今日の産経ニュースほか(10/27分)(追記・訂正あり)

■産経『【現代を問う】虚構の「南京大虐殺」がユネスコ記憶遺産に 日本は毅然とした対応を』
http://www.sankei.com/west/news/151028/wst1510280002-n1.html

「南京学会」の東中野修道亜細亜大学教授等々の研究者の懸命な努力により、南京事件はまったくの「虚構」であることが証明されている

などと放言する、この南京事件否定論の書き手が『岡山学芸館高・清秀中学園長』森靖喜と言うのには絶句ですね。
 おそらくこの岡山学芸館高校、清秀中学では例のつくる会教科書が使われてるんでしょう。こういう学校に子どもを通わせる親の価値観は俺には理解不能ですね。そう言う親はやはり相当の極右排外主義者なんでしょうか。子どもがかわいそうですね。
 しかしあの平沼赳夫*1も岡山出身ですし岡山ってのはそう言う土地柄なんでしょうか?


■TBS『拉致被害者の蓮池さん「経済協力し拉致解決を」』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2622275.html

 横田さん夫妻の住む川崎市*2拉致被害者蓮池薫さんが講演し、日朝協議について「8人死亡、との調査報告書なら受け取ってはならない」とした上で、解決のためには経済協力という「見返り」を検討すべきだと述べました。
「日本側が求めているのは『8人死亡、4人未入国』の報告を覆すこと*3。事実なら受け入れるしかないが、到底信じるに値しない*4ものだ。今の状況では一切北朝鮮に(経済支援を)与えてはならないが、北朝鮮が本気で誠実に拉致問題に対応し解決してきたら、それなりの“経済協力”というカードを示すべきではないか」(蓮池薫さん)
 蓮池さんは「8人死亡、という従来の北朝鮮の主張通りの調査報告書は受け取ってはならない」と主張。その上で、拉致の調査で北朝鮮が誠実に対応すれば「『観光特区でのホテルや道路整備』という経済協力での「見返り」を出すべきではないか。日本政府は知恵を絞るべきだ」と述べました。

小生は蓮池氏と違い「どんな報告書でも受け取るべき、受け取った上で批判すればよろしい」「1歩でも2歩でも進展があれば経済支援すべき」と言う「蓮池氏より融和的な立場」であり、そう言う意味では「宥和具合がぬるすぎる」蓮池氏には賛同できません。
 しかし「解決には経済支援しかない」と言う意味では全く同感です。結局「やらずぼったくりを恐れる(蓮池)」か「あんだけ制裁しておいて今さら『希望の結果が出たら土産出す』じゃ、向こうは動かないだろ。向こうは小泉政権に『日朝国交正常化交渉を反故にされたあげく制裁かまされて』日本信用してないから。どんどん支援した方がいい(俺)」と言う価値観の違いでしょうか。


■産経『モンゴル大統領、11月訪中 5年ぶり、中国重視』
http://www.sankei.com/world/news/151027/wor1510270018-n1.html

 中国が11月にモンゴルのエルベグドルジ*5大統領の中国公式訪問を受け入れ、習近平*6国家主席と首脳会談を行う方向で調整していることが27日、複数の中国・モンゴル外交筋の話で分かった。同大統領の中国公式訪問は約5年ぶり。
 モンゴルは中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に参加。エルベグドルジ氏は9月に北京で開かれた「抗日戦争勝利70周年」の軍事パレードにも出席しており、経済や歴史、安全保障問題で中国を重視する姿勢が鮮明になっている。
 エルベグドルジ氏の中国公式訪問は大統領就任翌年の2010年以来。モンゴルは資源価格の低迷や外国資本の引き揚げの影響で、経済状況が悪い。同氏の2度目の公式訪問を機に、経済支援を引き出したい考え。モンゴル経済は石炭など鉱物資源に頼り輸出の9割が中国向けだ。

 以前、拙ブログで何度かネタにした「まともな中国批判派」から道徳的に腐敗・転落し、「反中国バカ」「日本ウヨの走狗」「内モンゴルペマ・ギャルポ」に成り下がった楊海英などは「内モンゴル外モンゴルとの統合」などという与太を飛ばしてますが、そんな可能性は「当面皆無」と言うことがよく分かる記事です。


■産経『【北朝鮮マツタケ不正輸入】朝鮮総連議長次男らに懲役2年求刑 京都』
http://www.sankei.com/west/news/151027/wst1510270072-n1.html
 どういう判決が出るかは分かりませんが、産経が騒いでいたような「大事件には全くならなかった」わけです。今や産経も大してこの問題を騒いでいないように思います。


■産経『【矢板明夫の目】中国で拘束の日本人は本当にスパイだったのか?』
http://www.sankei.com/world/news/151027/wor1510270001-n1.html
 実際スパイかどうか、彼らが何をしていたのか、中国は何を問題視してるのかなどは素人には分かりませんが

今回の日本人拘束は反日色を強める習近平政権による外国人排除、日本たたきのための新しい外交カードの可能性もある。

などというアンチ産経らしい物言いには何の根拠もありません。

*1:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相たちあがれ日本代表、維新の会代表代行、次世代の党党首など歴任

*2:もちろん偶然ではなく、「夫妻が住むからこその川崎市での講演」でしょう。制裁派の巣くう会は蓮池氏の講演に「挑発行為だ」といらだっているのではないか。

*3:蓮池氏が「特定失踪者なんて与太」を相手にしておらず「政府認定拉致」しか交渉の対象にしてないことが分かります。

*4:俺個人は「拉致を認め、5人の拉致被害者を帰国さえたのに他の生存拉致被害者を隠す理由があるとは思えない」と言う意味で蓮池氏とは違い「死亡という結論自体は事実だろう」と見ています。ただ「拉致被害者の事など表に出すことは考えてなかったため」、死亡遺骨をぞんざいな扱いして「死亡が証明できなくなった」と言うことではないかと思っています。

*5:国会副議長、首相などを経て大統領

*6:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て現在、国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席