「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(3/23分:高世仁の巻)(追記・訂正あり)

■西谷文和『私より先に「身代金交渉」をした、藤原氏とのメールやりとり』
http://www.nowiraq.com/blog/2016/06/post-505.html

 これは本当に不本意なことです。しかしなぜか「身代金の話をした奴は国賊」のような話になったので、常岡氏と一緒に私のことを非難している藤原亮治氏が、一番先に「身代金の話をしていた」事実について、私と彼とのメールやりとりを公開します。なお、公開に当たって、私は期限を切って、藤原氏に「公開するけれど、それでも大丈夫か?」と確認しました。(ボーガス注:売り言葉に買い言葉かも知れませんが)彼は「どうぞ」と回答したので、公開します。
(中略)
 なぜ本当の敵「安倍政権」への怒りを共有せずに、私へ誹謗中傷をするのか?。猛省を求めたいと思います。以下、昨日(6月8日)から本日(6月9日)までのメールやりとりです。

で、メールのやりとり。

■藤原さん
 初めまして。
 安田さんのことで、常岡氏からいわれなき中傷を受けております。
 あなたも色々と発言されてますね。常岡氏が言うには、「ヌスラと身代金なしで解放交渉中だったのに、シハブと西谷が出てきて、邪魔をした。 安田さんの命を危険にさらしたのは身代金交渉をした西谷だ」と。
 実は私は、今年2月、アンタキヤでアブーカーシムと会って、インタビュー撮影に成功しています。
 彼は、藤原というジャーナリストが来て、「金ならいくらでも出す」「100万ドルでも」と言ったと証言しました。私はこれを2月23日に撮影しています。あの時点で、シハブはアブーカーセムに身代金なしの解放交渉を依頼していたが、「フジワラとアハマドフルサードペイジ、そしてムハンマドタラスが交渉を困難にした」と言いました。このビデオがあります。
 藤原さん、黙っていますよね、この事実。
 本日、午後7時まで待ちます。一度私の携帯にお電話下さい。


■西谷さん
 アハマド・カーシムと話したとき、私はビデオを回してましたので、家に入る時からインタビュー終わる時まで話は録音されておりますが、そんな話は当然ながら一言も言ってませんよ。
 証拠がありますので、彼の嘘はいくらでも証明できますよ*1
 どうぞ、そこかしこでしゃべっていただいて結構ですよ、ご自身が恥をかきますから。
 あの詐欺師の話を裏もとらず、そのまんま信じて記事にされるのこそ、あなたは職業人としてやばいのではないでしょうか?
 詐欺師に見事に引っかかった上に、それをそのまんま記事に書き、さらには私に脅しですか(笑)。
(中略)
 藤原


■藤原さん
 少なくとも彼は「日本政府も来ない、家族も来ない中で、藤原氏だけがやってきた」と申しております。そして金の話をした、と。どちらかが嘘をついていることになりますね。では裏をとるために、そのビデオを見せていただけませんか?
 私はあなたがカーシムに会いに行った話は誰にも喋ってませんし、黙っていましたが、常岡氏が「西谷が身代金交渉をしたので、困難になった」と騒ぐので、(あなたも同調されているのでは?)お尋ねしているのです。10日に東京に行きます。その時にぜひビデオを見せてください。
 西谷


■西谷さん
 重ねて言いますが私はカネの話など一言も話してませんし、プロならご自身の足で裏を取ってきてください。
 それと、私は安田さんに関する交渉のやり方について批判めいたことは発言しておりますが、 「西谷さんが交渉をしたので困難になった」という発言はしておりません*2
 いきなり私に脅しをかけてくるような方と会うつもりはありませんのであしからず。
藤原


■藤原さん
 ではそのビデオとやらを見せていただけないのですね。
「証拠のビデオを見せてもらえなかった」という事実は公表しますね。
(中略)
 「身代金はいくらくらいなのかを問うていること」
 これらが「普通の人権感覚を持った人」なら尋ねる事項なのです。
 だからあなたも尋ねたのでしょう?。私も(ボーガス注:私以外の)NHK、その他テレビ局も同じようなことを聞いてますよ。なのに常岡氏が、私にだけ「それをしたからダメになった」と吹聴するので、こちらとしては「身を守るため」にやらねばなりません。
 明日、常岡氏の中傷が(ボーガス注:週刊新潮という)週刊誌に出ます。
 なので、自己防衛のためにあなたのことも公表せざるを得ないのです。
(中略)
 西谷


■西谷さん
 あきれてものが言えませんが、では、普通の感覚を持った人間が、
彼は、藤原というジャーナリストが来て、「金ならいくらでも出す」「100万ドルでも」と言ったと証言しました。
と、西谷さんは本気でお思いですか?*3
 いったい、100万ドルどころか10万ドルのカネをどうやって、誰が用意するんでしょうか?
 西谷さんの「普通の感覚」はあまりにも私とは違うようです。
(中略)
 時間の無駄なので、今後ご連絡は不要です。
 公表したら西谷さんが恥かくだけですが、お好きなように。
 藤原


■藤原さん
(前略)
 あなたが、カーシムとあったのは事実だし、安田さんを救いたいと思って身代金の話もしたのも事実でしょう?
(中略)
 2月23日に、私が撮影したカーセムの映像は、具体的で、説得力があります。
 一方、常岡氏、あなたの、私への罵詈雑言は具体性も説得力もありません。
(中略)
 あなたの行動を振り返ってください。
 私に取材することなく、いろいろと言ってますね。
 その上で、問題のビデオも見せるつもりはない、と。
 その上で(ボーガス注:西谷について)「ジャーナリスト(ボーガス注:を騙る)芸人」と勝手につぶやいたのですね。
(中略)
 カーセムは「あなたが初めてやってきて、安田さんの交渉をした」と言いました。
 その映像があります。
 これが最後の提案です。
「あなたは今までのご自分がやったことを反省し、本当に安田さんを救出するために誠意を示しますか?」
 それとも、今までどおり、常岡氏らとつるんで、私に罵詈雑言を投げかけますか?
(中略)
 お返事待ってます。
西谷拝

 ちなみにこの西谷氏の批判に対する藤原のツィート。

Ryoji Fujiwara ‏@JP_Fujiwara
 それについて「どうぞ」とは言ったけれど、私信であるメールまで公表していいとはひと言も言ってないのだが(笑)。

 ええ?ですね。「俺とのやりとりを公開していいがメールは私信だから公開するな」つうのは日本語として意味不明です。「私信の内容を要約して出せ(藤原)」ということなのか。しかし、むしろ「私信を何も加工せずそのまま出す」方が西谷氏による誤解や曲解の余地がなくて藤原にとっていいんじゃないか。
 つうか藤原は「私信を公開するな」なんてことより「こういう理由で西谷の俺への批判は間違ってる」とか「あの公開されたメールは実は西谷が自分に都合良く西谷本人や俺の発言を改ざんしてる*4」とかいうべきじゃないのか。西谷氏の藤原批判を「見る限り」では道理は藤原ではなく西谷氏にあるようにしか見えません。


■西谷文和『常岡氏へ 安田さん事件に関する公開質問状』
http://www.nowiraq.com/blog/2016/06/post-504.html

 本日発売の週刊新潮に悪意ある記事を書かれました。こうなった以上、(ボーガス注:安田救出に関係ない事で時間を使いたくない、泥仕合したくないという)今までの沈黙を破り、事実の確認と質問をしなければなりません。
(中略)

 常岡氏らによる「身代金なしで交渉中だったのに、西谷、シハブが仲介人と交渉してご破算になった。西谷、シハブは、邪魔をしている」という中傷について。
 まず、いつ、どのように、誰と「身代金なしで交渉し、それが解決寸前だった」のでしょうか?
 何の証拠も示さず、一方的に主張しています。私たちのために失敗した、というなら、その証拠を見せてください。
 ちなみに、「仲介人と接触する」ことがあたかも罪であるかのような言い分ですが、タリクは拘束されている安田さんの写真や画像をネットにアップした人物なのです。タリクには、日本のマスコミ各社も取材しています。(ボーガス注:常岡氏曰く)ジャーナリスト芸人(苦笑)の私も、同じようにタリクに会って、「要求は何か?」「解放の条件は何か?」を尋ねました。それは「国民の知る権利」と「安田さんの解放」のためにジャーナリストなら当然尋ねることだと思います。
「なぜタリクと会ったことを非難したのか?その根拠は何なのか?」。
 この点も合わせて答えてください。

 今年2月23日に、私は別の仲介人、カーシムと接触しました。カーシムは、フジワラという日本人ジャーナリストがやってきて、「身代金はいくらか?」「いくらでも払うので救出を」と求めたと証言しました(このビデオもあります)。この人は藤原亮治さんというジャーナリストです*5。やはり「身代金の額」を尋ねられたようです。「安田さんを救いたい」と考えて、取材されたのでしょう。これが普通だと思います。ただ藤原さんは私に対して「カーシムとは一切、金の話はしていない」とおっしゃいました。「金の話をしなかった」証拠のビデオがある、と。私にはカーシムの証言ビデオがあるので、どちらかが嘘をついていることになると思い、「そのビデオを見せてほしい」とお願いしましたが、彼は拒否したので、「金の話をしたか、しなかったか」については事実確認ができていません。藤原さんなどのジャーナリストも、私にジャーナリスト(ボーガス注:を騙る)芸人(苦笑)というツイートをしていました。つまり、なぜかこの事件の途中から『身代金の話をしてはいけない』かのような風潮になったのです(おそらく(ボーガス注:藤原氏の友人である)常岡氏が私にそのようなツイートを続けたからだと思います)。不思議な話です。ヌスラが拘束していて、その要求は何か?。この話を聞いてはならないとすれば、事件の全貌が見えませんね。ちなみに2月の時点で、シハブは「できるだけ身代金が低い額で、つまり『安田さんを拘束した期間の食事代金および宿泊費』という名目で、いくらくらいなら?と尋ねていたそうです。カーシムは「フジワラがいくらでも払うといったので、吊り上ってしまった」と言いました。
(本当は、(ボーガス注:藤原氏の名誉のために)こんな証言を公開したくなかったのです。しかし藤原氏が(ボーガス注:そんな発言はしてない、証拠のビデオもあるといいながら)証拠のビデオを見せない、私と話をしない、と対話を拒否され、(ボーガス注:いわゆる売り言葉に買い言葉かも知れませんが、西谷氏が)ネット上に(ボーガス注:この藤原と西谷のやりとりを)公開してもいいとの態度だったので、公開せざるを得なくなりました。藤原さん、恨むならこんな状況を展開した常岡氏を恨んでくださいね)

