「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(3/11分:島田洋一の巻)(追記・訂正あり)

都知事は首相の任命制*1にした方がよい。任命制なら舛添が現政権下で都知事などありえなかった。

 実際に島田が一番任命制にしたいのは沖縄県知事でしょうけどね(苦笑)。
 なお、ミッテラン大統領時代にパリ市長がシラク(後に大統領)だったり、自民党政権下で美濃部都知事だったり、朴クネ政権下でソウル市長が野党系だったりすることでわかるように「首都の首長が首相や大統領の任命である必要」はどこにもないわけです。大体、舛添氏を都知事候補にしたのは首相の安倍なのによくもまあここまでデタラメなことが言えるもんです。任命制でも安倍が舛添氏を都知事に任命しただけでしょうに(苦笑)。
 それに非自民政権(細川、羽田、鳩山、菅、野田)時にも同じ事が言えたんですかね。「安倍政権誕生で頭に乗ってる」のでしょうが安倍政権なり自民政権なりがずっと続く保障はどこにもありませんが。

百田尚樹氏も名乗りを上げたはずで、記事中で全く無視はどうか。
@小池氏初名乗りで混沌、「有力候補」次々否定 : 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20160629-OYT1T50204.html?from=tw

 百田は「カエルの楽園が50万部売れたら出馬を考える」なんてただの放言ですからまともに相手にされないのは当然でしょう。おそらく百田は出馬しないでしょう。
なお

12年、14年の都知事選に出馬した元日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(69)は「複数の市民団体の要請を受けているが、より大きな枠組みで要請があれば、立候補する準備はある」と意欲を見せている。

というのは意欲と言うよりは責任感でしょう。「まともな野党共闘候補が出ないのならまた出るしかないかも」つう悲壮感でしょう。そんな悲壮感を感じさせるほど民進党がダメだと言う事です。
 そろそろ共産党も「民進を見きってもいい」のではないか。

日本では余り伝えられない意見。
@英国のEU離脱、米国では「よくやった」の声も 古森義久
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/47221

 トランプの支持者なんかはそうなんでしょう。「でそれがどうかしたのか」て話です。

これまでの積み重ねか、小池氏も人望がないようだ。
東京都知事選】出馬表明の小池百合子*2、桜井パパ*3に対抗心メラメラ「必要なのは政治家」 都連幹部「テロ行為だ!」
http://www.sankei.com/politics/news/160629/plt1606290073-n1.html

 閣僚経験者、党三役経験者が「党執行部に相談もなく勝手に出馬の意志表明」し党から批判されるとはわけがわかりません。まあ、小池が今の待遇に不満を感じてることが理由の一つでしょうが。
 「桜井前総務事務次官」の他にも「村木*4元厚労事務次官」「斎木元外務事務次官」の名前が挙がってる中、「勝手に出馬表明した小池」が候補になる可能性は低いでしょう。
 あるいは「まさかとは思いますが」、『党執行部や自民党都連はともかく』安倍の内諾はとれてるのでこういう所業に及んだのでしょうか。
 それはともかく、これは自民党からすれば恥ずかしい話でしょうに「自民党支持者」の島田が「小池には人望がない」と平然と言える神経には呆れます。

甘い。議員辞職すべきだ。
@藤野政策委員長を更迭=「人を殺す予算」で批判受け―共産(時事通信) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160628-00000139-jij-pol

 失言ではあるでしょうが「慰安婦暴言の橋下市長、中山成彬国交相*5」「ナチス発言の麻生財務相」などとは違い「舌足らず発言」に過ぎません。
 つうか「失言」「暴言」常習者・島田が良くこんな事を言えると思いますがそれはさておき。
 細かいことですが時事の記事タイトルはおかしいですね。更迭とは首切りのことです。
 過去の大臣辞任でも「辞表提出を拒否したため中曽根首相が首を切った藤尾文相」はともかく、

・飲酒酩酊事件の中川*6財務相
・失言辞任の柳沢*7厚労相、久間*8防衛相、中山*9国交相
・口利き疑惑の甘利*10経済財政担当相 

など自ら辞表を提出したケース(今回の藤野氏も同様ですが)は仮に辞表提出が首相ら政府、党幹部の説得によるものであれ「更迭」とは言わないと思いますが。「更迭」と書く場合も「事実上の更迭」でしょう。
 なお
民共、藤野氏発言の影響懸念=与党、一段と批判強める【16参院選
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016062900826&g=pol
 という記事もあるようですがどうなんですかね。当の藤野氏は謝罪してるわけですし、前後の文脈を読めば彼が自衛隊を侮辱したわけではないことは分かる話です。
 自公の藤野氏非難に「諸手をあげて」共感しちゃうような輩は最初から野党に投票しないように思いますが。むしろ自公批判派は「確かに失言ではあるだろうが口が滑っただけだろ」「麻生ナチス発言とか、あんたら自公の失言の方がよほど酷いだろ」「確かに失言だろうが野党の政策批判とか与党の実績を訴えるとか他に自公はやることがないのか」「この程度の失言であんたら与党の悪政を黙認するわけにはいかん」つう人が多いんじゃないですかね。
 まあ、失言していいとは言いませんし、影響ゼロとは言いません。「俺の願望込み」でもありますが選挙に与える影響は小さいんじゃないか。
 それにしても

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016062900826&g=pol
民進党内では「共産党に足を引っ張られている」(保守系議員)と不満も出ており

なんてのは民進党(特に野党共闘それ自体に乗り気ではなかった右派)の言い逃れでしょう。今回世論調査で状況が改善していることを望みたいですが、「藤野発言前の世論調査」で「議席減すら予想された政党」が何を言ってるんでしょうか。
 それはともかく、むしろ小生的には「選挙やってる感」がなくて困るんですよね(小生はただ「口舌の徒」「口先三寸の輩」であり申し訳ありませんが選挙活動はやっておりません)。マスコミは「安倍を恐れてか」まともに選挙報道しないし。
 小生の住んでるところが「さいたま市」などの都会と違い田舎(埼玉県の郡部)であるからでしょうが、「選挙カーに出くわすこと」もあまりなくて何ともかんともです。

レディー・ガガ鳩山由紀夫の1000倍立派だ。いや一瞬でも鳩山と比べたこと自体、ガガ氏*11に謝罪したい。
@中国、ガガさんをけん制 ダライ・ラマと意見交換 - 産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/160627/wor1606270033-n1.html

 「ダライに会わない政治家が許せない」「そう言う政治家はガガを見習え」というなら鳩山氏よりも「現総理・安倍*12」でも批判したらどうなんですかね。どれほど安倍に甘いのか。
 つうか鳩山氏以外の元総理(今、存命の人間は中曽根*13、細川、羽田*14、海部*15、村山、森、小泉*16、安倍、福田*17、麻生、菅*18、野田*19)だってダライに会ってる人間なんて無役時代の安倍ぐらいでしょうよ(苦笑)。その安倍だって首相になればダライと会わなくなるわけです。

凝ったものでなくていい。うまい鯖寿司、マス寿司辺りを出してくれないか。
@ミシュラン“七つ星”に近大ナマズ…旅の楽しみ機内食の最新事情(産経新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00000063-san-bus_all

 島田が寿司好きだと言う事はよく分かりました。
 ただ島田が紹介する産経記事に出てくる料理も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00000063-san-bus_all
「世界中のお客さまに日本の食材のすばらしさを伝えたい」。
 菊乃井本店(京都市東山区)で6月3日開かれたシンガポール航空の特別機内食発表会で、デビッド・ラウ日本支社長はこう話し、機内食の出来栄えに自信を見せた。菊乃井が考案した特別機内食は、日本とシンガポールの国交樹立50周年を記念し、7〜8月にシンガポール航空の日本発便のビジネスクラス以上で提供される。
(中略)
 ビジネスクラスでは、国産和牛をだしで煮込み、サンショウなどで味付けした「黒毛和牛大和煮」を提供。
(中略)
 ファーストクラスでは国産和牛のローストにイチジクのソース、万願寺唐辛子などを添え、いずれも国産食材にこだわっている。
(中略)
 関空を拠点にするピーチ・アビエーションはこれまでにも、たこ焼きを機内食に導入するなど独自性を打ち出すが、6月からは近畿大学がウナギの食感に似せて開発したナマズの提供を始めた。
 この夏季限定の機内食「近大発うなぎ味のナマズごはん」の価格は1350円。ごはんの上に錦糸卵を敷き、特製のたれを付けてかば焼きにしたナマズをのせた。

ということでなかなか美味しそうですが。

防衛=殺人という論理に従い、今後共産党は「専守殺人」、「見事タイトル殺人に成功したチャンピオン」などの表現を用いるべきだろう。

 もちろん例の藤野発言に対する島田の因縁です(既に藤野氏は「戦争法の下では海外で自衛隊の殺人が行われる恐れがある」という意味合いの発言であり「自衛官を侮辱する気はない」が「舌足らずだった」として発言を撤回していますが)。おいおいですね。安倍が戦争法を制定し「集団的自衛権の行使=専守防衛ではない海外での軍事力行使」を認めた時点で、「自衛隊の軍事力行使=防衛行為」という建前は崩壊しています。だからこそ「戦争法廃止」が安倍批判派によって目指されるわけです。
 島田が「古今東西集団的自衛権行使」、つまりベトナム戦争での韓国の出兵や、プラハの春弾圧でのワルシャワ条約機構軍出兵などを「自衛」とする*20ならともかく、そうでないなら、「自衛隊が防衛以外の殺人行為を海外でするかも知れない」というのは安倍政権の安保路線が続く限り、否定できない事実です。

共産党と組んだ岡田はじめ執行部に堂々ともの申すこともできない人間が何を言っているのか。
【共産「人殺し予算」発言】民進前原誠司元外相「極めて悪質でひどい」と猛批判 「身を賭している隊員に失礼」 -産経
http://www.sankei.com/politics/news/160627/plt1606270038-n1.html

