「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2/19分:荒木和博の巻)&北朝鮮最新ニュースその他色々(追記・訂正あり)

 荒木への批判以外にも朝鮮・韓国関係で色々ぶち込んでいます。
産経新聞群馬県、教科書内容見ず朝鮮学校補助金 知事「次は確認する」』
http://www.sankei.com/region/news/160602/rgn1606020062-n1.html
 いい加減にして欲しいですね。教科書内容で決めるというのは不当な政治介入以外何者でもありません。
 しかもまだ「拉致が北朝鮮の犯行であることが否定されてるなど事実に反する内容ならば」ならまだしも知事答弁は

反日的なもの(教育)が行われているのであれば、(補助金の)趣旨に反する。」

ですからねえ。「反日的」とは何を基準に決めるのか。右翼連中は南京事件慰安婦を歴史教科書に書くことを公然と反日行為といってるわけです。あるいは右翼連中が嫌っている朝日新聞岩波書店社民党共産党労働組合、韓国民団などを反日集団呼ばわりしているわけです。
 あるいは「河野談話河野洋平*1反日」「親中派らしい二階*2自民党総務会長は反日」だとか平然と言ってる。
 反日云々なんて曖昧過ぎて何の基準にもならない。
 大体補助金の趣旨てのはそういうもんなのか。違うでしょうよ。

 一方、拉致被害者・家族を支援する「救う会」は、朝鮮学校で使用されている教科書が拉致被害者の人権侵害問題を取り上げず、救う会などの活動を「反総連、反朝鮮人騒動」と中傷しているとして、補助金の交付に反対している。

 救う会活動が中傷されてる*3と思うなら朝鮮学校相手に「記述の訂正や賠償金支払い」でも求める名誉毀損訴訟でも起こせばいいでしょう。「補助金交付反対」などというまるきり関係ない事を言い出すこと自体がまさに「反総連、反朝鮮人騒動」でしょう。


新潟日報『対北朝鮮「対話の好機が必ず来る」、拉致問題で蓮池さんが見通し』
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20160605259239.html

 北朝鮮による拉致被害者で新潟産業大准教授の蓮池薫さん*4(58)=柏崎市=が4日、東京都内であった(ボーガス注:新潟県立)村松高校東京同窓会*5で講演し、拉致被害者の帰国に向け「政府は一気に問題を解決しようとせず、北朝鮮と段階的な交渉を続けてほしい」と訴えた。
(中略)
 蓮池さんは講演で、米国による金融制裁のほか、中国への石炭輸出減少で北朝鮮は非常に苦しい経済状況が今後も続くと指摘。「北朝鮮は日本との新たな対話に動かざるを得なくなる。その時期を絶対に逃してはならない」と強調した。
 また、北朝鮮が被害者を帰国させる代わりに経済的な見返りを求めた場合の対応について「核兵器やミサイル開発につながるような大きな資金は論外だが、ただ突っぱね続けるだけでは交渉は進まない」と述べた。

 まあ重要ポイントは「お土産無しでは問題は解決しない」「一気に解決しようなんて思わない方がいい」つうところですよね。


■『窓ぎわのトットちゃん』の中の「在日問題」
 まあ、「団塊ジュニア」の小生が『トットちゃん』(1981年,講談社)を読んだのは刊行後しばらく時間が経ってからの小学校4年頃だったかと思いますが個人的に一番印象に残ってるのが「マサオちゃん」て章ですね。トットちゃんにはほのぼのエピソードも勿論沢山あるんですが「トットちゃんが通ってた私立小学校(トモエ学園)の校舎が戦争(空襲)で焼けちゃう」とかほのぼのしてない悲しい、つらいエピソードも結構ある(むしろそういう悲しいエピソードの方が印象に残ります)。この「マサオちゃん」は「戦前の在日朝鮮人差別」を描いたほのぼのしてないエピソードで、だからこそ印象に残ったわけです。小生は今でもバカですが「小学4年生の時」はもっとバカで「在日朝鮮・韓国人問題」などよく知らないので読んだ当時は「正直良く意味がわからなかった」のですがトットちゃん(黒柳徹子)と「トットちゃんママ(黒柳朝)」の悲しみは当時でも良く理解できた気がします。
 「ググれば何か感想文が見つかるかな」と思ったら見つかったので、悪文の俺が感想書くよりもその見つけたブログ記事やツィートを紹介しておきましょう。
 なお、「金正男金正日の長男、金正恩の異母兄。シンガポールで暗殺される)」も「戦前に日本語読みされる」とやはり「マサオ」なんでしょうか?

https://twitter.com/kuriryu/status/155592126065946624
栗田隆子*6‏@kuriryu
 黒柳徹子の「窓際のトットちゃん」に、「マサオちゃん」と呼ばれる男の子の話が出てくる。私がおそらく初めて在日韓国、朝鮮の人たちのことを知ったのは、この話からだったとおもう。小学校一年か、二年生くらいのころ。

https://twitter.com/lemon_kitune/status/488472444378681344
きつね‏@lemon_kitune
 窓ぎわのトットちゃんで印象に残ったエピソードは幾つかあるんだけど、「マサオちゃん」という朝鮮系の男の子がトットちゃんに向かって憎しみのこもった表情で「チョーセンジン!」と叫ぶ、という回は強烈だった。いつもそう言われていじめられてるので「チョーセンジン」を悪口だと思ってるのだという。

野うさぎ日記〜Birthday Smile〜うたとおはなし:朝の読み聞かせ〜昼休み読書まつり
 19日水曜日は朝の読み聞かせと昼休みの読み聞かせでした!
(中略)
 テーマは人権。
 小学生に人権というのはなかなか難しいですが、今回読んだのは「窓ぎわのトットちゃん」の「マサオちゃん」。
 トットちゃんと朝鮮人街に住むマサオちゃんのお話です。
 ある日朝鮮人のマサオちゃんがいきなりトットちゃんに「チョーセンジン!」と言います。
 それは、マサオちゃんがいつも「朝鮮人!」とわけもなく悪口を言われていたからで、何もわからないマサオちゃんは「朝鮮人」という言葉を悪口の言葉と思ってしまい、あるときトットちゃんにそういってしまったのです。
 マサオちゃんに朝鮮人と言って悪口を言ったのは日本人ですよね。ここは考えさせられました。
 特にトットちゃんのママが「トットちゃんは日本人で、マサオちゃんは朝鮮という国の人なの。だけど、あなたも、マサオちゃんも、同じ子どもなの。だから絶対に『あの人は日本人』とか『あの人は朝鮮人』とか、そんなことで区別しないでね」という言葉は子どもたちに伝えたいところだったのでここだけは暗記して子どもたちを見て話しました。
 個人的には、その朝鮮も今は2つの国に分かれてるのがさびしい話だなあと思います。

http://www.shi-mascafe.net/blog/index.php?e=1315
 夕べ、NHKの特集番組で放送されていた戦後の在日朝鮮人の話をちょっと見た時「窓ぎわのトットちゃん」の中にあった「マサオちゃん」というエピソードを思い出してました。
 小学生時代のトットちゃん(=黒柳徹子さん)が「マサオちゃん」と呼ばれる、見ず知らず*7の男の子からいきなり「チョーセンジン! 」と憎悪のこもった声で叫ばれその事をお母さんに話したことからマサオちゃんをはじめとする、在日朝鮮人が一部の心ない日本人からいわれなき差別を受けている事実を子供心に知る話。
 トットちゃんのお母さんが「マサオちゃんは、自身が周りから言われる『チョーセンジン! 』という言葉が日本語の『馬鹿! 』という言葉と同じだと思っている」(注:椎間が要約)という言葉は、胸に痛いものがあるよ。
(中略)
 ところが、当時本を買った母にこの話をしたところ「『マサオちゃん』って、そんな話あったっけ? 」
 買った当人よりも、それをこっそり読んでた私のほうが内容覚えてるってのは、どういうことですか。

「ハングルのピッチパターン(「窓ぎわのトットちゃん」から) | honjyanmaruのブログ
 マサオちゃんがトットちゃんに「朝鮮人!」と言ったことを聞いたトットちゃんのお母さんが「かわいそうに……きっとみんながマサオちゃんに『朝鮮人朝鮮人!』というんでしょうね。」と言いながら、「絶対に日本人、朝鮮人と区別しないで親切にしてあげるのよ。朝鮮人というだけで悪口をいわれるなんて、なんて気の毒なんでしょう」と教えます。
 徹子さんは優しいお母さんに育てられたのですね。

 あと、ほのぼのしてないエピソードでは「徴兵された学園用務員の送別会」を「送別会と言って子どもたちを悲しませたくない」という校長の考えから「茶話会」といってやる話を覚えてます。
 ほのぼのエピソードでは「弁生粛々、夜川を渡る(川中島合戦についての講談)」というのを何かで聞き覚えたトットちゃんが「弁慶しくしく夜川を渡る」と覚えて「弁慶ほどの人でも泣くことがあるのか」と思ったというのには吹き出しました。


NHK
■『日本・モンゴル外相 北朝鮮の挑発行動阻止へ協力』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160531/k10010541481000.html
■『岸田外相 キューバ北朝鮮との懸案解決に協力求める』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160603/k10010545161000.html

 「協力要請は無意味」とまでは言いませんがこういう時一番、要請すべき相手は「一に中国、二にロシア」じゃないですかね。


東洋経済オンライン『平壌の商品見本市にみる北朝鮮経済の現実:経済制裁下でも消費意欲は向上している』(福田恵介:東洋経済記者)
http://toyokeizai.net/articles/-/120986

「わが社の製品を紹介したいことと、北朝鮮企業との合弁などビジネス展開を考えて初めて参加した」。
 こう語るのはイラン「シュリンアッサール食品工業グループ」のアミール・フセイン副会長。シュリンアッサールは製菓を中心とする食品メーカーだ。
 フセイン副会長は「北朝鮮は貧困に苦しみ、文化も低く、電気もないと聞いていた。実際にそうなのだろうと思っていたが、来てみたらまったくそうではなかった」と笑う。手ごたえを感じているようで、「北朝鮮と活発に貿易を行って、この展覧会にも継続して参加したい」と言う。

 もちろん経済制裁の影響はあるでしょう。ただし福田記者が言うようにそれは一部の北朝鮮崩壊論者(巣くう会一味、石丸次郎や高英起など)が言うほどの「大打撃」ではなさそうです。それとも石丸らは「フセインは嘘をついている」「福田はだまされてる」とでもいうんでしょうか?