 仲介人タリク、その上司Aにインタビューした経過を述べます。
 5月16日、私はトルコのシャンリウルファという街で彼らに会いました。
 あの時点でスペイン人3名が解放されていました。(ボーガス注:スペイン政府は身代金支払いを認めていませんが)身代金の具体的な額も報道されていました。
 それで、Aは「ヌスラとスペイン政府の間に立ったこと」「スペイン人がどのようにして解放されたかの詳細」を証言した上で、「国境で身柄とお金が交換される写真」「解放直前のスペイン人たちの写真」を持っていました。
 これらは「当事者しか知らない情報」だと思い、私は「政府はAと交渉すべきだ」と思いました。3月に安田さんの映像をネットにアップしたのも、タリクでした。交渉できるのは政府だけです。なので、この事実を政府に情報提供しようと思いました。タリクはこの時、「政府が交渉しなければ、近々、新たな映像または画像をアップする」と言いました。(それが5月30日にアップされたあの画像です)時間的な余裕がないと思いました。
 つまり、ヌスラは直近のスペイン、イタリアなどの解放交渉で、「身代金」を求め、スペイン、イタリア政府が交渉に応じたから解放したのです。このことはすでに各国で報道されています。ロシアと(ボーガス注:ロシアが支援するシリアの)アサド軍の空爆で追い込まれたヌスラは、「金がいる」と言いました。だからこそ、「日本だけが、それも常岡氏だけが身代金なしで交渉解決できる」と主張される根拠をお聞きしたいのです。
 もちろん、安田さんの人命がかかっていますので、本当はこんなことを質問している場合ではありません。ただ、常岡氏たちが週刊誌、ラジオなどで私たちの実名を挙げて騒いだので、こうなったのです。私は今まで、このことでメディア上で常岡氏を誹謗したことはありません。常岡氏が不必要に騒ぐことによって、政府交渉に支障が出たとするならば、責任は重大だと思います。

 常岡氏たちの主張は、結局、(もし交渉しなかったならば)政府をサポートするものになってしまう。
 私は安田さんの解放は政府が水面下で身代金交渉を進めるしかないだろう、と考えています。5月16日の時点で、タリクとAは「まだ政府関係者と接触できていない」と証言しました。後藤さんの事件の教訓を生かし、政府は速やかに交渉のテーブルについてほしい、と思いました。(水面下で交渉されていることを願っています)
 5月30日に、新たな画像が出ました。なので、私は政府に「一度お会いして、ビデオと隠し撮りした音声を提供するので、分析してほしい」とお願いしました。(5月16日時点のビデオですから、一番最新のものだと思うのですが)1週間待ちましたが、返事がないので、また6月7日に電話をしました。本日時点で、まだ政府からの連絡はありません。
 常岡氏たちが大騒ぎをすることによって、一番大事な「政府が交渉を進める」ことに支障が出ませんか?
 この点、常岡氏の見解を求めたいと思います。
 以上の点に加えて、「私やシハブに話も聞かずに、実名を挙げて少なくないメディア上で、憶測で、誹謗中傷した」ことに対して謝罪を求めたいと思います。
 2016年6月9日 西谷文和

 さてこの「質問状」について常岡の支持者・高世は何というのか。無視するのか、詭弁で常岡擁護するのか(追記:高世は無視しました)。
 ちなみに西谷氏ツィートに寄れば

・常岡氏は(ボーガス注:西谷の)公開質問状には答えないと言っているそうです。これで彼の本質がお分かりでしょう?。都合悪くなったら黙るのですよ。

だそうです。「西谷ツィートが事実なら」まるで「俺やid:Bill_McCreary氏の質問から逃げ続ける」id:Mukkeid:noharraそっくりの常岡です。
 「西谷の人間性」云々と常岡は抜かしてるそうですが、そんなことと「常岡の交渉が成功してたのに西谷のせいで潰れたという主張について常岡氏は証拠を出して下さい(西谷氏)」という要望を無視することと関係ないでしょう。つうか西谷氏だけでなく普通の人間なら同じ質問をするでしょう。常岡は「俺の主張が事実であることについては既に十分な証拠を出した」とでも言う気でしょうか。
 そういえば、id:Mukkeid:noharraも俺の質問無視する時は常岡と似たような事言って「俺の人間性」をさんざんけなしてましたっけ(苦笑)


■常岡のトンデモツィートを笑う、ほか

西谷文和 ‏@saveiraq
週刊新潮に(ボーガス注:私、西谷に対する)悪意ある記事が出ました。常岡氏たちの誹謗中傷が原因だと思いましたので、(ボーガス注:常岡氏らへの)公開質問状をブログにアップしました。泥試合になるのは避けたかったのですが、ことここに至っては仕方ありません。誠意ある回答を求めたいと思います。
http://www.nowiraq.com/blog/
・ブログに書いた内容その1「身代金なしで交渉して解決しかかっていたのに、西谷が邪魔をした」(ボーガス注:と常岡氏らが主張する)ことの証拠と根拠は? 2(ボーガス注:西谷が)仲介人と会ってインタビューすることは悪いことなの?これではすべてのメディアは取材できなくなってしまいますが?ブログの内容その3「身代金がいくらか?」を尋ね、解放のために役立ちたいというのは普通の人権感覚。ジャーナリストの藤原亮治さんは、私よりも先に「仲介人」と会って、その話をしている(ボーガス注:という話を以前、私、西谷は藤原氏の取材を受けたという仲介人から聞いた)。(ボーガス注:しかし今では)藤原さんは、このことに沈黙しておられる。それは常岡氏が「身代金の話をするのは許せん」と騒ぐから?
・(ボーガス注:週刊)新潮は(ボーガス注:イラクで安田氏が拘束されたときに)自己責任バッシングをしてきたところ。そんなところに得意になって(ボーガス注:西谷非難)コメントしているようでは、常岡氏の素性が知れるというものだ。
週刊新潮という雑誌は、イラク人質事件のとき、つまり安田さん自身も囚われた時、一番自己責任でバッシングした雑誌ではないか。そんなところに(ボーガス注:西谷への悪口を)情報提供して、嬉々としてインタビューに答える常岡氏は、ジャーナリストではない。常岡氏こそ、売名行為のために安田さんを危険に陥れた。
・常岡氏は公開質問状には答えないと言っているそうです。これで彼の本質がお分かりでしょう?。都合悪くなったら黙るのですよ。こんな常岡氏の口車に乗った、ジャーナリストがいるというのが、今の悲しい日本の現実ですね。
・申し訳ないけど、常岡氏と一緒に「ジャーナリスト芸人」と(ボーガス注:西谷に悪口を)言っていたジャパンプレスの藤原亮治氏とのメールやりとりをブログにアップしました。これは(ボーガス注:いわゆる「売り言葉に買い言葉」かも知れませんが、「西谷がメールのやりとりを公開したければ公開すればいい」と藤原氏)本人の了解を取っていますので仕方ないことだと思います。(ボーガス注:藤原氏は)恨むなら(ボーガス注:西谷ではなく「身代金の話をすることはタブーだ、話をした西谷が安田救出に障害を作った」と強弁する)常岡氏を恨んでください。
http://www.nowiraq.com/blog/
・仲介人Aは怪しい人物だと、私もそう思う。逆に怪しくなければこんな仕事*6をやらない。彼は決定的な写真を持っていた。常岡氏に尋ねる。「怪しい仲介人」に会うこと、その要求を聞き出すこと、がなぜダメなの?。期限が迫っている中で、他に何ができるの?
・問題の本質は、政府がしっかり交渉するかどうか、だ。(ボーガス注:常岡氏やそのお仲間(例:id:takase22こと高世仁)は)「自分が交渉して解決できた」と夢見ているようだが、現実はそんなに甘くない。(ボーガス注:一個人にすぎない常岡氏が)身代金なしで解決できるなら、仏も伊もスペインもそうしただろう。
・安田さん事件に関して、今、何が必要か?。それは政府に対する世論を高めて「いち早く交渉してください。応援します」ということ。常岡氏が「俺が解決できたのに」と根拠なく主張することは、逆に安田さんに関する交渉について、政府が入りにくくなってしまう。常岡氏こそ、安田さんを危険にさらしたのだ
・常岡氏よ。「俺が解放できる」と無責任に言ったことで、解放交渉が遅れたのだ。あなたの行動が、安田さんを危険に追いやったのだ。
・と、いうことで常岡氏にかんする一連のツイートはいったんお終い。安田さん事件が解決してから、彼が私との公開討論会に応じるかどうか。今は一刻も早い安田さんの解放を願っています。

 西谷氏の過去の言動の是非に関係なく*7、ここでの西谷氏の常岡批判は全く正論でしょう。高世(id:takase22)のように常岡支持を表明する愚か者の気が知れません。

常岡浩介
 頭が悪いので、自分のなにが問題だかわかってないことが、文面からよくわかる。ただし、バカにしては頭を使って、自分に都合の悪いことに触れるのを避けている*8。ご家族にも外務省にも、了承を得ず、勝手に身の代金交渉をしたことだ。了承さえあれば、身の代金100億の話を決めてきたって構わないのだ

 おやおやです。小生は常岡は「身代金支払い絶対ダメ論者」だと思っていましたがいつの間にか「了承さえあれば、身の代金100億の話を決めてきたって構わない」と言ってることが変わっています。この常岡の無茶苦茶ぶりは「仮に常岡の西谷批判が正しかろうとも」擁護はできません。
 つうか「ご家族or外務省の了解があろうとなかろうと」確実に助かる見込みがあるなら何でもすればいいでしょう。そもそもそういう常岡は「ご家族or外務省の了承」とやらで動いてるのか?
 まあそれはともかく。常岡が「西谷批判をすれば全てがごまかせる」と思ったら大間違いです。西谷氏や中田考氏が批判するように、「西谷氏の言動の是非に関係なく」常岡の言動はおよそまともな人間の言動ではありません。

常岡浩介が中田考リツイートしました
先生、弁護士に騙されてますよ。
中田考 @HASSANKONAKATA
西谷らが人質ビジネスの片棒担ぎで安田さんの状況を更に危険にしたのは全くその通りだが、身代金ゼロで助かる交渉が進んでいたというのも嘘。彼らも自分だけの手柄にしたがり情報を出し惜しみ真実を隠して救出の好機を逃したのであり、責任は重い。

 「嘘をついてる彼ら」とはもちろん常岡や「常岡を万歳する高世」のことです。中田氏でなくても「西谷氏の行為の是非に関係なく常岡やそのお仲間はほら吹きだ」と思うでしょう。常岡は証拠レスで「西谷の邪魔がなければ俺なら助けられた」と放言するだけのバカですから。「だまされてるも何も」常岡が「助けられた」という確かな証拠を出したらどうなのか。ちなみに「弁護士」て誰ですか、常岡さん?