 まあ前原*21という人間も本当にわかりやすいですね。そもそも「民進党幹部でありながら」思想的に安倍に近い右寄りの人間ですから「民進党に厳しい選挙予測」「共産に有利な選挙予測」もあってこういう時に反共の本性が出ちゃうわけです。まあ「共闘相手」共産党を非難したところで民進党にメリットがあるとも思えません。むしろデメリットじゃないか。そもそもこの発言、問題と言えば問題でしょうが「防衛費より教育や福祉に使うべきだ」「戦争制定後の安倍政権の防衛費は必ずしも専守防衛を意味しない」という意味合いであり、自衛隊を故意に侮辱してるわけではない点に注意すべきでしょう。
 しかし「岡田代表、枝野*22幹事長が失脚したら俺の出番だ」という手前勝手な考えから民進党敗北を前原は内心希望してるのかも知れません。いやそれどころか「子分を引き連れて自民入り」などという裏切り行為を画策している疑いすらあるでしょう。

他の自民党議員ももっと岡田克也民進党幹部の無理念・無節操を厳しく叩くべきだ。 
@安倍首相、共産の「人殺す予算」発言で民進を挑発 「反応なしですか?」「どこまでもついて行くのですね」(産経新聞
http://www.sankei.com/politics/news/160626/plt1606260048-n1.html

 他の自民党議員はこんな事でああだこうだいう気になれないのでしょう。ただのネガキャンですからね。本来首相がこんな事でネガキャンするなんて恥ずかしいことで「俺は政策批判で勝負したい」というべきですがまあ、安倍ですからね。

岡田克也共産党の弁護士にまで堕したようだ。
@安倍首相発言「公党に失礼」=岡田民進代表【16参院選】:時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061300733&g=pol

 問題は岡田氏の指摘する「公党に失礼」という発言の是非ですが「共産党に失礼ではない」と島田が明言できないのは要するに島田も「失礼だ」と思ってるのでしょう。そこで「民進党関係ないだろ」という屁理屈が出るわけです。
1)「公党に対する侮辱はたとえ自党に対するものでなくても放置できない、放置したらやがて自党に対する侮辱がされるかも知れない」とか
2)「野党共闘している以上、政策批判ならともかく共闘相手に対する明らかな侮辱は抗議しないと我が党が『それで共闘の意味があるのか』と共産党野党共闘支持者などから批判を浴びる」
3)「そのうちこの侮辱は共産党への侮辱にとどまらず、『こんな共産党と共闘してる民進党はろくでもない』などといった我が党への侮辱に移行するだろう」とか言った判断が岡田氏にはあるのでしょう。当然の判断だと思います。

岡田らしい姑息さだ。政界を去るべきだ。
@民進岡田代表、地元候補落選なら「代表を辞める」(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160626-00000021-asahi-pol

 島田は「地元三重県候補落選なら代表辞める」を「三重県候補当選なら代表辞めない」と誤読してるんじゃないですかね。
 記事を読めば分かりますが岡田氏は「民進党議席を減らせば*23、責任を取って代表を辞めるのは当然の前提」とした上で、「仮に議席増しても三重県で負けたら代表を辞める」といってるのだから姑息どころか随分と思い切った発言です。自民党は「可能ならば三重県で勝利だ」と全力を投入してくる恐れがあります。まあそれでも勝てる自信があるのか、「勝ち負け度外視で党内に渇を入れてる」のかはよくわかりません。
 なお、「精神的に弱い」安倍だったら「山口県が安倍王国であっても」絶対に「山口県候補が落ちたらやめる」とは言わないでしょう。

【追記】
■産経『【参院選・三重】安倍首相と公明代表、相次ぎ応援へ 地元敗北なら不出馬表明の民進岡田克也代表に波状攻撃』
http://www.sankei.com/politics/news/160627/plt1606270078-n1.html
 まあ岡田氏がああいう発言をすれば、いやしなくても「党幹部の膝元で民進党候補を倒せばダメージになる」という理解でこう動くことは予想できることではあります。

 鳩山を立てれば、日米の常識ある人々はむしろ警戒を強める方向で団結するだろう。中共の愚かさが出た人選だ。
@鳩山元首相がAIIB顧問=中国、日米切り崩し狙う(時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160626-00000012-jij-cn

 まあ米国はともかく、島田の言う「日本の常識ある人々」、つまり「中国や民主党(現・民進党)を敵視する極右政治家」安倍やその取り巻き連中は「民主党総理だった」鳩山氏も「鳩山氏が顧問に就任する予定のAIIB」も現時点において敵視しかしてないでしょう。そう言う意味では短期的には確かに島田の言うとおりかもしれない。
 ただ長期的スパンで見たら果たしてどうか。米国がAIIBに入らない保障はどこにもないわけです。AIIBに米国が加盟しても「日本は入りません」を貫けるのか。
 仮に安倍(あるいはポスト安倍)が「やっぱ、AIIBに入りたい」となったら「民主党関係者であれ」日本人・鳩山氏は日本政府にとって重要なパイプになるでしょう。
 当然、中国はそう言う理解の元に鳩山氏に顧問就任を依頼したのでしょうし、鳩山氏の方もそう言う認識で引き受けたのでしょう。島田のように「鳩山顧問なんか無視する、あいつは自民党安倍政権とは無関係だ」と敵視したり「鳩山なんかパイプになる*24と中国は思ってるのか、バカか」と小馬鹿にするのではなく、むしろ「各国の政治家などに顧問ポスト就任を働きかけ、日本では鳩山氏から就任を取り付けた」中国の外交上手に脅威を感じるとともに「日本を見捨ててないことについて」とにもかくにも中国に感謝すべきでしょう。
 というか「何があろうとAIIBには入らない」という立場に立たない限り、鳩山氏の顧問就任は何ら嘆く話ではない。むしろ日本人顧問が誰もいない方が問題でしょう。まあ、「元首相ならば、鳩山氏ではなくて、小泉氏や福田氏や菅氏や野田氏の方が望ましい」なんて意見はあり得るかも知れません。ただ島田が言ってるのはそういうことではなく「日本人顧問なんか不要」という暴論ですし、「現に鳩山氏以外になる顧問になる人間が日本にいない」のなら鳩山氏に顧問就任の上、活躍していただくほかないわけです。
 なお、AIIB関連でいくつか記事を紹介しておきます。
■産経『鳩山由紀夫元首相ぶら下がり 「AIIB諮問委はありがたい話」「私が日中友好に努力している姿をみておられたと思う」』
http://www.sankei.com/politics/news/160626/plt1606260038-n1.html
 平たく言えば「文書での正式な依頼はまだないが打診はあった。ありがたい話なので基本的にはお引き受けしたいと思う」つう話です。一応マスコミとの応答を紹介しておきます。

・総裁からどのような依頼があったか*25
「まだ正式に話はいただいていない。昨年11月に北京を訪れたときに、金立群総裁にお会いした。私はもともとAIIBに日本は参加したほうがいいと、こういうときに日中が協力する姿を見せることがアジアの国々にどんなに安心を与えるだろうかということを申し上げていた。そのことをご存じだったんだと思う」
「お会いしたときにAIIBのスタート後、引き受けていただけないかというお話はあった。自分としては時間のある限り、ありがたい話であると。このことで日中がより仲良くなるということであれば、ありがたい話だ。前向きに話を進めたいと思っていたが、それ以降、金総裁からは最終的な話はいただいていない」
・会ったのは昨年11月だけか。それ以降、書面などでの要請は?
「そのときだけだ。書面の要請はまだないが、就任の要請があったことは事実だ」
・今後の具体的なスケジュールなどは?
「うかがっていない*26
・今回の訪中で金総裁と会う予定は?
「ない」
・金総裁から、どれぐらい会議に参加するかや、報酬などの条件面の話は?
「そういう話も一切ない」
・総理経験者としての立場でどういった助言をしてほしいなどの話は?
「私が日中友好のために努力をしている姿をみておられたと思う。私は、日本政府が必ずしも(ボーガス注:民主党総理として現在の政権与党・自民党と対立する立場だった)私をAIIBの諮問委員にすることを望んでいないのではないかという話は申し上げた*27
「しかし、そのときに(金総裁は)日本から選ぶというのではなく、あなたを選びたいのだとおっしゃった。そういう意味で、友好にそれなりに努力をしてきていることが金総裁の頭にあるのではないかと推察する*28
・今後は正式に書面で正式な打診があるのか
「最後は何らかの署名が必要なのではないか。来たらお受けしようと思う」
・なぜ金総裁は鳩山さんに打診したのか
「おそらく日本や米国など参加していない国があるけども、そうした国を除外するつもりはないと。従って諮問委員に日本人を入れる気持ちは持っており、それはあなたが一番適任ではないかと。そういう理由だろう」
・正式に就任後は、AIIBへのアドバイスとともに、日本政府にも改めてAIIBに参加するように呼びかけていくのか
「私は日本が参加するのが望ましいと今でも思っている。それとアジアのインフラを各地に整備するときに一番何が求められているのかを自分なりに判断したいと思う。日本の企業も大変な技術力を持っているから、そういったものに対する助言などもできればと思っている」
元総理という肩書で就任することになれば、日本にとってどのようなメリットが生まれるのか
「私は日本にとってという以上に、世界はAIIBに日本が加わらないということに対する不安感を持っている可能性がある。それに対して少しでもそういう不安を払拭することが望ましいと思っているし、また、できれば早く、日本がAIIBに加わるような環境がつくれないかと思っている」
・諮問委員会の全容についての説明はあったか
「若干あったとは思う。参加していない国から、米国からも入れたい*29という考えは持っておられた。(鳩山氏以外の候補として)政治に関わっている方の名前があったように思う」
・今回の訪中はAIIBの年次総会と関係あるのか
 「まったく関係ない。本日これから、私の持論である『友愛』に関して講演をするのがメーンだ。(出席者は)民間の方だ」


