■【風を読む】日本の“誠実さ”が裏切られた44年前の二の舞いを避けよ 論説委員長・樫山幸夫
http://www.sankei.com/politics/news/150407/plt1504070004-n1.html
「44年前の裏切り」とは「ニクソンショック(ニクソン訪中)」のことで「二の舞」とは「米国が日本に相談もなくAIIB参加表明したら困る」ということです。産経が「AIIB問題での米国の裏切り」を極端に恐れていることが分かります。
もちろん当時の佐藤栄作*1政権も「ニクソンの公式発表でニクソン訪中を一般人と一緒に知る」というほどにはニクソンに舐められてはおらず*2「公式発表前」にはさすがに日本へ通達がありました。
事前通達はありましたが
1)その時点では既にニクソン訪中は既成事実化しており日本にそれを阻止するすべはなかった、渋々受け入れるしかなかった
2)ニクソン訪中前に日本に「ニクソン訪中問題」について何一つ相談がなかった
3)従って事前通告は佐藤政権にとって完全に「青天の霹靂だった」
と言う意味では「日本外交の敗北」ですし、ある意味佐藤は「ニクソンに舐められてた」とは言えるでしょう。
■河野元衆院議長、翁長知事と訪中へ 要人との会談も
http://www.sankei.com/politics/news/150407/plt1504070031-n1.html
河野氏*3、翁長氏が何故訪中するかと言えばそこには「ビジネス」と言う要素が当然あるわけです(ビジネスオンリーではないかも知れませんが)。産経は「中国が沖縄を侵略するかも」なんて放言してますが翁長氏にしてみればむしろ中国は「観光その他」で沖縄にお金を落としてくれる存在であり、産経のように異常に敵視するのは全くもって非現実的です。
■【正論】ペリリュー英霊が問う戦後精神
http://www.sankei.com/column/news/150407/clm1504070001-n1.html
■【産経抄】サイパンそしてパラオ 4月7日
http://www.sankei.com/column/news/150407/clm1504070004-n1.html
天皇夫妻が「先の戦争の激戦地だったパラオ*4」を戦没者追悼として訪問するそうですが、まあ産経ですのでろくな事言いません。
「パラオの日本兵玉砕は日本人として誇りに思う」「パラオの近代化は委任統治した日本のおかげ」「パラオは世界一の親日国だ」とか本当にドンビキです。天皇夫妻からすれば産経みたいな存在は本当に迷惑じゃないか。