■「安田解放」を叫ばないでと友人*9は訴える
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160608
 安田ネタは打ち止めかと思ったんですがね、違うようです。
 小生、この高世のアホ記事に次のような、はてなブックマークをつけました。

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/takase22/20160608
 しかし「横田めぐみ救出を叫んで救う会がデモ行進すること」はOKらしい。わけ分からんぞ、id:takase22。説明できるのか、お前?

 正直、「お前救う会のデモ行進は認めるのに何馬鹿な事言ってるんだ?」としか言いようがない。「ヌスラと北朝鮮は違う」「安田と横田めぐみ拉致被害者は違う」「俺が批判する西谷と支持する巣くう会は違う」とか高世は詭弁吐くんでしょうか?

6日のブログで紹介したジャーナリスト藤原亮司さんのシンポでの発言を取り上げよう。

 この藤原の発言については、http://www.newsweekjapan.jp/kawakami/2016/05/post-15.phpで川上泰徳氏が批判していますので「藤原発言の紹介は省略」します。
 小生はこの記事を既に「長文引用済み」ですので「また長文引用する能のないことは辞めて」川上主張の要点だけ紹介すると
1)本当に藤原の言うように安田氏が「身代金支払い」による救出*10を望んでないかは疑問
2)仮に「身代金支払いによる救出」を安田が望んでないとしても、救出交渉をすることは「身代金支払い」とは「論理的には」違う、身代金支払いをしない交渉もあり得る。
3)そもそも政府が交渉に乗り出して救出しないかどうかを当事者の意志で決めるのがおかしい。当事者の意志が分からなければ*11どうするのか?。またこの理屈だと「ジャーナリスト以外の身柄拘束ケース(戦場で活動する医師や外交官、ビジネスマンなど)」の場合はどうなるのか?。「ジャーナリストの場合だけ当事者の意志で判断」とするにせよ「あらゆる場合で当事者の意志で判断」とするにせよ、それでよい結果が得られると思えない。また「ジャーナリストとそれ以外を区別する場合」そうした主張を論理的に矛盾なく説明できるとも思えない。
 なお、川上氏が指摘してないことを指摘すれば「藤原の理屈だと政府による救出交渉のみならずあらゆる救出交渉が否定される」つうことですね。
 高世が藤原理論を擁護するのであればそこから出てくる結論は「安田が死んでも仕方ない、あいつは救出を望んでないから」であって「政府の交渉はダメだが常岡の交渉なら支持する」という代物ではないはずです。
 つうかマジで疑問ですが藤原や高世が本気でこんな馬鹿な事書いたり言ったりしてるんですかね?。いや本気でなくて「詭弁を詭弁と自覚して放言してる」のだとしても、その動機が理解できませんが。
 何度も言いますが既に藤原に対しては「川上泰徳氏がhttp://www.newsweekjapan.jp/kawakami/2016/05/post-15.phpにおいて、『藤原氏には賛同できない、政府は救出交渉に乗り出すべきだし、我々もそう政府に訴えるべきだ』と批判してる」んですが高世や藤原は「俺の方が川上より正しい、そう世間も思ってるはずだ」と思える自信があるんですかね。俺は藤原や高世より川上氏に共感しますが。
 なお、危険な冒険・登山について本多勝一氏は以前自著*12で次のような主旨の事を言っていたかと思います(手元に本がないのでうろ覚えですが)。この本多理論は安田問題を考える上でも参考になるかと思います。
1)危険な冒険・登山であっても基本的に「よほど杜撰、異常な計画でない限り」政府や社会は容認すべし。特に「植村直己*13のようなプロ」なら当然に認めるべし。仮に事故って死んでもそれは「不可抗力」や「当人の自己責任」であり、「何故差し止めなかった」といわれる話ではない。冒険や登山に100%の安全を求めたら冒険や登山は成り立たない。冒険や登山を否定する立場ならともかく。
2)ただしプロであるか否かに関係なく「登山者・冒険家の100人中100人が無謀だというような」明らかにずさん、無謀な計画*14は差し止めるべし。
3)ただし当人の自己責任だからといって「植村が遭難しても探さなくていい」などという話ではない。遭難した同胞を捜すのは当然である。
 まあ、3)が重要ですね。さすがの高世も「植村も最悪の事態は覚悟してたろうからマッキンリーで消息を絶っても探さなくていい」とはいわないでしょう。「探すことが二次遭難を産みかねない」なんてケースでない限り探すでしょう(植村について言えば探しても見つからなかったんですが、状況から見て死んでるのは確実でしょう)。でその「植村への態度」と「安田への態度」の違いを高世は説明できるのか。
 また高世の言うように「当人が救出を望んでるかどうかが問題」なら「当人が拉致じゃないといってる寺越武志さん(母親・友枝さんもそれを受け入れている)」について、救う会が「拉致だ」「救出しよう」と叫んでることはどう理解されるのか(そもそも寺越さんが平壌で家庭を持ち*15平壌市職業総同盟副委員長という地位に就いてるのに今さら「拉致だ」なんて叫んだところで弊害、デメリットしかないでしょうが)。
 高世は「寺越さん母子の意思を救う会は無視するな」とは何故言わないのか。正直高世の文には「ほとんど毎回、『高世はバカでクズだ』という怒りと呆れ」しかないんですがこれに共感する輩っているんですかね。もしいるなら理解ができません。常岡や藤原と言った「高世の類友」や「下請け・高世に仕事を発注してるテレビ局社員(元請け業者)」「高世の会社ジンネットの社員」なら「共感したり」、『高世とつきあうと金になる』という利害関係から「共感したフリをしてくれる」んでしょうか。それも人間としてどうかと思います。
 まあこれでメインの話は終わりですがサブにもコメント。

 ヒラリー・クリントン民主党候補者選びで「勝利宣言」した。

 確かに「勝利はほぼ確実」なのでしょうが
■CNN『「戦いは続く」 民主サンダース氏、選挙戦続行の構え』
http://www.cnn.co.jp/usa/35083961.html
だそうです。
 なぜなら

http://wired.jp/series/super-election/sandersism/
 民主党予備選における勝利の基準である過半数代理人数は2,383人。『ニューヨークタイムズ』によれば、ヒラリーの獲得代理人数は6月5日の時点で2,323人であり、残り50人にまで迫っている。
(中略)
 となると、各州での勝敗の程度はあれど、ヒラリーが50人以上の代理人を獲得するのは、さすがに間違いない。したがって彼女が、11月の本選でドナルド・トランプと争う民主党の候補者となる。
(中略)
 ヒラリーにせよ、トランプにせよ、正式に候補者となるのは、7月下旬に開催される全国大会(National Convention)の場で、代理人の投票の結果、党からの指名を受諾してのことだ。それゆえそれまでは「事実上の(presumptive)」という形容がなされる。
 だが、この「事実上の」という状態に対して可能な限り抵抗しようとしているのが、バーニー・サンダースだ。代理人の獲得数で負けたとしても、一般党員からの熱狂的な支持という勢い(モメンタム)を維持することで全国大会での逆転を狙っている。

という話です。実際には「狙ってる」というより「そうすることを望む支持者の為に最後まで闘う」つうことでしょうが。
 「俺は最後まで闘うぞ!」ということでクリントンの政治的譲歩を狙うとか、サンダースらの政治的主張をアピールし続けるとか、サンダースと支持者なりの考えがあるのでしょう。正直サンダースや側近(陣営幹部)だけでなく「そうすることを望む支持者」も多くは「大逆転勝利」を本気で狙ってると言うよりは「クリントンの政治的譲歩狙い」などでしょう。「選挙に勝つことはもちろん大事だがそれがすべてではないはずだ」「クリントン批判派の民主党支持者の為に最後まで闘う」というサンダース陣営のスタイルは「最大野党(今は民進党)が一番大事なのか?」と思う共産支持者の俺には共感できるスタンスです。

 クリントンの権力欲をむき出しにした表情、振る舞い*16には私も辟易するのだが、トランプよりはまし。

 救う会とつきあう「何らかの欲望向きだし(やはり金銭欲ですか?)」の高世*17にヘキエキする俺からすれば「何様だよ、高世」「手前ごときバカ野郎がクリントン批判出来るとでも思ってるのかよ」としか言いようがない。


■二人の「スパイ」の息子に会った日
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160607
 「常岡など他の高世の類友」はともかく、とりあえず高世は安田ネタはひとまず打ち止めのようです。

土曜日の4日、明治大学で「尾崎秀実とゾルゲ事件」のシンポジウムに参加した。

と書いてあれば、「尾崎とゾルゲの息子か!」と思うところですがそうではなく

・スパイとして除名*18され、中国で27年にわたって幽閉*19された日本共産党の元大幹部、伊藤律の息子・伊藤淳さん
ゾルゲ事件で逮捕されたユーゴスラビア人で、網走刑務所で獄死しているブランコ・ド・ヴーケリッチ*20と山崎淑子さんとの間の息子・山崎洋さん*21