■【産経抄】若旦那の道楽 6月28日
http://www.sankei.com/column/news/160628/clm1606280003-n1.html
 鳩山氏のAIIB顧問就任(予定)を「若旦那の道楽」呼ばわりし、鳩山氏(鳩山元首相の孫)を「三代目の愚か者」扱いする産経です。どれほどAIIBと鳩山氏を敵視するのかと呆れます。むしろ道楽は「産経の常軌を逸した中国敵視」で、「三代目の愚か者」は安倍(岸元首相の孫)や麻生(吉田元首相の孫)ではないのか。
1)「英国、ドイツ、フランス、イタリアといったG7諸国」、「その地域を代表する大国であるブラジル(南米)、インド(南アジア)、イラン(中東)など」多くの国が参加し
2)■産経『ADB、中国主導のAIIBと初の協調融資 パキスタンの道路事業に同額融資』
http://www.sankei.com/economy/news/160610/ecn1606100022-n1.html
が報じるようにADBとの協調融資が行われる予定という状況ではむしろ日本はAIIBに加盟すべきではないのか。AIIBは既に国際社会に受け入れられていると言っていいでしょう。
 もはや加盟したところで「G7諸国(英国、ドイツ、フランス、イタリア)、インド、韓国、ロシアなど、早期加盟した国が厚遇されてる」以上、「地域の経済大国ではあっても」日本への厚遇は早期加盟した場合と比べて「どれほどされるか疑問」であり、むしろこの期に及んでも「米国に義理立てしているのか」はたまた「反中国感情か」は知りませんが加入しないことの方が問題でしょう。
 まあ「ヨーロッパが既に態度変更してるのに米国に義理立てして恥をさらした」つうのは過去にも「大陸中国との国交樹立(ニクソン訪中以降に樹立するが既にほとんどのヨーロッパ諸国が樹立済み)」「ポルポト政権の政府承認撤回(米国の撤回後、撤回したが既にほとんどのヨーロッパ諸国が撤回済み)」など例があるのである意味日本の態度は「全く不思議ではない*30」ですが。
 まあ米国が加入したら産経や安倍も掌返しでAIIB加入を唱え「ニクソン訪中ショックの再現」が見られるのでしょう。正直、中国は「米国が加入すれば日本も入るし、米国が加入しない限り日本は入らないだろ」と思って「今回の鳩山氏への働きかけ」のようなことは何一つしないと思っていたので俺としては意外です。


■産経『AIIB参加100カ国へ 新たに30カ国、ADB追い抜く 金立群総裁「近く日本人を幹部任命」と日米切り崩し*31
http://www.sankei.com/world/news/160601/wor1606010032-n1.html
 アンチAIIB派の願望に反し、どんどん存在感を高めていくAIIBです。なお「日本人幹部」とやらが誰か、どのポストに誰が就くのかは不明ですが、「顧問に就任予定の鳩山元首相」とは別人であることは確かなようです。
 また

すでにAIIB事務局幹部に米国人も採用しており

ということでどういう立場の人間がどのポストに就いたのか、それをどう評価すべきか(米国のAIIB加入を意味するのか)はこの記事では分かりませんが米国人が幹部ポストに就いてるそうです。


■日刊スポーツ『AIIBの日本包囲網

http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1668335.html
 年次総会では世界各国の元首や首相などの要職の経験者10人*32程度で構成する「国際諮問委員会」が設置される見通しで、金立群*33総裁が人選に奔走。これで中国主導との批判や透明性にも一定の評価が与えられるだろう。また、「ロンドン、ニューヨーク、フランクフルトといった金融センターに資金調達を担う拠点を設ける」と既に発表しているが、東京が資金調達から外されている印象を世界のマーケットに示している。既にAIIBは、ADBや、欧州復興開発銀行(EBRD)、世界銀行とも協調融資の協議は進んでいて日本包囲網は出来つつある。

 スポーツ紙にこういう記事が載るのは何だかなあと思います。ただ「自称経済紙・産経」よりは日刊スポーツの見方の方がまともだと思います。


時事通信『アジア開銀、岐路に=AIIB開業で−篠原氏』

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016042900398&g=eco
 元財務官で、前国際通貨基金IMF)副専務理事の篠原尚之東大政策ビジョン研究センター教授はインタビューに応じた。
(中略)
 アジア開発銀行(ADB)について「アジアインフラ投資銀行(AIIB)と分業していくのか、競争していくのか(二つの)道がある」と述べ、地域開発金融機関として岐路に立っているとの認識を示した。
(中略)
 篠原氏は「AIIBはあと2年ぐらいで本格的に動きだす。それまでにADBは今後の姿を明確に出す必要がある」と指摘。ADBのみが行っている貧困削減のための融資にこれまで以上に注力するか、インフラ投資に力を入れてAIIBと競合するのかが選択肢になり得るとした。
 ただ「インフラ分野で競い合うなら、ADBはこれまでのやり方を変えていかないといけない」と述べ、開発途上国の実情に合わせた柔軟な融資の仕組みを採用するべきだとの考えを示した

 篠原氏が島田のような日本ウヨと違いAIIBを一定程度評価していることが興味深いですね。
 一定程度評価してるからこそ「インフラはAIIBに任せ、インフラ以外をADBがやる道も考えられる」「インフラをやる場合もAIIBと役割分担して競争を避けることも考えられる。競争する場合も今まで通りのやり方でADBがAIIBとの競争に勝てるのかという問題がある」として「ADBはAIIBにより一定の変化は避けられない」とするわけです。まあ島田なんかは篠原氏の主張を「敗北主義だ」などと罵倒するだけでしょうが。

 おかしな見出しだ。ジョンソンに歓声を送るイギリス人の方がむしろ多いわけだから。欧州統合の進展=善と無批判に捉えるインテリ*34が多すぎる。 
@離脱派ジョンソン氏にブーイング=「恥を知れ」と罵声、英:時事
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016062400974&g=int

 見出しの何がおかしいんだかさっぱりわかりません。見出しは「ジョンソン・元ロンドン市長(現在、保守党下院議員)に一部の残留派から罵声が飛んだ」という単なる事実を書いてるだけで、「ジョンソン・元ロンドン市長への罵声」を擁護してるわけでも何でもありません。記事本文の

ジョンソン氏は国民投票の運動で、テレビ討論に何度も出演するなど八面六臂(ろっぴ)の活躍だったが、残留派からは主張がうそだらけと繰り返し批判されていた。

というのもあくまでも「何故罵声が飛んだか」という背景事情の説明に過ぎず、記事が「ジョンソン氏が嘘つきだ」というジョンソン批判を支持してるわけでもありません。それとも島田は「罵声を非難しジョンソンは嘘つきでないと擁護しろ、EU離脱論を擁護しろ」とでも言うのか。その方が記事の公正性という意味でおかしいでしょう。
 「相手が誰でアレ、罵声はよろしくない」レベルの指摘ならともかく。
 つうかこの記事が仮に「ジョンソン氏は嘘つきだ」という残留派を支持し、ジョンソン批判しているとして、それに対する言葉が

ジョンソンに歓声を送るイギリス人の方がむしろ多いわけだから。欧州統合の進展=善と無批判に捉えるインテリが多すぎる。

とは島田は何を考えてるんでしょうか。記事に寄れば問題とされているのは「欧州統合進展の是非」ではなく「ジョンソン氏が嘘つきかどうか」なんですが。
 そこは

ジョンソン氏は嘘つきではない

でしょうに。島田が「政治的支持が得られさえすれば嘘をついても構わない」と考えてると疑われても仕方がない態度でしょう。いずれにせよこういう事を言う島田は「英国のEU離脱」を支持する立場なんでしょうか?。島田が支持してるはずの安倍政権はそう言う立場ではないのですが。
 なお,このジョンソン氏

キャメロン首相の有力後継候補に躍り出ている

とのことで今後の動向が注目されます。彼が首相になるのか、誰が首相になるのか。誰が首相になるにせよどう動くのか。一番都合がいいのは、「ジョンソン氏が首相になり、にもかかわらずにっちもさっちもいかなくて首相辞任に追い込まれ、結果、残留に話が変わる」事ではないかと個人的には思います。まあ、こうなるとジョンソン氏を首相にするかどうかはともかく「離脱派をポストキャメロンの首相にしないで、残留派(特にキャメロン側近)を首相にする」わけにもいかないでしょう。
 仕方がないので離脱派を首相にしながらも「残留派として離脱派批判を継続する」という形でしか保守党内残留派は動きようがないんじゃないか。

