今日の産経ニュース(6/28分)(追記・訂正あり)

■【将棋】外国人初の女流プロ仮資格取得 カロリーナさん女流3級に
http://www.sankei.com/life/news/150628/lif1506280039-n1.html
 以前拙エントリ(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20150616/5423190876)で「日本で頑張る中国出身の女性声優さん」をネタにしましたが何というかこういう「日本で頑張る外国人」「それもその分野のパイオニア的存在」を見ると感動してしまいますね。
 まだ「仮資格」ですが順調にいけば「外国人初のプロ女流棋士」になるわけです。


■【書評】楊海英*1静岡大教授が読む『中国の反外国主義とナショナリズム*2佐藤公彦*3著 中国流ナショナリズムの本質とは
http://www.sankei.com/life/news/150628/lif1506280019-n1.html
 書評はよく「本の内容よりも書評者の見識がむしろ暴かれる」なんてことが言われますが、この楊の書評はその見事な一例です。「楊が書評内でかます反中国演説」のせいで著書の内容はさっぱりわかりません。
 まあ、あえて楊の書評を元に言えば「義和団事変(扶清滅洋がスローガン)」「大躍進」「文革」とか「ある種の外国排斥運動(民族主義運動?)」をネタに「中国は排外主義の野蛮な国家だ」とネガキャンしてるトンデモ本なのかなという気はします(あくまで楊の書評を信じればですが)
 ちょっと話が脱線しますが、反外国主義について「著書佐藤氏はともかく」楊は「中国独自みたいな物言い」ですけどとんでもないですよね。日本だって「江戸時代のキリスト教弾圧」「幕末の異人斬り」「戦前の鬼畜米英」などがあったし、イスラム原理主義や「欧米の移民排斥右翼」なんかもある種の反外国主義でしょう。そもそも「外国文化(アジアやアフリカへの欧米文化到来、欧米へのイスラム文化到来など)が来たとき」にある種の反動、反発が起こるなんて事は「起こっていいとは言いませんが」古今東西全然珍しいことではありません。
 また中国に「ある時期に反外国主義があったから」といって「中国はずっと反外国主義」みたいに言うのもおかしい。蒋介石日中戦争において米英の支援を得ていましたし、毛沢東も「中ソ対立後はともかく」建国当初においてはソ連の支援を得ていたわけです。トウ小平も改革開放によって欧米や日本の資本(外資)を導入した。そう言うことを無視した上で成り立ってるのが楊の暴論のわけです(佐藤氏についてはひとまずおきます)。
 さて話を戻します。 
 しかし、「本の内容は分からなくても」楊の「ゲスな反中国」は嫌と言うほど実感できます。正直「誰か楊に近い人間が楊に苦言を呈さないと行けないレベル」だと思います。たぶん「I濱女史やid:Mukkeさんら自称チベット応援団がペマギャルポやダライラマの問題行為(例:ダライのエセ科学者「村上和雄」との対談、ペマの河野談話否定論への荷担など)に苦言を呈さない」ように誰も呈さないか、呈しても「楊がその人間を無視し離れていく*4→その結果、楊の周りに楊におべっか言う人間しか残らない」という最悪の話にしかならないんでしょうけど。楊が司馬賞をもらったこともこうなると「もらわない方が良かった」とすら思えてきます。
 「宝くじが当たったことで当選金目当てで怪しい人間がすり寄ってきたり、周囲の人間が自分への態度を変えたりして最悪だった、当たらなきゃよかった」なんて笑い話がありますがそんな感じですね。
 本の内容についてはコメントしません。読まないと評価しようがない。「反中国活動家」楊の「信憑性の怪しい書評だけ」ではとても評価できるもんじゃありません。
 楊の書評を信じれば低レベルな反中国本としか評価できないでしょうが楊の書評を信じるなど勿論馬鹿げており著者・佐藤氏に失礼です。
 まあ、こういう事言うと「偏見だ」と怒られるでしょうけど「著者が東京外国語大教授(例の反中国ウヨ岡田英弘*5も東京外語大の教授)」「版元が集広舎(三浦小太郎が宣伝してた極右雑誌「夢アジア」の版元)」ということで「もしかしてだけど、もしかしてだけど、実は結構酷い本なんじゃないか(どぶろっく風に)」て不安は「少し」感じます。
 どっかにもっとまともな書評がないもんでしょうか。「自分で読めばいい」と言っても相当分厚そうで内容も難しいそうだからなあ(かつ楊ほど、酷くなくても反中国ウヨ本だったりしたら余計読書意欲がそそられない)。
 そこで、ここでは楊の書評について「のみ」コメントします。