だそうです。なるほど、だからスパイにカギ括弧がついてたわけですか(本文読めば分かりますが高世は伊藤スパイ説を支持しない立場です)。
 それにしてもウワー、マニアック。
 今、「伊藤律」といっても党員、支持者でも分かる人は「かなりのご年配か党の歴史に詳しい人」だけでしょう。一応小生は「名前ぐらいは」知ってますが。ましてや「ヴーケリッチ」なんてゾルゲ事件研究者でもなければまず知らないでしょう。
 「そう言えば以前、id:Bill_McCrearyさんが伊藤律ネタを書いた気がするな」と思ってググったら、
id:Bill_McCrearyさんがお書きになったのではなく、
■映画の字幕もいろいろ時代の変化に対応している
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/93e106446f6566981a634cb46dc7fd4d
で小生がこのネタをコメント欄でコメントしてました。
 ちなみに気になるのは高世の掲載した写真に

『尾崎秀実とゾルゲ事件』出版記念シンポジウム

という垂れ幕があることですね。どうもこのシンポ、以前小生が
■新刊紹介:「歴史評論」3月号
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20160220/5210278609
で批判した■太田尚樹『尾崎秀実とゾルゲ事件近衛文麿の影で暗躍*22した男』(吉川弘文館
の出版記念シンポで講師も太田氏のようです。
 この時点で俺としては「やっちまったな、明治大学(ただの場所貸し&まともな講演会だと誤解、だとは思いますが)」「アレだろ、太田が『尾崎のせいで太平洋戦争が起こった』とかデマったんだろ?」ですね。なるほど高世がこのシンポについて「伊藤律とブーケリッチの息子にあった」「伊藤律スパイ説は間違いだと思う」なんて「シンポには関係ない」という意味で「どーでもいいこと」バッカ書いて「肝腎のシンポ」について「誰が講師でどんな話がされたのか、それについて高世はどう思ったのか*23」全く書かない理由がよく分かります。さすがの高世も「尾崎とゾルゲのせいで太平洋戦争が起こった」なんて与太は支持できないでしょう。
 つうか、「太田の陰謀論を支持できない」のなら最初からこういう記事書くなよ、高世。つうか、アレですか、「伊藤律の除名は酷い」とか言って、参院選前の共産ネガキャンですか、「巣くう会のウヨ仲間」高世さん?。今時そんな昔のことがネガキャンとして効果あるか知りませんけど。
 なお、太田の陰謀論については
■新刊紹介:「歴史評論」3月号
http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20160220/5210278609
をご覧いただければ幸いです。しかし「天下の吉川弘文館」がこんな駄本出す時代になっちゃったんですね。吉川弘文館には心から呆れます。
 なお、「太田の本の記念シンポじゃない!、別の本だ!、ボーガスは邪推すんな!」でも「太田の本の記念シンポだが、太田本は陰謀論じゃない!。尾崎とゾルゲのせいで太平洋戦争になったんだ!*24」でも「太田の本は陰謀論だし、このシンポも太田本出版記念シンポだが、講師は太田じゃない!。まともな講師だった!。つうかこのシンポは記念シンポだが太田本をトンデモ本として批判する立場のと学会的なシンポだった!」でも「講師は太田で、太田から陰謀論が発動されたが会場から批判が出て太田がボコボコにされて答弁不能になったから問題ない!」でも何でも結構ですので「異論反論オブジェクション」あったら是非高世さん(id:takase22)は拙エントリコメント欄にコメント下さい。期待してませんけど(毒)。

【追記その1】
 ググったらhttp://chikyuza.net/archives/62825がヒットしました。
「太田以外もいますが」やはりメインは太田のようです。しかし

http://chikyuza.net/archives/62825
太田尚樹(東海大学名誉教授)
テーマ:「近衛内閣のブレーン尾崎秀実の責任」日米戦争を止められず、ゾルゲに荷担した男

てのは酷すぎます。何度も言いますが尾崎は「昭和研究会(近衛の私的諮問機関)メンバー」ではありますが昭和研究会を仕切っていたわけではないし、尾崎について近衛は特に面識はありません。
 「ブレーンと言えばブレーン」ですが「安倍にとっての菊池桃子(一時、一億総活躍国民会議の民間議員)」みたいなもんです。決して「北岡伸一(第1次安倍内閣日中歴史共同研究委員会」日本側座長、第2次安倍内閣安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」委員などを経てJICA理事長)」ではない。
 昭和研究会にしても政財官界を抑え込むほどの力は持っていなかった。昭和研究会を「経済財政諮問会議」のような「首相直属の最高決定機関、強力な権力を有していた」なんて思ったら大間違いです。
 「それほどの力を持っていなかった昭和研究会」の「メンバーではある物の中心人物ではない」尾崎に「戦争を止められなかった責任」なんぞを問うのは「一億総活躍国民会議メンバー・菊池桃子」に「菊池は安倍ブレーンだ!」として安倍の悪政の責任を問うくらい馬鹿げています。
 広い意味では彼女は「安倍ブレーンです」し「責任ゼロでもないでしょうが」菊池に問う前に「安倍の側近・北岡伸一」だの、菊池より重い責任を問うべき輩がいるわけです。日米開戦にしても尾崎より開戦決定当時の「東条首相*25や東郷外相や野村駐米大使」や「真珠湾攻撃を実行した山本五十六連合艦隊司令官」などの方がよほど責任は重いわけです。
 こんなバカシンポジウムに出席したという

・渡部富哉*26(社会運動資料センター主宰)―ゾルゲ事件研究の今後の課題―
・白井久也*27(日露歴史研究センター代表)
・由井格(社会運動史研究家)

なる人物や
こんなバカシンポジウムに協賛したという

ちきゅう座/現代史研究会/社会運動史研究会

なる団体は一体何を考えてるのか。彼らは皆「度し難いバカ認定」していいでしょう。
【追記その2】
 いかに太田尚樹が酷いかその後、新情報が手に入りましたので紹介しておきます。

https://twitter.com/kanose/status/572175803997409281
加野瀬未友
‏@kanose
東条英機と阿片の闇*28二・二六事件コミンテルンの資金援助があったというのはほぼ定説になっているとか、すごい話がさらりと出てきて、確認に困る。太田尚樹という人は一応歴史学者らしいのだが、オモシロ歴史読み物と見た方がいい気がしてきた

 勿論そんな定説はありません。つうか青年将校連中がいかに反共反ソ連の極右であるかは彼らの言動で疑いの余地なく明白です。かつ彼らの起こした226事件が「昭和天皇を含む政権上層部」から「勝手に軍隊を動かして重臣を暗殺するとは、まるでロシア革命のようだ」云々と評価され、彼らが「ウヨの俺達をバカにしてる」と激怒したことも有名な話です。

https://twitter.com/kanose/status/572401116236808192
加野瀬未友
‏@kanose
東条英機と阿片の闇』で、二・二六事件の首謀者たちが北一輝からの資金援助を断ったというだけでコミンテルンの資金援助があったとしているが、実業家の石原広一郎が栗原安秀中尉に3000円資金援助したなどにまったく触れない時点で陰謀論としたほうがいいな、さすがに

https://twitter.com/claw2003/status/589767858130825216
九郎政宗
‏@claw2003
 太田尚樹のような、まったく畑違い(南欧文明史*29が専攻)のセンセイが、ろくな蓄積もなしに日本の近現代史*30陰謀論ぶっかけて記述したら、どんな悲惨なヨタ話ができあがるか…(@∀@) 
 そんなのは東中野修道*31やニセ皇族タケダ*32でじゅうぶんですよ!w

http://blog.goo.ne.jp/xojisanx/e/4cc6bfd8d9412cee8b88bca397727e63
■「昭和史の現場」への疑問
 “太田尚樹著「昭和史の現場」青春出版社・2月10日発行”が平積みされていた。
 “歴史的大事件の舞台となった東京の「現場」に浮かび上る激動昭和史のもうひとつの顔とは…”という内容の新刊書で、二・二六事件に多くの頁が割かれている。
(中略)
 後半部分に、見過ごすわけにはいかない記述があった。
 池田俊彦*33少尉を侮辱している表現である。
“事件に連座し、(ボーガス注:無期禁固刑を受けたが)四年半後に(ボーガス注:恩赦による仮出所で)自由の身になった池田俊彦元陸軍少尉は、刑死した将校たちの遺族に「栗原さん*34共産主義者でした」と語っていたそうだ”
 池田氏から著者が聞いたのではなく、ある遺族(賢崇寺法要の関係者?)に“語っていたそうだ”という、無責任極まる記述である。しかし、この“遺族”とは誰を指すのだろうか。そして著者の太田氏は、この話を誰から仕入れたのだろうか。
(中略)
 “池田氏は回想録に「当初、栗原さんの思想には反発を禁じえなかった」と書いているから「あれっ」と感じていたのだ”
 著者が読んだと称する“池田氏の回想録”とは、いったい何を指しているのだろうか。
 “池田俊彦著「生きている二・二六」文芸春秋1987年刊”の冒頭部分(P20)には「栗原中尉は私にとって興味ある存在ではあったが、当初あまり魅力的ではなかった。むしろあまりにも矯激な言動に反発さえ感じていた」という記述がある。しかし、池田氏は続けて「私も議論好きであったので、将校集会所で夜などよく栗原さんと議論した」そして「栗原さんの考え方は何回となく話しているうちに了解出来たけれど、私には今すぐそれが出来る筈はないという考えが根強かった」と記しているのである。
 池田俊彦著「生きている二・二六」P50の辺りの記述も紹介しておく。
“栗原さんは陸士時代から革新思想を抱いていたらしく、レーニンの著書なども読んでいた。私にレーニンの革命方式なども話してくれたことがあり、ロシア革命の研究もしていた。しかしこの革命戦術的方面と思想問題とは一線を画していた。栗原さんが左翼かぶれしていたのではないかと疑う人がいたが、全く違うということを私は信じている。私の知人に左翼思想の人がいたが、栗原さんはそういう人とは全く違っていた。革命家的情熱は持っていたが、天皇陛下の軍人であるという精神は一貫していた”
 “現代史懇話会「史・創刊100号記念」1999年7月発行”の特集は「二・二六事件をめぐる人物群像」で、秩父宮親王*35保阪正康*36)、北一輝*37(岡本幸治*38)、真崎甚三郎*39大将(田崎末松*40)、栗原安秀中尉(池田俊彦)、石原莞爾中将(菅原一彪)の5人がピックアップされている。
(中略)
「栗原安秀中尉(池田俊彦)」の一部を紹介しておく。
“栗原中尉は一言で言えば情熱の人であった。そして頭脳もよく物事をはっきりと話した。私は事件前の昭和十年十月頃、よく栗原中尉と将校集会所などで話をした”
“(栗原中尉は)一つ一つ段階を踏んで、昭和維新の必然性を説いた。腐敗している今の社会状勢と議会政治、農村の疲弊状況などを話した”
“栗原中尉は古いものを打破して新しい組織を次々と作ってゆこうとする革命意識が強かった。しかしロシアやフランスの革命史を研究していたとはいえ、それは戦術的なことで、皇室に対する尊崇の念は人一倍強い人であった”
“栗原中尉は予審の期間中に「昭和維新論」という長文の文章を裁判官に提出している。維新と指導原理、国体論、昭和維新皇軍、維新運動に於ける同志感など十二章にわたる長いものである。何の参考書も無いあの独房で、これだけのものを書いたことに感嘆させられる”
(中略)
 “池田氏が「栗原中尉は共産主義者でした」と言っていた”というのは、悪意ある表現である。何のための悪意なのかについては、いずれ解明する必要があると思う。