【追記】
 五十嵐仁氏のエントリや朝日、毎日新聞記事に寄ればに寄れば

http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2016-06-29
 指導者が虚偽のPRをしていたことが判明したことも離脱支持者の不信感を募らせています。英国独立党(UKIP)のナイジェル・ファラージ党首は英国がEU加盟国として支払っている拠出金の額についてテレビ番組であっさりと間違いを認めました。
 また、離脱派はEU加盟国からの移民制限を主張していましたが、離脱派のダニエル・ハナン欧州議会議員もテレビ番組で、「移民がゼロになるわけではなく、少しだけ管理できるようになる」と「下方修正」したそうです。

http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/27/eu-referendum_n_10707968.html
 国民投票欧州連合(EU)からの離脱を決めた英国で、離脱派が語っていた「バラ色の未来」が急速に色あせている。旗振り役の主な政治家が、投票に向けた運動で語ったことの誤りを認めたからだ。「公約」を反故(ほご)にするような動きに、残留派からは不満が噴出している。
 離脱派は運動中、EUを離脱した場合、英国がEUに拠出している負担金が浮くため、財政難にあえぐ国営の国民保健サービス(NHS)に「週当たり3億5千万ポンド(約480億円)を出資できる」としていた。離脱運動の公式団体の宣伝バスに大きく印刷され、スローガンとなった。
 指導者の一人、英国独立党(UKIP)のファラージ党首は24日に英メディアで、負担金の予算が浮くと主張したが、その使途は確約できないと語った。このスローガンは「離脱派の過ちだった」とも発言した。
 保守党のダンカンスミス*35元党首も26日、出演した英BBCの番組で「(ボーガス注:他の人間はともかく)自分は言ったことはない」と発言。NHSのほか、教育予算や研究助成金に上乗せできるとした主張は「あくまでも可能性の話」と述べた。
 こうした動きに、親EUで若者の支持率が高い自民党のティム・ファロン党首は、「離脱派キャンペーンはうそによって人々の怒りをあおった」と批判した。

http://mainichi.jp/articles/20160627/k00/00e/030/145000c
 「離脱派のキャンペーンで起きた間違いの一つだ」。
 離脱派を引っ張ってきた一人、英国独立党(UKIP)のナイジェル・ファラージ党首が24日のテレビ番組であっさりと間違いを認めたのは、英国がEU加盟国として支払っている拠出金の額だ。
 投票前、離脱派は拠出金が週3億5000万ポンド(約480億円)に達すると主張していた。与党・保守党のボリス・ジョンソンロンドン市長らが全国を遊説したバスの側面にも、巨額の拠出金を「国民医療サービス(NHS)の財源にしよう」と書かれていた。
 一方で残留派は、EUから英国に分配される補助金などを差し引くと、拠出金は「週1億数千万ポンドだ」と反論。ファラージ氏は番組で残留派の主張が正しいことを事実上、認めた。
 また、離脱派はEU加盟国からの移民制限を主張していたが、離脱派のダニエル・ハナン欧州議会議員は24日のテレビ番組で、「移民がゼロになるわけではなく、少しだけ管理できるようになる」と、「下方修正」した。離脱した英国が今後、EUと貿易協定を結ぶためには「人の移動の自由」が条件になる可能性があり、こうした交渉を見据えた発言とみられる。

ということでジョンソン氏はともかく「離脱派」が嘘を垂れ流していたことは事実のようです。その結果、残留論が勢いづいてると。こうなるとこの離脱問題「やはり残留」で落ち着くんじゃないか。しかしこの離脱派の無様さは「彼らはEUに責任転嫁していただけで、本気では離脱する気がなかったんじゃないか」と疑いたくなります。

 昨日ある会合の打ち上げで、蓮舫には「慰安所の女経営者」の雰囲気があると言ったところ、大方の賛同を得られた

 やれやれですね。どんな会合だか知りませんが、そう言うことで盛り上がるってのはおよそまともな会合ではない。しかし何故これほどまでに彼女を敵視するのかよく分かりません。

悪ズレした蓮舫などより遥かによい候補のようだ。
参院選・東京】日本のこころ新人の鈴木麻理子氏、海外生活の経験生かし、「美しい日本の心、世界にもっと発信を」
http://www.sankei.com/politics/news/160622/plt1606220119-n1.html

 島田らしいと言えば島田らしいですが日ころの新人なんかまず当選しないでしょうね。

 有田ヨシフ*36氏による、北朝鮮の戦略および自己の政治的野心に沿った拉致の政治利用*37は決して認めがたいものだ。

 巣くう会副会長らしいツィートです。むしろ救う会の方こそ「拉致解決には改憲が必要だ」などの許し難い政治利用を行い「拉致と改憲と関係ない!」と怒って救う会を批判した蓮池透氏を「党利党略から家族会から追放させた」ろくでもない団体です。
 しかし横田夫妻も西岡巣くう会会長や島田巣くう会副会長のような輩が「恩人・有田氏を誹謗中傷する」のを黙認するつうんだからどうしようもないバカです。まあ、そもそも「蓮池氏家族会追放」を黙認した時点でこの夫婦はバカですが。

 舛添氏*38は「気鋭の国際政治学者」だったらしいが、これという論文もないし、論壇誌で輝きを放つのを見たこともない。主にテレビ局が作り出した「虚栄の国際政治学者」が虚栄の政治経歴を重ねてきたということのようだ。

 こういう事を言えば「そう言う島田は自称国際政治学者としてどんな実績があるのか」という突っ込みが予想されますがご本人なんて答えるんですかね?。それにしても櫻井よしこ中教審委員にされたり、舛添氏が第一次安倍内閣厚労相や「自民の選挙支援による都知事」になったりしても、自民から島田に何のお呼びも係らないからこそ、こういう悪口雑言を舛添氏にせずにはいられないのでしょうね。たぶん櫻井よしこなど安倍に重用されてる人間が失脚すれば舛添氏に対するように「桜井氏はウヨの面汚しだ」などと喜んで島田は悪口するでしょうね。

 都知事は給与ゼロ、都議会議員の給与は半額にするという百田氏。まだ甘い。議員給与は10分の1以下でいい。
@百田尚樹氏、都知事選出馬を示唆「電話してきたのは朝日新聞だけやった」
http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/18/naoki-hyakuta_n_10550804.html

 まあ百田も本気じゃないでしょう。いかに自民党でも都知事候補に百田を担がないでしょう。田母神を担いだ連中(石原元都知事、平沼元経産相など)も百田を担ぐかどうか。自民・公明の支援を得にくくする「議員給与半額」も出る意志がないからこその放言でしかないわけです。
 そして「誰からも担がれず」落選の可能性大なのに「自らの政見を世に問うために」敢えて出馬するほど百田は肝っ玉がでかくない。
 任命されたNHK経営委員も「安倍ですらびびる暴言癖」で任期切れ時に再任されず、事実上首になった。「永遠のゼロ(映画化)」「海賊と呼ばれた男(本屋大賞受賞)」で一時期話題になった百田ですが最新作「カエルの楽園」は内容の是非*39以前に売り上げがお寒い状態です。ほとんど世間の話題にもならない。それが百田には耐えられないから話題づくりにデタラメ吹いてるに過ぎない(それでも話題にならない辺り哀れな男です)。
 大体

http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/18/naoki-hyakuta_n_10550804.html
 百田氏はこの日、2月に発売した『カエルの楽園』(新潮社)が50万部売れたら「マジで立候補する」などとツイッターで示唆

つうんだからお寒い男です。「無茶苦茶な方法で50万部売り上げようとしてる」だけじゃないのか(裏返せば50万部売れてないし、最悪でも百田は50万部売りたいんでしょう)。それにしてもまともな作家なら冗談でもこんな恥ずかしいことは言わないでしょう。50万部仮に売れても「百田が都知事選出馬したら面白いって、愉快犯が買っただけじゃないのか?。そんな小説に意味があるのか?」とバカにされるからです。
 まあ■リテラ『百田尚樹改憲扇動小説『カエルの楽園』の安易さがスゴい! はすみとしこ大絶賛でネトウヨ同士意気投合(笑)』
http://lite-ra.com/2016/04/post-2123.html
を読む限り相当の駄作のようですが。

百田尚樹 ‎@hyakutanaoki
 僕が東京都知事になったら、取り敢えず、例の韓国人のための学校用地貸与の契約をなしにする。

 百田でなくてもポスト舛添が自民党系知事ならそれを本当にやりかねないから弱ります。舛添氏に自民が反発した理由の一つ(全てではないが)もこれですし。

このツイートについて百田氏に電話取材をしたのが朝日新聞だけだったことを明かし

 百田ツィートが事実だとして、朝日がどういう考えで取材したのか分かりません。百田批判するにおいてこんな与太話を取り上げる必要はない。
 しかし他のメディアは産経ですら「ただの話題づくりだろ、都知事選出馬なんて本気じゃねえよ、あいつ」「そんな奴の取材して記事にしても意味ねえよ」と最初から百田をバカにしてるわけです。

朝日新聞から電話があり(中略)「カエル(ボーガス注:の楽園)が50万部売れたら、立候補ですよね」と嫌みを言われたので、「なら(ボーガス注:50万部という)ハードルを下げる」と答えた。

 おいおいですね。本当はそんな嫌み*40は朝日記者からはなくて「ツイッターで煽っても、50万部売れそうにないので百田がハードルを下げてるだけ」でしょうがそれはともかく。百田は無茶苦茶ですね。
 先ず第一に何で「カエルが売れたら」なんて関係ない事が都知事選出馬の条件になるのか(実際には売れても出馬しない可能性大ですが)。
 第二に、何で朝日の嫌みとやらに対する回答が「わかった、ならカエルなんか条件にしない、俺はとにかく出る」ではなくて「ハードルを下げる」なのか。まあ、百田は「50万部売れるわけがないから出ないってことだ(苦笑)」と朝日の発言を理解したのかも知れませんが,仮にそうだとしてもそこででてくる発言は「ハードルを下げる」ではなく「ならそんなハードルはなくす」でしょう。
 「結局お前売れない本を売りたいだけと違うのか」といわれたら百田は何と答えるのか。
 まあ、「わかった、じゃあカエルが売れたらとか言わない」とは百田は言わないでしょうね。明らかに百田はカエルを無理矢理売ろうとしていますから。

 なお、百田氏のツイートには「もし本当なら投票する」「ふざけるな」など様々な意見が出ており、なかには、書籍の宣伝のためではないかというコメントもあった。

 そりゃ「ふざけるな」「書籍の宣伝だろ」つう批判はでるでしょうね。「カエルの楽園」の版元「新潮社」も百田のこんな暴挙を野放しにしていいのかと思いますが「話題になって売れればいい」としか思ってないんでしょう。
 それは裏返せば
1)新潮社が文学を舐めてる
2)新潮社は百田をまともな作家扱いしておらず、「カエルの楽園」が売れさえすればいいと思ってる。百田が暴言で世間の批判を浴び、作家としてやっていけなくなっても構わないと思ってる
つうことでしょう。「カエルの楽園」出版にしても「安倍総理のブレーンが改憲小説を書けば内容がクズでもミーハー的興味で売れるよ」ととんでもない事を考えてたんでしょう。実際には売れてないようですが。
 この機会に百田のツィートを見てみます。

