「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(12/22分:高世仁の巻)(追記・訂正あり)

安田純平さん*1動画公表が示す日本の異常
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160317

 動画公表の意味は、安田さんの友人がいうように、日本政府に対する、「早く接触してこい」というメッセージだと思う。

で何故交渉して欲しいかといえば「安田氏をネタに何かお土産が欲しいから」でしょう。普通に考えればカネでしょうけど、カネかどうかはともかく何かお土産が欲しいんでしょう。

いま、スペインでは政府主導で3人のジャーナリストの救出委員会が設置され、ヌスラ戦線との交渉(もちろん極秘の)に当たっているという。

というのだってヌスラの目的は「何らかのお土産」でしょうし、お土産無しでは解決しないでしょう。
 「お土産を出しました」と公言するわけにいかないから言わないだけでしょう。
 ちなみにこれは「北朝鮮拉致問題解決」だって同じでしょう。お土産無しでは解決しない。「何で違法行為をした人間に土産を出さなきゃいかんのだ」なんて言っても意味がない。土産を出さないのなら北朝鮮拉致にせよ「ISやヌスラの人質」にせよ救出をあきらめるだけの話です。
 高世が最悪なのは「交渉しろ」というだけで「人命は何よりも大事だ、土産を出せ」といわないことです。高世はその辺り曖昧にごまかしてる。
 しかし「山村新治郎*2運輸政務次官が乗客の代わりに人質になったよど号事件(1970年、佐藤*3内閣)」といい「身代金を払ったダッカ事件(1977年、福田赳夫*4内閣)」といい、昔の方が人命尊重であったように見えるのは何とも皮肉です。


安田純平さんの安否は今どうなっているのか
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160309-00010000-tsukuru-soci&p=1

 一つは、情報をそっと探ること。もう一つは、メディアに出さないことです。
 なぜなら、拘束したグループから何のメッセージもなく、何のために拘束しているのかわからない。騒ぐことでこちらが有利になるのか不利になるのかわからない状況です。だからとにかく、そっとやろうね、と決めました。

 という人間・高世が拉致問題では真偽不明なめぐみさん生存情報を騒ぎ立てるのだからおかしな話です。

 ご存知のように日本政府は、テロリストとは交渉も接触もしません。身代金も払いません。安田さんのご家族も巨額のお金を払えるわけがない。日本には身代金を払う人がいない。ですから、身代金での交渉となると、安田さんの身柄は非常に危険なことになってしまう。

 何故高世が「日本政府は身代金を払うべきだ」といわないのかわけがわかりません。正直「人質解放ケースのかなりの部分が金銭支払いで実現した」というのは公然の秘密でしょう。ヌスラが身代金を要求しない保証はどこにもない。つうか「ヌスラの構成員を釈放しろ」とか実現が困難なことに比べたら「金払え」の方がよほど楽でしょう。


チェルノブイリが私を自由にした
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160313
 「反共主義者らしい」高世の紹介が悪いのかもしれませんが、高世のこの記事を読む限りではスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ*5女史(2015年ノーベル文学賞受賞者)という人間の本を読む気にはなりません。女史は「程度の低い、ただの反共主義者」にしか見えないからです。

 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチはこう言う。
(中略)
《レイモン・アロンがロシア革命を「知識人たちのアヘン」と呼んでいます。》

 レイモン・アロンというのはフランスの保守派文化人です。
 ウィキペ「レイモン・アロン」によれば

フランスの学生運動の活動家たちのあいだでは、「アロンとともに正しいよりも、サルトル*6とともに間違った方がいい」と言われていたことがある(アロンの言葉に「正直でありながらも、頭の良い人は左派にはなれない」とあり、これに対する反発であると思われる)。

だそうですから、相当の右翼でしょう。そう言う人間がこれらの発言をする事は、自然ではあるのでしょうがとても賛同できません。もし女史がアロンを全面支持するというなら「いかにソ連体制で不快なことがあったとは言えレベルの低い御仁だ」と思うだけです。別にノーベル文学賞をもらったから、あるいは受賞理由となった著作でチェルノブイリ問題を鋭く描いたからと言ってそういう「レベルの低さ」は容認できるもんじゃない。
 小生はマルキスト共産主義者)ではありません。日本共産党支持と言っても「他の政党が歴史認識や米軍基地問題、消費税問題などで賛同できない」から相対的にまともと思われる共産党を支持してるに過ぎない。最近各種選挙で共産党がささやかながら躍進(議席増)していますがこれだってほとんどは小生と同じような支持者でマルキストは多くはないでしょう(そもそも最近の共産党は国民連合政権構想を呼びかけたことで分かるように共産主義を当面の課題とはしていないことをはっきりとアピールしています)。とはいえここまで共産主義を過小評価する物言いには到底賛同できません。

アフガニスタンに行くまで私は「人間の顔をした社会主義*7」を信じていたけれど、戻ってきたときにはあらゆる幻想から解き放たれていた。

 こういう女史の物言いにはすごく疑問を感じます。旧ソ連に住んでいた女史にとって「人間の顔をした社会主義」というのは幻想に思えるのかも知れませんけどね。社会主義の定義にもよるでしょうが、米国のサンダースとか欧州の社民政党とかはおそらく「人間の顔をした社会主義」を目指しているでしょう。
 そもそも女史が問題にするアフガン侵略戦争にせよチェルノブイリ事故にせよ、「社会主義だから」という話ではない。米国は侵略戦争をしないのか。そんなことはない。ベトナム戦争イラク戦争は立派な侵略でしょう。ソ連以外の原発には問題はないのか。スリーマイル事故や福島事故で分かるようにそんなことはないわけです。
 あるいは「あるイデオロギーが問題を産んだ」のは共産主義だけなのか。これまたそんなことはない。キリスト教原理主義(中絶賛成派へのテロなど)、イスラム原理主義(これまたさまざまなテロ)、国家神道(戦前のアジア侵略)などいろいろあるわけです。
 だからといって批判ならまだしも、誰もそんなことで「キリスト教イスラム教や神道の現状」ならともかく「キリスト教イスラム教や神道それ自体」を全否定したりしない。
 それはともかく、彼女は「幻想から解き放たれた」といっていますが単に「ゴリゴリの反共主義者」になっただけじゃないんですかね。
 「共産主義が諸悪の根源だ」なんて女史が仮に思ってるのであればそれこそ「反共主義という、新たな幻想にはまった」だけでしょう。こんなんがノーベル文学賞をもらって良かったんでしょうか?


■トランプはまだましなペテン師?
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160312
 珍しく高世がまともです。

 米共和党の大統領候補選びでトランプ氏が勝ち続けている。
 はじめは、「まさか」と思っていたのだが。

 これは全く同感です。当初は多くの人間が「いずれ沈む」と見ていたわけです。

トランプ氏は、女性、ラテン系、イスラム教徒、その他マイノリティーを標的にした憎悪と暴言をよりどころにして旋風を巻き起こしている

 ウィキペ「ラテン民族」によるとラテン系といった場合
1)印欧語族ロマンス語派の言語を母語とする民族の総称。ヨーロッパにおいてはイタリア人、フランス人、スペイン人、ポルトガル人、ルーマニア人などを指す
2)中南米においてスペイン語ポルトガル語母語とする民族を含む
となっていますがここでの「ラテン系」は「中南米からの移民」、つまりはヒスパニックとほぼ同義でしょう。
 さて、高世はトランプ人気の分析として「ノーム・チョムスキー」「ポール・クルーグマン」の二人の意見を紹介していますが「トランプの方がクルーズやルビオよりまだマシ」というのはクルーグマンの意見です。チョムスキーの意見は「プアホワイト(白人貧困層*8がトランプを支持しているのではないか」という「割とオーソドックスな意見」なので紹介は省略します(というか記事タイトルで分かるように高世記事もメインの紹介はクルーグマンです)。ここでは「トランプはまだましなペテン師」という一般的とは言い難いであろうクルーグマン意見を紹介しましょう(NYタイムズコラムを抄訳したものが朝日に掲載されたそうです)。
 高世の紹介によれば、クルーグマン曰く、有力三候補「トランプ、クルーズ*9、ルビオ*10」のうち、演説内容で評価する限り「最も対外軍事介入に消極的」で「たとえ貧乏人相手の人気取りで口からデマカセだとしても福祉政策への言及が多い」のがトランプであるとのこと。他の二人はクルーグマンの認識では「福祉制度に全然言及せず」あるいは「対外軍事攻撃に積極的」なわけです。
 ハト派・リベラル派のクルーグマンは「確かにトランプは酷いが、私ならあの三人からならトランプを選ぶ(別にクリントンに勝利してほしいからじゃない)」「トランプが人気なのは他の二人が福祉軽視とか、軍事タカ派とか言う点で酷すぎるからじゃないのか」「ペテン師というならクルーズやルビオの方がペテン師だ」「クルーズやルビオに人気が出るくらいならトランプ人気で結構、共和党はトランプより他の二人を問題にした方がいい」と明言してるそうです。
 うーん、クルーグマン認識が事実なら「今の共和党は駄目政党」としかいいようがない。
 しかし「2008年ノーベル経済学賞受賞者」クルーグマンでないとなかなかこういう事も言えないし、言っても注目されないのでしょう。

サンダース対トランプの決戦になれば面白い。

 「面白い」ですが、一寸サンダースは厳しいかな。「トランプ」には恐怖を感じますが、クリントンがまともに闘えば勝てるでしょうし、クルーグマンを信用すれば「他(クルーズ、ルビオ)もかなり酷い」らしいので最近では「別にトランプでもいい」と考えが変わりつつある俺です。