 「無責任な噂話を垂れ流してるんじゃないのか!。池田元少尉に対し太田は失礼だ」という批判はまったくその通りです。
【以上、追記終わり】

講演者をのぞいて74人の参加と盛会だった。

 この種のシンポジウムとしては盛況なんですかね。一般的な認識では「74人」は全然盛況じゃないでしょうけど。今やゾルゲ事件なんて興味のある人も少ないんでしょう。

 伊藤淳さんもシンポに来ており*41、7月に講談社から『父・伊藤律〜ある家族の「戦後」』が出ると知らせてくれた。

 「へえ、そうなんですか」て所です。機会があったら読んでみるかな。
 共産党に対して恐らく好意的ではないでしょうが、これ出版されたら産経辺りが「参院選前のネガキャン」で取り上げるんですかね、それとも「古すぎてネガキャンに使えねえ、ボツ」なのか。
 いつ出版しようと人の勝手ですが俺なら「産経みたいな共産ネガキャン」と誤解(?)されても嫌なので「参院選前は外します」がどうですかね。

律がスパイとして除名されたあと、妻のきみさんは「絶縁声明」を出し、夫を糾弾して党に忠誠を誓う。淳さんも共産党に入って活動してきた。

 それが今は、共産党に批判的な立場のわけです。何というか「巣くう会批判に転じた蓮池透氏みたい」と思いました(無論、共産党と巣くう会を同一視してるわけではありません。そんな共産党に失礼な事はしません)
 しかし高世は「妻に夫批判させるなんて残酷」とか言いたいんでしょうが、でも高世さん、もし仮に、仮の話ですが「夫滋さんが巣くう会と袂を分かち、蓮池氏の立場に立ったら」、たぶん

滋が裏切り者として家族会除名されたあと、妻の早紀江さんは「絶縁声明」を出し、夫を糾弾して家族会と巣くう会に忠誠を誓う。

でしょうし、それに対してあなた支持はしないまでも「何も言わずに黙り」ですよね。あの「優柔不断な滋さん」にそう言うことできるか疑問ですけど。

 米国の機密指定解除資料や体制が崩壊した元共産圏からの新資料がぞくぞく出てきたこともあって、ここ10年くらいの戦後史研究の進展はめざましい。これまでの常識が吹っ飛んで仰天することが何度もあった。

 「小生以外の方もほとんどがそうでしょうけど」ソ連の機密指定解除関係で一番仰天したのはやはり「野坂除名」に至る例の件です。
 あと米国の機密指定解除関係では「そりゃそうだろう」と言う意味では驚きはないですが「西山事件での西山氏の報道はやはり正しかった」とか「砂川事件で田中耕太郎最高裁長官と日米政府高官が密談してた」つうのは「研究の進展」ではあるんでしょう。

 加藤哲郎*42ゾルゲ事件: 覆された神話』*43(平凡社新書) はアメリカで発見された新資料でゾルゲ事件を見直したものだ。

 加藤氏の名前を出して「高世が紹介するこのシンポって加藤氏がメイン講演者?」とブログ読者に誤解*44させようとする高世の「消防署の方から来ました(消火器詐欺)」並みの詐欺テクニックにはいつもながら呆れます(毒)。つうか加藤氏の本より「高世が出席したというシンポの講師が誰で、ゾルゲ事件について何が話されて、それについて高世はどう思ったのか書け」て話ですよね。上に書いたように高世がそれを書かないのは「書けない薄汚い理由がある」のでしょうけど(苦笑)。
 それはともかく、
http://satotarokarinona.blog110.fc2.com/blog-entry-617.html
によれば加藤本は

 このタイトルとくれば本書をゾルゲ事件の入門書であると思われるかもしれないが、そうではない。

だそうです。じゃあどんな本かと言えば

・「伊藤律スパイ説」の誤りを改めて証明した
ゾルゲ事件の「生き証人」でもあり、ゾルゲ事件のイメージ形成にも大きな役割を果たしていた川合貞吉こそがGHQのスパイであったことが著者によって突き止められている。

だそうです。だったら主題は「ゾルゲ事件」にしても、せめて副題は「覆された『伊藤律スパイ説』*45」とでもすべきでしょう。「平凡社の宣伝の都合」なんでしょうけど個人的にはこういう「東スポ的釣りタイトル」は感心しません。

参考

■川合貞吉(1901年9月15日〜1981年7月31日:ウィキペ参照)
・1931年春、満鉄調査部上海満鉄公処の小松重雄の紹介で、尾崎秀実と出会う。リヒャルト・ゾルゲとも知りあい、コミンテルンの情報活動に参加した。1941年10月22日ゾルゲ事件で検挙され、懲役10年の判決が下された。1945年10月10日、GHQ政治犯釈放指令により釈放。出獄後著述活動に専念した。1948年11月、尾崎秀実の異母弟・尾崎秀樹*46らと「尾崎・ゾルゲ事件真相究明会」を発足させた。川合は著書などにおいて伊藤律が事件発覚の端緒であるとする証言をおこなった。
・2007年にアメリカ国立公文書記録管理局が機密解除した資料によって、川合がGHQ参謀第2部(G2)および民間情報局(CIS)のエージェントとなっていたことが明らかになった。この文書を発掘した加藤哲郎によると、その内容は以下の通りである。
・チャールズ・ウィロビー率いるG2及びCISは、中国革命に好意的なジャーナリストを告発する赤狩りの一環として、アグネス・スメドレー*47ゾルゲとの関係を探っていた。CISの尋問を受けた川合は上海時代のスメドレーがゾルゲの諜報団メンバーであったと証言した。CISは川合の証言に価値を認め、保護下に置くことを決める。川合の警護は米軍と日本の警察が担当することとなり、警視総監・田中栄一の面会を受けるが、その際に川合は「伊藤律共産党の裏切り者で、尾崎の絞首刑に責任があり、自分は伊藤の破滅のために働きたい」と述べたという。CISは共産党情報を伝えたことに対して1万円の報酬を支給した後、1949年4月には川合に月2回の報告を義務づけ、報酬として2万円とタバコを支給することを決定し、川合はエージェントとなった。
 川合がこうした行動に出た背景として、伊藤に批判的な「尾崎・ゾルゲ事件真相究明会」に対して当時伊藤が幹部だった共産党が冷淡な態度を示したことへの不満、スメドレーについての証言だけでは米軍に対する価値が低くなるという危惧があったと加藤は理解している。
 しかし、コミンフォルムの批判によって共産党が分裂状態に陥ると、G2にとって川合の利用価値はほとんどなくなり、ただスメドレーのネガキャンに使えるというだけの存在となっていた。このため、1950年2月には報酬を1万円に引き下げられるが、スメドレーは1950年5月に急死、1951年9月で川合への報酬は打ち切られた。

 「白鳥事件*48」も定説が覆された。1952年に札幌市で白鳥警部が何者かに銃殺され、共産党札幌地区委員長の村上国治氏が犯人の一人とされた。これを共産党や左派の人々は、共産党つぶしの冤罪事件だと村上氏の無実を訴え、それは国民のあいだにもかなり浸透していた。私も、戦後の占領下におけるアメリカ帝国主義による一連の謀略事件*49の一つと信じ、「赤旗まつり*50」かどこかで冤罪*51だと抗議署名した覚えがある。
 ところが実は、事件は起訴状通り、日本共産党による犯行で、党はひそかに指名手配犯3人を中国に密航させていた。関係者の多くは精神を病んだりアル中になったり悲惨な人生をたどることになる。2011年、新資料と関係者へのインタビューにもとづいてHBCがラジオのドキュメンタリー番組を制作した。題して「インターが聴こえない〜白鳥事件60年目の真実〜」。「インター」とは、起て飢えたる者よ、のあのインターナショナルである。
(中略)
 今はもういない当事者の貴重なインタビュー、裁判所内で録音された村上氏有罪を告げる判決と抗議する村上氏の声、松本清張や当時読売新聞記者として取材にあたった佐野洋*52らの証言も出てくる。

