今日の産経ニュース(3/4分)(追記・訂正あり)

■ブラジル汚職事件、ルラ前大統領を拘束 政権に大打撃
http://www.sankei.com/world/news/160304/wor1603040040-n1.html
 「ニクソン*1大統領のウォーターゲート」「田中角栄*2前首相のロッキード」並みの大事件なのでしょう。今後のブラジル政治がどうなる事やら。


■【産経抄広岡浅子も強かった 3月4日
http://www.sankei.com/column/news/160304/clm1603040003-n1.html
 小生が「囲碁で有名な歴史上の人物」として思い浮かぶのは大久保利通*3ですね。

参考

https://www.pref.kagoshima.jp/ab23/reimeikan/josetsu/bumon/history/meiji/kgs06_s2_2.html
 囲碁は大久保の趣味の一つであった。大久保は、島津久光に接近するため久光の好きな囲碁を習い始めたといわれる。
(中略)
 大久保の日記には、碁に関する記事がよくみられ、碁の相手に伊藤博文*4五代友厚黒田清隆*5松方正義*6等多くの名前が書かれている。大久保には昭和43年日本棋院から、名誉7段の免状が与えられた。

http://www.yodajuku.com/?boss=%e5%9b%b2%e7%a2%81%e9%a2%a8%e9%9b%b2%e9%8c%b2
 明治100年の記念行事が各地で行われた昭和42年のこと、鹿児島の人々から西郷隆盛*7に名誉段を追悼してほしいと日本棋院に要請があった。
 西郷は自決する直前、城山の洞窟で碁を打っていた、あるいは部下の碁を従容として観戦していたという伝承がある。その証拠が次の詩だという。
 百戦無功半歳間 首邱幸得返家山 笑儂向死如仙客 尽日洞中棋響閑
 棋響は碁石の響きである。
 この詩は洞窟の近くに刻みつけられてあったもので、杉聰雨(従軍記者)の作とされている。
 これを題材にした錦絵もある。
 日本棋院はその要請に快く応じ自決の九月二十四日付で西郷に名誉七段免状を贈った。
 するとそれを伝え聞いた大久保利通の関係者から、西郷に名誉七段を贈ったのなら大久保にも同様にしてほしい。
 西郷は碁を打ったかどうかも確かではないが、大久保は明治の棋家に好意を尽くしたのだからと。日本棋院はその申し出にも快く応じた。
(中略)
 鹿児島では大久保より西郷のほうに人気がある。
 それはともかく、大久保が明治の碁打ちを愛したのは事実だった。
 本因坊秀栄全集の中に明治九年四月から十年一月にかけて大久保利通邸で打たれた林秀栄と中川亀三郎の一連の対局譜が収められている。


■【速報!なでしこ中国戦】(2)あぁパスミス…一瞬の隙突かれ中国に先制許す 0−1
http://www.sankei.com/west/news/160304/wst1603040083-n1.html
 やはり予想通り「なでしこジャパン終了のお知らせ」のようです。1位が豪州、2位を「中国、韓国、北朝鮮」が争うことになるのでしょう。
 こうなったらNHK「なでしこジャパン」の視聴はせず、今テレビ東京が放送している「もう一つの世界大会」「昨日、キャプテン福原愛が活躍し、最低でも銅メダルが確定した」卓球女子を応援したいと思います。
 今日の準決勝「北朝鮮戦」(なおグループリーグでは北朝鮮に勝利)は多分「順当にいけば勝てる」でしょう。まあ、「昨日の準々決勝で、ドイツにグループリーグで負けた日本が雪辱を果たしたように」北朝鮮に雪辱される可能性もゼロではないですが「なでしこジャパンの五輪進出」よりは卓球女子の方が期待が持てそうです。そして決勝で中国への勝利を念願しましょう。

【追記】
1)といいながら「世界卓球のCMの時間」になでしこを見ていますが「後半、中国が1点追加し」2−0です。これは圧倒的に中国有利ですね→日本が1点返して「2−1」になりました。→しかしやはり負けました。これで「中国2勝1分け」「日本2敗1分け」であり日本の五輪出場はほぼ消えました。
2)世界卓球第1戦は伊藤美誠が敗れました。やはり準決勝に進出するだけあって、そして相手の伊藤が「まだ15歳で経験不足」ということもあって北朝鮮もそうそう簡単に日本には勝たせてくれないようです。
 第二戦は福原に次ぐベテラン・石川佳純です。今度は石川が勝利。1対1の五分に戻しました。
 第三戦は福原愛が勝利。王手をかけました。第四戦はまた伊藤です。伊藤が雪辱できるか、それとも負けてしまうのか。ほぼ互角の戦いだったかと思いますが伊藤が勝利。雪辱を果たすと共に決勝進出を決めました。
3)3/7の中国対韓国戦で中国が勝利しました。これで日本の五輪出場は完全に消え、また中国がほぼ出場に王手をかけたといっていいのでしょうね。