■多大浦海岸
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/06/news22162865-ca.html

1日から韓国に来ていました。今仁川空港でこれから帰国するところです。
今回の目的の一つに昭和58年(1983)12月に釜山の海岸に北朝鮮工作員が浸入しようとして捕まった、いわゆる多大浦事件の現場を見てくることがありました。

 「見てきてどうするんだ、日本人拉致被害者救出と関係あるのか、関係ねえだろ、ただの観光かよ。つうか関係あるのならもっと早く見に行けよ、小泉訪朝から10年以上経ってるんだぞ、なめてんのか」としか思いませんね。荒木とつきあえる拉致被害者家族会は理解できません。


■インターネット放送
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/06/news22152864-36.html

 第一回『「特定者失踪者問題」とは?』は昨日からアップされていますのでお時間のある方はぜひご覧ください。今回は梅原克彦仙台市長との対談です。

 対談相手が拉致問題の専門家でもなんでもない、「ただの荒木のウヨ仲間」、それも「公用タクシーチケットの不正使用(私的に流用)で仙台市長を一期でやめざるを得なかったダメオヤジ」梅原というんだから呆れます。

 風化させたいと思っている人間は平壌にも東京にもいるわけで、これに限らず今後できるだけ積極的に情報の発信を行っていきたいと思います。

 やれやれですね。別に「風化させたい」と思わなくても時が経てば風化します。いつまでも拉致問題を記憶してるほど世間の人間はお人好しではない。風化させないためには一日も早く解決するしかない。荒木みたいに能天気に「制裁すれば解決するよ」で「小泉訪朝から無駄に10年が経過」では風化するのは当然です。


■なぜ秋田の北なのか
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/06/news22142863-09.html
 そもそも特定失踪者は拉致ではありませんが
1)仮に北朝鮮拉致だとして
2)そして「秋田の北に失踪が集中していること」が単なる偶然ではなく、何か理由があるとして
「その理由が分かるのか」「分かって意味があるのか」て話ですね。
 理由は分かりようがないでしょうし、拉致被害者救出に話を限ればそんなことはわからなくていいわけです。
 拉致被害者救出において大事なことは「その失踪が拉致だと明言できる証拠があること」でしょう。

 特定失踪者でも木村かほるさん、石田清さん、薩摩勝博さん、松橋恵美子さん全て秋田市以北の失踪です。

 なお、政府の認識では北朝鮮拉致は「1970〜1980年代」ですから「1973年失踪の薩摩さん」はともかく「1960年失踪の木村さん」「1969年失踪の石田さん」「1992年失踪の松橋さん」が北朝鮮拉致の可能性は低いです。まあ、失踪時期がどんぴしゃの薩摩さんだって「北朝鮮拉致を疑う正当な根拠」など何一つないのですが。


■整合性
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/06/news22132862-31.html

 救う会の事務局長時代だったと思います。警察庁外事課と外務省北東アジア課の担当者と3人で会う機会がありました。そこで何を話したかは覚えていないのですが、自分がこう言ったことだけは記憶しています。
 警察には警察の整合性があり、外務省には外務省の整合性がある。しかし拉致というのはその外にある問題であり、それぞれの役所の整合性の中でやっていたら国家の整合性が失われる。

 「機会があった」のではなく「機会をつくれ」と荒木が言い機会が作られたのでしょうがそれはさておき。こんな具体性のない禅問答みたいな事言われても向こうも「はあ?」でしょう。

省庁の整合性の隙間に落ち込んだ拉致被害者を救出するには省庁の外、最終的には民間人の努力が必要不可欠ではないでしょうか。

「民間人の努力」、つまり「俺達救う会をもっと政府は使ってよ」という宣伝でしかありません。
 さすがに「俺達を使え」ということは躊躇したようですが「そうですね、民間人は重要ですね」「じゃー、朝鮮総連幹部か在日の大物企業人でも日朝交渉のパイプに使ってみます」「じゃあ、蓮池透さんにご意見をお聞きしてみます」なんて言ったら荒木は大激怒でしょう(苦笑)。


■構造
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/06/news22122861-3a.html

山本美保さんDNAデータ偽装事件のことを考えるといつも思うのですが、あの事件自体は警察だけでやろうとしてできることではありません。
(中略)
もっとずっと上、つまりは当時の小泉政権の官邸の指示がなければできない話です。

「『小泉政権の官邸の指示』とは『小泉首相の指示』ということですか?」と聞かれたら荒木はなんと答えるんですかね。「その通りです」とでも言うのか。家族会も良くこんな非常識男とつきあえるもんです。

 一度この事件について電話で警察庁の幹部と話していて頭にきて「○○さん、分かってるんでしょ」と言ったら、相手は一瞬言葉を詰まらせ「その話はしない」と言って電話を切りました。

 この荒木発言が事実だとして警察庁幹部も荒木に対し「呆れて一瞬言葉がでなかった」か、「怒りで怒鳴りそうになるのをさすがに我慢した」か知りませんが相当の不快感を感じてるのでしょうね。だからこそ電話を切ったわけです。それでも「DNA捏造疑惑」なんて与太を飛ばし続ける荒木も相当のタマです。

それを解決するのは北朝鮮にミサイルを撃ち込むよりはるかに難しい。

 「北朝鮮にミサイルを撃ち込むよりはるかに難しい」とは、たとえが本当に非常識ですね。

 度々持ち出していますが、昭和17年(1942)のミッドウェー海戦のとき、おそらく現場で「これで良いのだろうか」と思った軍人は何人もいたと思います。情報の漏洩、作戦の方針の不明確さ、驕り、それが結局、当時物量技量において米国を圧倒し、普通に考えれば負けるはずのなかったミッドウェーで大敗北を喫することになりました。そしてそれを海軍は隠し続け戦争をしたのです。

 いつもながらの荒木のトンデモ発言です。
 先ず第一にミッドウェー海戦が「負けるはずがなかった」だの、「物量技量において米国を圧倒」だの言うのは事実認識として明らかに異常でしょう。経済大国・米国は「物量技量において日本を圧倒」しており、日本が米国に負けても何ら不思議ではありません。
 第二に「海軍は隠し続け戦争をした」というのが「国民相手に隠した」というならその通りですが荒木の場合「海軍は陸軍や天皇など政府上層部にも隠した」というんだから正気ではありません。
 そんなことはできるわけもない。海軍が大規模なダメージを受け戦争遂行能力に大きな障害が生まれたことなど陸軍や天皇も当然理解しているわけです。


■不審な男たちの絵
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news221128531-8.html

目撃者の情報を元に富山のチューリップテレビが専門家に依頼して作成しました。

 写真ならまだしも「目撃してからだいぶ断って曖昧になった証言での絵」なんか無意味でしょう。
 そんなんで拉致解決に役立つ情報が来るわけもない。
 チューリップテレビと荒木の馬鹿さには心から呆れます。
 つうか「絵を見る限り」全然不審じゃないんで吹き出しました。


■死亡の日付
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news220928528-a.html

 今日三浦小太郎さんと集会で会った

 たぶんそうだろうとは思いましたが、「山本美保生存説を唱える集会の紹介」なんてデマ記事を守る会サイトに平然と掲載した「守る会幹部」三浦は荒木と交際してるわけです。
 なお、このデマ記事掲載について
『拡散大希望!。ついに拉致問題対策本部事務方トップを「拉致隠ぺいの陰謀を実行した」とデマ中傷するまでいかれ果てた巣くう会と家族会(追記・訂正あり)』
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20490112/5064208021で小生はid:noharraこと八木孝三に対し

 三浦が荒木のデマ中傷講演会のお知らせ(http://hrnk.trycomp.net/syukai.php?eid=00151)を「守る会」サイトに掲載したことをどう思うか、今日も「守る会」会員のid:noharra君に聞いてみよう(毒)
 これを書いてる「2012年3/19(月)より1週間後の、3/26(月)」になっても何の応答もなかったらまた勝利宣言することにしよう。
 まあ、応答があっても「知るかよ」的な無責任な代物ならもちろん勝利宣言だが。
【追記】
1)うっかり忘れていたが「id:noharra先生への質問の顛末」を書いておこう。
 予想通り

「その集会についてはデマに基づいているという認識で反対の意見です、守る会サイトから削除すべきです」
「現時点では何とも言えません。でも鑑定ねつ造疑惑が事実でないなら確かに問題だと思います。事実だと断言する自信が守る会にないなら現時点では掲載すべきではないのでは」