 村上氏が犯人だと言えなければ「定説が覆ったとは言えない」でしょう。当時は「武装闘争時代」ですから「証拠不十分、不当捜査だから村上氏は犯人でないと思う。でも共産党は関与してるかも知れんな」つう考えの人はいくらでもいるでしょう。
 その辺り高世やHBC(TBS系列のテレビ・ラジオ局北海道放送)の立場はどうなのか。「村上氏が有罪でいいんだ」というのか。
 いずれにせよ、刑事裁判とは「村上(あるいは中国に逃亡した指名手配容疑者)が真犯人なら見込み捜査していい、拷問していい、違法捜査していい、証拠不十分でも有罪判決出していい」つうもんではありません。そこはきっちりと押さえてなきゃいけない。
 たとえば「ハーバート・ノーマン*53ソ連スパイだったら*54」、彼を自殺に追い込んだ不当な赤狩りが容認できるのか。そう言う話ではないわけです。
 しかしこれも「伊藤律」云々同様、「巣くう会のウヨ仲間」の高世による「参院選前の共産ネガキャン」でしょうか。これまたこんな古い話がネガキャンとして効果があるのか疑問ですが。
 「2011年のHBCの番組」なんて「この問題に興味のある人か、道民でもない限り」ほとんどの人は知らないでしょう(小生は興味もないし埼玉県民です)。またコメ欄でも指摘がありますがラジオの影響力はテレビに比べれば低いです。先日の北海道補選でも「北海道で白鳥警部を殺害したのが共産党です、そんな危険な政党が支援する候補に議席は渡せない」とか「ウヨの街宣や怪文書ならまだしも」さすがに自公幹部連中は応援演説で言わない。言ったら共産党が猛抗議するでしょうが、それ以前に正気を疑われる。産経や日本会議ならまだしも普通の人間はそんな暴言を擁護しない。

 『黒い霧』の中におさめられた「革命を売る男・伊藤律」の記述に伊藤律の息子の伊藤淳さんら遺族が抗議し、現在書店に並ぶ本には、事実上スパイ説を否定する注釈が入っている。松本清張は、共産党の秘密党員で、党の方針に沿った形で書いたとされる

 「いつものことですが」高世もまた「悪い意味で」すごいこと言いますね。創共協定の仲介人・清張が共産党支持者であることは間違いないでしょうが、「秘密党員」つうのは何か根拠があるのか。

 ユーゴ紛争で、セルビアが一方的に悪玉にされて国際的な軍事攻撃と経済制裁を受けていたとき、山崎さん*55が、これはアメリカが恣意的な構図を作ろうとしている、騙されないようにと私たちに警告した。
 イスラム教徒をはじめ多くの市民を殺しているのはセルビア側だと報じられており、後に国際戦犯法廷ではセルビア側が集中的に裁かれた。山崎さんによれば、セルビア人民間人もたくさん殺されており、一方的な殺戮ではないという。ずっと後になって、『戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争*56などの本が出て、米国の巨大PR会社が巧みな広報・ロビー活動で、セルビア=悪、ボスニア=善の構図に世界を染めたことが明らかになる。

 そう言う高世さん(id:takase22)がアメリカが流布する「北朝鮮=悪」という構図に完全に乗っかって「北朝鮮政権転覆」まで放言してることはどういう意味なのか、「セルビアに対する物言いと矛盾しないのか」是非教えていただけると幸いです。たぶん「教えていただけない」と思いますが(毒)。なぜなら高世は「巣くう会や山崎さんといった相手にあわせて」、相手の気に入られるようなことを言ってるだけだからです。整合性なんか高世は最初から考えてない。「前から知ってること」ですが「誠実性のかけらもない」高世はまともな人間ではありません。
 高世とつきあってる人間は「人を見る目のないバカ」か「高世の同類のクズ」としか思えません。

明大の教室で、20年ぶりにお会いしご挨拶した。意気軒昂で、アメリカの一国支配と資本主義は長くないと言う。

 山崎さんは「左派」なんですかね。保守でも「米国の支配はおかしい」つう人はいますが「資本主義は長くない(山崎さん)」ですからねえ。


安田純平の「自己責任論」
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20160606
 さて以前小生は■「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2/29分:高世仁の巻)(追記・訂正あり)(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20160229/5064208022)で

高世仁さんがリツイート
Ryoji Fujiwara ‏@JP_Fujiwara
 何なんだこれは。こんなものこそ安田純平が最も嫌がる行動。自分たちの主義主張のために安田純平を利用しないでもらいたい*57。彼は自分の身の危険を賭してまで「助けてほしくない」と伝えてる*58のに、彼の覚悟を踏みにじるつもりか。
■【拡散希望
安田純平さんを救おう!6・6官邸前緊急市民行動
Save Yasuda Junpei!
6月6日 月曜日
時間 18:30〜19:30(予定)
場所 首相官邸前 最寄駅 国会議事堂前駅
主催:解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会・WORLD PEACE NOW

単にこの藤原某が、「戦争法反対運動を敵視するウヨ」なだけでしょうがそれはさておき。

何なんだこれは。自分たちの右翼的な主義主張(たとえば9条改憲)のために拉致被害者を利用しないでもらいたい(藤原のツィート風に)

としかいいようがない、「救う会の醜い右翼的策謀」を黙認するクズ男・高世がよくもまあこんなツィート*59にリツィートができるもんです。「恥知らず」高世の辞書には「羞恥心」の三文字はないのでしょう。つうかさ、戦争法反対をネガキャンする藤原のウヨツィートにリツィートってお前の「戦争法反対発言」はやはり嘘だったわけですか、「救う会の同類右翼」高世ちゃん。

と書きましたが、この高世のアホ記事は「以前高世がリツィートした」この藤原のアホツイッターに賛同するという内容です。
 ちなみにこの藤原は

シリアで亡くなった山本美香氏の同僚

だそうです。山本と言えば「自著の帯にあの櫻井よしこの文章を載せたバカ女」であり、藤原は「さすが山本の類友」と言うべきでしょう。
 繰り返しになりますが呆れます。藤原にも呆れますが高世にはもっと呆れる。
 「安田君の友人(例:藤原*60)が反対してるからこの運動はおかしい」つうなら「拉致被害者救出とは左派や護憲派も含んだ運動にすべきで巣くう会が9条改憲を訴えてるのはおかしい」といった「拉致被害者家族」蓮池透氏を高世は支持しないで彼が「巣くう会の策動で家族会から不当に追放される」のを何故黙認したのか。高世は蓮池氏家族会除名後(2010年3月*61)も■『2014-05-21:1977年に拉致を報じた朝日新聞』(http://d.hatena.ne.jp/takase22/20140521)などのように、時々拉致についてエントリを書いていますが「家族会や巣くう会に批判的な」「むしろ蓮池透氏の言動に共感*62する」俺やid:Bill_McCrearyさんのようには1度として「蓮池氏除名は不当だ」なんて言ったことはありません。ああ、高世さん(id:takase22)、idコールを送りますので「いや、俺は蓮池氏除名について家族会を批判したことがある、ボーガスは嘘つくな」でも「蓮池氏除名にはなんの問題もない、彼が除名されたのは彼の自業自得だ」でも何でも結構ですのでご意見、ご反論があったら是非拙エントリコメント欄にコメントして下さい。
 「小生エントリの自動トラックバック*63をわざわざ自動拒否」しているあなたにそんな反論コメントをする誠実さや良識があるとは全く思ってませんが。高世の自ブログにコメ欄はないし「偉そうな事ほざいてても人格は最低」「自分に対する批判は無視する」つうのが高世さんですよね(毒)。
 また高世が「これは安田君を不当に利用した政治運動だ*64」というなら巣くう会が「拉致を解決するには改憲が必要だ」と公言してるのを何故高世は「これは拉致を不当に利用した右翼改憲運動だ」といわないのか。拉致問題に9条改憲を持ち込むことに問題がないとでも「自称護憲派」高世は思ってるのか?。高世が護憲派というのは嘘なのか?。それとも「家族会や巣くう会を敵に回すこと」が怖くて卑劣にも黙りか?。
 護憲派とか改憲派とか関係なく「拉致問題に9条改憲を持ち込むこと」は問題大ありですよね。「憲法九条がない韓国に北朝鮮拉致被害者がいること」「憲法九条がないルーマニア北朝鮮拉致被害者がいるらしいこと(曽我夫婦の証言による)」一つ考えても、拉致と改憲と関係ないですから。
 まともな改憲派はそう言うことしません。ただ「まともでない改憲派」が山のようにいるのが日本の改憲派ですが。
 ちなみに「巣くう会幹部(例:西岡力島田洋一、荒木和博)が個人的に改憲運動をやるのは勝手にやればいいが、巣くう会に改憲運動を持ち込んだり、家族会に改憲への賛同を求めたりするのはおかしい。拉致と改憲は関係ない」「そんなことしたら左派や護憲派がこの運動に参加できないじゃないか」といったら不当に除名されたのが蓮池透さんです。 

どんな脅しをかけられても、パニックにならず静かに聞き流し、日本からは身代金を取れそうにないな、とヌスラに思わせるべきだと私は思う。

 で、仮にそう思ったらヌスラは安田氏を解放するのか。そうはならないでしょう。
 最悪「金を支払わないとどういうことになるか日本人に思い知らせるため見せしめに殺す」「今後は大企業の支店長などどこかが金を払ってくれそうな日本人を人質にする」つうことになりかねない。
 そもそも相手が身代金要求してるとは言え、「交渉すること」と「身代金を払うこと」は厳密には違います。実際には交渉を成功させるには「払うしかない」でしょうが「払えないから交渉しない」では「身代金要求を交渉しない口実にしてるけど、とにかく交渉をしないんじゃ、要するに安田を見捨ててるんじゃないか。殺されても知ったことじゃねえ、あいつが勝手にシリア行ったんじゃねえか、つう自己責任論かよ?」「そんなにカネが惜しいか、けち」などとヌスラに認識されかねません。
 「身代金は払えないが話だけは聞く」つうスタンスだってあり得るわけです。

 安田純平という男は、とことん「懲りないヤツ」であり、政府に「助けて!」などとは口が裂けても言わないだろうと思う。
 もちろん、それを知ったうえで、友人たちは「勝手連」として救援に立ち上がっているのだ。

