今日の人民日報ニュース(6/19分)

■『丹羽宇一郎氏が日中友好協会会長に就任』
http://j.people.com.cn/n/2015/0619/c94474-8908984.html

 日本の丹羽宇一郎元駐中国大使(76)は18日、公益社団法人日中友好協会の第6回総会で、新たな会長に選出された。
(中略)
 丹羽氏は伊藤忠商事会長を務めた後、2010年6月に中日国交正常化後、民間人として初めて駐中国大使に任命されたが、2012年11月に退官した。今回、加藤紘一*1前会長の後を継ぎ、日中友好協会の第6代会長*2に就任した。
(中略)
 程永華*3駐日大使も同日の祝賀会に出席。丹羽氏の会長就任に祝意を表した。程大使は「丹羽氏は伊藤忠商事会長や駐中国大使など要職にある間、両国の関連分野の交流・協力を深化し、両国関係の発展を促すために具体的な事を多くした。丹羽氏の指導の下、日中友好協会は引き続き民間のリーダーシップを発揮し、日本各界の友好勢力を団結して、両国関係の継続的改善を後押しするものと信じている」と表明した。

 丹羽氏の会長就任によって日中関係がどう動くか注目したいところです。

*1:中曽根内閣防衛庁長官、宮沢内閣官房長官自民党政務調査会長(河野総裁時代)、幹事長(橋本総裁時代)などを歴任

*2:ちなみに日中友好協会サイト(http://www.j-cfa.com/about/index.html)に寄れば初代「松本治一郎社会党参院議員、部落解放同盟委員長)、2代「黒田寿男(社会党衆院議員)」、3代「宇都宮徳馬自民党衆院議員、ミノファーゲン製薬社長)」、4代「平山郁夫日本画家、元東京芸術大学学長)」(以上、敬称略)。初代、2代が社会党政治家であるのは国交がなかったことの反映でしょう。

*3:駐マレーシア大使、駐韓大使などを経て現在駐日大使