今日の産経ニュースほか(9/29分)(追記・訂正あり)

関西学院大産経新聞社が講師派遣「関西の地域振興と国際化」テーマに…一般公開も
http://www.sankei.com/west/news/150929/wst1509290080-n1.html
 産経記者に「大学の講義」なんて高尚なことができるとはとても思えませんが。


■【正論】抗日70年パレードにより中韓の「古代」がよみがえった… 筑波大学大学院教授・古田博司*1
http://www.sankei.com/column/news/150929/clm1509290001-n1.html
 突っ込みどころしかない古田の駄文です。本気で「これは説得力ある文章だ」と思ってるのならバカですし、「産経の読者が喜べばそれでいい」と思ってるのならクズです。

もっと庶民の常識で歴史や世界を見よう。

 やれやれですね。産経の極右的主張に対する各方面の批判は何がどう「庶民的ではない」のか。
 いやそもそも「その主張内容が正しいかどうか」を議論してるときに「内容が正しいかどうかは関係ない、庶民が受け入れるかどうかだ」なんてのは反論になってません(そもそも「庶民が産経の主張を批判派の主張より、より受け入れるかどうか」も疑問ですが)。それに古田の言う庶民には「中韓の庶民」は当然のように入ってないわけです。

北朝鮮のように国を閉じて主体思想武装する。

 北朝鮮は「世界各国」と国交がありますので別に国を閉じてはいません。
 まあ、「完全に自由な人の交流はない」でしょうが、そんなのは「ベルリンの壁があった東ドイツ」もそうですから、「北朝鮮において完全に自由な人の交流がないこと」を古田のように地政学だの民族性だので説明するのは無茶でしょう。「東ドイツはどう説明するんだ?」て話になりますから。単に「諸事情で人の交流を制約した方がプラスになると考えれば」、制約するわけです。
 つうか「東ドイツ北朝鮮」と一緒には勿論できませんが日本だって「外国人と日本人の軋轢などへの危惧から外国人移民は基本的に受け入れてませんから」、日本だって「完全に自由な人の交流はない」です。これまた「地政学とか民族性とか言う話ではない」でしょう。
 古今東西、政治家が「自己を理論武装しようとする」「自己を美化しようとする」のは珍しくない(例:毛沢東思想、スターリン思想など)。主体思想もそうしたもののワンオブゼムに過ぎない。
 これまた古田のように主体思想地政学だの民族性だので説明するのは無茶でしょう。

李朝は無許可の商人の交易を許さず朱子学武装した。

 古田の言う「交易」の意味がわかりませんが、もし「外国貿易」なら日本だって「出島貿易」と言う形で政府の許可制にしていたわけです。
 朱子学官学化にしたって日本も朱子学は官学でしょう。こうしたことを古田のように地政学だの民族性だので説明するのは無茶でしょう。古田の主張には明らかに問題があると思いますね。

 シナも150年前は古代だった。これは中国共産党も認めている。

 今時「シナ」なんて言葉を使って恥じない古田に絶句です。
 そして「中国は古代」と言う認識にも絶句ですし、「中国共産党もそう言う認識だ」という主張にも絶句です。
 古田の「古代定義」て何でしょうか?。150年前、つまり1860年代の中国(清朝)を古代と認識してる人はまずいないと思いますが。そして「中国共産党」は「1860年代の中国は欧米列強と比べて遅れていた」と言う認識であるでしょうが「古代」なんて認識はしてないでしょう。

 だから今でも古代が噴き出す。戦後70年の抗日パレードには、漢の武帝の閲兵の虚構が混じっていた。

 「漢の武帝の閲兵の虚構」なんて説明無しでいきなり言われても意味不明です。古代なんて感じない「普通の軍事パレード」にしか見えませんでしたが。つうか「漢が古代」で「1860年代の中国も古代」なんて認識はおよそまともとは思えません。

韓国の新聞は“朝貢”した朴大統領が席次第2位だったので大喜びで報じた。古代の朝貢意識が韓国で噴き出していた。

 単に「中国が韓国にとって重要な隣国」だから中国の歓待に喜んだだけの話です。「古代の朝貢意識」なんてもんを持ち出す必要はどこにもない。

東洋は古代が深すぎるというのが常識である。中国では土地の所有権がない。だから資本主義をやっても公正な売買が成立しない。

 まるきり意味不明ですね。現在中国において「土地所有権制度がない(土地公有制度?)」のはむしろ「共産主義の影響」でしょう。そしてそう言う制度の是非について専門家ではないので論じる気はないですが