百田尚樹 ‏@hyakutanaoki
 気になるのは、なんで朝日新聞とか東京新聞とか、私の悪口ばっかり書いてる新聞社ばかりが電話取材してくるんだろうか。

 つまりは百田が産経や読売に評価されてないってことですね。

百田尚樹さんがリツイート
Maikee・石原(機械設計技術屋)
 日本と違って、中共*41は日本の世論分析は徹底してると思いますから、当然読んでいるでしょうね。
 だから、マスコミは「カエルの楽園」を決して話題にしないのでしょう。中共の指示があるから。

 こういう陰謀論を公言して恥じないバカが百田のわけです。しかしどうすれば
1)話題にならないのは小説のレベルが低いからと思わない
2)チベット問題や南シナ海問題でどう見ても日本メディアは中国に好意的でないのに百田の件だけ何で中国にそれほどの政治力があると思えるのか
わけがわからないですね。売れないことを詭弁で居直ってるにしてもレベルが低い。

百田尚樹さんがリツイート
どかり@日本を取り戻す ‏@kanjimansai
 やっと全国紙に書評がでた。

 全国紙ってのは産経(http://www.sankei.com/life/news/160619/lif1606190016-n1.html)で、百田の書評と言うよりは「カエル」をネタにしたただの護憲派への悪口雑言です。しかし「産経」が「書評と言うよりはただの護憲派罵倒のネタ」として取り上げたことすら百田は喜んでるんですからよほど売れてないんでしょう。
 しかし産経の書評も酷いですね。

http://www.sankei.com/life/news/160619/lif1606190016-n1.html
 本書を書くにあたり、著者はひとりでも多くの日本人に読んでもらおうと、自分の主義主張と作家としての個性を抑制

て「改憲派ウヨの百田」が「護憲派に悪口する小説」を書くという行為のどこが

自分の主義主張と作家としての個性を抑制

なのか。わけがわかりません。つうかそもそも「読んでもらうために自分の主義主張と作家としての個性を抑制」てのも意味不明ですが。売れっ子小説家の皆さんは「自分の主義主張と個性を抑制してる」のか。そんなことはないでしょう。もちろん「自分の主義主張と個性」が「読者に受け入れられるようなテクニック」は用いてるでしょうが「主義主張と個性がない小説」が売れるわけがない。

http://www.sankei.com/life/news/160619/lif1606190016-n2.html
 本書は中学生からお年寄りまで幅広く受け入れられ

 50万部売れず、百田が「50万部売れたら都知事選に出馬する」と放言する状況で何が「幅広く受け入れられた」なのか。

http://www.sankei.com/life/news/160619/lif1606190016-n2.html
 護憲勢力を自任するメディアが「黙殺」という言論封殺*42を平然とやってのけることを白日の下にさらした。

 やれやれですね。百田ツィート「やっと全国紙に書評がでた。」が事実なら、改憲勢力・読売ですらこんな本は紹介してないようですが。つまりは世間の話題になってない酷い本だから「改憲派・読売」ですら紹介しないわけです。
 産経も2月に出版されてから何ヶ月も経ってから「参院選前の護憲派dis」としてか、やっと6月に紙面で取り上げた。しかも取り上げた記事は「僕も改憲に賛成します」つうだけなんだから書評と言える代物じゃない。書評なんか恥ずかしくてできない代物なんでしょう。
 まあ下手に批判すると安倍自民が言論弾圧しかねないというびびりも朝日など「護憲派メディア(?)」にはあるかもしれませんが。
 一方で「広い意味での護憲派」リテラ(http://lite-ra.com/2016/04/post-2123.html)はあえて百田本を批判したわけです。そのリテラも百田本については「駄作」と斬って捨てています。

 中国らしい唯我独尊、厚顔無恥な対応だ。
時事通信「核供給国入りめぐり摩擦=領土侵犯、国外退去で応酬−中印」
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016061800176&g=int

 島田には「NPT非加盟国のインドが核保有することは核不拡散の観点から果たして適切か」「北朝鮮の核保有を批判しながらインドの核保有を容認することは矛盾した態度ではないか」「インドの核保有容認は、インドとパキスタンの軍事的対立を助長しないか」「そう言う意味では中国の主張(インドの「原子力供給国グループ」(NSG)への加入反対)には一理ある」などという問題意識はない*43ようです。なお、以上のような意味で、この件での中国の主張は何ら「唯我独尊」でも「厚顔無恥」でもありません。
 北朝鮮の核保有を批判しながらインドの核保有は容認する島田の方が厚顔無恥です。
 「北朝鮮のような反日国はダメだがインドのような親日国なら核保有していい」「別にインドとパキスタンの対立が助長されても構わない」とでも思ってるのでしょう。インドが島田にとって「親日」であり続ける保障はどこにもないのですが。

 蓮舫は政界で最も舛添に近いタイプだと思う。ところが都民の間で支持率は高い*44そうだ。都民が舛添で本当に後悔しているなら、蓮舫など参院選でも当選できないはずだが。

 テレビタレント出身という意味では近い*45でしょうがそれ以外に共通点なんかないでしょう。蓮舫氏にカネの疑惑なんか出たことがあるのか。
 そして島田がテレビタレント出身を嫌うのなら舛添氏や蓮舫氏だけでなく、自民党国会議員の丸川珠代*46丸山和也三原じゅん子、次の参院選での自民党からの出馬を表明したスピードの今井絵理子なども批判すべきでしょうがそうじゃないんだから全くデタラメです。
 なお、むしろ俺は都民やマスコミには「石原だってガラパゴス旅行豪遊とかしてたのに何で石原を批判しなかったんだよ、何であいつを4選させたんだよ。何で舛添と扱いが違うんだよ」と思いますね。自公が見捨てるかどうかが非難するかどうかの基準なのか?。自公が舛添を見捨てた理由もよく分かりませんが「森元首相*47東京五輪支援要請」に「野放図には金は出せない」といったことが反感を買ったのか?。だとしたら自公の舛添非難も素直には喜べません。

 国政にこそいらない。昔はもう少し真面目に、素直に政治を考えていた風があったが、今は政局ズレした単なるあざといオバハンだ。
@蓮舫*48が不出馬示唆、「まだ国政で」…都知事選(読売新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160618-00050055-yom-pol

 昔は蓮舫氏を評価していたという島田が何故今、悪口雑言するのか気になるところです。閣僚や民主党民進党)党役員になった事が良くないのか。

カネは有意義に使え、という文脈の発言だ。何の問題もない。
@「いつまで生きるつもり」 麻生氏*49発言、北海道の集会で:政治:中日新聞(CHUNICHI Web)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016061701002234.html

 明らかな暴言を詭弁で擁護する島田と、老人が老後不安で金を使わないことを『だから景気が良くない*50』と「アベノミクス失敗の責任転嫁」をしたあげく『先が長くないのに』『いつまで生きる気か』と「また、いつものように低レベルな暴言*51かます」麻生、そしてそんな麻生を処分しない自民といういつもの醜い風景です。
 まあそれはともかく。「先が長くないのだから横田夫妻はウンギョンさんにもっと会うべきだ、いつまで生きる気か」と誰かが言ったら島田は

時間は有意義に使え、という文脈の発言だ。何の問題もない。

と擁護してくれるんでしょうか?。たぶんしないのでしょうが。

平和な人だ。
@吉永小百合さん「武器より対話を」 若者に投票呼びかけ:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASJ6D5G6PJ6DPPTB005.html

 もちろんこの島田の「平和」云々とは褒め言葉ではありません。とはいえ、普段の島田が無茶苦茶な悪口してるのに比べれば随分まともです。日本を代表する女優・吉永氏に対する遠慮があるんでしょうか?

 岡田克也は外相時代、「若葉マークの自衛隊」がアフガニスタンに行っても足手まといになるだけと発言し、自衛隊出身の佐藤正久*52議員から「若葉マークはあんただろう」と反撃された。

 そういうの反撃って言いませんよね(苦笑)。

 共産党との一体化を進める岡田克也*53に、なぜ民主党内の自称保守派*54は黙っているのか。
@日米同盟非常に重要…岡田代表ケネディ大使に : 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160610-OYT1T50074.html?from=tw

「日米同盟非常に重要…岡田代表ケネディ大使に : 読売新聞」という記事の感想ツィートが

共産党との一体化を進める岡田克也に、なぜ民主党内の自称保守派は黙っているのか。

だそうです。「日米安保の廃棄を唱える共産党と共闘し、安保関連法廃止も主張しているがあくまでも反安倍政治であり反安保ではない。共産党との関係も反安倍政治のための大同団結に過ぎず共産党と考えが全て同じわけではない(岡田発言)」という記事を読んでこの感想とは意味がわかりません。

(ボーガス注:クリントン国務長官が)指名確実? まだ気が早いだろう。流動的要素はある。

 いや「サンダース支持者には残念ながら」もう決まったんじゃないか。サンダースもそれを覚悟した上での「完敗するまでは支援者のために最後まで闘う、最後まで試合を投げない」つう話でしょう。
 勿論島田がこういう事を言うのは「サンダース支持だから」ではなく「クリントンが嫌いな共和党シンパだから」です。

 舛添氏*55で何が一番問題なのか。慰安婦に関し、韓国政府が虚偽の反日告げ口外交を繰り返していた時、わざわざパックネの元に赴いて追従に努めた植民地政治家的姿勢にあると思う。ここまで卑しい男が首都の顔であって良いはずがない。