 中国人(漢民族)による中国人のための国家は必然的に対内的にはチベット人やモンゴル人*6など*7を弾圧の対象とするし、日本など*8は絶対に「敵」であり続けなければならない。

むしろ

 日本人(ヤマト民族)による日本人のための国家は必然的に対内的には沖縄人(琉球民族)やアイヌ人、在日朝鮮・韓国人などを弾圧の対象とするし、中国、韓国、北朝鮮などは絶対に「敵」であり続けなければならない。

のほうが正しい気がします*9がそれはさておき。

 中国人(漢民族)による中国人のための国家は必然的に対内的にはチベット人やモンゴル人などを弾圧の対象とするし、日本などは絶対に「敵」であり続けなければならない。

 というこの一文は俺が「この書評内で一番酷い反中国文章」と思う文章ですが、素直に読めばどう見ても「その辺の反中国街宣右翼のアジ演説」と変わりませんよねえ。
 そもそも「これを書評と呼べるのかどうか」「『過去の中国の反外国主義』についての著書をネタに、著書に書いてもいない中国への悪口雑言を楊が好き勝手抜かしてるだけで著者・佐藤氏に対して大変失礼ではないのか」という疑いが濃厚でしょう。
 「もしかしたら深読みしないと分からない何か深い意味があるのです。だって静岡大学教授で司馬遼太郎賞受賞者だもん」などと「楊の同僚や知人、著書愛読者など楊に好意を抱く人(反中国極右を除く)」なら思いたいところでしょうが少なくとも俺には深い意味は読み取れませんね。そして仮に深い意味があったとしても*10、産経にこういう文章を書いて「産経の読者」が「深い意味なんか読み取れるわけもない」でしょう。
 「そうだ、中国は未来永劫、少数民族をいじめ、日本を敵視する野蛮国家だ、あんな国たたきつぶせ」と産経読者(ウヨ連中)が吹き上がるだけだというのは目に見えてる。
 「産経や国家基本問題研究所などウヨ業界で反中国暴言とは楊海英も落ちたものよ。今後は内モンゴルペマ・ギャルポと呼ぶことにしよう」「あんたこういう馬鹿な事ばっかしてて司馬賞をくれた人たちとか今まで世話になった人たち(反中国極右を除く)に顔向けできるの?。人間として恥ずかしくねえの?」感がすさまじいですよね。
 注意しなければ行けないのは「共産国家」ではなく「中国人(漢民族)による中国人のための国家」と楊がしていることです。つまり楊は「孫文蒋介石時代の中国」も敵視している疑いが濃厚だし、「仮に今後、中国共産党が下野しても」その「新しい中国」も敵視する疑いが濃厚ということです。
 楊が何考えてるか分かりませんが「内モンゴルの独立とその後の外モンゴル編入(大モンゴル誕生)」を夢見て、それが実現しない限りは漢民族を罵倒し続けると言う事でしょうか。
 俺はこの種の「中国にあることないこと悪口雑言し日本ウヨにへつらう」自称民族活動家(例:ペマ・ギャルポ)が反吐が出るほど大嫌いです。しかし、楊がいくら何でもここまでペマギャルポと同レベルのゲスに成り下がるとは思っても見ませんでしたね。
 確かに産経辺りでこの種の事をほざいてれば「日本ウヨ業界では反中国活動家として大いに有名になる」でしょうが、それ学者としては自殺行為ですよね。
 「ウヨ相手には反中国暴言を放言するが、学問の世界ではちゃんとした論文書く」てのも詐欺師以外の何物でもないし。
 いや学者としてだけでなくて民族活動家としても自殺行為じゃないか。中国は「楊は悪質な反中国デマゴーグ」て宣伝するでしょうし、少なくとも