などといった対応は3/26(月)を過ぎた3/27(火)になっても全くなし。
 今日もid:noharra先生は俺から逃亡です。ということでお約束通りいつもの勝利宣言です。
 「今日もボーガス某はid:noharraに大勝利!!」「惨敗するしか能のない男id:noharra(毒)」
 こういう無様な態度の癖してよくもまあ、

http://d.hatena.ne.jp/noharra/20120320
シモツカレのことは今後も攻撃する*8が、勝っていると思っている

なんてふざけたことがいえるものです。党派主義者のid:noharra先生としては「どうしてもお仲間の守る会を批判したくない」し、「どうしても大嫌いな俺を評価したくない」が「こんな酷い陰謀論の守る会サイト掲載を無問題と言ったら世間にバカにされる」ためスルーという卑劣な行為になったのでしょう

と批判しています。もちろんこの件については今後もid:noharraこと八木孝三は俺の質問を無視し続けるでしょう。八木にとってまともな応答などできはしないからです。

 平成14年(2002)9月17日朝、北朝鮮赤十字から日本赤十字平壌で渡された文書には次のような日付が書かれていました。
 横田めぐみ 1993年3月13日
(死亡時期の掲載が続くが、長いので以下、中略)
 しかし、同日夕方これを家族に伝えるとき、政府(福田*9官房長官・植竹*10外務副大臣)は死亡時期は不明としか言いませんでした。
 どうして伝えなかったのか、要はこれが表に出ると嘘だと分かってしまい、国民世論が沸騰して日朝国交正常化交渉の障害になると思ったからです。市川修一さんはこの日付より遥かに後に安明進氏が目撃しています。
(中略)
 当時の小泉政権北朝鮮の代弁者になったのです。

 今さらそんな悪口雑言を小泉政権相手に言って何がどうなるんでしょうか。
 つうか「北朝鮮の出してきた死亡時期は怪しいから死亡時期不明と発表しよう、わざわざ表に出す必要ないだろ」つうのは「北朝鮮の代弁者」とまで非難されるようなことなのか。

 こうなると拉致問題について、他にも随分嘘を付いているのではないかと疑いを持って当然です。実際山本美保さんDNAデータ偽装事件のように、偽情報を流そうとまでしたのですから、この種のことは実は山ほどあるのでしょう。

 「山本美保さんDNAデータ偽装事件」なんてのはレベルの低い陰謀論であってこれほど「荒木の馬鹿さをわかりやすく理解できるネタ」はありません。まあ、他にも松岡伸矢君(失踪当時、幼稚園児)拉致疑惑主張とか「荒木の馬鹿さをわかりやすく理解できるネタ」はありますけど。「広い意味での荒木批判派(例:田中均・元外務省アジア大洋州局長、和田春樹・東大名誉教授、蓮池兄弟、朝鮮総連などなど)がこれをネタに「荒木はレベルの低い陰謀論者だ」と非難するのならまだしも荒木自ら「この俺の主張を見ても君らは日本政府を信用するのか!、DNA鑑定捏造疑惑をどう思うんだ!」と自信満々に発言ですから頭痛がしてきます。「むしろそのお前の主張が日本政府より信用できないわ、アホか、お前」ですね。
 もっと頭痛がするのはこんな荒木とつきあい続ける横田夫妻拉致被害者家族の態度ですが。


桜井よしこ憲法前文の精神に浸る人々の幻想』
http://yoshiko-sakurai.jp/2016/05/26/6376
 「戦争などしないで外交で問題を解決していこう」という憲法前文の精神の何が問題なのか。問題など何もないでしょう。

習近平政権は毛沢東時代に逆戻りしたかのような凄まじい言論弾圧を行っている。

 やれやれですね。もちろん「習政権の言論弾圧」批判は構いませんが「毛沢東時代に逆戻り」などという明らかなデマは辞めたらどうなのか。

 しかし、国際社会の中国包囲網とでも呼ぶべき体制を崩しかねない不確定要素が生じてきた。中国ともうまくやれるかもしれないと言うアメリカのドナルド・トランプ*11や、祖父は中国人だった、中国と相互利益のために協力するなどと述べるフィリピンの次期大統領、ロドリゴ・ドゥテルテ*12らの存在である。

 やれやれですね。よしこの認識ではアキノ前フィリピン大統領や、オバマ現米国大統領は「よしこ並みの反中国」で、一方トランプやドゥテルテ氏は「中国に媚びてる」ということなのでしょう。
 ただし中国に対する態度は「中国に媚びるか、よしこ的反中国か」二つに一つではない。
 トランプもドゥテルテ氏も別に中国に媚びてるわけでもないでしょう。大体トランプはともかく、既に次期大統領になったドゥテルテ氏に「もっとまともな根拠で批判するならともかく」こんな言いがかりをつけて何の意味があるのか。

習主席の唱える「中国の夢」は史上最大規模を誇る清朝時代の版図を取り戻すことだ。

 「取り戻す」つうのは具体的にどういう意味なんでしょうか?。まさかとは思いますが「ロシア(清朝時代に領土が一部ロシアに割譲されてる)や外モンゴルに侵攻する」とでも?。もしよしこの主張がそう言う意味なら明らかなデマです。

「AERA」(5月16日号)が11都府県の700人に行った対面調査結果である。「自衛のためなら戦争を認めるか」「自衛のためでも認めないか」との問いに、女性はどの世代も全て、認めないと回答していた。

 まあ実際には「自衛(侵略に対する専守防衛)のためなら認める」人が多いとは思いますけどね。「安倍が集団的自衛権行使を正当化する立法を作った今」、『なんちゃって自衛(実際には自衛に当たらない)で武力発動されては怖い』という危機感による回答でしょう。今が安倍政権でなければ回答は「自衛戦争なら認める」回答がもっと多かったでしょう。

それでは「他国や武装組織の日本攻撃にはどうすべきか」と問うと、「日本には攻めてこないと思う」「外交の力で攻撃されないようにすればよい」「日本は戦争しないで米軍に戦ってもらえばいい」などの答えが並んだのだ。

 「米軍に闘って欲しい」はともかく、他の回答からはやはり「なんちゃって自衛を恐れていること」、そして「専守防衛という事態の発生はまずほとんどあり得ないと考えてること」が想像できます。
 まあ、「日本には攻めてこない」でしょうね。日本は「憲法上の問題はひとまずおくとして」近代的軍隊である自衛隊在日米軍がある。別に丸腰ではない。
 また日本が「経済大国」であることも「経済力をバックにした外交ができる」と言う意味である種の抑止力になります。
 「外交の力で解決する」つうのはその通りで、戦争して軍事的に勝てれば戦争していいと言う話では全くない。「外交で問題を解決できない」ということは確実に日本の国際的評価を落とすでしょう。

このように答えた人たちは、中国が日本を念頭に軍事的脅威を高めているとの米国防総省の分析や、南シナ海における中国の蛮行に目をつぶるのだろうか。

ばかばかしい。朝日の質問で問題になってるのは「日本が攻撃されたらどうするか」という話であって「南シナ海問題をどうするか」なんて話じゃない。


福井新聞拉致被害者地村さん、帰国以来の署名活動、地村さんが自ら申し出る』
http://toyokeizai.net/articles/-/119352

 北朝鮮に拉致された疑いがある特定失踪者問題の早期解決を目指し、福井県特定失踪者の真相究明を願う会は21日、福井県若狭町の若狭さとうみパークで署名を呼び掛けた。小浜市拉致被害者、地村保志さん(60)も参加し、早期解決を直接市民に訴えた。地村さんが署名活動に参加するのは、2002年の帰国以来初めて。

地村さんが署名活動に参加するのは、2002年の帰国以来初めて。

てのが「ああ、たぶん、地村さんは、できる限りこの種の右翼政治運動から逃げたかったんだろうな、でも今回は逃げ切れなかったのかなあ」「イヤー、極右って、本当にしつこくて、うっとうしいですね(苦笑)」と思えて、興味深いですがそれはさておき。

地村さんの同級生で、救う会福井の森本信二会長(60)

とやらとの「腐れ縁」で断り切れなかったんですかね。「特定失踪者」云々なんて馬鹿なまねは本当にやめて欲しいんですが。地村さんも後で後悔すると思いますよ(奥さんと子どもさんが参加してないらしいのがせめてもの救いです)。しかしこういう話が全然騒がれなくなりましたよねえ。拉致は本当に風化してる。 


■国基研「明治日本の産業革命遺産加藤康子内閣官房参与
http://jinf.jp/news/archives/18511
 内閣官房参与にして、加藤勝信・拉致担当相の義姉、加藤六月*13・元農水相(安倍の所属する清話会の元幹部、故人)の長女が極右団体の集会にのこのこ出席というんだから絶句します。


ドレスコード
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news220828527-7.html
 荒木の言う「ドレスコード」なるものが存在するか不明の上、「仮に存在したとしても」拉致解決の上でどう役立つのか意味不明です。全く無価値な駄文です。


■水際
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news220728526-7.html
■「専守防衛の虚像」の続き
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news220628524-9.html
と同レベルの内容です。主張内容自体に賛同できませんがそれ以前に「専守防衛の否定」「先制攻撃の肯定」が拉致解決とどう繋がるのかさっぱり分かりません。


■「専守防衛の虚像」の続き
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news220628524-9.html

 前号のようなことを考えたのはいくつか理由があるのですが、一つは先般のミサイル発射騒ぎで防衛大臣が大仰に「破壊措置命令」なんていうのを出したのに、国民には「ミサイル発射の発表があったらこのように避難する」といった指示が全くなかったことへの違和感がありました。
(中略)
 そんなことが一切なされなかったのは、(中略)「どうせ飛んでこない」と思っていたからに他なりません。

