今日の産経ニュース(2/24分)(追記・訂正あり)

■早川英男元日銀理事、中国の資本規制「他に手がなく賛成だが、指導部のメンツ立たなくなる」
http://www.sankei.com/economy/news/160224/ecn1602240052-n1.html
 早川氏の主張「資本規制」の是非は素人の俺には分からないのでコメントしません。興味深いのは早川氏のようにまともな人間なら「中国経済がどうなっても知った事じゃない」なんて馬鹿な事は言わない、むしろ「中国経済を何とかしないと世界経済がやばい」と主張すると言う事です。当たり前の話ですが。この産経記事も珍しく「中国経済を何とかしないと」というまともな記事です。


■【米大統領選】なぜ人気?トランプ氏 指名争い3連勝 切り札は「主流派への反感」「現状への怒り」
http://www.sankei.com/world/news/160224/wor1602240044-n1.html

(ボーガス注:現在トランプ氏、クルーズ氏に次ぐ3位の)ルビオ氏は逆に、同じ穏健保守のジェブ・ブッシュフロリダ州知事が撤退したことを受け、トランプ氏に抵抗して党の統一を図る存在になろうとしている。
(中略)
 CNN調査ではここ数日でルビオ氏への支持を決めた有権者が多く、ブッシュ氏撤退の効果とみられる。投票に当たり「勝てる候補」を選ぶと答えた24%のうち、過半数の51%がルビオ氏を支持。当選可能性を重視する有権者がルビオ氏を志向していることも分かった。

 まあ、ルビオなる人物がどういう人物か知りませんが「トランプやクルーズに比べたら」勝てる候補ではあるのでしょう。
 しかし産経記事を信じるならば「勝てる候補より俺が支持したい候補だ→トランプ」「勝っても民主党と変わらないんじゃ意味がない、それなら負けても構わない→トランプ」という恐ろしい事態になっているようです。


■【主張】民主と維新 政策なき合流に新味なし
http://www.sankei.com/column/news/160224/clm1602240001-n1.html
 少なくとも現時点においては小生は「民主・維新合同論」に特に魅力は感じませんが一方で反対する理由もない。まあ、産経が言うように「維新のメンバーのかなりの部分=民主離党組(たとえば代表の松野氏(鳩山内閣官房副長官))」なんだから率直にいって「元のさやに戻っただけ」であって「有害なものも生まれないかわりに大きなプラスの変化が生まれるようにも思えない」わけです。「可もなく不可もなく」てことですね。
 それはともかく産経のこういう記事は「民主・維新の合同なんてろくなもんじゃねえ」と非難し、自民をアシストしようという党利党略でしかない。それは産経が本心では「民主・維新合同を恐れてる」ということでもあるでしょう。

政府与党側には、閣僚の疑惑*1や若手議員の不祥事*2が相次ぎ、ゆるみが目立つ。そういう時に、野党も一緒になって緊張感を欠いていて*3どうするのか。

 言ってることが意味不明ですね。「解決策として適切かどうかはともかく」このままでは民主党(あるいは維新の党)の展望が見えないという危機感があるからこその合同論でしょうに。

*1:主として甘利疑惑のことか?

*2:例の不倫議員のことか?

*3:むしろ「自民応援団」産経的には民主党に緊張感がない方がありがたいのでは?