 中国人(漢民族)による中国人のための国家は必然的に対内的にはチベット人やモンゴル人などを弾圧の対象とするし、日本などは絶対に「敵」であり続けなければならない。

なんてのは明らかに悪質な反中国デマですよね。
 楊への批判を続けます。

「中国もの」が毎月、溢(あふ)れるほど出版されていても、日本人など世界の人々は中国と中国人が理解できない。

 「中国異質論」をかます反中国の楊です。そもそも「わかる、わからない」とは何を意味するんでしょうか。小生は日本人ですが「日本人のことがわかってるか」と聞かれると正直悩みますね。
 外国人に例えば「何で自民党は自党の総裁を務めた幹部政治家・河野洋平*11の談話を日韓関係を悪化させてまで今頃ネガキャンするのか分からない、君は日本人だから分かるだろう」「日本人はああいう安倍の歴史認識を支持してるのか?」「韓流ブームが日本で起こったことがあるのに何で安倍はあんなに韓国に敵対的なんだ」とか聞かれても正直よく分かりませんよ。
 「わかる、わからない」とはそんなに簡単な話じゃない。
 なお、「中国本があふれるほど出版される」のは「中国に関心を持つ人が日本にたくさんいるから」「中国の経済大国化や日中交流の深化によってそうした人の数がますます増えているから」です(反中国の楊は認めたくないでしょうが)。
 もちろんその中には「低レベルな反中国ウヨ本」などもあるでしょうがまともな本だってあるでしょう。

隣国*12は近代から現在に至るまで、ずっと日本の最大の躓(つまず)きの石だった、と著者は看破する。

 まあ、「日清戦争以降の中国侵略」がついには「蒋介石政権との全面戦争→果ては英米を敵とした太平洋戦争」に行き着いたことが「戦前日本の最大のつまずきの石」でしょう。
 また戦後においても「最大の躓きの石」とまで言えるかどうかはともかく、「台湾の国民党政権の存在」「大陸中国共産国家だったこと」もあって、戦後、大陸中国とどうつきあっていくかは難しい問題でしたので、その意味では著者の主張*13や楊の主張は間違いではありません。
 まあ、日本と中国の関係の場合、「日清戦争以降、1945年の日本敗戦まで、日本は中国を侵略し続けた」「戦後、日本は資本主義国家(米国側)、中華人民共和国共産国家(ソ連側)」など「友好関係構築を難しくする」特殊事情がありますが、一般的に言って隣国との友好関係構築は非常に難しいとは思います。
 問題は「著者佐藤氏はともかく」楊が「中国が明治維新以降、現在に至るまで日本にとって躓きの石となったのは中国が全て悪いのだ、日本の対中国対応には問題はない」と強弁するところでしょう。それ「戦前日本の中国侵略正当化」や「異常な反中国」というトンデモでしかない。ペマもそうですが「反中国をこじらせるとここまで行くのか」と楊には呆れるしかないですね。

 日本(注:の中国研究者)は(注:日本が中国を侵略した)自省の念も含めて中国をマルクス主義の階級論に即して善意的に解釈しよう、と戦後に努力してきた。

 勘弁してほしいですね。
 「自省の念も含めて善意的に解釈しよう」てのはどういう意味なのか。日本の中国研究家は「侵略への反省の思い」から中国に必要以上に甘いとでも言いたいのか。戦争の記憶も残ってた「1940〜1950年代」ならまだしも、「戦後ずっと甘かった」なんて事実があるんですかねえ。
 「マルクス主義の階級論に即して」てのも相当に問題のある表現でしょう。中国研究者全てがマルクス史家じゃないでしょうし。俺は「産経と楊はろくな連中じゃない、屑野郎と思ってる」ので中国研究者全てがマルクス史家であるかのようにレッテルを貼って「だから共産中国に甘いんだ」とネガキャンしてるんじゃないかと疑ってます。まあ仮にそうだとしてもネガキャンとして成功してるかどうかは疑問ですが。

