今日の人民日報ニュース(6/30分)

■『安倍の野望、日本の悪夢』
http://j.people.com.cn/n/2015/0630/c94474-8913304.html

 日本の週刊現代によると、日本の安倍晋三首相は6月初めの各メディアトップとの非公開の会談で、飲酒後に驚くべき発言をし、安保法制改革は南中国海の中国を念頭に置いたもので、日本は確かに中国との「戦争」を計画しており、集団的自衛権を行使して米軍とともに南中国海で中国を「叩く」必要があると妄言を吐いた。(文:蘇暁暉・中国国際問題研究院国際戦略研究所副所長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
 この発言は中国で注目され、中国外交部(外務省)報道官は「もし報道が事実なら、日本側は真剣な説明と釈明をすべきだ」と表明した。

中国の指摘する週刊現代の記事とは以下の通りです。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/43909
 官邸記者クラブのキャップが集うオフレコの懇親会、いわゆる「オフ懇」。6月1日の午後7時すぎ、赤坂の老舗中華料理店「赤坂飯店」に到着した安倍総理は、乾杯してすぐ、注がれたビールを飲み干した。
(中略)
「安保法制は、南シナ海の中国が相手なの。だから、やる(法案を通す)と言ったらやる」(安倍総理
(中略)
 21日には、翌22日の日韓国交正常化50周年を機に韓国の尹炳世外相が来日、岸田文雄外相と会談した。その直前、日韓関係について「ホンネ」を吐露していわく—。
「ほら、待ってれば韓国のほうからアプローチしてくるんだよ」
従軍慰安婦問題は3億円あれば解決できるんだ。でも、カネの問題じゃないからなあ」
 海外のメディアで報じられれば、ほとんど外交問題モノの放言ばかりである。こうした「オフレコ発言」が一向に報じられないところを見る限り、大新聞とテレビ局をガッチリ握る安倍官邸の優秀な「危機管理」は、しっかり機能しているらしい。
(中略)
 安倍総理は、「次は稲田(朋美政調会長)」とほのめかしている。9月の人事で稲田氏を幹事長に据え、「女性初の総理大臣」へ道筋をつける。総理の器じゃない? そんなことは気にしなくていい。オレが後見人になれば、安倍政権が事実上続くのだから……。それが総理の目算だ。

 安倍が本当にこれらの事を言ったのなら正気ではないですし、それを「その場でたしなめもしなければ」その後、記事にもしなかったというなら日本のマスコミはご臨終状態と言っていいでしょう。
 まあそれはともかく、中国の見事な牽制行為だと思います。
 これに対し安倍が否定すれば「ならば東シナ海自衛隊は来ないのか?」と逆ねじを食らわせることができる。
 安倍が否定も肯定もしないし、週刊現代に抗議もしなければ「安保法制は中国を仮想敵国にしたものと疑いを持たざるを得ない」と安倍批判出来る。どっちにしても中国にデメリットはないわけです。