■【速報!なでしこ中国戦】(7)なでしこ1点届かず 五輪切符は絶望的
http://www.sankei.com/west/news/160304/wst1603040092-n1.html
 サッカーに知識も興味もない小生ですが、「沢の引退後がこの結果」ですから
1)ベテランは力が衰え
2)若手は育たず
3)一方中国が急成長
ということなんでしょうかね。


■【サッカー】残り2試合に連勝しても… 絶望的な日本女子のリオ五輪出場
http://www.sankei.com/sports/news/160304/spo1603040023-n1.html
 残り2試合に連勝しても「日本より今有利な地位にある中国、北朝鮮、韓国」が連敗してくれないと駄目だというのだから「ほとんど無理」でしょう。1位豪州、2位が「中国、韓国、北朝鮮」の中で「中国が一歩リードした」ところでしょう。


■【阿比留瑠比の極言御免】占領時代のマインドコントロールを解く 憲法改正で戦後終わらそう 真の独立国家への気概を
http://www.sankei.com/politics/news/160303/plt1603030055-n1.html
 タイトルや内容もいつも通り酷いですが、肩書きを見て唖然としました。「論説委員編集委員」だそうです。いつの間にか論説委員に出世したわけです。阿比留のようなトンデモが論説委員になるんだから、そりゃ福島香織も早期退職に応じるでしょう。


■「大阪府国際交流財団」廃止から一転、存続へ 松井知事が方針
http://www.sankei.com/west/news/160304/wst1603040009-n1.html
 別に維新を評価する気もありませんが「橋下が知事、市長を辞めたら」一転存続とは要するに橋下がいかに酷いかと言う事でしょう。橋下とつるんでる以上「橋下以外の維新」もろくなもんではありませんが、橋下が辞めた今、「廃止方針続行」するほどの無謀ではないようです。


■【政界徒然草菅義偉長官が国民目線の実績づくりに大号令 迎賓館公開、栄典制度見直しに官僚たちはあたふた
http://www.sankei.com/premium/news/160304/prm1603040003-n1.html

 円安株高をてこにしたアベノミクスの恩恵である賃上げや雇用環境の好転は端緒についたばかりで、現状は大企業中心にとどまる。
(中略)
 外交でも昨年末の歴史的な日韓合意が着実に実行されるか*8予断を許さず、北朝鮮による拉致問題も解決の糸口が見えないままだ。米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設問題でも沖縄県との対立が続く。株価も今年に入り上昇基調が鈍化するなど、参院選を控え、目立つ実績が見当たらない状況だ。
 栄典制度の見直しや迎賓館公開は一見、地味な政策だが、予算はかからない。また、全国の幅広い国民が関係するだけに、変化が分かりやすい点で(ボーガス注:国民の支持上昇という意味で)即効性が高い*9。国民に約束した政策を目に見える形で実行し、結果を出してきた“最強の官房長官*10といわれる菅氏の慧眼*11といえそうだ。
(政治部 小川真由美

 アベノミクスの挫折が日々明らかになる中、「このままじゃ選挙がやばい」と「迎賓館公開、栄典制度見直し」など、「菅義偉長官が国民目線*12の実績づくりに大号令」、振り回される官僚はあたはたという記事です。事実上、産経がアベノミクスの失敗を認めてるのが面白い。
 まあ、産経としては「菅氏の大号令」に国民やメディアが無関心なのでこういう記事を書いたのでしょうが。

 制度見直しの背景には有権者の変容もある。長年、多くの受章者を出し、自民党の有力支持団体でもある消防団員数は昭和60年に103万人だったのが昨年は86万人に減少した。保護司は60代、70代が全体の8割を占め、農業や建設業の高齢化も歯止めがかかっていない。

 つまりは受賞者は「自民党支持団体への論功行賞」だったわけですが「支持母体が衰退してる」以上、論功行賞の重要性も減ったわけです。

 栄典の受章者が必ずしも自民党支持者だとは限らないが、栄典制度が国民の政権や保守への親近感を高める仕組みとして有力なのは間違いない。長期政権を見据える安倍晋三政権にとって、参院選を見据えた新たな支持層開拓につなげる狙いがあるのは間違いなさそうだ。