リベラル派歴史家*14は、「中国(注:政府)と中国人を区別しよう」との空論を死守しようと踏ん張る。

 「は?」ですよねえ。「政府と人民は別だ」なんてのは何も中国に限らず当たり前でしょう。
 もちろん「民衆の支持全く無し」では「中国のような独裁国家」だって運営は無理*15だし、ましてや「欧米や日本、韓国のような民主国家」ならなおさら無理です。従って「政府のやったことに民衆は責任はない」とは言えないでしょう。政府賛成派は勿論、政府批判派にも「大なり小なり」何らかの責任は発生する。
 正直な話、俺は「支持者でもないのに日本国民と言うだけで安倍の愚行(例:近隣諸国との関係悪化)に責任を取りたくはない」ですが、安倍支持者は勿論ですが「安倍の愚行を阻止できない無力さ」と言う意味で俺のようなアンチ安倍にも何らかの責任(政治的、道義的責任)は発生するわけです。せいぜい「安倍支持者よりはアンチ安倍の方が罪が軽い」程度の話でしか残念ながらない。
 ただそういうことは「政府と人民を区別しよう」「政治がどんなに対立しても経済や文化の交流はすすめていきましょう」という考えと矛盾しないわけです。
 大体そんな事言ったら「安倍政権が続く限り日中友好や日韓友好は成り立たない、政府(安倍政権)と人民を区別なんかできない。民間の文化交流なんかやっても無意味(中国や韓国)」てとんでもない事になって、まずすぎます。まあ、日韓交流はともかく、日中交流について言えば「アンチ中国の楊」はない方がいいんでしょうし、だからこそ

「中国(注:政府)と中国人を区別しよう」との空論

と「日本の日中友好派」に喧嘩売って「中国は上から下まで皆反日だ、友好なんて無意味だ」と薄汚いネガキャンを中国及び「日本の日中友好派」にしかけるわけです。まあ、断っておけば下(一般の庶民)は勿論「反日で一枚岩なんかじゃない」でしょうが、上(習近平主席や李克強首相など政府・党の指導部)だって「反日」と言えるか疑問ですが。とにもかくにも習主席が福田元首相や二階総務会長の訪中を受け入れた上で、安倍と首脳会談してますしね。
 「中国封じ込めのための価値観外交(ダイヤモンド構想)」だの、靖国参拝(さすがに米国にも批判されて1回でやめたが)だの「どんな内容になるか分からない怪しげな戦後70年安倍談話(出る予定)」だの、いろいろな挑発行為をされて黙ってるほど中国もお人好しじゃないだけの話です。それに韓国だって安倍批判はしてるわけです。
 楊は韓国についても

韓国にとって日本は絶対に「敵」であり続けなければならない。

と言い出すのか。まあペマや産経の阿比留あたりならためらいなくそう言うでしょうけど。


■【主張】比にP3C派遣 自由の海守る活動続けよ
http://www.sankei.com/column/news/150628/clm1506280003-n1.html
 1)これを口実に「集団的自衛権正当化の方向に持っていきたい」と言うのが見え透いてる*16という意味でも
 2)中国との関係がやばくなりかねないと言う意味でも
全然賛同できませんね。

政府は「特定の国を念頭に置いた訓練ではない」とするが、南シナ海でフィリピンと連携し、中国を牽制(けんせい)した意義は大きい。

 さすがの安倍政権も「中国が念頭とは言わない」わけですが産経が書くように「中国やフィリピンを含め」皆「中国対応」と思ってるんだから意味がありません。
 大体「南シナ海でフィリピンの立場に立って本格的軍事介入なんかする気ない*17」のにこんな形で中途半端に口突っ込んでいいんでしょうか。俺はいいとは思いませんが。
産経新聞『中国が勢力拡大の南シナ海への関与、「あまり手を貸す地域でない」と慎重な考え示す 福田元首相講演詳報』
http://www.sankei.com/politics/news/150625/plt1506250048-n1.html
で福田氏が言うように日本は手を出すべきじゃない。