 でそれの何が問題なのかという話です。現実問題として北朝鮮がミサイルを日本めがけて撃ってくる可能性は小さい。ましてや事前に「衛星ロケット打ち上げます」と予告してるのだからなおさらありえない。
 本気でぶち込むなら予告なんかするわけがない。
 むしろ安倍政権を批判するのなら「必要もないのに破壊措置命令など出したこと」でしょう。
 つうか向こうが撃ってきたらどうしようもないわけです。PAC3で打ち落とす他はない。現実問題、避難なんかしようがない。本気でぶち込む場合は予告なんかしませんし、打ち落とせるか分かりませんが、であるならそれこそ大事なことは「北朝鮮との間でそれなりの友好関係(友好関係が言い過ぎなら表現は「非敵対的関係」でもいいですが)を保つこと」でしょう。
 日本が先制攻撃すればいいなんて馬鹿な話はありません。そんな事を放言すれば「やられる前にやる」と向こうが暴走する危険性も出てくるし、正直仮に日本が先制攻撃しても向こうもただ黙ってやられはしないでしょう。当たり前の話です。「絶対確実なんて物はない、だからPAC3で落とせるか、わからない」と荒木がいうなら、それこそ荒木は「先制攻撃で北朝鮮の軍事力を完全に無力にできるか分からない」と考えるべきでしょう。当然「無力にできなければ」向こうは日本相手に容赦なく報復するでしょう。
 つうかこんな物騒な発言は拉致解決に関係ないし、それどころか「もしあの国に拉致被害者がいるとして」ですが拉致被害者の命を危険にさらしかねません。激怒した北朝鮮が暴挙に出ないと言う保証はないでしょう。またウンギョンさんや寺越武志さんや日本人妻の命も危険にさらしかねない。小生が横田夫妻の立場なら荒木に対し「孫の、ウンギョンの命を何だと思ってるんだ!」と激怒し荒木ら救う会との縁切りをしているところですがあの夫婦はそうじゃないんだから心底呆れます。


専守防衛の虚像
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news220528523-9.html
 専守防衛を否定して北朝鮮相手に戦争でもやりたいんでしょうか。やりたいんでしょうねえ。建前ですら荒木にとって「拉致解決はどうでも良くなってる」ようです。そしてそんな荒木に家族会はいつまでつきあえば気が済むんでしょうか?

 専守防衛というのは、要は敵が攻めてきたら国土を戦場にして民間人を巻き添えにして戦う、つまり沖縄戦*14のような戦い方をするということです。

 航空&海上自衛隊で、水際で敵軍の上陸を阻止すればいいのですから当然ながら「専守防衛沖縄戦」ではありません。
 つうか仮に「上陸を許した*15としても」まともな軍隊は自国民を巻き添えにするようなことはしません。

■島田叡*16(ウィキペ参照)
 陸軍守備隊の首里撤退に際して、島田知事は「南部には多くの住民が避難しており、住民が巻き添えになる。」と反対の意思を示していた。同年5月末の軍団長会議に同席した島田は、撤退の方針を知らされ、「軍が武器弾薬もあり装備も整った首里で玉砕せずに摩文仁に撤退し、住民を道連れにするのは愚策である。」と憤慨。そのとき牛島満・第32軍司令官(陸軍中将、死後、大将に特進)は、「第32軍の使命は本土作戦を一日たりとも有利に導くことだ。」と説いて会議を締め括ったという。

牛島満(ウィキペ参照)
 硫黄島島民の安全を考えて戦闘前に父島などに疎開させる配慮を行った硫黄島栗林忠道陸軍中将(小笠原方面の防衛を担当する第109師団長(小笠原兵団長兼務)、死後、大将に特進)と比較し、沖縄戦での牛島の采配を『住民を巻き添えにした』と批判する意見がある

などという指摘で分かるように沖縄の日本軍は「住民を故意に道連れにしました」。沖縄の惨劇は決して「専守防衛だから起きたわけではない」わけです。
 なお,牛島については

牛島満(ウィキペ参照)
・牛島の最後の命令が「生きて虜囚の辱めを受くることなく、悠久の大義に生くべし*17」と降伏を否定するものだったことから、戦後の沖縄県民の間には牛島に対し、今も厳しい見方がある。
・2.26事件以後に歩兵第1連隊長に着任した際、事件に関わった*18下士官兵に対し、「汚名をすすぐために全員白木の箱*19で帰還せよ」と訓辞したという。下士官兵は一部を除き、その大半が反乱計画を知らず、上官の命令に従って適法な出動と誤認し襲撃に加わっていた。歩兵第1連隊第11中隊の堀口真助二等兵は「早い話が名誉挽回のため死んでお詫びせよという意味らしかった。兵隊に対する激励の言葉とは思われず反発を感じ、牛島連隊長の人間性を疑った」と回想している。

という厳しい指摘*20があります。なお、牛島のような訓辞をした人間は他にもいたようです*21

参考

http://ameblo.jp/tank-2012/entry-12133951592.html
 歩兵第3連隊*22は5月22日に渡満の途についたが、出発に先立ち湯浅連隊長は「お前たちは事件に参加したのだから、渡満後は名誉挽回を目標に軍務に精励し、白骨となって帰還せよ」と訓示したという。
 これに対して、歩兵第3連隊第3中隊の福田守次上等兵は「早い話が名誉挽回のため死んでお詫びせよという意味らしかった。兵隊に対する激励の言葉とは思われず反発を感じた」と戦後に憤りを語っている。

 国民を守るためには憲法にどう書いてあろうと威嚇や報復が必要です。

 明らかに違憲行為であり、かつ現実的でもありません。そして拉致の解決とは全く関係がない。

そうしなければこれからも拉致の被害は続く可能性があります。

 「小泉訪朝以降にそんなことがあるわけねえだろ」て話です。大体、いわゆる「2001年の九州南西海域工作船事件(海保が機関銃で北朝鮮工作船と見られる不審船を撃沈した事件)」は荒木的にはどう理解されてるんですかね?
 海上自衛隊どころか海保に工作船を撃沈されるレベルで、拉致だの日本侵略だのできるわけがないでしょう。

拉致でなくても、あるいは北朝鮮でなくても主権と国民の人権は侵されるでしょう。

 「北朝鮮でなくても」つうのは「中国の尖閣侵略」でしょうか。尖閣侵略など現実性がないという意味でも、「荒木の建前・拉致問題解決」と関係ないという意味でも全く馬鹿げています。


■遺留品
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news220428522-2.html

 失踪後親戚に薫さんの名前で届いた年賀状で、差し出し人は薫さんなのですが、薫という字が間違っており筆跡も本人のものではありません。住所もそこに住んでいるのは別人でした。誰かが何かの目的で送ったとしか考えられません。
 花田さんの失踪は昭和54年(1979)11月24日で、家のテーブルに「釣りに行く」という書き置きを残したまま失踪しており、1週間後に(ボーガス注:花田家がある広島県大竹市から)30キロ以上離れた山口県柳井市大島大橋の近くで本人の自転車が見つかっています。ここまで本人が自転車で行くとは考えられません*23

 確かに不可解な事件であり「失踪が犯罪による物」であり「犯行実行者が捜査攪乱のためにやった可能性」はあるでしょう*24。ただし仮にそうだとしてもその犯行者が「北朝鮮工作員」などという根拠はどこにもありません。
 いずれにせよこの「年賀状や乗り捨てられた自転車の謎」が今さら分かるとも思えません。
 いつもながら荒木の与太には呆れます。


■記憶
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news220328521-7.html

 今中川さん*25とは幽明境を異にし、西村さんは浪人中です。何となく拉致問題の現状を象徴しているような気がします。

 中川の死は酒乱が、西村の浪人*26は「弁護士法違反や暴言」といった度重なる不祥事が原因ですから正直どちらも自業自得です。二人とも政治家になる資格のない人間でありそんな人間が拉致に関わったことが拉致敗戦の一原因でしょう。
 「有害政治家」中川や西村の現状は確かに「拉致問題の現状を象徴」しています(もちろん中川や西村を褒める荒木の言う意味はそう言う意味ではないですが)
 もちろん荒木特定失踪者問題調査会代表や西岡巣くう会会長、島田巣くう会副会長らにも拉致に関わる資格など全くありません。
 なお、「外務省を追放された田中均氏」「家族会を追放された蓮池透氏」「少なくとも安倍よりは拉致被害者5人の帰国に貢献したにも拘わらず何故か家族会に評価されない小泉*27元首相、福田*28官房長官」も「拉致問題の現状を象徴」しています。

 あのとき*29は「これで拉致問題は山を越えたのではないか」と思ったのですが、とんでもない間違いで、救出運動が始まってからこのときまでの3倍近い14年間がその後過ぎています。

 特定失踪者なんて明らかなデマで拉致解決を妨害してる輩が良くも心にもないことが言えるもんです。


■伝える 
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news220228520-1.html

最近理屈を語るだけでは不十分で、感情に訴える必要があるとあらためて痛感しています。

 荒木も拉致が風化してることを認めざるを得ないようですがそれはさておき。
 やれやれです。荒木ら巣くう会のどこに理屈があるんでしょうか。「拉致被害者家族(例:横田夫妻)が拉致被害者は生きてると信じてるから我々もそれを信じる」なんて感情論しかない連中がよくもそんなことがいえたもんです。むしろ感情論しかないからこそ風化したわけです。感情の力は瞬間的パワーはあっても持続性が乏しいことが多いですからね。恋愛なら「理屈じゃない」ということはありえても拉致問題のような政治的マターで「感情論しかない」なんて話になりません。今更感情に訴えようがないし、そんなことより「どう拉致問題を解決していくか」現実性のある具体的展望を論理的に示したらどうなんですかね。そうすれば拉致の風化も少しは止まるでしょう。そんなことをする意思も能力も荒木らにはないでしょうが。