参考

ノーム・チョムスキー(ウィキペ参照)
・彼の専門は言語学であるが、業績は言語学分野にとどまらず、戦争・政治・マスメディアなどに関する100冊以上の著作を発表している。
イスラエル政府やイスラエル政府に対するアメリカの支援に極めて批判的で、「イスラエルの支持者は実際の所、道徳的堕落の支持者にほかならない」とまで述べている。こうしたことから、ユダヤ人でありながら、ユダヤ人国家としてのイスラエル建国には不支持を貫き、「ユダヤ人国家という概念が適切とは思えない」としている。
昭和天皇は「最大の戦争犯罪人」であると主張しており、戦後にわたって昭和天皇の戦争責任をタブー化し、問題にしなかったとして日本の知識人を批判している。
・著書
言語学関係
『文法の構造』(1963年、研究社出版)、『文法理論の諸相』(1970年、研究社出版)、『デカルト言語学』(1976年、みすず書房)、『生成文法の意味論研究』(1976年、研究社出版)、『ことばと認識』(1984年、大修館書店)、『言語と認知』(2004年、秀英書房)、『言語と精神』(2011年、河出書房新社)、『生成文法の企て』(2011年、岩波現代文庫)、『チョムスキー言語基礎論集』(2012年、岩波書店)、『統辞構造論・付『言語理論の論理構造』序論』(2014年、岩波文庫)など。
言語学以外(政治批評など)
『知識人と国家』(1981年、TBSブリタニカ)、『アメリカが本当に望んでいること』(1994年、現代企画室)、『9.11:アメリカに報復する資格はない!』(2002年、文春文庫)、『アメリカの「人道的」軍事主義:コソボの教訓』(2002年、現代企画室)、『金儲けがすべてでいいのか:グローバリズムの正体』(2002年、文藝春秋社)、『チョムスキー、世界を語る』(2002年、トランスビュー)、『「ならず者国家」と新たな戦争:米同時多発テロの深層を照らす』(2002年、荒竹出版)、『新世代は一線を画す:コソボ東ティモール・西欧的スタンダード』 (2003年、こぶし書房)、『テロの帝国アメリカ:海賊と帝王』(2003年、明石書店)、『メディア・コントロール:正義なき民主主義と国際社会』(2003年、集英社新書)、『チョムスキー、21世紀の帝国アメリカを語る:イラク戦争アメリカの目指す世界新秩序』(2004年、明石書店)、『秘密と嘘と民主主義』(2004年、成甲書房)、『中東・虚構の和平』(2004年、講談社)、『覇権か、生存か:アメリカの世界戦略と人類の未来』 (2004年、集英社新書)、『チョムスキー、民意と人権を語る』(2005年、集英社新書)、『知識人の責任』(2006年、青弓社)、『チョムスキーの「教育論」』(2006年、明石書店)、『お節介なアメリカ』 (2007年、ちくま新書)、『すばらしきアメリカ帝国』(2008年、集英社)、『チョムスキーアメリカを叱る』(2008年、NTT出版)、『破綻するアメリカ:壊れゆく世界』(2008年、集英社)、『チョムスキーの「アナキズム論」』(2009年、明石書店)、『アメリカを占拠せよ!』(2012年、ちくま新書)など。

ポール・クルーグマン(ウィキペ参照)
ニューヨーク・タイムズ紙のサイト上に持つブログ「The Conscience of a Liberal」では、リベラル派の立場から保守派に論争をしかけている。
・専門の国際経済学の分野以外でも積極的に発言しており、反ジョージ・W・ブッシュの旗手としても知られる。経済学者の祝迫得夫*11クルーグマンの業績を認めた上で「当時はアメリカ大統領選直前で、欧州の知識人はブッシュ政権にうんざりしていたため、2008年のノーベル経済学賞受賞はブッシュを激しく批判していたクルーグマンを持ち上げるような意味合いがあったのではないか」と述べている。
 2008年アメリカ合衆国大統領民主党予備選挙のキャンペーンでヒラリー・クリントン候補のメディケア政策を擁護した。この結果、メディケアに対してオバマ陣営が当初表明していた共和党寄りの方針を撤回させたが、この件がしこりとなりクルーグマン民主党の要職から外れることになったといわれる[要出典]。
・著書『為替レートの謎を解く』(1990年、東洋経済新報社)、『予測 90年代、アメリカ経済はどう変わるか。』(1990年、阪急コミュニケーションズ)、 『脱「国境」の経済学:産業立地と貿易の新理論』(1994年、東洋経済新報社)、『通貨政策の経済学』(1998年、東洋経済新報社)、『資本主義経済の幻想:コモンセンスとしての経済学』(1998年、ダイヤモンド社)、『グローバル経済を動かす愚かな人々』(1999年、早川書房)、『世界大不況への警告』(1999年、早川書房)、『経済発展と産業立地の理論:開発経済学と経済地理学の再評価』(1999年、文真堂)、『国際貿易の理論』(2000年、文真堂)、『良い経済学・悪い経済学』(2000年、日経ビジネス人文庫)、『恐慌の罠:なぜ政策を間違えつづけるのか』(2002年、中央公論新社)、『嘘つき大統領のデタラメ経済』(2004年、早川書房)、『格差はつくられた:保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略』(2008年、早川書房)、『世界大不況からの脱出:なぜ恐慌型経済は広がったのか』 (2009年、早川書房)、『クルーグマン教授の経済入門』(2009年、ちくま学芸文庫)、『経済政策を売り歩く人々:エコノミストのセンスとナンセンス』(2009年、ちくま学芸文庫)、『自己組織化の経済学:経済秩序はいかに創発するか』(2009年、ちくま学芸文庫)、『そして日本経済が世界の希望になる』(2013年、PHP新書)、『さっさと不況を終わらせろ』(2015年、ハヤカワノンフィクション文庫)など。

 さて高世のエントリとは関係ない話ですが。クルーグマンと言えば自らの経済的立場から「アベノミクス(異次元金融緩和)を支持していたこと」、それを安倍一派が大宣伝していたことは有名な話です(ただしクルーグマンの名誉のために断っておけば、ハト派、リベラル派の彼は安倍の反中韓タカ派外交や福祉切り捨て政策は批判していたようですが)。読んでないので評価はできませんが『そして日本経済が世界の希望になる』(2013年、PHP新書)という本も日本経済バラ色論だったのでしょう。
 しかしこのクルーグマンが最近「異次元金融緩和は失敗だった」と考えを変えてるようです(まあ、中国の景気低迷もあって明らかにアベノミクスの失敗は明白でしょうが)。経済学素人の小生にはクルーグマン評価はできませんが参考までに以下の記事を紹介しておきます。
 いずれにせよ「クルーグマンも俺を評価してる」と安倍が言えなくなったことは「それなりに痛手」でしょう。

■マネーボイス「異次元緩和は失敗だった。クルーグマンの『Rethinking Japan』を読む」(吉田繁治)
http://www.mag2.com/p/money/6246
■ブロゴス「クルーグマン氏の心変わり」(久保田博幸)
http://blogos.com/article/144193/
■ブロゴス「クルーグマンの日本論再考(”Rethinking Japan”)は何を再考したのか?」(abz2010)
http://blogos.com/article/145211/


■ひとは「死んだら終わりですか?」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160311
 言葉を選ばずに言わせてもらえば「人は死んだら終わり」です。少なくとも「死んだ人」にとっては終わりです。だから、死んではいけない。まあ「避けられない死」というのもありますが避けられる死は避けないと行けない。自殺なんて論外です。
 「あの人はスゴイ功績を残した」とか「あの人のことは私たちの心の中に残ってる」とかいうのはまた別の話です。

http://www.buzzfeed.com/satoruishido/3-11-shisya-kataru?utm_term=.tvrxkdldp#.uvNENkYkP
親は子供より先に逝きますが、子供は先に逝ってはいけない。

 こういう感情を極端にこじらせると「めぐみは生きてる(横田夫妻)」になるわけです。つらくても現実は直視しないといけない。

もう「フクシマ危ない」と煽るのはやめましょう。

 言ってることは間違ってないのでしょうが「北朝鮮は危ない(北朝鮮の国力を考えればあちらからの戦争はまずありません)」「北朝鮮は崩壊する(中露が支援してるのでその可能性は低いでしょう)」「めぐみさんは生きてる(そんな根拠はどこにもありません、横田夫妻を煽るのも大概にしたらどうなのか)」「朝鮮学校は危険だ(どこが?)」などと別件ではデマ飛ばしまくってる男が良くも「煽るな」などとふざけたことが言えるもんです。
 「高世は恥知らずのクズ」としか言いようがない。どうせ高世の「福島は安全」もそう言う主張をしている人間とつるんだ方が金になるという「商売の論理」でしかないでしょう。高世の脳内にあるのは徹頭徹尾「そろばん勘定」でしかないでしょう。高世に「社会的使命」なんてご大層なもんは何もない。
 だから

『神社は警告する〜古代から伝わる津波のメッセージ』(講談社

なんて「神社本庁の組織購入目当て」の駄本も「金目当てで」出版できるのでしょう。人間として高世のような恥ずかしい生き方はしたくないもんです。高世と交際できる人間の気が知れません。


■ロシア軍とシリア政府軍は意図的に病院を狙う
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160304

アムネスティが、ロシア軍とアサド軍が病院などを意図的に攻撃しているとして非難した。

 もちろんそうした事実があるのならば非難されて当然です(実際どうかわかりませんが)
 ただし「すべての紛争の当事者に対して、国際人道法を守り、こうした攻撃への独立した調査を行うよう求めています」というアムネスティはともかく高世の場合
1)結論がアサド打倒、プーチンロシア敵視という非常識、非現実的なもの
2)反政府勢力側の問題点は指摘せず、露骨に反政府勢力に肩入れだから
話になりません。そういうのはジャーナリストではなくもはや政治活動家でしょう。そしてまあ、ありえないことでしょうが、仮にアサド政権が倒れたとして、その後の政権がろくでもないもんだったときに「私のアサド打倒論は間違っていた」と高世はわびそれなりの責任を取る覚悟があるのか。まあないでしょうね。全く無責任な野郎です。


■飢える国民を尻目にミサイルを発射する元帥様
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160303