 「栄典は自民党支持者へのご褒美」と言うのは本音としてはあるでしょうが、建前の世界で言っていいことではないでしょう。あくまでも建前は「社会への貢献」であり、アンチ自民党だろうと野党支持者だろうと「受賞に値する実績のある人間なら、あげるべき」「受賞に値する人間ならもらって一向にかまわない」話のわけです。アンチ自民党なら当人がもらいたがるかどうか、受賞拒否するんじゃないかという話はまた別の話です。「どうせアンチ自民党ならもらわない」などと勝手に決めていい話ではない。
 また自民党支持者だってまともな人間なら「賞ってそういうもんじゃないだろ」「くれるというからもらう*13けど、そんなんで賞出されても素直に喜べない」と思うでしょう。


朝鮮学校補助金文科省、近く通知発出 妥当性の確認求める
http://www.sankei.com/life/news/160304/lif1603040031-n1.html
 おいおいですね。呆れて二の句が継げませんがそれでも「妥当性の確認」とやらが精一杯でウヨが求めるそのものずばりの「出すな」という通知は出せないようです。そこは「山本美保さんを拉致の疑いがある人間」としながらも「遺体発見発表は撤回しない山梨県警」のように文科省にとって「最後の一線」なのでしょう。
 まあ「妥当性の確認」とやらでも充分問題ですが。自公がこの問題で酷いのは当然の前提として鳩山、菅*14、野田*15政権が無償化していればという不快感は禁じ得ません。俺は民主党はどうしても好きになれませんね。


■【朝鮮学校補助金】市区町が半分 保護者交付に不安ケースも 識者「国が方向性*16を」
http://www.sankei.com/life/news/160304/lif1603040004-n1.html
 「識者って誰だ?」「荒木、島田、西岡といった巣くう会一味か、RENK李英和か(いつもの朝鮮学校誹謗面子)」と思ったら「守る会副代表の三浦小太郎」だそうです。三浦が識者ねえ(苦笑)。荒木や李たちが「一応大学教授の肩書きがある」のに対して三浦なんてただの右翼活動家ですが。
 主張内容はいつもの「金出すな」ですので改めて紹介はしませんが、まあ産経とは言え識者扱いとは三浦も出世したもんです(ウヨ業界限定での出世などうらやましいとも思いませんが)。なお、「守る会代表の山田文明」を産経が使わない辺り、「守る会の本当のドン、ボスが三浦であること」がよくわかります。まあ、産経と三浦はそう言うこと関係なく安倍信者仲間として仲良しでもあるのでしょうが。
 しかし「守る会は会方針として無償化除外など主張してない」とモロバレの嘘(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20101201/5432089760http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20140307/7643097721参照)をついてたid:noharra君(本名:八木孝三)はいつになったら「嘘ついてサーセン」とわびるのやら。
 まあ、「嘘ついてサーセン」がいやなら「勘違いでサーセン(主観的には嘘ではなかったんだが)」でもいいんですが、いつわびるんですか、八木さん(id:noharraさん)?。60過ぎた爺がそんな醜態で恥ずかしくないですか?

*1:アイゼンハワー政権副大統領を経て大統領

*2:岸内閣郵政相、自民党政調会長(池田総裁時代)、池田内閣蔵相、自民党幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*3:参議、内務卿。いわゆる紀尾井坂の変で暗殺される

*4:枢密院議長、貴族院議長、首相、韓国統監など要職を歴任。元老の一人。韓国の民族活動家・安重根によって暗殺される

*5:伊藤内閣農商務相、首相、枢密院議長など歴任。元老の一人。

*6:伊藤、黒田、山県内閣蔵相、首相など歴任。元老の一人。

*7:陸軍大将、近衛都督、参議。西南戦争で戦死

*8:そもそも実行を阻害してるのは自民党タカ派議員の暴言を野放しにする安倍なのですが。まずは日本が「慰安婦像の撤去ガー」などとバカなことを言わずきちんと10億出せるかでしょう。なお合意を実行したところで「河野談話否定論などの暴挙が許されるわけではない」しそう言うことをすれば合意は事実上破棄されたと言っていいでしょう。

*9:何を根拠に「即効性」というのか意味不明です。

*10:産経が「最強だ」と世辞言ってるだけです。

*11:自民党機関誌かよ?」と聞きたくなるほどのおべっかぶりです。

*12:そう言う党利党略はどう見ても国民目線じゃないでしょう。

*13:まあ実際には会社社長などにもらいたがる人がいてそう言う人は部下などを使って「うちの社長に是非」などと、露骨に政治工作するようですが。そういう人ばっかがもらって「くれるのならもらうけど、政治工作までしてもらいたくない、そういうのは人としてせこくね?」つう人は「たとえ自民党支持者でも」もらえないのかも知れません。

*14:橋本内閣厚生相、鳩山内閣財務相を経て首相

*15:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相

*16:つまりは「補助金を出すな」という文科省通達でも出せと言う事でしょう。組み体操での産経主張「文科省は口出すな、教育現場に任せろ」はこういう時は見事に吹っ飛びます。