「いや、お前らが立ち上がって救出できるの?」「救出できなかったら責任とってメディア業界から去るとか、割腹自殺とかするの?。それとも『頑張ったけど仕方がなかった、俺は悪くない』で何の責任も取らないで終わらせる気なの?。」「手前らに救出能力なんかないんだから、高世や常岡、藤原は早く政府に交渉を求めろよ」つう話です。
 以前小生も紹介しましたが

http://www.newsweekjapan.jp/kawakami/2016/05/post-15.php
 私*65は(ボーガス注:野中章弘や藤原亮司が「政府に安田救出を求めなくていい」と発言した)シンポジウムの中で、(ボーガス注:あえて野中、藤原批判として)「安田さんが無事に救出されるよう政府や外務省に対応するよう働きかけるべきだ」と発言した。
 日本国民を救出するのは、日本政府の責任であり、安田さんの救出のために、日本政府は、家族や民間のジャーナリストたちと連携しつつ、最善を尽くすべきである。
 そのように政府に働きかけることは安田さんの意思に反することなのか。私はそうは思わない。先に紹介した安田さんの著作『囚われのイラク』の最後に、安田さん自身が、「本人の意思にかかわらず救出活動をしなければならないのが国家であり、『国家のあり方論』は『自己責任論』という言葉で行うべきものではない」と書いている。
 ジャーナリストは危険地で仕事をする危険を「自己責任」として引き受けるが、それはイラク戦争の時に出た日本的な「自己責任」論に転化して、「国民を守る」という「国の責任」が免除されるわけではない、ということである。
(中略)
 安田さんが書いていることや議論への参加から考えれば、安田さんは政府に頼って解放されることは望んでいないとしても、日本政府が紛争地で拘束されたジャーナリストの救出のために積極的に動かないことをよしとしているわけではないと考える。さらに、紛争地で仕事をするのはジャーナリストだけでなく、人道支援にあたる国連職員やNGOのスタッフ、外務省関係者、企業関係者など幅広い。誰にとっても、生きて仕事を遂行することが最も重要なことであり、そのために安全対策をとる。ただし、最大限に安全対策をとっても、紛争地での仕事には100%の安全がないことを覚悟せざるを得ないのは、ジャーナリストだけの問題ではない。さらに、海外を旅行する日本人が紛争やテロに巻き込まれる例もある。つまり、「日本人の安全」を守る国の責任は、ジャーナリストだけの問題ではないということだ。

として「日本政府のヌスラとの交渉」を求める川上泰徳氏*66の発言を高世はどう思うのか。「川上は間違ってる」とでも言うのか。たぶん言うんでしょう。ここ数日の高世のツイッターやエントリ記事からはそう言う「川上主張の否定」という結論しか読み取れません。この高世記事ではそう言うことを、高世は「はっきりとは言ってませんが」。

*1:といいながらその証拠のビデオを西谷氏にも見せなければ自主的に公開する気もないようです。説得力皆無です。

*2:おいおいです。そう言う発言をする常岡のツィートにリツィートしながら(当然藤原は常岡批判なんかしません)、「俺は言ってない、言ったのは常岡だ」だそうです。どれほど藤原は恥知らずなのか。

*3:この理屈だと藤原や常岡が騒ぐ「西谷が身代金引き上げた」説も説得力ないですけどね。

*4:そう藤原が言わないと言う事は改ざんなどないのでしょうが。

*5:これが事実なら高世相手に「身代金支払いは不要」と答えたという藤原は嘘つきと言う事になります。一方事実でないなら西谷氏による藤原への誹謗になります。どっちにしろとんでもない話です(カーシムが藤原についての嘘をつき、それを西谷氏が鵜呑みにした、つまり藤原も西谷氏も嘘をついてないという可能性もないではないですが、まあその可能性は低いでしょうね)。藤原は「事実無根だ」と西谷氏に抗議すべきでしょう。たぶん「西谷発言は事実で藤原はまともに抗議できない」でしょうが。

*6:身代金要求のこと

*7:こう断わらないと常岡のようなバカは「西谷シンパ呼ばわり」するでしょうから。小生は常岡の「人間性」を全く信用していません。なお、小生は西谷氏の過去の言動について知りませんので西谷氏を「常岡の西谷批判は事実だ」として批判もしませんし、「常岡の西谷批判は言いがかりだ」として擁護もしません。はっきりしていることは「西谷批判しかしない常岡」「根拠レスで『俺なら安田を救える』と放言した常岡」及び常岡支持を表明する高世ら「常岡の同類」が「安田のことなどまともに考えてない」異常な人間と言う事でしょう

*8:むしろ「都合の悪いことから逃げてる」のは「西谷氏や中田氏」に「俺、常岡なら安田を助けられたという根拠、何よ?」と聞かれても話をはぐらかす常岡の方でしょう。

*9:自称友人であり俺はそんな奴は友人に値しないと思いますが。

*10:「身代金支払い」はともかく少なくとも救出自体は望んでると思いますね。望んでなかったら動画に出ないでしょう。「俺は死んでも動画に出ない」といって安田氏が殺されればいい話です。そうすればこんなややこしい話にならない。

*11:というか今回の安田ケースだって当事者・安田の意思は分からず、勝手に「望んでない」と藤原が決めつけているに過ぎません。

*12:本多氏の冒険・登山関係の本は『冒険と日本人』(1986年、朝日文庫)、『新版・山を考える』(1993年、朝日文庫)など。

*13:著書『エベレストを越えて』、『極北に駆ける』、『青春を山に賭けて』、『北極点グリーンランド単独行』(文春文庫)、『植村直己・妻への手紙』(文春新書)など。

*14:プロは普通そう言う計画は立てませんが。

*15:子どもどころか孫までいたかと思います

*16:我が国の宰相の方がその点ではもっと酷いと思いますが?

*17:小生は高世の「誠実さ」は疑いますが「知性はそれなりに評価している」ので高世は本気で救う会を支持するほどのバカではないと思います。つまり有名な「知性があって誠実ならナチ支持者になれない」というジョークをもじれば「知性はあるが不誠実だから救う会支持者」なのが高世だと思います。

*18:正確には除名理由は「スパイオンリー」ではなく人間的問題性もあったと思います。除名処分を批判する人間や、スパイ説を批判する人間でも必ずしも伊藤の人間性は評価しないことは指摘しておきます。「親分・徳田球一」という虎の威を借りて「安倍晋三という虎の威を借りる取り巻き連中(例:稲田)並み」に横暴だったようです。こういう事言うと遺族は怒るかも知れませんが事実ですから。

*19:アンチ共産党のウヨは「日本共産党が死ぬまで幽閉してくれと頼んだ」とか何とか言うわけですが実際の所はよく分かりません。

*20:ヴーケリッチはフランスの写真雑誌『ヴュ』に採用され、日本特集号を出すことを提案し、自ら特派員となった。また、ユーゴスラビアの日刊紙「ポリティカ」からも知人を介して特派員証を手に入れた。1932年の年末にマルセイユを出発し、1933年2月11日に横浜に到着した。1935年5月、フランスのアヴァス通信社支局長の勧誘に応じ、同社特派員としても働くようになる。以後はアヴァス通信社での仕事が中心となった。1939年8月には独ソ不可侵条約締結交渉のニュースをフランスのアヴァス通信社本社に打電し、これを本社が発表してスクープとなり、表彰を受けている。1935年4月、当時津田英学塾(現・津田塾大学)の学生だった山崎淑子と知り合う。淑子とはその後5年にわたって交際を続けた。この間1939年頃に自らが共産主義者であることを淑子に告げ「それでもついてくるか」と問うた。淑子はヴーケリッチに従うことを誓い、1940年1月に二人は結婚した。淑子との結婚にゾルゲは当初反対したが最終的には受け入れた。1941年10月18日、ゾルゲ事件で逮捕された。ブーケリッチの上司ロベール・ギラン(アヴァス通信社東京支局長)はヴーケリッチがかつて社会主義運動にかかわった経歴を知っていたが、共産主義者として諜報活動をおこなっていたことにはまったく気づかなかった。しかし、ギランは戦後にその事実に疑う余地がないと知っても「ヴケリッチへの尊敬の気持ちは変わらなかった。たとえ、ヴケリッチのコミュニストとしての信条は絶対に受け入れられないとしてもだ」「ヒトラーの独裁に抗し、自由のために闘った」「わたしは共産主義を嫌悪するが、共産主義者ゾルゲが自由の擁護者であったときもあるのは認めなければならない。彼らがスパイであり共産主義者であったことで、彼らの勇気と犠牲に対してわたしの抱いている讃嘆の念がかげったことはまったくなかった」と評価している(ウィキペ「ヴーケリッチ」参照)。

*21:著書『(新)ユーゴの代表的日刊紙『ポリティカ』を読む』(1994年、大学書林)など

*22:暗躍も何も尾崎の言論活動は「近衛内閣以前からのもの」だし、ほとんど近衛と関係ありません。太田は「ゾルゲと尾崎が日本を太平洋戦争に導いた」という「ウヨ業界で人気のある説の支持者」のようですが、そもそも尾崎は昭和研究会のメンバーではあるが中心人物とまでは言えないし、近衛との面識もほとんどない。昭和研究会の提言にしてもそのままストレートに政策になったわけでもない。太田のような陰謀論はあまりにも事実とかけ離れている。まあ小生の太田批判については■新刊紹介:「歴史評論」3月号http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20160220/5210278609を読んでいただければ幸いです。

*23:もしかしたら、伊藤氏とブーケリッチ氏も講師だったのかも知れません。高世はそうは書いてませんが。

*24:明らかに陰謀論なのでそう言う事言ったら高世の人間性が疑われますし、さすがに高世もそんな事言わないでしょうが。

*25:よく考えたら直接の開戦の責任者は東条首相でした。もちろん東条の前任首相・近衛に責任がないわけではありませんが。

*26:著書『偽りの烙印:伊藤律・スパイ説の崩壊』(1993年、五月書房)、『白鳥事件・偽りの冤罪』(2012年、同時代社)

*27:元・朝日新聞モスクワ支局長。著書『ドキュメントシベリア抑留:斎藤六郎の軌跡』(1995年、岩波書店)、『ゾルゲ事件の謎を解く:国際諜報団の内幕』(2008年、社会評論社)、『検証シベリア抑留』(2010年、平凡社新書)など