 きのう、日本外国特派員協会で対北朝鮮制裁についての記者会見で上京したアジアプレスの石丸次郎さんと共通の友人のテレビ局の記者の3人で飲んだ。

 朝鮮学校無償化除外を主張する高世と親密交際してるのだから石丸次郎の「無償化除外に反対」という主張がいかにデマカセかと言う事です。そもそも石丸は時々ツイッターなどで口先だけで除外反対と言うだけで朝鮮学校応援記事を書くこともなければ、鎌田慧氏のように朝鮮学校支援集会に連帯メッセージを寄せることもなければ、朝鮮学校への寄付を呼びかけることもしないのだから全くどうしようもない虚言野郎です。
 だからこそ高世も石丸をただただ絶讃する。石丸の除外反対発言が本気なら、「除外賛成派」高世も無邪気に石丸万歳しないでしょう。

 最近、北朝鮮問題でテレビに出てくるコメンテーターが決まった顔触れ*12だけで、面白くない。石丸さんのように、実際に北朝鮮の民衆の動向を取材している人にもっとしゃべらせたらいいのに。
朝鮮総連からのテレビ局への圧力は今も続いている。
(「石丸次郎をテレビに出すな!」http://d.hatena.ne.jp/takase22/20131224

 石丸がテレビにあまり出ないらしいこと*13を「根拠レスで」総連の圧力だという高世です。高世は勿論クズですが、こうした高世のデマを野放しにしてる石丸や「石丸を幹部として処遇してるアジアプレス」も全くどうしようもないクズです。普通に考えてそんな政治力は総連にないでしょう。「総連の圧力で石丸を干す」なんてことをすることにテレビ局に何のメリットがあるのか。
 大体、高世も『情熱大陸「ジャーナリスト石丸次郎」放送さる 』http://d.hatena.ne.jp/takase22/20131223に書いていますが、石丸はTBS「情熱大陸」に出たことがあるのだから高世の主張は崩壊しています。またマジでそんな政治力が総連にあったら「テレビ局の下請けが仕事」の高世は能天気にこんな事書いてられないでしょう。高世も「総連の圧力」なり、あるいは総連が圧力を加えなくても「テレビ局の圧力(総連への配慮や、総連と関係なく、テレビ局の悪口を言う高世への反感で)」なりで干される恐れがあるからです。つまりは高世と石丸というクズ二人がデマ飛ばしてるという醜い話です。幸いにもテレビ局に実害が出てないからいいですが、「石丸をテレビに出せ」なんてトンデモデモをウヨ連中がNHKや民放本社前でやったり、その結果、テレビ局社員が怪我をしたりしたら高世や石丸はどう責任を取る気なんでしょうか。わびればいいと言う話ではない。まあ、そう言う実害が出たら高世もさすがに干されるかも知れませんが。
 そもそも石丸がやってる仕事は「総連関係だけでない」のだから、仮に何らかの圧力で干されてる*14のだとしても、それを「総連の圧力」と決めつける根拠は何もありません。高世の根拠は「詳しくは言えないが関係者から聞いた」というレベルの怪しい与太話です。

 日本は、月の光もささない、人情もないひどい国だと言っているわけである。
 これは、民族の違いで排除する論理ではないだろうか。

 「高世はアホか」としか言いようがないですね。日本に在日差別はないのか。「残念ながら」もちろん、そんなことないわけです。在日差別を受けてる子どもたちが「日本に対して複雑な感情を持ってること*15」は仕方がないことでしょう。ましてや在日差別者の高世が何様か。
 在日問題だけではなく、その他の問題(例:ホームレス)を考えても日本は「人権が重視される素晴らしい国」だなんて全然言えません。つうか在日が日本を非難したら「差別呼ばわり」て繰り返しますが「アホか、手前」「高世、手前、味噌汁で顔洗ってこい」としか言いようがないですね。大体高世がつるんでる巣くう会の方がよほど「民族の違いで排除する」反中韓右翼団体ですが。

朝鮮学校は単に「民族教育をする学校」などではないことをはっきり認識する必要がある。

 ばかばかしい。高世の指摘が事実か俺は知りませんが仮に事実だとしてだから何だって話です。誰も「朝鮮学校を非難するな」とか「朝鮮学校には非の打ち所はない」とか言ってない(もちろん非難する場合、差別助長にならない配慮は必要でしょうが。特にマジョリティ・日本人が批判する場合は)。「無償化除外だの補助金不支給だのと言う差別は辞めろ」と言ってるだけです。その程度の事も理解できない「お寒い人権感覚」と「低レベルな知性」しか持ち合わせてないのが高世と「高世の類友・石丸」なのでしょう。


■本多有香さん、植村直己*16賞に選ばれる
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160301
 ちなみに植村直己冒険賞のサイト(http://www3.city.toyooka.lg.jp/boukenkan/pages/special/special04.html)やウィキペディアに寄れば選考委員は

石毛直道
 国立民族学博物館名誉教授。著書『鉄の胃袋中国漫遊』(1996年、平凡社ライブラリー)、『食卓の文化誌』(2004年、岩波現代文庫)、『食卓文明論:チャブ台はどこに消えた』(2005年、中公叢書)、『麺の文化史』(2006年、講談社学術文庫)、『世界の食べもの:食の文化地理』(2013年、講談社学術文庫) など。
河合雅雄
 兵庫県立「人と自然の博物館」名誉館長、京都大学名誉教授。著書『ゴリラ探検記』(1984年、講談社学術文庫)、『子どもと自然』(1990年、岩波新書)、『サルの目 ヒトの目』(1993年、平凡社ライブラリー)、『サル学者の自然生活讃歌:森へ還ろう』(2006年、小学館文庫)、『学問の冒険』(2012年、岩波現代文庫)など。
椎名誠
 作家。著書『わしらは怪しい探険隊』、『あやしい探検隊 北海道乱入』、『あやしい探検隊 不思議島へ行く』(以上、角川文庫)、『極北の狩人:アラスカ、カナダ、ロシアの北極圏をいく』(講談社文庫)、『草の海:モンゴル奥地への旅』(集英社文庫)、『冒険にでよう』(岩波ジュニア新書)など。
・西木正明:
 作家。著書『夢顔さんによろしく:最後の貴公子・近衛文隆の生涯(上)(下)』、『其の逝く処を知らず:阿片王・里見甫の生涯』(以上、集英社文庫)、『間諜二葉亭四迷』(講談社文庫)など。
・中貝宗治:
 兵庫県豊岡市長(豊岡市は植村の出身地でこの賞の主催者)

ということで「狭義の冒険家」はいないようです。学問研究や小説執筆の一環として「冒険的行為をやる」ということはあるのかもしれませんが。自称「冒険家の賞」がそれでええんかいな、とは思います。


■生徒を平壌に送って金正恩を称えさせる朝鮮学校
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160229
 いつもの高世の反北朝鮮暴言です。うんざりします。最近はまともな発言が多かったのですが所詮「高世は高世、バカはバカ」のようです。
 日本だって「昭和天皇が無謀な戦争で多数の人を死なせたにも拘わらず」未だに「君が代は千世に八千代に」などという天皇個人崇拝、天皇一族崇拝の歌「君が代」を卒業式で「職務命令」まで出して教師や生徒に歌わせ「従わない教師を懲戒処分してる」んだから、かの国が生徒に対し「国家元首金正恩閣下万歳」とほめたたえさせようと日本人はどうこう言える立場じゃありません。昭和天皇が死なせた人間の方が金日成氏や金正日氏が死なせた人間の数よりおそらく何倍も多いのですが、未だに「終戦の聖断論(昭和天皇平和主義者論*17)」がまかり通るニッポソ北朝鮮非難などまさに「ニッポソ北朝鮮のことをつべこべ言うなどおこがましいとは思わんかね(本間丈太郎)」です。
 つうか「君が代は千代に八千代に」と強制力で歌わせることの是非*18はともかく、そういう歌を歌ってれば「天皇陛下万歳と叫んで特攻隊になるような戦前少国民」が今生まれるかといったらそんなことないわけです。北朝鮮だって話は同じでしょう。人間はそんなに単純じゃない。つうか「無償化除外だ」なんて馬鹿な事をしても朝鮮学校関係者が反発するだけでしょう(それ以前に違法な差別だと俺は思っていますが)。むしろ「無償化適用した方」が朝鮮学校側と友好関係が築け「あんたらの言う事もとりあえず聞くだけは聞く」ということにもなるでしょう。
 エロ記事やヘイトスピーチの多いオヤジ週刊誌「週刊ポスト」「週刊現代」「週刊文春」「週刊新潮」など読んでも頭は良くなりませんので、高世にはイソップ童話「北風と太陽」を百回くらい読んで「太陽政策的考えの重要性を理解しろ」とお勧めしたいですね。まあ、バカの高世には「イソップ童話は内容が高度すぎて理解できない」かもしれませんが。とにかく高世が

前回、朝鮮学校に無償化制度を適用しないことはヘイトとは別の話だと書いた。

などと強弁したところで「差別は差別」「ヘイトはヘイト」です。小生は基本的に「差別や筋の通らないことが大嫌いなヒューマニストのつもり」なので「在日ではなく当然当事者ではない」のですが、高世のような「日本の恥」としかいいようのない、差別者、詭弁野郎は見ていて頭に来ます。

北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会代表の山田文明さんが、《北朝鮮の核実験に「抗議」や「糾弾」ではなく、核開発を不可能にする制裁の実行を!》という声明で、朝鮮学校について触れているので紹介したい。 

 やれやれです。高世に紹介されるまでもなく「守る会への突っ込み」が「日常のルーチンになりつつある、変人の俺」はこの山田の駄文を知っていますがそれはさておき。
 守る会が「三浦小太郎という歴史修正主義極右」を恥知らずにも「代表、事務局長」などを歴任させ、今は副代表をやらせてることを知っていれば「偉そうな事を言うなら山田はまず自分の団体にいる南京事件否定論者、河野談話否定論者の三浦を役職から解任しろよ」でしょう。
 三浦のようなデマ屋のごろつきウヨを幹部として処遇してる団体「守る会」を高評価できるんだから高世も全くどうしようもないバカです。

子どもたちがどれほどの時間とエネルギーを使わされたのかを思うと、痛々しい限りだ。

 id:Bill_McCrearyさんエントリ『なかなか明るいニュースだ(組み体操の中止)」(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/ab1b3591661244eb54ce03b824b2b6de)など各方面で最近、話題になっている「恐怖の組み体操のこと」ですよね、高世さん(皮肉、冗談のつもり)。
 まあ「俺のくだらない冗談」はともかく死ぬ危険がないだけ、高世が非難する踊りの方が「死の危険が高い組み体操よりも何倍もマシ」じゃないですかね?。そう言えば高世チャンっていつ組み体操を非難すんの?。未だに非難してないよね?。もしかして高世ちゃんて組み体操愛好家?