去年の12月東京、今年3月福岡で行った政府の対北放送「ふるさとの風」と「しおかぜ」の共同公開収録は、出演してくれた皆さんが本当に思いを込めて歌い、また訴えてくれました。当時の対策本部の担当者が熱心だったこともあり、期待以上の成果があったと思います。

 マスコミはほとんど報道せず世間的に無名のイベントの何が「成果があった」んでしょうか。

 演劇なら「めぐみへの誓い」(劇団夜想会)とか、漫画『奪還を命ず』*30(曙機関)、あるいは小説『アキとカズ』*31(喜多由浩)など、既に様々な形で拉致に関わるものがあり、このようなことももっと広げていくべきです。

 すべて世間からはまったく相手にされていません。当たり前の話です。「ウヨの組織購入目当てで」三流のバカウヨがつくった駄作に人を感動させる力なんかあるわけもない。
 今井正『真昼の暗黒』(冤罪事件・八海事件が題材)、『橋のない川』(部落差別が題材)など一流の作る作品ならまだしも。


■並進路線
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news220028517-f.html
 並進路線に「核開発して経済制裁を受けながらながら経済建設なんて非現実的だ」と悪口するだけの記事です。その悪口がどう拉致解決に役立つのかと言いたい。
 小生が荒木の立場だったら「並進路線が非現実的だとしてこれを拉致解決にいかせないか」と思いますけどね。
 つまり
1)「核を放棄しないと経済制裁が終わらず、経済制裁に支障を来すから核廃棄すべきだ、並進路線は現実的でない」
2)「核廃棄したら米国が攻撃するかもと恐れてるのだろうがそこは我が日本がうまく、米国を説得する。米朝国交樹立や朝鮮戦争正式終戦など何らかの『北朝鮮の安全保障(?)』を実現する」
3)「また核廃棄したときには我が国も貴国にそれなりの経済支援をする」
4)「であるから、その見返りに拉致問題で何かいい回答を出してくれないか」
とでも交渉することを考えますね。ただただ「非現実的だ」と悪口しても何の意味もない。


拓殖大学海外事情研究所『朝鮮労働党大会について』(武貞秀士*32
http://www.kaiken.takushoku-u.ac.jp/column.html
 産経新聞や石丸次郎などウヨに「北朝鮮に甘い」呼ばわりされる武貞氏の文にコメントしてみましょう。

経済状況に改善があり、体制の基盤が固まったとの自信を持ったのでしょう。

 まあそうでなければ大会は開かないでしょう。もちろん「経済改善」といっても「もともとが発展途上国」の上「国連の経済制裁を食らってる」ので我々経済大国の国民の目から見ればちゃっちいものでしょうが。もちろんその程度の事は武貞氏もわかってるでしょう。

党中央委員会政治局常務委員として崔竜海党書記と朴奉珠首相が新たに選出され、5人体制になりました。軍、党、経済、外交の責任者をバランスよく常務委員にしたわけです。

 ちなみにウィキペディア朝鮮労働党」によれば、武貞氏が名前を出してる「崔竜海党書記と朴奉珠首相」以外の常務委員は「金正恩党委員長(国防第一委員長、軍最高司令官兼務)」「金永南最高人民会議常任委員長」「黄炳瑞国防委員会副委員長(軍総政治局長兼務)」です。
 「党=崔竜海」「経済=朴奉珠(化学工業大臣など経済関係ポストを歴任)」「外交=金永南(外相など外交関係ポストを歴任)」「軍=黄炳瑞」でしょう。で彼らの上司として正恩君がいると。

 党中央委員の129人の一人に、金正恩氏の実妹である金与正・党(ボーガス注:宣伝扇動部)副部長を選出しました。金与正氏はこれまで以上に重要な行事や会議を取り仕切ることになるでしょう。

 やはり「肉親は信用できる」つうことでしょうか。正恩君が33歳、与正氏が29歳ですから彼らはまだ若いわけで正恩君はともかく与正氏はそうそう「超重職」にもつけられないのでしょう。

 報告の内容で注目すべきことがいくつかあります。
「わが国は、侵略的な敵対勢力が核で自主権を侵害しないかぎり、先に核兵器を使用しないだろう」と述べました。相手*33核兵器を使用しなければ北朝鮮核兵器を使用しないという宣言です。
(中略)
 ただし、「自主権が侵害されないかぎり」という前提があります。北朝鮮は在韓米軍が韓国に駐留したり、米韓同盟が存続していたり、米韓軍事演習が行われることは、自主権の侵害になると非難してきました。ですから核政策の基本は変わっていませんが、世界に向けて宥和姿勢をアピールしたのでしょう。
 米国に対しては、「制裁を中止し、敵対政策を撤回し、朝鮮戦争の休戦協定を平和協定に転換し、在韓米軍を撤収させる」と従来の要求を繰り返しました。ただ「責任ある核保有国として核拡散防止の義務を忠実に履行し、世界の非核化実現に努力する」と米国に秋波を送っています。「核兵器のない世界」を強調してきたオバマ大統領に対して、伊勢志摩でのG7会議を前に、米朝は共通の目標を持っているとアピールした部分です。
 韓国に対しては、「民族自主、民族大団結、平和保障、連邦制実現が祖国統一の道を開くための方針だ」と対話姿勢を明確にしました。
(中略)
 権力基盤を固めた金正恩体制が、米朝協議を呼びかけ、統一に向けての対話攻勢の準備をはじめたことを示唆する党大会でした。

 まあそういうことになるんでしょうね。北朝鮮に悪口雑言したい人間からすれば「対話方針」というと「北朝鮮に甘い、ムキー」となるのかも知れませんが「北朝鮮は対話する気がない」とデマるよりはましでしょう。

「自主権が侵害されないかぎり」という前提

 つまりは「米韓軍が北朝鮮へ軍事攻撃(北朝鮮の表現だと自主権侵害)する危険性が極めて高くなったと判断したとき」は核先制攻撃することもありうるということでしょう。
 そこから「米韓軍による軍事攻撃の恐れがゼロか、大幅に低くならない限り核廃棄しない」「朝鮮戦争が正式に終戦し、米朝南北朝鮮間に国交樹立したり、米軍が韓国から撤退したりしない限り、攻撃の恐れが高いので核廃棄できない」という論理におそらくなるわけです。
 米国には「イラクフセイン政権を転覆した過去」があるので北朝鮮の感じる恐怖もわかる気はします。「本気で転覆する気があるかどうか」はともかく米国は国内タカ派の声もあり、公式には「北朝鮮政権転覆オプション」を確か廃棄してはいません。


■5.16 
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/516news21992851.html

 私の最も尊敬する人は朴正煕なのですが、そう思う最大の理由はおそらくこの5.16*34にあります。全てにおいて良い条件など一つもなかったときに、それでも自分の国を諦めなかった、だからこそ経済が驚異的に発展し、国際的地位も築くことができた。全く先の見えない状況でも諦めなかったことは私たちも少しは見習うべき*35だと思うのです。

 まあ荒木の場合、アンチ北朝鮮の極右だから朴チョンヒが好きなんでしょう。
 「苦しい条件で頑張って成果(朴の場合、経済的成長)をあげたから朴を尊敬します、独裁者でも尊敬します」というなら

・戦前、刑務所にぶち込まれながら転向せず、戦後共産党で活躍した徳田球一*36宮本顕治*37
文革時のどん底から改革開放で中国経済を成長させたトウ小平*38
文革期に中米国交正常化、中日国交正常化を実現した周恩来*39
・「赤いナポレオン」と異名をもつベトナム軍の英雄・ヴォー・グエン・ザップ*40

なども尊敬して当然でしょうが「反共主義」荒木は徳田や宮本、トウ小平周恩来ヴォー・グエン・ザップなどは尊敬してないでしょう。
 また「頑張ってる人」として「独裁者・朴」を上げる無神経にも唖然です。そこは「マンデラ大統領」とか異論のなさそうな無難な人上げればいいのに。
 なお、ウィキペ「張勉*41(朴のクーデターによって打倒された当時の韓国首相)」によれば

 朴正煕政権の初期の経済開発計画は張勉政権下の計画をそのまま転用したものであるとも言われている(池東旭『韓国大統領列伝:権力者の栄華と転落』(2007年、中公新書)83頁)。

そうなので朴評価は多少割り引く必要があるのかも知れません。


■女の闘い
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news219828515-f.html

 労働党大会でも注目された金正恩の妹金与正(ヨジョン)は宣伝扇動部副部長とのこと。その一方で妻の李雪主はちょっと影が薄いようです。
(中略)
 あらためて考えると金与正と李雪主の、小姑と嫁の闘いというのは結構韓流ドラマとしては凄いのではないかと思います。

 ばかばかしい。家族会が荒木について行ける理由が本当に分かりません。
 何がバカバカしいか。先ず第一に荒木は「小姑と嫁の闘い」(まあ、話の文脈からして単に仲がいい悪いではなく政治的抗争を意味してるのでしょうが)などという主張の根拠を何一つ提示していません。
 第二にそんな事と拉致問題の解決と何か関係があるのか。これまた荒木は「拉致解決にこういう意味で関係がある」という根拠を何一つ提示していません。

 金日成の最後の妻金聖愛も一時は権勢を振るっていました。金正日がそれに反感を持つパルチザン第一世代を利用して(あるいは利用されて)金聖愛を追い落とし自分が後継者になったのは有名です