*28:2012年、角川ソフィア文庫

*29:太田の南欧関係の本としては『スペイングルメ紀行(上)(下)』(1996年、中公文庫)、『アンダルシアパラドールの旅:スペインの古城に泊まる』(1997年、中公文庫)、『支倉常長遣欧使節・もうひとつの遺産』(2013年、山川出版社)など

*30:太田の日本近現代史関係の本としては『赤い諜報員:ゾルゲ、尾崎秀実、そしてスメドレー』(2007年、講談社)、『伝説の日中文化サロン上海・内山書店』(2008年、平凡社新書)、『明治のサムライ:「武士道」新渡戸稲造、軍部とたたかう』(2008年、文春新書)、『愛新覚羅王女の悲劇:川島芳子の謎』(2009年、講談社)、『岩崎弥太郎伝』(2010年、角川学芸出版)、『満州裏史:甘粕正彦岸信介が背負ったもの』(2011年、講談社文庫)、『東条英機:阿片の闇満州の夢』(2012年、角川ソフィア文庫)、『駐日米国大使ジョセフ・グルーの昭和史』(2013年、PHP研究所)、『陸軍大将山下奉文の決断』(2015年、光人社NF文庫)、『天皇と特攻隊』(2015年、光人社NF文庫)、『東京裁判の大罪』(2015年、ベスト新書)、『昭和史の現場』(2015年、青春文庫)、『尾崎秀実とゾルゲ事件近衛文麿の影で暗躍した男』(2016年、吉川弘文館)など。なお『東京裁判の大罪』(2015年、ベスト新書)はやはり「産経的な東京裁判否定論」のようです。

*31:南京事件否定論者の一人。著書『「南京虐殺」の徹底検証』(1998年、展転社)、『1937南京攻略戦の真実』(2003年、小学館文庫)、『南京事件:国民党極秘文書から読み解く』(2006年、草思社)、『南京「百人斬り競争」の真実』(2007年、ワック)、『再現 南京戦』(2007年、草思社

*32:右翼活動家・竹田恒泰のこと。著書『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』(2011年、PHP新書)、『日本人の原点がわかる「国体」の授業』(2013年、PHP研究所)、『面白いけど笑えない中国の話』(2013年、ビジネス社)、『笑えるほどたちが悪い韓国の話』(2014年、ビジネス社)、『アメリカの戦争責任』(2015年、PHP新書)などウヨ著書多数。

*33:226事件に参加して栗原安秀らとともに首相官邸を襲撃したが、唯一死刑を免れた人物(無期禁固刑、1941年に仮出所)として知られる。戦後は大物右翼・田中清玄が社長を務める三幸建設に入社。また、処刑された蹶起将校たちの遺志を伝えるべく『生きている二・二六』(2009年、ちくま文庫)などの著書を出版した。

*34:226事件の実行犯の一人で死刑になった栗原安秀・陸軍歩兵中尉のこと。

*35:昭和天皇の弟。青年将校に考えが近いと言われ昭和天皇は「青年将校昭和天皇を廃位し、秩父宮天皇に擁立すること」を恐れていた。

*36:著書『陸軍省軍務局と日米開戦』(1989年、中公文庫)、『秩父宮昭和天皇弟宮の生涯』(2000年、中公文庫)、『日本解体:「真相箱」に見るアメリGHQの洗脳工作』(2004年、扶桑社文庫)、『東條英機天皇の時代』(2005年、ちくま文庫)、『五・一五事件』(2009年、中公文庫)など

*37:226事件の黒幕として死刑判決

*38:著書『北一輝』(1996年、ミネルヴァ21世紀ライブラリー)、『骨抜きにされた日本人:検閲、自虐、そして迎合の戦後史』(2002年、PHP研究所)、『なぜ日本人は謝り続けるのか』(2005年、致知出版社)、『北一輝』(2010年、ミネルヴァ日本評伝選)など。

*39:皇道派のボス。226事件で失脚。

*40:著書『評伝真崎甚三郎』(1999年、芙蓉書房出版)

*41:伊藤律なんて「スパイ説を事実としたところで」ゾルゲ事件の主役ではないんですけどね。

*42:最近の著書に『象徴天皇制の起源:アメリカの心理戦「日本計画」』(2005年、平凡社新書)、『日本の社会主義:原爆反対・原発推進の論理』(2013年、岩波現代全書)など

*43:2014年刊行

*44:たぶんそうではないでしょう。そもそも高世は「加藤氏がシンポ出席者です」なんて一言も書いてませんから。

*45:とはいえ、松本清張本の訂正がされた後にこういう題名の本出しても衝撃度は低いですが。

*46:著書『ゾルゲ事件:尾崎秀実の理想と挫折』(1983年、中公文庫)、『上海1930年』(1989年、岩波新書)、『歴史の中の地図:司馬遼太郎の世界』(1991年、文春文庫)、『近代文学の傷痕:旧植民地文学論』(1991年、岩波同時代ライブラリー)、『夢いまだ成らず:評伝・山中峯太郎』(1995年、中公文庫)、『大衆文学論』(2001年、講談社文芸文庫)、『生きているユダ:ゾルゲ事件・その戦後への証言』(2003年、角川文庫)など

*47:著書『偉大なる道(上)(下):朱徳の生涯とその時代』(岩波文庫)、『中国の歌ごえ(上)(下)』(ちくま文庫)など。

*48:ちなみにこの事件は一般には冤罪再審についての重要な判例、いわゆる『最高裁・白鳥決定』で有名です。なお、ウィキペ「白鳥事件」曰く『事件発生から4か月後、村上国治党札幌地区委員が逮捕され、村上の共犯として逮捕されたTが「1月3日頃に村上ら7人が集まり、白鳥警部殺害の謀議を為した」と供述するも、村上の逮捕後も犯行に用いられたとされるピストルは発見されず、事件発生2年前に幌見峠で射撃訓練した際のピストル銃弾のみが唯一の物証として裁判に提出された。唯一の物証であるピストル銃弾は2年前に発射された銃弾としてはほとんど腐食無く捏造の可能性が疑われ、村上は1965年(昭和40年)に再審請求して最高裁判所へ特別抗告するも1975年(昭和50年)に棄却されている(懲役20年の実刑を受けた村上は1969年11月14日、仮釈放)。なお、1994年11月3日午後10時ころ埼玉県大宮市(現さいたま市)の自宅が全焼し、村上は不幸にも焼死している。』

*49:米国ないし日本政府による共産党潰しの謀略であることが疑われる松川事件三鷹事件、下山国鉄総裁変死事件のこと。なお、日本警察の謀略であることが明らかな事件としては菅生事件がある。

*50:高世が赤旗まつりに行く時代があったんですねえ。驚きです。

*51:証拠不十分なら冤罪でしょう。「真犯人なら証拠不十分でも有罪判決下していい」つう話ではありません。もちろん村上氏が真犯人か無実か「神でない」小生は知りませんが。

*52:1953年、読売新聞社に入社。1958年、『週刊朝日』と『宝石』の共催コンクールで短編『銅婚式』が入選しデビュー。1959年に新聞社を退社。1964年、長編『華麗なる醜聞』で第18回日本推理作家協会賞受賞。長年のミステリ業界への貢献を理由に1997年、日本ミステリー文学大賞を、2009年に菊池寛賞を受賞。また1973年から6年間にわたり日本推理作家協会理事長を務めた。1973年より『小説推理』誌に「推理日記」を連載。ベテランの実作者による推理小説時評として、さまざまな反響や議論も呼びつつ執筆は39年に及んだ。2012年7月号(5月発売)掲載分をもって連載終了とすることが8月下旬にいたって発表された。実弟の丸山昇は中国文学者で東京大学名誉教授。兄弟ともに日本共産党支持者として知られる。「九条の会」傘下の「マスコミ九条の会」呼びかけ人を務めていた。2013年4月27日、肺炎のため川崎市の病院で死去。享年84歳(ウィキペ「佐野洋」参照)。

*53:著書『忘れられた思想家(上)(下):安藤昌益のこと』(岩波新書)など

*54:まあソ連スパイではないでしょうが

*55:ブーケリッチの息子さんの事

*56:高木徹、2005年、講談社文庫

*57:別に利用してるとは俺は思いませんがね。安倍の戦争法がなければ安田氏が身柄拘束されなかったとは言いませんが「安倍の右翼的政策」が事態を好転させてるのか悪化させてるのかと言えば悪化させてるでしょうね。

*58:一体いつそんなことを安田氏が伝えたんでしょうか?。つうか何、藤原君は「安田は殺されても仕方がないよ、そう言う危険がある商売を選んだんだから」とでも言いたいの?。それ人として鬼畜すぎだろ。

*59:なお、読むことをお勧めはしませんがこれ以降も藤原は勿論この運動に対してツイッターで悪口雑言しています。また「予想がつくでしょうが」高世や藤原の類友「常岡」もこの運動に対し藤原と同内容の悪口雑言をツイッターでしています。「俺はそうした悪口雑言それ自体に賛同できませんが」、それ以前に「安田救出の為に他にすることはないのか?」と思いますね。

*60:少なくともこういうケースで「友人が反対してる」なんてことはこの運動を否定する理由にはならないでしょう。

*61:蓮池氏除名については、除名直後のid:Bill_McCrearyさんエントリ『ほら、こうなった』(http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/d83297afded92662987e00e2b546d90d)を紹介しておきます。

*62:ただし小生は、あくまでも「家族会や巣くう会と比べたら」という話ですが。小生も蓮池氏の主張全てに賛同してるわけではありません。

*63:はてなでははてなユーザーの小生が「はてなユーザー・高世」の記事を自ブログでリンクを張ると「小生、または高世」がトラバ拒否設定にしない限り、トラックバックが自動的に設定されます。

*64:俺はそうは思いませんが

*65:川上泰徳氏の事

*66:著書『イラク零年:朝日新聞特派員の報告』(2005年、朝日新聞社)、『現地発エジプト革命:中東民主化のゆくえ』(2011年、岩波ブックレット)、『イスラムを生きる人びと:伝統と「革命」のあいだで』(2012年、岩波書店)、『中東の現場を歩く:激動20年の取材のディテール』(2015年、合同出版)