 この「学校」*19に、公的なお金を支援していいのか。
 政治家だけでなく、多くの人々に考えていただきたい*20

 「無償化対象の創価高校は、池田大作崇拝しかやってないわけではない」「無償化対象の幸福の科学学園高校は、大川隆法崇拝だけしかやってないわけではない」のと同じで朝鮮高校だって国語とか算数とか色々やってるわけであってね。高世の言う「金正恩崇拝」が事実*21だとしても、この程度の事で「公費助成否定」する気は俺にはないな。大体、朝鮮語とか朝鮮民族文化を在日の子供たちが学ぶ場は朝鮮学校以外にどこにあるのかね?。そういうことを高世君は何故平気で無視する?
 で、エセジャーナリスト高世とは違う「まともなジャーナリスト」、たとえば鎌田慧*22なんかは俺のような考えから高世のような「朝鮮学校を敵視する」差別者を批判してる訳だよね、高世君?。そのくらいのことは高世君も知ってるよねえ。高世君は「ジャーナリズム業界の大先輩で高世なんて無能は絶対に追い越せない業績を上げた鎌田氏」が無償化除外を批判してることをどう思うね?。鎌田氏に向かって「北朝鮮シンパ」云々などと罵倒する度胸があるのかね?。ないなら黙ってろよ、カス野郎。


■病院を狙って爆撃するロシア
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160227

大阪市議会で「大阪市ヘイトスピーチへの対処に関する条例」が可決成立した。
(中略)
 しかし、このことから、一部リベラル派*23が、朝鮮学校に無償化制度を適用しないこと自体がヘイトスピーチと同様に特定民族への差別・排除であると主張するのはおかしい。本来まったく別問題なのだ。

 最近は高世の文が、「サンダース旋風に期待する」「藤田『下流老人』の主張を支持する」とか、俺にとって突っ込みのようのない正論ばかりで困っていました。高世に罵倒できないとストレスがたまって困る。とはいえ高世を叩くためだけに「俺はサンダースよりトランプに期待する」「下流老人なんて大していない」とかデタラメなこと*24を書けませんし。そんな嘘書いたらかえってストレスがたまる(苦笑)。
 しかし、やはり高世はこういう「馬鹿野郎」でなくちゃいけません(毒)。「3の倍数でバカになる」世界のナベアツのネタではありませんが「北朝鮮問題だとバカになる」のが高世です。まあ、他のことでも色々馬鹿な事は言っていたと思いますが。
 いい加減詭弁も大概にして欲しいですね。「ヘイトスピーチも無償化除外も」どっちも差別ですよ。
 そしてまあ、そう言う条例ができたことは悪い事ではないでしょうが「条例を制定した大阪市行政当局」が朝鮮学校補助金を不支給にしていることや「朝鮮学校問題に限らず、大阪市労組への不当労働行為など人権侵害常習であること」を考えれば手放しでは喜べませんね。また「条例がどれほど実効性があるのか」という問題もあります。

 もっとも、北朝鮮の核実験やミサイル発射と朝鮮学校の扱いを連動させる自民党のやり方にも賛成できないが。

 「はあ?」「お前は何を言っているんだ?」ですね。じゃあ高世は何を理由に除外を正当化するのか。拉致か、はたまた「教育内容が金日成個人崇拝だから問題だ」とかいうのか。まあ何を言おうと差別は差別であり高世の主張は間違っていますが。大体「個人崇拝」云々というなら明らかに大川隆法を個人崇拝している「幸福の科学学園」を無償化対象にしていていいんですかね?(なお、俺は『幸福の科学学園高校を無償化しながら、朝鮮学校を個人崇拝云々で無償化除外しうることは筋が通らないのではないか』と言ってるのであって幸福の科学学園高校を無償化除外しろと言ってるわけではありません)。
 そして自民党がそう言うことをする理由の一つは「核実験やミサイルを理由に家族会や救う会朝鮮学校への差別を要求したから」ですが、ならば高世は家族会や救う会を非難するのか。まあ、家族会や巣くう会とつるむことで金儲けしてる銭ゲバの高世にそんな事ができるとは勿論思っていませんが。
 高世がジャーナリスト面してると吐き気がしてきますね。とっとと業界から消えればいいのに。

「シリア停戦」とやらが発効した。

 もちろんこの停戦が「崩壊しない保証はない」し「IS、ヌスラなど一部対象外」ですが、ひとまずは「良かった」んじゃないですかね。

ただ、過激派組織「イスラム国」(IS)と国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」などは停戦の対象外。

 まあこれはある意味仕方がないでしょう。「少なくとも現時点では」ISやヌスラはアサド政権(ロシア、イランなどが支援)とも「自由シリア軍(今回停戦に合意したシリアの反政府勢力最大組織、米国、サウジなどが支援してる)」とも交渉する気はないのでしょうし、一方アサドや自由シリア軍、及び支援国(ロシア、イラン、米国、サウジなど)もISやヌスラと交渉する気はないのでしょう。
 アサド政権と自由シリア軍が停戦に合意しただけでも「大きな前進」でしょう。将来的にISやヌスラとの間でも停戦になればいいとは思います。

 アメリカがプーチンに屈した形*25で、民衆虐殺をもっとも精力的に進めるアサド政権を当事者にするというのだから、悪魔の取引である。

 前半の「無償化除外正当化」も酷いですが今回は後半も酷い。「停戦には反対」だそうです。そしてアサド政権に悪口雑言。どうやら高世は「停戦などするな」「アサド打倒の戦争*26は聖戦だ、自由シリア軍を米国は支援しろ」「打倒アサド政権」といいたいようです。勘弁してほしいですね。是非以前*27にそんな事が現実的なのか。「ロシアとイランがアサドを支援し、かつISの勢力拡大で二正面作戦(アサド&IS)を余儀なくされてる自由シリア軍」がアサド政権を打倒できるとは俺にはとても思えませんが。

「97の反体制派勢力」といっても、最強の反政府勢力であるヌスラ戦線からの支援なしにはまともに戦えない。このヌスラ戦線*28を和平協議からはずした時点で、アサドのペース。

 単に「自由シリア軍がヌスラを重要視してない」というだけの話です。ヌスラを「アルカイダの仲間であり潰すしかない」と考えてる米国の意向もおそらく大きいのでしょう(たとえば■シノドス『米国にとって「ヌスラ戦線」は「ダーイシュ*29」より危険』(http://synodos.jp/article/16074)参照)。米国の支援を受けてる自由シリア軍にとって「仮にヌスラとの共闘を希望*30したとしても」ヌスラを敵視する米国の意向をガン無視するなどできる相談ではない。
 全然アサドやロシア、イランのペースではない。ヌスラを叩き潰すことはアサドやロシア、イランだけでなく、米国にとっても「願ったりかなったり」のわけです。「米国がヌスラを敵視してるなんてこと」は何も国際ジャーナリスト、中東研究家という専門家でなくても俺のようなド素人でも新聞の国際面を読んでいれば分かることです。高世は「米国はヌスラを敵視していない」とでも言うのか。高世が「米国はヌスラを敵視してる」という一般的見解について自らの見解を述べないため、高世の考えはさっぱり分かりません。

 15日、シリアのイドリブ県で「国境なき医師団」の病院がジェット機に爆撃され、患者16人、職員9人が殺害された。このほか少なくとも職員10人を含む11人が負傷した。標的を確実にしとめるために計画的に2回攻撃する"ダブル・タップ"という手法がとられており、「間違って」ではなく病院を狙ったと思われる。
http://www.msf.or.jp/news/detail/headline_2744.html
 まずロシア軍機に間違いない。

 「故意の攻撃で誤爆ではない」「ロシア軍機に間違いない」という根拠は何なのか(なお、米軍はアフガンで国境なき医師団誤爆したことがあります)。高世のいい加減さにはいつもながら呆れます。

プーチンは最近、好きなように世界を動かしているように見える。

 イランなどプーチンロシア以外にもアサド政権を支持する国があることを無視できる高世にはいつもながら呆れます。「プーチンが外交巧者であること」は事実でしょうが「プーチン以外は全てアサド打倒論者」ならプーチンも動きようがないわけです。


■国のかたちは変えられる
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160225

朝日新聞』の「ピケティ・コラム」を読んでいる。24日は「サンダース氏*31は新時代を開くか」。
 ピケティ氏*32によれば、サンダース氏は今回は勝てないかもしれないが、近い将来、彼のような候補者が大統領選で勝ち、国の「顔」をすっかり変えてしまう可能性があることが証明されたという。
 「1980年の大統領選でのロナルド・レーガン*33の勝利で始まった政治イデオロギーが、様々な局面で終わりを迎えている。私たちはその終焉に立ち会っているのだ」
 これがピケティ氏の時代認識だ。

 レーガン氏のイデオロギーとはいわゆる「新自由主義」平たく言えば「『弱者を支援してる余裕はない』という経済発展を口実にした弱者切り捨て(福祉予算のカットなど)」でしょう。ここではピケティは「反共主義」や「軍事タカ派主義」を問題にしているわけではない。
 「公民権運動」の事一つ考えても、レーガン以前の米国が弱者にやさしかったかははなはだ疑問ですが「弱者への冷たさ」という点でレーガンが「悪い方向へ」状況を大きく変えたのもまた事実なのでしょう。そしてそれがサンダース旋風の一因ではあるでしょう。
 ピケティの言うように「サンダース旋風」が一過性の動きで終わらなければいいのですが、実際どうなるか。