 「お前が舛添に突っ込む所そこかよ(呆)」ですよね。もちろん多くの人間はそんなところ突っ込まないわけです。なお舛添を罵倒しても「彼を厚労相に選び、また、知事候補にした安倍」は絶対に罵倒しないところがさすが安倍信者・島田です。

自ら誤解を拡散させている敗北主義の外務省*56が最も問題だ。
■【加藤達也の虎穴に入らずんば】「力ずく*57」で徴用された朝鮮人とはこれいかに…原爆資料館の誤解を招きかねない英訳に異議あり
http://www.sankei.com/world/news/160605/wor1606050009-n1.html

 産経と島田は慰安婦どころか朝鮮人強制連行の違法性まで否定する気のようです。どこまで歴史修正主義と韓国敵視をやらかせば気が済むのかと頭痛がしていますね。

モハメド・アリは(ボーガス注:1984年大統領選挙で)レーガン再選*58を支持した*59

 事実なら「ベトナム反戦を表明した男アリ」が晩年、右傾化したと言う事なんですかね。
 1983年にグレナダ侵攻*60グレナダ左派政権を転覆し「可能ならばグレナダ方式での、ニカラグアのサンディニスタ左派政権転覆も狙っていた」といわれるレーガンは左派から「グレナダ侵攻は侵略だ」「次はニカラグアに侵攻するのか」などと批判されておりベトナム反戦を訴えたアリなら「アンチレーガン」を表明して欲しいところです。
 とはいえ島田の場合「だからアリは俺のヒーロー」というよりは「アリをヒーローとして称えると言う結論ありき」の「とってつけた言い訳」だと思いますが。アリが仮にレーガン批判者でも「島田の大嫌いな米国民主党の支持者」でも島田はそんな事は知らんぷりして「アリは俺のヒーロー」というでしょうね。まあ、「自分にとってのスポーツヒーローと自分の政治認識が一致する必要ない」からいいんですけどね。たとえば共産党員なら「王・長嶋ファン」じゃいかんかというとそう言う話でもない。
 こんな時まで「アリは俺、島田洋一と同じ右派だった!、レーガン支持者だった!」といわずにはいられない、つまり「スポーツヒーローと自分の政治認識が一緒じゃないと我慢できない」島田って哀れというかなんというか。
 なお、島田の話が事実だとしても「レーガン太鼓持ち野郎」としてアリを全否定するのも違うでしょうが「ベトナム反戦格好いい」などでアリを英雄視して終わる、つうのもなんだかなと思います。
 左派つうかアンチ右派なら「若い頃のベトナム反戦とか公民権運動は尊敬するけど、晩年のレーガン支持はあかんよ」といわんとアカン気がしますがそう言う声がマスコミ報道では聞こえてこないのはいかがなもんかなと思います。
 「アリに追悼の言葉を述べたという」バーニー・サンダースとかマイケル・ムーアとかは、アンチレーガンじゃないかと思うんですけどね。そりゃ死人を批判するのは気がめいりますけどね。誰かが批判しなきゃあかんでしょうよ。

アリ逝く。モハメッド・アリ*61、ペレ*62、マイルス・デヴィス*63私の少年時代のアイドルだった

 ちなみにアリは政治的には以下のような人です。島田がこうしたアリの政治性を容認するとも思えませんが「それでもアリは特別なヒーロー」なんでしょうか。
 なおアリ追悼記事からは彼が「ただの天才ボクサー」ではなく「ベトナム反戦運動公民権運動のシンボル」、あるいは人によっては「政府批判や反体制運動のシンボル」となってることが伺えます。
 そういう意味では、アリより強いボクサーであっても「もはやアリを越えられるボクサーはいない」といっていいでしょう。

モハメド・アリ(1942年1月17日〜2016年6月3日、ウィキペ参照)
・1960年10月29日にプロデビュー。プロ転向直後にネーション・オブ・イスラムの信徒であると公表し、リングネームを現在の本名である、ムスリムイスラム教徒)名「モハメド・アリムハンマド・アリー)」に改めた。
・1960年に勃発し、のちにアメリカが本格参戦したベトナム戦争への徴兵を拒否(いわゆる良心的兵役拒否)したことから無敗のままWBAWBC統一世界ヘビー級王座を剥奪され、3年7か月間のブランクを作ったが、復帰後、実力で王座奪還を果たした。
・この良心的兵役拒否のため、禁固5年と罰金1万ドルを科せられたが、1971年7月に合衆国最高裁で無罪を勝ち取った。
・露骨な黒人差別を温存するアメリカ社会に批判的な言動を繰り返した。その後公民権運動などの貢献が称えられ、ドイツの平和賞「オットー・ハーン平和メダル」を受賞している。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160604/k10010546201000.html
NHK『元世界ヘビー級チャンピオン モハメド・アリ氏 死去』
・フランスのAFP通信は(中略)リングの外でのアリ氏について、「イスラム教への改宗や、ベトナム戦争公民権運動を巡る言動を中傷されたこともあったが、みずからの信念を曲げず、最後には称賛を勝ち取った」とたたえました。
・イギリスのキャメロン首相は自身のツイッターで、「モハメド・アリ氏はリング上におけるチャンピオンだっただけでなく公民権(ボーガス注:運動)におけるチャンピオンでもあった。あまりに多くの人々の模範となった人だ」と投稿し、アリ氏の功績をたたえました。

http://www.asahi.com/articles/ASJ643CTKJ64UHBI00M.html
朝日新聞モハメド・アリさん死去 元ヘビー級王者 差別とも闘う』
 60年のローマ五輪でライトヘビー級の金メダルを獲得したが、自伝では米国へ帰国後に黒人であることを理由にレストランで食事の提供を拒まれ、メダルを川に投げ捨てたとしている。
(中略)
 プロとして無敗のままだった67年、信仰とベトナム戦争への反対を理由に米軍への入隊を拒否。王座を剝奪されたが、「私とベトコンの間に争いはない」との言葉が有名となるなど、世論に影響を与えた。

http://www.asahi.com/articles/ASJ645JFTJ64UHBI01M.html
朝日新聞『発言が世論二分、後に全米が敬意 モハメド・アリさん』
 最初に大きく米社会に波紋を起こしたのは、ヘビー級世界王者になった64年。イスラム教へ改宗し、名前も改めた。米メディアの多くは以前の名前の「カシアス・クレイ」を使い続けたが、アリさんは「それは奴隷の名前で、私はもう奴隷ではない」と反発。黒人への差別についても強く発言するようになった。
 67年には、ベトナム戦争への反対と信仰を理由に米軍への入隊を拒否し、王座を剝奪される。当時、影響力の大きかったスポーツコラムニストが「兵役に呼ばれそうになり、悲鳴を上げている」と表現するなど、批判も多かった。
 だが、ベトナム戦争への反対が広がるなか、アリさんの姿勢も支持を集めるようになる。ボクシングから離れていた間は全米の大学をまわり、講演で人種の平等などを訴えた。徴兵拒否の罪で起訴され、一、二審では禁錮5年の実刑判決を言い渡されたが、最高裁まで争い、71年には「良心的拒否を認めない理由が明示されなかった」として有罪が覆された。

http://www.asahi.com/articles/ASJ645JLGJ64UHBI01N.html
朝日新聞『「20世紀の巨人」「勇気忘れない」米国でアリさん追悼』
・映画監督のマイケル・ムーア*64は「権力のある人に立ち向かったあなたの勇気を、我々は決して忘れない」との声明を発表した。
民主党の候補の座を(ボーガス注:クリントン国務長官と)争っている(ボーガス注:上院議員バーニー・サンダース氏も「非凡なアスリートというだけでなく、素晴らしい勇気と人間性を持った人物だった」との声明を出した。

http://www.yomiuri.co.jp/world/20160605-OYT1T50001.html
■読売新聞『オバマ氏、黒人差別と闘ったアリ氏の姿勢を称賛』
 オバマ米大統領は4日、ミシェル夫人と共に声明を出し、「私たちのために闘い、(公民権運動指導者の牧師)マーチン・ルーサー・キングネルソン・マンデラ(元南アフリカ大統領)と並び立った」と述べ、黒人差別と闘った姿勢を称賛した。

http://mainichi.jp/articles/20160605/k00/00m/030/046000c
毎日新聞『アリさん死去、「私たちのために闘った」オバマ米大統領
 1967年、ベトナム戦争への徴兵を信仰と反戦を理由に拒否。「私とベトコン(南ベトナム解放民族戦線)には争いはない」「他人の命を奪う戦争に行くより、刑務所を選ぶ」。
(中略)
 イスラム教徒に対する偏見が起きると、声を上げてきた。2001年の米同時多発テロの後、米国内で反イスラムが広がったが、「イスラム教は平和を意味する。イスラム教徒が原因だとレッテルを貼ることを見過ごせない」と批判した。

http://www.sankei.com/sports/news/160604/spo1606040042-n1.html
産経新聞ムハマド・アリ氏死去】反戦・黒人解放運動の象徴 リング外の戦い、非難の対象から英雄へ
 3日に死去したムハマド・アリ氏が「偉大なボクサー」とされる理由は、黒人差別の撤廃を訴え続けたリング外での壮絶な戦いにもある。ベトナム戦争や黒人解放運動などで揺れた1960年代の米国社会に大きな影響をもたらした。
(中略)
 米国では、黒人のスポーツ選手の発言は影響力が大きいと考えられ、とりわけ政治的信条に白人社会は敏感とされる。そんな中、アリ氏はボクサーとしての実力を高めるにつれ、白人社会に抵抗する姿勢を鮮明にした。マルコムXらに影響を受けて黒人のイスラム運動組織への参加を表明し、改名までしたことは、白人社会で反発を招いた。
 また、信仰とベトナム戦争への反対から兵役を拒否すると、タイトルとライセンスを剥奪される事態にまで発展した。法廷に持ち込まれたこの戦いにアリ氏は、「多くの偉大な人間は信仰について試されてきた。この試験にパスすれば今まで以上に強くなれる」と信念を貫き、連邦最高裁で「無罪」を勝ち取った。
 非難の対象から英雄へと評価が変わっていくのは米国民の政治意識の変化だ。ベトナム戦争への批判の高まりとともに、アリ氏は反戦運動や黒人解放運動の象徴となっていった。

