今日の産経ニュースほか(5/29分)(追記・訂正あり)

■橋下氏「都構想反対派が市政を進めたらいい」 維新での擁立にこだわらず 次期大阪市長選で 
http://www.sankei.com/west/news/150529/wst1505290033-n1.html
 これを橋下の市長引退宣言とセットで「言葉通り素直に解釈したら」、橋下が「市長引退後、国政進出するか、タレント復帰するか、どうするかはともかく」次期市長選に出馬しないし後継指名する気もないと言う話になりますが口から出任せが酷い男なので現時点ではとても鵜呑みにできません。

 また住民投票で賛否が僅差だったことに触れ、「(反対派は)都構想でなくても改革ができると言い切った。(反対派の中核だった)自民、公明はものすごいプレッシャーを受けながら市政運営をやっていくことになる」と牽制(けんせい)した。

 ばかばかしいですね。前も指摘しましたが都構想とは「政令市・大阪が政令市であることをやめる」という話です。
 橋下がいうほど素晴らしい話なら「札幌、仙台、横浜、名古屋、京都、広島、福岡」など他の政令市でも「仙台都構想」「名古屋都構想」など出てもおかしくないでしょうがそんな政令市は橋下の大阪だけです。もちろん「他の政令市は行政改革していない」なんてことがあるわけもない。橋下だとそのくらいデタラメなことを言い出しかねませんが。
 つうか負けたんだからいい加減ぐちゃぐちゃ言うのはやめたらどうなのか。全く潔くありません。


夕刊フジ片山さつき氏「あらゆる手段で」対抗 世界文化遺産登録、韓国が妨害工作
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150529/plt1505291140001-n1.htm
 片山も「元財務官僚」「小泉内閣経済産業大臣政務官、第二次安倍内閣総務大臣政務官を歴任」という経歴を考えればもう少し「出るメディアと語る内容を考えろ」と言いたいところです。
 「夕刊フジで韓国に悪口雑言」てその辺の街宣右翼とやってることがまるで変わりません。
 財務官僚を辞めてやりたかったことがこれなんでしょうか?


■【正論大賞受賞記念講演】西岡力さんが記念講演「全拉致被害者の一括帰国を」
http://www.sankei.com/life/news/150529/lif1505290029-n1.html

 産経新聞の熊坂隆光社長は「西岡先生は慰安婦問題で朝日新聞の虚偽報道に疑義を唱えてきた」と述べ、正論大賞を同時受賞し、4月に東京記念講演をした現代史家の秦郁彦氏(82)とともに功績をたたえた。会場には拉致被害者田口八重子さん(59)=拉致当時(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(76)と横田めぐみさん(50)=同(13)=の父、滋さん(82)と母、早紀江さん(79)も駆けつけた。

 秦とのダブル受賞や産経社長の言葉で分かるように西岡の正論大賞受賞理由は「河野談話否定論を宣伝してきたこと」ですからねえ。
 そんな事を承知の上で会場に行ったという横田夫妻や飯塚の馬鹿さには心底呆れます。「あんたら河野談話を否定するのか!」と言われたらどう釈明するんですかね?。


■【経済インサイド】日本に近づく韓国経済界 「歴史問題よりも現実を見てくれ」朴政権に迫る
http://www.sankei.com/premium/news/150529/prm1505290007-n1.html
 まあ、韓国に近づきたいのは「日本財界も同じ」ですし、「仮に近づいたとしても」それは歴史問題をひとまず棚上げにしたにすぎないのですが。産経のように手放しで喜べる話じゃありません。


■【正論】日本はアジアではなく太平洋だ 東洋学園大学教授・櫻田淳
http://www.sankei.com/column/news/150529/clm1505290001-n1.html
 平たく言えば「日本にとって大事なのはアジアの隣国(中韓)ではなく太平洋の米国だ」「米国とアジアの間のパイプ役が日本だ」と言う話です。「脱亜入欧」を真似れば「脱亜入米」というところでしょう。
 「中韓とあまりにも敵対すると米国もパイプ役として使えないんじゃないの」と言う認識はないようです。