■お金がなくても病院にかかれます
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160223
 高世の紹介する、『下流老人』(2015年、朝日新書)の著者、藤田氏の記事については特に付け加えることもないですね。
 いやあえて付け加えれば「貧困者をなくす努力も当然必要」てことですかね。「お金がなくても病院にかかれるから貧困撲滅しなくていい」という話では当然無いわけです。
 高世の記事から「藤田氏の記事」を紹介しておきます。貧困者はなかなか「ホームページを見る余裕もない(そもそも貧困で家にパソコンがないこともあるでしょう)」でしょうが、見る人もいるかも知れないし「貧困者の周囲の人は見るかも知れない」。高世も「アンチ北朝鮮の与太記事とか書かずに」こういう記事だけ書いてれば何の問題もないんですけど。

http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160223
 お金が無くて医療費が払えないから、病院の診察に行くことを諦めている人はいないだろうか。
(中略)
(ボーガス注:健康保険料が貧困のため未納で)健康保険証が無い場合、医療費は自己負担となり、医療費全般を自費で賄わなくてはならない。
・・・と思っている人々がこれもまた、あまりにも多い。
(中略)
 ちょっと待ってほしい。本当にそうなのか。
 このように病気がありながら、治療をしないまま放置するとどうなるか。
 当たり前だが、病気は悪化し、重篤化する。
 そして、病気の種類によっては、障害が残ったり、生命の危険がある状態に進行しかねない。
(中略)
 社会福祉法第2条3項の九では『生計困難者のために、無料又は低額な料金で診療を行う事業』を第二種社会福祉事業として位置付けている。
(中略) 
 この届出をした病院は、無料又は低額で医療行為を一定数行うことと引き換えに、税制上の優遇措置を受けることができる。
(中略)
 近年、この無料低額診療施設が全国的に需要があり、増加傾向にあることをご存じだろうか。
 特にこの分野で永年にわたり、努力されてきて有名なのは、社会福祉法人恩賜財団済生会である。
 皆さんのお住まいの周辺に、済生会○○病院や○○済生会病院はないだろうか。
 そして、済生会以外にも多くの病院が無料低額診療施設として登録されている。
 たとえば、東京都内の無料低額診療施設は、東京都福祉保健局のホームページに一覧が掲載されている。
 他にも大阪府内の無料低額診療施設は、大阪府福祉部のホームページに一覧が掲載されている。
 他の道府県については、「無料低額診療施設」を検索し、ホームページを参照いただきたい。
 そして、実際に受診される際には、各無料低額診療施設の医療相談室に、訪問または連絡をしていただき、【医療ソーシャルワーカー】、あるいは【医療相談員】と呼ばれる人に事情を話してみてほしい。
 これらの相談員は、守秘義務(秘密を守る義務)があり、あなたやあなたの周りの事情を聞いて、それを関係のない第三者に漏らすことをしない。
 一人でも多くの人が病気で苦しむことなく、悩みから解放されることを願っている。


■日本の旅券発給第一号はサーカス芸人だった
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160220
「日本の旅券発給第一号はサーカス芸人」というタイトルですがそれについての記述は高世記事には実はありません。そこでググったところhttp://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000083446
が見つかりました。
 それによると高世が言うように「日本の旅券発給第一号はサーカス芸人(慶応2(1866)年10月の手品師・隅田川浪五郎*34)」とする説がある一方で

慶応2年(1866年)9月決定した川路太郎*35・中村敬輔*36ら14名のイギリス留学生について「実質的には免許状の第一号は彼ら」

とする説もあるそうです。
 また明治新政府になってからの旅券発給第一号は

明治元年(1868)年11月3日付で兵庫裁判所(司法機関ではなく、廃藩置県以前に開港場に設置された神戸地方の行政機関)から久留米藩士山田いねやす(別名正之助)という人に下付された

そうです。いずれにせよ「サーカス芸人」が早い時点で海外興行していたことは事実なのでしょう。

 「シルク・ドゥ・ソレイユ」のファンで、毎年公演の時期に上京してくる。私は観たことがないが、芸術性の高いサーカスで、世界中で人気なのだそうだ。

 小生も見たことはないですけど「フジテレビが宣伝してる」ので名前ぐらいは知っています。ウィキペ「シルク・ドゥ・ソレイユ」によればフジテレビが協力するかたちで、1992年から日本で興行してるそうです。

 大島幹雄『明治のサーカス芸人*37はなぜロシアに消えたのか』(祥伝社*38
(中略)
 大島さんは、(中略)ロシアはじめヨーロッパ各国で絶賛された芸人たちの足跡を追い、そのうちの何人かはスターリン時代に粛清されていたことを突きとめた。

・高世が紹介する大島氏についてアマゾンの著者紹介を紹介しておきます。

大島幹雄
 1953年宮城県石巻市生まれ。早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業。在学中はメイエルホリド*39を研究。ソ連・東欧のアーティストを招聘する会社を経て、アフタークラウディカンパニー(ACC、公式サイトhttp://www.accircus.com/)に勤務。イベントや公演をプロモートし、日本各地のテーマパークに海外のサーカス団を招く仕事をしている。またデラシネ通信社を立ち上げ、ウェブサイト「デラシネ通信」(http://deracine.fool.jp/)を主宰するほか、雑誌『アートタイムズ』を刊行している。『海を渡ったサーカス芸人:コスモポリタン田豊の生涯』(1993年、平凡社)、『虚業成れり:「呼び屋」神彰*40の生涯』(2004年、岩波書店)、『ボリショイサーカス*41』(2006年、東洋書店ユーラシア・ブックレット)、『サーカスは私の〈大学〉だった』(2013年、こぶし書房*42)、『サーカスと革命:道化師ラザレンコの生涯』(2013年、水声社)、『「サーカス学」誕生:曲芸・クラウン*43・動物芸の文化誌』(2015年、せりか書房)などサーカス関係の著書多数。

・本を読まないと何とも言えませんが、まあサーカス芸人なので粛清されたとは言え「野坂参三*44日本共産党除名理由の一つとなった山本懸蔵*45粛清問題」とは違い、芸人たちに政治性はないでしょうが。海外興業に行ったら因縁つけられて粛清されたという無茶苦茶な話でしょう。別に「トロツキー*46ブハーリン*47らのような政敵なら粛清していい」とは言いませんが、芸人を粛清など無茶苦茶でしょう。

日本三大サーカスの一つ、キグレサーカスが2010年に解散してしまい日本のサーカスはさびしくなった。

 ウィキペディア「サーカス」によれば三大サーカスとはキグレ以外は「木下サーカスhttp://www.kinoshita-circus.co.jp/)」「ポップサーカス(http://www.pop-circus.co.jp/)」だそうです(なお、ポップではなく「カキヌマサーカス」を三大サーカスに入れる人もいるそうですが、カキヌマは活動が確認できず、キグレ同様、既に解散したと見られているようです)。


■持続可能な国づくりを考える会 活動再開
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160219
 休業状態だったのを活動再開という時点で「お前らやる気あるのか」という話でしょう。まあ「成果が出るならもちろん反対はしませんが」期待しない方がいいでしょう。所詮高世がメンバーですから。

スウェーデンを範に「緑と福祉の国・日本」を構想してパンフレットなどにもまとめた

 その程度の事なら連合や全労連といった労組、社民党共産党などの左派政党、山口二郎*48・法政大教授、五十嵐仁*49・元法政大教授、浅井基文*50・元広島市立大学広島平和研究所所長などの左派(中道左派を含む)や穏健保守系の研究者なども既に主張してますが?。「今さらその程度かよ」と呆れますね。

会の協力者には、大井玄(おおい・げん)元国立環境研究所所長、神野直彦(じんの・なおひこ)元東大大学院教授、笠松和市*51(かさまつ・かずいち)徳島県上勝町*52長、藤井威*53(ふじい・たけし)元駐スウェーデン特命全権大使、小澤徳太郎*54(おざわ・とくたろう)元スウェーデン大使館環境保護オブザーバーなど錚々たる顔ぶれ

 ウィキペディアを参考に高世の言う「錚々たる顔ぶれ」の一部について説明しておきます。
・大井玄
 公衆衛生学者、東京大学名誉教授。著書『「痴呆老人」は何を見ているか』(2008年、新潮新書)、『人間の往生:看取りの医師が考える』(2011年、新潮新書)、『病から詩がうまれる:看取り医がみた幸せと悲哀』(2014年、朝日選書)、『呆けたカントに「理性」はあるか』(2015年、新潮新書)など
神野直彦
 財政学者、東京大学名誉教授。著書『二兎を得る経済学:景気回復と財政再建』(2001年、講談社プラスアルファ新書)、『地域再生の経済学』(2002年、中公新書)、『人間回復の経済学』(2002年、岩波新書)、『財政のしくみがわかる本』(2007年、岩波ジュニア新書)、『「分かち合い」の経済学』(2010年、岩波新書)、『税金常識のウソ』(2013年、文春新書)、『「人間国家」への改革:参加保障型の福祉社会をつくる』(2015年、NHKブックス)など。

目標は大きく、松下村塾のように、ここから政治勢力の核が生み出されることを展望している。   

 やれやれです。松下村塾出身の伊藤博文*55(韓国統監)が朝鮮侵略を実行し、今の日韓関係の障害を作り出した元凶の一人であることについてあまりにも高世は無神経でしょう。安倍を批判するという人間がよくもまあ能天気に「松下村塾」といえるもんです。