http://www.sankei.com/sports/news/160604/spo1606040044-n1.html
産経新聞ムハマド・アリ氏死去】アリのようなスーパースターはもう出ない 死闘、闘病、聖火点灯…ドラマチックな生き様
 これほどドラマチックなスーパースターは、もう現れまい。黒人であることを理由にレストランへの入店を拒否されたことを怒り、ローマ五輪の金メダルを川に投げ捨てた。イスラム教に改宗してカシアス・クレイから改名し、「ベトコンは俺をニガーとは呼ばない」と徴兵を拒否してヘビー級王座を剥奪された。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016060400314&g=spo
時事通信『トルコ大統領、差別と闘った生涯称賛=アリ氏死去』
 トルコのエルドアン*65大統領は4日、ツイッターを通じ元プロボクシング世界ヘビー級王者モハメド・アリ氏死去を受けた追悼の声明を出し「人種差別と闘い続けた生涯だった。絶対に忘れられない」と称賛した。「類いまれなスポーツ選手であるだけでなく、善行に生きた卓越した人物として多くの人々の心をひきつけた」と賛辞を贈った。差別と闘いイスラム教に改宗したアリ氏は、中東でも人気が高い。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016060400181&g=spo
時事通信『闘い、守った尊厳=感動呼んだ五輪開会式−モハメド・アリ氏死去』
 黒人であるがゆえにレストランへの入店を拒否されると、1960年ローマ五輪で手にした金メダルをオハイオ川へ投げ捨てた。ベトナム戦争の徴兵を、「ベトコンは俺をニガー(黒人の蔑称)とは呼ばなかった」と明瞭な理由を公言して拒否した。
 白人社会から敵視され、王座を追われると分かっていても、モハメド・アリ氏は恐れなかった。五輪のメダルやチャンピオンベルトよりも尊く、大切にするべきものを持っていたからだ。
(中略)
 1996年アトランタ五輪で世界中を驚かせた。開会式のトップシークレットだった聖火の最終点火者として姿を現したのが、アリ氏だったのだ。
(中略)
 病気のため小刻みに震える手でトーチを握り、聖火台にともす。息をのんで見詰めた観衆からの形容しがたい拍手がスタジアムを包み込んだ光景は、感動的だった。
 尊厳を守るため、リングの内と外の両方で力の限り闘ったボクサー。自分にうそをつかない勇気ある生きざまに対して、あの拍手は贈られたのだろう。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016060400180&g=spo
時事通信『スポーツの枠超えたカリスマ=「ザ・グレーテスト」アリ』
 自ら「ザ・グレーテスト」と称したアリを圧倒的な存在にしたのは、「チョウのように舞い、ハチのように刺す」選手としての技量だけではない。白人社会を向こうに回し、「戦争はただの殺人。ベトコンに恨みはない」と公言してベトナム戦争への参戦を拒否した大胆さ。大口をたたいて相手選手を挑発するショーマンシップ。当時の社会で、その影響力、発言力は抜群だった。

昨日は国基研において、萩生田官房副長官から色々突っ込んだ話を聞いた。さらに政界で重きをなしていって欲しい。

 国基研なんぞと公然とつきあってるんだから萩生田もろくでもない人間です。
 なお、「首相が安倍だから安倍のダチ萩生田が重用されてるだけ」であって安倍が首相を辞めれば萩生田も重用などされなくなることは萩生田本人も国基研連中もよくわかってるでしょう。


オバマの広島訪問、私はこう考える(月刊Hanada)
http://island3.exblog.jp/25955005/
 島田が何が言いたいんだかよく分からないぐだぐだな文章です。とりあえずオバマに対し「アメリカポチ」島田が「原爆投下問題」「核廃絶問題」で批判することは絶対にできないらしいことはよく分かりました。
 まあ島田の場合「日本核武装論者」なので「原爆投下についてオバマが明確な形では謝罪しないこと」や「オバマがきれい事は言っても核廃絶問題で実質的なことは何もしないこと」に対し内心では怒りを感じてない、ということも批判しない理由にあるでしょうが。
 後島田が言ってることは「原爆投下の過去で米国批判しないんだから、米国はワシらウヨが大東亜戦争アジア解放聖戦論などで戦前日本を美化してもワシらを批判しないで欲しい」てことですかね(正直,奥歯に物の挟まったような文章で理解が困難な文章ですが。さすがの島田も「戦前美化して何が悪い」と米国相手には言いづらいのでしょう)。
 しかし米国からすれば「戦前日本を否定してできたのが戦後日本つう建前やろ」「戦前日本に対し太平洋戦争つう戦争を闘っていたのがワシら米国やで」「それであんたらウヨが戦前日本を美化しようが黙ってろて、そんなわけにいくかいな。あんたらが美化するのがおかしいやろ」でしょう。

 米歴史学会で原爆正当化論をリードしてきたロバート・ニューマン・ピッツバーグ大名誉教授は、日本は当時アジア各地で凄まじい虐殺虐待を続けており、指導者層に降伏の意思はなく*66、一刻も早く犠牲者(その中には慰安婦も含まれる)を救い出すには原爆投下もやむを得なかった*67と強調する。その引用には、家永三郎*68丸山真男*69、粟屋憲太郎*70、馬場伸也*71など*72日本人学者の名が次々登場する。

 正直「日本軍の残虐さ」を理由に原爆投下を正当化するのは勘弁して欲しいですね。なお、歴史学者である家永氏、粟屋氏はともかく、政治学者である丸山氏、馬場氏は「戦前日本政治」を論じるに当たって「日本軍の残虐行為」について触れてるだけでしょうから、ニューマン名誉教授が「丸山氏や馬場氏の名前を引用する」のはおかしいんじゃないかとは思います。


■【アメリカの深層10】議員外交と米国人拉致問題
http://island3.exblog.jp/25865443/
 小泉訪朝後に「北朝鮮から遠く離れた中国雲南省で失踪し」、米国政府は北朝鮮拉致認定などしていない米国人青年を根拠レスで北朝鮮拉致だというのだから呆れます。

なお決議案自体の採択とは別に、すでに議員外交の成果は現れている。今年2月に成立した米「北朝鮮制裁強化法」は、(中略)一旦科された制裁の緩和、また制裁の完全解除には「拉致あるいは不当に拘束された米国民の完全な消息説明と帰国に向けた重大な進展」が必要とされている。「拉致」された「米国民」はスネドンを念頭に置いたものだろう。

「拉致あるいは不当に拘束された米国民」がスネドン君を意味してるという島田の主張には何の根拠もありません。現在「スパイ容疑で北朝鮮に身柄拘束されてる米国人」を意味すると考えるのが自然でしょう。

参考
産経新聞『【北朝鮮情勢】韓国系米国人に10年の労働教化刑 「スパイ」罪で最高裁「韓国の依頼で核機密を収集」』
http://www.sankei.com/world/news/160429/wor1604290038-n1.html

*1:ちなみに戦前は任命制(内務官僚のポスト)だったわけです。

*2:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長(谷垣総裁時代)など歴任

*3:まあ確かにパパですが「前総務事務次官」ではなく「桜井翔君のパパ」扱いてのも何だかなあとは思います。

*4:ウィキペディアに寄れば、彼女は現在「伊藤忠商事社外取締役大阪大学男女協働推進センター招へい教授

*5:中山は国交相時代にも別の暴言で大臣を事実上更迭されていますが

*6:小渕内閣農水相小泉内閣経産相自民党政調会長(第一次安倍総裁時代)、麻生内閣財務相を歴任。飲酒酩酊問題で選挙落選に追い込まれ失意のウチに病死。

*7:小渕内閣国土庁長官、森、小泉内閣金融担当相、第一次安倍内閣厚労相など歴任。現在は政界を引退し、城西国際大学学長(なお城西国際大学創立者・水田三喜男は初代自民党政調会長、石橋、岸内閣通産相、池田,佐藤内閣蔵相などを歴任した大物政治家)。

*8:橋本内閣防衛庁長官自民党総務会長(小泉総裁時代)、第一次安倍内閣防衛相など歴任

*9:小泉内閣文科相麻生内閣国交相を歴任

*10:小渕内閣労働相、第一次安倍、福田内閣経産相麻生内閣規制改革担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第二次、第三次安倍内閣刑事財政担当相など歴任

*11:ガガは一歌手に過ぎませんからね。中国が反発してもせいぜい彼女が中国公演ができない程度で済むでしょうが首相ではそういうわけにもいきません。ダライに会わないのはある意味当然です。

*12:小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)を経て首相

*13:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官などを経て首相

*14:中曽根、竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相、細川内閣外相を経て首相

*15:福田、中曽根内閣で文相

*16:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*17:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*18:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣財務相などを経て首相

*19:鳩山内閣財務副大臣菅内閣財務相を経て首相。現在、民進党最高顧問。

*20:まあベトナム戦争での韓国出兵はともかく、ワルシャワ条約機構軍の出兵を反共の島田は正当化しないでしょうが。

*21:鳩山内閣国交相菅内閣外相、民主党政調会長(野田代表時代)、野田内閣国家戦略担当相など歴任。

*22:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相などを経て現在、民進党幹事長

*23:ただ議席を増やしても自民の議席民進党を上回れば敗戦と判断し辞めるという可能性もありますがその辺りの岡田氏の考えはこの記事だけではよく分かりません。仮に岡田氏が「議席増さえすればやめない」といってるとか「その辺り曖昧にごまかしてる」などで、岡田氏を姑息というなら一つの考えではあるでしょう。しかし、そこで、この記事を島田が持ってくるのは変な話です。

