今日の産経ニュース(11/28分)(追記・訂正あり)

■【正論】日中「互恵」にらむ温暖化対策を 東京大学客員教授米本昌平*1
http://www.sankei.com/column/news/141128/clm1411280001-n1.html
 小生の要約だとこの記事の内容は以下の通りです。
1)温暖化防止にはCO2排出量の多い国のCO2削減が欠かせない、日本はそういう国のCO2削減に協力すべきだ。
2)なお,そうした「排出量の多い国」の一つが中国である。日中友好の観点からも日本はそうした協力を中国にすべき
3)ちなみに中国の経済高成長と「欧米の経済低成長」は当分変わらないだろう。欧米の世界経済における地位はより低下し、一方中国の地位は高まるだろう。そう言う意味でも日本は中国との友好関係構築につとめるべし
 つまりは実にまともな内容ですが、いつもの産経の反中国記事を考えると「おやおや?」という気がします。

*1:著書『バイオエシックス』(1985年、講談社現代新書)、『先端医療革命:その技術・思想・制度』(1988年、中公新書)、『地球環境問題とは何か』(1994年、岩波新書)、『クローン羊の衝撃』(1997年、岩波ブックレット)、『バイオポリティクス:人体を管理するとはどういうことか』(2006年、中公新書)、『地球変動のポリティクス:温暖化という脅威』(2011年、弘文堂)など