【追記】
■五十嵐仁の転声仁語『「現代の薩長同盟」とも言うべき5野党党首会談での合意成立を歓迎する』
http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2016-02-20
1)「高世の松下村塾云々発言」を批判したの同様の理由で、五十嵐氏の「薩長同盟」云々という用語に違和感を感じる(なにせ薩長同盟の中心人物である西郷隆盛*56征韓論者で、大久保利通*57江華島事件*58の実行者です)
2)5党(民主、社民、共産、維新、生活)合意を今後監視していく必要がある(というのも民主党は党内に細野*59政調会長、前原*60元代表、野田*61最高顧問(元首相)など安倍並みの右派がごろごろいるからです*62
という点を除けば、五十嵐氏の主張にはほぼ同感です。少なくとも高世のうさんくさい「持続可能な国づくりを考える会」よりは5党合意の方が現時点ではずっと評価できるでしょう。


■二人に一人ががんになる時代を実感
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160218
 前半のがん検査の話は特にいう事はない。ガン検査でがんが見つかったのはいいことでしょう。
 しかし高世とつきあってるってだけで「古い友人の森康行監督」への俺の評価はがた落ちです。
 だって後半の北朝鮮に対する発言を見れば分かりますが高世はまともじゃない。

遺骨や残留日本人の問題に比べて拉致を後回しにする姿勢がはっきりしていた

 で日本側は「残留日本人遺骨や日本人妻など拉致以外の問題を後回しにする姿勢」だったわけです。
 是非はともかく北朝鮮側の思惑は分かります。犯罪行為である拉致には手はつけたくないでしょう。
 甘利が「睡眠障害」を口実に参考人招致から逃げようとしているようなもんです。
分からないのは日本側の姿勢です。拉致以外を軽視するまともな理由がどこにあるのか。「残留日本人遺骨や日本人妻について問題解決する気がないのか」「それが仮にも政府が同胞に対して取る態度なのか」と言いたくなる酷さです。

北朝鮮の動きが不可解に見えるときは原則に立ち返るのがいい。

 正直全然不可解じゃないですが(支持すると言うことではなく理解できると思うと言うことですが)。要するに米韓が北朝鮮を無視して交渉する気がまるでないから「瀬戸際外交やってみました」てだけの話でしょう。金正恩君の先代の父・金正日氏の頃からこういう事はありました。
 「安保理制裁が痛くないのか?」とは思いますが、
1)痛いけど我慢できる(中露の支援があるし、開城工業団地*63もあるから)
2)安保理制裁を恐れて何もしなかったら先細りだ
という判断があるのでしょう。
 それはともかく高世の言う原則というのが本当に酷い。

全体主義政権は相手の妥協性に対して一層の敵意をもって応ずる」。
つまり、こっちが善意を示しても、向こうは敵意で返してくる。

 おいおいです。一体いつ日本や米韓が「善意で答えた」のか。
 朝鮮学校を「北朝鮮との関係」を理由に無償化除外することのどこが日本の善意なのか。
 「米韓が合同軍事演習を中止すれば核実験を中止する用意がある」という北朝鮮の声明に対し「合同軍事演習の実施」という完全無視の態度で応じることのどこが米韓の善意なのか。
 米韓や日本が北朝鮮に「善意で応じないから」向こうも敵意で接するというのが正しい。
 たとえば「カーター合意」「金大中盧武鉉太陽政策」に対しては向こうも善意で応じるわけです。この種の挑発的事件(米韓の反発を無視してあえて核実験やロケット発射)は「カーター合意」「金大中盧武鉉太陽政策」ではなかったと思います。
 拉致被害者が帰国できたのも「拉致被害者を帰国させたら日朝国交正常化に着手する用意がある」という善意を小泉政権が示したからです。
 て以上のような俺の指摘は高世だって良く理解してるでしょう。そこまで高世が低能とも思えない。骨の髄まで反北朝鮮極右なのか、カネのために反北朝鮮極右を演じてるのか知りませんが虚言を吐いて恥じないなんて高世もどうしようもないバカです。
 なお、ここでの俺の指摘はあくまでも「事実の指摘」です。「北朝鮮に善意を示すべきだ」という価値観の話をしてるのではなく「北朝鮮に日本や米韓は善意で応じてない」という事実の話です(まあ、価値観的にも俺は「善意で応じる」つうか「ハト派交渉路線で応じるべき」という価値観ですが)。
 高世が「日本や米韓が敵対的だから向こうも敵対的なのだろうが仕方がない。独裁国家に舐められてたまるか」と思ってるのなら是非はともかく、それは一つの価値観でしょう。しかし「全体主義政権は相手の妥協性に対して一層の敵意をもって応ずる」というのはデマでしかない。
 高世はアーレント*64がどうとか言ってますがそもそも「高世のアーレント理解がまともかどうか」「アーレント自体がまともかどうか」も問題ですがそれ以前にアーレントが論じてる全体主義とはナチドイツやムソリーニイタリア、スターリンソ連であって北朝鮮じゃない。

全体主義は、「合目的的な考慮や単純な権力慾にわずらわされ」ない。政治は合目的性に依拠するはずだと思う我々には、全体主義の「一切の政治的行動」が「まったく予測不可能なもの」とうつる。

 やれやれです。その「合目的性」がいかに客観的には非常識であっても主観的には合目的的なわけです。進んで自分からバカをやる奴は普通いない。
 たとえば毛沢東*65文革*66にせよポルポト*67の粛清にせよ端から見れば非常識でしかないですが、アレには「毛沢東ポルポトにとっての」それなりの合目的性があったのでしょう(俺は理解したいと思いませんし多分理解できませんが)。たとえば文革について言えば「毛沢東は非常識」で片付けたら彼が「劉少奇国家主席トウ小平*68副首相は粛清しても、周恩来首相は粛清しなかったこと」「その周首相に中日国交正常化、中米国交正常化を任せ実際に国交が正常化したこと」、「つまりある種の合理性がある毛の行動」が説明つかないでしょう。
 戦前日本が米国との戦争に突入したのも「勝てなくても日露戦争みたいに引き分けに持ち込める。こっちにはフランスを降伏させた強国ドイツもついてるんだ。とにかく蒋介石政権を叩き潰し中国を完全植民地化するには蒋介石のバックの米国を叩くしかない」「蒋介石を叩き潰せば米国も日本との和平に動くだろ」という合目的的判断があったから戦争に突入したわけです。
 犯罪行為(強盗殺人とか)で逮捕されて時に死刑判決が出る人間もいますがそう言う人間だって「捕まらないように犯罪をやればいい」「カネに詰まってて、もう犯罪をやるしかない」という合目的的判断で犯行に及ぶわけです。
 で、今回の北朝鮮の行為「瀬戸際外交」というのはそんなに「非常識」なのか。「予測不可能」なのか。率直にいってそんなことはないでしょう。
 つうか「予測不可能」「非合理」云々といいだしたら交渉ができなくなる。交渉ができないというなら「解決をあきらめて放置するか」「力で叩き潰すか」どっちかしかないでしょう。それが拉致や核ミサイル問題に対する合目的的な態度なのかと言う事です。俺は交渉しか現実的手段はないと思います。
 つうか「確か前も似たようなことを書いていますが」全体主義か民主主義かと「合理性」は関係ないでしょう。ならば「米国民主主義の中で生まれたマッカーシズムティーパーティー」は合理的なのか。「安倍を未だに支持する日本人マジョリティ」「橋下を未だに支持する大阪人マジョリティ」は合理的なのか。隣国の反発を無視して「靖国参拝を強行した安倍(一回で辞めましたが)」「国連で杉山外務審議官に事実上の河野談話否定論を放言させた安倍」は合理的なのか。
 つうか「ドイツナチズム」が「民主主義の中で生まれた」ことでわかるように全体主義とは「民主主義体制なら生まれない」という単純なもんではないでしょう。
 つうか

丸山和也参院議員(自民)が「奴隷がアメリカ大統領になっている」*69などと発言して問題になっている。

と書いているのに何故「民主主義なら合理的」みたいなあほな文章が高世は書けるのか。「独裁国家北朝鮮の指導者」金正恩よりよほど「民主国家日本の国会議員」丸山の方が「弁護士の癖に計算ができてないバカ」です。丸山の発言の方がよほど「予測不可能」「非合理」なんですが。

ある女性ディレクターが、彼を取材に行ったところ、部屋に閉じ込められてレイプ一歩手前までいったと私に訴えてきたこともある。

 そう言うことはもっと早く言えよと思います。丸山を野放しにしたテレビ局関係者の責任は重いでしょう。

 「行列のできる法律相談所」などの番組の影響もあって、いわゆる「ユニークな弁護士」がもてはやされ、名前が売れて政界に進出というコースを歩んだ人が何人もいる。橋下徹氏もその一人だ。
 そういう人にかぎって問題のある人が多いように見えるのは錯覚だろうか。

 錯覚ではなくて必然でしょう。橋下や丸山のような酷い人間がテレビでちやほやされて勘違いする。そう言う話です。ちやほやしたテレビ局の責任は重いでしょう。そもそも「行列」は司会だった島田紳助自体が、吉本社員へのパワハラで一時謹慎したり、ヤクザと親密交際して引退に追い込まれたりする人間のくずですが。


■死刑映画週間はじまる
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160214
 高世も指摘していますが
・いわゆる「四大死刑冤罪事件(免田事件、財田川事件*70、松山事件、島田事件)」:全て再審で無罪判決、の他にも
松川事件:二審で死刑判決だが最高裁で無罪
・再審無罪判決が出た無期懲役事件(死刑判決が出てもおかしくなかった事件):足利事件*71
・無罪判決は出てないが冤罪の疑い濃厚で日弁連アムネスティなどが支援している(支援していた)死刑事件:三鷹事件*72帝銀事件袴田事件名張毒ぶどう酒事件、「例の大森氏(荒木和博の類友。個人サイトhttp://1st.geocities.jp/anpo1945/)」が被告人の北海道庁爆破事件*73と有名な事件に限定しても「死刑冤罪大国*74ニッポン」なのに「死刑存続論」が未だに強固な上、一方で「冤罪防止の制度改正もされない」ってのはもはや日本社会にはまともな人権意識がなさ過ぎですよね。免田事件などで死刑が執行されなかったのは「僥倖」に過ぎませんし、過去の死刑執行事件に冤罪がなかったという保証もないでしょう。
 高世に寄れば