日比共同訓練に中国政府は「緊張を作り出さないよう希望する」と反発したが、海域に緊張を作り出しているのはどこの国か。

「お前が言うな、中国」で済む話じゃないでしょう。日本がこういうコトして地域の緊張は緩和されるのかって話です。俺は逆効果だと思いますが。

*1:著書『草原と馬とモンゴル人』(2001年、NHKブックス)、『モンゴル草原の文人たち:手写本が語る民族誌』(2005年、平凡社)、『チンギス・ハーン祭祀:試みとしての歴史人類学的再構成』(2005年、風響社)、『墓標なき草原(上)・(下):内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2008年、岩波書店、)『続・墓標なき草原:内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』(2011年、岩波書店)、『中国とモンゴルのはざまで:ウラーンフーの実らなかった民族自決の夢』(2013年、岩波現代全書)、『植民地としてのモンゴル:中国の官制ナショナリズムと革命思想』(2013年、勉誠出版)、『チベットに舞う日本刀:モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋社)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文藝春秋社)、『ジェノサイドと文化大革命内モンゴルの民族問題』(2014年、勉誠出版)、『狂暴国家中国の正体』(2014年、扶桑社新書)など

*2:2015年、集広舎刊行

*3:東京外国語大学名誉教授(中国近代史)。著書『義和団の起源とその運動:中国民衆ナショナリズムの誕生』(1999年、研文出版)、『「氷点」事件と歴史教科書論争:日本人学者が読み解く中国の歴史論争』(2007年、日本僑報社)、『上海版歴史教科書の「扼殺」:中国のイデオロギー言論統制・抑圧』(2008年、日本僑報社)、『清末のキリスト教と国際関係』(2010年、汲古書院)など

*4:あるいは自分を無視する楊に呆れてその人間の方から離れていく

*5:著書『モンゴル帝国の興亡』(2001年、ちくま新書)、『中国文明の歴史』(2004年、講談社現代新書)、『だれが中国をつくったか:負け惜しみの歴史観』(2005年、PHP新書)など

*6:もちろん外モンゴルではなく楊の故郷・内モンゴルでしょうが

*7:「など」には例えばウイグルが入るのでしょう。

*8:「など」が何を意味するか分かりません。たとえば南シナ海問題でもめてる国々(米国、フィリピン、ベトナム)か?。いずれにせよ日本に限ったって到底「絶対に日本は中国にとって敵であり続けなければならない」なんて馬鹿な話はあり得ませんが。

*9:もちろん自虐ギャグですが。まあ、日本人もそう言う人間ばかりではないですが「日本最高指導者」安倍首相とその取り巻き連中がその種の民族差別者であることは否定できないでしょう。

*10:深い意味なんかなくてただの反中国暴言だと思いますが

*11:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*12:もちろん中国のこと

*13:あくまでも楊の紹介によればですが

*14:つうか「リベラルと言うよりはおそらく保守である」日本の財界すら「ビジネスの見地」から「政府と人民を区別しよう」て言ってると思いますが。「リベラル派歴史家」とまるで一部の人間しかそういうことを言ってないかのような楊の物言いは本当にゲスです。

*15:「飴と鞭」であれ、「消極的支持」であれ、独裁国家も何らかの形で民衆の支持を取り付けてるわけです。取り付けられなかったら「チャウシェスクカダフィ」のように内乱で打倒されることにでもなるでしょう。

*16:これ(フィリピンへのP3C派遣)が「集団的自衛権行使に当たる違憲行為かどうか」は微妙な気がします。ともかくこれ自体は「自衛官に死人が出たり、反日テロが助長されたりするほどの危険な活動」ではないでしょう。しかし安倍政権の最終目標はもちろん「自衛官に死人が出たり、反日テロが助長されたりするほどの危険な活動もやる」「議論の余地のない集団的自衛権行使該当活動もやる」わけです。

*17:まあ、する気があっても困りますが。自衛官から死人が出かねませんし、そこまでいったら明らかに集団的自衛権行使に該当して違憲でしょう(まあそれ以前に中国も日本や米国は勿論フィリピンだけであっても本格的軍事作戦なんて考えてないんじゃないかと思いますが)。