 金聖愛についてはウィキペディアの記述を紹介しておきます。

金聖愛(ウィキペ参照)
 1969年1月、朝鮮労働党中央女性同盟委員長に就任。1970年代に入り組織の拡大とともに自らの地盤を固めると彼女は自分の子・金平一*42金日成の後継者にしようとし、金正日金日成の前妻・金正淑*43の子)と対立。
 しかし朝鮮労働党中央女性同盟による数々の越権行為や不正が明らかになったことから、1973年、金聖愛は一切公式の場所に出ることを禁じられ、失脚した。
 ところが1994年6月、突如公式の場に姿を見せ、海外メディアを驚かせる。同年3月に北朝鮮国際原子力機関IAEA)を脱退し核査察拒否を表明した問題に際して、危機感を覚えたアメリカが政府特使として同年6月ジミー・カーター元大統領を派遣。カーターは金日成と会談したが、その場に金聖愛も同席したのである。カーターは北朝鮮側から金聖愛を「朝鮮労働党中央女性同盟委員長」と紹介され、握手を交わしている。金聖愛は両者の会談前まで夫である金日成に秘書の如く付き従い、妻の立場で老齢の夫にあれこれ世話を焼くような様子を見せるなど、まさに夫婦として会話していたという。このため金聖愛は失脚後もある程度金日成と私生活を共にし、「朝鮮労働党中央女性同盟委員長」の肩書きの実態については全く不明ながら、「金日成の妻」の立場は維持していたものと見られる。この金聖愛の突然の再登場劇は、後継問題に関して様々な憶測を生んだが、翌7月に金日成が死去すると金正日が権力を継承。金聖愛は葬儀委員の名簿に名を連ねたものの、再び姿を見せなくなり、金日成の葬儀にも参列しなかった。以後公式の場に全く現れておらず、その動静も一切伝えられていない。生死も不明となっている。

「雌鶏が鳴くと家が滅びる」とか言いますが…。

 「お前らウヨの世界にも櫻井よしこ・国基研理事長、稲田朋美自民党政調会長中山恭子・日ころ党首とかいる*44のにそう言う事言っちゃう?。もしかして『稲田やよしこ、中山なんかがでかい面してたら組織(国基研、自民党、日ころなど)が終わっちまう』とか思ってる?」
 「拉致被害者家族の横田ママが、横田パパを完全に尻に敷いてるのもお前らもしかしてそう言う眼で見てるのか?」
 「安倍が『女性が輝く社会』と言ってるのにそう言う事言っちゃう?」
 「世界的にもクリントン国務長官*45(米国)、メルケル*46首相(ドイツ)、朴クネ大統領(韓国)、蔡英文*47総統就任予定者*48(台湾)、ルセフ*49大統領(ブラジル*50)などと女性指導者は珍しくない*51のにそう言う事言っちゃう?」ですね。
 今時こういう事言っちゃいますか。完全な女性差別暴言じゃないですか。
 どうせ「いや北朝鮮限定の話だ」とか言い訳するんでしょうが女性に対する差別意識がなければこういう事は言わない。そもそも思いつかないし、思いついても「言えば周囲が呆れる」程度の認識はあるので言わない。


■国基研『中国の「反日」との戦い方:西岡力*52に問う』富坂聡*53拓殖大学教授)
http://jinf.jp/feedback/archives/17816

・そもそもの論点は「中国に対して歴史戦を仕掛けるべく政府がそうした組織を立ち上げるべき」という西岡企画委員の提案――しかも話題の中心は南京大虐殺であった――であり、それに対し私が懐疑的であった
・敢えて言えば、ネットの中にすでに膨大な書き込みも見つかるこのテーマ*54を、いまあらためて取り上げる提案理由が解らない
・私がなぜ「中国に対して歴史戦を仕掛けるべく政府がそうした組織を立ち上げるべき」という西岡企画委員の提案に首をかしげたのか。
(中略)
 (ボーガス注:AIIB問題などを放置して)いまそれ*55を優先的に仕掛ける必要があるのかという疑問です。

 つまりは富坂は「南京事件否定論なんか世界に通用するわけねえだろ、つうか中国のことを議論しよう、つうならAIIBに日本としてどう対応するかでもまともに考えろよ」「南京事件否定論なんか、日本の株が下がって、中国の株が上がるだけだろ」と思ってるのでしょう。まあ富坂の言うとおりです。ただしそれで富坂が国基研メンバーってのはわけがわかりませんが。

 私は、日本人がよく「習近平*56は嘘つき」、「中国は信用できない」と怒る場面に接します。あまりに多いので普段は聞き流しますが、心の中でこう反論します。
 「あなたはまさか、信用しようとしていたのですか?*57
 「世界には中国に限らず信用してよい国などありませんよ」
 「国際社会において相手に誠実を求めるのであれば、こちらが相手を誠実にさせる力(これは単純に武力*58のこととは考えないでいただきたい)を持つことが最低条件ですよ」と。

 まあ全くもって正論ですね。
 「世界には中国に限らず無条件で信用してよい国などありませんよ(というか人間や企業だってそうですが)」
 「国際社会において相手に誠実を求めるのであれば、こちらが相手を誠実にさせる力を持つことが最低条件ですよ」。
 なお「誠実にさせる力」とは
1)「日本に対して誠実に応じないと日本から反撃や報復をくらうおそれがある」(これはもちろん武力に限りません、経済交流を縮小するとか色々あり得ます)
あるいは
2)「日本の主張は筋が通ってるし、日本は誠実な国家だと見なされてるので不誠実な対応をすると国際的評判が落ちる(これが俗にいうソフトパワーでしょう)」
とかでしょう。もちろん1)と言う要素(力のない正義は無力)も当然ありますが、一方で2)(正義のない力は説得力がない)と言う要素も重要でしょう。なお、2)という認識があるようにはとても思えないのが「南京事件否定論河野談話否定論などの暴論を主張する」産経や自民党極右議員、国基研、日本会議のような極右団体です。
 しかしこういう富坂が「国基研メンバー」というのは全くわけがわかりません。

 中国と(南シナ海で)争っていたベトナムはどうでしょうか。日本から大きな援助を獲得したにもかかわらず中国とは完全に友好関係を取り戻し、軍事協力の約束までしています*59。対中貿易でも大きな利益を上げるようになり(元々ベトナム貿易赤字であった)、アメリカとの関係もより強化しています。またロシアからは大量の武器を購入し、つながりを深めています。

 「ベトナムったら本当に外交上手なんだから、それに比べてニッポンは(がっくり)」と嘆きまくる富坂です。
 まあ、所詮「国基研メンバー」「拓殖大教員」のウヨですがそれでも「他の国基研メンバーとは違い」富坂には「中国が世界でのしてるのに打倒中国とただ叫んでもどうにもならんわ、ましてや南京事件否定論なんて話にならん」「ベトナムが反中国だと思ったら大間違い」と思う程度の知能はあるようです。ただし、それで国基研メンバーってのはわけがわかりません。

少なくとも日本が自らの敗北を「中国という無法者が隣にいる不幸」という甘えた発想に逃げ込む限り敗北は続きます。
 南京大虐殺ユネスコの記憶遺産に登録されてしまったという敗北も、まさにこの流れに位置づけられます。

 別にあの資料登録は「敗北」じゃないですよねえ。あれが敗北なら「原爆ドームの登録」や「アンネの日記の登録」「アウシュビッツ収容所の登録」も「米国やドイツの敗北」でしょう。
 極右はともかくそれ以外にとっては「良識の勝利」でしかない話です。

 そしていま中国は日本からプルトニウムを取り上げるという新たな動きを、国連を舞台に本格化させています。これはかつて私自身も中国がいずれこの分野に踏み込んでくると警告したことがありますが、中国の目的は日本の核武装の可能性を完全に断つことです。

 そもそも「核武装の可能性を完全にたつ」も何も日本がNPTに加入してる以上、中国の思惑に関係なく「NPTを脱退しない限り」合法的には核武装できないんですが。
 まさか「加入しながらこっそり開発しよう(勿論違法行為)」とでもいうのか。それとも「早く脱退しよう」というのか。どっちにしろ現実的じゃないでしょう。
 かつ日本の核武装を望んでる国なんてどこにあるのか。何も中国に限らず、台湾だって韓国だって北朝鮮だってロシアだってそんなん望んでないでしょう。米国すら望んでないんじゃないか。
 日本のプルトニウム保有だって少なくとも建前は「プルサーマル高速増殖炉などプルトニウムによる発電目的*60」です。「プルトニウム発電で必要だから保有してるのに中国は因縁つけるな」ならまだしも「核兵器を持ちたいのに中国が因縁つけてる」なんて反論したら正気を疑われます。

「いざとなれば日本も核武装ができる」と外国から見なされ、安全保障の観点から一定の抑止効果を果たしてきたのが、日本が大量に保有しているプルトニウムの存在です。

 そういう無法な行為はやめた方がいいと思いますけどね。大体何度も言うように建前は「プルトニウム発電」のわけですし。そう言う無法な行為に「無法は辞めろ」と中国が言うことに何の問題もないでしょう。