*24:まあ『安倍政権がどうしてもAIIBに入りたいと思えば鳩山氏が顧問ならいかに不愉快でも安倍はそれを使うだろう』位にはパイプになるでしょう。中国も鳩山氏も正直その程度の認識をした上での「今回の顧問就任」のわけです。

*25:一体どこからこういう話がリークされたのか気になりますが、普通に考えれば中国側でしょう。おそらく鳩山氏に対しても「事前リークしてもいいか」という話がされ了解を氏も与えたのでしょう。よほどのことがない限り「鳩山氏の顧問就任」は予定通り実行されるでしょう。

*26:もちろん「聞いているが現時点では言えない」つう可能性があります。

*27:鳩山氏は「私よりむしろ自民党とつながりがある方がいいのでは?」と謙遜する配慮を示したわけです。

*28:つまりは鳩山氏のような「自民党とつながりのない人間」しか依頼を引き受けてくれそうな人間がいないと言うことでしょう。それを伝えられて鳩山氏も「AIIB支持者として」彼なりに決断したと言う事でしょう。産経などは「おだてられて軽い気持ちで引き受けた」かのようにdisるわけですがそこまで鳩山氏もバカじゃないでしょう。彼が顧問を引き受けなければ日本にはAIIBとのパイプがないでしょうから、やはりそこを「AIIB支持者」鳩山氏としても気にしたのでしょう。正直「鳩山氏以外に適任者がいれば(この場合、見識や経歴などはもちろん現政権とのつながりが重要でしょう)」、鳩山氏もいつでも「顧問を引き受けること」について撤回の用意はあるでしょう。

*29:「米国から入ること」は「鳩山氏顧問就任が日本を取り込むため」であることを考えれば充分あり得るでしょう。米国から入るのか、入るとして誰が入るのかが問題でしょう。かなりのビッグネームが仮に入れば産経や安倍政権も無視はできないでしょう。鳩山氏以外のメンバーが誰か、気になるところです。

*30:安倍が中国を敵視していることは確かですが、とはいえ米国に配慮することが多い日本の政治家たちでは「安倍以外(例:福田康夫政権、菅政権など)なら加入したのかどうか」は疑問です。

*31:米国切り崩しも何も米国がAIIBに今後も入らないという保障はどこにもありませんが。

*32:今回その一人が鳩山元首相らしいことが判明したわけです。他がどういう面子かが気になるところです。鳩山氏を小馬鹿にする島田ですが、他の面子がかなりのビッグネームならそう言うことも言ってられないのではないか。

*33:世界銀行副執行理事、中国財政省次官、アジア開発銀行(ADB)副総裁などを経てアジアインフラ投資銀行(AIIB)総裁。

*34:「インテリ=残留派」「ノンインテリ(庶民派?)=離脱派」というのは島田の勝手な決めつけでしょう。

*35:現在、キャメロン内閣労働相

*36:漢字で書かない辺り島田の悪意を感じますね。

*37:「横田氏に協力してあげれば評判が良くなって選挙に有利かも」という「自己の政治的野心」はおそらくあるでしょう。ただ「拉致と改憲をこじつける救う会」に比べたらその「政治的野心」は全然マシです。いずれにせよ有田氏の言動と北朝鮮と何の関係もない。あるというなら証拠出せよという話です。

*38:著書『現代国際政治入門』(1986年、PHP研究所)、『21世紀の国連と日本』(2000年、学研M文庫)、『「新しい戦争」と日本の貢献』(2001年、小学館文庫)、『内閣総理大臣(増補版):その力量と資質の見極め方』(2010年、角川oneテーマ21)など

*39:読んでいませんが、『護憲派に悪口雑言してるだけの駄作』『小説としても改憲論としてもレベルが低い、売れないのも当然』という世間の評価が事実ならば、もちろん俺は非の立場です。

*40:つうか百田のツィートを読む限り嫌みではなくてただの事実確認だと思いますが。

*41:今時、中共かよ

*42:俺個人は「黙殺」というのも「低レベルすぎて取り上げる気にならない」つう批判の一種であり言論封殺だとは思いませんが。

*43:なお島田が紹介する時事通信記事も「中印対立がある」と書くだけでそういう問題意識があるか疑問です。

*44:まあおそらく「タレント人気的な意味が大きい」のでしょう。そう言う意味では嘆かわしいことですが、今のところ俺個人は彼女に対し批判する材料が何もないので、彼女を批判する気はありません。「タレント議員を政策ではなくタレント性で応援する選挙民の馬鹿さ」と「そのタレント議員がまともかどうか」は一応別問題です。

*45:ただし「最も近い」とは言えないでしょう。後でも触れますがテレビタレント出身の政治家など他にもいます。

*46:第二次安倍内閣厚労大臣政務官を経て第三次安倍内閣環境相

*47:中曽根内閣文相、自民党政調会長(宮沢総裁時代)、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*48:音響機器メーカー・クラリオンキャンペーンガールクラリオンガール」に1988年に選ばれ芸能活動を開始。日本テレビスーパージョッキー』のアシスタント(1990〜1992年)、TBSテレビ『3時にあいましょう』の司会(1992年)、テレビ朝日の報道番組『ステーションEYE』のキャスター(1993〜1995年)、TBSラジオ『BATTLE TALK RADIO アクセス』の司会(2003〜2004年)などを務めた。2004年、民主党から参院東京選挙区に出馬し当選。菅、野田内閣行政刷新担当相などを経て現在、民進党代表代行

*49:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て現在、第三次安倍内閣副総理・財務相

*50:そもそも「老後が不安だ」というご老人は低収入の貧困者でしょう。彼が多少使ったところで景気に大した影響はありません。老人は皆、資産家だとでも麻生は勘違いしてるのか?

*51:さすがに後で「冗談のつもりだった」「高齢者の心を傷つけたのなら謝罪する」くらいは麻生も言うでしょうが。

*52:第二次安倍内閣防衛大臣政務官

*53:民主党幹事長(鳩山代表時代)、鳩山、菅内閣外相、野田内閣副総理・行政刷新担当相、民主党代表代行(海江田代表時代)を経て民進党代表

*54:具体的には前原元代表松原仁辺りのことか?

*55:第一次安倍、福田、麻生内閣厚労相

*56:原爆資料館の英訳に問題などありませんがそもそもアレは外務省の施設じゃないんだから外務省は関係ないでしょうに。いやもちろん「広島市が問題だ」つう話でもないですが。

*57:「by force」は「暴力的連行(慰安婦問題でウヨが言う『狭義の連行』)」を連想させる「力づく」と訳すより「強制的に」とでも訳した方が適切な気がします。

*58:この時の民主党候補はカーター政権副大統領で後に駐日大使になったモンデール。

*59:そのうち米国のウヨ(米国の島田洋一)が「レーガンを支持したアリは俺達の仲間だ」とか言い出すんでしょうか。勘弁して欲しいですね。

*60:ソ連・東欧はこの事件を理由に1984年ロス五輪をボイコットした(もちろん1980年モスクワ五輪をアフガン侵攻を理由に西側がボイコットしたことへの意趣返し)。

*61:元世界ヘビー級チャンピオン。1960年ローマ五輪ライトヘビー級金メダル。

*62:サッカーブラジル代表のエースとして3度のFIFAワールドカップ優勝に貢献。その実績から「サッカーの王様」と呼ばれる

*63:米国のジャズトランペット奏者。日本には彼を「ジャズの帝王」、「モダン・ジャズの帝王」と呼ぶファンや評論家も多い。

*64:著書『アホでマヌケなアメリカ白人』(2002年、柏書房)、『おいブッシュ、世界を返せ!』(2003年、アーティストハウス)、『アホの壁 in USA』(2004年、柏書房)、『華氏911の真実』(2004年、ポプラ社)、『マイケル・ムーアへ:戦場から届いた107通の手紙』(2004年、ポプラ社)、『どうするオバマ?失せろブッシュ!』(2008年、青志社)、『マイケル・ムーア、語る。』(2013年、辰巳出版

*65:イスタンブル市長、首相などを経て大統領

*66:国体護持ができなければ「降伏の意志はなく」が正しいですね。そもそも本気で「原爆で日本軍を早く降伏させ犠牲者を救いたい、何が何でも原爆投下したいわけではない」のなら日本に対し事前警告すべきでしょうし、ほとんど日を置かずに広島、長崎に投下したことも説明がつかないでしょう。

*67:日本の降伏理由はむしろソ連参戦でしょうからニューマン氏が不勉強なのか、故意に詭弁を弄してるのかはともかくニューマン説ははっきり言って間違っています。

*68:著書『太平洋戦争』(2002年、岩波現代文庫)、『戦争責任』(2002年、岩波現代文庫)、『一歴史学者の歩み』(岩波現代文庫)など

*69:著書『「文明論之概略」を読む(上)(中)(下)』(1986年、岩波新書)、『忠誠と反逆:転形期日本の精神史的位相』(1998年、ちくま学芸文庫)、『翻訳と日本の近代』(共著、1998年、岩波新書)など

*70:著書『東京裁判論』(1989年、大月書店)、『未決の戦争責任』(1994年、柏書房)、『十五年戦争期の政治と社会』(1995年、大月書店)、『現代史発掘』(1996年、大月書店)、『昭和の政党』(2007年、岩波現代文庫)、『東京裁判への道』(2013年、講談社学術文庫)など

*71:著書『満州事変への道:幣原外交と田中外交』(1972年、中公新書)、『アイデンティティ国際政治学』(1980年、東京大学出版会)、『カナダ:二十一世紀の国家』(1989年、中公新書)など

*72:「など」が誰か気になるところです。