だから資本主義をやっても公正な売買が成立しない

と言う古田の主張には何の根拠も提示されてないわけで話になりません。

セウォル号の事故対策本部が何カ所も乱立してしまう

 セクショナリズムや調整不足から「いくつもの機関が乱立すること」は古今東西珍しいことではないでしょう。何も韓国の専売特許ではない。

最高裁判所憲法裁判所が判決を争ってしまう*2

 単に「制度上の問題」であって、古代がどうとか言う話じゃありません。
 そして古田が上げた例とは違いますが日本においても「刑事裁判では無罪なのに民事裁判では賠償責任が認められた」なんてこともあるわけです。

政府が日韓基本条約を守ろうとすると、司法が無視する。

 単に「日韓基本条約についての解釈」が政府と司法で違うだけの話です。

徳川時代の中世

とこともなく言える辺りには絶句です。「江戸時代=近世」と言う説をこうも平然と無視できるのには呆れます。

ロシアの南下から国を守り、安全保障するには朝鮮半島を必要とした。

 『ロシアの日本侵略の可能性』なんかあったと証明できるんでしょうか?。日本が韓国を植民地化したのはそう言う話ではなく勿論単に「経済的利益を得たかっただけ」です。まあ、「ロシアの日本侵略の可能性」が仮にあったとしても*3そんなことは韓国植民地化の正当化理由にはなりませんけど。

(注:インカ帝国を滅ぼした)ピサロや(注:アステカ王国を滅ぼした)コルテスのようなことはしなかった。常識で考えてほしい。同じ顔をしたものにひどいことができるだろうか。

 おいおいですね。「ピサロやコルテスのようなこと」が何を意味するのか知りませんがそれが「差別や弾圧」を意味するのならもちろんそういうことはありました。
 大体「同じ顔をしたものにひどいことができるだろうか」というのは屁理屈にしても酷すぎます。
 「同じ顔をしたものへのひどいこと」としては日本では「江戸時代のキリスト教弾圧」、部落差別や政治警察による共産党弾圧などがあるでしょうが、これをどう古田は説明するのか。
 「全部事実無根、『江戸時代のキリスト教弾圧』、部落差別や政治警察による共産党弾圧なんか存在しない」と強弁するのか。はたまた「顔が違う」と強弁するのか。

戦後の成功は、インテリエリートの核心を学者身分に閉じ込め、権力を剥奪したことだ。

 意味不明ですね。「無謀な太平洋戦争を引き起こした戦前の軍官僚はインテリエリートだが、高度経済成長に貢献した戦後の霞が関官僚はインテリエリートではない」と古田が言うなら「古田の言うインテリエリートの定義とは何なのか」教えて欲しいもんです。

インテリエリートたちはドイツ式の歴史直線史観と社会主義を選んだ。

やれやれですね。戦後の大学教授が総て社会主義者だったなんて事実は存在しないでしょうに。

曲学阿世」の東大総長・南原繁*4

 やれやれですね。この文章で古田が「南原を曲学阿世呼ばわりした」吉田茂*5首相同様に南原を「曲学阿世扱いしてる」のなら無礼千万でしょう。というか古田のいつも書いてる文章こそが「曲学」でしょう(古田が阿世とまで言えるかどうかは疑問。世の中はここまでウヨってないでしょう)。

 南原繁は、全面講和で国際警察軍の駐留を望んだ。その孫弟子の坂本義和*6は米軍を追い出して非核武装の国連軍に替えろと主張した。

 南原や坂本の主張の是非については特に論じません。彼らの主張が彼らを誹謗する古田の紹介においてさえ「ソ連軍」ではなく、「国際警察軍」「国連軍」である点に注意しましょう。にもかかわらず南原や坂本を親ソ連呼ばわりするのだから古田もどうしようもないバカです。

 1968年、ソ連チェコに戦車で侵略する不安を先取りし、平田清明*7・名古屋大助教授(当時)は、ソ連市民社会が欠如していたのであり、社会主義が悪いのではないと、社会主義の「規格」を守った。