 DNA鑑定が証拠採用され「東の足利事件、西の飯塚事件」と並べられた「飯塚事件」では、有罪とされた人物が死刑執行されてしまったが、冤罪の可能性は大きい。

そうです。飯塚事件が冤罪かどうか小生は知りませんが「冤罪ではないか」という疑いがあるだけで充分、人道上の問題でしょう。
 勿論(?)小生は死刑廃止論です。
 そもそも誤解してる人も多いようですが無期懲役というのはそうそう仮釈放なんかされません。10年服役すれば「仮釈放の最低限の資格ができるだけ」で「顕著な反省の意思」「身元引受人が信用できる」とかそれなりにハードルは高い。10年服役で仮釈放なんてまずない。
  そして仮釈放されたら「自由放免」のわけでもない。吉村昭の小説で映画化(役所広司主演「うなぎ」)もされた「仮釈放」(新潮文庫)という小説がありますが、主人公は身元引受人のところに定期的に報告に行くわけです。そして「何か問題を起こしたら仮釈放が取り消されるんじゃないか*75」という恐怖感がいつもある。
 また、是非はともかく今の日本で死刑は「帝銀事件名張毒ぶどう酒事件など、冤罪の疑いがあるとされる事件は特にそうですが」、そうでない事件も「死刑への批判」もあってかなり「無期懲役化」してるわけです。正直死刑にこだわる必要があるのか。
 世界的には「死刑廃止」の動きがスタンダードですし、死刑には「統計上犯罪抑止効果は認められない」。結局死刑を正当化する理屈というのは「遺族の報復感情」という感情論でしかないわけです。そのような感情論は「冤罪の危険性」を無視できるような正当性なんかないでしょう。いやそもそも死刑で遺族を慰めようとするより「経済支援とかカウンセリングとか」考えた方がいいんじゃないか。
 いやそもそも「恵まれた境遇なのに何故か凶悪犯罪に走った」上に「反省の意思がまるでないどうしようもない人間」というのも死刑囚にはもちろんいます*76けど、一方で「不幸な境遇で犯罪に走り」服役中に自分の過去を深く反省する人間もいるわけです。そう言う人間を「残虐な犯行だから、冤罪じゃないから、当人が犯行を認めてるから死刑」でいいのか。
 たとえばid:Bill_McCrearyさんエントリ『行政その他の支援がなかったことが非常に悪い事態をもたらした大きな要因と思われる強盗殺人事件の実例』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/6406ea7fdd1f56633e32605a71d7203a)のようなケースで死刑に意味があるのか。犯人を一方的に非難出来るのか。
 あるいは逆に「死刑になりたいから犯行をやった」なんて放言*77するとんでもない人間(例:大阪教育大附属小学校に押し入って生徒を多数殺傷し、死刑が執行された宅間某)も一方ではいるわけです。やはり小生は死刑には賛成できません。つうか「死刑に賛成」というならその人間は最低限「冤罪防止について考えろ」といいたいですね。
 自らや身内が「死刑冤罪の被害にあう事」ではなく「死刑事件の被害者になる事」ばかり考えてるらしい日本社会は何度も言いますが本当に異常だと思います。

アサド政権が倒されることをロシアとイランが黙って見ているわけはなく、大国同士の戦闘ということになりかねない。

 正直、何故、トルコやサウジ、米国があれほどアサド政権を敵視するのかわけがわかりません。
 なお、道理で言えば「正統政府であるアサド政権」を支援するロシアやイランにこそ道理があり、アサド打倒をもくろむトルコやサウジ、米国は国際法を踏みにじっているといっていいでしょう。

*1:著書『ルポ・戦場出稼ぎ労働者』(2010年、集英社新書)など

*2:佐藤内閣運輸政務次官、中曽根内閣農水相、宇野内閣運輸相など歴任

*3:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相科学技術庁長官などを経て首相

*4:岸内閣農水相、佐藤内閣外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*5:著書『チェルノブイリの祈り:未来の物語』(2011年、岩波現代文庫)、『戦争は女の顔をしていない』(2016年、岩波現代文庫)、『ボタン穴から見た戦争:白ロシアの子供たちの証言』(2016年、岩波現代文庫)など

*6:1964年にノーベル文学賞に選出されるが受賞を辞退。著書『マラルメ論』(1999年、ちくま学芸文庫)、『存在と無(全3巻)』(2007〜2008年、ちくま学芸文庫)『自由への道(全6巻)』(2009〜2011年、岩波文庫)など。

*7:プラハの春」を指導したチェコスロバキアドプチェク共産党第一書記の言葉。ドプチェクソ連軍介入で失脚したが一党独裁崩壊後の1989年、チェコスロバキア国会議長として政界に復帰。1990年2月に行われた今上天皇即位の礼にもドプチェクチェコスロバキア代表として出席した。

*8:少なくとも有色人種はトランプは支持しないでしょう。だからこそ「トランプでは多分勝てない」といわれるわけです。と同時にトランプが支持される共和党はおそらく「白人中心の政党になってしまった」ということです。

*9:上院議員テキサス州選出)

*10:上院議員フロリダ州選出)

*11:著書『家計・企業の金融行動と日本経済:ミクロの構造変化とマクロへの波及』(2012年、日本経済新聞出版社

*12:具体的に誰か言えない辺りが高世らしいせこさです。

*13:後で紹介しますが「情熱大陸に石丸は出ている」のであって全く出てないわけではありません。

*14:情熱大陸にでてる以上違う」でしょうが。「石丸では視聴率が穫れない」か、「問題発言をしそうで怖い、政府の反感を買う安倍非難(あるいは逆に良識派の反感を買う百田尚樹やトランプ並みの暴言)なんかされたら後がやばい」か、「石丸なんて大口叩いてるだけでろくな取材能力はないと判断されてる」かはともかく単にテレビマンに石丸が評価されてないだけでしょう。

*15:とはいえ、「日本人の俺」の願望込みですが、少なくとも敵意オンリーではないとは思います(朝鮮学校差別を批判する日本人もいるわけですから)。高世の紹介する歌にしても「ある種のお約束」という面は当然あるでしょう。俺だって学校や職場、地域社会で「波風たたずに周囲にあわせ」、「期待される立場」を「お約束で」演じることは当然あるわけです。まあほとんどの人間はそうでしょう。そういう「長いものには巻かれる」が度を超すとたとえば「怪我が怖いけど組み体操に反対できない、村八分にされるのが怖い」になりますが。

*16:著書『エベレストを越えて』、『極北に駆ける』、『青春を山に賭けて』、『北極点グリーンランド単独行』(以上、文春文庫)

*17:さすがに学問研究の世界ではそんな与太は通用しませんが

*18:俺は非だと思いますが

*19:カギ括弧必要ねえからな、高世。お前の方こそ「カギ括弧が必要な」自称「ジャーナリスト」だろ。

*20:考えた結果、高世のような暴論には賛同できませんが、それが何か?。

*21:事実かどうか知りませんが

*22:著書『ドキュメント去るも地獄残るも地獄:三池炭鉱労働者の二十年』(1986年、ちくま文庫)、『アジア絶望工場』(1987年、講談社文庫)、『国鉄処分:JRの内幕』(1989年、講談社文庫)、『国鉄改革と人権:JRは安全か』(1990年、岩波ブックレット)、『弘前大学教授夫人殺人事件』(1990年、講談社文庫)、『ドキュメント隠された公害:イタイイタイ病を追って』(1991年、ちくま文庫)、『反骨:鈴木東民の生涯』(1992年、講談社文庫)、『ドキュメント造船不況』(1993年、岩波同時代ライブラリー)、『日本の原発地帯』(1996年、岩波同時代ライブラリー)、『六ケ所村の記録:核燃料サイクル基地の素顔』(1997年、講談社文庫)、『いじめ社会の子どもたち』(1998年、講談社文庫)、『ドキュメント屠場』(1998年、岩波新書)、『原発列島を行く』(2001年、集英社新書)、『家族が自殺に追い込まれるとき』(2002年、講談社文庫)、『大杉榮・自由への疾走』(2003年、岩波現代文庫)、『津軽・斜陽の家:太宰治を生んだ「地主貴族」の光芒』(2003年、講談社文庫)、『教育工場の子どもたち』(2007年、岩波現代文庫)、『死刑台からの生還』(2007年、岩波現代文庫)、『狭山事件の真実』(2010年、岩波現代文庫)、『新装増補版・自動車絶望工場』(2011年、講談社文庫)、『残夢:大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯』(2015年、講談社文庫)など

*23:「一部」も何もこんな差別を正当化する輩はリベラルではありません。エセリベラルでしかない。なお、よほど「一部リベラル派」に反撃されたくないのか、誰が「一部リベラル派」にあたるのか、具体的な名前を出さず、また具体的な主張も引用・紹介しないないところは「エセジャーナリスト高世」らしい姑息さ、卑怯さです。

*24:ただし藤田下流老人論を「日本の高齢者のほとんどは裕福だ」といって否定したりトランプを支持したりする人間は勿論いるわけです。

*25:もちろんプーチンロシアはアサドを支持していますが、イランなど他にもアサド支持の国はあります。高世が「イランの名前を出さない」のは高世にとってプーチンロシアは容赦なく批判出来る相手だが「イラン批判はタブーだから」でしょう。高世がイラン好きなのか何なのか知りませんが全くとんでもない出来損ない脳みそ野郎です(いや脳みそより性格が出来損ないか)。出来損ないで不細工なのは『手前のしょぼくれた不細工面』だけにしろよ、高世と言いたい

