今日の産経ニュース(5/22分)(追記・訂正あり)

■【阿比留瑠比の極言御免】「世界征服のための戦争だった」 荒唐無稽な「共同謀議」史観
http://www.sankei.com/premium/news/150522/prm1505220009-n1.html
 例の志位氏の安倍への「ポツダム質問」について、「ポツダム宣言は間違ってる、ポツダム宣言を評価する志位は間違ってる、日本のした戦争は侵略じゃない、米国の石油禁輸に対する自衛戦争だ」と強弁する阿比留です。
 やれやれですね。何もポツダム宣言を評価するのは志位氏個人だけじゃない。
 それは「国際社会の常識」であり「日本がサンフランシスコ講和条約で独立を回復し、その後、国連に復帰するにおいて認めた建前」でもあるわけです。
 今さら「ポツダム宣言なんか認めるか」なんてバカ言ったらそれこそ国連から除名されても文句言えないんじゃないですかね。
 だからこそ安倍も「おそらく阿比留同様ポツダム宣言に悪口雑言したいけれど」、それができなかったんじゃないですか。
 とはいえ安倍はポツダム宣言を認めることができずに「よく読んだことがないから即答できない」なんてお粗末な言い逃れして「読んだことがないなんて本当ならバカだ」「詭弁でも低レベルだ」「詭弁なら要するにあの戦争を侵略と認めたくない極右なのだろう」と呆れられ日本の国際的評価を落としたわけですが。
 そして「志位は間違ってる」と言っても「ポツダム宣言を日本に押しつけた米国は間違ってる」とか「志位に対してきちんと『ポツダム宣言は間違ってる』と言えなかった安倍はだらしない」とか言えない辺り、全く阿比留もいい加減な野郎です。結局阿比留には志位氏は非難出来ても、安倍や米国を非難することなどできないわけです。まあ、安倍はともかく「一応全国紙の産経」が米国を「ポツダム宣言は米国が押しつけた不当なものだ」なんて非難したらそれこそ日米関係がやばくなりますけどね。