 古田が何が言いたいんだかさっぱり分かりません。要するに平田氏は「理念としての社会主義に間違いがあるのではなく、それが理念通りに運用されてないことに問題があるのだ」「既存社会主義国にはもはや期待できず、我々があるべき社会主義を実現していくしかない」と考えたんでしょう。それの何が問題なのか。別にこういう考えは「キリスト教の現実と理念は違う、現実が問題だからと言って理念は否定されない」「イスラム教の現実と理念は違う(以下略)」など、珍しいもんでもないでしょう。
 平田氏の考えに共感すれば支持するし、共感しなければ支持しないだけの話です。「ソ連が崩壊したんだから共産主義の理念なんか終わった」つう話でもないでしょう。
 大体その古田や産経の理屈なら「大東亜戦争は日本が敗北したんだから大東亜戦争聖戦論なんか終わった」ことになるでしょうに、「大東亜共栄圏の理念は戦後のアジア・アフリカ独立に繋がった」とデマ飛ばして醜い言い訳してるんだから話になりません。
 そんなんで大東亜戦争が正当化出来るなら共産主義(つうかマルクス主義か?)の方こそ「労働者保護思想や労働者保護法制に繋がった」として正当化出来るでしょう。

 韓国は政府・軍部・マスコミに至るまで北シンパが入り込み反日が常態化した。

 日本批判の理由は「慰安婦靖国」であって「北朝鮮は何一つ関係ない」のに何が「北シンパ」なのか。保守の朴大統領や、韓国三大紙(朝鮮日報中央日報東亜日報)のどこが北朝鮮シンパなのか。
 安倍の首相就任以前は今ほど激しい日本批判はなかったのに何が「反日が常態化」なのか。

「東アジア反日トライアングル」は完成しつつある。

 単に東アジア諸国(中国、南北朝鮮)は「戦前日本による侵略の被害国」なので「日本極右の戦前美化を批判する限りにおいては」共闘すると言うだけの話です。もちろんそれ以外の点では意見対立が当然あるわけです。

もちろん主役はわれわれ庶民である。

 プロ右翼活動家に過ぎない古田の何が庶民なのか。いやそれ以前に繰り返しになりますが、「庶民」云々なんて事はこういう場合に何の正当化理由にもなりません。
 たとえば極端な話「庶民の中に血液型性格判断が浸透してるからといって」それは「血液型性格判断」の正当化理由にはならないわけです。
 「論理で勝てないから庶民なんて持ち出してるんじゃないか」「岸信介*8の『声なき声』という居直りとどこが違うのか」て話です。


■【主張】尖閣国有化3年 油断なく抑止力を高めよ
http://www.sankei.com/column/news/150929/clm1509290003-n1.html
 日本が「棚上げ合意を反故にしたこと」がもめ事の原因であるのに「尖閣が日本領であることをアピールしよう」と言うのだから非常識です。中国に対する悪質な挑発行為としか言いようがない。
 まるで「中国が今すぐ軍艦で尖閣を強奪する」かのような産経の物言いですが、そんな馬鹿な事を中国もするわけがないでしょう。

自民党が以前掲げていた公務員*9尖閣常駐はどこへいったのか。

 そんなことができるわけないでしょう。さすがの自民党にも「その程度の常識はあった」わけです。


■【LA発米国通信】慰安婦像設置で修正案すら踏みにじる*10反日勢力 在米邦人*11「ただ絶句するだけ…」
http://www.sankei.com/premium/news/150929/prm1509290005-n1.html
 「日本を批判するのは反日勢力」と言う物言いがいかにくだらないかは本来説明の必要もないでしょう。この理屈なら「ある国」を批判すればその理由が正当かどうかに関係なく「反ナントカ勢力」になるわけです。そもそも「河野談話に基づいた言動(慰安婦像設置)」は河野談話が日本政府公式見解である*12以上、「反日」になるわけもないのですが。

