った、現在も進む人間の尊厳の問題に、遅滞なく対応すべきだ」と迫った。
 これに対し、朝鮮のハン・チュンヘ国連次席大使は答弁権を行使し、「朝鮮は拉致被害者の人権尊重を重視し、蓮池氏らを救済してきた」と反論した上で、「金正恩第一書記は、筆舌に尽くしがたい辛い思いをされた人々のことを思い、心を痛めている。金正日総書記と全く変わりない」と述べた。
 久島公使はこれに対し、「朝鮮政府は責任を認め、必要な措置を講じるべきだ」などと強調した。

元ネタ
■産経『慰安婦問題、国連委員会で日韓が非難合戦』
http://www.sankei.com/world/news/141016/wor1410160023-n1.html