中国はいま、日本のプルトニウムの大量保有に対しその正当性と必要性を厳しく問い始め、日本の一つの選択肢を奪おうとしているのです。

 核保有についてはもちろん「プルトニウム発電」についても否定的な小生的には、「選択肢とやらが奪われても」何一つ問題はないですね。別に「頑張れ中国」という理由もないですが「中国はプルトニウムの件で日本批判するな」という理由もない。
 まあ「積極的に中国応援する意志もないけど、核武装反対派、プルトニウム発電反対派として論理的には中国に共感するから中国批判する気になんない」つう話です。
 そもそも富坂の大好きらしい「損得勘定」から言えば日本が核保有すること(あるいは核保有するかも知れないと周辺諸国から危険視されること)は「野蛮国家ニッポン」というイメージを世界に流布し極めて損でしょう。核兵器など保有してもおいそれと使える兵器ではないし、またそれをやれば確実に「台湾や韓国が核保有に動き*61」かつ「中露や北朝鮮核武装を強め」極東の安全が脅かされるでしょう。NPT体制が崩壊し問題は「極東」にとどまらない恐れもあります(まあ、損得以前に小生は道徳的見地から核武装を支持しませんが)。

中国との歴史戦の戦端を開けとけしかけた人々はこの代償として日本国にどんな戦果をもたらしてくれるのでしょうか。

 まあ日本の評判が落ちただけですよね。南京事件にせよ慰安婦にせよ「日本は昔すまんことをしました」つうだけの話なのに何で「中韓の捏造」なんて居直るのか。居直ってもどうしようもない。

 「この問題は損得ではない。言うべきことは損をしても言う」というのであれば問いたいのですが、日本はすべての「言うべきこと」を中国以外の国に対して言っているのでしょうか。個々人のレベルでも同じですが、街で出会うこと、接することのすべてに正義を実践しているでしょうか? 損得との取引はしていないのでしょうか。

 まあ、おっしゃるとおりで「道徳も大事」ですが、損得勘定は重要です*62。損得勘定が重要だから、たとえば世界の国のほとんどが「中国との交易の利益」を考えてダライラマなんか相手しないわけです(例はダライでなくてもいいですが)。id:Mukke風に言えば「ノルウェーに霞を食えとは言えない」「英国に霞を食えとは言えない」「フランスに(以下略)」「ドイツに(以下略)」などという話です(苦笑)。
 この「厳然たる事実」はid:MukkeやI濱女史が悲憤慷慨しようがどうにもならない。そしてid:MukkeやI濱女史は

すべての「言うべきこと」を中国以外の国に対して言って

などいないし

街で出会うこと、接することのすべてに正義を実践

などしていないわけです。単に連中はただのアンチ中国、そしてチベット愛好家に過ぎません。
 もちろん「歴史戦」などという産経の与太についていえば「道徳的見地からも間違っている」わけですが。
 しかしここまでいう富坂が「国基研メンバーであること」は理解できません。もちろん富坂なりの「損得勘定」があるのでしょうが何が「お得」なんでしょうか。

 中国が昨年「抗日戦争勝利70周年」を強調した背景には「国連における日本の位置づけをはっきりさせる」という目的がありました。もっともこのイベントの意味は途中で大きく変わっていったのですが、当初の目的は「日本が国連の敵」であることを世界に再認識させることでした。

 中国の思惑に関係なく「戦前日本を否定すること」が国連の前提ですから「日本のした戦争は間違ってない」「東京裁判こそが間違ってる」なんていったらこれは「日本は国連の敵」以外の何物でもありません。

 敵国条項がいまも生きていると解釈(中国の思惑通り)できれば、連合国――敢えてこう書きます*63――の「敵国であった国*64が、戦争の結果確定した事項*65に反したり、侵略政策を再現する行動*66を起こした場合、該当する国が起こした紛争に対して、自由に軍事制裁を課する事が容認されている」ことになります。

 さすがに敵国条項を理由に日本に軍事攻撃を仕掛けるほど中国も無茶じゃないでしょう。
 なお、「中国が敵国条項を理由に(中略)」というなら形式論理的には何もその危険性があるのは中国だけでなくたとえばロシアもそうです。

【追記】
 なお、この富坂の批判「南京事件否定論なんか宣伝することに意味があるのか」には西岡が『富坂企画委員に答える』(http://jinf.jp/feedback/archives/18530)で反論(?)しています。
 その反論は「南京事件否定論という中国相手の歴史戦には意味がある、勝ち目がある」という与太であり話になりませんが。富坂も心底呆れてるでしょう。


■ディズニーシー 
http://araki.way-nifty.com/araki/2016/05/news21932859-55.html

 前に大学の授業で「北朝鮮というのはディズニーシーのようなところだ」といったことがあります。ディズニーランドもそうですが、あの作り物感が北朝鮮と似ていると感じたので。

 荒木にとって「北朝鮮はテーマパーク、遊園地みたいだ」というのはお気に入りのフレーズらしくて前も似たような事言ってましたがそれはさておき。
 ばかばかしいですね。もちろん「北朝鮮のすばらしさ」として宣伝するところには、大なり小なり荒木のいう「作り物感」つまり誇張はあるでしょう。
しかし

http://www.funkyblog.jp/2011/11/post_690.html
 最初の渡航の時にこの遊園地に来た。
 当時は浅草の「花やしき」に毛が生えたようなもので、まあワシもそんなつもりで現地の女の子と一緒に乗り物乗ったりしたものだ・・・
 しかしここに来てそれが恐ろしいほどリニュアルオープンし、毎日全国から観光バスが乗り付けるほどの観光名所になったと言うので行って来た。
 いや〜「花やしきに毛が生えた」もんがいきなり「ディズニーランドから毛が抜けた」ぐらい凄いもんになったので驚きである。
(中略)
 ワシがこの番外編で一番言いたいことは、経済制裁を受けている国なんだからきっと人民はぴーぴー言ってるだろうと思ってたら、物は減るどころが逆に増えているし、人民は豊かになって笑顔と活気に溢れている。
 こんなことを書くとまた何もこの国のことをわかっちゃいないアホな評論家とかが、「それはそのように見さされているだけなんです」と言うかも知れんが、お前ら日本でぬくぬく座って得てる情報だけで物を考えとるから日本は「後ろにところてん押し出し機のような穴がいくらでも開いてるのに、経済制裁したらそれでええやろとばかりちゅーっと圧力かけて、 実は後ろからだらだら流れ出てる〜」っつうこともわからんのじゃボケー!!と声を大にして言いたくなる。
(中略)
 日本がこの3年まるで北朝鮮に興味がなかったその間に、エジプトや、特にお隣の中国が湯水の如く金を投資して、そして豊かになった人民が中国のモノを買って還元してゆく。
(中略)
 まるで全てを塗りつぶして発展して来た中国みたいに、この国は今ある種の「バブル」のまっただ中である。
PS.アホな評論家のみなさん!!
 農村では飢餓で死んでゆく人がたくさんいるからと言って、だから都市部がバブルであることを否定する理由にはなりません。
 少なくとも平壌がどのような状況であるのか、それはあんた自身が自分の目で、肌で確かめなあかんのとちゃうの?!!

ファンキー末吉氏が言うように「全て誇張だ」と見なすのも大間違いでしょう。
 しかしこんな「ただの極右活動家の放言」を授業として受講してる学生も何考えてるんですかね。
 「選択科目でなくて、必須科目だから仕方がない」のなら仕方ないですけど。

 今回外国から行った記者団が電線工場や平壌産院とか見せられてます。行きたかったアトラクションに入れずにどうでも良いところに連れていかれているような気分でしょう。

 どうなんですかねえ。ただ「電線工場や平壌産院」がお目当ての所でなくても優秀な記者なら「何か得るものはある」んじゃないか。

 朝鮮半島研究者の端くれとしては真面目に論評した方が良いのかも知れませんが

 自分の物言いが不真面目で不謹慎であることは荒木も自覚してるようです。だったらまじめにやれって話ですが、よく考えたら「まじめな物言いで内容もまとも」なんてもんは荒木には1度もないのではないか。

 ディズニーシーの中を王様の格好をした人が歩いてきて「わしが世界を征服するのじゃ」とか言ったとしても、本気にする人はいないでしょう。

 「はあ?」ですね。少なくとも金正恩君の発言はそこまで無茶苦茶なもんではないでしょう。むしろ荒木の「特定失踪者の与太」が「ディズニーシーの王様」云々にあたる暴論でしょう。

 考えるとすれば「ここでこういうエキストラが出てくるのはどういう意味があるのだろう」ということです。

 そんな事は荒木に言われなくても皆考えてることですよねえ。
 北朝鮮に限った話じゃありません。どこの国の政府、どこの国の企業、何でも同じでしょう。
 それが真実かどうか、嘘ならば真実は何なのか、だけでなく「真実でないとしたら何故嘘をついてるのか」なんてのは普通に考えることです。
 たとえば小生も専門家じゃないので無知ですが歴史学の分野に「偽書研究」「偽家系図*67研究」というのがあります。
 「真実の追究」と言う意味では「偽書や偽家系図*68」を研究しても意味はない。「シオン賢者の議定書」「竹内文書」「東日流外三郡誌」「田中上奏文」を研究しても偽書なんだから真実なんか分からない。
 ただし「その偽書は誰が何の目的でいつ作ったのか」を研究し結論を得ることは常に意味があるとは言いませんが、時として「意味があること」のわけです。
 たとえば「徳川家康は何の目的でいつから、自らが源氏の末裔であるという家系図捏造を行ったのか」なんてのは徳川氏について知る上で重要なことかも知れない。
 「田中上奏文」を誰がいつどんな目的でつくったのかを知ること*69歴史学的に重要なことかも知れない。