 マー氏は今月22日、中国系や韓国系などの決議案支持者らが着ていた黒地に黄色い蝶がプリントされたTシャツを着て採決に臨んだ。

 支持者に対するこういう政治的アピールは古今東西どこでもされていることであり問題視する産経の方がおかしい。


■【台湾総統選】最大野党の蔡英文*13候補、安倍首相の地元・山口訪問へ…親日をアピール
http://www.sankei.com/west/news/150929/wst1509290010-n1.html
 まあ、何しようと蔡氏の自由ですが「安倍が未来永劫首相のわけもない」のに「山口県訪問」というのはずれてるように思いますね。そしてこういうことをすると「極右連中」が「首相が靖国参拝しても蔡氏なら認めてくれるはず」などと勘違いする危険性も大でしょう。


■【エンタメよもやま話】中国が1万年もエネルギー独占!? 次は「月の裏側」探査“世界初の偉業”恐ろし過ぎる目的
http://www.sankei.com/west/news/150929/wst1509290008-n2.html
 中国政府関係者が「中国の月探査」の目的を「月にあると見られるヘリウムガスやレアアースなどの資源開発も将来的な目的の一つです」としたことから「中国が月を完全支配しようとしている」と、止めどなく妄想が広がる産経です。
 実際問題「月の資源開発」などというものがそうそう簡単にできるわけもないでしょう。
 技術面に限定しても色々な問題があるでしょうに。
 「日本は宇宙開発に力を入れるべき(産経)」というのは構いませんがその根拠がこんな妄想では話になりません。


■菅官房長官、福山さん結婚機に「ママさんが産んで国家に貢献してくれれば…」 後に「世の中が幸せな気分になってくれれば…」と釈明
http://www.sankei.com/politics/news/150929/plt1509290016-n1.html
・ブクマもつけましたが絶句ですね。ぶっちゃけこれって「なれあい」つうか「本当にどうでもいい質問*14」で「本当に明るいニュースだと思います、福山ファンとして心から祝福したい」程度の答えしか聞き手の記者も期待してないでしょうに、この種の失言狙いでも何でもないでしょうに、何で失言しますかね。
 「これを機に世の母親が出産で国に貢献してくれればいいなと思う(菅)」て「戦前の『産めよ増やせよ』思想ですか?、時代錯誤で個人軽視じゃないですか?」と批判されることを予想してないってのが酷いですね。どんだけ非常識かつ脇が甘いのか。釈明すればいいという問題ではないでしょう。


■【北京春秋】習近平*15らの外遊先で直訴狙う陳情者 「ほかに打つ手がない…」 
http://www.sankei.com/column/news/150929/clm1509290005-n1.html
 こういう事を考え実行する人は「ある意味恵まれた人」ではあるでしょう。貧乏で教育もろくに受けていないような人はこういうことを思いつくことすら難しいし、もちろん「経済的な意味」で実行することも難しいでしょう。


■中国案「歓迎」、インドネシア高速鉄道 来日中の同国高官伝える 菅氏「極めて遺憾」
http://www.sankei.com/economy/news/150929/ecn1509290013-n1.html
 常日頃、「多くの国に愛されてる日本」「一方多くの国に嫌われてる中国」と宣伝してる産経にとっては不愉快なニュースでしょう。国際社会はもっとシビアだと言う事です。
 なお、韓国朴政権や台湾馬政権相手には「中国に媚びてる」と悪口雑言の産経ですが今後「インドネシアの政権」に対しても「中国のカネに転んだ」と悪口雑言が始まるんでしょうか。

【2015年9/30:追記】
■NHKインドネシア高速鉄道 日本案採用せず』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150929/k10010251971000.html
 中国案を歓迎し日本案を採用せずとは「中国案採用で決着した」ということでしょう。「日本の考えを持ち帰って検討する」ではなくはっきり「日本の案は採用しない」と言われた以上、これはどうすることもできないでしょう。ぶっちゃけ日本側がお粗末だと言っていいんじゃないか。
 個人的には「これほどごたごたしたビジネス」では「インドネシアの仕事を受注すること」がいいことか疑問に思います。「インドネシアの仕事で全然利益が出ない」可能性がある(他の仕事で取り戻そうという考えはあり得ますが)。また「他の鉄道工事」で「インドネシアでやったことをウチでもやってくれ」と言われるのはちょっと経済的にきついんじゃないか。
 しかし、この記事を読む限り日本は「もうインドネシアの仕事は今回はあきらめることにする、中国と無茶苦茶な競争してたら全然利益が出ない」として自分から進んで撤退したんじゃないわけです。
 何せ

