今日の産経ニュース(11/21分)(追記あり)

北朝鮮経由でロシアの石炭輸送 羅先経済特区、韓国参加も
http://www.sankei.com/world/news/141121/wor1411210060-n1.html

 ロシア産の石炭を、北朝鮮北東部の経済特区、羅先経由で韓国に供給する試験輸送が来週行われる見通しとなったことが21日、分かった。羅先開発は、ロシアが鉄道・港湾開発で既に参加しており、韓国企業も出資を検討。試験輸送で石炭調達コスト削減が確認でき、韓国側が出資を決めれば、北朝鮮経済特区を南北とロシアで開発する形となる。ロシアから羅先の羅津港までは鉄道、同港から韓国までは中国籍の船舶が使われる。

 まだ本格輸送ではなく「試験輸送」ですが「冷戦時代からつきあいがある中国、ロシア」だけでなく韓国も「打倒北朝鮮」なんて極右路線でないことがよく分かるニュースです。改めて「巣くう会路線には未来がないこと」が分かるニュースでしょう。


北朝鮮の墓参シンポ中止、日本政府が当局者にビザ発給せず
http://www.sankei.com/politics/news/141121/plt1411210080-n1.html

 終戦前後に現在の北朝鮮で死亡した日本人の遺族による墓参を支援してきた民間団体「朝鮮北部地域に残された日本人遺骨の収容と墓参を求める遺族の連絡会」(北遺族連絡会)は21日、今月下旬に北朝鮮の当局者らを招待して実施する予定だったシンポジウムが中止になったと発表した。日本政府が当局者らのビザを発給しなかったためという。

 全く安倍も外務省も何考えてるんですかね。多くの人が危惧していたことだと思いますが、交渉路線が思ったほど救う会、家族会に評価されないので早速掌返しが始まったのか。今後の日朝交渉の動向が実に不安です。
 しかも、いったんは「訪日OK」で開催予定だったシンポを潰すなんて正気の沙汰じゃありませんよ。遺族連絡会の皆さんにも大変失礼です。


■【主張】対北人権決議 拉致解決への強い援軍だ
http://www.sankei.com/column/news/141121/clm1411210002-n1.html
 拉致とあまり関係ない決議がどう「援軍」なんでしょうか。かつ「北朝鮮は人権問題について適切な態度をとれ(決議)」で問題が解決するなら誰も苦労しません。
 たとえば、北朝鮮とはいろいろと違いがありますがこの種の決議がいくら国連総会で決議されても無視し続けるイスラエルって国もありますしね。


朝鮮総連本部の所有権、マルナカに移転完了 明け渡し求める方針
http://www.sankei.com/affairs/news/141121/afr1411210018-n1.html
 小生は「拉致解決に支障を産みかねない」ので明け渡しにはもちろん反対です。従来通り賃貸使用させるべきだと思います。つうことで政府なり何なりがマルナカとの間に立って何かうまい解決策をとってくれればいいと思いますね。
 仮にマルナカが立ち退き要求する場合でもすぐに出て行けと言う冷淡な対応でなく、血の通った節度ある対応を取ることを求めます。まあ残念ながら小生には何もできませんがそう言う考えですね。
 不幸にして立ち退くことになったとしても総連の皆さんには新天地(?)で頑張って欲しい、そう思います。

総連側が明け渡しに応じない場合は、マルナカが地裁に「引渡命令」を申し立てることが可能だが、引渡命令に対しても、総連側は東京高裁や最高裁に不服申し立てできるため、今後の対応が注目される。

 つうことは「光華寮訴訟」での「訴訟引き延ばし」的な政治的配慮*1最高裁に一応期待できるって事ですかね。

*1:光華寮訴訟での最高裁の態度はどう見ても外交関係への配慮でしょう。絶対に政治的配慮の存在を最高裁は認めないでしょうけど、「1970年代の訴訟(一審)が40年経っても終わらない」なんて不自然にも程があります。