今日の産経ニュース(4/17分)(追記・訂正あり)

日本海海戦110周年記念「山口采希のうたひろば」 5月10日、記念艦三笠で開催
http://www.sankei.com/entertainments/news/150417/ent1504170026-n1.html

 北朝鮮に拉致された被害者の救出を願った「空と海の向こう」を昨年9月に発売し、オリコンのデイリーチャートで7位を獲得したシンガー・ソングライター山口采希(あやき)さんによる日本海海戦110周年記念音楽コンサート「山口采希のうたひろば・横須賀〜バンザイ!連合艦隊大勝利110年!各員一層奮励努力セヨ!〜」(産経新聞社協賛)が5月10日、神奈川県横須賀市稲岡町の記念艦「三笠」講堂で開催される。
 日本海海戦*1・広瀬中佐*2水師営の会見*3・艦船勤務・婦人従軍歌*4月月火水木金金などの名曲のほか、山口さんのオリジナル曲、教育勅語をテーマにした「大切な宝物」、五箇条の御誓文をテーマにした「五つ星きらめく」を演奏し、明治期の偉人の功績に思いを馳せ、日本国民としての自信と誇りを取り戻すコンサートとなる。

 どう見ても「右翼しか来ない」右翼イベントですが、まだ若い*5のに山口さんもこんな右翼路線でいいんですかね。

参考

月月火水木金金(ウィキペ参照)
 土日返上で働くという意味を表す慣用表現である。もとは大日本帝国海軍で用いられたのが始まりといわれる。海軍は日露戦争勝利後も、「勝って兜の緒を締めよ」とばかりに休日返上で猛訓練を行っていた。明治41年(1908年)に当時海軍大尉だった津留雄三(のち海軍大佐)が、「これでは、まるで月月火水木金金じゃないか」とふと同僚に漏らした言葉が、やがて海軍中に広まったものとされる。
 戦時中には、勤務礼賛の意味で国民の間で広く使われた。
■軍歌「月月火水木金金
 軍歌「月月火水木金金」は、日々艦隊勤務に打ち込む海の男の手で日本軍艦が勇ましく太平洋を進む様を、海軍軍事普及部高橋俊策海軍中佐が作詞、海軍軍楽隊出身の江口源吾が作曲した。
 この曲は、昭和15年(1940年)11月新譜(10月20日発売)として、海軍省海軍軍事普及部推薦曲として内田栄一、ヴォーカルフォア合唱団の歌でポリドール・レコードから発売されたものの、当初は全く売れなかったという。なお、発売当時のレーベル表記は「艦隊勤務月月火水木金金」である(ただしJASRACデータベースでは「月月火水木金金」が正式な曲名とされている)。
ザ・ドリフターズ
 「隣組」の替え歌「ドリフ大爆笑のテーマ」を持ち歌とするザ・ドリフターズは軍歌の替え歌もレパートリーとしており、この「月月火水木金金」も替え歌にしてレコード化した(アルバム『ドリフの軍歌だよ・全員集合!!』に収録)。また、「ドリフ大爆笑」(フジテレビ)のOPテーマ「ドリフ大爆笑のテーマ」は開始した1977年は「月月火水木金金」の替え歌を使用していた(後に「隣組」の替え歌に変更)。

 なお、ドリフの軍歌替え歌にはほかに次のような物があります(ウィキペ「ザ・ドリフターズ」参照)。
・「ドリフのズンドコ節」(元ネタ:海軍小唄)
・「ドリフのほんとにほんとにご苦労さん」(元ネタ:軍隊小唄)


■【主張】AIIB 惑わず冷静な対応を貫け
http://www.sankei.com/column/news/150417/clm1504170002-n1.html
■【主張】G7と海洋安保 結束して対中圧力強めよ
http://www.sankei.com/column/news/150417/clm1504170003-n1.html
 今日の産経社説はいつものように中国敵視です。正直「中国批判するなとは言わんが無茶苦茶な敵視は論外だろ、経済交流が深まってる隣国を何だと思ってるんだ」と産経には心底呆れます。

*1:日露戦争で日本がロシアバルチック艦隊に勝利した海戦。この戦争の勝利で連合艦隊司令官・東郷平八郎は絶大な権威を有するに至り、死後、東郷神社が建立された。

*2:日露戦争で戦死した「日本初の軍神」広瀬武夫のこと。出身地・大分県竹田市には広瀬を祀る広瀬神社が建立された。

*3:旅順攻防戦での日露現地軍の講和交渉のこと

*4:歌詞に「赤十字」と言う言葉が出てくるのでこの「従軍婦人」とは「従軍婦人一般(従軍記者など)」ではなく「従軍看護婦」のことと思われる。

*5:ググったところ平成3年生まれ(つうことは今年で24才ですね)