 菅官房長官は、29日午前、総理大臣官邸で、インドネシアのジョコ*16大統領の特使として日本を訪れているソフヤン・ジャリル国家開発企画庁長官と会談しました。

ですから。その場で菅長官は「考え直して欲しい」としたわけですが、平たく言えば*17

「日本案じゃインドネシアの財政負担重すぎるんよね、インドネシア発展途上国やからあまり重いのはちょっとねえ」
「中国の新しい案は、中国の古い案より財政負担が全然軽いのはもちろんだけど、日本案と比べても財政負担、全然軽いんよ。日本は中国案よりも財政負担軽くできるん?。それとも他に『財政負担軽減に変わる売り』があるん?」

と言われて

「イヤー、この間の案より財政負担を軽くしろってのは一寸無理かと」
「売りつうのはこの間の案で説明しましたが(今すぐ、新しい売りを言えと言われてもすぐには出せない)」

と言う対応しかできず「それやったら中国案でいくしかないなあ」となったようです。
 まあ、何度も言うように「インドネシアの要望(財政負担はできるだけ軽くしてくれ→建設金額が減らせないならインドネシアの替わりに負担かぶってくれ)」を飲むことが商売的にベターか疑問ですが、「中国の新提案を事前に察知できなかった上、再検討を要望しても、インドネシアの要望に応じない上にそれにかわる売りも出せなかったので、ろくに巻き返せなかった」つうのはやはりお粗末でしょう。報道に寄れば一部の日本政府関係者は「あんな中国みたいな無茶苦茶なダンピングができるか」「財政負担の軽さばかり重視してインドネシアはバカだ」と言ってるようですが、まあ、何言っても「負け犬の遠吠え」でしかないでしょう。

*1:著書『東アジア「反日」トライアングル』(2005年、文春新書)など

*2:具体的にどういう事か、よく分かりませんが

*3:俺は全くないと思いますが。

*4:著書『国家と宗教:ヨーロッパ精神史の研究』(岩波文庫)など

*5:東久邇宮、幣原内閣外相を経て首相

*6:著書『新版・軍縮政治学』(1988年、岩波新書)、『地球時代の国際政治』(1990年、岩波同時代ライブラリー)、『地球時代に生きる日本:憲法と「国際貢献」』(1991年、岩波ブックレット)、『相対化の時代』(1997年、岩波新書)、『人間と国家:ある政治学徒の回想(上)(下)』(2011年、岩波新書)、『権力政治を超える道』(2015年、岩波現代文庫)など

*7:京都大学名誉教授。神奈川大学副学長、鹿児島経済大学学長を歴任。著書『経済科学の創造:「経済表」とフランス革命』(1965年、岩波書店)、『市民社会社会主義』(1969年、岩波書店)、『経済学と歴史認識』(1971年、岩波書店)、『社会形成の経験と概念』(1980年、岩波書店)、『経済学批判への方法叙説』(1982年、岩波書店)、『新しい歴史形成への模索』(1982年、新地書房)、『異文化とのインターフェイス』(1987年、世界書院)、『自由時間へのプレリュード』(1987年、世界書院)、『市民社会レギュラシオン』(1993年、岩波書店)、『市民社会思想の古典と現代:ルソー、ケネー、マルクスと現代市民社会』(1996年、有斐閣)など

*8:自民党幹事長、石橋内閣外相を経て首相

*9:おそらく自衛官のこと

*10:単に「慰安婦は合法かつ正当で何の問題もない」と言う修正案でない限り「これは戦前日本を批判してるだけで戦後日本を全否定してる訳ではない、反日ではない」と修正案に書いても評価しないという馬鹿話です。慰安婦を正当化する修正案なんか出るわけがないでしょう。

*11:正確には「極右・歴史捏造主義の在米邦人」です。総ての在米邦人が「極右・歴史捏造主義」ということはもちろんありません。

*12:もちろん産経や安倍ら自民党極右議員が河野談話を「反日」として否定したがってることはわかりますが結局否定できないわけです。

*13:元行政院副院長(副首相)。現在、民主進歩党主席

*14:ある意味「もっとまじめな政治の質問しろ」と言いたいですね。

*15:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て現在、国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*16:スラカルタ市長、ジャカルタ特別州知事を経てインドネシア大統領

*17:詳しくはNHK記事を見て下さい