 ちなみに授業で後の学生からの質問を書かせたところ「自分はディズニーシーでアルバイトしているが、そんなところではありません」というのがありました。

 本当にそんな学生がいるんですかね。まあ、「おふざけが過ぎるのでまじめにやって下さい、それでも研究者、教育者の端くれですか」「そんな与太話は新橋ガード下の飲み屋ででもやって下さい」なんて書いたら荒木が怒り出すだけですし、適当なこと書いて提出したって事でしょうか。
 まあ荒木相手にまともな質問しても空しいし、とはいえ「質問しないで低評価も嫌だ」てことでしょうか。
 見ようによっては「荒木に対するやんわりとした批判」と見ることもできます。荒木がその批判をまともに受け止める意思も能力もない事は確かですが。

*1:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*2:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相など歴任

*3:小生は中傷とは思いませんが。

*4:著書『蓮池流韓国語入門』(2008年、文春新書)、『私が見た、「韓国歴史ドラマ」の舞台と今』(2009年、講談社)、『半島へ、ふたたび』(2011年、新潮文庫)、『夢うばわれても:拉致と人生』(2011年、PHP研究所)、『拉致と決断』(2015年、新潮文庫

*5:なお、蓮池氏は新潟県立柏崎高校卒。

*6:「働く女性の全国センター」元代表。著書『高学歴女子の貧困:女子は学歴で「幸せ」になれるか?』(共著、2014年、光文社新書)、『ぼそぼそ声のフェミニズム』(2019年、作品社)

*7:正確には「顔と名前ぐらいは知ってる程度の子ども・マサオちゃん」ですね。前後の文脈から分かると思いますが全く面識がないわけではありません。

*8:最近では俺相手に何か言うことは分が悪いと思ってるのか攻撃どころか「あんな奴相手にしない」として黙りです。

*9:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*10:海部内閣国土政務次官森内閣建設政務次官小泉内閣外務副大臣を歴任。2005年の衆院選挙は出馬せず政界引退。2012年にがん病死(享年81歳)。

*11:共和党大統領候補

*12:ダバオ市長を経て次期フィリピン大統領

*13:中曽根、羽田内閣農水相を務めた農水族議員。

*14:そもそも日本の真珠湾攻撃で日米戦争が始まったことを考えれば沖縄戦専守防衛とは言えませんが。むしろ「先に戦争を起こした場合、勝てればいいが負けたらどこまでも悲惨な目にあうことがある」と言う意味で「専守防衛の重要性を教える事件=沖縄戦」でしょう。

*15:北朝鮮相手にそんなことはありえませんが

*16:戦前沖縄最後の県知事。警察部長・荒井退造とともに県外疎開をすすめ多くの県民の命を救ったとされる偉人。

*17:ただし、この文を起草したのは長野英雄作戦参謀で、『生きて虜囚の』の文は長勇参謀長が付け加えたものだと言われる。

*18:歩兵第一連隊には226事件の実行犯である丹生誠忠中尉、栗原安秀中尉、林八郎少尉(いずれも後に死刑判決)がいた。なお、当時の歩兵第一連隊長の小藤恵大佐は責任を取らされて予備役編入されている。小藤以外の師団長、旅団長、連隊長も予備役編入処分を受けている(ウィキペ「226事件」参照)。

*19:もちろん「骨で帰ってこい(戦死してこい)」と言う意味

*20:一方で『自宅に酔っ払いが表札の「牛島」を「牛鳥」と読み間違え、料亭と間違えて上がって来た事があったが、牛島は嫌な顔をせずに酔っ払いと深夜まで飲み明かしたという』など「人情家だった」という指摘もウィキペディアにはありますが。「人間の多面性」といったところでしょう。

*21:牛島訓辞にせよ湯浅訓辞にせよウィキペやブログ記事に明確な出典が示されてないところが少し不安ですが。

*22:歩兵第三連隊には226事件の実行犯である野中四郎大尉(山下奉文陸軍省軍事調査部長(少将)に自決を促されたこともあり、自決)、安藤輝三大尉、坂井直中尉、高橋太郎少尉(いずれも後に死刑判決)がいた。なお、当時の歩兵第三連隊長の渋谷三郎大佐は責任を取らされて予備役編入されている。渋谷以外の師団長、旅団長、連隊長も予備役編入処分を受けている(ウィキペ「226事件」参照)。

*23:ただ1時間10㎞として考えれば3時間かければいちおう花田さん本人が行くことは物理的に可能ですが。

*24:勿論そうだとは断定できません。佐々木薫さんについていえば「失踪とは無関係の愉快犯によるいたずら」の可能性があります。花田さんについていえば、彼の自転車が盗まれて30㎞先に乗り捨てられたが、乗り捨てた人間は失踪とは無関係という可能性があります。

*25:小渕内閣農水相小泉内閣経産相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、麻生内閣財務相を歴任

*26:浪人って未だに政界復帰する気なんですかね。勘弁して欲しい。

*27:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*28:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*29:小泉訪朝による拉致被害者5人の帰国のこと。

*30:2007年、宝島社

*31:2015年、集広舎

*32:著書『金正恩北朝鮮・独裁の深層』(共著、2013年、角川oneテーマ21)、『東アジア動乱:地政学が明かす日本の役割』(2015年、角川oneテーマ21)、『なぜ韓国外交は日本に敗れたのか』(2016年、PHP新書)など

*33:米軍のこと

*34:朴チョンヒの軍事クーデターのこと

*35:あきらめないことは大事ですが一方で「間違った方針に固執すること」は愚かな事です。

*36:日本共産党書記長

*37:日本共産党書記長、委員長、議長を歴任

*38:国家中央軍事委員会主席(党中央軍事委員会主席兼務)

*39:首相

*40:ベトナム国防相ベトナム人民軍総司令官を歴任

*41:駐米大使、副大統領、首相など歴任

*42:金正日金日成死後、後継者として国防委員長、朝鮮労働党総書記、朝鮮人民軍最高司令官に就任)との後継者争いに敗北。ハンガリー大使、ブルガリア大使、フィンランド大使、ポーランド大使、チェコ大使を歴任

*43:朝鮮民主女性同盟初代委員長

*44:野党側にも「山尾志桜里民進党政調会長」「蓮舫民進党代表代行」「福島瑞穂社民党副党首」などがもちろんいるわけです。

*45:民主党大統領選挙候補就任がほぼ確実

*46:コール政権女性・青少年問題担当相、環境・原子力安全担当相、キリスト教民主同盟 (CDU)幹事長などを経て首相。メルケルの首相在位(2000〜)も10年に及びますがドイツ社民党の巻き返しはなるんでしょうか。なおドイツの首相はほとんどが5年以上(16年のコール、13年のアデナウアー、8年のシュミット、5年のシュレーダー)、短い人(エアハルト、キージンガー、ブラント)でも3年以上はやってますので日本の基準で考えれば全員長期政権です。

*47:陳水扁政権で副首相

*48:まだ現在の総統は馬英九氏です。

*49:ルラ政権鉱山エネルギー大臣、官房長官を経て大統領

*50:リオ五輪前にも拘わらず政情不安(与党の金銭疑惑を理由に、野党によって大統領の職務が執行停止された)と言う事で最近よく報道されるのでルセフのことはご存じの方も多いかと思います。荒木だとブラジルの政情不安について「雌鳥が」とか言っちゃうんですかね。

*51:とは言えまだ少ないのも事実ですが。

*52:著書『日韓「歴史問題」の真実:「朝鮮人強制連行」「慰安婦問題」を捏造したのは誰か』(2005年、PHP研究所)、『朝日新聞「日本人への大罪」:「慰安婦捏造報道」徹底追及』(2014年、悟空出版)など

*53:著書『中国の地下経済』(2010年、文春新書)、『中国人民解放軍の内幕』(2012年、文春新書)、『中国は腹の底で日本をどう思っているのか』(2015年、PHP新書)、『習近平の闘い:中国共産党の転換期』(2015年、角川新書)、『中国共産党腐敗の黒幕:権力中枢にひそむ風水師』(2016年、角川新書)など

*54:南京事件否定論のこと

*55:南京事件否定論のこと

*56:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て国家主席、党総書記、国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*57:まあ、富坂も本当はよく分かってるでしょうが単に『反中国右翼』が中国を罵倒したいだけの話です。最初から信用などしていない。

*58:普通武力とイコールとは考えないでしょうが、国基研の連中はそうなのでしょう。

*59:なお,ベトナムはAIIBにも参加しています。

*60:ただし相次ぐ事故とそれによって盛り上がった反対運動によってプルトニウム発電計画は挫折しています。

*61:あるいは核保有まではしないまでも、富坂の言う「核保有の意志があるかのように見せるためのプルトニウム保有」に動くかも知れません。富坂の立場ではそれを批判することはできないでしょう。

*62:勿論富坂が「損得勘定がおかしい」と批判する西岡にしても損得勘定はしているでしょう。西岡の損得勘定と富坂の損得勘定が違うだけです。

*63:「敢えて」て、「連合国は中華民国だもん!」とでも言いたいんでしょうか。

*64:日本のこと

*65:中国や台湾の主張では「尖閣は中国領」、ロシアの主張では「北方領土はロシア領」。

*66:まあ日本が北方領土に対して軍事攻撃でも仕掛けない限り単に口頭での主張に過ぎないなら「侵略の再現認定」されることはまずないんじゃないか。まあ、そんなバカ(軍事行動)したら敵国条項以前にロシアが個別的自衛権を日本相手に発動でしょうが。

*67:たとえば徳川家康が源氏の血筋であるなんてのは明らかに家系図捏造のわけです。

*68:ただし偽書かどうかは時に判断が難しいときもあるでしょうが。

*69:とはいえもはや知ることが無理だと思いますが