*26:さすがに自由シリア軍限定であってISのアサド政権攻撃までは高世も支持しないのでしょうが。

*27:勿論俺は非だと思いますが。つうか高世ってフセイン打倒のイラク戦争に反対してませんでしたっけ?。「フセイン打倒には反対だがアサド打倒には賛成」てのはどういう理屈なんだか。

*28:「ヌスラを対象外では戦争が限定的とは言え続く」ではなく「ヌスラを外したらアサドが打倒できない、それどころか反体制派が将来的に抹殺されるかも知れない」という辺りが高世らしい。高世が「アサド打倒のための野合か(ヌスラが巨大勢力だから支持するのか)、ヌスラを政治理念から支持してるのか(ヌスラが弱小勢力でも支持するのか)」理由はともかく「ヌスラびいき」と言う事は分かりました。

*29:ISのこと

*30:あくまでも高世の主張であり実際はどうか分かりません。

*31:上院議員バーモント州選出)

*32:著書『21世紀の資本』(2014年、みすず書房)、『トマ・ピケティの新・資本論』(2015年、日経BP社)

*33:カリフォルニア州知事を経て大統領

*34:「慶応2年に、少なくとも4つのグループ、40人以上の芸人たちが一斉に海外に出ている(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160220参照)」という「40人以上の芸人」の一人が隅田川浪五郎なのでしょうが、高世エントリには浪五郎の名前それ自体は出てきません。

*35:勘定奉行外国奉行を歴任した幕臣川路聖謨の孫。明治維新後は大蔵省官僚(大蔵権少丞)を経て教育者(淡路高等女学校校長、神戸市松蔭女学校副校長を歴任)。

*36:東京大学文学部教授、女子高等師範学校長を歴任

*37:明治の日本サーカス芸人はどうも大道芸人と区別されてないようですが。

*38:2013年、祥伝社。後に2015年、新潮文庫

*39:ロシアの演出家、俳優。1940年にスターリン粛清によって銃殺されるがスターリン死後の1955年に名誉回復。

*40:1922〜1998年。戦後復興期にイベント会社AFA(アート・フレンド・アソシエーション)を創設し、ドン・コサック合唱団ボリショイ・バレエ団、ボリショイサーカス、レニングラードフィルハーモニー交響楽団などを招聘・興行したことから「赤い呼び屋」と称された(ただしhttp://deracine.fool.jp/biography/jin/z_kyogyou2/kyogyou2-02.htmによれば神は左翼ではなくその点を「むしろソ連側に評価された」らしい)。1962年に作家有吉佐和子電撃結婚するも、2年後の1964年に離婚。離婚直後に神の会社AFAは経営破綻していることから、その責任を有吉にまで及ばないようにする為の離婚であったとされている。エッセイストの有吉玉青は神と有吉の娘である。晩年は、居酒屋チェーン「北の家族」(http://www.kitanokazoku.jp/)経営者として復活し、世間を驚かせた(ただし「北の家族」は神死後の2002年に民事再生法を申請、現在は株式会社パートナーズダイニング (http://www.partners-dining.co.jp/)の経営となっている)。 また、彼のサロンには作家の三島由紀夫吉行淳之介、島崎保久、詩人の堀口大學、画家の池田満寿夫横尾忠則、写真家の篠山紀信、俳優・人形作家の四谷シモンなど、多くの文化人が集っていたという(ウィキペ「神彰」、はてなキーワード北の家族」参照)。

*41:「ボリショイサーカス」は、ロシアのサーカス団が日本など海外で公演する際に名乗る『ブランド名』である。「ボリショイ」とはロシア語で「大きい」という形容詞で、『ボリショイサーカス』とは『大サーカス』という意味に過ぎない。そもそもロシアには幾つものサーカスがあり、それぞれ由緒ある名前をもっているのだが、海外ではそれがマイナーなため興行主の意向で『ボリショイサーカス』という分かりやすく凄そうな名前を名乗る慣習ができたとされる(ウィキペ「ボリショイサーカス」参照)。

*42:革マル派指導者・黒田寛一の著書を多数出版している明らかな「革マル派系」だが、一方でこうした一般書も出版している「ある意味面白い出版社」。大島氏も「別に革マル派系出版社でもOK」という立場ではあっても革マル支持者では別にないでしょう。公式サイトhttp://www.kobushi-shobo.co.jp/

*43:道化師のこと。日本ではピエロと一般に呼ばれる。

*44:日本共産党第一書記、議長、名誉議長、参院議員など歴任

*45:野坂の同志。野坂の密告が粛清の一因とされる

*46:外相、国防相を歴任。国外追放されるが国外からスターリン批判を続けたため暗殺される。

*47:党機関紙プラウダ編集長、コミンテルン議長など歴任。1938年に銃殺されるが1988年に名誉回復。

*48:個人サイト(http://yamaguchijiro.com/)。著書『政治改革』(1993年、岩波新書)、『日本政治の課題:新・政治改革論』(1997年、岩波新書)、『イギリスの政治・日本の政治』(1998年、ちくま新書)、『日本政治・再生の条件』(2001年、岩波新書)、『戦後政治の崩壊:デモクラシーはどこへゆくか』(2004年、岩波新書)、『ブレア時代のイギリス』(2005年、岩波新書)、『政権交代論』(2009年、岩波新書)、『政権交代とは何だったのか』(2012年、岩波新書)、『いまを生きるための政治学』(2013年、岩波現代全書)など

*49:個人サイト(http://igajin.blog.so-net.ne.jp/)。著書『保守政治リストラ戦略』(1995年、新日本出版社)、『徹底検証・政治改革神話』(1997年、労働旬報社)、『政党政治労働組合運動』(1998年、御茶の水書房)、『戦後政治の実像』(2003年、小学館)、『労働政策』(2008年、日本経済評論社)、『労働再規制』(2008年、ちくま新書)など

*50:個人サイト(http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/)。外務省中国課長、日本大学教授、明治学院大学教授、広島市立大学広島平和研究所所長など歴任。著書『日本外交:反省と転換』(1989年、岩波新書)、『「国際貢献」と日本:私たちに何ができるか』(1992年、岩波ジュニア新書)、『「国連中心主義」と日本国憲法』(1993年、岩波ブックレット)、『集団的自衛権日本国憲法』(2002年、集英社新書)、『戦争する国しない国:戦後保守政治と平和憲法の危機』(2004年、青木書店)、『すっきり!わかる 集団的自衛権Q&A』(2014年、大月書店)など

*51:著書『山村の未来に挑む:上勝町が考える地域の活かしかた』(共著、2007年、自治体研究社)、『持続可能なまちは小さく、美しい:上勝町の挑戦』(共著、2008年、学芸出版社

*52:近年、ゴミゼロ運動や第三セクター企業「いろどり」の活動、山びこポイントなどがテレビ番組によく取り上げられている。

*53:著書『福祉国家実現へ向けての戦略:高福祉高負担がもたらす明るい未来』(2001年、ミネルヴァ書房)、『スウェーデンスペシャル(1):高福祉高負担政策の背景と現状』(2002年、新評論)、『スウェーデンスペシャル(2):民主・中立国家への苦闘と成果』(2002年、新評論)、『スウェーデンスペシャル(3):福祉国家における地方自治』(2003年、新評論

*54:著書『スウェーデンに学ぶ「持続可能な社会」』(2006年、朝日選書)

*55:首相、貴族院議長、枢密院議長、韓国統監など歴任。韓国の民族活動家・安重根によって暗殺された。

*56:参議、陸軍大将、近衛都督。征韓論論争に破れ下野した後西南戦争を起こし、戦死

*57:参議・内務卿。不平士族の反感を買い後に暗殺される。

*58:この行為は「少なくとも外面は」西郷の征韓論とまるで変わらないため、「西郷を下野させた癖に大久保は何だ!」という反感を生み、後の西南戦争や大久保暗殺の一因になったと言われる。

*59:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)を歴任

*60:鳩山内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相など歴任

*61:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相

*62:とはいえこの点は五十嵐氏も指摘してはいますが。

*63:今回辞めると朴クネが言い出しており予断を許さない状況ですが。まあ辞めるべきではないでしょうね。

*64:著書『人間の条件』(1994年、ちくま学芸文庫)、『革命について』(1995年、ちくま学芸文庫)、『暴力について』(2000年、みすずライブラリー)、『暗い時代の人々』(2005年、ちくま学芸文庫)など

*65:中国共産党主席

*66:文革期中国なんて今の北朝鮮と似たり寄ったりの扱いでしょうから「米中国交正常化に踏み切ったニクソン大統領やキッシンジャー国務長官」「日中国交正常化に踏み切った田中角栄首相や大平正芳外相(後に首相)」「日本、米国との国交正常化を実現させた周恩来首相」はやはり偉大だったと言えるでしょう。

*67:カンボジア共産党書記長、民主カンボジア首相

*68:ただし迫害により持病を悪化させて死に追い込まれた劉と違い、下放ですんだのでトウは文革終了後復権しますが。

*69:個人的にはこれより「日本は米国の51番目の州になればいい」発言の方が問題だと思いますが。

*70:財田川事件については鎌田慧『死刑台からの生還』(2007年、岩波現代文庫)参照

*71:足利事件については小林篤『足利事件』(2009年、講談社文庫)参照

*72:死刑判決が出た上、その後獄中で死亡した竹内景助被告についてです(その他の被告は無罪判決が確定しました)。

*73:例の大森氏には俺は「どうしようもないバカ右翼だ」という不快感しかありませんが、冤罪なら釈放されてしかるべきです

*74:小生の理解では海外でも死刑廃止に大きな影響を与えてるのは死刑冤罪事件の存在です。

*75:実際映画の最後では役所広司は「あれほどトラブルを恐れていたはずなのに」トラブルを起こして仮釈放が確か取り消されます。

*76:まあそう言う鬼畜、外道としか言いようのない人間でも「人命は大事だ」と思いますし、一方で「死刑冤罪の危険性」や「反省の意を表明した死刑囚」のことを考えれば俺は死刑にやはり賛成できません。

*77:もちろん実際はどうか分かりませんが。