今日の産経ニュース(6/11分)(追記・訂正あり)

■【2016参院選民進、香川で推薦、支持見送り自主投票に 共産支援に反対根強く
http://www.sankei.com/politics/news/160611/plt1606110027-n1.html
 候補を出さなかっただけマシでしょうがなんでこう無駄に反共なんでしょうか。
 そういう贅沢が言える状況でもないでしょうに。それとも「別に自民当選でもいい」つうのが民進党なのか。


■【お金は知っている】米中摩擦にダマされてはいけない トランプ氏もヒラリー氏も実利主義者だ(産経新聞特別記者・田村秀男*1
http://www.sankei.com/premium/news/160611/prm1606110019-n1.html
 まあバカバカしいですね。。この世に実利を考えない人間などいません。そもそも米中摩擦だって「実利の対立」が原因でしょう。また、トランプやヒラリーに限らず産経の希望するような反中国政策をとる政治家などまともな政治家では米国にいるわけがない。もちろんサンダースにしたってそんな非常識ではないでしょう。つうか日本の安倍ですら産経が期待するほど反中国ではない。


■【危ない二人(1)】高須克弥×赤尾由美 赤尾敏*2が存命ならば「トランプ大統領」をどう見ただろうか?
http://www.sankei.com/premium/news/160611/prm1606110017-n1.html

克弥
 (ボーガス注:安保闘争を見て)僕は「このままでは、日本はソ連か中国みたいになるだろう」と、16歳ながら危機感を抱いてました。

 事実ならおよそまともな高校生じゃないですね。「安保反対(外国軍基地は日本にいらない)」は必ずしも親ソ連、親中国ではないですが。こんなんと「事実上の夫婦関係」にあるらしいマンガ家サイバラ某はどういう脳みそしてるんですかね?


■【日本共産党研究】「侵略戦争に唯一反対した党」という自画自賛は本当なのか? 彼らに与えられた恐るべき「任務」とは
http://www.sankei.com/premium/news/160611/prm1606110014-n1.html
 本当なのかも何も「そんな事言ったって国会に議席もなかったし、特高の弾圧で壊滅状態になって戦争止められなかったんじゃん」つう批判ならともかく「反対しなかった」なんて言う人はまともな人間ではいないでしょう。「戦前から存在した主要政党としては唯一、戦争反対」というのも「自民党社会党の前身政党(立憲政友会や立憲民政党社会大衆党)は所属議員個人はともかく、党としては反対しないどころか大政翼賛会に参加した」つう意味でこれまた嘘ではありません。
 「もしかして太平洋戦争開戦・ゾル陰謀論?」と思いながら読んでみます。
 結論だけ言えば「日本共産党が中国侵略に反対したのは毛沢東を支援するためだった、それがコミンテルン日本支部だった当時の日本共産党コミンテルンから与えられた『恐るべき任務(産経記事タイトル参照)』だった。日本共産党国益を考えて反対したんじゃない」という意味不明な非難です。「いや動機はともかくつまり戦争には反対したことは産経も認めるんだろ」「つうかその理屈だと君らウヨは、例の毛沢東の発言『日本軍のおかげで蒋介石に勝てた』(http://www.geocities.jp/yu77799/nicchuusensou/moutakutou.html参照、勿論ジョーク)をあげつらうことは今後やめるの?」「結果的にはむしろ中国侵略って毛沢東がジョーク飛ばしたように蒋介石共産党攻撃を挫折させて毛沢東を有利にしたと思うけど?」としかいいようがない。

参考
赤旗
■戦時下の抵抗・反戦運動とは?
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-08-09/2008080912_01faq_0.html
日本共産党反戦平和を貫けたのは?
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-02-28/20090228faq12_01_0.html

*1:最近の著書に『消費増税の黒いシナリオ:デフレ脱却はなぜ挫折するのか』(2014年、幻冬舎ルネッサンス新書)、『人民元の正体:中国主導「アジアインフラ投資銀行の行末」』(2015年、マガジンランド)、『中国経済はどこまで死んだか:中国バブル崩壊後の真実』(共著、2016年、産経新聞出版)など

*2:右翼活動家(大日本愛国党総裁)