今日の産経ニュース(2/22分)(追記・訂正あり)

■【北朝鮮情勢】労働新聞、韓国大統領を「老女」と攻撃 朴槿恵氏は「金正恩」と呼び捨て
http://www.sankei.com/world/news/160222/wor1602220050-n1.html
 労働新聞の悪口雑言が品位に欠けることを「認めた上」での話ですが「朴クネというのもつまらん、くだらん政治家だ。まさに韓国の安倍晋三(親の七光り以外に何もない)だな。前任者達と比べて相当レベルが低い」と改めて思いますね。こういう時に「金正恩国防第一委員長」と呼べば「朴クネも利口だな」と見直されるのにねえ。
 まあ、「教科書国定」なんて馬鹿な事を言い出した時点で「ろくでもない政治家」「韓国はマジでやばいんじゃないか」とは思っていましたが。


■【主張】北朝鮮の独裁者をたたえる教育内容や朝鮮総連影響下の学校運営…朝鮮学校補助金、妥当性欠く支給は見直せ
http://www.sankei.com/column/news/160222/clm1602220001-n1.html
 いい加減「産経の暴論」にはうんざりですが、一応、批判コメントしておきましょう。そもそも産経の主張自体、事実かどうか怪しいですが、仮に事実だとしてもそんなことは「朝鮮学校に対する外部*1からの批判」の理由にはなっても、「補助金を出すな」なんて権力の無法を正当化する話にはなりません。
 そもそも「教育内容」云々と言い出すのは思想差別や「行政の教育への不当介入」以外何者でもないでしょう。もちろん「朝鮮学校限定」でも俺はこんな無法を認める気はないですが、これを「朝鮮学校限定だ」なんて思ったら甘すぎる。最終的には「反日的な学校には補助金を出すな」に行き着くことは目に見えてるわけです。朝鮮学校への差別行為に反対しなければ次に「韓国学校や華僑学校」など別の学校にターゲットがなる可能性は否定できないでしょう。


■安倍自民なぜ一強? 「経済傾くと政権も…」の定説揺らぐ
http://www.sankei.com/politics/news/160222/plt1602220038-n1.html
 「経済が傾いても支持率はそんなに落ちてない!」と「自慢(?)してるつもり」のようですがその結果、「経済が傾いてること(つまりアベノミクスの挫折)」を事実上産経が認めてるのは実に滑稽だと思います。「安倍応援団」産経ですら「経済の傾き」を認めざるを得ないのでしょう。
 ただ確かに経済が傾いてるとは言え、幸か不幸か、今のところ安倍が「リーマンショックほどのダメージじゃないから予定通り消費税10%増税する」と放言できる程度の傾きのわけです。これが「10%増税をあきらめる」と安倍が言わざるを得ない程の傾きになればさすがに支持率も大幅にダウンするでしょう(もちろん景気がそうなって欲しいと言う話ではないですし、景気動向に関係なく安倍の支持率など落とさないといけませんが)。そう言う意味では「経済が傾いても支持率はそんなに落ちてない!」と「自慢する」のは気が早すぎるでしょう。いずれにせよ産経ですら「経済の傾きを認めてる」んだからもう「アベノミクスの挫折」は「争いのない事実」といっていいんじゃないか。


■【北朝鮮情勢】米朝が非公式に接触 北は「非核化」協議を拒否、核実験強行
http://www.sankei.com/world/news/160222/wor1602220048-n1.html
 「我々は交渉する気だったのに北朝鮮が蹴ったんだ、だから悪いのは北朝鮮なんだ、制裁も仕方ないんだ」という米国国務省の言い訳です。
 そうした言い訳の是非*2はともかく
1)米国国務省がそうした言い訳をする
ということがまず面白いですね。
 米国国務省も「制裁一本槍でなくて北朝鮮と交渉したらどうなのよ?」という国内外の批判をそれなりに気にしてるのでしょう。この辺りは「打倒北朝鮮」を無邪気に叫ぶ巣くう会とは大分違うわけです。
 次にこの言い訳が事実だとしても北朝鮮側は「米国が交渉に値しない態度だったから蹴っただけ、悪いのは米国だ」と反論するでしょうが「交渉が事実だとすれば」いずれにせよ
2)米国も単純な北朝鮮打倒論ではない
ということです。

*1:もちろん「権力者たる」国(文科省)や自治体、あるいは在特会のようなゴロツキ右翼がそう言うことを言うのは恫喝でしかありませんのでここでいう批判とはそうした恫喝ではない「まともな普通の批判」を意味しています。

*2:もちろん「少なくとも北朝鮮は」そんな言い訳を認めないでしょう。